岡本喜八エッセイを読みながら、並行してこちらも少しずつ読み進む。
両方持ち歩いてると、文庫本とはいえ、ぶ厚めのペアで、重いなー…
まぁ、単行本二冊(読んでる最中のと、その次の本と)持ち歩く時すらあるから、慣れてるっちゃ慣れてるけど

シュトーレンは買ってきた。
海外サイトで自分へのプレゼント(DVD)を何か買いたくてうろうろしたが、届くのは旧暦のクリスマスか?(爆)

そろそろ逃避はおしまいにして、たまった仕事を少しでも進めたほうがいいんだろうな。
それと、寝不足を解消するべく早寝しないとね。ネットなんか彷徨っていると何時になっても終わりゃしないんだから~
岡本喜八著。

岡本監督没後にまとめられたエッセイ集。なのでたぶん、同じような話が複数回出てくるようす…だが、小さいながら写真もちょこちょこ入ってるし、この監督らしい、照れや諧謔のにじんだテンポのよい文章で、気持ちよく読める。
学校でてすぐくらいに、この人のエッセイは何冊か図書館で借りて読んだが細かいところは覚えてないので、いい復習だ(笑)

しかし、BSで録った喜八映画がなかなか消化しきれない…忙しすぎる…ううううう…
コニー・ウィリス著。

「ブラックアウト」を読み始めたが、タイムトラベル史学科シリーズ(私が勝手に名付けた)の最初の本に出てきたキャラが再登場してるらしいので、やっぱ最初のヤツを先に読んどこうかとこちらを借りた。長編の二作目「犬は勘定に入れません」は既読なんだけど、そっちには出なかったキャラなような…

女子大生が、周囲の危惧もものともせず、中世へ飛ぶんだけど、思いがけないトラブル(病気そのほか)が…

まあ、面白いんだけど、先へ先へ読んじゃうけど、ちょっとだけスピードが早すぎると思うねえ。
面白いんだけど、文句なく褒めまくれないのは、そこのところかも。
幡大介著。

「大富豪同心」の作者によるユーモア時代劇。
旅役者藤本勘太郎一座のスターは、美貌の若い女形・千代丸。いたって気弱な性格にもかかわらず天性の役者というべき演技センスと『本番での強さ』を備えた彼を擁して、一座は江戸へ乗り込んだが、なぜか同心桜山家の周囲にうごめく陰謀にまきこまれ、千代丸は桜山家の娘に、次は後継ぎ(養子)として同心に化けて生活する破目に。
一座の仲間も危機を乗り越えるべく力を合わせて頑張るのだが…

悪くはないけど、ちょっと軽すぎるかな(^^;)
まあ一作目は設定のお披露目。二作目からですかね。芸人仲間がそれぞれ得意技を生かして、てのは良い。世知にたけた座頭、身軽で気のきく三枚目役者、舞台度胸十分の老け女形、悪役兼用心棒の浪人センセイ。それぞれ過去のアレコレが今後出てきて物語をいろどりそうである。二枚目役者が一番の役立たず。やれやれである。
佐々木倫子著。

やっぱり楽しい。

しかし、きっとウチの職場にも「バカ枠」あったんだな~。
少なくともワタシの年までは!!!
というか、私よりあとは取ってないんじゃないか。

…と、思わずにはいられない、何かとしおしおのぱーなお仕事ライフでした。

いつか小倉さんのように、パカ枠でも大当たりをかます日が、あるといいんだけどね(^^;)
まあ、大当たりしてても周囲は大変なんで、申し訳ないですけどさ。
コニー・ウィリス著。

借りてみたけど、背幅がすごいな。まあそれはいいんだが、ウィリスって、人気も評価も高いSF作家だけど、私に受けそうでどこかビミョー、という立ち位置だから、本気で読むかどうか迷ってしまうわ…

『アステアと踊りたい』21世紀の女の子の話「リメイク」とか、絶対ウッドハウス狙ってるよな、な「犬は勘定に入れません」も、そう書くとバカ受けしそうなのに、そして面白くないわけじゃないのに、何かが、ほんの少し、ものたりない。
なぜかしら。
ひさびさに、やすみ。休みの日でも結構職場覗いていたけど今日は結局ずっとだらだら。
ほんとは、ちょっと行こうかと思ってたけど腰砕け…明日がコワイ…
(明日は出勤明後日も半分出勤)

…まあ…家にいて、しかもすぐに寝なおししないでだらだらネットサーフしてたから、文楽劇場友の会の会員証(書留できた)をサクっと受け取れたのは、よかったんだけど。
新春公演の予約受付、12/2に間に合ったぞ~♪(あ、会員以外の一般受付は12/34からです)
1月も、行く気マンマンであります。いい席とりたいなー。
最前列がどんなかは分かったので(人形は素晴らしくよく見えるが、中央でないと最前列であっても時々淋しいし、字幕は舞台の上部に出るのでちょっと見にくい)、字幕の見やすさとかとあわせて、今度は中央近くの5~7列目くらいを狙ってみたいなー。

だらだらの中で、幡大介のシリーズ10巻を読む。

卯之吉を狙う悪党たちが、彼をハメるため、彼の偽者を仕立てて人斬り同心の濡れ衣を着せる事件がおこり、兄を殺された仇として卯之吉を狙う青年が国元から江戸へやってくる。

いつもにもまして、大富豪同心卯之吉は何にもしない。
ただ、山出しの純情剣術バカ青年と、彼の流派の江戸総本家(と言う割にさびれてるらしい)の大先生が、意外といい味出しているし、珍しく、岡っ引きがわりの幇間銀八も気のきいた動きを見せる(笑)
グッジョブ銀八!
たいした中身じゃないんだが、なんか気持ちよく一気読みしてしまった。
この剣術バカ君、もう出てこないかなぁ。大先生のほうでもいいよ。

でも、次巻ではそろそろ美鈴さんをなんとかしてあげればいいのになー。それでなければ一念発起して、たまにはもう少し本格ミステリ仕立てにするとか(無理かな)。
うーん…

けっこう手の込んだ、クリスマスとお正月の家族生活にちいての調査結果のまとめなんですが。
食事まわりを「好きかどうか」一辺倒で「伝統」からかけ離れたものにしちゃったりってのは、まあ自分にも耳が痛いというか、好き嫌いが多い自分をちょっと反省したりとかするけど。
でも、食生活の変化はまだいいとして、自分に子どもができても、「親」にぶらさがって子ども態勢というのは、なんかヘンですね。さすがのワタシも就職してからはお年玉もらわんかったぞ!ほんとにそんな大人がいっぱいいるの?そりゃ親だけでなく祖父母もヘンになってきてるってこと?

それに、自分の子どもが中学生でサンタ信じてたら怖いと思うから、ソフトランディングさせたいと思うし(笑)

浄瑠璃を読もう

2012年11月23日 読書
橋本治著。

病膏肓です(笑)
最初の章が「仮名手本忠臣蔵」なので読む。
まだ、忠臣蔵と曽根崎心中しか見た事がないので、あとの章はどうしようかな…
(しかも曽根崎心中はとりあげてないのだこの本…)

私の持論としては、予習は必要、ただし、予習をやりすぎると見てる最中のハラハラ、ワクドキが目減りするので、匙加減が必要…なのである。

「鮒侍ぢゃ!」と言われて、あっ、鮒侍ってどっかできいた事あったけど、忠臣蔵だったのか!
とか、「人参のんで首くくるようなもの」とか言われて、ふむむ、たぶん高麗ニンジンなんだろうな、とか、自分で脳内検索したり、考えてみたりするのが楽しいんだもん。
ちなみに鮒侍は、たぶん昔読んだ筒井康隆か小松左京のSF内ギャグ場面にあったんじゃなかろうかと思う(小松左京も実はかなりキレるユーモアセンスの持ち主だったんだよ、しかも伝統芸能とか何にでも造詣深かったし)。ただ、夫に言わせると、「いじわるばあさん」に出てきたんじゃないのか、と。
…うーんそれもありうるな。子どものころ「いじわるばあさん」も読んだもん。

…しかし…今の若い人は、鮒侍って、聞きかじったことすらないのではないか。心配だ。


まあそんな気持ちもあるので、文楽の台本たる浄瑠璃を、縦横に詳細に、面白く分析しているコレの続きを読むのは、せめて新春公演であとひとつふたつ演目を見てからにしたほうがいいかもなって気がしてきました。よし、いったん返却しちまおう(コレも図書館で借りてる)。
いくらでも、締切が過ぎてたり迫ってたりのモノを抱えているのだが、こそこそとこんなモノを読んでいるのがイカン。
結構一気に読んじゃったけど…

毎日眠いです。


赤川サンは元サラリーマンなだけに、勤め人が文楽に親しむの場合に「こうしてもらえたらいいのに」というのをズバズバ書いている。ひたすらミーハーに熱く語る三浦しをんサンとは一線を画した書きぶりだ。
でもいやほんと、シネコンとは言わないがもう少し見やすい劇場見やすい椅子ならもっといいのになー。上演時間のみならず、電話予約受付の時間だって、浮世離れした設定だ(上演は長く、電話受け付けは短い。そして割と変な時間から始まる…)。

更に言うと、インターネットで予約したチケットを、前もって発券しておいた方が当日慌てなくていいカナ、と仕事の帰りに文楽劇場へ寄ったら、発券機のご利用は18時まで、と書いてあってわたくし悶絶しました。ナニその早さ…
9時ごろまで、仮名手本忠臣蔵の舞台やっているさなかなのにだよ~。

というわけで、そりゃ文楽協会やら劇場やらに、改善の余地はいろいろあるけど、市長の見当違いなマネジメントとは違う方向性ですな。ただ、態度はクールなようでも文楽そのものへの愛はしっかとあるわけなんだな。苦言は文楽を楽しむための環境整備にこうすればもっと、文楽を楽しむ人が増えるのに!ということで。

あ、巻末対談で人形遣いの勘十郎さんが「字幕があるとそっちばっかり見られてしまうのであまり嬉しくないけど、評判はいいので…」と言ってらした件、「そっちばっかり見過ぎないよう」努力しながら見てますから~!そもそも文楽は、人形のほうだけでなくて語りや三味線の大夫さんのほうも見てみたりするので、多少は勘弁してください。
字幕があるとホントに心強いんですから。うん。
ジュリアン・ストックウィン著。

まだ読み始めたばっかり。
前巻の訳出から10年ももあいちゃうと、もーアレコレ忘れちゃってて困るよもう。

まあでもケントさんより読みやすくていいです(高橋さんより、か?)。


やっとこ週末なんだけど、今日も残業して、明日は休みだけどちょっと職場へ顔出しにいかないと義理かくだろうかと思ったり、行ってると逆に持ち帰った仕事ができないんじゃないかと思ったり、そして月曜からもやっぱりみっちり仕事だし、来週末は「仮名手本忠臣蔵」でメクルメく予定なんだけど体がもつだろうか…。
あ、念のため、通し狂言を二日にわけて見る予定です(^^;)
そして、仕事はその週末の前も後も、ますますめくるめき続ける、こわいこわい11月です…
11月をのりきったら、わたしもう年度末まで、たぶんなんとか沈没せずにいけるわ。
でも…

はははははは…(乾いた笑い&ウルウルと泳ぐ視線…)
アレグザンダー・ケント著。

ありゃ、ボライソー新刊(といっても、リチャード・ボライソーの若い頃のジュブナイル部分の続き)、いつのまにでてたんだー。
ってことで、読み残しを見つけて読みました。いつのまって、2006年には出てたようなので笑えますが。

ボライソー・シリーズは、いつのころから何かちょっとドロドロした感じになってきてたからねえ…
リチャードも甥のアダムもなんであんなに女性関係でややこしくなるのかと。そこから人間関係がいろいろややこしくなって…
そして、訳文がまたどんどん読みにくくなっていって…
高橋泰邦サン、のめりこみが過ぎてじわじわ裏目に出るようになってしまったんでしょぅかね。
(24巻では、勝手に書き足し事件もおこったしなあ)

若き獅子三部作としては一応ひとつのケリがついた、という話でしたが、なんだか最初の頃のよりいっそう読みにくかったです。やれやれ。

まあ、トマス・キッドの新巻も届いたので、そっちで口直しが出来るとよいですが。ふぅ。
三浦しをん著。

いろいろ落ち込むことの多い昨今。
11月文楽、いろいろあって予定が後ろへずれたので、ちょっとコレも読んでおこう…

まだちょっとしか読んでないけど、思いっきりミーハーなノリが楽しいです。
文楽の本公演は約4時間。(私は夏休みサマーレイトショーの約2時間でしか見たことない)
体調も、整えとかなきゃなー。

さー、切り替え切り替え。
ああああああー。

仕事持って帰ってきていたのに、一日だらだらつぶしてしまったー。
しかもこんなゴッツくぶあつい文庫本一日で読んでしまったー。orz
611ページあるんだそ。

主人公たちの状況がどんどこどんどこ悪くなっていってるのに(この巻のラストには驚いた。いや、終わってはいないんだけど)、私の仕事状況だって詰んじゃってるー…

主人公らも、ワタクシも、明日はどっちだ…
観束総二はツインテールを愛する普通の高校生。ある日、彼の前に異世界から来たという美少女・トゥアールが現れる。時を同じくして、総二の住む町に怪物たちが出現! 「この世界の全てのツインテールを我らの手中に収めるのだ! 」。彼らは人々の精神エネルギー『属性力』を糧に生きる異世界人だった。トゥアールから、強力なツインテール属性で起動する『空想装甲』を託された総二は、幼女のツインテール戦士・テイルレッドに変身! こうして異世界の変態たちとの壮絶な戦いが始まった!?


…もーめんどくなってAmazonから引用…

水沢夢著。

「属性力」。
「ツインテール属性」。

ちょーバカバカしい設定で一気にたたみかける。
変身キットを持ち込んだ異世界から来た下ネタ美少女とお約束のツヨ~い幼馴染女子高生との間でもみくちゃにされながら、あ、中二病をひきずる母親にも揺さぶられながら、『地球のツインテールを根こそぎ奪う、悪の勢力』と戦う主人公。オバカな強引さもギャグのキレも悪くはないのだが、ちょっと突っ走りすぎで、時々「あと一息」を感じる惜しい読後感。バカな話も、緩急がうまくつくつかないでグッと違ってくるんだよね。
(って一気読みしつつ言う私もバカだが)

山形石雄著。

武装司書シリーズの著者の第二シリーズ。やはりバトル満載だけど、魔王再臨に対抗する六人の勇者、という、武装司書の作りこんだ個性的な世界観にくらべると随分とありがち設定で、でもそこそこ面白いです。
「11人いる!」違った、「七人いる!」のファンタジー第二弾。

二巻目になってもあいかわらず勇者が七人いるというナナメ上展開(笑)ながら、はじめて凶魔の中ボスが登場。前巻もだったけど決め手がバトルの能力だけでなく、敵の狙いや秘密をどう読み解くかのミステリ的風味でつないでくれるのが味かなぁ。
次巻へのヒキもいい感じ。

実家への行き帰りでつい読破してしまった。
仕事も、とミニノートも持って行ったのに開かず(苦苦苦…)

ただ…
モーラとの秘密会談を部下に話してていいんかい、中ボス君。
伏線を回収してないのだか続巻にまわしたのかよくわからない会話があるのもちと気がかり。3巻早く出してくれないと困るよ~いや怒るよ~
若林ひとみ著。

クリスマスというと、やっぱり児童文学や絵本の中のソレが印象的だ。子ども目線だからだろう。
大人はクリスマスを演出することに気を取られて、子どものように純粋な歓びにはなかなか出会えないのでは。
いろいろな名作の中のクリスマスシーンをとりあげながら、クリスマストリビアを語る本。
面白い。
宮内 悠介著。

囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋…
各種「ゲーム」に憑かれた人々についての短編集。

ルールをあまり知らないものもあるが(麻雀とかチェッカーとか)、面白かった。
いや、知らなくても面白かった。ゾクいところが面白い麻雀の話と、ブッダの時代の古代チェスの話が好き。

あと二日?

2012年10月17日 読書
休みまで、二日もある。
休みまで、二日しかない。(休み前にやっとくべきことが、ああ…)

くぅぅ、二倍くやしいとゆーか、キツキツというか…

(ちなみに休みったって一日だけだよ。土日にまとまってないぶん、休みの配置にムラがあるんだよー。週三日休みがあるときもあるけどさ…orz)

ちょっと逃避で「エロイカより愛をこめて」の旧巻を借りて来たりして…

こないだ行ったヨーロッパをしのぶ。そんな時間あるのかと思いつつ。
やっと下巻読了。

主人公、ようやく天下国家を動かすようになる。
終盤のハラハラ大救出劇は手に汗を握ったが、エンディングにはびっくり。
こ、こんなにもあっさりと…?
出世する時もイキナリだったが…

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