田中啓文著。

「こなもんや馬子」が良かったので、ついつい、「こなもんや」のルーツと言われるこっちの馬子にまで手を出してしまった。
美味しいものは出てこなくて残念だが、いちおう面白い。たぶん。
出てくるのはUMA(未確認生物)の薀蓄が大量に。ネッシーとかツチノコとか雪男とか。
馬子のエゲツなさはルーツだけあって倍増しだが、馬子の正体って何だろう(まだ半分しか読んでない)。
きっと大どんでんがえしとか、おおっ!と叫べるような何かなのではないか。…たぶん…

表紙イラストがとり・みきなのはいいね。イルカちゃん可愛いし。



風邪とめばちこは薬でだいたいおさえこめたし、今日もガッツリ働いた(できなかったものは明日の休日に読めるよう持ち帰った←ヤメロ危険だ…いや、個人情報とかはないけれど…)。


しかし、せっかくVHSで、図書館で予約した「舞台恐怖症」とAmazon.comのマーケットプレイスで買った「All God’s Children」が両方届いてるというのに、ほんの数日前、ウチのVHS(3in1)デッキ、久々に動かすとテープを噛みこんで動かなくなってしまったのである。ちぇ。
そこで、とりあえずヤフオクで、一台買ってみた。
私がこれぞと睨んだブツは、珍しく自動延長ナシ。ドキドキしながら15秒前に入札してかっさらった。
どうせVHSなんか中古しか手に入らないので、中古を買ったわけなのだが、うーん…なるべく長持ちしてくれますように。早く届くといいな。
睦月けい著。

6巻目。クライマックス少し前くらい…かな?なのだが、なんだか盛り上がらないにもほどが…
まあもともと地味な展開の話で地味さが新鮮でもあったんだけどね。

こう動きがないと、ビミョーに西洋宮廷的な「常識」が少し足りない感じの描写が読んでてつらくなってくるなあ。
まあ次の巻はそれでも予約してあるけど…
田中啓文著。

読み始めたばかりだが、コイツも美味そうだ。

<追記>
一気読みしてしまった。
私も豚玉派だ!(一話目のタイトルが“豚玉のジョー”)

マルガリータも好きだし!

二話目の“たこ焼きのジュン”は、読み終えてから、イントネーションを変えつつもう一度読みなおすとヨイです。
荒川弘著。

「農業貴族」に続いてフィクションのこちらも貸してもらいました♪
ハガレンとは一転して地味でリアルだけどやはり面白い。
食べる場面がみんな美味しそう♪

都会の実家をはなれて農業高校に入学した主人公のカルチャーショックやら成長やらを面白おかしく描いてる。すでに9冊くらい出ているようで、先がさらに楽しみ。
天祢 涼著。

顔はいいけど(マダムに人気!)、トンデモ言動を繰り返すおバカ?な二代目、世襲議員の漆原翔太郎。
サムライ秘書の異名をとるマジメ人間・雲井進は、問題児の教育係として苦労の多い毎日を送っているが、彼らの周囲に起きるちょっとした「事件」の数々は、なぜか翔太郎のヘンな行動によって、次々と解決されてゆく。天然?それとも天才?
連作ユーモア短編集。

…なのだが、ちょっと微妙。

トンデモ発言を繰り返す政治家って、小説で読んでると笑える(かもしれない)けど、実際にリアルで見ると笑えないどころか、迷惑千万だもんなあ。リアルにそこらで見れ過ぎだ。虚構新聞なみのパワフル政治家の現存する昨今。現実に、超えられてるよ。

主人公はつかみどころがないだけで、“つかみどころのない魅力”とまでいかなかった。キャラクターの掘り下げにあと一歩感。連作形式にして最終的な事件になだれこませているのだが、共感が得られるかというと、読後感は、…うーん。
シリーズ4作目。

他国の姫さん王子さんがたのいろいろな脇筋がいっぱい仕込まれ、シリーズそのものが水増しでどんどん引っ張られている感じ。
とはいえ、会話とギャグのテンポは相変わらず良い。キャラクターの魅力、楽しさで勝負ありだね。早く次の巻届かないかな。
三原順著。

日曜日に行った実家にこのシリーズが何冊かあったのを見て、図書館で借りてみる。なつかしい。
この表紙はまだまだ幼いうちの4人組だなー。棚にあったうち後半だけ借りた。最終巻は貸出中だったので予約。

今風じゃないけど華麗な描き込みの凄い、そしてせりふや独白の書き込みがもっと凄い、ギャグもはさみつつも結構人工的な重ーい思索&苦悩のドラマ。重くてくどい(理屈が)、けれどもクセになるシリーズであった。

グレアム、アンジー、サーニン、マックス、四者四様にきっちり鮮やかに違う個性を描き分けてるのはいいよね。最初はただのお豆だったマックスも、シリーズの後半からハッキリと存在感が出てきたし。
ちなみに私はだんぜんアンジー派(笑)

リーダー格の一見優等生君グレアムが意外に根が病んでるので、道化てみせながらも必死で4人組の絆を支えようとするアンジーをついつい応援してしまうという(笑)
榊 一郎著。

ラノベ作家の中でも多作、筆の早い榊サン。いつのまにこんなのも書いてたのか、と手に取ってみました。タイトル通りタタリをはらうヒロインと、フィギュア作りが趣味の少年が出会って相方に。人形を使う呪いもあるし、フィギュアが呪いを身代わりに受けたりもありだなー。まあヒロインは、呪いを受けちゃってる依頼者もヒロインなんでダブルヒロイン。
ちなみにしいこちゃんは関西弁なのが珍しいが、なかなかカワイイ。
特に新奇なこともないが、するするっと一気に読めてしまった。

榊サンの安定感が非常によくわかる一作かも。
が、続編は出てない模様。

惜しいような、どうでもいいような…
捨てプリやストレイト・ジャケットのような初期の大長編シリーズのほうが実は好きな私でした。
第一部の後半読了。
第二部後半も予約してたのが届いたので読了。
が、図書館には第三部は入っていない。
(たぶん寄贈で入ったモノだから)

帆船小説×ファンタジー。

絵もいい感じだし。

うーん…第三部を買って、あとで寄贈しようかしら。
やっと回ってきた16巻だけど…わーん…

いや、わかってた、わかってたけどさ、なるしまゆりさんだからさ。
容赦ないなあ…

んで17巻はいつだー…
大阪市内にも避難勧告が出たと驚かされた朝。台風一過、涼しくなったのは嬉しいが、ちょっと被害ですぎだ雨台風…

仕事は休みだったので家でだらだら、ニュースやネットで情報をあさりつつ、青池保子さんの「ファルコ」を読みなおしていた。中世を舞台に、笑いありアクションありたまに信仰とかもあり(たま?修道院なのに)、もう充実の一冊である。でもうっとこの図書館にはこの一巻目しかないんだなあ。続き読みたいなあ。ナルシーなアルヌルフが活躍する話が入ってるのは二巻目だったかな。
…買うしかないのかなあ(^^;)

楽園の蝶

2013年9月14日 読書
「昼の関東軍、夜の甘粕」 1942――野望と陰謀が交錯する満州・新京。脚本家志望の若者・朝比奈映一は、制約だらけの日本から海を渡り、満州映画協会の扉を叩く。だが提出するメロドラマは、ドイツ帰りの女性監督・桐谷サカエから「使い物にならない」とボツの繰り返し。彼女の指示で現地スタッフ陳雲と探偵映画を練り始めるが……。 (Amazon..co.jp)

柳広司著。

戦前の満州で映画界。妖しいムードがいっぱい。撮影所でも小さいが妙な事件が頻発中。
“探偵役”の主人公は、確かにちょっとした推理はなにげなくやってのけちゃうけれど、びっくりするほどボンボンで、大丈夫かキミは…という感じ。
終盤の幻想的なムードはいかにも柳さんだが、主人公の軽さのせいもあってか(アカ崩れの元京大生だが、信じられないくらいボンボン)、一気に読んだもののなんだかアレ?という気分の残るまま読み終えた。この人の作品としては軽いなあ…いいネタだと思ったんだけど満映。

時代と場所の、雰囲気を楽しむという部分が大きいかな。
甘粕事件のあの元大尉の甘粕が満映のボス、731部隊で知られる石井四郎も出てくる。
どうという本でもないが、カラーがいっぱいいっぱいあるし、なつかしいですね。
青池先生、いつまでもこのまま現役でいてください…!
橘公司著。

初の短編集ということで、いろいろな精霊とデート。
いやー、処女作の時は国語力を疑うようなヘンな文章に呆れたけれど、ほんとにちゃんとしたラノベ作家になったなあ。
めずらしくしっとりした話まである。

私の好みはやはり王道で十香ちゃんだな。少し幼児退行気味だが、元気でけなげ。
いやーよかったよかった。
ひきつづき、バカバカしいのに飢えてる…(以下略)

開き直りというか、みんなのセリフがいっそう「漢(おとこ)」に。
安定してきた…感心した。あくまでも変態なんだけど…
(生徒会長がまさかあんなキャラとはなあ…)
バカバカしいのに飢えてる…
心身が弱っている時は…
山田 睦月著。

だいぶ昔に連載雑誌を貸してくれる人がいたんだけど、退職なさって途中から読めなくなった…
英国海軍帆船×ナポレオン戦争×ファンタジー。
ふと気付くと図書館にあったので借りた。うんうん、きれいに忘れていて楽しく読めた。
めでたしめでたし。ってまだこの第二シリーズ、始まったばかりだが。
法条 遥 著。

ラベンダーの香り。未来人の美少年。「時を翔ける 少女」。

「彼」を救うために未来に5秒だけ飛んだはずの過去の自分が、「来なかった」のはなぜ?
ベタ甘世界を切り刻む、シビアなタイムパラドックスがテーマ。
明らかにツツイ先生の古典的ジュブナイルへのオマージュともなっている。

「甘く切ない」中学時代の回想が、ベタ甘なのもわざとだろうし、じりじりと恐怖が積み上げられていく語り口もとても上手いと思うんだが、スタートが思春期の切ない恋でも、ここまでおぞましい世界に到達してしまうと、ちょっと引きますね。いくら美少年でもなんか同情できないなあ。
評判通り上手い、上手いけどさ!

桐の箱に入れていたって、10年以上手を触れずに保存していたケータイは、さすがにバッテリーも-ポシャって動かないんじゃないかなーっ…というツッコミはまあどうでもいいかもしれませんが(^^;)
それより、ひっそりしかし確実にイジメも存在するクラスで、そんなにぽわんぽわんに夢のように素晴らしい夏が、本当に過ごせるのかしらん。
ちょっと未来人の性格にギモンも出てしまって、読後感がイマイチだった。

ちょっとテクにおぼれたか作者。
ジャック・キャンベル著。

外伝。シンディック反乱軍篇デター!

ミッドウェイ星系でギアリーと手を結んだイケニ司令官。
志をおなじくする、というよりも多少とも信用できそうかな、な陸上軍のドレイコンと組んでクーデターだ!

それにしても、女性(イケニ)の一人称が「あたくし」というのは、訳者の趣味か。それともなにかどこがビミョーに英語が「I」とは違うのか?なんで「私」じゃだめなんだろう。
やっぱりイマイチ人物描写に個性が足らん気はするが、それでも次はどうなる、どうなる、と、そこそこ読まされます。

本編の女性副大統領リオーネの一人称も「あたくし」だったなあ。女性艦長デシャーニは「わたし」だったか「わたくし」だったか…
やっぱ趣味かな。

まあまだ読み始めたばかりだけれど(笑)
荒川弘著。
ハガレンの荒川さん、北海道の農家の出身だったんですね。1、2巻を人に借りて一気読み。
牛乳は私も好きですよー。牛乳、ジュースがわりに飲む自分(笑)
しかし、農家の子って大変だよねさすがに。「チャンネルはそのまま!」のヒロイン(TV会社勤務)も北海道の農家の出ということで、ちょっと思いだしたりしました。年中無休。

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