1938年、ハワード・ホークス監督作品。モノクロ。
所謂スクリューボール・コメディの中でもぶっとんだモノのひとつだとは聞いていた。まあ、そのとおりだ。
ナサケナイ眼鏡をかけた動物学者(古生物学者?)ケイリー・グラントは、あと骨一本届けば(既に発送中!)研究中の恐竜の骨の復元が完成し、かつ助手のアリスとも明日は結婚式…という、忙しくもめでたい状況にある。ところが、博物館への寄付を頼もうと接待ゴルフに出掛けた先で、超マイペースなじゃじゃ馬娘キャサリン・ヘップバーンに出会ったばかりに、彼の運命はジェットコースター状態に…。
接待どころか、車は壊され服は破かれ泥だらけになり、彼女に足止めを食らう間に大事な恐竜の骨は犬に盗まれ、逃げたペットの豹探しに巻き込まれ、はては犯罪者に間違われ…
ちょっと男が気に入ったからと、男にシャワーを薦めておいてその間に彼の服をクリーニングに出す凶悪なまでの天然娘は凄い。何をしでかしても全く悪びれないのである。まあそれでも、「新婚旅行より研究の方が大事でしょ」と言ってはばからない婚約者よりはいいかなあ。
若いキャサリン・ヘップバーンはとても細くて、ファニー・フェイスだけど可愛くて、なんだかかなり現代的なツラガマエなのが印象的。
だが何といっても、ケイリー・グラントだなあ。
キザで洒脱に女の子を引っ張りまわす役もうまいが、とことん引っ張りまわされるオトボケぶりはもう最高に魅力的。メガネはずすとハンサムという少女マンガ的お約束も生身でやれるんだもんなあ。
とはいえ、うーん…
やっぱり、ハワード・ホークスのコメディって、何かものたらない気がする私。
世間的評価は凄く高いんですが、「ヒズ・ガール・フライデー」「モンキー・ビジネス」「赤ちゃん教育」すべて"何かがものたらない…"と思ってしまった私はたぶんホークスコメディ音痴です(西部劇は好きだ!)。ケイリー・グラントは常に魅力的なんだけど。
豹もなかなか芸達者だった。
コメディは好きですし、スクリューボール・コメディのようなぶっとんだものにも大いに理解があるつもりなんですが…プレストン・スタージェスもルビッチも大笑いできるんだけど。なんでかな。
所謂スクリューボール・コメディの中でもぶっとんだモノのひとつだとは聞いていた。まあ、そのとおりだ。
ナサケナイ眼鏡をかけた動物学者(古生物学者?)ケイリー・グラントは、あと骨一本届けば(既に発送中!)研究中の恐竜の骨の復元が完成し、かつ助手のアリスとも明日は結婚式…という、忙しくもめでたい状況にある。ところが、博物館への寄付を頼もうと接待ゴルフに出掛けた先で、超マイペースなじゃじゃ馬娘キャサリン・ヘップバーンに出会ったばかりに、彼の運命はジェットコースター状態に…。
接待どころか、車は壊され服は破かれ泥だらけになり、彼女に足止めを食らう間に大事な恐竜の骨は犬に盗まれ、逃げたペットの豹探しに巻き込まれ、はては犯罪者に間違われ…
ちょっと男が気に入ったからと、男にシャワーを薦めておいてその間に彼の服をクリーニングに出す凶悪なまでの天然娘は凄い。何をしでかしても全く悪びれないのである。まあそれでも、「新婚旅行より研究の方が大事でしょ」と言ってはばからない婚約者よりはいいかなあ。
若いキャサリン・ヘップバーンはとても細くて、ファニー・フェイスだけど可愛くて、なんだかかなり現代的なツラガマエなのが印象的。
だが何といっても、ケイリー・グラントだなあ。
キザで洒脱に女の子を引っ張りまわす役もうまいが、とことん引っ張りまわされるオトボケぶりはもう最高に魅力的。メガネはずすとハンサムという少女マンガ的お約束も生身でやれるんだもんなあ。
とはいえ、うーん…
やっぱり、ハワード・ホークスのコメディって、何かものたらない気がする私。
世間的評価は凄く高いんですが、「ヒズ・ガール・フライデー」「モンキー・ビジネス」「赤ちゃん教育」すべて"何かがものたらない…"と思ってしまった私はたぶんホークスコメディ音痴です(西部劇は好きだ!)。ケイリー・グラントは常に魅力的なんだけど。
豹もなかなか芸達者だった。
コメディは好きですし、スクリューボール・コメディのようなぶっとんだものにも大いに理解があるつもりなんですが…プレストン・スタージェスもルビッチも大笑いできるんだけど。なんでかな。
1938年、アルフレッド・ヒッチコック監督作品。モノクロ。
中欧の小国、バンドリカ。
雪崩で国際列車のダイヤは乱れ、出国予定の人々もホテルも混乱の極み。
そんなコミカルな描写のなか、翌朝には列車に乗り合わせることになる英国人たちが次々と紹介されていく。結婚式を間近に控えた富豪令嬢、遅れに苛立つ紳士二人組、訳ありげなカップル、人のよさそうなオバサン、風変わりで図々しいがスマートな青年…
一夜明けて、令嬢アイリス(マーガレット・ロックウッド)は駅で頭を打ち少々具合が悪いところを家庭教師のミス・フロイ(デイム・メイ・ウィッティ)に介護されつつ乗車する。が、うたたねの後気づくと彼女はどこにもいない。それどころか他の乗客たちも食堂車のボーイも、ミス・フロイなど見ていないと主張する。乗り合わせた医師(ポール・ルーカス)も"頭の負傷のための錯覚・幻覚でしょう"と一蹴するが、納得できない彼女は、昨夜ケンカしたギルバート(マイケル・レッドグレーブ)と共に車内の捜索に乗り出す。
なぜミス・フロイは消えたのか、それを隠すのは何故なのか。
それが判明する頃には、英国人たちは力を合わせて国外脱出のため戦わねばならなくなる。
コメディ・タッチのスパイ・サスペンス/アドヴェンチャー。
ヒッチコック作品の中では明るく曇りの少ない作品だと思う。渡米前の作品なのでキャスティングは地味めだし、英国魂マンセーな筋立てだが、登場人物の個性描写や伏線が丁寧に散りばめられていて感じよく仕上がっている。
謀略に加担して嘘をつく人物もいれば、たまたま自分たちの都合に合致して「知らない」と突き放す人物もいて納得の展開。「誰に聞いても"知らない"と返ってくる」状況というのは近年にも「フライトプラン」があるが、アレは、犯人以外の人々まで"知らない"と答えているのをきちんと説明付けないまま最後まで突っ走るのでちょっと呆れた。
まあ、この「バルカン超特急」にも、終盤あと一人車内にザコ敵が残ってたのにどうなったんだー、てな省略?があるけれど、こちらはまだ些細なことと言える。
日本公開までも半世紀かかった作品だが、その時以来ン十年ぶりの再見である。実はこの映画が見たいというよりは(私はあまりヒッチコック好きではない)、クリケットマニアの二人組紳士を再見したかったのだった。なぜかって?最近、「ミュンヘンへの夜行列車」なる、同じ脚本家の手によるサスペンス映画の日本版DVDが出たからだ。
ロンドンでの試合に間に合いたくて帰国を急いでいたこの二人組(役名はチャータース&カルディコット)、よほど観客にウケたらしく、なんと、「ミュンヘン…」の中にも同じ二人組が登場するそうなのだ(笑)
クリケット命のバカ二人と思いきや、意外に危機に際しては"使える"彼ら、土壇場で肝の据わった所を見せる彼らは、頼もしきジョン・ブル魂の具現でもあろう。ウケたというのもわからんでもない…いい味だしてましたよ、ノーントン・ウェイン&ベイジル・ラドフォード。
ちなみにこの二人組、Imdbで見てみると、驚いたことに他にも2本の映画に同じキャストで登場しているらしい。"Millions Like Us"とか"Crook’s Tour"とか、日本未公開くさいですが(前者のみシドニー・ギリアット監督作品。だが後者では二人組が主役らしい)。ラジオドラマにも登場したり、あろうことか、80年代にはズバリ"Charters & Caldicott"というTVシリーズまで作られた模様。さすがにコレは別の人が演じてるようですが、すごいなあ…
凄腕スパイが一見おっとり人のよさげなオバサン、てのもイギリス的でイイ感じ。
ヒロインはキリっとした美人さんで、ヒーロー・レッドグレーブは口ひげが何だかちょっとエロール・フリンを連想する。図々しいめのヤンチャ青年ぶりが連想させるのかなあ。フリンだとさらにいいかもなあ(取っ組み合いシーンでアッサリ相手をのしてしまってサスペンス映画がアクション映画になってしまいそうですが)。
「バルカン超特急」の明るい楽しさは、ヒッチ先生より案外脚本シドニー・ギリアットの力によるものなのかもしれない(なにせ私はあまりヒッチ…以下略)。
「ミュンヘン…」の監督は、これも名匠キャロル・リード。それよりなにより主演がレックス・ハリスン。もうすぐ届く予定なんですが、楽しみです…☆
中欧の小国、バンドリカ。
雪崩で国際列車のダイヤは乱れ、出国予定の人々もホテルも混乱の極み。
そんなコミカルな描写のなか、翌朝には列車に乗り合わせることになる英国人たちが次々と紹介されていく。結婚式を間近に控えた富豪令嬢、遅れに苛立つ紳士二人組、訳ありげなカップル、人のよさそうなオバサン、風変わりで図々しいがスマートな青年…
一夜明けて、令嬢アイリス(マーガレット・ロックウッド)は駅で頭を打ち少々具合が悪いところを家庭教師のミス・フロイ(デイム・メイ・ウィッティ)に介護されつつ乗車する。が、うたたねの後気づくと彼女はどこにもいない。それどころか他の乗客たちも食堂車のボーイも、ミス・フロイなど見ていないと主張する。乗り合わせた医師(ポール・ルーカス)も"頭の負傷のための錯覚・幻覚でしょう"と一蹴するが、納得できない彼女は、昨夜ケンカしたギルバート(マイケル・レッドグレーブ)と共に車内の捜索に乗り出す。
なぜミス・フロイは消えたのか、それを隠すのは何故なのか。
それが判明する頃には、英国人たちは力を合わせて国外脱出のため戦わねばならなくなる。
コメディ・タッチのスパイ・サスペンス/アドヴェンチャー。
ヒッチコック作品の中では明るく曇りの少ない作品だと思う。渡米前の作品なのでキャスティングは地味めだし、英国魂マンセーな筋立てだが、登場人物の個性描写や伏線が丁寧に散りばめられていて感じよく仕上がっている。
謀略に加担して嘘をつく人物もいれば、たまたま自分たちの都合に合致して「知らない」と突き放す人物もいて納得の展開。「誰に聞いても"知らない"と返ってくる」状況というのは近年にも「フライトプラン」があるが、アレは、犯人以外の人々まで"知らない"と答えているのをきちんと説明付けないまま最後まで突っ走るのでちょっと呆れた。
まあ、この「バルカン超特急」にも、終盤あと一人車内にザコ敵が残ってたのにどうなったんだー、てな省略?があるけれど、こちらはまだ些細なことと言える。
日本公開までも半世紀かかった作品だが、その時以来ン十年ぶりの再見である。実はこの映画が見たいというよりは(私はあまりヒッチコック好きではない)、クリケットマニアの二人組紳士を再見したかったのだった。なぜかって?最近、「ミュンヘンへの夜行列車」なる、同じ脚本家の手によるサスペンス映画の日本版DVDが出たからだ。
ロンドンでの試合に間に合いたくて帰国を急いでいたこの二人組(役名はチャータース&カルディコット)、よほど観客にウケたらしく、なんと、「ミュンヘン…」の中にも同じ二人組が登場するそうなのだ(笑)
クリケット命のバカ二人と思いきや、意外に危機に際しては"使える"彼ら、土壇場で肝の据わった所を見せる彼らは、頼もしきジョン・ブル魂の具現でもあろう。ウケたというのもわからんでもない…いい味だしてましたよ、ノーントン・ウェイン&ベイジル・ラドフォード。
ちなみにこの二人組、Imdbで見てみると、驚いたことに他にも2本の映画に同じキャストで登場しているらしい。"Millions Like Us"とか"Crook’s Tour"とか、日本未公開くさいですが(前者のみシドニー・ギリアット監督作品。だが後者では二人組が主役らしい)。ラジオドラマにも登場したり、あろうことか、80年代にはズバリ"Charters & Caldicott"というTVシリーズまで作られた模様。さすがにコレは別の人が演じてるようですが、すごいなあ…
凄腕スパイが一見おっとり人のよさげなオバサン、てのもイギリス的でイイ感じ。
ヒロインはキリっとした美人さんで、ヒーロー・レッドグレーブは口ひげが何だかちょっとエロール・フリンを連想する。図々しいめのヤンチャ青年ぶりが連想させるのかなあ。フリンだとさらにいいかもなあ(取っ組み合いシーンでアッサリ相手をのしてしまってサスペンス映画がアクション映画になってしまいそうですが)。
「バルカン超特急」の明るい楽しさは、ヒッチ先生より案外脚本シドニー・ギリアットの力によるものなのかもしれない(なにせ私はあまりヒッチ…以下略)。
「ミュンヘン…」の監督は、これも名匠キャロル・リード。それよりなにより主演がレックス・ハリスン。もうすぐ届く予定なんですが、楽しみです…☆
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1940年、アルフレッド・ヒッチコック監督作品。モノクロ。BS録画で視聴。
米国の新聞記者ジョーンズ(ジョエル・マクリー)は、海外特派員として戦争の気配漂う欧州へ派遣される。まずはロンドンで、"世界平和党"の党首フィッシャー(ハーバート・マーシャル)のパーティでオランダの外交官ヴァン・メーア(アルバート・バッサーマン)の取材を試みるが、彼はどこかに消えてしまう。アムステルダムで再度のチャンス、と思いきや、ジョーンズの目の前で暗殺者に撃たれるヴァン・メーア…が、実は暗殺は見せ掛けで、彼は外交上の機密情報を求める謎の組織に拉致されていた。フィッシャーの娘キャロル(ラレイン・デイ)に助けられつつ、ジョーンズは、身の危険にも臆せず陰謀の真相に迫るが…。
小雨の中、傘の海を押し分けての暗殺者追跡、カーチェイス、風車小屋でのかくれんぼ…最後は撃ち落とされた飛行機が着水、と、様々に趣向を凝らしたアクションシーンのつまった、派手目のスパイ・サスペンス。時局的エンディングのせいか、世界的大人気なヒッチコック作品の中ではトップクラスの評価とまではいかないようだが、私は好きだ。いや、ヒッチ作品もで一番好きな部類に入る(実はそんなに好きなわけではないの…ヒッチコックは)。
神格化されてるヒッチのどこが気に入らないと言われても説明は難しいのだが、どこか暗くてねちっとしたところがあるから…とでも言えばいいだろうか(勿論、ユーモラスな演出、小ネタを挙げるには事欠かないのだが…)。学生時代にある程度は積極的に見たのだが、そしてその時は楽しく見たような気がするのだが、今になってみると何故かヒッチコック映画というと気が進まない自分がいる。なぜかなあ…
だが、「海外特派員」に限っては、先に書いたようなアクション場面の華やかさと、キャストの良さでもって、今に至っても好感度が高いのだ(それに明るい…ご都合主義のおかげもあるだろうが)。
ジョエル・マクリーは、学者や事情通でなく「一般人の視点」を買われて選ばれたのに相応しい素朴で腕っ節もつよそうな二枚目ということで適役。だが、恋したヒロイン(ラレイン・デイ、適当にキリッと知的で可愛い)の父が実は…、という設定は重すぎて、真実を追うヒーローとしての彼には終盤ブレーキがかかってしまう。
そこで飛び出すのが記者仲間フォリオット役のジョージ・サンダース。主人公とは別方面から独自の推理で黒幕の正体に迫り、時にはペテンをかまして黒幕と駆け引き、時には熱血とアクション、そのバックには実は華麗な人脈(笑)…というフォリオットは儲け役で実にカッコイイ!
映画の後半は完全に彼がさらってしまう(私にとっては)。抜け目がなくて大胆で、重ったるい不思議な軽妙さを閃かせるジョージ・サンダースに、私、この映画で惚れました(^^;)
学生時代に見た時から、です。どこか胡散臭さがつきまとい、悪役も多い人ですが、「セイント」とか、キザで斜に構えたヒーローもいい味出してると思ってます~☆
あと、常にほのかなエレガンスを漂わせるハーバート・マーシャル。実はWW1の戦傷のため義足なのだそうだが、それでもふしぎと優雅さの漂う身のこなしがなかなか。コメディ・リリーフなもう一人の記者仲間ロバート・ベンチリーも手堅く可笑しいし、一見好人物な殺し屋エドマンド・グエンの味わい深い演技も忘れられない。
ヒッチ作品では「レベッカ」にも出ているサンダース。あの名作(一応オスカー取ってるし)で、一番印象深く覚えているシーンが、チキンを勝手に取って食べながらジョーン・フォンティンをからかうサンダースっていう私ってバカ?いや、ミーハーです。
もう一度、ジョージ・サンダースのカッコイイとこ「海外特派員」で見たい…!と、思ってたんですよね。ダビング有難うございました、なにわすずめ様!(私信モード)
あーっ、やっぱり!楽しかったです(*^^*)
米国の新聞記者ジョーンズ(ジョエル・マクリー)は、海外特派員として戦争の気配漂う欧州へ派遣される。まずはロンドンで、"世界平和党"の党首フィッシャー(ハーバート・マーシャル)のパーティでオランダの外交官ヴァン・メーア(アルバート・バッサーマン)の取材を試みるが、彼はどこかに消えてしまう。アムステルダムで再度のチャンス、と思いきや、ジョーンズの目の前で暗殺者に撃たれるヴァン・メーア…が、実は暗殺は見せ掛けで、彼は外交上の機密情報を求める謎の組織に拉致されていた。フィッシャーの娘キャロル(ラレイン・デイ)に助けられつつ、ジョーンズは、身の危険にも臆せず陰謀の真相に迫るが…。
小雨の中、傘の海を押し分けての暗殺者追跡、カーチェイス、風車小屋でのかくれんぼ…最後は撃ち落とされた飛行機が着水、と、様々に趣向を凝らしたアクションシーンのつまった、派手目のスパイ・サスペンス。時局的エンディングのせいか、世界的大人気なヒッチコック作品の中ではトップクラスの評価とまではいかないようだが、私は好きだ。いや、ヒッチ作品もで一番好きな部類に入る(実はそんなに好きなわけではないの…ヒッチコックは)。
神格化されてるヒッチのどこが気に入らないと言われても説明は難しいのだが、どこか暗くてねちっとしたところがあるから…とでも言えばいいだろうか(勿論、ユーモラスな演出、小ネタを挙げるには事欠かないのだが…)。学生時代にある程度は積極的に見たのだが、そしてその時は楽しく見たような気がするのだが、今になってみると何故かヒッチコック映画というと気が進まない自分がいる。なぜかなあ…
だが、「海外特派員」に限っては、先に書いたようなアクション場面の華やかさと、キャストの良さでもって、今に至っても好感度が高いのだ(それに明るい…ご都合主義のおかげもあるだろうが)。
ジョエル・マクリーは、学者や事情通でなく「一般人の視点」を買われて選ばれたのに相応しい素朴で腕っ節もつよそうな二枚目ということで適役。だが、恋したヒロイン(ラレイン・デイ、適当にキリッと知的で可愛い)の父が実は…、という設定は重すぎて、真実を追うヒーローとしての彼には終盤ブレーキがかかってしまう。
そこで飛び出すのが記者仲間フォリオット役のジョージ・サンダース。主人公とは別方面から独自の推理で黒幕の正体に迫り、時にはペテンをかまして黒幕と駆け引き、時には熱血とアクション、そのバックには実は華麗な人脈(笑)…というフォリオットは儲け役で実にカッコイイ!
映画の後半は完全に彼がさらってしまう(私にとっては)。抜け目がなくて大胆で、重ったるい不思議な軽妙さを閃かせるジョージ・サンダースに、私、この映画で惚れました(^^;)
学生時代に見た時から、です。どこか胡散臭さがつきまとい、悪役も多い人ですが、「セイント」とか、キザで斜に構えたヒーローもいい味出してると思ってます~☆
あと、常にほのかなエレガンスを漂わせるハーバート・マーシャル。実はWW1の戦傷のため義足なのだそうだが、それでもふしぎと優雅さの漂う身のこなしがなかなか。コメディ・リリーフなもう一人の記者仲間ロバート・ベンチリーも手堅く可笑しいし、一見好人物な殺し屋エドマンド・グエンの味わい深い演技も忘れられない。
ヒッチ作品では「レベッカ」にも出ているサンダース。あの名作(一応オスカー取ってるし)で、一番印象深く覚えているシーンが、チキンを勝手に取って食べながらジョーン・フォンティンをからかうサンダースっていう私ってバカ?いや、ミーハーです。
もう一度、ジョージ・サンダースのカッコイイとこ「海外特派員」で見たい…!と、思ってたんですよね。ダビング有難うございました、なにわすずめ様!(私信モード)
あーっ、やっぱり!楽しかったです(*^^*)
1962年、ノーマン・パナマ監督作品。
ビング・クロスビー&ボブ・ホープ「珍道中(Road to~)」シリーズ最終作。
長い長い腐れ縁の二人組ハリー(クロスビー)とチェスター(ホープ)は、近頃ではアジアで怪しい商売を繰り広げていたが、偶然に機密情報を入手してしまい、香港を根城にする秘密組織(ボスはいかにもなロバート・モーレイ)のスパイ戦に巻き込まれる。米ソの宇宙開発競争時代を背景に、テスト中の宇宙ロケットにまで乗せられて…。
実際には「ミサイル」じゃなく「ロケット」ですね。
無責任でナンセンスで、楽屋落ち満載というカラーは、最後まで「お約束だから」でちゃんと守ってますね(モノクロだけど)。恒例の"セッセッセ"もあるし、恋のさや当てでは常にクロスビーやや有利という路線も例のごとし。さすがに今作ではちょっとクロスビーの老けが目立って苦しい気もしますけど(^^;)
ヒロインは、最後には二人組に同情して寝返ってくれる女スパイのジョーン・コリンズ。でも終盤、これまた「お約束」のドロシー・ラムーアも出てきて一曲歌ってくれる。二人組のデュエットも二曲、クロスビーのソロ一曲、やっぱり歌曲入りの方がコメディは楽しいなあ☆
前半は「たいしたことないなあ」と思っていたけど、生きた魚を一杯服に詰め込んだままラムーアの舞台に…のあたりから、えらく楽しくなってきて笑いこけてしまいました。ラストもシリーズ屈指の無責任さ?…と思いきや…ま、いいか(苦笑)
珍道中シリーズは、結局半分くらいしか私は見れていない。特に評価が高いと思われる「アラスカ珍道中」は昔TVで見た。「バリ島珍道中」は知る人ぞ知るであろう水野晴夫解説ガムつきDVD(350円也)で持っている。あらためて調べると、全部じゃないけど他にもレンタルDVDになっているものがありそうなので、今度借りてみようっと。
どうせボブ・ホープの方が負けるんだろうけどなあ毎回(クロスビーよりホープが贔屓です私)。
ちなみにこの「ミサイル珍道中」はコーナンのDVD投げ売りコーナーでまたまた千円未満で売られていたのでつい買っちゃいました。カメオでデヴィッド・ニーヴン様が出てるとも書いてあったので(笑)
ほんとに一瞬しか出なかったなあ(ニヤリとさせてくれたけど)。あと、ピーター・セラーズがインド人役で出てたがあんまり面白いと思わなかった。他にシナトラやディーン・マーティンや、カメオ出演者はそれなりににぎやかです。
ビング・クロスビー&ボブ・ホープ「珍道中(Road to~)」シリーズ最終作。
長い長い腐れ縁の二人組ハリー(クロスビー)とチェスター(ホープ)は、近頃ではアジアで怪しい商売を繰り広げていたが、偶然に機密情報を入手してしまい、香港を根城にする秘密組織(ボスはいかにもなロバート・モーレイ)のスパイ戦に巻き込まれる。米ソの宇宙開発競争時代を背景に、テスト中の宇宙ロケットにまで乗せられて…。
実際には「ミサイル」じゃなく「ロケット」ですね。
無責任でナンセンスで、楽屋落ち満載というカラーは、最後まで「お約束だから」でちゃんと守ってますね(モノクロだけど)。恒例の"セッセッセ"もあるし、恋のさや当てでは常にクロスビーやや有利という路線も例のごとし。さすがに今作ではちょっとクロスビーの老けが目立って苦しい気もしますけど(^^;)
ヒロインは、最後には二人組に同情して寝返ってくれる女スパイのジョーン・コリンズ。でも終盤、これまた「お約束」のドロシー・ラムーアも出てきて一曲歌ってくれる。二人組のデュエットも二曲、クロスビーのソロ一曲、やっぱり歌曲入りの方がコメディは楽しいなあ☆
前半は「たいしたことないなあ」と思っていたけど、生きた魚を一杯服に詰め込んだままラムーアの舞台に…のあたりから、えらく楽しくなってきて笑いこけてしまいました。ラストもシリーズ屈指の無責任さ?…と思いきや…ま、いいか(苦笑)
珍道中シリーズは、結局半分くらいしか私は見れていない。特に評価が高いと思われる「アラスカ珍道中」は昔TVで見た。「バリ島珍道中」は知る人ぞ知るであろう水野晴夫解説ガムつきDVD(350円也)で持っている。あらためて調べると、全部じゃないけど他にもレンタルDVDになっているものがありそうなので、今度借りてみようっと。
どうせボブ・ホープの方が負けるんだろうけどなあ毎回(クロスビーよりホープが贔屓です私)。
ちなみにこの「ミサイル珍道中」はコーナンのDVD投げ売りコーナーでまたまた千円未満で売られていたのでつい買っちゃいました。カメオでデヴィッド・ニーヴン様が出てるとも書いてあったので(笑)
ほんとに一瞬しか出なかったなあ(ニヤリとさせてくれたけど)。あと、ピーター・セラーズがインド人役で出てたがあんまり面白いと思わなかった。他にシナトラやディーン・マーティンや、カメオ出演者はそれなりににぎやかです。
2009年、J・J・エイブラムス監督作品。
…スター・トレック。
「宇宙大作戦」の頃からなじんできた身としては、映画館へ行く程でなくともやはり機会があれば話のタネに見ておこうかと思ったりもして、スカパーでやったのを録画しており、それを旅先までもってって2日3日で半分ずつ見た。
マニアってわけでもないし(同人誌も二、三冊しか持ってない)、初代シリーズも再放送から見たクチだが、それだけに見てもそのスタンスが冷やかし半分、テレビドラマ視聴ノリになってしまうのも仕方あるまい。なので採点はナシ。
シナリオは結構アナだらけだと思うが、最初のTVシリーズで探検航海に出るカーク・スポック・マッコイの時代の前史、という作り自体は初めての視点だし楽しめる。このキャラ、こんなじゃないだろう!というツッコミも原典からこれだけ時間がたっていて、私の方にそんなに要求が高くないので、「そう来たか」と素直に面白がれるのだった(笑)
お約束のタイム・パラドックス要素を組み込んでいるおかげで(あまり消化はうまくないと思うが)、主要キャラが多少シャトナーだのニモイだのの演じた原典と違っていてもある意味言い訳がたっちゃうのは上手いテかも。いや、結構違うんですよー。みんなまだ艦長や副長やじゃなくて、士官候補生かそれに毛が生えたくらいの存在だし。
荒れた青少年時代を送るカーク、ここまでやるか、のスポック、出来たばかりの友人にここまでするか(スポックとは違う意味で)、のマッコイ。意外な?相手にラブラブアピールのウーラ(笑)や、どこから来たんだ?のスコティ。
そしてなにしろ「宇宙大作戦」のメンツって、TVと映画とで何回タイムトラベルしてるんだか数え切れないほどなので、もー好きなだけ時間行き来しちゃってねお約束だから、となま温かい目、いやむしろ好意的な目?で見る私。
一応レナード・ニモイが出演してるのも嬉しいですが、ひょっとしたら一番ニヤリとできたのは、クルーたちの制服かも。なんとTV版のダサいデザインを復活させてきたんですよねー☆
そして、ラストで提督あたりの着てる服には20世紀に作られた映画版スター・トレックのデザインをちょっぴり反映している。うーむ、納得だ。
若い俳優さんたちゼンゼンわからないし、これといって気に入ってどうこうというのもないんだけど、とりあえずお気楽に楽しんだのは楽しんだのでヨシ。
「宇宙大作戦」をお気楽に楽しんだことのある人なら楽しめるハズ。
それ以外の人については知りませんが(^^;)
…スター・トレック。
「宇宙大作戦」の頃からなじんできた身としては、映画館へ行く程でなくともやはり機会があれば話のタネに見ておこうかと思ったりもして、スカパーでやったのを録画しており、それを旅先までもってって2日3日で半分ずつ見た。
マニアってわけでもないし(同人誌も二、三冊しか持ってない)、初代シリーズも再放送から見たクチだが、それだけに見てもそのスタンスが冷やかし半分、テレビドラマ視聴ノリになってしまうのも仕方あるまい。なので採点はナシ。
シナリオは結構アナだらけだと思うが、最初のTVシリーズで探検航海に出るカーク・スポック・マッコイの時代の前史、という作り自体は初めての視点だし楽しめる。このキャラ、こんなじゃないだろう!というツッコミも原典からこれだけ時間がたっていて、私の方にそんなに要求が高くないので、「そう来たか」と素直に面白がれるのだった(笑)
お約束のタイム・パラドックス要素を組み込んでいるおかげで(あまり消化はうまくないと思うが)、主要キャラが多少シャトナーだのニモイだのの演じた原典と違っていてもある意味言い訳がたっちゃうのは上手いテかも。いや、結構違うんですよー。みんなまだ艦長や副長やじゃなくて、士官候補生かそれに毛が生えたくらいの存在だし。
荒れた青少年時代を送るカーク、ここまでやるか、のスポック、出来たばかりの友人にここまでするか(スポックとは違う意味で)、のマッコイ。意外な?相手にラブラブアピールのウーラ(笑)や、どこから来たんだ?のスコティ。
そしてなにしろ「宇宙大作戦」のメンツって、TVと映画とで何回タイムトラベルしてるんだか数え切れないほどなので、もー好きなだけ時間行き来しちゃってねお約束だから、となま温かい目、いやむしろ好意的な目?で見る私。
一応レナード・ニモイが出演してるのも嬉しいですが、ひょっとしたら一番ニヤリとできたのは、クルーたちの制服かも。なんとTV版のダサいデザインを復活させてきたんですよねー☆
そして、ラストで提督あたりの着てる服には20世紀に作られた映画版スター・トレックのデザインをちょっぴり反映している。うーむ、納得だ。
若い俳優さんたちゼンゼンわからないし、これといって気に入ってどうこうというのもないんだけど、とりあえずお気楽に楽しんだのは楽しんだのでヨシ。
「宇宙大作戦」をお気楽に楽しんだことのある人なら楽しめるハズ。
それ以外の人については知りませんが(^^;)
悪魔の性・キャサリン
2010年12月30日 映画 コメント (14)
1976年、ピーター・サイクス監督作品。ホラー。
うーんと、見ないですますという選択肢もあったのですが(笑)、これ見ないとHDDから消せないしという義務感もあり?頑張って視聴。一応リチャード・ウィドマーク様主演作なんですし。
大昔にTV放映を見た筈だけど(なかなか彼の主演作がTVで出会えなかった7~80年代は、見た時結構嬉しかったのですが、今では…)、細部はもちろん忘れているので、オカルト小説家兼研究家ヴァーニー(ウィドマーク)VS悪魔崇拝の異端の神父レイナー(クリストファー・リー)の攻防は、それなりにはどきどきしながら見ました(笑)
レイナー神父の教会で育ち、18歳の誕生日を目前に控えた娘キャサリン(ナスターシャ・キンスキー)は神父の計画に従いロンドンへ。が、彼女の実父(デンホルム・エリオット)は土壇場で神父を裏切り、ヴァーニーに娘を託す。ヴァーニーはキャサリンを救おうとするが、幼い頃から無自覚なまま悪魔の洗礼を受けていた彼女は、神父の奇怪な術に操られ、ヴァーニーの友人たちを破滅させながら再び神父の元へと逃走する。彼女を使った悪魔降臨の儀式を、ヴァーニーは阻止できるのか?
だが、うーん…わからない。
なんで血とか奇怪な生き物とか見て喜ぶ人々がいるのか…(^^;)
背徳的、反キリスト的エロも要らんです。私、ホラーって好きじゃないのよね。
なので、この企画に思いっきり後ろ向けで嫌がっていたらしいウィドマーク様を責められん(^^;)
まあ、それでもプロ、普通にちゃんと演じていらっしゃいますが…(多分)。
クリストファー・リーは自分の土俵で力演してるようだし(ただこの土俵私興味ないしなぁ)、まだ十代のナスターシャちゃんが美少女尼僧っぷりだけでなくサクっとヌードまで披露して、味わえる人には味わえる映画なんだろうと思います。
それでも、何だか最後まで主演二人の美少女はさんだ対決が、わりとちまちましていてラストもあっけないのは、やっぱり作品としてはちょっとアレじゃあという感じは否めませんな。
それに、観客の知らないルールで対決されてもな…
「○○で円陣を描いたからおまえは入れまい!」「いや、この石には○○が付着しているから入れるんだ!」とか、いきなり言われてもなーと思うのは私だけでしょうか?
さて、これが一年の最後の映画…か…
…
ははは。まあ、ウィドマーク様を見るのは常に目の喜びですし。もう60代だけど。
うーんと、見ないですますという選択肢もあったのですが(笑)、これ見ないとHDDから消せないしという義務感もあり?頑張って視聴。一応リチャード・ウィドマーク様主演作なんですし。
大昔にTV放映を見た筈だけど(なかなか彼の主演作がTVで出会えなかった7~80年代は、見た時結構嬉しかったのですが、今では…)、細部はもちろん忘れているので、オカルト小説家兼研究家ヴァーニー(ウィドマーク)VS悪魔崇拝の異端の神父レイナー(クリストファー・リー)の攻防は、それなりにはどきどきしながら見ました(笑)
レイナー神父の教会で育ち、18歳の誕生日を目前に控えた娘キャサリン(ナスターシャ・キンスキー)は神父の計画に従いロンドンへ。が、彼女の実父(デンホルム・エリオット)は土壇場で神父を裏切り、ヴァーニーに娘を託す。ヴァーニーはキャサリンを救おうとするが、幼い頃から無自覚なまま悪魔の洗礼を受けていた彼女は、神父の奇怪な術に操られ、ヴァーニーの友人たちを破滅させながら再び神父の元へと逃走する。彼女を使った悪魔降臨の儀式を、ヴァーニーは阻止できるのか?
だが、うーん…わからない。
なんで血とか奇怪な生き物とか見て喜ぶ人々がいるのか…(^^;)
背徳的、反キリスト的エロも要らんです。私、ホラーって好きじゃないのよね。
なので、この企画に思いっきり後ろ向けで嫌がっていたらしいウィドマーク様を責められん(^^;)
まあ、それでもプロ、普通にちゃんと演じていらっしゃいますが…(多分)。
クリストファー・リーは自分の土俵で力演してるようだし(ただこの土俵私興味ないしなぁ)、まだ十代のナスターシャちゃんが美少女尼僧っぷりだけでなくサクっとヌードまで披露して、味わえる人には味わえる映画なんだろうと思います。
それでも、何だか最後まで主演二人の美少女はさんだ対決が、わりとちまちましていてラストもあっけないのは、やっぱり作品としてはちょっとアレじゃあという感じは否めませんな。
それに、観客の知らないルールで対決されてもな…
「○○で円陣を描いたからおまえは入れまい!」「いや、この石には○○が付着しているから入れるんだ!」とか、いきなり言われてもなーと思うのは私だけでしょうか?
さて、これが一年の最後の映画…か…
…
ははは。まあ、ウィドマーク様を見るのは常に目の喜びですし。もう60代だけど。
Christmas Can Be Every Day / by ドナルド・オコナー
2010年12月29日 映画クリスマスは過ぎてしまったが(そしてリチャード・ウィドマーク・バースデーも)、昨夜遅く、ちょいと素敵なクリスマスソングにYouTubeで出会った。
初めて聞く歌で、しかも、ドナルド・オコナーが歌っている!(つまり、オコナーで検索していて発見したわけだ)
クリスマス風景の静止画像つきだが、iPodに落として音声だけにするとますます、…聞けば聞くほど感動がこみあげてくる…うーん、めっちゃ気に入ってしまった(鼻孔開きっぱなし)。
しかし、"Christmas Can Be Every Day"って、いったいこの歌、どこから来たの?
誰の作?何かの映画で使われてたの?いつごろの録音なの?
http://www.youtube.com/watch?v=0JAc9tu-Eqs
捜索は結構てまどった。いや、クリスマスソングって、似たよーな題のが多いし(爆)
にしても、あまり他には歌われた形跡などがないのか。
結局、やっぱりというのか何というのか…我が親サイトのオコナーページにも『オススメ』と紹介した、海外のオコナーファンサイトの中の一ページに、答えは隠れていた。
1987年の日本未公開映画「A Time To Remember」の中でオコナーが歌ったものらしい。
彼も60過ぎてるしImdbの評価もかなり低いんでスルーしていた映画なのだが…
しかも驚くべし、元々は彼自身が作曲したものらしい。
最初は"Christmas Comes Once a Year"なるタイトルで…
http://www.eviltwinltd.com/muppetlabs/oconnor/xmas.htm
うわぁ…
…
コレが映画のサントラだってのなら…
「A Time To Remember」のDVDもやっぱり手を出さざるを得ないだろうか…(爆)
とりあえず米アマゾンのマーケットプレイスにはありそうです。きっと字幕ないけど(涙)。
あーあ、昨日もアステアDVDを注文したとこだってのに(笑)
しかし、彼の歌はいい…
アステアよりジーン・ケリーよりいい…(これくらいは当り前か?(笑)ダンサー同士でくらべてどうする自分)
あえて言う、ビング・クロスビーよりも好みだ!(クルーナー・タイプどうしなんだが)
なんでCDとかほとんどないんだろう(涙)
初めて聞く歌で、しかも、ドナルド・オコナーが歌っている!(つまり、オコナーで検索していて発見したわけだ)
クリスマス風景の静止画像つきだが、iPodに落として音声だけにするとますます、…聞けば聞くほど感動がこみあげてくる…うーん、めっちゃ気に入ってしまった(鼻孔開きっぱなし)。
しかし、"Christmas Can Be Every Day"って、いったいこの歌、どこから来たの?
誰の作?何かの映画で使われてたの?いつごろの録音なの?
http://www.youtube.com/watch?v=0JAc9tu-Eqs
捜索は結構てまどった。いや、クリスマスソングって、似たよーな題のが多いし(爆)
にしても、あまり他には歌われた形跡などがないのか。
結局、やっぱりというのか何というのか…我が親サイトのオコナーページにも『オススメ』と紹介した、海外のオコナーファンサイトの中の一ページに、答えは隠れていた。
1987年の日本未公開映画「A Time To Remember」の中でオコナーが歌ったものらしい。
彼も60過ぎてるしImdbの評価もかなり低いんでスルーしていた映画なのだが…
しかも驚くべし、元々は彼自身が作曲したものらしい。
最初は"Christmas Comes Once a Year"なるタイトルで…
http://www.eviltwinltd.com/muppetlabs/oconnor/xmas.htm
うわぁ…
…
コレが映画のサントラだってのなら…
「A Time To Remember」のDVDもやっぱり手を出さざるを得ないだろうか…(爆)
とりあえず米アマゾンのマーケットプレイスにはありそうです。きっと字幕ないけど(涙)。
あーあ、昨日もアステアDVDを注文したとこだってのに(笑)
しかし、彼の歌はいい…
アステアよりジーン・ケリーよりいい…(これくらいは当り前か?(笑)ダンサー同士でくらべてどうする自分)
あえて言う、ビング・クロスビーよりも好みだ!(クルーナー・タイプどうしなんだが)
なんでCDとかほとんどないんだろう(涙)
嵐の仕事納め…とミュージカル海外便
2010年12月28日 映画 コメント (4)
うう、不運。
メンテだとかでPCも午後から使えなくなったので、年内最終日、職場内を片づけた後(といっても私が一番職場を出たのはあと)、いつもより少しは早めに出た。
…と思ったら、何この暴風!えらく質感豊かな、あられの様な雨!!
ずぶぬれになって、ぐったりと家に帰りついた。らば、ポストに海外からのプチプチ封筒(よーするにDVD!!)が入っていた…☆
ああ…
ほんとに、海外便て…癒されるなあ…
今海外注文中のもはなかったのだが、10月に買ったものの画質が酷かったのでを交換(というか、別ソースのDVDを手配)してくれるとゆーことになっていた"Walking My Baby Back Home"、ついに来たのか!
と興奮に打ちふるえながら、(コートを風呂の乾燥室にかけ、頭にドライヤーをかけて着替えてから…)とりあえずPCにディスク挿入。
…
…
うーん…
五十歩百歩ということばがあるが…九十歩百歩くらいの違いしかないような(涙)
約三分間のハレーションで完全に「見えなかったナンバー」が、やっぱハレハレだが時々オコナーの影が見える、という程度の差であった。がっくり。
うーん、どうしようか…もう一度英作文をして文句をつけるべきか。ソースがこーゆーのしかなければ、別タイトルを送れ、と強気で頼んでみるか…そういうのもありらしい。
ただ、私って、やっぱ奥ゆかしい日本人ですので、海外送料のかかるところにもういっかいゴネるのにはかなり気合いを入れないとできないかも。
どうしよっかなー。
とか考えながら、メールチェックしてると、オークションアラートに珍しくアステア様の「踊る騎士」が引っ掛かった。とはいえ字幕無し海外盤VHS。
そう、コレも長年見たいと思いつつ、日本盤に出会えないのよねー(LDはあるらしいが)。海外盤で頑張るにしても、ヒアリング力イマイチだから、せめてDVDでないとなあ。でも、ないんだよなあ、と思いながら米アマゾンを引いてみると…
ありゃ。
イタリア盤DVDがあるんだ!(汗)…とはいえ、イタリア語字幕のみ。
そしてそのとなりには、おお!フランス盤DVDも出てたんだ!…フランス語字幕のみだが。
でもまあ、フランス語の辞書ならあるし…名詞と動詞の区別くらいはつく。
マーケットプレイスで約25ドル。これならフランスアマゾンの方が安くないか、と行ってみた。
おおぉ、約8ユーロで普通に在庫あり、安いぞ!(最近のユーロは1ユーロ=109円、安い!)
ここで即買いに走りかけたが、いやまて念のため、と、英国アマゾンにも足を伸ばした。
ポンドだって130円切ってるし、なんかここ送料安かったような気が。
(イタリアアマゾンにはさすがに行かなかった(笑)イタリア語は全然わかりません)
…なんと、英国アマゾンで買うと更にお安くなりました(笑)
送料込で10ポンド少々。商品代金自体は似たようなものだが、送料が3.5ポンドってのが超効いてる。フランスからだと15ユーロ近くするんだよ送料…ちなみにアメリカからだと13ドル程。
ああ、やっぱり英国っていいわー☆
そして私…やっぱり関西人だなあ(^^;)
http://www.amazon.co.uk/Damsel-Distress-DVD-Fred-Astaire/dp/B000EGCT72/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1293542293&sr=1-1
メンテだとかでPCも午後から使えなくなったので、年内最終日、職場内を片づけた後(といっても私が一番職場を出たのはあと)、いつもより少しは早めに出た。
…と思ったら、何この暴風!えらく質感豊かな、あられの様な雨!!
ずぶぬれになって、ぐったりと家に帰りついた。らば、ポストに海外からのプチプチ封筒(よーするにDVD!!)が入っていた…☆
ああ…
ほんとに、海外便て…癒されるなあ…
今海外注文中のもはなかったのだが、10月に買ったものの画質が酷かったのでを交換(というか、別ソースのDVDを手配)してくれるとゆーことになっていた"Walking My Baby Back Home"、ついに来たのか!
と興奮に打ちふるえながら、(コートを風呂の乾燥室にかけ、頭にドライヤーをかけて着替えてから…)とりあえずPCにディスク挿入。
…
…
うーん…
五十歩百歩ということばがあるが…九十歩百歩くらいの違いしかないような(涙)
約三分間のハレーションで完全に「見えなかったナンバー」が、やっぱハレハレだが時々オコナーの影が見える、という程度の差であった。がっくり。
うーん、どうしようか…もう一度英作文をして文句をつけるべきか。ソースがこーゆーのしかなければ、別タイトルを送れ、と強気で頼んでみるか…そういうのもありらしい。
ただ、私って、やっぱ奥ゆかしい日本人ですので、海外送料のかかるところにもういっかいゴネるのにはかなり気合いを入れないとできないかも。
どうしよっかなー。
とか考えながら、メールチェックしてると、オークションアラートに珍しくアステア様の「踊る騎士」が引っ掛かった。とはいえ字幕無し海外盤VHS。
そう、コレも長年見たいと思いつつ、日本盤に出会えないのよねー(LDはあるらしいが)。海外盤で頑張るにしても、ヒアリング力イマイチだから、せめてDVDでないとなあ。でも、ないんだよなあ、と思いながら米アマゾンを引いてみると…
ありゃ。
イタリア盤DVDがあるんだ!(汗)…とはいえ、イタリア語字幕のみ。
そしてそのとなりには、おお!フランス盤DVDも出てたんだ!…フランス語字幕のみだが。
でもまあ、フランス語の辞書ならあるし…名詞と動詞の区別くらいはつく。
マーケットプレイスで約25ドル。これならフランスアマゾンの方が安くないか、と行ってみた。
おおぉ、約8ユーロで普通に在庫あり、安いぞ!(最近のユーロは1ユーロ=109円、安い!)
ここで即買いに走りかけたが、いやまて念のため、と、英国アマゾンにも足を伸ばした。
ポンドだって130円切ってるし、なんかここ送料安かったような気が。
(イタリアアマゾンにはさすがに行かなかった(笑)イタリア語は全然わかりません)
…なんと、英国アマゾンで買うと更にお安くなりました(笑)
送料込で10ポンド少々。商品代金自体は似たようなものだが、送料が3.5ポンドってのが超効いてる。フランスからだと15ユーロ近くするんだよ送料…ちなみにアメリカからだと13ドル程。
ああ、やっぱり英国っていいわー☆
そして私…やっぱり関西人だなあ(^^;)
http://www.amazon.co.uk/Damsel-Distress-DVD-Fred-Astaire/dp/B000EGCT72/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1293542293&sr=1-1
素晴らしき哉、人生!
2010年12月25日 映画 コメント (2)
1946年、フランク・キャプラ監督作品。モノクロ。
あーあ。
昨夜、少しだけと思ってつけたら、最後まで見ちまいました。今日の1時になりました。眠い…
クリスマスの夜、二級天使のクラレンス(ヘンリー・トラヴァース)は、絶望のあまり死を選びかけている男ジョージ・ベイリー(ジェームズ・スチュアート)を助けよ、という指令を受けて地上へと赴く。
ジョージは、父のあとを継ぎ、貧しい人々のマイホーム獲得を助ける良心的な"住宅金融"を経営している。大学に行きたい、世界に飛び出したいという夢を抱きながら、彼は人生の節目節目ごとに「自分の夢を優先するか、他人のために動くか」という選択をするハメになり、そのたびに彼は夢を後回しにしてきたのだった。家庭だけ?は、素晴らしい良妻(ドナ・リード)を得て貧しいながらも幸せな家庭を築いていたが、アクシデントで大金をなくし、全てを失いかけた彼は自分など生まれてこなかった方がよかったと思いつめていた。
クラレンスは"もしジョージが生まれていなかったら…"のifの世界に彼を案内する。仇敵ポッターの支配する荒れた風情の町、彼に助けられることなく破滅した不幸な人々を目の当たりにし、ジョージは生きる意志を取り戻すのだった。そして、家に戻った彼が目にしたものは…
ン十年ぶりに見たのだが、キャプラだし性善説爆裂話とのイメージが強かったが、スチュアート演じる主人公は、言うほど頭から自己犠牲のみのウソ臭い人物ではない。めぐり合わせの悪い人生を送り、自分の夢は棚上げとあって、時には愚痴ったりイライラしたりする時もある。最後の、人生最大の危機においては、せきが切れたように狂乱し罵ったりもする。善意礼賛の大人のおとぎばなしとしても、そこらへんのバランス感覚がちゃんとしているので良いなぁ。
それだけに、気を取り直した主人公が「メリー・クリスマス!」と叫びながら町を駆け抜け自分の家を目指す場面は胸にぐっとくる。
とはいえ、死を選びかけるクライマックスまでが、ほんの少し長すぎる気もしますけど…(笑)
また、ことごとにジョージを妨害する偏狭な金持ちポッターを演じるライオネル・バリモアの徹底した嫌な奴ぷりもすごい。善人も悪人も自由自在だなあこのひと…
なにはともあれ、今年もクリスマスにクリスマス映画を見れてよかった☆
また、今回は珍しく?背後で模型製作をしていた中一の次男が、お金がなくなったあたりからはどうなるのか気になったらしくずっとTVの方を見ていて、「昔の映画はいいなあ」などと、見終わってから言っていた。そうだよいいんだよ昔の映画は。
ご賛同ありがとう息子よ。(*^^*)…そして、クリスマス映画につきあってくれてありがとう☆
あーあ。
昨夜、少しだけと思ってつけたら、最後まで見ちまいました。今日の1時になりました。眠い…
クリスマスの夜、二級天使のクラレンス(ヘンリー・トラヴァース)は、絶望のあまり死を選びかけている男ジョージ・ベイリー(ジェームズ・スチュアート)を助けよ、という指令を受けて地上へと赴く。
ジョージは、父のあとを継ぎ、貧しい人々のマイホーム獲得を助ける良心的な"住宅金融"を経営している。大学に行きたい、世界に飛び出したいという夢を抱きながら、彼は人生の節目節目ごとに「自分の夢を優先するか、他人のために動くか」という選択をするハメになり、そのたびに彼は夢を後回しにしてきたのだった。家庭だけ?は、素晴らしい良妻(ドナ・リード)を得て貧しいながらも幸せな家庭を築いていたが、アクシデントで大金をなくし、全てを失いかけた彼は自分など生まれてこなかった方がよかったと思いつめていた。
クラレンスは"もしジョージが生まれていなかったら…"のifの世界に彼を案内する。仇敵ポッターの支配する荒れた風情の町、彼に助けられることなく破滅した不幸な人々を目の当たりにし、ジョージは生きる意志を取り戻すのだった。そして、家に戻った彼が目にしたものは…
ン十年ぶりに見たのだが、キャプラだし性善説爆裂話とのイメージが強かったが、スチュアート演じる主人公は、言うほど頭から自己犠牲のみのウソ臭い人物ではない。めぐり合わせの悪い人生を送り、自分の夢は棚上げとあって、時には愚痴ったりイライラしたりする時もある。最後の、人生最大の危機においては、せきが切れたように狂乱し罵ったりもする。善意礼賛の大人のおとぎばなしとしても、そこらへんのバランス感覚がちゃんとしているので良いなぁ。
それだけに、気を取り直した主人公が「メリー・クリスマス!」と叫びながら町を駆け抜け自分の家を目指す場面は胸にぐっとくる。
とはいえ、死を選びかけるクライマックスまでが、ほんの少し長すぎる気もしますけど…(笑)
また、ことごとにジョージを妨害する偏狭な金持ちポッターを演じるライオネル・バリモアの徹底した嫌な奴ぷりもすごい。善人も悪人も自由自在だなあこのひと…
なにはともあれ、今年もクリスマスにクリスマス映画を見れてよかった☆
また、今回は珍しく?背後で模型製作をしていた中一の次男が、お金がなくなったあたりからはどうなるのか気になったらしくずっとTVの方を見ていて、「昔の映画はいいなあ」などと、見終わってから言っていた。そうだよいいんだよ昔の映画は。
ご賛同ありがとう息子よ。(*^^*)…そして、クリスマス映画につきあってくれてありがとう☆
Imdb。The Internet Movie Database。
英語のサイトだけど日本映画の情報まで(ある程度は)載ってるし、ここの詳しさといったら実にお役立ち。コメントの蓄積も内容を知るのに便利だし、Wikipediaみたいにいろんな人の手でデータが豊富化されていってるらしい(システム自体はあまり知らない)。
なのに。
最近ムカつく現象がある。きっと誰かアホな日本人の手によるものなのだと思うが、アメリカ映画なのに無意味にタイトル部分が日本語(ローマ字)に変えられているものが、最近たまに目に入る。
やめれー!
見にくいから。日本語分からないひとにはもっと不便だろうし。
たとえば「雨に唄えば」。"Singin’ in the Rain"を「Ame ni Uta eba」に変えた奴は誰よ。
http://www.imdb.com/title/tt0045152/
あるいは「Oriento kyûkô satsujin jiken」とか。
http://www.imdb.com/title/tt0071877/
誰かこのバカにアク禁かませてやって~(-"-;)
<追記>
その後、個人のイタズラでなくサイト側の小さな親切大きなお世話(国ごとに対応してあげましょうとの)だったと教えていただきました(コメント欄参照。回避策も)。
やれやれ。言語のカベは思いもよらないかたちでやってくるのね。
われわれ、ローマ字は普段使いしていないんですけどねえ(^^;)
英語のサイトだけど日本映画の情報まで(ある程度は)載ってるし、ここの詳しさといったら実にお役立ち。コメントの蓄積も内容を知るのに便利だし、Wikipediaみたいにいろんな人の手でデータが豊富化されていってるらしい(システム自体はあまり知らない)。
なのに。
最近ムカつく現象がある。きっと誰かアホな日本人の手によるものなのだと思うが、アメリカ映画なのに無意味にタイトル部分が日本語(ローマ字)に変えられているものが、最近たまに目に入る。
やめれー!
見にくいから。日本語分からないひとにはもっと不便だろうし。
たとえば「雨に唄えば」。"Singin’ in the Rain"を「Ame ni Uta eba」に変えた奴は誰よ。
http://www.imdb.com/title/tt0045152/
あるいは「Oriento kyûkô satsujin jiken」とか。
http://www.imdb.com/title/tt0071877/
誰かこのバカにアク禁かませてやって~(-"-;)
<追記>
その後、個人のイタズラでなくサイト側の小さな親切大きなお世話(国ごとに対応してあげましょうとの)だったと教えていただきました(コメント欄参照。回避策も)。
やれやれ。言語のカベは思いもよらないかたちでやってくるのね。
われわれ、ローマ字は普段使いしていないんですけどねえ(^^;)
家族がTVをつけたら、東野圭吾原作の「秘密」の終盤だった。
公園で妙な会話(設定的にそうなる)をかわす、小林薫とヒロスエ。
あ、「秘密」か、と私。
どーゆー話なんだ、夫がと聞く。
ヤな話なんだよと私。原作読んだけど、ちょっとあのラストはなー。ダンナが気の毒すぎるんだもん。
東野圭吾、大の売れっ子だしガリレオなんかは私も面白いと思うけど…
次男まで、オレもネタバレ気にしないから話せば、というので、イヤイヤ「妻と娘がバス事故にあって、娘のほうだけ助かって目が覚めた、と思ったら…」。でも、話の終盤のこの公園では、妻(の魂)が「自分そろそろ成仏?できそう」って話しているんだよ、と。
そしてヤメロというのに、…画面はすぐに結婚式で。そして、原作とは違うパターンで真実がバレちゃう。意外にパッと我が夫も即時に状況を理解して、
「うわ、ヤな話だ~!!!」(チャンネル替える)
でしょでしょ!と、何故か勝ち誇る私。いや、この話で泣く人も多いらしいんだけど、それよりもなんかヤな気分になって仕方がないのよ~(すいませんお好きなかた)。
でも、ばっちり共感が得られてよかった。
意外にも夫婦の絆?を確かめあえた「秘密」でした(笑)
公園で妙な会話(設定的にそうなる)をかわす、小林薫とヒロスエ。
あ、「秘密」か、と私。
どーゆー話なんだ、夫がと聞く。
ヤな話なんだよと私。原作読んだけど、ちょっとあのラストはなー。ダンナが気の毒すぎるんだもん。
東野圭吾、大の売れっ子だしガリレオなんかは私も面白いと思うけど…
次男まで、オレもネタバレ気にしないから話せば、というので、イヤイヤ「妻と娘がバス事故にあって、娘のほうだけ助かって目が覚めた、と思ったら…」。でも、話の終盤のこの公園では、妻(の魂)が「自分そろそろ成仏?できそう」って話しているんだよ、と。
そしてヤメロというのに、…画面はすぐに結婚式で。そして、原作とは違うパターンで真実がバレちゃう。意外にパッと我が夫も即時に状況を理解して、
「うわ、ヤな話だ~!!!」(チャンネル替える)
でしょでしょ!と、何故か勝ち誇る私。いや、この話で泣く人も多いらしいんだけど、それよりもなんかヤな気分になって仕方がないのよ~(すいませんお好きなかた)。
でも、ばっちり共感が得られてよかった。
意外にも夫婦の絆?を確かめあえた「秘密」でした(笑)
1969年、バート・ケネディ監督作品。スカパー録画の鑑賞。
西部の町プログレス。"進歩"という町の名同様、もはやガンマンと娼館と馬車はすたれはじめている時代(町をフツーに車が通る)。
勤続20年の腕っこき保安官フラッグ(ロバート・ミッチャム)もまた、もはや時代遅れとみなされて、「銀行に届く金を狙って強盗団が来るらしい」という情報を得て市長(マーティン・バルサム)に自警団の組織を要請したらば、今時そんなことも起こるまいとお気楽な市長に、"表彰"と称して体よく引退させられてしまった。
それでも、宿敵マッケイ(ジョージ・ケネディ)がいる強盗団らしいと一人探りに山へ入ったフラッグが見たものは、同じように若い連中(デビッド・キャラダインら)になめられまくっているマッケイの姿だった。悪党なりの仁義も何もない若者たちに愛想をつかした彼は、やがてフラッグと手を組んで列車強盗阻止に協力することに…
昔TVで見て以来の久々だが、最近「夕陽に立つ保安官」「地平線から来た男」の二作を見てから再見すると、やっぱりちょっと元気が足りないかな。
"老人を若者たちが笑い物にする~"とかなんとか、えらくガックリな歌とともに始まる。が、今時の若いものは、イマドキの西部は、との愚痴っぽコメディ西部劇は監督の得意分野だし、次第に老人タッグの頼もしさがここちよくなってくる。バルサム市長の臆面もないまでのたくましさも笑える(市長が手を出す人妻、「拳銃の罠」のティナ・ルイーズだった)。
ミッチャム&ケネディの共演もなかなか楽しい。特に、まだそんなには太ってないケネディが可愛い!
強盗団の機先を制するために走行中のSLに飛び乗ろうとしたところ、えらく元気のいい老車掌コンビ(一人はジョン・キャラダイン!)に、逆に強盗と間違われて苦労するあたりもいいな。
機関車大追跡で、やたら馬車を壊すのはやりすぎな気がするが…
…しかし、後年の"Once upon a Texas Train"(1988年。よって強盗団退治に駆り出される元テキサスレンジャー・ウィドマーク様70代)と比べると、トシだトシだって言ったってまだまだ知れてるじゃーん、と思ったりもする私だった(笑)
ミッチャムまだ50代前半、ケネディなんか何とまだ40代(ちょっと老けメイク)なんだもん。
西部の町プログレス。"進歩"という町の名同様、もはやガンマンと娼館と馬車はすたれはじめている時代(町をフツーに車が通る)。
勤続20年の腕っこき保安官フラッグ(ロバート・ミッチャム)もまた、もはや時代遅れとみなされて、「銀行に届く金を狙って強盗団が来るらしい」という情報を得て市長(マーティン・バルサム)に自警団の組織を要請したらば、今時そんなことも起こるまいとお気楽な市長に、"表彰"と称して体よく引退させられてしまった。
それでも、宿敵マッケイ(ジョージ・ケネディ)がいる強盗団らしいと一人探りに山へ入ったフラッグが見たものは、同じように若い連中(デビッド・キャラダインら)になめられまくっているマッケイの姿だった。悪党なりの仁義も何もない若者たちに愛想をつかした彼は、やがてフラッグと手を組んで列車強盗阻止に協力することに…
昔TVで見て以来の久々だが、最近「夕陽に立つ保安官」「地平線から来た男」の二作を見てから再見すると、やっぱりちょっと元気が足りないかな。
"老人を若者たちが笑い物にする~"とかなんとか、えらくガックリな歌とともに始まる。が、今時の若いものは、イマドキの西部は、との愚痴っぽコメディ西部劇は監督の得意分野だし、次第に老人タッグの頼もしさがここちよくなってくる。バルサム市長の臆面もないまでのたくましさも笑える(市長が手を出す人妻、「拳銃の罠」のティナ・ルイーズだった)。
ミッチャム&ケネディの共演もなかなか楽しい。特に、まだそんなには太ってないケネディが可愛い!
強盗団の機先を制するために走行中のSLに飛び乗ろうとしたところ、えらく元気のいい老車掌コンビ(一人はジョン・キャラダイン!)に、逆に強盗と間違われて苦労するあたりもいいな。
機関車大追跡で、やたら馬車を壊すのはやりすぎな気がするが…
…しかし、後年の"Once upon a Texas Train"(1988年。よって強盗団退治に駆り出される元テキサスレンジャー・ウィドマーク様70代)と比べると、トシだトシだって言ったってまだまだ知れてるじゃーん、と思ったりもする私だった(笑)
ミッチャムまだ50代前半、ケネディなんか何とまだ40代(ちょっと老けメイク)なんだもん。
1964年、ビリー・ワイルダー監督作品。モノクロ。
コーナンで何故か1000円で売られていたのでつい買っちゃった。ワイルダー作品の中ではそれほど人気ないのかもしれませんが、昔一度見て結構好き、と思った艶笑コメディでした。
ネヴァダの田舎町"クライマックス"のピアノ教師オービル・J・スプーナー(ウォルストン)とガソリンスタンドの店主バーニー(クリフ・オズモンド)は作詞作曲コンビ、但しまだ一曲たりとも売れたことはない。ところがある日、偶然人気歌手のディノ(マーティン)が車でこの町を通りかかる。バーニーは車に細工をして引き留め、オービルが夜、ピアノで二人の曲を聴かせて売り込む…という作戦をたてる。
ところが愛妻ゼルダ(フェリシア・ファー)に夢中…を通り越して超嫉妬深いオービルは、これまた超女好きのディノをもてなすのに、妻を同席させたくない。ディノが口説き始めるのが目に見えているからだ。結局バーニーの入れ知恵で妻にケンカを売ってを実家に帰し、セクシーな酒場女のポリー(ノヴァク)を妻の代役に雇うことにする。これで、心行くまで手を出してもらってOK!という算段だったが…
売り込みのため、ディノのご機嫌をとるためなら妻をも差し出す(本当は妻ではないのだが)、という結構酷い話であるが(ネタ的には「アパートの鍵貸します」にも通じてると思う)、幸せな家庭に憧れるむしろ"普通の女"、常識的で穏健な性格だったポリーが、遊び人なディノより家庭人の香りの濃いオービルに好感を抱いてしまうために男たちの計画は狂ってしまう。ポン引き同様の情けないオービルにもポリーの心は伝わり、いつしかポリーを餌として「差し出す」事が我慢ならなくなる。
嫉妬癖のエスカレート、と笑うのは簡単だが、それだけではないだろう。人としての尊厳や誇りの回復。おずおずと手を取り合うオービルとポリーの姿には、それってダメ(不倫)なんだけど、ほろりとさせられる。
ただし、叩きだされたディノはというと、偶然の導き?で、なんと本物のゼルダと巡りあってしまっていた…!
根っこのところは誠実な男だから、ポリーの心を(そのつもりもないのに)捕まえてしまうオービル。だが、それ以前に「妻を信じられなかった」ことが既にしっぺ返しを呼んでいたのだ。色と慾とのどんちゃん騒ぎのあとには、歪んだ予定調和、ほろ苦いハッピーエンド…。この帳尻の合い加減が何ともいえない。
お色気と哀感を織り交ぜて魅せるキム・ノヴァクが素晴らしい。「アパート」のマクレーンより私は好きだ。本人をパロったような歌手役を能天気に演じきるディーン・マーティンも楽しいし、妄想狂気味の作曲家レイ・ウォルストンも可笑しいし…作曲家は初めピーター・セラーズの予定だったというが、かわってよかったんじゃないか。ちょっとフケたがフェリシア・ファーも好演。
誰にでもオススメ、とも言えない、うまく解説できない…が、やっぱり結構好きだなあ☆
コーナンで何故か1000円で売られていたのでつい買っちゃった。ワイルダー作品の中ではそれほど人気ないのかもしれませんが、昔一度見て結構好き、と思った艶笑コメディでした。
ネヴァダの田舎町"クライマックス"のピアノ教師オービル・J・スプーナー(ウォルストン)とガソリンスタンドの店主バーニー(クリフ・オズモンド)は作詞作曲コンビ、但しまだ一曲たりとも売れたことはない。ところがある日、偶然人気歌手のディノ(マーティン)が車でこの町を通りかかる。バーニーは車に細工をして引き留め、オービルが夜、ピアノで二人の曲を聴かせて売り込む…という作戦をたてる。
ところが愛妻ゼルダ(フェリシア・ファー)に夢中…を通り越して超嫉妬深いオービルは、これまた超女好きのディノをもてなすのに、妻を同席させたくない。ディノが口説き始めるのが目に見えているからだ。結局バーニーの入れ知恵で妻にケンカを売ってを実家に帰し、セクシーな酒場女のポリー(ノヴァク)を妻の代役に雇うことにする。これで、心行くまで手を出してもらってOK!という算段だったが…
売り込みのため、ディノのご機嫌をとるためなら妻をも差し出す(本当は妻ではないのだが)、という結構酷い話であるが(ネタ的には「アパートの鍵貸します」にも通じてると思う)、幸せな家庭に憧れるむしろ"普通の女"、常識的で穏健な性格だったポリーが、遊び人なディノより家庭人の香りの濃いオービルに好感を抱いてしまうために男たちの計画は狂ってしまう。ポン引き同様の情けないオービルにもポリーの心は伝わり、いつしかポリーを餌として「差し出す」事が我慢ならなくなる。
嫉妬癖のエスカレート、と笑うのは簡単だが、それだけではないだろう。人としての尊厳や誇りの回復。おずおずと手を取り合うオービルとポリーの姿には、それってダメ(不倫)なんだけど、ほろりとさせられる。
ただし、叩きだされたディノはというと、偶然の導き?で、なんと本物のゼルダと巡りあってしまっていた…!
根っこのところは誠実な男だから、ポリーの心を(そのつもりもないのに)捕まえてしまうオービル。だが、それ以前に「妻を信じられなかった」ことが既にしっぺ返しを呼んでいたのだ。色と慾とのどんちゃん騒ぎのあとには、歪んだ予定調和、ほろ苦いハッピーエンド…。この帳尻の合い加減が何ともいえない。
お色気と哀感を織り交ぜて魅せるキム・ノヴァクが素晴らしい。「アパート」のマクレーンより私は好きだ。本人をパロったような歌手役を能天気に演じきるディーン・マーティンも楽しいし、妄想狂気味の作曲家レイ・ウォルストンも可笑しいし…作曲家は初めピーター・セラーズの予定だったというが、かわってよかったんじゃないか。ちょっとフケたがフェリシア・ファーも好演。
誰にでもオススメ、とも言えない、うまく解説できない…が、やっぱり結構好きだなあ☆
第二回 午前十時の映画祭
2010年12月14日 映画 コメント (15)第二回、もうとっくに決まっていたんですね。
(たけだ様、お知らせくださりありがとうございます)
http://asa10.eiga.com/2011/
選定内容はさておいても、一年目の作品をもう一年やり続けるのに加えて、あと50作品追加でやる(そのぶん?上映館も増やす)、というのは評価できると思います。
「雨に唄えば」と「ショウほど素敵な商売はない」、もう一回行こうっと(爆)
新年度の作品で、絶対行く!のは「バンド・ワゴン」くらいですが…
やっと!!!やっと!!!アステア様の登場です。(^-^)v
二年目でふーんという印象は、定番西部劇が入ってきたことと、しかし相変わらずジョン・フォードが一本もないなあということ。30~50年代までの作品は更に減ったなぁということ。
クラシック映画だとやっぱりヒチコックとワイルダーばかり強いこと(「サンセット大通り」は行こうかな…)。
三年目はどうなるのでしょう(気が早い…)。まあ、数打ちゃ当たる、あと50本増えたら、またあと1本か2本は「死んでも行く!」映画が入ってくるかもしれません(^^;)
期待しすぎず、温かい目でみまもることとしましょう。
(たけだ様、お知らせくださりありがとうございます)
http://asa10.eiga.com/2011/
選定内容はさておいても、一年目の作品をもう一年やり続けるのに加えて、あと50作品追加でやる(そのぶん?上映館も増やす)、というのは評価できると思います。
「雨に唄えば」と「ショウほど素敵な商売はない」、もう一回行こうっと(爆)
新年度の作品で、絶対行く!のは「バンド・ワゴン」くらいですが…
やっと!!!やっと!!!アステア様の登場です。(^-^)v
二年目でふーんという印象は、定番西部劇が入ってきたことと、しかし相変わらずジョン・フォードが一本もないなあということ。30~50年代までの作品は更に減ったなぁということ。
クラシック映画だとやっぱりヒチコックとワイルダーばかり強いこと(「サンセット大通り」は行こうかな…)。
三年目はどうなるのでしょう(気が早い…)。まあ、数打ちゃ当たる、あと50本増えたら、またあと1本か2本は「死んでも行く!」映画が入ってくるかもしれません(^^;)
期待しすぎず、温かい目でみまもることとしましょう。
Chip Off the Old Block
2010年12月12日 映画 コメント (5)
1944年、チャールズ・ラモント監督作品。モノクロ。
またまたeBayでゲットした日本未公開のドナルド・オコナー主演B級ミュージカル。
画像は凄く悪いが、大粒の雨(雹)が時には降っても、とりあえず完全に見えない場面はないので想定内(涙)。古いしレアだし。あーーー、ユニヴァーサル、正規盤出してくれないかな。くれないんだろうな。フランシス・ボックスの後半も出てないし…
英語字幕もないので、TCMのシノプシスなどを見ながら強引に視聴。時にはimdb以上に役立つ時もあるTCMであった。
http://www.tcm.com/tcmdb/title.jsp?stid=70866
ちなみに"Chip Off the Old Block" とは、「親(特に父親)にそっくり」の意とのこと。
海軍一家の出で士官候補生のドナルド・コリガン(オコナー)は、学校内でショウを製作・主演し大受けするが、ヤンチャがすぎて(先生をネタにしたギャグを入れたり校長名で勝手に偉いさんを招待してみたり)停学になる。とはいえあまり深刻なものではないようで、一度帰省し、父親にカツ入れられてこいという程度?校長先生ニコニコしてるし(^^;)
長距離列車の中でドナルドは、女優一家の孫娘グロリア(アン・ブライス)と出会う。二人はいい感じになりデートを約束するが、駅で待ち構えていたドナルドのガールフレンド・ペギー(ペギー・ライアン)のベタベタぶりを見て、グロリアは気を悪くして去ってしまう。
ドナルドは自分が愛しているのはグロリアであること、しかしペギーが舞台のオーディションを受けることには引き続きパートナーとして協力する、とペギーを説得する(割と簡単に片付くあたり、"幼馴染""ダンス・パートナー"程度の関係だったらしい)。また、奇遇にも昔グロリアの母親はドナルドの父親に、祖母はドナルドの祖父に振られたという因縁があり、グロリアの家族も色々と邪魔をしてくるが、ドナルドの再アタックが実り、二人は結局幸せな恋人同士に。
前半はまあよいとして、終盤に「ドイツのスパイを見つけた!」と誤解したドナルドとペギーがドタバタする脇筋は、むしろ邪魔なだけかなあ(笑えるギャグはあるけど…)。後半は話がごちゃごちゃしてイマイチな感じである。B級たるゆえんか。
それとも私のヒアリングが不足すぎるのか(多分両方)。
とはいえミュージカル・シーンもいろいろある。あまりお金かかってなさそうだけど(笑)
学校内で上演するレビュウとかオーディションとかだから。
映画のオープニングは士官学校内のショウ"Sailor Song"、セーラー服をわざと逆向けに着たオコナーがコミカルに踊る。ホーンパイプダンス調の曲が個人的に嬉しい。
"It’s Mighty Nice to Have Met You"。アン・プライスと列車の展望デッキに出て、ウクレレを弾きながら二人でデュエット。オコナーの綺麗な高音大好き、いい感じです。この曲絶対どこか他でも聞いたと思うんだけど、思い出せないよ…
"My Song"。 何だかだ言ってもドナルドに惹かれているブライスのソロ。アン・ブライスも最初はディアナ・ダービン予備軍だったのかなって感じ。
"Is It Good or Is It Bad?"と"Gotta Give My Feet a Break" はペギーとドナルドがオーディション用に唄い踊るナンバー。思いっ切りコミカルな前者はYouTubeにもあります。
http://www.youtube.com/watch?v=M2SB27ULfdw
後者はちょっと背伸びして、カジュアルな服装が途中から燕尾服とドレスに変わり、アステア&ロジャース調(笑)。さすがにまだ16~7のふたり、特にまだ発展途上の感のあるオコナーにアステア&ロジャースの優雅美麗を求めるのは酷でしょうが、多分一番気合いの入ったナンバーかも?「一生懸命やってるなー」ってつい上から目線になっちゃいますが、このカップルは姿がスッキリスマートでこういう路線もそれなりにはイケてる。
ライアンも、ボールルームダンスよりは細くて長い手足をぶんぶん振り回してのコミカルでスピーディなダンスが本領だと思います。垂れ目でファニー・フェイス気味なため、ブライスやグロリア・ジーンなどの「美少女ソプラノ」が出てくると必ず、パートナーの筈のオコナーをそっちに持ってかれてしまうようで気の毒ですが、いつもカラっとしていて好感度の高い少女ダンサーですね。踊りだけでなく、オコナーと組んでカマしてくれるギャグシーンも上手い。あー、ユニヴァーサル、どうして正規盤で(以下略)
あ、あと、グロリアの家の執事役に、以前ジーヴズ役を演じていたアーサー・トリーチャーが出ていて何だか嬉しかった。
オハナシは明らかに"B級"というか、いい加減感がありますが、なんてったってまだ少年期のオコナーが可愛いすぎる!
(http://13374.diarynote.jp/201012102329063578/でも叫んでいましたが(笑))
とりあえず、またこの年代の映画を買いたくなってしまいました。…今度もまたいい加減な話なんだろうけどなあ。
まあ、少なくとも歌はこの時期からとても素敵だし、ソレだけでも損はなかろう!
<追記>
思いだしました!
"It’s Mighty Nice to Have Met You"、1952年放映のTV番組"Colgate Comedy Hour"のエンディングで、オコナーが小さな娘さんを抱きよせるようにしつつ歌っていた曲でした(この番組には最初の奥さんもちょっと出てました。家族総動員?)。
http://www.archive.org/details/1950sVarietySeriescolgateComedyHouraired231952で視聴可。
またまたeBayでゲットした日本未公開のドナルド・オコナー主演B級ミュージカル。
画像は凄く悪いが、大粒の雨(雹)が時には降っても、とりあえず完全に見えない場面はないので想定内(涙)。古いしレアだし。あーーー、ユニヴァーサル、正規盤出してくれないかな。くれないんだろうな。フランシス・ボックスの後半も出てないし…
英語字幕もないので、TCMのシノプシスなどを見ながら強引に視聴。時にはimdb以上に役立つ時もあるTCMであった。
http://www.tcm.com/tcmdb/title.jsp?stid=70866
ちなみに"Chip Off the Old Block" とは、「親(特に父親)にそっくり」の意とのこと。
海軍一家の出で士官候補生のドナルド・コリガン(オコナー)は、学校内でショウを製作・主演し大受けするが、ヤンチャがすぎて(先生をネタにしたギャグを入れたり校長名で勝手に偉いさんを招待してみたり)停学になる。とはいえあまり深刻なものではないようで、一度帰省し、父親にカツ入れられてこいという程度?校長先生ニコニコしてるし(^^;)
長距離列車の中でドナルドは、女優一家の孫娘グロリア(アン・ブライス)と出会う。二人はいい感じになりデートを約束するが、駅で待ち構えていたドナルドのガールフレンド・ペギー(ペギー・ライアン)のベタベタぶりを見て、グロリアは気を悪くして去ってしまう。
ドナルドは自分が愛しているのはグロリアであること、しかしペギーが舞台のオーディションを受けることには引き続きパートナーとして協力する、とペギーを説得する(割と簡単に片付くあたり、"幼馴染""ダンス・パートナー"程度の関係だったらしい)。また、奇遇にも昔グロリアの母親はドナルドの父親に、祖母はドナルドの祖父に振られたという因縁があり、グロリアの家族も色々と邪魔をしてくるが、ドナルドの再アタックが実り、二人は結局幸せな恋人同士に。
前半はまあよいとして、終盤に「ドイツのスパイを見つけた!」と誤解したドナルドとペギーがドタバタする脇筋は、むしろ邪魔なだけかなあ(笑えるギャグはあるけど…)。後半は話がごちゃごちゃしてイマイチな感じである。B級たるゆえんか。
それとも私のヒアリングが不足すぎるのか(多分両方)。
とはいえミュージカル・シーンもいろいろある。あまりお金かかってなさそうだけど(笑)
学校内で上演するレビュウとかオーディションとかだから。
映画のオープニングは士官学校内のショウ"Sailor Song"、セーラー服をわざと逆向けに着たオコナーがコミカルに踊る。ホーンパイプダンス調の曲が個人的に嬉しい。
"It’s Mighty Nice to Have Met You"。アン・プライスと列車の展望デッキに出て、ウクレレを弾きながら二人でデュエット。オコナーの綺麗な高音大好き、いい感じです。この曲絶対どこか他でも聞いたと思うんだけど、思い出せないよ…
"My Song"。 何だかだ言ってもドナルドに惹かれているブライスのソロ。アン・ブライスも最初はディアナ・ダービン予備軍だったのかなって感じ。
"Is It Good or Is It Bad?"と"Gotta Give My Feet a Break" はペギーとドナルドがオーディション用に唄い踊るナンバー。思いっ切りコミカルな前者はYouTubeにもあります。
http://www.youtube.com/watch?v=M2SB27ULfdw
後者はちょっと背伸びして、カジュアルな服装が途中から燕尾服とドレスに変わり、アステア&ロジャース調(笑)。さすがにまだ16~7のふたり、特にまだ発展途上の感のあるオコナーにアステア&ロジャースの優雅美麗を求めるのは酷でしょうが、多分一番気合いの入ったナンバーかも?「一生懸命やってるなー」ってつい上から目線になっちゃいますが、このカップルは姿がスッキリスマートでこういう路線もそれなりにはイケてる。
ライアンも、ボールルームダンスよりは細くて長い手足をぶんぶん振り回してのコミカルでスピーディなダンスが本領だと思います。垂れ目でファニー・フェイス気味なため、ブライスやグロリア・ジーンなどの「美少女ソプラノ」が出てくると必ず、パートナーの筈のオコナーをそっちに持ってかれてしまうようで気の毒ですが、いつもカラっとしていて好感度の高い少女ダンサーですね。踊りだけでなく、オコナーと組んでカマしてくれるギャグシーンも上手い。あー、ユニヴァーサル、どうして正規盤で(以下略)
あ、あと、グロリアの家の執事役に、以前ジーヴズ役を演じていたアーサー・トリーチャーが出ていて何だか嬉しかった。
オハナシは明らかに"B級"というか、いい加減感がありますが、なんてったってまだ少年期のオコナーが可愛いすぎる!
(http://13374.diarynote.jp/201012102329063578/でも叫んでいましたが(笑))
とりあえず、またこの年代の映画を買いたくなってしまいました。…今度もまたいい加減な話なんだろうけどなあ。
まあ、少なくとも歌はこの時期からとても素敵だし、ソレだけでも損はなかろう!
<追記>
思いだしました!
"It’s Mighty Nice to Have Met You"、1952年放映のTV番組"Colgate Comedy Hour"のエンディングで、オコナーが小さな娘さんを抱きよせるようにしつつ歌っていた曲でした(この番組には最初の奥さんもちょっと出てました。家族総動員?)。
http://www.archive.org/details/1950sVarietySeriescolgateComedyHouraired231952で視聴可。
Bring Back Birdie
2010年12月9日 映画
「バイ・バイ・バーディ」。プレスリーの入隊騒動をネタにした、多分そこそこ知られたミュージカル…なのではないかしら。しかし、約20年後の80年代初め、続編「Bring Back Birdie」がブロードウェイにかかったことがあるというのは知られてないかも。コケてすぐ終わったらしいし。
が、意外にも、舞台オリジナル・キャストのCDが出ているのを発見し…、つい魔が差して、米Amazonマーケットプレイスでポチリ。
正編見たことないんですけどねー(^^;)
だって本当はそんなに興味があるわけでもないから…(プレスリーも興味ないし)。
私の興味はひとえに、この続編「Bring Back Birdie」にドナルド・オコナーが主演してたってことにあり(笑)
80年代だからもう60近いはずなんですが、まあまだそこそこ歌えるんじゃなかろうかと…ダンスだけでなく歌も好きなのに、この人のCDってなっかなか無いですから。
実は先月、「Christmas with Donald and Debby」という絶版CDがマーケットプレイスに出てきたので買おうとしたらすぐ「スイマセン、品切れになりました」と返事が返って来て、悔しくて色々調べていて見つけたのがこの「Bring Back Birdie」でした。
ちなみにこのDebbyはデビー・レイノルズ。オコナーとデビー・レイノルズのクリスマスソングCD!このCDも60才くらいいってる筈だけど(二人とも)、Amazonで「試聴」すると結構よさげだったのでずっと狙っていたのですが、やっぱり絶版ゲットはむちゅかしい…
「Bring Back Birdie」のヒロインはブロードウェイの大物女優チタ・リベラ(Chita Rivera)。かなり迫力のあるノドを聞かせてくれます。オコナーも数曲歌っていますが、「Middle Age Blues」(笑)とか最後のしっとりした「Rosie」(これは「バイ・バイ・バーディー」にもあった曲)はかなりイイ☆と思いましたが、曲との相性が「微妙かな?」というモノも。ただ、微妙な歌の途中でタップの音が入るのを聞くと、映像で見せてもらわないと真の価値はわかんないよー、と、ますます微妙な気分になって嬉しいような哀しいようなでちょいフクザツ。
…とか何とか言いながら、iPodに入れて繰り返し聞いているのですが。
「バイ・バイ・バーディー」のラストで結ばれたアルバート(バーディーのマネージャー)と恋人ロージーの20年後の話で、行方不明のバーディーを探せ!となるのですが、中年バーディ役のMarcel Forestieriのプレスリーもどきな歌いっぷりが、また意外に楽しい出来。聞いてるとむしょうに笑いがこみ上げてきます。
「バイ・バイ・バーディー」マニアの人(いるのか?)なら、興味がわくのかな?
歌詞カードがないのが残念ですが、ストーリーについては、CDに割と詳細な解説がついていました。
http://www.amazon.com/gp/product/B0000014TO
が、意外にも、舞台オリジナル・キャストのCDが出ているのを発見し…、つい魔が差して、米Amazonマーケットプレイスでポチリ。
正編見たことないんですけどねー(^^;)
だって本当はそんなに興味があるわけでもないから…(プレスリーも興味ないし)。
私の興味はひとえに、この続編「Bring Back Birdie」にドナルド・オコナーが主演してたってことにあり(笑)
80年代だからもう60近いはずなんですが、まあまだそこそこ歌えるんじゃなかろうかと…ダンスだけでなく歌も好きなのに、この人のCDってなっかなか無いですから。
実は先月、「Christmas with Donald and Debby」という絶版CDがマーケットプレイスに出てきたので買おうとしたらすぐ「スイマセン、品切れになりました」と返事が返って来て、悔しくて色々調べていて見つけたのがこの「Bring Back Birdie」でした。
ちなみにこのDebbyはデビー・レイノルズ。オコナーとデビー・レイノルズのクリスマスソングCD!このCDも60才くらいいってる筈だけど(二人とも)、Amazonで「試聴」すると結構よさげだったのでずっと狙っていたのですが、やっぱり絶版ゲットはむちゅかしい…
「Bring Back Birdie」のヒロインはブロードウェイの大物女優チタ・リベラ(Chita Rivera)。かなり迫力のあるノドを聞かせてくれます。オコナーも数曲歌っていますが、「Middle Age Blues」(笑)とか最後のしっとりした「Rosie」(これは「バイ・バイ・バーディー」にもあった曲)はかなりイイ☆と思いましたが、曲との相性が「微妙かな?」というモノも。ただ、微妙な歌の途中でタップの音が入るのを聞くと、映像で見せてもらわないと真の価値はわかんないよー、と、ますます微妙な気分になって嬉しいような哀しいようなでちょいフクザツ。
…とか何とか言いながら、iPodに入れて繰り返し聞いているのですが。
「バイ・バイ・バーディー」のラストで結ばれたアルバート(バーディーのマネージャー)と恋人ロージーの20年後の話で、行方不明のバーディーを探せ!となるのですが、中年バーディ役のMarcel Forestieriのプレスリーもどきな歌いっぷりが、また意外に楽しい出来。聞いてるとむしょうに笑いがこみ上げてきます。
「バイ・バイ・バーディー」マニアの人(いるのか?)なら、興味がわくのかな?
歌詞カードがないのが残念ですが、ストーリーについては、CDに割と詳細な解説がついていました。
http://www.amazon.com/gp/product/B0000014TO
1952年、ハワード・ホークス監督作品。モノクロ。
バーナビー・フルトン博士(ケイリー・グラント)は老化に効く薬を開発中。思う程の効果がなかなか得られず苦闘するうち、ある日檻を逃げ出した実験動物のチンパンジーが薬品に悪戯したところ、偶然に激烈な効果を持つ薬ができてしまった。
誤ってこの薬品を飲んだバーナビーと愛妻エドウィナ(ジンジャー・ロジャース)は、すっかりココロが若返ってしまって騒動を起こす(視力等も回復するが、精神的なモノが大きい薬のようです)。夫婦間の潜在的?危機や、製薬会社の老社長(チャールズ・コバーン)の思惑がからんでドタバタは雪だるま式にふくれあがり…
…って、それだけといえばそれだけのオハナシでした(笑)
しょっぱなからビン底メガネでぼうっとして、いつになく冴えない風情のグラント。さすがに少しトウがたってきたかな、のロジャース。それが怪しい薬の効果で20代、10代、それ以下?の行状を繰り広げるハイテンション・コメディ。二人とも上手いんですが、本筋にあとひと息締まりがないので、一番得をしたのは、小さい役だが社長秘書役のマリリン・モンローかも。見るからにオツムの足りなそうな、観賞用秘書として場を和ませます。なんにもしてないんだけど(笑)
隣家から迷いこんできた赤ん坊を見て、「夫がココロだけでなくカラダまで若返ってしまった!」と妻が誤解するくだりはブットビ感があって一瞬期待したのですが、結局、だらだらと終わってしまったかなあ…ちょっと残念。
私ってホークス・コメディとの相性イマイチなのかしら。「赤い河」や「リオ・ブラボー」は好きなんだけど…
あと、どうでもいいけど序盤、パーティに出る準備をしていた所が急に家で夫婦のんびりする事になっちゃって、急遽エプロンドレスを付けた妻が真後ろから見るとお尻丸出しに近い格好になってたのに気づいて慌てて来客の目からお尻を隠そうとするグラントの小芝居は良かった。「赤ちゃん教育」でもグラントが、キャサリン・ヘップバーンの裂けたドレスのお尻を隠してやろうと奮闘する場面があったのを思い出す。
ああ、あの続きを見たいなあ…この映画は、だいぶ昔に、VHSで録画したけどミスで最後まで入っていなかったので諦めたまま見そびれている。次何かネットレンタルする時は、「赤ちゃん教育」も一緒に借りようっと。
バーナビー・フルトン博士(ケイリー・グラント)は老化に効く薬を開発中。思う程の効果がなかなか得られず苦闘するうち、ある日檻を逃げ出した実験動物のチンパンジーが薬品に悪戯したところ、偶然に激烈な効果を持つ薬ができてしまった。
誤ってこの薬品を飲んだバーナビーと愛妻エドウィナ(ジンジャー・ロジャース)は、すっかりココロが若返ってしまって騒動を起こす(視力等も回復するが、精神的なモノが大きい薬のようです)。夫婦間の潜在的?危機や、製薬会社の老社長(チャールズ・コバーン)の思惑がからんでドタバタは雪だるま式にふくれあがり…
…って、それだけといえばそれだけのオハナシでした(笑)
しょっぱなからビン底メガネでぼうっとして、いつになく冴えない風情のグラント。さすがに少しトウがたってきたかな、のロジャース。それが怪しい薬の効果で20代、10代、それ以下?の行状を繰り広げるハイテンション・コメディ。二人とも上手いんですが、本筋にあとひと息締まりがないので、一番得をしたのは、小さい役だが社長秘書役のマリリン・モンローかも。見るからにオツムの足りなそうな、観賞用秘書として場を和ませます。なんにもしてないんだけど(笑)
隣家から迷いこんできた赤ん坊を見て、「夫がココロだけでなくカラダまで若返ってしまった!」と妻が誤解するくだりはブットビ感があって一瞬期待したのですが、結局、だらだらと終わってしまったかなあ…ちょっと残念。
私ってホークス・コメディとの相性イマイチなのかしら。「赤い河」や「リオ・ブラボー」は好きなんだけど…
あと、どうでもいいけど序盤、パーティに出る準備をしていた所が急に家で夫婦のんびりする事になっちゃって、急遽エプロンドレスを付けた妻が真後ろから見るとお尻丸出しに近い格好になってたのに気づいて慌てて来客の目からお尻を隠そうとするグラントの小芝居は良かった。「赤ちゃん教育」でもグラントが、キャサリン・ヘップバーンの裂けたドレスのお尻を隠してやろうと奮闘する場面があったのを思い出す。
ああ、あの続きを見たいなあ…この映画は、だいぶ昔に、VHSで録画したけどミスで最後まで入っていなかったので諦めたまま見そびれている。次何かネットレンタルする時は、「赤ちゃん教育」も一緒に借りようっと。
海外からまたまた到着、DVD。
疲れた一週間でぐったりと爆睡していたが、こういう内容で郵便屋さんに起こされるのは、めでたいといってもいいか。
例によって日本未公開のドナルド・オコナー作品を、今度はeBayで買ってみた。
44年の"Chip off the Old Block"。商品ページの写真はコレだけだけど説明の中にオマケつき二枚組、とか、50年の"The Milkman"もペアだ、とか書いてあった(多分)。おお、"The Milkman"も日本未公開オコナー作品ではないか。これもそのうち、と思ってた作品。オトクだ。…と、click!
届いたのは二ケース。ところが、開いてみると、それぞれに、無印なDVD-Rがもう一枚ずつ同封されている?なんだろ?DVDカタログか?とこれもドライブに入れてみると、一枚目。ン、モノクロ映画?
…最初に巻き戻してタイトルを確認すると、
"A Tree Grows in the Brooklyn"。へ…「ブルックリン横丁」?カザンの?
二枚目はタイトル見てもすぐわからなかった。主演ジーン・ティアニー、共演ヴィンセント・プライスとウォルター・ピジョンはともかく…私ティアニーには特に詳しくはないんで。
"Dragonwyck"。…ぐぐってみると、「呪われた城」。ほほおお…
…二作品にそれぞれオマケつきって意味だったんだろうか…
オマケの方がどう考えてもメジャーな映画な気もするが(笑)
とはいえ、「ブルックリン横丁」は日本盤のDVDもVHSもあるはずだから、やっぱそっちで先に一度みておこうかな(未見だったので)。字幕なしは愛と根性と時間が要ります。
「呪われた城」は難しいかなー…キャスト的にはともかく、ネタ的にはゴシック・ロマンスぽいので嫌いじゃないジャンル。そのうちヒマができたら頑張ります(笑)
とりあえずオコナー作品を頑張ったあとで♪
しっかし、画質はともかく、送料込約14ドルで四作品て凄いな…(画質イマイチは想定内)
実はもう一件、CDですが魔がさして同じ日に買ったブツがある。いつ来るかな~♪
疲れた一週間でぐったりと爆睡していたが、こういう内容で郵便屋さんに起こされるのは、めでたいといってもいいか。
例によって日本未公開のドナルド・オコナー作品を、今度はeBayで買ってみた。
44年の"Chip off the Old Block"。商品ページの写真はコレだけだけど説明の中にオマケつき二枚組、とか、50年の"The Milkman"もペアだ、とか書いてあった(多分)。おお、"The Milkman"も日本未公開オコナー作品ではないか。これもそのうち、と思ってた作品。オトクだ。…と、click!
届いたのは二ケース。ところが、開いてみると、それぞれに、無印なDVD-Rがもう一枚ずつ同封されている?なんだろ?DVDカタログか?とこれもドライブに入れてみると、一枚目。ン、モノクロ映画?
…最初に巻き戻してタイトルを確認すると、
"A Tree Grows in the Brooklyn"。へ…「ブルックリン横丁」?カザンの?
二枚目はタイトル見てもすぐわからなかった。主演ジーン・ティアニー、共演ヴィンセント・プライスとウォルター・ピジョンはともかく…私ティアニーには特に詳しくはないんで。
"Dragonwyck"。…ぐぐってみると、「呪われた城」。ほほおお…
…二作品にそれぞれオマケつきって意味だったんだろうか…
オマケの方がどう考えてもメジャーな映画な気もするが(笑)
とはいえ、「ブルックリン横丁」は日本盤のDVDもVHSもあるはずだから、やっぱそっちで先に一度みておこうかな(未見だったので)。字幕なしは愛と根性と時間が要ります。
「呪われた城」は難しいかなー…キャスト的にはともかく、ネタ的にはゴシック・ロマンスぽいので嫌いじゃないジャンル。そのうちヒマができたら頑張ります(笑)
とりあえずオコナー作品を頑張ったあとで♪
しっかし、画質はともかく、送料込約14ドルで四作品て凄いな…(画質イマイチは想定内)
実はもう一件、CDですが魔がさして同じ日に買ったブツがある。いつ来るかな~♪
1949年、プレストン・スタージェス監督作品。カラー。
美人女教師はお尋ね者?
トンデモ展開が得意なスタージェスにしても荒っぽく感じられちゃう西部コメディ(^^;)
日本未公開だがWOWWOWから録画してたものを鑑賞。
酒場の歌姫にして拳銃の名手フレディ(ベティ・グレイブル)は、賭博師ブラッキー(シーザー・ロメロ)に夢中だが、彼が他の女といちゃつくのを見てカッとなって発砲、誤って弾を判事のお尻に命中させたため逮捕される。妹分コンチータ(オルガ・サン・ファン)と共に逃げ出した彼女は他の町で女教師になりすまし、不良生徒を銃で脅して心酔させたり鉱山主の息子(ルディ・ヴァレー)に求婚されたりと調子よく…行きそうに見えたのだが、お尋ね者となった彼女をブラッキーが訪ねあてて…
とまあ、このへんまではそれなりに笑えるのですが、終盤の銃撃戦の中のギャグがイマイチ泥臭いのはなぜ。
やっぱり都会こそ似合うライター(兼監督)なんでしょうかスタージェス。
そして、「ああ、やっぱり」な着地。
そりゃまあコメディというのは、意外さで笑わされる場合と、ある程度予測のつく方へ状況が流れていく、想定内だけど「そうこなくっちゃ」と思える納得の笑いと、二種類があると思う(そして、最終的なまとまり次第で、どちらが上とも決められないと思う)。しかし、このラストは「そうこなくっちゃ」というより、「ああ、結局そうきたか」と思えてしまった。
スタージェスにしては並なコメディでした(^^;)
グレイブルは2曲ほど歌う。悪くないが、どちらかというとおとなしい芸風だと思うな。やっぱり「フツーっぽさ」が人気のカギだったのかしら。
オルガ・サン・ファンは、先日見た「Are You With It?」ではドナルド・オコナーと歌い踊っていたが、ここでは特になし。この人はカルメン・ミランダ二世という扱いらしいですが(笑)、ヒスパニックの筈が行きがかりで途中からは先住民のふりをして三つ編み姿。彼女とロメロというキャスティングは、40年代の南米ブームの流れなのかしら。ブラッキーがかなり性格悪く見えるのはちょっとねえ。最後は改心したようではありますが…
そしてルディ・ヴァレー。「結婚五年目」同様のお坊ちゃん役ですが、この人見ていて若い頃の田淵幸一選手を思いだすのは私だけ?賛同者いませんか?
美人女教師はお尋ね者?
トンデモ展開が得意なスタージェスにしても荒っぽく感じられちゃう西部コメディ(^^;)
日本未公開だがWOWWOWから録画してたものを鑑賞。
酒場の歌姫にして拳銃の名手フレディ(ベティ・グレイブル)は、賭博師ブラッキー(シーザー・ロメロ)に夢中だが、彼が他の女といちゃつくのを見てカッとなって発砲、誤って弾を判事のお尻に命中させたため逮捕される。妹分コンチータ(オルガ・サン・ファン)と共に逃げ出した彼女は他の町で女教師になりすまし、不良生徒を銃で脅して心酔させたり鉱山主の息子(ルディ・ヴァレー)に求婚されたりと調子よく…行きそうに見えたのだが、お尋ね者となった彼女をブラッキーが訪ねあてて…
とまあ、このへんまではそれなりに笑えるのですが、終盤の銃撃戦の中のギャグがイマイチ泥臭いのはなぜ。
やっぱり都会こそ似合うライター(兼監督)なんでしょうかスタージェス。
そして、「ああ、やっぱり」な着地。
そりゃまあコメディというのは、意外さで笑わされる場合と、ある程度予測のつく方へ状況が流れていく、想定内だけど「そうこなくっちゃ」と思える納得の笑いと、二種類があると思う(そして、最終的なまとまり次第で、どちらが上とも決められないと思う)。しかし、このラストは「そうこなくっちゃ」というより、「ああ、結局そうきたか」と思えてしまった。
スタージェスにしては並なコメディでした(^^;)
グレイブルは2曲ほど歌う。悪くないが、どちらかというとおとなしい芸風だと思うな。やっぱり「フツーっぽさ」が人気のカギだったのかしら。
オルガ・サン・ファンは、先日見た「Are You With It?」ではドナルド・オコナーと歌い踊っていたが、ここでは特になし。この人はカルメン・ミランダ二世という扱いらしいですが(笑)、ヒスパニックの筈が行きがかりで途中からは先住民のふりをして三つ編み姿。彼女とロメロというキャスティングは、40年代の南米ブームの流れなのかしら。ブラッキーがかなり性格悪く見えるのはちょっとねえ。最後は改心したようではありますが…
そしてルディ・ヴァレー。「結婚五年目」同様のお坊ちゃん役ですが、この人見ていて若い頃の田淵幸一選手を思いだすのは私だけ?賛同者いませんか?
When the Legends Die
2010年11月22日 映画 コメント (76)
ドナルド・オコナー未公開映画を求めてeBayにさまよいこんだあと、リチャード・ウィドマークの未公開映画"When the Legends Die(1972)"のDVDがスペインで出ているのに気がついた。
(英米アマゾンのマーケットプレイスなどで入手可能)
うーん。
コレはそこそこの評価もあるらしいけど。
字幕ないしなあ。人間ドラマは字幕ないとしんどいかなあ。
ウィドマーク様も飲んだくれの元ロデオスターだというので、痛々しい役なのかも。見てしんどくなるのかも。
うーん。
http://www.amazon.co.uk/When-Legends-Die-Richard-Widmark/dp/B0034GJ79W/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1290383517&sr=1-2
しかし、ウィドマーク様ってスペイン語圏で愛されてるのねー…
スペイン語盤でしか(私に)発見されていないDVDって、「海の男」とか「あしやからの飛行」とか、けっこう色々あります。
(英米アマゾンのマーケットプレイスなどで入手可能)
うーん。
コレはそこそこの評価もあるらしいけど。
字幕ないしなあ。人間ドラマは字幕ないとしんどいかなあ。
ウィドマーク様も飲んだくれの元ロデオスターだというので、痛々しい役なのかも。見てしんどくなるのかも。
うーん。
http://www.amazon.co.uk/When-Legends-Die-Richard-Widmark/dp/B0034GJ79W/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1290383517&sr=1-2
しかし、ウィドマーク様ってスペイン語圏で愛されてるのねー…
スペイン語盤でしか(私に)発見されていないDVDって、「海の男」とか「あしやからの飛行」とか、けっこう色々あります。