イギリス映画“Midshipman Easy”について引き続き調べ中。

原作小説“Mr. Midshipman Easy”については、ネットのあちこちに落ちてて無料で読めます。1936年に書かれた小説なので著作権切れてますし。マリアット、ナポレオン戦争中に英国海軍に入り、艦長にまで昇進した元軍人作家なだけはある。

http://dokolib.com/library/title.php?id=PG006629 

目録カード風のレイアウトが素敵です(笑)

http://www.s-twc.com/dlink/index.php?bnum=2013<=1&lp=1&nc=1

こっちだとケータイでも読めるのか。愛想のない体裁だが辞書リンクがついてて便利。
(ガラケーだと辞書リンクは無理だろうな)

しかし「青空文庫」的な著作権切れ無料のコンテンツって、ほんとに身近になったなあ…
「渦巻」に主演していた地味な(笑)英国俳優、ロジャー・リヴゼイについてぐぐって調べているといくつか面白いことがわかってきた。

出演作品のひとつに、“Midshipman Easy”(1935) というのがある。
ミジップマン!これは、と思って調べると、フレデリック・マリアットの帆船小説の映画化である。
マリアットは「ピーター・シンプル(ピーター候補生)」くらいしか日本では訳されていないが、ホーンブロワー・シリーズのC.S.フォレスターに先んじる帆船小説の開祖のようなモノなのであった。
リヴゼイ氏はタイトルロールでなく艦長を演じているようだが、見たい!見たいよう!
ちなみに監督はキャロル・リード。後の巨匠、「第三の男」のリードである。
さすが本場英国は帆船モノの扱いが違う…!
(でも、アマゾンとかでは売ってない。Lovingclassics.com の英国版みたいなサイトではDVD-Rをお見かけするのだが…http://www.silversirens.co.uk/margaret-lockwood/midshipman-easy/dvd/)


あと、もうひとつ。
リヴゼイというとわからないが、原綴は、Roger Livesey。
ここでひらめいた。これは…
「宝島」のリブシー先生だ!
リブシー先生の綴りは、Doctor Livesey。おんなじだ。つくづくと、帆船にゆかりの深い俳優さんであったのね…しみじみ。

渦巻

2013年2月4日 映画 コメント (2)
渦巻
渦巻
渦巻
WOWWOWで去年録画していた英国クラシック映画の一本。
原題が、’I Know Where I’m Going !’

1945年、マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督作品。モノクロ。

ジョーン(ウェンディ・ヒラー)は子どもの頃から、「自分が欲しいものが何かちゃんと分かっており、一途に邁進する娘」だった。親にも相談せず独力で玉の輿(父親ほどの年の会社社長)をつかみ、結婚式のためスコットランドの島の彼の別荘へと向かうが、荒天のため海を渡れず、近くの港に何日も滞在するはめになって…

一直線にハイハイする赤ん坊が妙齢の勝気なお嬢さんになるまで、の皮肉めいたナレーションと映像がアヴァンタイトルとなり、途中でクローズアップされる看板や扉にキャスト・スタッフの名前が書かれている。凝ったコミカルなクレジットタイトルだが、物語本編は、特に笑いを取りに来てはいない。
中産階級出のドライなモダン・ガールのヒロインは、寝台車で見る夢からすると、婚約者に惚れこんでというより「社長夫人になること」が望みな様子。但し、待っても待っても婚約者は画面になかなか登場しないし、彼についてヒロインの口から語られることは殆どない。島の人間からチラリと揶揄的に語られる程度だ。

「待つこと」しか出来なくなったヒロインは、地元出身の海軍将校トークィル(ロジャー・リヴゼイ)の控えめな案内により、スコットランドの自然や、素朴な土地の人々と触れ合いながら天候回復を待つのだが、次第に焦りを覚え始めて、無理な渡海を試みる…。内面描写を排した、不親切(笑)な語り口の映画だが、スコットランドの荒々しい自然が美しすぎて、普通とうとつに感じるであろうヒロインの回心にありえない説得力が生まれているというフシギな映画だった。土地に対する愛情を隠さない素朴な人々の暮らしにも、ヒロインの心を揺さぶる魅力がにじんでいる。英国人てだいたい田舎を大事にするんだよね。それも、田舎だからイイ人とかいうことでなく、頑固さやひねくれぶりも合わせて田舎と「田舎の生き方」を尊重していると思う。

ドライな娘からエンディングでのしっとり感へと急変するウェンディ・ヒラーもさすがに上手いというべきか。細身で、一重瞼と高い頬骨の地味目なルックス。まさに英国版キャサリン・ヘプバーンてな感じですね。それをひたすら受けの芝居で包むリヴゼイもいたって地味なルックスだけど、終わってみると立派なヒーロー…。しかも映画の半分は、キルトはいてます。いや大したことではないんですが…
ギリギリまで絞りに絞った、90分ちょっとの短さが丁度いい感じの演出でした。

それにしても、モノクロなんだけど、自然が凄すぎる。クライマックスでは欧州髄一の大渦巻に飲み込まれそうになる危機も。
ちょっと鳴門の渦潮を見に行った時のことを思い出した。いやそれよりも!!

荒涼とした、しかし野趣あふれる美しさの自然、霧にけぶる鄙びた港、風雪に耐えて残った風情のちっぽけな古城たち。素晴らしい。そして実は私、ン十年前に夫と短い英国旅行をした際、スコットランドに列車で行って、西海岸のマレイグから船でスカイ島に渡ったこともあるのですが、序盤のヒロインの旅の風景には、思わず「うおおおおお!」と吠えまくりましたね。な、懐かしい~!(そしてモノクロなのがかえって美しいという、この映画の映像の素晴らしさ。曇り空でも、リアル曇り空より「美しく撮影された曇り空」のほうが更に魅力的なんだよね…。スコットランド、曇ってる時は容赦なく暗いですからねー…スカイ島では好天に恵まれて、ピカピカに明るい魅力も堪能しましたが)

私が生まれる前の映画というのに、あまり夜行列車の雰囲気が変わっていないのにも苦笑しますが、映画の婚約者のいる島も、スカイ島と同じヘブリディーズ諸島。すぐ近場じゃないか。おんなじような感じなのも無理はない。あああ、あとで、地図とアルバムを見直してみよう!

英国、特にスコットランドに愛や憧れを抱く人には絶対のオススメ映画です。
魚臭い田舎の港町、ずんぐりと素朴なシルエットの緑深い山と谷…けれども何ともいえない魅力があるスコットランドの、大自然と頑固な暮らしに敬意を表して★4!
体重は気にしているし、昨年春からいっそう夕飯の時間等が仕事の都合で不規則になってきたし、そもそも仕事中にゴハンらしいゴハンを食べる暇がない時もあるし、で、カロリーメイトとお菓子の中間くらいのものを、机の引き出しに“保険”として入れている。

ちょっと前まで一番気に入っていたのは「GAZUN」のブルーベリーチーズ味だが、なぜかバナナ味に切り替わってしまって(私があんなに高く評価していたのに!)、もはや手には入らない。やれやれ。
「クリーム玄米プラン」は、種類がかなり多く、レモンタルト味やアップルタルト味はまあまあ程度に思っていた(ごくたまに食べていた)が、去年の秋ごろ“期間限定・コンビニ限定”として売り出された『キャラメル&フルーツ』味は、特別。ダントツで美味であった。
この種類だけ、ブランビスケット部分にドライフルーツが練り込まれているのだ。クリームもくどすぎないキャラメル味で、ビスケットとクリーム双方に華のある傑作!(玄米クリームブランの中では)。すっかりリピーターになってしまった。

が、コンビニ限定なので、定価の150円+税からたいして割引されることはない。
そんな中、48個で5760円(税込)、というお安いセットをネットで見かけた。
なんと、1個120円ポッキリである。

…つい買ってしまった…
バカでしょうか?
でも、たぶん、市場からなくなってからも、しばらくは食べられるんじゃないかと思うし…
1年はもつもんなあ。今、週に2個くらいは消費してる。
このペースがそのまま続いたら、48個は半年でなくなるからね…

とにかく“期間限定味”って、気に入ってもすぐ手に入らなくなっちゃうから悔しいんだよね。
ついこないだも、ローソンで買って食べて凄ーく気に入った鯛飯おにぎりが、あっという間にまた売り場から消えてしまった~(涙)

鯛飯、かむばぁ~っく!!
P.G.ウッドハウス著。

ウッドハウスが存命中に完成させた最後のジーヴスもの、とのこと。
ウッドハウス・コレクションもついにここまで来ましたか…

静養?のため田舎にのんびりしに来たら、例によって、意にそまぬ女の子(美人だが高圧的なのがお約束)と婚約するハメになりかけるバーティ。
「あなたは私に夢中なのよね!」と決めつけられることの多いバーティだが、そのテの誤解をとくことは騎士道精神にもとる…と、ついつい拒絶できずに困り果てるはいつものこと。四面楚歌となるのもいつものこと。そしてジーヴズの頭脳と情報収集力がなければスープの中から脱出はできない…というのもいつものことだが、今回はいつになく?エンディングでは自分自身の判断で、なかなかカッコよい采配を決めてみせます。
…バーティの成長にほろりとするなあ。バーティだって成長するんだなあ(鬼)

それともジーヴズにいつものキレが、いつもより少ないということなのか?
いやいや、ご主人様にたまには華を持たせたということでしょうか。

…やっぱり最後だからなのか…

国書刊行会&森村たまきさん、御苦労さまでした。
ちょっと森村訳は癖があるかなーとも思うけど、日本語でウッドハウスがずらりと並べられる時代が来た、というのは素晴らしいことですから…
今日はお休み。
宵っ張りばかりしてるので、昼寝をすればいいのに、またネットサーフばかりして、映画を見ていた。
5年前に一度見たヤツなのだけど、たまたまスカパーで録ってて、短くていいかなと思ってつい再生始めたら最後まで見てしまった…
(でもやっぱり映画は、1時間半ちょっとくらいがイイと思います。長くて2時間までですね。どうしても超大作にしたければ、途中にintermissionはさむべし!)

まあ、5年でも不思議なもので、その時は「期待したほどじゃない~」とか言っていたのに今回は普通に面白かった。まあ、普通にだけど。世間では大傑作となってるしね。

ひとつには、前回は、ラブコメと思って見たから違和感があったのかなー。
コメディというより皮肉な風刺劇だと思って見ると、手ごたえに満足だし、うまく出来ている(とゆーか、それが正しい当たり前の見かた?)。

編集長の夫ケイリー・グラントと離婚して、おかたい保険会社勤めのラルフ・ベラミー(しかも母親と同居⇒マザコン疑惑?)と再婚しようとしていた…筈の、元敏腕記者ロザリンド・ラッセル。
大スクープの予感にムラムラと記者根性がよみがえってきて、新しい婚約者や何やのことをコロっと忘れてしまうあたりの興奮はおかしかった。
グラントの、スマートだけど血も涙もない描かれ方も徹底してる(笑)

(参考:初見時の日記 http://13374.diarynote.jp/200809200049138805/)

んでもまあ、「赤ちゃん教育」もそんなに凄く面白いとまで思えなかったので、やはりホークスをコメディとして見ようとするのは私のハダには合わないのかもです。
「紳士は金髪がお好き」もそんなに傑作と思わなかったしなー(だいぶ前に見たきりだけど)。
やっぱ西部劇だよね~ホークスは☆
三巻目で、まだプロローグて感じですね(笑)
いまだに偽勇者が誰かはっきりしないまま進んでるし。逆に魔王に仕える凶魔三勢力の立ち位置がようやくわかってきて…というところ。
バトルは多いけど、今回もミステリ的な、知恵比べな味わいが強めなファンタジー。

二巻目で全く存在感の無かった(まあムリ無いのですが)、失意に沈むゴルドフ(とゴルドフが魂を捧げるナッシュタニア)が中心の巻。主人公のアドレットらは珍しくあんまり活躍しないのですが、これはこれで必要な巻か。
この著者の世界観が一筋縄ではいかないのは、前作武装司書シリーズでよーくわかっているのですが、さて、次巻ではどんな方向へ走ってくのかな?
待ち遠しいです。
買いそびれていた5巻。

フロスリップ(いやタイムスリップ)漫画から逸脱しかかってて毀誉褒貶がかますびしいみたいだが、まあとりあえず、読む。
さすがは古代ローマ人。兵役経験があるからか、何でもできるな~ルシウス(*^^*)

ヒロインのじーちゃんの渋さにはオドロキ。まあ、この著者、しぶいオッサンが好きなのは絵柄を見てると十分わかる。ルシウスも、ちょっとだけオッサン入ってるところがチャームポイント。

ちなみにじーちゃんは、平たい顔だがどーみてもトミー・リー・ジョーンズだ。友人の梅ちゃんはリー・ヴァン・クリーフと見たがいかがなものだろうか。
井上 堅二著。
コンマ以下がついてるのは番外短編集。
前作はかなり評判が悪かったようだが(私は特に何とも思わなかったが…)、これは前作とあまり関係なくお気楽短編4連発なので、誰にでも薦められるでありましょう。あとがきに「いよいよ終盤、次巻はラストエピソード」とあったので、そっちがちょっと淋しいな~(^^;)

いつものとおり、楽しく読めました。
1955年、ヴァレンタイン・デイヴィス監督作品。カラー。

『スイングの王様』ベニー・グッドマンの半生を描く。貧しいユダヤ系の大家族に生まれ育ち、下町の音楽教室でクラリネットを学んだが、期待されたようなクラシックの演奏家にはならず、ジャズに夢中になりバンドを結成する。
「グレン・ミラー物語」とか、バンドリーダー)の伝記映画は結構多いけど、グッドマンさん存命中の制作だしドラマチックな事件はあまりないし、穏当にさくさくと、大成功への道が描かれる。グレン・ミラーのジェームズ・スチュアートやレッド・ニコルス=「五つの銅貨」のダニー・ケイとかのようなスターじゃなく、顔が似てるだけ?のスティーヴ・アレンが主演でとても地味だが(その代わり恋人がドナ・リード)、グッドマンの曲はガンガンガンガンかかるので、スイング・ジャズに好感さえ持てれば、そこそこ楽しめる。本人&グッドマン楽団が演奏の吹き替えをしてる上、ライオネル・ハンプトンとかハリー・ジェームズとか、ホンモノのジャズマンが一杯出てるし、暗くならないしテンポはいい(中身はないが)。結構一気に見ちゃいました(*^^*)

演奏会シーンでは、若者だけでなくご年配の紳士淑女まで次第に音楽に引き込まれ、トントンとつま先でリズムを取り始めてしまうのだが、おんなじようにビデオデッキの前でついついトントン、リズムをとりながら視聴。図書館にあった古いVHSなので画質は酷いが、それがまったく気にならない。音楽がいいからか、ドラマがどーでもいい出来だからか、そこんところは追及しすぎないように(笑)

高校生の頃、グッドマンとトミー・ドーシーのヒットナンバー集みたいなLPレコードを一枚ずつ持っていただけだが、スイング・ジャズは楽しいな~。

犯人は誰だ

2013年1月25日 映画
犯人は誰だ
犯人は誰だ
犯人は誰だ
1939年、サム・ウッド監督作品。モノクロ。

原題が“Raffles”。E・W・ホーナングの書いた、紳士泥棒ラッフルズの冒険譚は、噂は聞いているものの実際に読んだことはない(“セイント”と違って)。が、何度も映画化・TV化されている本国では有名なネタであるし、ラッフルズを演じるのが若き日のデヴィッド・ニーヴンとあっては、これを見ずにはおらりょうか!
ただしコレ、日本じゃDVD化されてない(海外でもあまり見掛けない)。そこで、レアな日本版VHSをオークションで落札してしまった!
DVD時代に見るとかなり悲しい画質だが、元々かなり古い映画だし仕方がない…

クリケットの名選手として知られたチャーミングな紳士ラッフルズ(ニーヴン)は、趣味と実益を兼ねた宝石泥棒でもある。義賊的行為を楽しむこともあれば、経済的必要に応じる場合も…だが、旧友の妹グウェン(オリヴィア・デ・ハヴィランド)との結婚を考えるようになった彼は、泥棒稼業から足を洗う決心をした。ところが、グウェンの兄バリー(ダグラス・ウォルトン)を助けるため、ラッフルズは「あと一度だけ」と、メルローズ卿夫人(デイム・メイ・ウィッティ)の首飾りを盗む計画をたてる。しかし卿の屋敷では、有能なマッケンジー警部(ダドリー・ディッグス)が目を光らせていた…

長さはわずか72分だが、ロマンティックでノスタルジックな雰囲気にあふれた、サスペンス・コメディの佳品。ニーヴンはあくまでもスマート、ただしまだかなり若くて可愛らしい(クリケット場面の躍動するほっそりした肢体にはウットリ(笑))。デ・ハヴィランドもあくまでも可愛く女らしい。兄役のウォルトンまでかなりスマートに上流階級の魅力的なダメ青年を演じている。デイム・メイ・ウィッティらお貴族サマたちの存在感や、海千山千の警部ら脇を固めるメンツも手堅く、ああ、こんな映画はもう出来まいなあ…絶滅してるよなあこんな人たち。

アステアの自伝だったか、近所に住んでた売れる前のニーヴンと出会って一緒にテニスを楽しんだりするくだりがあるが、「こんなチャーミングな青年がいつまでも売れないわけがない」と出会った時から確信していたらしい。俳優としてのニーヴンの旬は50年代で完全にオジサマ化してからだと思うが、それでも若い頃の彼の、邪気のない可愛らしさにはまた格別の味があります(*^^*)

警部や他の泥棒との駆け引きの描写も、古めかしいながらも面白く目が離せない。終盤のまとめかたにちょっと疑問が残るのが惜しいが、ヴィクター・ヤングの甘いワルツにのせて、いーい感じで“古き良き英国”を楽しませてくれた、気持ちの良い小品でした。
気分がいいのでオマケして★4.
ノスタルジック英国趣味所持者以外の人は、あまり期待しすぎないように…

落札して良かった~
(VHSデッキを修繕に出したり色々あって、落札してからかなり時間がたってましたが…)
てへ。
買っちゃった…(*^^*)

中古で、安かったから~(定価は勿論Amazon価格でもとても辛いですが、もっと安かった♪オークションだし)

やっぱりオンナのストレス解消はショッピングに限るよね(違)。

録画したものや買ったもの、まだまだ溜まっているのに7枚組はアレかもだが、心の支え。
画質はあまり期待できないような予感がするが、まあいいや。海外盤なら安く出てそうだが、やっぱ字幕が欲しい…
エロール・フリン×2(うち+デヴィッド・ニーヴン×1)、ケーリー・グラント×1、ジェームズ・キャグニー×1、クロード・レインズ×1(あえてハンフリー・ボガードとは書かない私)。
この5枚でもうおなかいっぱいです。
http://www.allcinema.net/prog/show_dvd.php?num_sid=829239

ちなみに、最近「世界の航空戦争映画 DVD-BOX 名作シリーズ7作セット」てのも出てる。
こちらは、7作中、エロール・フリン×1、ケーリー・グラント×1、だけなので、まあいいかと思ってます。フリンの「戦場を駈ける男」だけは、昔TVで見てそれなりに楽しかったので、単品発売分が安く入手できそうならコレだけ買ってもいいかなーと思ったりしますが…
…でも、もしかしたら、TV録画したVHSが屋根裏のどこかに残っているかも…???

http://books.rakuten.co.jp/rb/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%88%A6%E4%BA%89%E6%98%A0%E7%94%BB-DVD-BOX-%E5%90%8D%E4%BD%9C%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA7%E4%BD%9C%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%BC-4944285023834/item/12010015/
1997年、バリー・ソネンフェルド監督作品。スティーヴン・スピルバーグ総指揮、も付記すべきなのか?SFだし。

「宇宙人ポール」を楽しんだところなので録ってみた。予備知識はろくになし(UFO・宇宙人関係を扱うダークスーツの謎組織、という都市伝説は勿論知ってるけど。「宇宙人ポール」もこの世界観にのっとってるよね)。

冒頭、密入国者の一団が官憲に摘発されるところで、黒スーツのK(トミー・リー・ジョーンズ)と先輩のDの二人組登場。テキパキと密入国者の中から宇宙人を摘発したり目撃者の記憶を消したりの活動状況がテンポよく、ユーモアと、ちょっとだけペーソスもまじえて紹介される。
さて、いきなり場面は変わって、NYで不審者追跡中の警官ジェームズ=J(ウィル・スミス)。相手の人間離れした逃げっぷりに仰天しつつ(実は宇宙人だったし!)、根性で追っかけまくる…。そんな彼は間もなくKにスカウトされて、地球を訪れる宇宙人の監視や調整を行う秘密組織「メン・イン・ブラック」へ。K&Jの新コンビは地球の存亡をかけた大事件に遭遇する…

冒頭から、かなりトボけたコメディタッチだったので、少し驚いた。トミー・リー・ジョーンズは若い頃からあまり好きなタイプではなかったが、だいぶ渋く(シワだらけに)なった上にそれを逆手にとるようにコミカルな味がまぶされているストーリーなので良かった。ウィル・スミスは結構若くて、なんだか顔もふっくらとかわいらしい。エリートじゃないけど、体力根性だけでなく、案外頭も使うし他人への思いやりも見せるし(特に記憶操作がらみで)、いい役だなあ。上手に眉を吊り上げられるのも気に入った(ごく稀にだが)。
ヒロイン?の女性検視官(リンダ・フィオレンティーノ)も、キビキビしていてカッコいい。何度も記憶を操作されちゃうのが笑ってしまうが…

ああ、あと、猫!猫が可愛かった。新しい御主人様はできたのだろうか…

SFを読むのは好きだが、特撮には興味がない。こういう、料理の仕方で軽妙に見せるSF映画が好きだなあ。
敵エイリアンがグロいが、笑いもアクションも、かなり楽しめた。元はアメコミらしいが、ユーモアがお子様向けになりすぎてないし、長すぎないのもいい。エンディングもスッキリ、しみじみ。

2も放映されたら録ろうかなあ。でも、こういう、着想で見せるお話は、たいがい1作目が一番いいんだよね(笑)
榊一郎著。

まったり続いて四巻目。あと一息盛り上がらないが、アカリの終始一貫したハズレ発言は嫌いじゃない。
ゆるく笑いながら読み進んでいる。シリーズもののお約束?偽物登場の巻。

明日は休みだ!本気で一日だらけてすごすぞ!
ひとりでだらだらだらだらだらだら…
月曜見れなかったから、映画も見るぞ。こんどこそ♪
二日休みたいけどまあ仕方ない…
二日休みたいけどまあ仕方ない…
10時半までは寝た。まあ回復。ちょっと実家へ顔を出し(中学生のムスコも一緒に来てくれた。祖母孝行なやっちゃ!)、道中の車内でPCで少し仕事をして、夕方にはもうバテ始めていたし、タップのレッスンはあきらめた。今週は仕方がない。次の週末にしよう…

明日提出しないといけない宿題があるから…(でもまだ出来てない!)

うーん、もう一日、休みがほしいよー。
でもまあ木曜に、休みが入ってる。この日はひたすら家でだらだらするぞ。
録画のアレコレも見るぞ。
でもまず今夜を乗り切らなきゃ、だめだなあ(^^;)

ところで、行きがけ、大阪駅のリニューアル・エキマルシェに出来たプレッツェルの店「AuntieAnne’s アンティ・アンズ」に入ってみた。
去年の夏ドイツで食べた、本場モノのプレッツェルと比べて見るべし!
でも、本場のソレは、「おつまみ」としか言いようがない程しょっぱかったしカリッと堅めだったが、ここのは比較的ソフトで塩味のスタンダードタイプですらほのかに甘みがあった。別物だ。ただし、シナモンシュガープレッツェルはお菓子としておいしかったし、スタンダードな塩味プレーンなプレッツェルにつけると「塩キャラメル味になりますよ」てんで100円プラスで添えたキャラメル味のディップ、これも美味だった。少し残ったので未練がましくそうっと持って帰って、塩味のリッツクラッカーにつけて食べてみると、これもなかなかよろしい。

まあ、またドイツにいかないとほんとにしょっぱいプレッツェルなんか無いかもなあ。多分日本人は、プレッツェルに本気の塩気は要求していないのではないだろうか。私も別にこの甘めのプレッツェルに文句はない。これはこれで悪くないので、そのうちまた一度、テイクアウトしてみてもいいかな~。別のディップも試そうかな♪

それにしてもプレッツェル。これを見るたび、メル・ブルックスの「プロデューサーズ」を思い出す人間は私だけではないと思う…

燃え尽きた

2013年1月20日 日常
今日、ちょぃと大変なシゴトが終わった。
各種反省点は多々あったが、イベントなので、それなりのお客さんが入ってくれたので、もうとりあえずそれが救い。ヨカッタ…
泥縄なワタシを支えて下さったみなさま、ほんとにありがとうございました…
(と、絶対見ていないだろうけど手を合わせて唱えておく)

この数日今日の準備で気を取られていて、帰ってから「ああっコレをやっておいてなかった!」とガクゼンとする別件もあったけど、今日は寝る。後片付け中、めまいがしてきて死ぬかと思ったもん(そんなの人に見られたら恥ずかしいから、しばし物陰でしゃがみこんで何とか堪えたが)。まあ貧血な時期だったし(爆)

イイ年なんだから、アドレナリンだけで何でも乗りきろうとするのはもう控えないとな~
平均睡眠時間が6時間切ってちゃ早く老けるかも。反省。
浅井ラボ著。
シリーズ番外短編集で、ジオルグ事務所にいた頃の若き日のガユス。
って本編でもそれなり若いけど…

スニーカー版に書き下ろしや修正も加わってるようでいっそうぶあつい。面白いけど、やっぱりジオルグ事務所最後の日ってちゃんと語られない…。
もうそろそろ、何をどうガユスが裏切ったり(あるいは不可抗力だったり)クエロに憎まれたり、その割にはギギナが仲悪いながらも相棒化しているのは何故なんだという謎を解いてくれてもいいと思うんだけどさ…

「破城槌」は、とんでもない大軍相手に小数での籠城戦、玉砕の危険をおかして援軍のため時間をかせぐ。ちょっと「アラモ」を思い出させられる一場面も(*^^*)
児玉数夫著。

アメリカ国内での新聞や雑誌広告、ポスターなどあれやこれや。
アドグラフィックが主だがコラム部分もあり。
日本での知名度と違った感覚のコレクションになってるのが新鮮。
クラシック好きならほっこりできます(*^^*)

ついに風邪(近頃はやりのハラに来る奴)にちょっとつかまって、病院にかけつけてとりあえずもたせてます。
月曜まで休めないからなー(棒読み)
またまた行って来ました、国立文楽劇場。
今回も3列目だが、1/7に比べると数席ぶん端の方に寄ってたので前ほどイイ席とはいえない。家族三人分とったから、一人分でとろうとするよりイイ席とるのは難しい(^^;)
まあそれでも、このくらいの列だと、オペラグラスなしでも結構OKなのがよろしい。
しかしいつか、中央のシマの5列以内に座って見て見たいものだ…
多分それがベストなのではないでしょうか。
中央列の最前列、となると、字幕は見にくいかもしれんので最前列にはこだわらず。

最初は、短い「団子売」。
お臼(うす)、杵造(きねぞう)という夫婦者が団子を作って売り歩き、めでたい歌詞で踊る。
そのまんまやん!という名前だが、意外にもお若いイケメンカップルだったので驚いた。
めでたいが、ちょっとエロい歌詞なような気も…夫婦円満とかもテーマなのねきっと。

次が「ひらかな盛衰記」より"松右衛門内の段""逆櫓の段"。
…盛衰記とは源平盛衰記。これも初めて見る演目です。前半は、巡礼の旅に出た先で捕物騒ぎに巻き込まれ、幼い孫槌松を他人の子と取り違えたまま連れて帰宅せざるを得なかった老船頭権四郎と娘のところへ、「うちの若君(実は故・木曽義仲の子だった)を連れ戻しに来ました」と一人のお女中が訪ねてきて…という話。老人の話はくどくどしいし、序盤はあまり盛り上がらなく感じたが、孫は若君と間違われて死んだと知らされて(しかも割と気づかいなしな態度で)、悲しみと怒りを爆発させるあたりで目がさめました。
…これはクレーム対応研修にもなるような案件でありますな。老人の話がくどいのはリアリズムかもしれん。
しかし、そのあと急に出てきた入り婿(但し死んだ子は前夫の息子で血の繋がりはなし)が、「実は、我こそ義仲の家来・樋口次郎兼光!槌松は我が忠義のために立派に死んだのだ!」と叫ぶと、権四郎も「知らない間に武士の親になっていたのなら、忠義のためで仕方がない」と、納得して気持ちを押さえてしまうのには呆然としました。えー江戸時代の人ってそれでいいの!?

後半では、義仲を討った義経の乗る軍船の船頭に化けて主君の仇をと目論んでいた樋口と、阻もうとする梶原景時の対決で、勇壮な船漕ぎあり、船頭たちの大乱闘あり、とダイナミックなアクションや舞台作りが面白く、加えてラストでは、権四郎の機転で若君は逃げのびるが、樋口は若君の件では安堵しつつも捕縛される、という、ある意味納得の落とし所で満足して終了。
…しかし、3人の人形が大きな櫂をふりかぶって打ち合うのって、背後で人形遣いさんたちが9人も必死で動き回っているんだなあ。コンビネーションの凄さに感動します…

最後は「本朝廿四孝」より"十種香の段""奥庭狐火の段"。
これは三浦しをんさんが「華やかで初心者に超オススメ」と書いていたので、今回一番の期待作でした。
幕が開いた時点で、文字通りとても華やかな"上杉家のお姫様の住むお屋敷"の舞台美術にまずウットリ。夏の「曽根崎心中」のあとは「仮名手本忠臣蔵」、新春公演第一部は「義経千本桜」のすし屋と「増補大江山」の戻り橋の先の小屋、そしてさっきは船頭の家、と、割と地味系の建物が続いたからなあ。
その中央にデーンと立ってる美青年、蓑作こと勝頼がまた浅葱にサーモンピンクと銀、という何ともラブリーファンシーな綺麗な色目、左隣の部屋の越元濡衣も、黒衣ながらゴールドが入って華がある、右の部屋では派手な朱色のうちかけに多段構えのキラキラ簪の八重垣姫。

…うーん、もはや少女漫画の世界ですわ、この華やかさ。(左右対称の舞台は、今回の席からでは遠い方の部屋がちょっと見えにくくて残念でしたが…)
というわけで、最初からノリノリな気分で見てしまいました。恋にとても前向きな八重垣姫、若さ(幼さ)と無垢な色っぽさがムチャクチャ可愛いですし。「可憐」という言葉がピッタリ。死んだと聞かされた婚約者にソックリな蓑作(実は本人)を見て浮足立ち、バタバタしている癖して品はあるし。ああもぅ、キャラクターまでかなり少女漫画。後半では諏訪明神のお使い・白狐が大活躍。この狐がまたなかなか可愛い。八重垣姫は窮地にある恋人を追って、白狐に憑かれることで人には不可能な凍結諏訪湖渡りを果たすのでした。

一瞬で白い衣装に変身し、狐っぽい所作で飛びまわる後半(次の段)の姫は、前半の吉田蓑助さんでなく王子様、いやさ蓑作を遣っていた桐竹勘十郎さんがこなしていましたが、スピード勝負なので少しお若い勘十郎さんに代わったということなのかな?
勘十郎さん、白狐をものすごい速さで跳ねまわらせていましたし、人形遣いさんて凄いなあ…

場内は、入った時はあれれ、7割くらいしか入ってない??といぶかしんだのに、「本朝廿四孝」の時には9割埋まっていたような。配役表を見ると、蓑助さん、三味線の鶴澤清治さんと、この演目に人間国宝が二人集中して入っていたからそのせいかもですね。4時から入るのは無理だけど、最後の「本朝…」だけでも観るから席抑えとこう、とか考えるファンもいるのかも。住大夫さんはこの"第二部"の演目には出てないし…。

なんだか、ちょっとずつ人形遣いさんたちの顔、覚え始めました。楽しくなって来ました。
(なんだか左寄りの席ばかりとれるので、語りや三味線の大夫さんはまだまだです)

物語については、並行してまた橋本治「浄瑠璃を読もう」を読んでいたので、舞台にない部分についても知識を得て、思う事は多かったです。
「ひらかな…」も「本朝…」も、特に後者の、上演されてない他の段を知っていれば分かるあまりに複雑な設定には笑ってしまいました。「浄瑠璃を…」は初心者にもかなり面白く興味深く読める名著。オススメ!ミーハーな表現をちょこっと混ぜてとっつきやすくしながら、かなり突っ込んだ分析も楽しめる逸品です。さすがは橋本さん…


終わってからは、なんばパークスの中の店で御馳走たべて帰りました。
バースデー・イヴだったから(*^^*)
しゃーわせ…
1977年、メル・ブルックス監督作品。カラー。
米盤BD"Mel Brooks Collection (BD9枚組)"にて観賞。英語字幕のみ(爆)
(「今日だけバーゲン!25ドル」てDMで、つい魔がさして買った…既に半分くらいは日本盤やTVの録画持ってるのに)

邦題からも明々白々なとおり、ヒッチコック・パロディなサスペンス・コメディ。ブルックスのコメディは、ちょっと泥臭いとか言われることがあるし。特にジーン・ワイルダーを使わず監督自ら主演した場合など、少々モッタリした印象もある。神経症的な不思議な個性のワイルダーに比べると、ブルックスってすごくフツーのずんぐりむっくりの(わりと温厚な)オッサン、という風貌だしね。
でも、このフツーなあたたかみはブルックスのイイとこだとも思う。彼のパロディからはいつも映画愛がシッカリ放射されているんだものね。

冒頭、ゆっくりと空港へと舞い降りるジェット機(今は亡きTWA機)にかぶさる、メイン・テーマが素晴らしい。バーナード・ハーマン調の不協和音を多用し、しかし途中で一時短調から長調へと転調するあたりのオーケストレーションがまた一種の懐かしさを覚えさせられる。ブルックス映画、音楽方面では絶対ハズレがない。降下中の機内で引きつっている主人公ソーンダイク(ブルックス)の描写はベタそのものだが(笑)

彼は、西海岸のとある精神病院の新任院長として赴任してきた医学博士(高所恐怖症という弱点あり)。空港でのいくつかのドタバタ、ギャグを経てたどりついた病院は、悪徳副院長(ハーヴェイ・コーマン)と怖い婦長(クロリス・リーチマン)が牛耳っていた。怪しい事件が続くが、ソーンダイクは結構簡単にゴマかされて、運転手ブロフィ(ロン・ケアリー)とサンフランシスコの学会へ出張。そこで入院患者の娘ヴィクトリア(マデリン・カーン)と出会ったことからソーンダイクは副院長らの悪事を知るが、彼には殺し屋(ルディ・デ・ルカ)の魔手が迫っていた!

ヒッチ好みのカメラワークや構図、ショットなどをイジくった映画マニア向けパロディもあれば、下ネタ、エロネタ、ドタバタも…と、盛り込まれた笑いのレベルはさまざまで盛りだくさん。意味を掴みきれなかったり気が付いてないものもあるんだろうな。たとえば学会の演壇の後ろに、フロイト、ユング、アドラーなど精神分析の重鎮のどデカイ写真が何枚も飾ってあるところ、うさんくさいなーと感じ、右端の女性の写真に"BROTHERS"と書かれていたが知らない名だしと念の為ぐぐってみた。どうも、Doris Brothers というそれなりに著名な精神科医が存在するようである。ただ、写真が美人すぎる…
はっ!ドリス・デイの写真なんじゃないかコレ!!…なるほど…

ブロンドに染めたマデリン・カーンは笑えた。ヒッチ映画のヒロインにあるまじき下世話さもチラ見せしつつ好演。ブランドのバッグ片手にサスペンスフルに登場するが、あとで全くそれと同じブランド模様の悪趣味な車から、全身ブランド模様のスーツで降りてきたのには眩暈がした(笑)
「サイコ」のシャワーシーンも、アホっぽいが大変丁寧に出来ているし、罠にハメられた主人公の無実の証拠を見つけ出す場面なども大げさだけど結構盛り上がる。

しかし、一番楽しかった、イイ場面というのは実はナイトクラブで主人公がマイク渡され一曲歌う、というところ。照れくさげに立ちあがった癖に、派手なマイクパフォーマンスや客イジリをまじえつつ、フランク・シナトラばりに主題歌"High Anxiety"を熱唱するのだが、これが実にお見事。ストーリー上、まったく必要でも何でもないシーンだが(主人公がヒロインと親しみを増すためのシーン、というだけ)、忘れ難い楽しさおかしさに満ちている。シナトラ風というのは、昔劇場公開前に雑誌の評に載っていなかったら気づかなかったかもしれないのだが、今再見すると、ほんとに納得。記憶してたより更にイイ。大袈裟すぎない大袈裟さ、ほどよい誇張、至芸である。思わず、あとでもう一度この場面を見直してしまった。もちろん、この曲は作詞作曲もブルックスだ。

この「新サイコ」は大昔、映画館でも見たことがある。「ヤング・フランケンシュタイン」や「ブレージンク゜・サドル」のようなクレイジーさはなく(どちらもワイルダーをフィーチャーした傑作)、マッタリと中程度な出来という印象が残っていたが、逆に言うと、ハメをはずしすぎず感じよくまとまった一作…だとも言えるかも…
意外なくらい、常識的な人物ですし。ソーンダイク博士って…

疲れてて、ほっこりしたい時に見るといいかな(*^^*)
ヒッチ映画を有る程度見てる人に、よりオススメ。
★4つは、熱唱にこたえてちょっとオマケ。

(トレイラー:後半に、歌うシーンも少し出て来ます)

http://www.youtube.com/watch?v=RsJE8sYoe0E


<追記>
他にもブルックス・ファンに楽しいリンクがあったのでリンクを追加。

◎ミュージカル・トリビュート(ブルックス映画の歌曲をちりばめたもの)
http://www.youtube.com/watch?v=R7BLrVTouG8
どうやらトニー賞受賞時のライブのよう。ブルックスのすぐ近くにオバマ夫妻がいて大笑い中!ブルックス映画を知ってる人に見て欲しいです。おかしくて毒もある才気あふれるショウ場面はこの舞台のために工夫されたものでなく、既存のブルックス演出からいただいて再現orアレンジされたものだと知らないと、ブルックス監督が気の毒ですし。最後に「プロデューサーズ」のマシュー・ブロデリックが歌ってまとめ、監督がホロリとした顔になるのが見もの。

◎Hitler Rap
http://www.youtube.com/watch?v=yu2NqfISm9k
よくわからないのだけど「メル・ブルックスの大脱走(To be or not to be)」のために作って使わなかったものなのかなあ。ユダヤ系な彼の毒吐きナンバーの中でもモダンな感じですね~

◎Mel’s impressions of Bogart & Cagney & Sinatra
http://www.youtube.com/watch?v=nK7rR7ySPrY
TV出演時のもの。すいません、最初トレイラーのリンクこっちと間違ってましたm(__)m
一応残しておきます。シナトラの歌マネもしてます。

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