銃弾のえじき2010年2月9日 映画

銃弾のえじき
1985年、ダグラス・ヒコックス監督作品。TVムービー。
キョーレツなVHSケースのデザインや副題“冷血バイオレンスマスク”にはつい引きそうになりますが、内容は割と普通に面白い(TVMなりに面白い)サスペンス映画。さすがにかーなーりフケていらっしゃるとはいえ、ご贔屓リチャード・ウィドマーク様を見るためにと、ヤフオクで落としてみました(笑)

「5才の誕生日おめでとう」の賑やかな飾りつけの中で惨殺されていた母子三人の遺体の惨さに、現場に足を踏み入れた老刑事スタイナー(ウィドマーク)は言葉を失う。容疑がかかったのは夫ビンセントだが、彼の消息も途絶えたきり、6年余の月日が経過する。
だがスタイナーは退職後もこの事件を追っていた。彼が、ビンセントではないかと目星をつけた相手は、自動車事故で記憶も顔も失った男アレン(キース・キャラダイン)。彼は入院先の看護婦クリス(キャスリーン・クィンラン)と恋に落ちて結婚し、子どもたちと幸せな明るい家庭を築いていたが、最近クリスの元に妙な電話がかかってきたり、黒マスクの暴漢による通り魔事件が起こったりと、彼の住む街には不穏な出来事が続く…。

いかにもな効果音とともに(ドアのきしみとか不穏なBGMとか)、細々としたサスペンスのくすぐりが続く中盤以降は、結構飽きずにドキドキ見ることができた。よき父よき夫然としたアレンの記憶の底には狂気の殺人者が潜んでいるのかいないのか?一応色んな可能性、色んなひっかけを残しながら進むシナリオは、なかなか先が読めなくて、及第点はつけられると思います。
まあ、あと少し…真犯人の、ただごとならざる猟奇殺人には、もう少しひねった深層心理を添えておいてくれたら更によかったのに。元刑事もあと少し背景設定細かくしといてくれたら更によかったのに。ラストもやや淡泊。ま、しょせんTVMだし要求しすぎてもアレですかね。

ウィドマーク様は流石にもう70歳てんでかなりシワ深かったですが、安定感のある演技はいつも通りです。執念の老刑事、でも決して人間味がないわけじゃない。
キャラダイン、クィンランらも存在感あるし、楽しめました。まあ、ウィドマーク様が出てなければ、見なかっただろうけど(爆)

完全版!2010年2月7日 映画 コメント (2)

完全版!
WOWWOWで明日午前中、60年版「アラモ」の203分完全版をやるというのに気がついた。
今申し込んで、今日の明日で見れるんだろうか?というのがまず気になったがWebで見たかんじじゃ大丈夫みたい。しかも最初の二カ月は割引ありで半額以下の月945円…今だけ申し込んでまた月末解約しようかな(ケチ)。
なにしろアラモの完全版は、DVD出てないんだー!!追加料金払っても意義あるかも。
でもさすがに今日中に決めなきゃね…。今月「トプカピ」もやるらしいので、二本録画したら十分モトがとれるかな♪まずはしっかり下調べ!

と思ったら、二作とも、3月にもあるらしい。
うーむコレは…長時間番組でも高画質でディスク一枚にブチ込める、ブルーレイ可能デッキを買ってから、おもむろに来月申し込むほうがよいかもしれない。
うーんうーんうーん。

レ・ミゼラブル~輝く光の中で~2010年2月6日 映画

レ・ミゼラブル~輝く光の中で~
1995年、クロード・ルルーシュ監督作品。
Gyao動画で観賞。いやー面白かった。ルルーシュには偏見?を持っていたのだが、ユゴーのレ・ミゼラブルと思っていたら、ドイツ軍占領下フランスを舞台にして、オリジナルストーリーとキャラクターに「レ・ミゼラブル」をダブらせてゆく凝った物語展開と、年は食ってもさすがのジャン=ポール・ベルモンドの存在感に、つい夢中で見てしまいました。

無実の罪で獄死した父を持つ文盲の主人公と、ドイツ軍から逃れて流転の運命に翻弄されるユダヤ人一家との、波乱に満ちた年月をじっくり描いて飽きさせません。これまでルルーシュは好きじゃなかった。そもそも恋愛モノは実はあまり興味がないし。今作同様大河ドラマ路線を狙ったのであろう「愛と哀しみのボレロ」もちょっと期待して見たけどあまり面白く感じなかった。「レ・ミゼラブル~輝く光の中で~」では善人と悪人の境界がかなり曖昧で流動的、というのがユゴーの言葉ともからめて映画のポイントで、ひとすじなわでは行かない人間心理がサスペンスを盛り上げるが、しかし今回は…やっぱり何より、ベルモンドの威力かな。

さすがジャン・ギャバンが「ワシの後継者」と認めたとかいうだけはあって、だいぶフケてジャガイモくさい顔になってきていますがベルモンド、ギャバンよりずっと好きだったんですよ昔から。いつもの洒脱さも今回はぐっと抑えて、ひたすら渋く茫洋と魅せてくれます。

しかしこんなに面白くていい映画なのにDVD出てないなんて。アマゾンにはVHSデータのみ。何故?

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AC%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%BC%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB%EF%BD%9E%E8%BC%9D%E3%81%8F%E5%85%89%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%A7%EF%BD%9E%E3%80%90%E5%AD%97%E5%B9%95%E7%89%88%E3%80%91-VHS-%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A5/dp/B00005HD0Y/ref=sr_1_cc_3?ie=UTF8&qid=1265473922&sr=1-3-catcorr

Gyaoでは5月頃までやってるようです。タダですゼ。必見。

http://gyao.yahoo.co.jp/player/00597/v08867/v0886700000000531796/

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 3 ~http://鷹の爪.jpは永遠に~2010年2月1日 映画 コメント (2)

母子で見てきました。(画像は別物です)
普通に面白かった。こんなにもTVやネット動画で見るのと同じでいいのか(笑)
まあ、凄いCGとかはどっちでもいいしスーザン・ボイルもどっちでもいいんだけど。昼間のワイドショーネタは私が仕事中の番組なのでワカランですし。小6の息子のほうが分かるようです(笑)

狭い99人のコヤだけどそこそこ入ってた。ウチのような小学生連れ他にも数組はいたなぁ。グッズ売り場に群がっていたのは大人たちだったが。
所々、見てないエピソードもあるから、これからボチボチと穴を埋めていこうかな。

シンデレラ・ムービー2010年1月31日 映画 コメント (2)

なんと二日連続で親子三人で映画!という予定だったのだが、50分前に行ってたのに満席で入れなかった…!「のだめ」はともかく(実は昨日もナンバで見ようとしたら満席で天王寺へ回って見たのだった)、まさか「鷹の爪」にヤられるとは…
甘く見てました(^^;)

学習しないこっちがいかんか。
ちゃんとインターネット予約しないとダメなんだね、いまどきの映画館は…。(-"-;)

しかも、上映時間が22時を過ぎる映画って今、保護者同伴でも小学生連れて行けないんだね。23時の府県もあるようだが大阪は22時。ちょっとキビシいよそれ…
満席だから次の回を予約、と思っても果たせなくてすごすご帰る。晩じゃなく夕方までに入れなんて言われても、仕事の帰りに回るの大変なんだけどなあ(今日も私は仕事だった)。
それでも息子の熱い要望にこたえて、明日夕方の回を予約して帰る。明日はオフタイムだから。でも昼間は実家いかなきゃいかんのに。忙しいな…くぅ。
「鷹の爪the movie 3」自体は、私もそれなりに楽しみだが。…早く寝よ。

のだめカンタービレ 最終楽章 前編2010年1月30日 映画

さすがにまだDVD画像とかないので「最後は映画だ!ぎゃぼー!!のだめカンタービレ 最終楽章 ロケ地マップ」なるDVDの画像で。

久しぶりに家族で映画館行ってきました。小6の次男と、親子三人で。
原作はもちろん読んでるし、TVドラマも一応見てたし。マンガチックなチープ演出(CG・アニメ合成含む)のギャグと力の入ったクラシック音楽シーンの合体は、ノレない人はノレないでしょうが(無理もないかも?)、個人的には十分楽しめました。
玉木宏、指揮をこんだけ「カッコよく」表現しきったその努力には脱帽。いやー、カッコいいです千秋さま(ボロボロボレロの笑わせる指揮もイイ)。手頃に解説付きで聞けるポピュラー・クラシックはもともと自分の好きな分野ですし。1812年序曲なんか元々大好きな曲。ただ、チャイコフスキーのこの曲に、バッハはさんで次もチャイコの「悲愴」って、ちょっと片寄ったプログラムなんでないかい?まあいいけど…

前編と銘打ってるから、しりきれとんぼでもまあ我慢しようか。次は四月下旬か…

すべての旗に背いて2010年1月28日 映画 コメント (5)

すべての旗に背いて
すべての旗に背いて
1952年、ジョージ・シャーマン監督作品。カラー。

お気楽だが華やかな雰囲気が楽しい、いかにも50年代な海賊映画!
米盤2枚組(映画は4本入)の「Pirates Of The Golden Age Movie Collection」で観賞。(http://13374.diarynote.jp/200912311030079418/参照)
英語字幕のみ、だけど、昔TV録画を何度も見返した作品だし、ほぼ無問題。

時代は16世紀初頭。なので相当衣装が派手です。それこそ少女マンガのような華やかさ。
画質はかなり綺麗で、ある意味では、カラフルさのあまりかえってセット臭さが増して見えるような気もしますが、宝塚歌劇でも見ている気分でGO!(違)

さて、過去に何度も海賊(私掠船含め)を演じてきたフリンだが、ここでは英軍将校・ホーク役。
物語は、ホーク(フリン)が帆船上でムチ打たれる場面からスタート。海軍をドロップアウトするのか、と思いきや、実は海賊どもの本拠地の島にスパイとして潜入するための下準備であった。脱走したと偽って海賊島の仲間に入れてもらい、島の防備を探るホークたちだが、紅一点の女海賊スピットファイア(オハラ)はスマートな物腰のホークを気に入ってしまう(ホークも満更ではない様子)。一方、彼女に気がある海賊船長アンソニー・クインは当然それが気に入らない。さて、まもなくクイン船長のえじきになったのはインドの姫君(アリス・ケリー)とおつきの人々をのせた船。こんなVIPに何かあったら、インド国内の英国人が大変なことになる…と考えたホークは、姫君の素性を伏せたまま、何とか海賊島から脱出させようとするが、姫君までもホークにゾッコンとなって珍妙な四角関係に…。
海賊映画だが、クライマックスの船上の剣戟シーン以外は、なんだかロマコメなノリなのであった。(最後は帆船上を飛んだり走ったりしつつの長丁場で、ここはなかなか、手に汗握る見ごたえである)

コスチューム・アクションはお手の物のエロール・フリン、トウはたってきたが更にレベルの上がったタラシっぽさやユーモアのセンスでまだまだ魅力十分。ヒロイン=勝気な女海賊のモーリン・オハラ、大柄な彼女は男装もドレスも実にゴージャスでカッコいい!二人の恋の駆け引きを見ているだけでも目に楽しい。
脇役陣もアンソニー・クインやミルドレッド・ナトウィック(インドの姫君の家庭教師)など手堅く揃えてイイ感じ。

深く考えても仕方がない、特撮がたいしたことないのも半世紀前だから更に仕方がない。カタイこと言わずにスターの魅力を堪能しましょう♪…な一作でした。
いやホントにフリン&オハラのカップルは素晴らしいデス。

Destination Gobi2010年1月7日 映画 コメント (7)

Destination Gobi
Destination Gobi
Destination Gobi
1953年ロバート・ワイズ監督作品。日本未公開。
でも『モンゴル第一騎兵隊』というタイトルでTV放映されたことはあるようです。主としてIMDbのデータや英語圏での情報をたよりに字幕なし録画で視聴。どーして普通の海軍さんな主人公(CPOというと兵曹長?下士官クラスのようです)が、突然引き抜かれてモンゴルの奥地にある米海軍の気象観測隊基地に行かされるのかだけはよくわかりませんが、だいたいにおいてあまり英語がわからなくても何とかなるようなご都合主義お気楽展開です。なんでネタバレ全開で。
もちろんリチャード・ウィドマーク目当てです。

太平洋戦争末期のお話。主人公マクヘイル(リチャード・ウィドマーク)は、はえぬきの海の男なのにゴビ砂漠の真ん中に派遣されてしまい、ちょっとクサりつつ任務をこなしている。だが、日本軍の爆撃で上官(階級は高いが気象観測官)は死亡、無線やラジオも破壊されて本部と連絡もとれなくなり、一応最選任の彼は僅かな可能性に賭け、残りの隊員を率いて強引に海を目指すことを決める。海辺にさえ出ればどうとでもなる(そのへんの船を奪えばいいし)!という安直な発想は、海軍さんには定番ですね。定番すぎて仕方がないです。あのホーンブロワー艦長だって、とりあえず「海にさえ出たら…」ではるばるフランスから英国まで脱走しますし。

知り合いの遊牧民の部族に米軍製の鞍をやるからと協力をとりつけ、まずラクダ、やがて馬に乗ってひたすら海を目指すのですが、さすがに街に立ち寄ったところで日本軍に捕まってしまう。とはいえ捕虜収容所は海の近くで、裏切ったかと見せて後から助けに来てくれた遊牧民のリーダー(マーヴィン・ヴァイ)たちの手を借りてアッサリと脱走し、日本軍の追撃を振り切り奪ったジャンクで、目指せオキナワ!

設定はちょっと個性的なのだが、とにかく大変ご都合主義的で、モンゴル人コレ見たら怒るんじゃないかというくらい遊牧民の描写も適当で、これでウィドマーク様がカッコよくなければ全く何の価値もない、しかしカッコイイのはカッコイイんですね。いや、スカな映画でも必ずいい仕事してくれますよウィドマーク様。★三つもつく映画ではないけど欲目という奴で。

遊牧民族服の借り着は似合わないけど、金髪のミスマッチ感が楽しい。部下の中には、またまた、ほえーとした顔のダメ弟役者アール・ホリマンもまじっていました(「折れた槍」「拳銃の罠」で二回もウィドマークのダメ弟役)が、今回はそんなにまずいこともせず。遊牧民リーダーが「拾った女」の警部補とかいう時点で既にモンゴル習俗については期待はできませんが、日本人同様小柄な筈のモンゴル人の乗る馬はもっと小さいのではないのか(日本の馬も小さいし)、とか、バリバリの誇り高き騎馬遊牧民族がほんとに外国製の鞍なんかほしがるのか(毛布はまだしも)、とか、ほんとにあの程度歩いたり馬乗ったりしただけでモンゴルの奥地から海に出られるのか、などと、考え出すとどうしょうもなくなる(=ウィドマーク様が見れなくなる)のでなるべく考えないことに(苦笑)あ、日本兵の日本語も、お約束通り変でした、やっぱり。

どう見ても西部劇のノリで作っている戦争映画でした(インディアンライクな遊牧民!)。

多分私大昔にTVで見ているようなんですが、今見ても全くなんにも思い出せず。ひょっとしたら前回も、本能的になるべく細部を気にしないようにしながら見たのかも(笑)…ありえる…

黄色いリボン2009年12月31日 映画 コメント (6)

1949年、ジヨン・フォード監督作品。
本年のラスト観賞はコレ。

退役間近の老大尉(ジョン・ウェイン)の最後の日々と任務を描いて、アクションというよりも人情とユーモアの西部劇。騎兵隊といっても家族や親族も含めてそれなりに多彩な大所帯。いろんな立場の人々の、こまごましたやりとりがイチイチたまりません。
大昔、学生時代に見た時には、まだ米国史にも西部劇にも、今ほど経験値がなかったから、地味な映画だと思った記憶が。「スミス二等兵」の挿話なんかよくわからずに見過ごしたか、それともTV放映でカットされてたか。

西部の雄大な景観、人馬一体の騎兵隊の美しさ。色々言いつくされてる映画なので「観た。楽しかった」ですませておくことに。
フォードの「軍隊好き」を気にしすぎなければ、誰にでもオススメの名作ですね。
血なまぐさい戦闘もほとんどないし。

さよなら2009年。2010年も、よろしくです。m(__)m

三角輸入?今年最後の衝動買い。2009年12月31日 映画

三角輸入?今年最後の衝動買い。
私は帆船好き。
帆船小説が好きだし、当然映画で帆船見るのも好き。
となると海賊映画も好き(でも今風アレンジ強いワンピースとかパイレーツオブカリビアンは勘弁して…)。

だから、しばらく前に「Pirates Of The Golden Age Movie Collection」なるDVDボックスがアメリカで出たのも一応アンテナに引っかかってはいた。一番のウリはエロール・フリンとモーリン・オハラの「すべての旗に背いて」収録。でものこる三作(「海の無法者」と未公開作?「Yankee Buccaneer」「Double Crossbones」)がイマイチ聞かんなあ、と、いったんスルーしていた。

「海の無法者」はヒロインのイヴォンヌ・デ・カーロのほうがヒーロー(Philip Friend。って聞いたことないぞ)よりメインみたい。うーん…
「Yankee Buccaneer」はジェフ・チャンドラー主演。好みじゃないよぉ。
ただ、今ふと調べ直してやっと気づいたのだが、「Double Crossbones」は何と、ドナルド・オコナー主演、それも海賊ミュージカル・コメディとな?!こっ、これは…

かなり地雷くさいが、ちょっと見たい。日本盤など30世紀になっても出まい。ミュージカル・スターとしてのオコナーは結構好きなんである。歌って踊ってくれるらしい。
「すべての…」+アルファ、と考えれば、字幕もあるしトライする価値あるかも!

ぽち。

ああ、やっちゃいました(笑)

それにしても…
アステア・ロジャースボックス買う時にも思ったのだが、「新品」を米国本家アマゾンで買うよりも、本家アマゾンマーケットプレイスで買うよりも、英国アマゾンマーケットプレイスに並んでるアメリカの店から買う方が安いのは何故。
二枚四作品入りボックス、送料込で13ポンド少々(約二千円)。

地雷でないようドキドキ祈りつつ待つ今日この頃です。

http://www.amazon.co.uk/gp/product/B000N3T0GO/sr=8-1/qid=1262190989/ref=olp_product_details?ie=UTF8&me=&qid=1262190989&sr=8-1&seller=

http://www.dvdbeaver.com/film2/DVDReviews30/pirates_of_the_golden_age.htm

ベスト3ざんまい。(単なるウィドマーク様ネタです)2009年12月30日 映画 コメント (2)

銀行回りだけでなんだか夕方になっちゃった。三軒も回ったし。
今年はおせち作らなくていいのに、なおかつこのペース。
年内にもう一本くらい映画(DVD)観賞したいけど無理かなー。

ぼけーと自転車を走らせたり窓口で待っている間に、私自身と特殊な嗜好(笑)のかたにしか面白くないであろうベスト3選びをして頭の中で遊んでいた。(学生の頃はよくやったなあ、こういうしょーもない一人遊び…)
ウィドマーク作品・テーマ別ベスト3!


★怖い演技ベスト3…そらまー強烈悪役でデビューしましたから色々あるけど。
1)駆逐艦ベッドフォード作戦…有能な艦長役だけど怖すぎ。無能な部下は人間として見てないのがアリアリで、なんか凄く説得力のあるリアルな怖さ。
2)死の接吻…殺し屋役。ヒトとしてのキレっぷり、クレイジーさでは極北。
3)ハンキー・パンキー…既にいいおトシで、逞しくかつ妙に立派な服装の部下を複数連れ歩いているのに、なぜか自ら女に暴力をふるったりするのが理解不能で、ある意味激しくクレイジーな怖さが。もはや演技の問題ではないか(脚本・演出が駄目だと思う)。

★痛い演技ベスト3…何かと、ヤラれることが多く、またその激痛に耐える演技うまいです。
1)ワーロック…あとに決闘も控えているのに、利き手をグッサリ、ナイフでやられる時の絶叫は語り草レベル。
2)復讐鬼…足に大怪我をして引きずりながら脱獄して動き回って、痛みと熱で朦朧としてくる演技は素晴らしい。
3)暗黒の恐怖…これは手違いで、ホンモノの重い銃で頭を殴られたらしい。ボートの上で絶叫して倒れる場面は悲痛。多分、演技のみでも同じくらいの迫力は出してくれたろうとは思うけど(涙)…ちゃんと演技だけで選ぶなら「拳銃の罠」か?

★癒し系演技ベスト3…幅広い演技力で、じんわりと癒し系オーラを放つ時も。
1)地獄の戦場…回想場面ではすんごい人間的な高校教師。戦地でも部下に熱烈慕われる。
2)馬上の二人…ジョン・フォード作品では必ず誠意篤実の人。妙に純朴で可愛くて。
3)ドミノ・ターゲット…ナゾの組織の代理人の筈なのに、何故か強烈な癒し系オーラを発揮してジーン・ハックマンをたらし(?)こむ。映画としては?だけど。

★アスレチック演技ベスト3…マッチョでないのにタフガイ役が多いのは、優れた運動神経(と演技力)のなせるわざ。勿論すべてがスタントなしだなんて思ってはいませんが。
1)襲われた幌馬車…手錠付きで馬に飛び乗り、ナイフ・斧・銃・手錠からぶらさがった鎖と、多彩な武器で戦闘三昧。
2)太陽に向かって走れ…ジャングル&沼地を女性を抱えてサバイバルで駆け抜け、ドーベルマンと素手格闘。
3)六番目の男…馬で馬車を追いかけて走りながら乗り込んだり、岩山や建物によじのぼったり飛び降りたり。
   注)走るだけに絞るのならば、なんたって「街の野獣」ですが。

★インテリ演技ベスト3…あざやかな滑舌・弁舌、元々インテリだし。医者や法律家な役はこれら以外にもあります。
1)蜘蛛の巣…精神病院の進歩的な院長。精神分析の場面とか、ちょー渋い。
2)暗黒の恐怖…なりゆきでギャングを追いかけてるけど、仕事熱心な検疫局のドクター。
3)ニュールンベルグ裁判…弁舌を楽しむにはコレ。国際軍事裁判での筆頭検事だから米軍所属とはいえ法曹家としてのレベルも多分高いんでしょう。

★コメディ演技ベスト3…ユーモアのセンスも悪くないですよ。純コメディよりアクションや西部劇の中で、ニヤリとさせるようなものの方が私は好きなんで、そういうチョイス。
1)長い船団…バイキングの船長の筈が、中身はむしろ調子のいいトレジャーハンター。父親とのドタバタしたやりとりなど大爆笑。
2)馬上の二人…ジミー・スチュアートとのやりとり、特に川辺の会話は絶品。意外や意外、ボケ役もできるのね。
3)あの高地を取れ…鬼軍曹役。怒鳴りまくりの中ににじませる微妙なおかしみが実に見事。

★幸せ度ベスト3…なかなか幸せじゃないことが多いけど(出演作の1/4は悪役だからか)。
1)大西部への道…西部開拓の道はキツくとも、美人の愛妻と優しい息子が。鉄壁の家庭。
2)愛のトンネル…珍しい純コメディ。ドリス・デイが奥さんなら幸せでない筈がないでしょう。多少尻にしかれてるとしても…
3)暗黒の恐怖…事件が終われば、理解のあるイイ奥さんと可愛い坊や。家庭状況の点描がサスペンスのめりはりに。


さて、本日の逃避オワリ。またお片づけに戻らないと…


<追加>
★ラブシーン演技ベスト3
1)拾った女…サドっけまじりだけど超カッコイイラブシーンです。
2)六番目の男…逆に痛い目にあわされつつ(笑)の素敵ラブシーン満載。
3)My Pal Gus…ジョーン・ドルーとのぎこちない子連れ恋愛の描写が結構好き。他2作とのバリエーションもつけて。

二人でお茶を2009年12月26日 映画 コメント (7)

二人でお茶を
二人でお茶を
クリスマスは終わったが12月26日。これも個人的には結構大事だ。
リチャード・ウィドマーク・バースデー(故人とはいえ)!

ウィドマーク映画を見てもよいところだが、数日前に半分みて止めてあった映画があるのでソッチを最後まで見てみる。まあ縁がないわけではない。彼とドリス・デイ共演の「愛のトンネル」欲しさに買った米盤ドリス・デイ・ボックスの中の一枚、「二人でお茶を」(参照http://13374.diarynote.jp/200904181145018133/)。英語字幕のみで視聴。画質はたまにふぃっと色調がブレるがまずまずか?古いですからねえ。

1950年、デヴィッド・バトラー監督作品。カラー。
大不況に見舞われた1929年アメリカが舞台(回想シーンから始まる)。
歌と踊りのレッスンに夢中なナネット(ドリス・デイ)は、実はけっこうお嬢様。両親はいないが愛情深い叔父マックス(S・Z・ザカール)が彼女の財産の面倒を見てくれている。ナネットが初主演する新作の上演に不足した資金を、彼女は自らの資産から投資しようと考えるのだが、マックスが運用を誤ったせいで、彼女の資産は当分動かせない状態に陥っていた。事情を知らない彼女は出資の可否をめぐり「丸二日間、どんな質問にもNoと答え続けられるか」という奇妙な賭けを叔父と交わすが…

バックステージ系のミュージカル・コメディ。歌に踊りにとデイが頑張り、男性陣はゴードン・マクレーが美声を、ジーン・ネルソンが踊りを…なのだが、意外にミュージカル部分が盛り上がらない。スタンダードナンバーとなった"Tea for Two"はもちろん、"Do,do,do"、"I Want to Be Happy"など良い歌曲が揃っていてドリス・ディの歌は基本的に魅力的だが、ダンス・ナンバーが退屈。マクレーもネルソンもそのへんのお兄さん、みたいなキャラクターだし…。アステアやジーン・ケリーとまではいかずとも、せめてドナルド・オコナーくらいの個性が欲しかった。

最初ヒロインと婚約している舞台監督のラリー(ビリー・デウルフ)も、ショーの他の女性たちに手を出しまくりの軽くて図々しいダメ男で、ヒロインはもう彼の本性が判っていて愛もなさげなのだが(すぐにマクレーの求愛になびく)、なんでこんな男と一時的にでも婚約したのかなと首をひねる。ただしこの俳優、体が大変ヤワラカいようで、ちょっとヘンな踊りの芸はある。中盤両腕をからみつかせて変なポーズを取ってる所にマックス叔父さんが出くわす所などは、この映画最初で最後の大爆笑を私から引き出した(…ソレが最初で最後ってなぁ…)。

ようやく面白くなるのは中盤、ヒロインと叔父の賭けが始まったあたりから。「NO」としか言えないばかりに恋も舞台のリハーサルも困難続き。「Yes」と言わせたい叔父の小細工も笑えるし、逆に叔父がコレで苦労する場面まであってニヤニヤ。
ラストはかなり強引なハッピーエンド。まあ、叔父さんが48時間完全に張り付きにもなれないわけで、叔父姪二人の元々の信頼と愛情がないと成り立たない賭けでもあり、そのへんはドリス・デイの、ちょっとないくらい健全な魅力あってこその映画ですね。
歌はいいけど、ミュージカルがかえって邪魔、なラブコメでした。
本来の私はミュージカル好きなのに!

スイング・ホテル2009年12月24日 映画 コメント (7)

Happy Holiday♪
1942年、マーク・サンドリッチ監督作品。一瞬RKOのような気がしてしまうが、パラマウント映画である。久々に廉価版DVDで再見。クリスマスイブだしね。「ホワイト・クリスマス」を生んだ映画だもんね。
パラマウントでビング・クロスビーと共演するんじゃアステア様がワリを食うのも無理はないが、それでも「ブルー・スカイ」(http://13374.diarynote.jp/200806062221170000/)よりはなんぼかマトモで、歌のビングと踊りのアステアが夢の共演、てな仕上がりになっている。

物語は、お約束通りにたわいのないラブコメ。
ジム(クロスビー)とテッド(フレッド・アステア)とライラ(ヴァージニア・デイル)は歌と踊りの人気トリオ。ライラと婚約したジムは農場を買って引退準備中だったが、派手好きのライラは土壇場でショーを続けようと言うテッドに乗り換える。失意のジムは農場経営のかたわら、祝日だけショーをする「ホリディ・イン」の開業を思いつく。歌も踊りも上手なリンダ(マージョリー・レイノルズ)という新たなパートナーを得て「ホリディ・イン」は大成功!と思いきや、ライラに振られたテッドがやってきて、これまたリンダを口説き始める。ジムも妨害工作に励むがちょっと度が過ぎ、怒ったリンダはテッドとハリウットへ去ってしまう。
最後はジムとリンダ、テッドと戻ってきたライラの二組のカップル成立でハッピーエンド。

男二人はこれまで何度も女性を争ってきた模様で、大人げなく繰り広げる恋のさやあては、エゲつないけど笑えるシロモノ。また、祝日ごとのアーヴィング・バーリンの歌をたっぷり盛り込み、なるほどリンカーンとワシントンの誕生日って休日なんだー!とか、楽しくアメリカ祝日マメ知識が身に付きます(笑)。"ホワイト・クリスマス"は勿論、あの"イースター・パレード"も歌われるし、ビングが黒塗りで歌う"エイブラハム"もいいですねぇ。独立記念日の歌だけは、途中から軍用機だのルーズベルトだの戦艦だのの映像がかぶさり、あっ戦時中だったんか、とちょっと引いてしまいますが。

アステアも何曲も踊ってくれるが、やはり特に素晴らしいのは爆竹タップ。さりげない普段着、ズボンのポケットに両手を突っ込んだままのタップが超カッコイイ。景気よく爆発音を響かせながらのナンバーは撮るの大変だったそうですが素晴らしい。あと泥酔ダンスもこの人ならでは、笑えるのになおかつエレガント。
ホント、ウットリ恍惚のイブになりました。

リクエスト・ライブラリーは死なず2009年12月23日 映画 コメント (8)

時々、FOXジャパンのサイトは見に行ってた。リクエスト・ライブラリーとかスタジオ・クラシックスとかの新譜はないか、と。でも無いのね。

ところがなんと、ウィドマークファンつながりで本家BBSに情報が!(ありがとうごございます!)来年のリクライブラリー第二弾に「襲われた幌馬車」が!出るんだそうですね。うっわー!
いや、実は私はコレはリクエストしなかったんですけどさ。でもそれは米盤DVDを既に持ってたから他の、米盤すら出てない作品をリクエストしてたってだけで。
…やっぱり買ってしまうんだろうな私。買わないわきゃないだろうな私。しかし日本語吹替以外に特典あるかしら…(その吹替も、大塚周夫さんでなければ意味ないし!)
気になるけれど、Foxサイトには未だに何の情報もない。何やってんだFoxーーーー!
他のラインナップを確認するためにも、検索しまくるハメになった。

http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html/ref=amb_link_102775176_7?ie=UTF8&docId=1000242846&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=center-5&pf_rd_r=0SCTXCGQ60N86T115DQM&pf_rd_t=101&pf_rd_p=495170616&pf_rd_i=598264

第一弾よりさらにマニアックなような気もしますな…。
第一弾に三作、第二弾に一作ウィドマーク様。26本中4本。悪くないですな(ニヤリ)。まあ第一弾の三作は全て豪華スター競演とかいうような路線だったので、ピン主演作は今度のが初といえるかも。じっくり彼を(悪役でなくヒーローな彼を)楽しむには最適な作品の一つでしょう。

そして、実は26本中3本という男優が…何と、マクシミリアン・シェル!(ちょっと贔屓)
「ジュリア」はともかく、「トプカピ」がこんなところに来るとわー!

今後は、本家ではなくアマゾンのFoxストアをブックマークしておくことにするか。やれやれ。

民衆の敵2009年12月17日 映画 コメント (20)

1931年、ウィリアム・A・ウェルマン監督作品。

ジェームズ・キャグニーの出世作。さすがは30年代も初頭の作品、メイクとかファッションの古めかしさは30年代を知るお楽しみだが、音楽部分の地味さに時代を感じる。
しかし、若きキャグニーのピチピチ、イキイキっぷりは文句なしに鮮やか。下町の元気な不良少年キャグニーが、親友(エドワード・ウッズ)と共に仲良くたどるギャング道まっしぐら、乱暴な若者なのだが愛嬌もある(キャグニーだから!)。街で美女ジーン・ハーローを見つけて、ひとわたり口説いて電話番号とか教えて別れたあと、車に乗り込む前に軽くステップを踏んで見せるあたりにはヴォードヴィルの素養も見せてくれる。

もうほんとに何も考えてないなって感じのお袋さん(ベリー・マーサー)も、真面目な長兄(ドナルド・クック)より次男の方が可愛いんじゃないかってくらい。この兄は働きながら夜学へいき、事あるごとに弟に説教し、汚い金は受け取らないとはねつけ、戦時中は志願して従軍しちゃうような出来杉君なので、最後にはちょっと気の毒かもと思うくらいなのだが(笑)、彼ですら、弟が可愛くないわけでは決してないらしい。
勿論ギャングの末路は、多少反省しようがやっぱり決まっているのだが…

情婦の顔にグレープフルーツを押しつけるシーンは有名だそうだ。そういや後年の「ワン・ツー・スリー」でも、キャグニーが食卓のグレープフルーツを見て手に取ろうかどうしようかという態度を見せるクスグリがありましたっけ(笑)

ジョン・フォードの旗の下に (リュミエール叢書)2009年12月8日 映画 コメント (2)

ハリー・ケリー・ジュニア著。

デューク同様?ジョン・フォード監督の愛のムチをビシバシ受けまくったケリーさんのフォード映画出演記。難しいことは抜きでとにかく色んなエピソード満載。訳文はイマイチだけどネタは質量ともにgood。

「馬上の二人」「シャイアン」についてもそこそこな量(50ページ)の記述があって、ウィドマークファンも満足の一冊、かな。
とりあえず後ろの方から読んだので(笑)、これから最初の方を読むことにしよう。

ちなみに、著者によるとフォード監督とウィドマーク様は、カンシャク持ち同士意外にもえらくウマがあってたらしいです。もっと早く一緒に仕事をしてくれていたらよかったのになぁ。残念。

ボルサリーノ2009年12月8日 映画 コメント (10)

1969年、ジャック・ドレー監督作品。

30代半ば、美貌と実力のバランスが整い、まさに円熟期に入ったアラン・ドロンがジャン=ポール・ベルモンドを口説き落として共演したノスタルジック風味のギャング映画(ドロンはプロデューサーも兼ねていた)。フランス二大人気スター初の本格的競演!ということで本国でも大成功した模様(二人は駆け出しの頃端役で共演したことがあるので「初共演」ではない)。日本ではDVDは出てなくて、BS放映分視聴。

1930年のマルセイユ。しがないチンピラのロッコ・シフレディ(ドロン)とフランソワ・カペラ(ベルモンド)は一人の女をめぐって出会い、殴り合いを経て親友になる。野心家で上昇志向の強いロッコと、天然で憎めない永遠の悪童といった風情のフランソワ。全く性格の違う彼らはガッチリ手を組み、マルセイユの暗黒街でのしあがってゆく。だが、トップにのぼりつめたと思った瞬間こそが、至福の時の終わりでもあった…

30年代に舞台をとったとはいえ、おとぎ話のようなサクセスストーリーは、フィルム・ノワールのリアリズムにはほど遠い。だが、これは、一種の青春映画としてのニュアンスの中で、対照的な二大スターの魅力を堪能すべき作品。だからこそ、パリではなく明るい陽光あふれる港町マルセイユに舞台をとったのだろうし、特に前半はコミカルな描写が多い。冒頭、出所したロッコが手下二人に出迎えられ、なじみの女ローラ(カトリーヌ・ルーヴェル)を訪ねて行くと彼女はフランソワの愛人におさまっていて…てんで、派手な殴り合いを繰り広げる場面など、ベルモンドはお手の物だがドロンずいぶんキャラを崩してがんばってるなあって感じにコメディタッチ。プロデューサーとしてベルモンドをたててる感じだが、それが、この映画をより魅力的なものにしていると思う。
コミカルもOK、アクションも勿論OK、憂愁もアンニュイもOKと、ベルモンドの懐の広さは明らかにドロンより上なのだが、あて書きしたかのような脚本で(したんだろう実際)、ベルモンドとドロンの個性の違いが際立ち引き立てあっている。

そして、クロード・ボランの音楽!これがまた素晴らしい。ラグタイム・ピアノ風のメイン・テーマがまずいいし、ジャジーな第二テーマ"Arts Deco(アールデコ)"も結構いい。ほろ苦くノスタルジックなシャンソン"prends-moi matelot(水兵さんを連れてきて)"も聞くだけでジーンとなる。というか、この音楽がなければ、映画そのものが成り立たなかったのではというくらい貢献していると思う。脚本は雰囲気重視で結構穴があるから(爆)

そういや高校の時、このサントラのEP盤(小さいヤツ)を買ったなあ…いや、ひょっとしたら「ボルサリーノ2」のほうだったかも(でもボルサリーノのテーマも入っていたと思う)。
屋根裏にあるかも。また探してみよう。

んなわけで、堅苦しいことは考えず、素敵な音楽に身をゆだねつつ、30年代ファッションで粋にお洒落にキメまくるドロンとベルモンドにうっとりするべし。ン十年前にTV放映一度見たきりだったので、久々にしかもノーカット字幕版で見られてほんとによかった。ドロンのみ出る続編「ボルサリーノ2」もあるが(これは学生時代映画館でみた)、正編の方が圧倒的にゴージャス。

しかし、彼らのワンピース水着に「?」と思う人がいるみたいですね時々(ネットサーフしてると見かける)。戦前の男水着はレスラーみたいなワンピーススタイルだったんですよ。別に奇をてらっているわけではなく、時代考証によりああなってるだけですのでご安心ください。
しかし二人ともしっかり鍛えて引き締まったいいカラダしてますなあ(*^^*)。あれ以上マッチョになると逆に私のストライクゾーンから離れていきますが。

カメオ出演のミレーユ・ダルクも造作なく見つかりました。階段の娼婦の一人なのね。


画像はサントラCDだけど、とりあえず試聴できる仏アマゾンサイトへのリンク↓
http://www.amazon.fr/gp/recsradio/radio/B00005OMPJ/ref=pd_krex_dp_001008?ie=UTF8&track=008&disc=001
フランスのマーケットプレイスだと画像のCDも何とか買えるみたいですね(笑)

あ、やっぱり。2009年12月2日 映画 コメント (12)

「午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本」の上映50作品が決まったようですね。

http://asa10.eiga.com/cinema/

プリントが入手困難なものは上映できない、という、素人にはわからないしばりもあるだろうけど、私なんかにとっちゃ結構新しいものが多いし。80年代以降排除するくらいの思い切りが欲しかったな(笑)
基本的には、あ、やっぱりな…というラインナップ(無難というかやれやれというか)。
「なんで○○はないの?」というのは、禁句にしておこう。

そんななかでも、へ?と思った一作がこれ。
「ショウほど素敵な商売はない」!
それほどの作品か?…でも…ある意味、その意外さ含め、50本の中で一番行きたいような気が。
モンロー効果で入ったみたいだけどモンロー以外のナンバーが好きだ。
アービング・バーリン万歳。DVDも、持ってるんだけどね(^^;)

…これ以外で行くとしたら、ビリー・ワイルダー作品かな。

禁句にしつつも意外だったのは、ジョン・フォード作品が一本もなかったこと。
そもそも正統派西部劇など皆無ですが(「明日に向かって撃て!」「ワイルドバンチ」のみ)、フォードは文芸的な名作も作ってるのにね。プリントないからなのかもしれんけど。
あと、トップ10の投票結果だけでなく、11位以下の投票結果も見たいのに、サイトには今のところ出てない。
落ちた候補にどんなのがあったかこそ面白いとおもうのだが、ケチケチしないでほしいです。

ドミノ・ターゲット2009年11月25日 映画 コメント (4)

1977年、スタンリー・クレイマー監督作品。

CSでやってた「駆逐艦ベッドフォード作戦」(レンタルで既見分)をDVD録画していたついでにチョロっと再見すると、超コワモテ偏執狂的なリチャード・ウィドマーク艦長にまたまた心底からの震撼をおぼえて、お口直しに何か…と引っ張り出したのが何故かコレ(コレも最近CSでやってた)。

いや、ウィドマーク様大好きなのですが、「ベッドフォード」だけは怖すぎです。トミー・ユードー(「死の接吻」の殺し屋)より怖いです。何しろ実人生でトミー・ユードー(のよーな人)に遭遇する可能性は、マジメに生きてりゃ限りなく低いでしょうが、ベッドフォード号のフィンランダー艦長(のよーな人)に遭遇する、ヘタするとその下につく可能性というのは案外低くはないかもしれない、とゆーかもしも職場の上司がこんなにも怖かったら!とか思うだけで胃が変になりそうです。

笑顔を浮かべていても冷え冷えとした空気がシッカリ伝わってくる、なまじ有能なのがまた始末に終えない…私のように気が小さく覇気もない人間には天敵ですな。ウィドマーク様はリベラルな方なので核兵器や冷戦について批判的な立場からこの役を熱演してらっしゃるんですが(製作まで兼ねてる)、核兵器よりも艦長の方が怖い私。ううう。
(参照http://13374.diarynote.jp/200805312258030000/)


…気を取り直して、…さて「ドミノ・ターゲット」。
大昔、映画館で見た時には、なんじゃこりゃ、と思った作品でした。
惚れた女キャンディス・バーゲンのDV夫を殺したとして入牢中の元狙撃兵ジーン・ハックマンが、謎の組織に脱獄させられ、暗殺計画の駒に使われる話。陰謀モノのつねとして、ナゾの組織はどこまでもナゾのまま絶大な力をふるう設定。根は悪人じゃない彼は、組織について探って逃げたり逆らったりしたいのだけど、組織は見せしめや口封じのために、彼が関わる人間を片っ端から消してゆく。勿論恋人も人質として利用される。

しかし!こんなに誰も彼も消していっていいのか?そして、死んだと思ってた人が…というのもお約束だが、何だかどんでん返しのためのどんでん返しになっていないか?そして何より主人公、こんなに何にも考えずに動いてていのか?(脱獄させてもらいーの恋人と素敵山荘に住まわせてもらいーのしてから何の策もないまま「狙撃はイヤ」と言ってみたり、せっかく二人で逃げ出したのに誰も知らない所へ行く代わりに素敵山荘に帰っちゃったり…)という気持ちで、果てしない?とともに見終えた、私的には正直スカサスペンスでありました。

ただ…ハックマンをスカウトするナゾの組織の一員、リチャード・ウィドマーク様が、この映画では組織の中で一人だけみょーに人間的な温かみをじんわりにじませているのですね。彼だけ、ハックマンとなんだか心の交流ができちゃってんですね。もういい年になってるんですが知的でほかほかして魅力的。暗殺とか企画してる連中の仲間なのになぜ?これもまた果てしない?のひとつですが、とりあえずこの点だけは歓迎できる(爆)

実は先日Google.books で過去の洋雑誌を検索中、この作品についての一文に遭遇しました。曰く「駄作というものは、説得力のない前提から出発してえっちらおっちらありえない結末へとなだれこむ。コレもソレだ。ただ、リチャード・ウィドマークを見るのは常に目に楽しい。彼が別に何もしていない時ですら。(大意)」。
うむむむ、なんて説得力のある批評なんだ!!!
この一文が、この、どーでもいい映画を私に再見させたと言ってもいい。

http://books.google.co.jp/books?id=QeQCAAAAMBAJ&pg=PA17&dq=Widmark+Richard+Domino&as_brr=3&ei=NRANS5bYFojakAT7ob3bAQ#v=onepage&q=Widmark%20Richard%20Domino&f=false


「あったかみのあるウィドマーク様を見る」
「可能であれば、以前?と思った部分を自分の中で解決する」

と、二つの目的のうち、前者は果たした。けど、やっぱり?はすべて?のまま。はは…

ハックマンは朴訥な中に憂愁を漂わせて悪くないけど、とにかく脚本がね…
中盤、久々に再会した彼女とひたすらいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃを撮ってるくらいならもう少し脚本練って欲しいな。ミッキー・ルーニーだのイーライ・ウォラックだの、渋い曲者役者を他にも色々取り揃えてるのに。
スタンリー・クレイマー老いたり、としか思えぬヌルい映画でした。ふぅ。

Directed By John Ford [DVD] [Import]2009年11月23日 映画 コメント (9)

1971年、ピーター・ボグダノビッチ監督作品。ドキュメンタリー。
ジョン・フォード作品の名場面集は当然として、フォード監督本人へのインタビューや、ボグダノビッチ自身の語りも納得として、キラ星のごとく登場する大物たちが凄い。登場するのはジョン・ウェイン、ヘンリー・フォンダ、ジェームズ・スチュアート、モーリン・オハラといったフォード作品のスターたち(そしてハリー・ケリー・Jr…)が老いたりといえどまだまだ元気そうに、そして監督連はスピルバーグ、スコセッシ、ウォルター・ヒル、そしてクリント・イーストウッドなど、彼らが本当にたっぷりとしゃべってくれる。サービス満点だ。輸入盤だから字幕は英語のみだが。
サービスがイマイチなのは、時々質問をはぐらかすアマノジャクなフォード本人だけだ(笑)

個人的に面白かったのはジミー・スチュアートの思い出話。この人はフォード作品にはかなり後期(60年代)からの登場。フォードに毎日キャストの誰かをイビる習性があったのは聞いているが、ジミーが初めてソレをやられた時に、ウェインがニッコリ笑って"Welcome to the club!"と声を掛けたらしい。ウェインはあれだけ監督に愛されていながら最もイビられる常連だったそうだから…(最もよく使われてたわけだし)。
それでもなおかつ皆から愛され尊敬されているフォード。どんな目にあわされても最後には自分が「傑作」の一部になっている、と思えば大概のことは耐えられるのかもしれない。そして実際、出来上がった作品には美と愛とユーモアがあふれている。私がフォード作品をある程度追っかけてみていたのは学生時代。少々遠ざかっていたわけなのだが、ピンポイントで「我が谷は緑なりき」の抜粋数か所分を見せられたらテキメンにまた泣けそうになってしまった。

そして「我が谷…」「若き日のリンカーン」「怒りの葡萄」「荒野の決闘」「黄色いリボン」「リバティ・バランスを撃った男」などのそうそうたる名作群にまじって、"代表作という程の作ではないが"と但し書きつきながら名場面のひとつとして、「馬上の二人」の川辺の会話シーン(スチュアート&ウィドマーク)がしっかり取り上げられていたのもちょっと嬉しかった。いやー、ここ大好きですよ私も~☆この映画、友人役の二人の息のあった演技が最大の見所だったと思います。
ここはカメラが川に入って撮ったけど、テイク2回でもうOKが出たとか。もともとテイクは少ない方がフォードは好きらしい。そのほうが新鮮、と。ウィドマーク様も他で同じことを言ってたからフォードと気が合ったのかも。どのくらいイビられたのかは…今のところ不明。知りたいなぁ。

あと、テイクの前に監督はジミーを脇に呼んで「Watch out Widmark, He’s a good country actor!」と囁いたそうな。後で聞くとウィドマークにも全く同じことを言ってたとか。あぁしょーもない小技を…。しかしa country actor って何なのかしら。誰か教えてくれませんか。

全体に、非常に画像が綺麗だったのもポイント。古い映画の引用も多いのにたいがいみごとにリマスターされてた。ヘタに廉価版とかで見直したらコレ以下なんじゃないだろうか画質。
うーん、フォード作品再見したくなっちゃったな。とりあえず手元に「シャイアン」も同時に届いてるんだけど、未見のものでは「アパッチ砦」と「若き日のリンカーン」が見たくなった。昔みたやつだと「リバティ・バランス」と「捜索者」と「我が谷…」かな。
あーあ、そんなヒマ、どこにあるんだろうかな…

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