トッカンvs勤労商工会
2011年11月29日 読書
高殿円著。
トッカン(特別国税徴収官)シリーズ第二巻。今回も結構一気読みしてしまった。
働く女たちのホンネがズバズバ胸に迫ります(笑)
鬼の(でも大事な)上司・鏡が、担当の滞納者を恫喝して自殺に追い込んだとして、遺族(+勤労商工会の弁護士)に訴えられかけて…しかし、ぐー子自身もややこしい案件にかかっていてなかなか動けない。なぜだかろくに自衛の姿勢を見せない鏡だが…
ハスキー上司VSチワワ弁護士の対決の行方は?
チワワ弁護士、ヤな奴なのだがなぜか時々ぐー子にヒントをくれる。かなりひねくれているが今のチワワになるまでにはそれなりのトラウマもあるような。とはいえヒロイン・ぐー子がキレて彼に投げつける言葉は、…●●●に投げつけたいとか思う私はどーかしてますでしょうかね。
うっとこよりもっとビターでハードな公務員ヒロイン、がんばってほしいです。どうもまだまだ続きそうなヒキあり。
そして、最後でいきなり満池谷なんて地名が出てきて仰天。
まんちだに!私は西宮生まれなので、桜といえば夙川&満池谷だ。
まんちだに、と聞くだけで頭の中に桜満開になった。驚いた。高殿さん西宮に縁のある方だったんでしょーか。ラノベからそこそこ読んでいるんだけど気づかなかったなあ。
トッカン(特別国税徴収官)シリーズ第二巻。今回も結構一気読みしてしまった。
働く女たちのホンネがズバズバ胸に迫ります(笑)
鬼の(でも大事な)上司・鏡が、担当の滞納者を恫喝して自殺に追い込んだとして、遺族(+勤労商工会の弁護士)に訴えられかけて…しかし、ぐー子自身もややこしい案件にかかっていてなかなか動けない。なぜだかろくに自衛の姿勢を見せない鏡だが…
ハスキー上司VSチワワ弁護士の対決の行方は?
チワワ弁護士、ヤな奴なのだがなぜか時々ぐー子にヒントをくれる。かなりひねくれているが今のチワワになるまでにはそれなりのトラウマもあるような。とはいえヒロイン・ぐー子がキレて彼に投げつける言葉は、…●●●に投げつけたいとか思う私はどーかしてますでしょうかね。
うっとこよりもっとビターでハードな公務員ヒロイン、がんばってほしいです。どうもまだまだ続きそうなヒキあり。
そして、最後でいきなり満池谷なんて地名が出てきて仰天。
まんちだに!私は西宮生まれなので、桜といえば夙川&満池谷だ。
まんちだに、と聞くだけで頭の中に桜満開になった。驚いた。高殿さん西宮に縁のある方だったんでしょーか。ラノベからそこそこ読んでいるんだけど気づかなかったなあ。
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魔女のサマーキャンプ (創元推理文庫)
2011年11月26日 読書
サラ・ムリノフスキ著。
マジカルハイスクールライフ、第三弾。
前作ラストで、妹だけでなく自分にも魔力が眠っていたと気づいたレイチェル。
嬉しくて、初心者なため暴走しがちなその魔力を、ついつい使っちゃ墓穴を掘る毎日(笑)
今回は初めてのサマーキャンプ参加で(しかも大好きなラフも参加している。二人の仲を修復するチャンス!)、ワクワクるんるんハイテンションなヒロインは、社交ベタな妹ミリから眼を離しているすきに、ミリともラフともたいへんなことに。思いがけない大ピンチの裏側には意外な事実が…
元気なジコチューヒロイン(笑)、相変わらずの困ったチャンですがにくめない。基本はいい子なので、いざとなれば我欲を捨てて大きな決断もする。終盤のぐいぐい引き込むカタストロフの勢いは凄い。真面目でえらく社会派理想家肌で(キャンプ行くよりホームレス救済計画を練りたいらしい)、姉とどっちが大人?なミリにも、コンプレックスがあったのは意外でもあり納得でもあり。そして、一連の事件の背後には、淋しい少女たちの思いが。
反省とともに事態の解決に貢献もするヒロイン、今回の名言(ついついミリを放っていた言い訳)は「でも、わたしはティーン・エイジャーだよ!ティーンっていうのは、自分の事で頭がいっぱいなものじゃん!」
…ごもっともです。ごもっともすぎて笑える。まだ14~15才なんだもんね。
実際、家族に対してのほうが、ニンゲン容赦がなくなるもんです、愛情があってさえ。
すごくわかるよ(笑)
とはいえ、レイチェルの反省と、家族愛の再確認は、まったく真摯なもの。
読後感のさわやかさは、このシリーズの魅力です。続き、あるのかな?
マジカルハイスクールライフ、第三弾。
前作ラストで、妹だけでなく自分にも魔力が眠っていたと気づいたレイチェル。
嬉しくて、初心者なため暴走しがちなその魔力を、ついつい使っちゃ墓穴を掘る毎日(笑)
今回は初めてのサマーキャンプ参加で(しかも大好きなラフも参加している。二人の仲を修復するチャンス!)、ワクワクるんるんハイテンションなヒロインは、社交ベタな妹ミリから眼を離しているすきに、ミリともラフともたいへんなことに。思いがけない大ピンチの裏側には意外な事実が…
元気なジコチューヒロイン(笑)、相変わらずの困ったチャンですがにくめない。基本はいい子なので、いざとなれば我欲を捨てて大きな決断もする。終盤のぐいぐい引き込むカタストロフの勢いは凄い。真面目でえらく社会派理想家肌で(キャンプ行くよりホームレス救済計画を練りたいらしい)、姉とどっちが大人?なミリにも、コンプレックスがあったのは意外でもあり納得でもあり。そして、一連の事件の背後には、淋しい少女たちの思いが。
反省とともに事態の解決に貢献もするヒロイン、今回の名言(ついついミリを放っていた言い訳)は「でも、わたしはティーン・エイジャーだよ!ティーンっていうのは、自分の事で頭がいっぱいなものじゃん!」
…ごもっともです。ごもっともすぎて笑える。まだ14~15才なんだもんね。
実際、家族に対してのほうが、ニンゲン容赦がなくなるもんです、愛情があってさえ。
すごくわかるよ(笑)
とはいえ、レイチェルの反省と、家族愛の再確認は、まったく真摯なもの。
読後感のさわやかさは、このシリーズの魅力です。続き、あるのかな?
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棺姫のチャイカII (富士見ファンタジア文庫)
2011年11月25日 読書
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長嶋有著。
エッセイ集なせいか、ちょっとブルボン入ってる。笑いをとりにいってる。
「長嶋くん!?」は良かった。萌えのニッチというか…
しかし、少年マガジンの「だぶるじぇい」は長嶋さん読んでないかな。溶接工マスク着用少女が準レギュラーで出てきたんだけど。理想じゃん(爆)
「ごはんができたよ」には、裏共感というか。
ごはんができたよ、と呼ばれてすっとんでいくと、まだちゃんとよそれていない、それどころか配膳の手伝いをさせられるとの苦情ネタ。うんうん、せっかくすっとんでいったのにね。
ウチとはまさに正反対だなあ。呼んでもなかなか来ない家族にキレ気味の毎日である。
仕事から帰ってからえっちらおっちら作ってるのに(だから遅くなりがち)。遅く食べたら美容と健康に悪いのに。
だいたい、愛妻の手(ヌキ)料理をいそいそと食べないなんて許せん。手抜いてない時は特に。
いつもなかなか来ないから、私もまだ全部よそらないうちに呼ぶんだけど、珍しくすぐ来たら来たで、少しでも早く食せるよう配膳を手伝うどころか、洗濯物を干しにいったりする(しかも完全によそい終えても戻ってこない)。なぜ洗濯物!?そして「自分は働いてます」な顔をするのだ。
…とっとと食べろ!!!!!
エッセイ集なせいか、ちょっとブルボン入ってる。笑いをとりにいってる。
「長嶋くん!?」は良かった。萌えのニッチというか…
しかし、少年マガジンの「だぶるじぇい」は長嶋さん読んでないかな。溶接工マスク着用少女が準レギュラーで出てきたんだけど。理想じゃん(爆)
「ごはんができたよ」には、裏共感というか。
ごはんができたよ、と呼ばれてすっとんでいくと、まだちゃんとよそれていない、それどころか配膳の手伝いをさせられるとの苦情ネタ。うんうん、せっかくすっとんでいったのにね。
ウチとはまさに正反対だなあ。呼んでもなかなか来ない家族にキレ気味の毎日である。
仕事から帰ってからえっちらおっちら作ってるのに(だから遅くなりがち)。遅く食べたら美容と健康に悪いのに。
だいたい、愛妻の手(ヌキ)料理をいそいそと食べないなんて許せん。手抜いてない時は特に。
いつもなかなか来ないから、私もまだ全部よそらないうちに呼ぶんだけど、珍しくすぐ来たら来たで、少しでも早く食せるよう配膳を手伝うどころか、洗濯物を干しにいったりする(しかも完全によそい終えても戻ってこない)。なぜ洗濯物!?そして「自分は働いてます」な顔をするのだ。
…とっとと食べろ!!!!!
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カエサル!〈上〉 (扶桑社セレクト)
2011年11月19日 読書
マックス・ガロ著。
なんか、ギラギラしたカエサルで好きじゃないなー。
(エロなのはまあいいとして。女好きは定説。この作品だと男女好きだが…)
戦闘シーンとか、盛り上げてもいいとこ、ほっといても盛り上がりそうなとこがバサバサ場面転換しちゃってそんなに面白くないし。
塩野さんのと比べるほうがアレかもしれないけど…下巻は読めそうもない。ばい。
なんか、ギラギラしたカエサルで好きじゃないなー。
(エロなのはまあいいとして。女好きは定説。この作品だと男女好きだが…)
戦闘シーンとか、盛り上げてもいいとこ、ほっといても盛り上がりそうなとこがバサバサ場面転換しちゃってそんなに面白くないし。
塩野さんのと比べるほうがアレかもしれないけど…下巻は読めそうもない。ばい。
フルメタル・パニック! アナザー1 (富士見ファンタジア文庫)
2011年11月14日 読書
大黒 尚人著。
本来のフルメタ作者賀東招二氏は監修ってことで、フルメタ十年後のスピンオフ。イラストも本家と同じなので、つい手を出す人はいくらでもいるだろう。私のように。
主人公はごく普通の高校生・タツヤ。内戦地帯で傭兵育ちだった本家主人公とは違い、軍用機であるAS(アームスレイブ)にさわったことなどない。ただし、ASの非戦闘版・PS(パワースレイブ、建築土木現場などで働かせる)を扱う貧乏会社の息子なので、PSにはやたら慣れてるのがASのすぐ近くにいるって設定。平和な世界で、世界の正規軍相手にASがらみの研修・訓練を請け負う会社DOMS(社長があのメリッサ・マオ!)に、ひょんなことからスカウトされてテストを受けることに…
まーね、斬新なキャラ設定、それに伴うパワフルなギャグ三昧、重厚なアクション描写と作り込んだ世界観…フルメタが最初っから凄かったのを思うと、「平和」が来ちゃった世界でのスピンオフが、「フツー」な仕上がりでも仕方はないと思う。
キャラやギャグはやはり薄味なので(主人公がフツーなのはまあいいとして、ヒロイン陣があまり面白くない。妹はなんかヘンだが、ギクシャクしたヘンさなので要改善)、今後に期待としかいいようがないですね。アクション場面での筆はまずまず(初戦はいいけど、カルロス戦はあとひとひねり欲しいところ。逆転がいきなりすぎ)。世界観については本当に一作目ではわかんないので…
でももう来月に二作目発売が決まってるみたい…(^^;)
それにつけても今日も眠い。
朝起きてムスコの弁当作ったり流しかたづけたり洗濯したりネットサーフしたりのあと、お昼寝したら6時間近くぶっとおしで爆睡していた。こんな長時間眼が覚めなかったのは久しぶりだ。
昨日のことだけでなく、土曜まで、ここ一週間ほどのシゴトの濃さもハンパなかったからなあ。
ああ、まだ眠い…なんで明日は休みじゃないんだろう(爆)
本来のフルメタ作者賀東招二氏は監修ってことで、フルメタ十年後のスピンオフ。イラストも本家と同じなので、つい手を出す人はいくらでもいるだろう。私のように。
主人公はごく普通の高校生・タツヤ。内戦地帯で傭兵育ちだった本家主人公とは違い、軍用機であるAS(アームスレイブ)にさわったことなどない。ただし、ASの非戦闘版・PS(パワースレイブ、建築土木現場などで働かせる)を扱う貧乏会社の息子なので、PSにはやたら慣れてるのがASのすぐ近くにいるって設定。平和な世界で、世界の正規軍相手にASがらみの研修・訓練を請け負う会社DOMS(社長があのメリッサ・マオ!)に、ひょんなことからスカウトされてテストを受けることに…
まーね、斬新なキャラ設定、それに伴うパワフルなギャグ三昧、重厚なアクション描写と作り込んだ世界観…フルメタが最初っから凄かったのを思うと、「平和」が来ちゃった世界でのスピンオフが、「フツー」な仕上がりでも仕方はないと思う。
キャラやギャグはやはり薄味なので(主人公がフツーなのはまあいいとして、ヒロイン陣があまり面白くない。妹はなんかヘンだが、ギクシャクしたヘンさなので要改善)、今後に期待としかいいようがないですね。アクション場面での筆はまずまず(初戦はいいけど、カルロス戦はあとひとひねり欲しいところ。逆転がいきなりすぎ)。世界観については本当に一作目ではわかんないので…
でももう来月に二作目発売が決まってるみたい…(^^;)
それにつけても今日も眠い。
朝起きてムスコの弁当作ったり流しかたづけたり洗濯したりネットサーフしたりのあと、お昼寝したら6時間近くぶっとおしで爆睡していた。こんな長時間眼が覚めなかったのは久しぶりだ。
昨日のことだけでなく、土曜まで、ここ一週間ほどのシゴトの濃さもハンパなかったからなあ。
ああ、まだ眠い…なんで明日は休みじゃないんだろう(爆)
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近藤史恵著。
「サクリファイス」「エデン」につらなる自転車ロードレースシリーズ第3弾。
長編だと思ったら短編集だったよー。
先の2作の主人公、チカくんの…と思ったら、あんまり覚えていない「サクリファイス」の彼以外の登場人物たちの話が色々入ってた。
意外なくらい?面白かったけど(引きこまれて一気読み)、結構忘れてしまっていたから、もっかい「サクリファイス」を読むしかないか(爆)
しかしほんとにロードレースって、団体競技にしてもあまりにも特殊なチームプレイをやるスポーツなんだなあ。
そこがまた他のスポーツにない人間関係やら思いやらを生むわけで。ほんと、そろそろチカくんに幸せと勝利を恵んであげてね作者さま(^^;)
「サクリファイス」「エデン」につらなる自転車ロードレースシリーズ第3弾。
長編だと思ったら短編集だったよー。
先の2作の主人公、チカくんの…と思ったら、あんまり覚えていない「サクリファイス」の彼以外の登場人物たちの話が色々入ってた。
意外なくらい?面白かったけど(引きこまれて一気読み)、結構忘れてしまっていたから、もっかい「サクリファイス」を読むしかないか(爆)
しかしほんとにロードレースって、団体競技にしてもあまりにも特殊なチームプレイをやるスポーツなんだなあ。
そこがまた他のスポーツにない人間関係やら思いやらを生むわけで。ほんと、そろそろチカくんに幸せと勝利を恵んであげてね作者さま(^^;)
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ローマ人の物語 (6) ― 勝者の混迷(上) (新潮文庫)
2011年11月3日 読書 コメント (4)
またまたローマ人の物語に戻ってきました。ポエニ戦争も終わって、グラックス兄弟の改革(の苦労というか頓挫というのか?)がこの巻のメイン。もう少ししたらカエサルの時代。それだけローマは自身の変化に内部からゆさぶられているところなわけですな。
なるほどなるほど。
変化といえば、この一週間で二人から「痩せました?」と聞かれた。
ふっふっふっふっふっ…♪
だが、油断してはいけない。ここが正念場だぜいッ!発表会までは根性で頑張るんだーー!
(とはいえそんなにすごい努力はしていない。ポテチを絶ち、水をなるべくいっぱい飲んでるくらいである。晩九時以降にお菓子はたべない…ように…したいと思っているが時々誘惑に負けてる、程度のヘタレダイエッターなのに。ポテチおそるべし!)
なるほどなるほど。
変化といえば、この一週間で二人から「痩せました?」と聞かれた。
ふっふっふっふっふっ…♪
だが、油断してはいけない。ここが正念場だぜいッ!発表会までは根性で頑張るんだーー!
(とはいえそんなにすごい努力はしていない。ポテチを絶ち、水をなるべくいっぱい飲んでるくらいである。晩九時以降にお菓子はたべない…ように…したいと思っているが時々誘惑に負けてる、程度のヘタレダイエッターなのに。ポテチおそるべし!)
ドーバーの白い崖の彼方に (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション ボ 1-1 )
2011年11月1日 読書
ジョアンナ・ボーン著。
ヒストリカルロマンスだけど、ナポレオン戦争のさなか、フランスのスパイ(若い娘)と英国のスパイマスター(男)のあぶなっかしい恋物語。
いきなり地下牢から始まるサスペンスフルな展開。ヒロインは英国侵攻計画書を手にしたことなどからフランス秘密警察のルブラン(どうもフランスに対しても誠実なのかどうなのか怪しい様子…)にも狙われているため、信用できる人間のいるロンドンを目指す、というなんだか錯綜した筋立てです。
最初からこんなにメロメロでいいんかい、と思いつつ、互いに逃げよう、捕まえよう、と秘術をつくしつつ、さまざまな危機をのりこえてゆく二人のストーリーにはつい目が離せなく(笑)
せっかくのナポレオン戦争時という時代背景はそんなに濃くないのはちょっと惜しいかな。
<追記>
中盤くらいから、ちょっとだらだらしてきたな。私はロマンス小説は嫌いじゃないけどエロティック描写にはあまりキョーミがないんだよね(笑)
ヒストリカルロマンスだけど、ナポレオン戦争のさなか、フランスのスパイ(若い娘)と英国のスパイマスター(男)のあぶなっかしい恋物語。
いきなり地下牢から始まるサスペンスフルな展開。ヒロインは英国侵攻計画書を手にしたことなどからフランス秘密警察のルブラン(どうもフランスに対しても誠実なのかどうなのか怪しい様子…)にも狙われているため、信用できる人間のいるロンドンを目指す、というなんだか錯綜した筋立てです。
最初からこんなにメロメロでいいんかい、と思いつつ、互いに逃げよう、捕まえよう、と秘術をつくしつつ、さまざまな危機をのりこえてゆく二人のストーリーにはつい目が離せなく(笑)
せっかくのナポレオン戦争時という時代背景はそんなに濃くないのはちょっと惜しいかな。
<追記>
中盤くらいから、ちょっとだらだらしてきたな。私はロマンス小説は嫌いじゃないけどエロティック描写にはあまりキョーミがないんだよね(笑)
幡大介著、大富豪同心シリーズ第七弾。
6巻から直接続くのかと思ったけど内容的には断絶してた。メインの敵が同じなだけで。
未曾有の大水害のため江戸の住民が飢えにさいなまれる中、卯之吉を付け狙う女賊・お峰の陰謀は、江戸中を震撼させる「打ちこわし」へと発展する。しかもその標的は、卯之吉の祖父の店・三国屋である。
まさにシリーズ最大の危機!
もっと凄い傑作にもなりえるのかもしれないのだが、主人公本人にやる気もあまりないしで、ハラハラさせながらもどこかまったり。まあそれでも、意外な所で太平楽だったり、まさかの鋭さを見せたりと、卯之吉の動きの読めなさかげんで一気に読まされてしまった。
それにつけても美鈴さん、なかなか道は険しいなあ…(^^;)
こんなに尽くしているのにね。
************************************************
ああ、10月が終わる…
ほんとはあと一日あるけど、明日はお休み、休館日だからなぁ。
いろいろ残しちゃったけど、とりあえず、今日のひとり出張お話会、無事にすんで良かった。
なんとか雨にも降られずにすんだし…(雨の中を高価で重たい大型絵本を運ぶのは、あまりにも辛い)。
6巻から直接続くのかと思ったけど内容的には断絶してた。メインの敵が同じなだけで。
未曾有の大水害のため江戸の住民が飢えにさいなまれる中、卯之吉を付け狙う女賊・お峰の陰謀は、江戸中を震撼させる「打ちこわし」へと発展する。しかもその標的は、卯之吉の祖父の店・三国屋である。
まさにシリーズ最大の危機!
もっと凄い傑作にもなりえるのかもしれないのだが、主人公本人にやる気もあまりないしで、ハラハラさせながらもどこかまったり。まあそれでも、意外な所で太平楽だったり、まさかの鋭さを見せたりと、卯之吉の動きの読めなさかげんで一気に読まされてしまった。
それにつけても美鈴さん、なかなか道は険しいなあ…(^^;)
こんなに尽くしているのにね。
************************************************
ああ、10月が終わる…
ほんとはあと一日あるけど、明日はお休み、休館日だからなぁ。
いろいろ残しちゃったけど、とりあえず、今日のひとり出張お話会、無事にすんで良かった。
なんとか雨にも降られずにすんだし…(雨の中を高価で重たい大型絵本を運ぶのは、あまりにも辛い)。
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お化け大名-大富豪同心(6) (双葉文庫)
2011年10月25日 読書
幡 大介著。
シリーズ六作目、ついにこれ一冊では終わらない前後篇・二冊で一話ということに。
…うーんこれも、メジャーになったあかしかな。
山陰の小大名の地元で、妙な幽霊・悪霊騒ぎがおこって、だいぶ名があがっちゃった卯之吉が呼ばれることに。今回の冒頭でもわかるように、卯之吉、名探偵の素質はあるんだよね。やる気があんまりないだけでね。お金はムダにあるんだが。しょせん、クラスは『遊び人』(笑)
なんか吉原探偵団、になってきてるのも笑える。
シリーズ六作目、ついにこれ一冊では終わらない前後篇・二冊で一話ということに。
…うーんこれも、メジャーになったあかしかな。
山陰の小大名の地元で、妙な幽霊・悪霊騒ぎがおこって、だいぶ名があがっちゃった卯之吉が呼ばれることに。今回の冒頭でもわかるように、卯之吉、名探偵の素質はあるんだよね。やる気があんまりないだけでね。お金はムダにあるんだが。しょせん、クラスは『遊び人』(笑)
なんか吉原探偵団、になってきてるのも笑える。
お呼びだ、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション)
2011年10月20日 読書
疲れたココロにウッドハウス。
なぜかバーティと一時的別行動の天才従僕ジーヴズ。どーゆー気の迷いか、ご主人様は職業訓練学校へいってみてるらしいです。
どっこいどっこいに軽い某伯爵に貸しだされ?て、恋とギャンブルと金勘定の迷路を、ジーヴズは現ご主人様(通称ビル)を導き無事にすりぬけさせることはできるのか?
ビル君、ルックスはバーティより上かもしれない描写がありますが、負けじとばかりに相当深くて濃いスープにつかっていらっしゃいます(笑)でも、なんとなくジーヴズの策謀がいつもより大味なような気も?やっぱバーティの方がいいのねふむふむ。
バーティがいないので珍しく三人称世界で動き回るジーヴズがレア。
でもまあ、ジーヴズもの以外だと、三人称の話もいっぱい書いてるしなぁP.G.ウッドハウス…
今日またひとつ、オシゴトをクリアした私ですが、私の足元にも、まだまだ大量のスープ皿…
現代日本の労働形態にはそぐわないけど、ジーヴズのような頼もしき相談役が、欲しいよ(涙)
なぜかバーティと一時的別行動の天才従僕ジーヴズ。どーゆー気の迷いか、ご主人様は職業訓練学校へいってみてるらしいです。
どっこいどっこいに軽い某伯爵に貸しだされ?て、恋とギャンブルと金勘定の迷路を、ジーヴズは現ご主人様(通称ビル)を導き無事にすりぬけさせることはできるのか?
ビル君、ルックスはバーティより上かもしれない描写がありますが、負けじとばかりに相当深くて濃いスープにつかっていらっしゃいます(笑)でも、なんとなくジーヴズの策謀がいつもより大味なような気も?やっぱバーティの方がいいのねふむふむ。
バーティがいないので珍しく三人称世界で動き回るジーヴズがレア。
でもまあ、ジーヴズもの以外だと、三人称の話もいっぱい書いてるしなぁP.G.ウッドハウス…
今日またひとつ、オシゴトをクリアした私ですが、私の足元にも、まだまだ大量のスープ皿…
現代日本の労働形態にはそぐわないけど、ジーヴズのような頼もしき相談役が、欲しいよ(涙)
川田弥一郎著。
たしか医学ミステリをよく書いてた著者なのだが、なぜか古代ローマものを書いているのに今頃気づいたので手にとってみた(実はこの著者初読み)。時代はポンペイウスが海賊退治に成功したすぐあとくらい。執政官のピソってたぶん実在のピソだよな、若いカエサルも出てくるんだろーか、ププリウスってまさかあのカエサルの奥さんとなんかあった(ある予定の)ププリウスだろーか(でもよくある名前なんだろうし)、とか、すこしかすんできた「ローマ人の物語」の記憶を思い出しつつつらつら読み進む。
古代ローマの生活説明は、密偵ファルコみたいに鮮やかな自然さはなくてちょっとぎくしゃくしたり説明くさかったりしているが、まあその意気やよし、と、思ってあげるべきなんだろうか。
<追記>
後半は暗号解読とかあって、それなりに、地味に面白かった。
ラストはなるほどなー、こう来たか(こう来たかったのか)、とニヤリ。古代ローマ好きは読んでみてもいいと思う。絶版になってるちょっと古い作品(1995年刊)だが、物語の舞台はもっと古いしね(笑)
しばらく会ってなかった親友の死の謎を探る、主人公である青年貴族が、必ずしも人好きのする人物でないのは残念だが(人間観察というか診断が結構一面的)、ただ、最終的にはそれもある意味納得の造型ではある…
ただ、オチに付随するひとネタは余計なのでは。年齢的にそれはちょっと苦しいんじゃないか?(ネタバレにつき詳細は自粛するが)
たしか医学ミステリをよく書いてた著者なのだが、なぜか古代ローマものを書いているのに今頃気づいたので手にとってみた(実はこの著者初読み)。時代はポンペイウスが海賊退治に成功したすぐあとくらい。執政官のピソってたぶん実在のピソだよな、若いカエサルも出てくるんだろーか、ププリウスってまさかあのカエサルの奥さんとなんかあった(ある予定の)ププリウスだろーか(でもよくある名前なんだろうし)、とか、すこしかすんできた「ローマ人の物語」の記憶を思い出しつつつらつら読み進む。
古代ローマの生活説明は、密偵ファルコみたいに鮮やかな自然さはなくてちょっとぎくしゃくしたり説明くさかったりしているが、まあその意気やよし、と、思ってあげるべきなんだろうか。
<追記>
後半は暗号解読とかあって、それなりに、地味に面白かった。
ラストはなるほどなー、こう来たか(こう来たかったのか)、とニヤリ。古代ローマ好きは読んでみてもいいと思う。絶版になってるちょっと古い作品(1995年刊)だが、物語の舞台はもっと古いしね(笑)
しばらく会ってなかった親友の死の謎を探る、主人公である青年貴族が、必ずしも人好きのする人物でないのは残念だが(人間観察というか診断が結構一面的)、ただ、最終的にはそれもある意味納得の造型ではある…
ただ、オチに付随するひとネタは余計なのでは。年齢的にそれはちょっと苦しいんじゃないか?(ネタバレにつき詳細は自粛するが)
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首(おびと)の姫と首なし騎士 (角川ビーンズ文庫)
2011年10月15日 読書
睦月 けい著。
本ばかり読んでいる内気で地味で出不精な国王の第四子(末っ子)シャーロット姫は、ある日突然、戦場での恐るべき活躍(苛烈凄惨の一語らしい)から「首なし騎士」と呼ばれるコワイコワイ美青年アルベルトに「主と仰ぐに値するか確かめたい」とつきまとわれるようになって大混乱。彼の狙いはいったい?
妙に理屈っぽくて後ろ向けで、でも時々ぼそっと毒舌吐いたりクソ度胸を発揮したりのヒロインはなかなか面白い。
デビュー作らしくギクシャクしたところも多いが、登場人物たちの描き方に意外と奥行き?があるのがよかった。ちょっと見とは違った色々な顔が、後から次第に見えてくる。特に主人公はいろいろあって無意識にかなり自分自身を押し込めてしまっているので、少しずつ少しずつ、過去の真相がほどけていく経過で読ませる。気弱なのか大胆なのかわからない主人公と、無愛想な騎士のやりとりもこのテのキラキラしい絵のついた女の子向けラノベには珍しいオフビートな可笑しさがある。あとは日本語がもう少し自然になるといいな。「国王陛下」でなく「国王様」なんていうのもビミョーに気になるしね。
たぶん続編も出るだろう。今後の成長がちょっと楽しみな作者だ。
本ばかり読んでいる内気で地味で出不精な国王の第四子(末っ子)シャーロット姫は、ある日突然、戦場での恐るべき活躍(苛烈凄惨の一語らしい)から「首なし騎士」と呼ばれるコワイコワイ美青年アルベルトに「主と仰ぐに値するか確かめたい」とつきまとわれるようになって大混乱。彼の狙いはいったい?
妙に理屈っぽくて後ろ向けで、でも時々ぼそっと毒舌吐いたりクソ度胸を発揮したりのヒロインはなかなか面白い。
デビュー作らしくギクシャクしたところも多いが、登場人物たちの描き方に意外と奥行き?があるのがよかった。ちょっと見とは違った色々な顔が、後から次第に見えてくる。特に主人公はいろいろあって無意識にかなり自分自身を押し込めてしまっているので、少しずつ少しずつ、過去の真相がほどけていく経過で読ませる。気弱なのか大胆なのかわからない主人公と、無愛想な騎士のやりとりもこのテのキラキラしい絵のついた女の子向けラノベには珍しいオフビートな可笑しさがある。あとは日本語がもう少し自然になるといいな。「国王陛下」でなく「国王様」なんていうのもビミョーに気になるしね。
たぶん続編も出るだろう。今後の成長がちょっと楽しみな作者だ。
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常岡さん、人質になる。
2011年10月13日 読書
岡本まーこ、常岡浩介著。
エッセイマンガは大流行りだが、テーマが珍しいので手に取ってみた。
アフガンで取材中に誘拐されて人質になった戦場ジャーナリスト、常岡さん。その同居人(とはいえ複数人でルームシェアのうちの一人なので、ツレとかそんなんではない(笑))な著者の眼でワンクッション置き、軽いタッチでまとめたもの。あっと言う間に読めた。
軽すぎるような気もしないでもないが、このくらい軽くしないとなかなか読めないのも実情(私自身はそう)。
常岡さんの思いは、うんとかみくだいて、でもしっかりと述べられているし、「はるか遠くと思っても、確実に『戦争』とは地続きなんだ」という現代を、ちょっと考え直せる一冊だと思う。
エッセイマンガは大流行りだが、テーマが珍しいので手に取ってみた。
アフガンで取材中に誘拐されて人質になった戦場ジャーナリスト、常岡さん。その同居人(とはいえ複数人でルームシェアのうちの一人なので、ツレとかそんなんではない(笑))な著者の眼でワンクッション置き、軽いタッチでまとめたもの。あっと言う間に読めた。
軽すぎるような気もしないでもないが、このくらい軽くしないとなかなか読めないのも実情(私自身はそう)。
常岡さんの思いは、うんとかみくだいて、でもしっかりと述べられているし、「はるか遠くと思っても、確実に『戦争』とは地続きなんだ」という現代を、ちょっと考え直せる一冊だと思う。
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プリンセスハーツ 〜これが最後の恋の巻〜 (ルルル文庫)
2011年10月11日 読書
高殿円著。
これだけの巻数を重ねてようやく、主人公一家の出自がわかりかけてきましたし。
ヒクソスとヴィスタンシアに別れて奮闘するルシードとジルのそれぞれの顛末に過去の判明とたいへんに盛りだくさん。数巻前からその真価があらわになってきた武のルシードだけでなく、悪魔的に頭が切れると言われつつ男女関係にトーヘンボクで数々の笑いを呼んできたジルの方も、久々に?八方謀略がハマりまくって爽快な一冊でした。
反射的にもう一度読み返してしまった。
あー早く続きが読みたいな~。
もう出版はされているので、予約の順番を待つだけなんだけど。たぶん今月か来月には来るのでは。楽しみ楽しみ♪
しょっぱなからヴィスタンシアの王様と国情がわかったのもよかった♪(著者いわくグランドロマン)
ただ、あのような少年時代から、どやってハクランが王国を真に自分のものとしたのかの外伝が欲しいね。ぜひ欲しい。うんうん。
これだけの巻数を重ねてようやく、主人公一家の出自がわかりかけてきましたし。
ヒクソスとヴィスタンシアに別れて奮闘するルシードとジルのそれぞれの顛末に過去の判明とたいへんに盛りだくさん。数巻前からその真価があらわになってきた武のルシードだけでなく、悪魔的に頭が切れると言われつつ男女関係にトーヘンボクで数々の笑いを呼んできたジルの方も、久々に?八方謀略がハマりまくって爽快な一冊でした。
反射的にもう一度読み返してしまった。
あー早く続きが読みたいな~。
もう出版はされているので、予約の順番を待つだけなんだけど。たぶん今月か来月には来るのでは。楽しみ楽しみ♪
しょっぱなからヴィスタンシアの王様と国情がわかったのもよかった♪(著者いわくグランドロマン)
ただ、あのような少年時代から、どやってハクランが王国を真に自分のものとしたのかの外伝が欲しいね。ぜひ欲しい。うんうん。
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博物戦艦アンヴェイル2 ケーマの白骨宮殿 (朝日ノベルズ)
2011年10月8日 読書
小川 一水著。
帆船が出てくるてんで読みだしたシリーズだけど、二巻目ほとんど航海シーンないし、もうここらで打ち切りにしようかなあ。読んでいてはらはら面白く感じる部分もあればつまらないところもある。魔法の扱いがなんか中途半端そうだからか。ジュブナイル臭すぎるからか。
うーん…
帆船が出てくるてんで読みだしたシリーズだけど、二巻目ほとんど航海シーンないし、もうここらで打ち切りにしようかなあ。読んでいてはらはら面白く感じる部分もあればつまらないところもある。魔法の扱いがなんか中途半端そうだからか。ジュブナイル臭すぎるからか。
うーん…
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犬飼六岐著。
人情物連作短編。読み進んでいくとAの話に出た人がBの話にちょこっとカメオ出演も。なので読み進むほどに面白みは上がっていきますが、…
…犬飼六岐にしちゃ、…
ぬるい。
なんでや。
最後まできてやっとこのレベルかって、ちょっとびっくりしました。
色々な作風を試すのは作家として当然のことかもしれんし、これまで手を変え品を変えて楽しませてもらったけれど、やっぱり「こじんまりキレイにまとめよう」とするのは、似あわないんじゃないかなあ。
大阪人なのに江戸っ子話書かなくていいと思うし。あ、これ偏見かもしれないけど。
人情物連作短編。読み進んでいくとAの話に出た人がBの話にちょこっとカメオ出演も。なので読み進むほどに面白みは上がっていきますが、…
…犬飼六岐にしちゃ、…
ぬるい。
なんでや。
最後まできてやっとこのレベルかって、ちょっとびっくりしました。
色々な作風を試すのは作家として当然のことかもしれんし、これまで手を変え品を変えて楽しませてもらったけれど、やっぱり「こじんまりキレイにまとめよう」とするのは、似あわないんじゃないかなあ。
大阪人なのに江戸っ子話書かなくていいと思うし。あ、これ偏見かもしれないけど。
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六花の勇者 (集英社スーパーダッシュ文庫)
2011年9月29日 読書
あの「武装司書」シリーズの山形石雄最新作!
魔神復活に対抗すべくあつまる勇者たち、という、今回はグッとファンタジーらしい設定なのだが、伝説の六人の勇者が魔神復活の地に集まった、と思ったらそこにいたのは七人だった!誰かが偽物ということか?!
一種ミステリ的な構成で、息もつかせぬバトルと推理。面白かった。しかも、ここまでやって謎をといて、そんであのオチはなんなんだー(爆)
さすが一筋縄ではいかんですな、山形さん(^^;)
今回の主人公青年は、意外なくらいに、すごーくバカで熱い。良い感じ。
自称「地上最強」凡人君の、今後にさらなる期待です。でもスーパーファンタジー文庫…たぶん次巻まで結構かかるんだろうなあ。まあ、待つしかない。
魔神復活に対抗すべくあつまる勇者たち、という、今回はグッとファンタジーらしい設定なのだが、伝説の六人の勇者が魔神復活の地に集まった、と思ったらそこにいたのは七人だった!誰かが偽物ということか?!
一種ミステリ的な構成で、息もつかせぬバトルと推理。面白かった。しかも、ここまでやって謎をといて、そんであのオチはなんなんだー(爆)
さすが一筋縄ではいかんですな、山形さん(^^;)
今回の主人公青年は、意外なくらいに、すごーくバカで熱い。良い感じ。
自称「地上最強」凡人君の、今後にさらなる期待です。でもスーパーファンタジー文庫…たぶん次巻まで結構かかるんだろうなあ。まあ、待つしかない。
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