無貌伝 ~探偵の証~ (講談社ノベルス)
2013年3月11日 読書
望月 守宮著。
シリーズ5巻目。
いや~、すっごい面白いと思うんだけどなあこのシリーズ。
講談社ノベルスといってもほとんどライトノベルと境界線上だけど、ヒトデナシという謎の存在をちりばめた独特の世界観がすばらしい。この巻は逃亡と追跡で息もつかせぬ闘争の果て、思いもよらない結末に至った上に“次が最終巻です”って…
なんかもう…
なにも書けないですな。
まだ読んでない人は、ぜひ一巻目からどうぞ。
いったいどう話を畳むのかまったく見えなくなってるし、なにせ一巻ごとにかなり時間が空いたから忘れている伏線も多数ある。最終巻が出るまでに読みなおしたほうがいいかしら…
そして秋津、今回もヘタレてました…
何考えてるんだろうこの人…
シリーズ3巻目で、それなりに伏線や謎しょってるらしいとわかったけど、全然ネタバラシする間もなかったよ今回も。あくまでも探偵助手の古村望少年が中心で…
あと一冊であれもこれもちゃんと風呂敷畳みきれるんだろうか?わくわく。
シリーズ5巻目。
いや~、すっごい面白いと思うんだけどなあこのシリーズ。
講談社ノベルスといってもほとんどライトノベルと境界線上だけど、ヒトデナシという謎の存在をちりばめた独特の世界観がすばらしい。この巻は逃亡と追跡で息もつかせぬ闘争の果て、思いもよらない結末に至った上に“次が最終巻です”って…
なんかもう…
なにも書けないですな。
まだ読んでない人は、ぜひ一巻目からどうぞ。
いったいどう話を畳むのかまったく見えなくなってるし、なにせ一巻ごとにかなり時間が空いたから忘れている伏線も多数ある。最終巻が出るまでに読みなおしたほうがいいかしら…
そして秋津、今回もヘタレてました…
何考えてるんだろうこの人…
シリーズ3巻目で、それなりに伏線や謎しょってるらしいとわかったけど、全然ネタバラシする間もなかったよ今回も。あくまでも探偵助手の古村望少年が中心で…
あと一冊であれもこれもちゃんと風呂敷畳みきれるんだろうか?わくわく。
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デート・ア・ライブ2 四糸乃パペット (富士見ファンタジア文庫)
2013年3月6日 読書
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NOVA 1---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫 お 20-1)
2013年2月28日 読書
大森望編集。
ツイッターで噂をきいて1冊目から借りてみました、日本SFアンソロジー。
前半はホロリとセンチな話やバカ話で快調。SFとはホラ話だなあ。
しかし、中盤から骨太なスカトロとスプラッタが入ってきてしんどくなったところで、難解な最前線SF群に突入してしまいました(汗)
今をときめく円城塔氏の…ワカラン…
最後の締め、これも噂の伊藤計劃氏の『屍者の帝国』オリジナル短編未完バージョンまでちゃんといくのかしら…(爆)
やわらかSF者な私にも面白かったのは、
シュレジンガーの侵略テーマSF「忘却の侵略」(小林泰三)、古典的ロマンチック「エンゼルフレンチ」(藤田雅矢)、と学会SFミステリ?「七歩跳んだ男」(山本 弘)、オタクの祭典SF「ガラスの地球を救え!」(田中啓文)。
特に大阪在住の自分にとっては南海電鉄が運行する宇宙船がツボでした、田中サン。
確かにこれはちょっと感動するかもね(編者前書き参照)。
「エンゼル…」は、ありがちかもしれないけど(フラグ臭に満ちてはいる)、やっぱりこういうのも入ってほしいです。うん。
SFは幅が広すぎてコワいジャンルだけど、そのうち2も借りてみることにしようっと。
ツイッターで噂をきいて1冊目から借りてみました、日本SFアンソロジー。
前半はホロリとセンチな話やバカ話で快調。SFとはホラ話だなあ。
しかし、中盤から骨太なスカトロとスプラッタが入ってきてしんどくなったところで、難解な最前線SF群に突入してしまいました(汗)
今をときめく円城塔氏の…ワカラン…
最後の締め、これも噂の伊藤計劃氏の『屍者の帝国』オリジナル短編未完バージョンまでちゃんといくのかしら…(爆)
やわらかSF者な私にも面白かったのは、
シュレジンガーの侵略テーマSF「忘却の侵略」(小林泰三)、古典的ロマンチック「エンゼルフレンチ」(藤田雅矢)、と学会SFミステリ?「七歩跳んだ男」(山本 弘)、オタクの祭典SF「ガラスの地球を救え!」(田中啓文)。
特に大阪在住の自分にとっては南海電鉄が運行する宇宙船がツボでした、田中サン。
確かにこれはちょっと感動するかもね(編者前書き参照)。
「エンゼル…」は、ありがちかもしれないけど(フラグ臭に満ちてはいる)、やっぱりこういうのも入ってほしいです。うん。
SFは幅が広すぎてコワいジャンルだけど、そのうち2も借りてみることにしようっと。
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またまた二人で泥棒を―ラッフルズとバニー〈2〉 (論創海外ミステリ)
2013年2月25日 読書
E.W. ホーナング著、ラッフルズのシリーズ第二弾。
前作「二人で泥棒を」の最終話には驚かされた。
いや、まさかそんなふうに終わるとはなあ。
しかし、あくまでも憧憬目線でラッフルズを思い続けるバニー、「冒険」に対して特別な思いを抱く英国人気質は納得です。フツーのオッサンたちがウキウキと泥棒計画に取り組む映画「ラヴェンダー・ヒル、モブ」をしみじみと思い出したのは私だけか。「ラヴェンダー…」の主人公たちは、貴族でないまでも上流紳士なラッフルズに比べると中産階級、中の中か中の下くらいな立ち位置なんだけど、犯罪かどうかというのをすっ飛ばして「冒険」へのワクドキ描写がたまらない魅力でした。これって英国ならではだよねえ。労働者階級についてはもしかしたら違うのかもしれないけれど。
奇跡の生還?を果たしたラッフルズと再会したバニー。
あのハンサムなラッフルズが、苦労のあまり白髪になって見た目ちょっとフケこんでいた(病人のふりをして世間から隠れているし)、というのに愕然。しかも、それでもラッフルズの危ない魅力に振りまわされてるバニー。
そして彼らはソレを、犯罪ではなく「冒険」と呼ぶ…(いや、犯罪なのも分かってるみたいなんですが、それでも呼ぶ)
そんな困った二人に、それでもホノボノする私でありました。
怪盗とか、スーパーヒーローとか呼ぶには、ちと行き当たりばったりなんですけどね(笑)
(追記) Youtubeに、古いラッフルズの映画化がアップされているのに気付きました。
デヴィッド・ニーヴン版(1939)→http://www.youtube.com/watch?v=YsWw7rGWUzk
ロナルド・コールマン版(1930)→http://www.youtube.com/watch?v=-WfmHOcxxX8
ロナルド・コールマンもラッフルズを演っていたんだね!
コールマンも英国紳士の代表格だけど、そして、コールマン版はちょろっとしか見ていないけど、ここはニーヴンに軍配をあげたいなあ♪
クリケット場面の若々しさがなんとも素敵☆
ニーヴン版の方の観賞日記はこちら→http://13374.diarynote.jp/201301252334447443/
前作「二人で泥棒を」の最終話には驚かされた。
いや、まさかそんなふうに終わるとはなあ。
しかし、あくまでも憧憬目線でラッフルズを思い続けるバニー、「冒険」に対して特別な思いを抱く英国人気質は納得です。フツーのオッサンたちがウキウキと泥棒計画に取り組む映画「ラヴェンダー・ヒル、モブ」をしみじみと思い出したのは私だけか。「ラヴェンダー…」の主人公たちは、貴族でないまでも上流紳士なラッフルズに比べると中産階級、中の中か中の下くらいな立ち位置なんだけど、犯罪かどうかというのをすっ飛ばして「冒険」へのワクドキ描写がたまらない魅力でした。これって英国ならではだよねえ。労働者階級についてはもしかしたら違うのかもしれないけれど。
奇跡の生還?を果たしたラッフルズと再会したバニー。
あのハンサムなラッフルズが、苦労のあまり白髪になって見た目ちょっとフケこんでいた(病人のふりをして世間から隠れているし)、というのに愕然。しかも、それでもラッフルズの危ない魅力に振りまわされてるバニー。
そして彼らはソレを、犯罪ではなく「冒険」と呼ぶ…(いや、犯罪なのも分かってるみたいなんですが、それでも呼ぶ)
そんな困った二人に、それでもホノボノする私でありました。
怪盗とか、スーパーヒーローとか呼ぶには、ちと行き当たりばったりなんですけどね(笑)
(追記) Youtubeに、古いラッフルズの映画化がアップされているのに気付きました。
デヴィッド・ニーヴン版(1939)→http://www.youtube.com/watch?v=YsWw7rGWUzk
ロナルド・コールマン版(1930)→http://www.youtube.com/watch?v=-WfmHOcxxX8
ロナルド・コールマンもラッフルズを演っていたんだね!
コールマンも英国紳士の代表格だけど、そして、コールマン版はちょろっとしか見ていないけど、ここはニーヴンに軍配をあげたいなあ♪
クリケット場面の若々しさがなんとも素敵☆
ニーヴン版の方の観賞日記はこちら→http://13374.diarynote.jp/201301252334447443/
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二人で泥棒を―ラッフルズとバニー (論創海外ミステリ)
2013年2月22日 読書
E.W. ホーナング著。
紳士泥棒ラッフルズと、彼に窮地から救われて相棒となる、学校時代の後輩バニー。
古き良き時代のおっとりした雰囲気漂う冒険譚。
ホームズとほぼ同時代の作品だそうな。ついでに、作者はドイルの妹の夫だとか。
映画「犯人は誰だ」に出てきたマッケンジー警部、本編にもちゃんと出てたのね~
訳者のまえがきに「ボーイズラブ隆盛の現代だから」などという一文が出てきてのけぞったが、バニーが良心のどがめを感じたりハラハラドキドキしたりしつつも、ラッフルズの魅力に振りまわされている描写には、うーん、当たらずとも遠からず…と思った。
イギリスだしねえ…
同じ怪盗紳士でも、女性から見て魅力的、なルパンとは一味違う。男性から見て魅力的なラッフルズなのであった(そりゃ女性にもモテるだろうけど…)。
紳士泥棒ラッフルズと、彼に窮地から救われて相棒となる、学校時代の後輩バニー。
古き良き時代のおっとりした雰囲気漂う冒険譚。
ホームズとほぼ同時代の作品だそうな。ついでに、作者はドイルの妹の夫だとか。
映画「犯人は誰だ」に出てきたマッケンジー警部、本編にもちゃんと出てたのね~
訳者のまえがきに「ボーイズラブ隆盛の現代だから」などという一文が出てきてのけぞったが、バニーが良心のどがめを感じたりハラハラドキドキしたりしつつも、ラッフルズの魅力に振りまわされている描写には、うーん、当たらずとも遠からず…と思った。
イギリスだしねえ…
同じ怪盗紳士でも、女性から見て魅力的、なルパンとは一味違う。男性から見て魅力的なラッフルズなのであった(そりゃ女性にもモテるだろうけど…)。
ブラックアウト (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)、ふたたび。
2013年2月19日 読書
時々ほかのものに脱線しながら、やっとこ最後まで来ました。
でも全然終わってないし!続巻は4月に出るらしいから急がなくてよかったんだ(爆)
序盤の“happy few”につづき、「ハーディ、キスを…」まで。
帆船小説好きなんですか?コニー・ウィリスさん??帆船小説も?
好きでも全然驚かない。なんか、この作者と、共通で好きな人(物)は多そうな気がする…作品を読んでいると…でも、共通で好きな人(物)の多さと、ウィリス作品への好感度の高さが正比例はしないのが不思議。いや、それなりに読ませますけど、じりじりはらはらドキドキと、一気に読まされるところはあるんですけどね。時々“引っかけ”を仕掛けてドキッとさせるページターナーぶりは上手いんですけど。
もっと大好きになってもよさそうなんだけど、というこの距離感は不思議だわ~(爆)
でも全然終わってないし!続巻は4月に出るらしいから急がなくてよかったんだ(爆)
序盤の“happy few”につづき、「ハーディ、キスを…」まで。
帆船小説好きなんですか?コニー・ウィリスさん??帆船小説も?
好きでも全然驚かない。なんか、この作者と、共通で好きな人(物)は多そうな気がする…作品を読んでいると…でも、共通で好きな人(物)の多さと、ウィリス作品への好感度の高さが正比例はしないのが不思議。いや、それなりに読ませますけど、じりじりはらはらドキドキと、一気に読まされるところはあるんですけどね。時々“引っかけ”を仕掛けてドキッとさせるページターナーぶりは上手いんですけど。
もっと大好きになってもよさそうなんだけど、というこの距離感は不思議だわ~(爆)
さらば愛しきサスペンス映画
2013年2月10日 読書
川本三郎・逢坂剛著。対談集。
「ノワール」ってだけでは語りきれない、だから「サスペンス」。
このスタンスは割と私好みです。
ノワールだけじゃ、私は物足りない。むしろ冒険映画やミステリ映画のほうが好きかも。
そして、ウィドマーク・ファンとして有名な逢坂氏なので、ちょこちょこウィドマーク様の名前もあがるのもいい感じ。
ぼちぼち、拾い読みっぽい感じで読んでます。
「映画評論家」ではない逢坂剛が入っている分、あまり評論的に深くなりすぎなくて気楽に読めていいです。「たかが映画じゃないか」の山田宏一×和田誠コンビの名対談の深み高みには達していないけど、クラシック映画への熱い思いはあります。
新刊だけに去年一挙にイギリスクラシックサスペンス映画をどかんとワンコインで出したKEEPのDVDの話まで出てきて、やっぱり「サスペンス」となるとイギリス映画も外せないよなっ!、と思いました。
ノワール、というとあまり英国的じゃなくなっちゃうしねえ。多分、ノワールというと閉塞的で救いのない物語で、情感や情念に訴えるところが大きいから。その点イギリス人気質というのは、諦念&情念よりは挑戦&頭脳戦を選ぶのではないかと思う(英国小説や映画のカラーからすると)。私も、そういう話のほうがホントは好き(笑)
時たまだったら、ノワールのどんよりした美学も楽しみますけどね。
ただこの本、…どうも剛爺、いきなりネタバレを口走るのはいかがなものか…(映画の、ではなくて原作小説のほうのネタバレではあるのですが)
p77~78で「幻の女」に関して、おっとー!な発言があったけど、アマゾンのレビューを見ると他にもトリックのネタを割るような発言があるらしい(p193)。
読み進むのが、ちょっとコワイかも(^^;)
注:“剛爺”というのは、私がかってにヘンな仇名をつけたわけではアリマセン。「剛爺コーナー」ってエッセイ集も出してますので剛爺は。あしからず。
「ノワール」ってだけでは語りきれない、だから「サスペンス」。
このスタンスは割と私好みです。
ノワールだけじゃ、私は物足りない。むしろ冒険映画やミステリ映画のほうが好きかも。
そして、ウィドマーク・ファンとして有名な逢坂氏なので、ちょこちょこウィドマーク様の名前もあがるのもいい感じ。
ぼちぼち、拾い読みっぽい感じで読んでます。
「映画評論家」ではない逢坂剛が入っている分、あまり評論的に深くなりすぎなくて気楽に読めていいです。「たかが映画じゃないか」の山田宏一×和田誠コンビの名対談の深み高みには達していないけど、クラシック映画への熱い思いはあります。
新刊だけに去年一挙にイギリスクラシックサスペンス映画をどかんとワンコインで出したKEEPのDVDの話まで出てきて、やっぱり「サスペンス」となるとイギリス映画も外せないよなっ!、と思いました。
ノワール、というとあまり英国的じゃなくなっちゃうしねえ。多分、ノワールというと閉塞的で救いのない物語で、情感や情念に訴えるところが大きいから。その点イギリス人気質というのは、諦念&情念よりは挑戦&頭脳戦を選ぶのではないかと思う(英国小説や映画のカラーからすると)。私も、そういう話のほうがホントは好き(笑)
時たまだったら、ノワールのどんよりした美学も楽しみますけどね。
ただこの本、…どうも剛爺、いきなりネタバレを口走るのはいかがなものか…(映画の、ではなくて原作小説のほうのネタバレではあるのですが)
p77~78で「幻の女」に関して、おっとー!な発言があったけど、アマゾンのレビューを見ると他にもトリックのネタを割るような発言があるらしい(p193)。
読み進むのが、ちょっとコワイかも(^^;)
注:“剛爺”というのは、私がかってにヘンな仇名をつけたわけではアリマセン。「剛爺コーナー」ってエッセイ集も出してますので剛爺は。あしからず。
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ブラックアウト (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
2013年2月7日 読書
コニー・ウィリスのタイムトラベルドタバタコメディ、再挑戦。
前回あまりに忙しくなったので(それにこの著者の他の作品に出てきたキャラが出てくるようなので先にそっち読もうとも思ったし)、読み始めたところでいったん手放したこの本。…またムチャクチャ長い話ですしね(笑)
でも今度は、がんがん進めますよ。半分近くまで一気に読みました。第二次大戦中のイギリスへ、研究のためタイムトリップした史学生たち。学童疎開先の田舎で、空襲下のロンドンで、ドイツ軍の追撃を逃れて英仏海峡で、彼らはイロイロと予定外、予想外のピンチに出会いまくって…
防空壕で「happy few」のセリフが出てくるので、おっ♪と、ちょっと楽しくなりました。帆船小説(ボライソー・シリーズ)で何度も使われた言い回し♪
大変カッチョイイ老俳優が…しびれますね~。
前回あまりに忙しくなったので(それにこの著者の他の作品に出てきたキャラが出てくるようなので先にそっち読もうとも思ったし)、読み始めたところでいったん手放したこの本。…またムチャクチャ長い話ですしね(笑)
でも今度は、がんがん進めますよ。半分近くまで一気に読みました。第二次大戦中のイギリスへ、研究のためタイムトリップした史学生たち。学童疎開先の田舎で、空襲下のロンドンで、ドイツ軍の追撃を逃れて英仏海峡で、彼らはイロイロと予定外、予想外のピンチに出会いまくって…
防空壕で「happy few」のセリフが出てくるので、おっ♪と、ちょっと楽しくなりました。帆船小説(ボライソー・シリーズ)で何度も使われた言い回し♪
大変カッチョイイ老俳優が…しびれますね~。
イギリス映画“Midshipman Easy”について引き続き調べ中。
原作小説“Mr. Midshipman Easy”については、ネットのあちこちに落ちてて無料で読めます。1936年に書かれた小説なので著作権切れてますし。マリアット、ナポレオン戦争中に英国海軍に入り、艦長にまで昇進した元軍人作家なだけはある。
http://dokolib.com/library/title.php?id=PG006629
目録カード風のレイアウトが素敵です(笑)
http://www.s-twc.com/dlink/index.php?bnum=2013<=1&lp=1&nc=1
こっちだとケータイでも読めるのか。愛想のない体裁だが辞書リンクがついてて便利。
(ガラケーだと辞書リンクは無理だろうな)
しかし「青空文庫」的な著作権切れ無料のコンテンツって、ほんとに身近になったなあ…
原作小説“Mr. Midshipman Easy”については、ネットのあちこちに落ちてて無料で読めます。1936年に書かれた小説なので著作権切れてますし。マリアット、ナポレオン戦争中に英国海軍に入り、艦長にまで昇進した元軍人作家なだけはある。
http://dokolib.com/library/title.php?id=PG006629
目録カード風のレイアウトが素敵です(笑)
http://www.s-twc.com/dlink/index.php?bnum=2013<=1&lp=1&nc=1
こっちだとケータイでも読めるのか。愛想のない体裁だが辞書リンクがついてて便利。
(ガラケーだと辞書リンクは無理だろうな)
しかし「青空文庫」的な著作権切れ無料のコンテンツって、ほんとに身近になったなあ…
ジーヴスとねこさらい (ウッドハウス・コレクション)
2013年2月1日 読書
P.G.ウッドハウス著。
ウッドハウスが存命中に完成させた最後のジーヴスもの、とのこと。
ウッドハウス・コレクションもついにここまで来ましたか…
静養?のため田舎にのんびりしに来たら、例によって、意にそまぬ女の子(美人だが高圧的なのがお約束)と婚約するハメになりかけるバーティ。
「あなたは私に夢中なのよね!」と決めつけられることの多いバーティだが、そのテの誤解をとくことは騎士道精神にもとる…と、ついつい拒絶できずに困り果てるはいつものこと。四面楚歌となるのもいつものこと。そしてジーヴズの頭脳と情報収集力がなければスープの中から脱出はできない…というのもいつものことだが、今回はいつになく?エンディングでは自分自身の判断で、なかなかカッコよい采配を決めてみせます。
…バーティの成長にほろりとするなあ。バーティだって成長するんだなあ(鬼)
それともジーヴズにいつものキレが、いつもより少ないということなのか?
いやいや、ご主人様にたまには華を持たせたということでしょうか。
…やっぱり最後だからなのか…
国書刊行会&森村たまきさん、御苦労さまでした。
ちょっと森村訳は癖があるかなーとも思うけど、日本語でウッドハウスがずらりと並べられる時代が来た、というのは素晴らしいことですから…
ウッドハウスが存命中に完成させた最後のジーヴスもの、とのこと。
ウッドハウス・コレクションもついにここまで来ましたか…
静養?のため田舎にのんびりしに来たら、例によって、意にそまぬ女の子(美人だが高圧的なのがお約束)と婚約するハメになりかけるバーティ。
「あなたは私に夢中なのよね!」と決めつけられることの多いバーティだが、そのテの誤解をとくことは騎士道精神にもとる…と、ついつい拒絶できずに困り果てるはいつものこと。四面楚歌となるのもいつものこと。そしてジーヴズの頭脳と情報収集力がなければスープの中から脱出はできない…というのもいつものことだが、今回はいつになく?エンディングでは自分自身の判断で、なかなかカッコよい采配を決めてみせます。
…バーティの成長にほろりとするなあ。バーティだって成長するんだなあ(鬼)
それともジーヴズにいつものキレが、いつもより少ないということなのか?
いやいや、ご主人様にたまには華を持たせたということでしょうか。
…やっぱり最後だからなのか…
国書刊行会&森村たまきさん、御苦労さまでした。
ちょっと森村訳は癖があるかなーとも思うけど、日本語でウッドハウスがずらりと並べられる時代が来た、というのは素晴らしいことですから…
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六花の勇者 3 (六花の勇者シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
2013年1月29日 読書
三巻目で、まだプロローグて感じですね(笑)
いまだに偽勇者が誰かはっきりしないまま進んでるし。逆に魔王に仕える凶魔三勢力の立ち位置がようやくわかってきて…というところ。
バトルは多いけど、今回もミステリ的な、知恵比べな味わいが強めなファンタジー。
二巻目で全く存在感の無かった(まあムリ無いのですが)、失意に沈むゴルドフ(とゴルドフが魂を捧げるナッシュタニア)が中心の巻。主人公のアドレットらは珍しくあんまり活躍しないのですが、これはこれで必要な巻か。
この著者の世界観が一筋縄ではいかないのは、前作武装司書シリーズでよーくわかっているのですが、さて、次巻ではどんな方向へ走ってくのかな?
待ち遠しいです。
いまだに偽勇者が誰かはっきりしないまま進んでるし。逆に魔王に仕える凶魔三勢力の立ち位置がようやくわかってきて…というところ。
バトルは多いけど、今回もミステリ的な、知恵比べな味わいが強めなファンタジー。
二巻目で全く存在感の無かった(まあムリ無いのですが)、失意に沈むゴルドフ(とゴルドフが魂を捧げるナッシュタニア)が中心の巻。主人公のアドレットらは珍しくあんまり活躍しないのですが、これはこれで必要な巻か。
この著者の世界観が一筋縄ではいかないのは、前作武装司書シリーズでよーくわかっているのですが、さて、次巻ではどんな方向へ走ってくのかな?
待ち遠しいです。
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買いそびれていた5巻。
フロスリップ(いやタイムスリップ)漫画から逸脱しかかってて毀誉褒貶がかますびしいみたいだが、まあとりあえず、読む。
さすがは古代ローマ人。兵役経験があるからか、何でもできるな~ルシウス(*^^*)
ヒロインのじーちゃんの渋さにはオドロキ。まあ、この著者、しぶいオッサンが好きなのは絵柄を見てると十分わかる。ルシウスも、ちょっとだけオッサン入ってるところがチャームポイント。
ちなみにじーちゃんは、平たい顔だがどーみてもトミー・リー・ジョーンズだ。友人の梅ちゃんはリー・ヴァン・クリーフと見たがいかがなものだろうか。
フロスリップ(いやタイムスリップ)漫画から逸脱しかかってて毀誉褒貶がかますびしいみたいだが、まあとりあえず、読む。
さすがは古代ローマ人。兵役経験があるからか、何でもできるな~ルシウス(*^^*)
ヒロインのじーちゃんの渋さにはオドロキ。まあ、この著者、しぶいオッサンが好きなのは絵柄を見てると十分わかる。ルシウスも、ちょっとだけオッサン入ってるところがチャームポイント。
ちなみにじーちゃんは、平たい顔だがどーみてもトミー・リー・ジョーンズだ。友人の梅ちゃんはリー・ヴァン・クリーフと見たがいかがなものだろうか。
バカとテストと召喚獣10.5 (ファミ通文庫)
2013年1月27日 読書 コメント (2)
井上 堅二著。
コンマ以下がついてるのは番外短編集。
前作はかなり評判が悪かったようだが(私は特に何とも思わなかったが…)、これは前作とあまり関係なくお気楽短編4連発なので、誰にでも薦められるでありましょう。あとがきに「いよいよ終盤、次巻はラストエピソード」とあったので、そっちがちょっと淋しいな~(^^;)
いつものとおり、楽しく読めました。
コンマ以下がついてるのは番外短編集。
前作はかなり評判が悪かったようだが(私は特に何とも思わなかったが…)、これは前作とあまり関係なくお気楽短編4連発なので、誰にでも薦められるでありましょう。あとがきに「いよいよ終盤、次巻はラストエピソード」とあったので、そっちがちょっと淋しいな~(^^;)
いつものとおり、楽しく読めました。
棺姫のチャイカIV (富士見ファンタジア文庫)
2013年1月23日 読書
榊一郎著。
まったり続いて四巻目。あと一息盛り上がらないが、アカリの終始一貫したハズレ発言は嫌いじゃない。
ゆるく笑いながら読み進んでいる。シリーズもののお約束?偽物登場の巻。
明日は休みだ!本気で一日だらけてすごすぞ!
ひとりでだらだらだらだらだらだら…
月曜見れなかったから、映画も見るぞ。こんどこそ♪
まったり続いて四巻目。あと一息盛り上がらないが、アカリの終始一貫したハズレ発言は嫌いじゃない。
ゆるく笑いながら読み進んでいる。シリーズもののお約束?偽物登場の巻。
明日は休みだ!本気で一日だらけてすごすぞ!
ひとりでだらだらだらだらだらだら…
月曜見れなかったから、映画も見るぞ。こんどこそ♪
されど罪人は竜と踊る 0.5 (ガガガ文庫)
2013年1月18日 読書
浅井ラボ著。
シリーズ番外短編集で、ジオルグ事務所にいた頃の若き日のガユス。
って本編でもそれなり若いけど…
スニーカー版に書き下ろしや修正も加わってるようでいっそうぶあつい。面白いけど、やっぱりジオルグ事務所最後の日ってちゃんと語られない…。
もうそろそろ、何をどうガユスが裏切ったり(あるいは不可抗力だったり)クエロに憎まれたり、その割にはギギナが仲悪いながらも相棒化しているのは何故なんだという謎を解いてくれてもいいと思うんだけどさ…
「破城槌」は、とんでもない大軍相手に小数での籠城戦、玉砕の危険をおかして援軍のため時間をかせぐ。ちょっと「アラモ」を思い出させられる一場面も(*^^*)
シリーズ番外短編集で、ジオルグ事務所にいた頃の若き日のガユス。
って本編でもそれなり若いけど…
スニーカー版に書き下ろしや修正も加わってるようでいっそうぶあつい。面白いけど、やっぱりジオルグ事務所最後の日ってちゃんと語られない…。
もうそろそろ、何をどうガユスが裏切ったり(あるいは不可抗力だったり)クエロに憎まれたり、その割にはギギナが仲悪いながらも相棒化しているのは何故なんだという謎を解いてくれてもいいと思うんだけどさ…
「破城槌」は、とんでもない大軍相手に小数での籠城戦、玉砕の危険をおかして援軍のため時間をかせぐ。ちょっと「アラモ」を思い出させられる一場面も(*^^*)
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1930~1950年代 洋画アドグラフィティガイド
2013年1月16日 読書 コメント (2)
児玉数夫著。
アメリカ国内での新聞や雑誌広告、ポスターなどあれやこれや。
アドグラフィックが主だがコラム部分もあり。
日本での知名度と違った感覚のコレクションになってるのが新鮮。
クラシック好きならほっこりできます(*^^*)
ついに風邪(近頃はやりのハラに来る奴)にちょっとつかまって、病院にかけつけてとりあえずもたせてます。
月曜まで休めないからなー(棒読み)
アメリカ国内での新聞や雑誌広告、ポスターなどあれやこれや。
アドグラフィックが主だがコラム部分もあり。
日本での知名度と違った感覚のコレクションになってるのが新鮮。
クラシック好きならほっこりできます(*^^*)
ついに風邪(近頃はやりのハラに来る奴)にちょっとつかまって、病院にかけつけてとりあえずもたせてます。
月曜まで休めないからなー(棒読み)
姫さま、お輿入れ―千両役者捕物帖 (時代小説文庫)
2013年1月5日 読書
幡大介著。
シリーズ二作目。千両役者の天才女形・ビボーの千代丸はそんなに活躍しないが、旅芝居一座の仲間たちがそれぞれの個性を発揮して活躍するのがいいね。剣各浪人"センセイ"、気のきく三枚目役者の"亀"、舞台度胸抜群の老け女形一助、まだまだ懐に何か隠してそうな座長の勘太郎、ヘタレな二枚目徳次ですらそれなりに役に立つ一幕あり。
楽しいがヌルい、評価はいまだにちょっと迷ってしまう…
三作目あたりが決めてになるかな?
ちょっと盛りだくさん過ぎる感もあるんだよね。
千代丸はひょんなことから同心・桜山家のあとつぎ役と、娘千代と、両方の替え玉をさせられるが、"千代丸とそっくり"な千代は美女なのにバリバリの武闘派隠密としてブイブイ言わせてる。千代丸をビビらせて男言葉でニヤリ、とか、かなり性格が歪んでいる(笑)
何かを思い出すなーと思ってたら…名香智子だ。名香智子のマンガだ!
おんなじよーに中世的な美貌で、女装男装自由自在で、ナヨナヨしとやかな美青年とキリっと凛々しい美女とって、こりゃ名香智子しかないよね、と、こういう時代小説文庫を読む人にはわからないかもしれないような感想をかみしめる私でした。
シリーズ二作目。千両役者の天才女形・ビボーの千代丸はそんなに活躍しないが、旅芝居一座の仲間たちがそれぞれの個性を発揮して活躍するのがいいね。剣各浪人"センセイ"、気のきく三枚目役者の"亀"、舞台度胸抜群の老け女形一助、まだまだ懐に何か隠してそうな座長の勘太郎、ヘタレな二枚目徳次ですらそれなりに役に立つ一幕あり。
楽しいがヌルい、評価はいまだにちょっと迷ってしまう…
三作目あたりが決めてになるかな?
ちょっと盛りだくさん過ぎる感もあるんだよね。
千代丸はひょんなことから同心・桜山家のあとつぎ役と、娘千代と、両方の替え玉をさせられるが、"千代丸とそっくり"な千代は美女なのにバリバリの武闘派隠密としてブイブイ言わせてる。千代丸をビビらせて男言葉でニヤリ、とか、かなり性格が歪んでいる(笑)
何かを思い出すなーと思ってたら…名香智子だ。名香智子のマンガだ!
おんなじよーに中世的な美貌で、女装男装自由自在で、ナヨナヨしとやかな美青年とキリっと凛々しい美女とって、こりゃ名香智子しかないよね、と、こういう時代小説文庫を読む人にはわからないかもしれないような感想をかみしめる私でした。
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おかしい。なんで大掃除が終わらないんだ?
2012年12月30日 読書答え:まだ始まっていないから。
…いやその…
全然始めてないってことは、ないですよ?
ところどころ、片付けたり拭いたりしました。
でも買い出しとかいろいろで疲れてしまったし…
掃除に必要な物品の買い物はすませました。
…まあ、おせちは今年はさぼることにした(百貨店で買ってきた)ぶん、明日掃除三昧にできるはず。
そのためにも早寝早起き。今日はもう寝ます。寝なきゃ。おやすみなさい。
ちなみに私は、四角い部屋を丸く掃くタイプですが、夫は、四角い部屋の隅っこに極限集中して片付け始めるタイプです(見ていてじりじりする~)。後者の場合、永遠に大掃除って終わらないような気がしますがどうでしょう。ちょっとばかし、暗雲たちこめる最終日です…
…いやその…
全然始めてないってことは、ないですよ?
ところどころ、片付けたり拭いたりしました。
でも買い出しとかいろいろで疲れてしまったし…
掃除に必要な物品の買い物はすませました。
…まあ、おせちは今年はさぼることにした(百貨店で買ってきた)ぶん、明日掃除三昧にできるはず。
そのためにも早寝早起き。今日はもう寝ます。寝なきゃ。おやすみなさい。
ちなみに私は、四角い部屋を丸く掃くタイプですが、夫は、四角い部屋の隅っこに極限集中して片付け始めるタイプです(見ていてじりじりする~)。後者の場合、永遠に大掃除って終わらないような気がしますがどうでしょう。ちょっとばかし、暗雲たちこめる最終日です…
夜のピクニック (新潮文庫)
2012年12月24日 読書 コメント (6)
恩田陸著。
一晩ただただ歩き続ける、高校行事「歩行祭」。
地味に、だらだら会話や黙想を交わし合う高校生たちのオハナシが、今うじうじクヨクヨムードに入っている私のバイオリズムに合うようなので他の本をおいといて読み始めた。
自分がオトナげなく頼りないのは、わかってる、残念ながら…
精神年齢低いかなあ、…この高校生たちのほうがよほど大人かもしれん(爆)
次の日に突入つつ読了。やれやれ、疲れているのに一気読みはイカンなぁ。
仕事帰りに家族で待ち合わせて軽く外食して、帰ってからシュトーレンちょっと食べたけど、クリスマス映画は、今年は見そびれた…明日もどうも無理そうな…(T^T)
年賀状もできていないし。
いかんなー悲しいなー。
一晩ただただ歩き続ける、高校行事「歩行祭」。
地味に、だらだら会話や黙想を交わし合う高校生たちのオハナシが、今うじうじクヨクヨムードに入っている私のバイオリズムに合うようなので他の本をおいといて読み始めた。
自分がオトナげなく頼りないのは、わかってる、残念ながら…
精神年齢低いかなあ、…この高校生たちのほうがよほど大人かもしれん(爆)
次の日に突入つつ読了。やれやれ、疲れているのに一気読みはイカンなぁ。
仕事帰りに家族で待ち合わせて軽く外食して、帰ってからシュトーレンちょっと食べたけど、クリスマス映画は、今年は見そびれた…明日もどうも無理そうな…(T^T)
年賀状もできていないし。
いかんなー悲しいなー。