宮城谷 昌光著。

ひさびさに宮城谷氏の中国モノ。
戦国時代後期、貧しい一学徒からやがては秦の宰相にまでのぼりつめた范雎を描く。
さまざまな出会いと苦難とを通して、どんどん人としての格の上がってゆく主人公。
例によって、簡潔端正な読みやすい文章でページを繰らせるが、なんかモノ凄いモテ男で、こんな主人公はじめてなんじゃないか宮城谷サン…
少なくともこれまで私が読んだ中ではダントツ。上巻を半分読む頃には4人くらいの女性から好意を持たれてたりデキちゃったりしてるぞ。島耕作かキサマ!(いや、島耕作は読んだことないんだけどサ)

いつになくヌレ場の多い宮城谷中国史でした(笑)
いつになくタイトルも、漢字よりひらがなが多いし。関係ないが。
高殿円著。
国税徴収官ぐー子のシリーズ第三弾。

いやー、ぐー子ずいぶん成長したなあーーー!!!
結構独力で案件を解決していけるぢゃないか!
といっても、根本的にスッキリ幸せに「解決」される件ばかりじゃないのがこの業界の辛い所…
でもなんか、一気読みしちゃった。
キングスライムはいいね。
スライムベス色の車に乗ってるのも含めて。
一作目の頃に比べると軽いっちゃ軽いんだろうけど、面白く読める。


今日は久々の休み(本当はおとといも休みが入っていたが、朝少しゆっくり寝てただけで、起きたら持ち帰り仕事して夕方職場に行ったし、絶対9時間は働いたよ…)、朝からネットサーフしてまる一冊本を読んでしまって、ああ、休みっていいなあ。

まだ1時。昼寝しよーかなー。録りだめてる映画も一本観れるかなあ。あ、仕事の電話を一本だけはかけといたほうがいいかなあ…

とりあえずなんか昼ゴハン食べよう♪
響野 夏菜著。

シリーズ終盤にはいってきました。
ヒロインとできちゃった(爆)教育係兼魔法使いは、自分にもかかっている呪いをはずすために、前巻くらいから「魔法使いをやめる」ことを画策中。まあ、いつ何十年もの眠りについて、親しくなった、あるいは愛する人々とぽんと時間的に引き離されるかわからないのは、そりゃあイヤだよね。
ただ、ヒロインが「あなたは、こんなにも長い間、魔法で国に尽くしてきたのだから…」とやたら繰り返すのは、「時代的には200年超えだけど、起きて動いていた(=国に尽くしていた)のは20数年くらいじゃなかったっけか?」と心の中にツッコミが生まれて困る。

確かにゼルの、国への貢献は多大だが、それは質的なもので量(期間)じゃないんじゃないか。

今は魔法使いは放置で、もと婚約者のアレクセル殿下の結婚問題ばかりが気になって読み進んでる私(笑)
リア、がんばれ~
デイヴィッド・ゴードン著。

かつては純文学を志した筈が、今はポルノ雑誌のコラム書きやゴーストライター、お安いソフトコアSFやヴァンパイア小説で食いつなぐ二流小説家の主人公。
その文章を「ポルノ雑誌で読みファンになった。告白本を出すからライターになってくれ」と、収監中の連続殺人犯の弁護士から連絡が。酸鼻を極める猟奇的事件は、ベストセラー必至の極上ネタだ。取材に際して殺人犯から出されたいくつかの条件に応じて、動き始めた主人公が遭遇したのは…

途中に主人公作の、いかにもなジャンル小説の一節がはさみこまれたり、ヘタレなくせに何だか周囲は美女だらけ(別れた彼女、まだ女子高生な彼女、興味なさげな彼女、などなど…)な主人公の、オフビートなユーモアに満ちた語り口を楽しむものかな、と思っていたら、3分の1くらいからジェットコースター・ノベルに!

ちょっとビックリしました。面白かった。

もちろんそれでもオフビートなユーモアと、主人公の、「書くこと」についての錯綜する思いなども印象深く、最終的には主人公ちょっと前向きになってる感じで読後感も悪くない。うまい人だなー。

佐助を討て

2012年9月24日 読書
犬飼 六岐著。

豊臣氏は滅びたが、大御所徳川家康はいまだに、不世出の忍び・猿飛佐助の悪夢にうなされていた。佐助を含む真田の残党狩りへと駆り出された若き伊賀者・数馬だが…

佐助を倒すどころか、その容姿を確認しようとするだけでも大量に死者が出る始末。佐助に遭遇しながらからくも生き延びた数馬は、上司の命で様々な地へと飛ぶ。平和の世になった筈が、「佐助を討て」の命に従った伊賀忍者たちは次々と落命し、その数を激減させてゆくのが皮肉である。
数馬は、誠実だが、特に抜きんでた技量をもつわけではない。だが、戦いの最前線に立つ「中堅どころ」の能力の高い先輩たちから次々と死んでゆき、古老と若者ばかりが残されると、いつしか自分より若い忍びたちに目配りするような立場におしあげられてゆく。
若き中間管理職と言ってもいいかも。

こうした、さりげなく現代人の心情にも添う凡人の主人公設定が、繰り返される凄絶な戦闘場面とは対称的で、全体としては割と淡々としたなかに、不思議に透徹した印象がある。不器用な、淡い恋模様もちりばめて、いい感じだ。
むしろ名人や天才は、戦いの中で戦いに淫して狂ってゆく。常人の心の届くものではない…
佐助は別格としても、こうした天才肌の忍びたちの群像も、物語のアクセントになっている。
最近読んだ著者の作品の中では一番面白く感じた。

読書メーターなどを見ると意外に点数が辛いのが、とても不思議だ。
この抑制のきいてる所が、若い人に受けないんだろうか。
デビュー時はもっとはっちゃけていたのが、巧くなった…と私は思うんだけど。

といっても唯一、最後の最後で「えーと、あの××は?」と思うのは残念でした。
あと一声、簡潔にで良いから説明かヒントが欲しかった。私が読み過ごしたんじゃないよな。
誰でもが徳川家康の没年(年だけでも)を知ってるわけじゃなし。
(私もぐぐって確かめました)
この著者らしい、えっ!という仕掛けでもあるんですが。

ここは穴なんだろうけどつい夢中で読んだし読んでる途中の印象は良かったので★奮発。
ちゃっちゃと読み進んではや四巻目に入った。

婚約者は王子様なのに(しかもアホだけどイイ男…)、なんか教育係とカップリング方向にばかり話が進んでいくのがなんとなく気に入らないが(笑)
かっとんだり真面目にキメたりとメリハリのきいた王子様の言動に、なんかページを次々と繰ってしまうんだね。

もしヒロインと王子様の婚約が破棄されて、王子様が舞台から退場してしまったら、私は続きを読めるだろうか…
そこはちょっと心配かも。
神坂 一 著。


そこそこの楽しさだが、いよいよコレでシリーズも止まっちゃうのかなー。
あとがき読んでるとそんなことが書いてあった。
残念…
響野夏菜著。

ファンタジー・ラブコメ。
といっても結構ハードに不幸なお育ちのヒロインは皮肉屋の意地っ張り。
何たって生まれた時に悪い魔法使いに呪われて、お城から出たらヒロインは死ぬ、ヒロインに触れた異性はカエルになってしまう、の二重苦のままお年頃になったんですから。

そんな彼女にまさか!の新展開。彼女の絵姿を見て一目ぼれした大国の王子が婚約を申し入れてきて、「呪いを解くため」の腕きき魔法使い兼「お輿入れに備えての」教育係を送りこんできたのだった。

この魔法使いゼルイーク、確かに腕ききで、来ただけで彼女の呪いをちょっぴり軽減し、しかも相当なイケメンなのだが、これがヒロイン以上の皮肉屋のドSで…


魔法使いの意地悪ぶりには多少イライラするが、あ・かるいバカ王子アレクセルが魅力的で楽しい。一見優秀かつ美形なのだが真性のアホ。でもイイ男なのだ。王子喋りも好み(笑)
誰に対しても容赦のないゼルにムチャクチャされたり、歯の浮くようなセリフにヒロインが嫌な顔をしてもゼンゼンめげない。そして時たま(たまにだが)、モノスゴくいい事を言ったりもする。

呪いは一朝一夕には解けきらないようだが(実際10冊くらいシリーズが続いている様子…)、結構面白いので(主としてアレクセルが…)、続きも読んでみようっと♪
須賀しのぶ著。

ちょっと最後駆け足だが(まあ、戦前の大陸の状況の解説でイロイロ時間もかかるし…)、大ロマン完結。
いやー、神の舞姫から、馬賊のかみさんに本当になっちゃうんだから凄すぎ。
それでも相変わらずのイキオイのある文章で一気に読まされた。
面白かった。
…えー、やっぱこう収めるの~、と、思わなかったと言えば嘘になるかもだが(笑)

ほんとは★4に近い★3。

あと、ショールカ可愛いよショールカ~(*^^*)
スコット ウエスターフェルド著。

スチームパンクでラノベな異世界第一次大戦ストーリー、二巻目。
今度はイスタンブールが主な舞台。オスマン帝国はドイツと英国、どちらにつくのか。
追われるオーストリアの公子アレックと、女の子なのを隠して英国空軍に入隊したデリンの、冒険また冒険。意外にテンションが落ちない、むしろ一巻目より面白かったくらいで、三巻目が楽しみになった!
チャールズ・ディケンズ著。

ジェントルマンの体裁は出来上がったが、金が転がり込んできてもダメにならずにいるのはなかなか難しい。愛するエステラには相変わらず振りまわされるばかり、都会に出て以来、立派なダメ若紳士になりかけていたピップだが、謎の財産贈与の主の正体がようやく判明し、彼の運命はまた大きく揺さぶられることになる。

上巻を読み終え、下巻に入ったところで時間が足りなくなって(後に予約がついていたから延長できなかった…)、泣く泣く一旦返却したものが、ようやくまた回ってきました。
上巻はさすがに昔の小説らしくゆったりゆったりだったのが、下巻に入ってからはじわじわペースが早くなって、様々な伏線風呂敷がガシガシ折りたたまれてゆき、しまいにゃジェットコースター・ノベル!そりゃ19世紀きってのベストセラー作家だもんね…

いや、どきどきハラハラだけでなく、細かく書き込まれた人間描写がまた面白いのですが…
ヤな奴、情けない奴がいっぱい出てくるけど、そんな人ばかりでもない。良い友人を何人か持てていたのが、やはり主人公には救いになりましたね。全般に、ヘンな人は多いけどね。というかヘンでない人はあまりいない…。中でもウェミック、すごい…最初出てきた時、こんな深い(?)ヤツだとは思いませんでしたよ。大活躍するし、びっくり(^^;)
エステラをめぐるミス・ハヴィシャムの思いとか、後半は皮肉で諷刺的なトーンだけでなくメロドラマチックなシーン、ホロリとする盛り上げなんかも効いてて一気読み。

あー、これで、録画してある映画版(デヴィッド・リーン版)が観れるな!
楽しみだ!
睦月 けい著。

豊饒祭の季節が来た。シャーロットは一念発起、「国王の資質を持つもの」を見定めるため、これまで避けまくっていた「人前に出る」ことを決意し、マナーやダンスなど社交術の特訓を受けることにするが…

あいかわらず、ところどころ日本語が変で、心理描写もたまにぎくしゃく、宮廷や政治を「勉強」で描いてる感が抜けないが、キャラクター設定に独特の個性というか手ごたえがあるので、つい読まされる。夜中に一気読み。

何かにつけて不器用で人前に出るのが怖い、自信が持てないトラウマ姫のシャーロット。でも、その割に(そのぶん?)あれこれ深く考えるところがあるし、意外と皮肉屋で、語り手である彼女の独白は「えっちらおっちら」ぎくしゃく進むが、そこが独特で面白い味になっている。
最初に登場した時に感じられた(そして世間一般に思われていた)よりはずっと努力家だし。
幼少期のトラウマがでかすぎたんだよねきっと。この三巻目では「がんばる姫」に好感が持てる。厳しいレオンにもクールなアルベルトにも認められてよかったねー♪
一番おいしく書けてるのはレイフォード王子だけどね。
あーーー、一気に読んじゃった。
湖の民と地の民のあいだに橋を掛けようとするふたり。 
今回は川をくだってロード・ムービー風?
旅の中で理解者や友人がボチボチふえて、湖の民の「基礎」を扱う能力の謎が色々開陳されて、終盤には意外な相手との戦いもあって、地味だけどますます面白くなって来ました。

ダグがデキる湖の民なのはわかってたけど(若い連中を導きまくってる…)、フォーンがこんなに頭がよくて、予想以上に大活躍なのが楽しい。
フォーンの兄フィットも、お調子者だけど発想が柔軟なところもあって面白い。

四巻目が訳されるのが待ち遠しくなってきたー!
ロイス・マクマスター・ビジョルド著。
異世界ファンタジー?のシリーズ三作目を読み始める(遠い未来か遠い過去が舞台の可能性もゼロではない)。

タップのレッスン後、ムスコの学校の文化祭見物へとちょこっと回る。本人はたまたま部活の試合が当たっていて、いないんだけどな…
(ちょっと空しい気がする)

暑くて暑くてめっちゃ疲れた。

で、この本もあまり進まなかったのだけど(面白くないわけでは決してない!)、表紙がちょっと変でないかい?
片手を怪我で失っている主人公のダグは、仕掛けつきの義手を左手首にセットしていて、弓もひけるようになっていると本文中にもあるのだが、さすがに義手のほうで弦を引き絞って射るのは難しいのではないか?
そもそも右利きだったら左手で弓を支え、右手で引き絞るでしょうし。
左利きで利き手を失ったようにも書いてなかったと思うけどなあ。

誰も表紙描いた画家にツッコまなかったんかー…
伊吹秀明著。

ライヘンバッハの滝で宿敵とともに死んだと思われていたホームズ、彼の身を助けたのは日本の武術『バリツ』の素養だということである(ドイルの“原典”に書いてある)。
その『バリツ』を中心にホームズのかかわった事件を描くパスティーシュ短編集。

格闘家としてのホームズを描く、というので、アクションまたアクションかと思ってたらそうでもない。特に2作目以降は、ホームズの時代の実在の有名人や事件や流行を取り込み、読者をニヤリとさせてくれる。軽いがハメをはずしすぎず、バランスのとれた感じの楽しい読み物。

これもご紹介さんきゅでした、だぶるえんだーさま☆
あいかわらずちょーぶあつい…
痛いし…(笑)

しかし、時間がないなー。
旅行の写真アップズルズル遅れてる。
高殿円著。

いやー、思いのほか長いシリーズでありました。ちょっとかけ足な気もしたけど、最終巻ではこれまで伏せられていた様々な謎が片っ端から解きほぐされてさっぱりすっきり。もしかしたら忘れている謎もあるかもしれませんがそれは自分のせいかな(爆)

最近お約束の冒頭脇役大独白はもちろんリドリス。ところがそのあともう一段、意外な人物の人生語りが。というか、こいつ(だけじゃないけど)の背景がそんなんだったとわー!スケールの大きさと、らぶらぶと、何かと可愛そうな人々にはホロリと、盛りだくさんで「完結編」に相応しいよみごたえでした。

そして強引にでも笑いをぶちこむエピローグにホッ。(*^^*)
確かに食い意地死ぬほど張ってたよな、彼女…
ジェリー・パーネル著。

広大な星々に散った人類。が、“分離戦争”後、中央と隔てられ文明の退化した星も多かった。そうした星は高度な科学技術を有する銀河帝国に“再発見”されると、低級な植民地惑星として再併合される運命にあった。ただし、科学技術のレベルに従い扱いは微妙に変わってくる。
飛来した宇宙軍の鼻先で、“サミュアル王子の惑星”の人々は、運命を少しでも耐えられるものに変えるべく、大きな賭けに出るのだった。

この惑星の技術レベル、イメージとしては飛行機以前、19世紀あたりか。
そんな、クラシックな星の天才的軍人マッキニーが、「近隣のもっと退化した星に埋もれた“図書館”」から、宇宙軍の目を盗んで科学技術情報を引出し持ち帰るミッションを受け、特命チームを率いて宇宙へと旅立つ。少しでも大きな自治権を得るには、宇宙船の自力開発が必要!
(現時点では庇護者ヅラの宇宙軍をだまくらかし、星間貿易商人に同行させてもらうのだが)

痛快SFアクションでありつつ、宇宙軍との騙し合いのサスペンスも楽しめて、一気読み。
1984年初版とあって、図書館で借りたら紙は茶色で字は小さくて薄くなりかけだったが(笑)

戦闘シーン自体は未来的技術皆無なので、SFアクションというより冒険小説的風味が強い。
帆船で海戦をやらかすのも帆船ファンの私には嬉しいし、“野蛮人”が数を頼りに襲撃してくるのを、戦術の差(これは文明の格差でもある)で打ち破るのも爽快。
以前に読んだ戦術史の本をもろに思い出さされたりもするけど(笑)。
考え抜かれたグッドエンディングへの着地もスッキリおみごと。

楽しい作品のご紹介を、ありがとうございました~♪、だぶるえんだーさま!
歴史から地理から文化から言語から料理から、色々な切り口から色々な人がコラムを寄せた、寄せ集め的な本。少し古くもあるが(1996年)、意外とカラー写真も多くて読みやすい。

チェコへ行ってきたから借りてきたのだが、もう少し予習してから行けばよかったかな。
もう一度行きたくなって困ります。ハンガリーも行きたいな。
アンドラシー通り!ダヴィゼーニャ!(←アリステア・マクリーン・ファンなら分かって下さいネ)
甲斐田紫乃著。シリーズ完結編。

ついた通り名が「呪殺令嬢」。顔の造作は悪くないのに、口下手で怖がりなため、他人と口を聞こうとしたり笑いかけようとすると緊張で引きつって超コワイ表情になっちゃう気の毒ヒロイン。
しかも「貴女は大魔王の生まれ変わり」と魔物たちにつきまとわれて、素敵な王子様(聖女の生まれ変わり)からは天敵!と断じられる。
き、気の毒…(^^;)

びみょーな出来のファンタジー・ラブコメだったが、この三巻目にいたって、急に各種伏線がばしばしと畳まれ、新キャラ・ヒロイン兄のインパクトも鮮やかで、テンポよく楽しめる話になっていました。いやーびっくり。最後まで読んでみるもんですね。
王子様の地味兄も予想外の大活躍で、兄ちゃんズグッジョブ!
とにかく二巻目まで出ていたキャラたちのほとんどが、新しい表情を見せてくれてナイス。

今ごろになって、終わるのが急に惜しくなるほどの楽しさでしたね。
もっとこのへん書きこんでも、ひねって使ってもいいのに…という所を残している駆け足ラストの残念さも、ある意味余韻とも感じられて悪くない。
思わぬところで「タイトル」の真意も明らかになり膝を叩く。
これからだんだん上手くなるかなこの著者(たま~にヘンな日本語がないではないがギリギリ許せる程度)。
ビーズログ文庫は、漫画のようにチャラい作品が多い軽いレーベルのようだけど、やはり時には「当たり」が出ますね、軽いなりに。

いやー、めげずに読み続けて良かった(*^^*)

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