首の姫と首なし騎士 英雄たちの祝宴 (角川ビーンズ文庫)
2012年9月12日 読書
睦月 けい著。
豊饒祭の季節が来た。シャーロットは一念発起、「国王の資質を持つもの」を見定めるため、これまで避けまくっていた「人前に出る」ことを決意し、マナーやダンスなど社交術の特訓を受けることにするが…
あいかわらず、ところどころ日本語が変で、心理描写もたまにぎくしゃく、宮廷や政治を「勉強」で描いてる感が抜けないが、キャラクター設定に独特の個性というか手ごたえがあるので、つい読まされる。夜中に一気読み。
何かにつけて不器用で人前に出るのが怖い、自信が持てないトラウマ姫のシャーロット。でも、その割に(そのぶん?)あれこれ深く考えるところがあるし、意外と皮肉屋で、語り手である彼女の独白は「えっちらおっちら」ぎくしゃく進むが、そこが独特で面白い味になっている。
最初に登場した時に感じられた(そして世間一般に思われていた)よりはずっと努力家だし。
幼少期のトラウマがでかすぎたんだよねきっと。この三巻目では「がんばる姫」に好感が持てる。厳しいレオンにもクールなアルベルトにも認められてよかったねー♪
一番おいしく書けてるのはレイフォード王子だけどね。
豊饒祭の季節が来た。シャーロットは一念発起、「国王の資質を持つもの」を見定めるため、これまで避けまくっていた「人前に出る」ことを決意し、マナーやダンスなど社交術の特訓を受けることにするが…
あいかわらず、ところどころ日本語が変で、心理描写もたまにぎくしゃく、宮廷や政治を「勉強」で描いてる感が抜けないが、キャラクター設定に独特の個性というか手ごたえがあるので、つい読まされる。夜中に一気読み。
何かにつけて不器用で人前に出るのが怖い、自信が持てないトラウマ姫のシャーロット。でも、その割に(そのぶん?)あれこれ深く考えるところがあるし、意外と皮肉屋で、語り手である彼女の独白は「えっちらおっちら」ぎくしゃく進むが、そこが独特で面白い味になっている。
最初に登場した時に感じられた(そして世間一般に思われていた)よりはずっと努力家だし。
幼少期のトラウマがでかすぎたんだよねきっと。この三巻目では「がんばる姫」に好感が持てる。厳しいレオンにもクールなアルベルトにも認められてよかったねー♪
一番おいしく書けてるのはレイフォード王子だけどね。
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死者の短剣 旅路 下 (創元推理文庫)
2012年9月11日 読書
あーーー、一気に読んじゃった。
湖の民と地の民のあいだに橋を掛けようとするふたり。
今回は川をくだってロード・ムービー風?
旅の中で理解者や友人がボチボチふえて、湖の民の「基礎」を扱う能力の謎が色々開陳されて、終盤には意外な相手との戦いもあって、地味だけどますます面白くなって来ました。
ダグがデキる湖の民なのはわかってたけど(若い連中を導きまくってる…)、フォーンがこんなに頭がよくて、予想以上に大活躍なのが楽しい。
フォーンの兄フィットも、お調子者だけど発想が柔軟なところもあって面白い。
四巻目が訳されるのが待ち遠しくなってきたー!
湖の民と地の民のあいだに橋を掛けようとするふたり。
今回は川をくだってロード・ムービー風?
旅の中で理解者や友人がボチボチふえて、湖の民の「基礎」を扱う能力の謎が色々開陳されて、終盤には意外な相手との戦いもあって、地味だけどますます面白くなって来ました。
ダグがデキる湖の民なのはわかってたけど(若い連中を導きまくってる…)、フォーンがこんなに頭がよくて、予想以上に大活躍なのが楽しい。
フォーンの兄フィットも、お調子者だけど発想が柔軟なところもあって面白い。
四巻目が訳されるのが待ち遠しくなってきたー!
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死者の短剣 旅路 上 (創元推理文庫)
2012年9月9日 読書
ロイス・マクマスター・ビジョルド著。
異世界ファンタジー?のシリーズ三作目を読み始める(遠い未来か遠い過去が舞台の可能性もゼロではない)。
タップのレッスン後、ムスコの学校の文化祭見物へとちょこっと回る。本人はたまたま部活の試合が当たっていて、いないんだけどな…
(ちょっと空しい気がする)
暑くて暑くてめっちゃ疲れた。
で、この本もあまり進まなかったのだけど(面白くないわけでは決してない!)、表紙がちょっと変でないかい?
片手を怪我で失っている主人公のダグは、仕掛けつきの義手を左手首にセットしていて、弓もひけるようになっていると本文中にもあるのだが、さすがに義手のほうで弦を引き絞って射るのは難しいのではないか?
そもそも右利きだったら左手で弓を支え、右手で引き絞るでしょうし。
左利きで利き手を失ったようにも書いてなかったと思うけどなあ。
誰も表紙描いた画家にツッコまなかったんかー…
異世界ファンタジー?のシリーズ三作目を読み始める(遠い未来か遠い過去が舞台の可能性もゼロではない)。
タップのレッスン後、ムスコの学校の文化祭見物へとちょこっと回る。本人はたまたま部活の試合が当たっていて、いないんだけどな…
(ちょっと空しい気がする)
暑くて暑くてめっちゃ疲れた。
で、この本もあまり進まなかったのだけど(面白くないわけでは決してない!)、表紙がちょっと変でないかい?
片手を怪我で失っている主人公のダグは、仕掛けつきの義手を左手首にセットしていて、弓もひけるようになっていると本文中にもあるのだが、さすがに義手のほうで弦を引き絞って射るのは難しいのではないか?
そもそも右利きだったら左手で弓を支え、右手で引き絞るでしょうし。
左利きで利き手を失ったようにも書いてなかったと思うけどなあ。
誰も表紙描いた画家にツッコまなかったんかー…
1941年、アレクサンダー・ホール監督作品。モノクロ。
スカパー録画で視聴。Foxシネマにしては画質もいい(爆)
チャンプへの挑戦を夢見るボクサー、ジョー(ロバート・モンゴメリー)。
ところがある日事故にあった彼は、天国からの新米使者(エドワード・エヴェレット・ホートン)の勇み足で、まだ寿命があったのに魂を回収され、ミスだとわかった時には肉体は火葬に付されてしまっていた。使者の上司の係官(クロード・レインズ)はジョーに対して、代わりの肉体の提供を申し出る。ジョーはとりあえず、不仲の妻(とその愛人)に殺された富豪の死体に入って蘇り、不幸な女性(イヴリン・キース/「風と共に」のスカーレットの妹!)を助けようとするが…
そうです!ウォーレン・ビーティの「天国から来たチャンピオン」のモトになった映画がコレ。
ビーティがアメフト、オリジナルのモンゴメリーはボクシングと、競技ジャンルは違えど、予想以上に「そのまんま」なリメイクシナリオにちょっとビックリ。役名までもかなり同じで、70年も昔のこの元映画の、着想がいかに斬新だったかがよくかる。「肉体を変えても自分と観客には同じ顔」のアイディア、事故後に雲の上を歩いてくる場面などイメージ的にも旧作で既に「できあがって」る。オリジナリティを買ってか、Imdbのランキングでも、リメイクを上回る高得点。
…個人的には、映画全体としては「天国」が好き、と思うけどね(^^;)。
リメイク版「天国から」の方が、マイペース主人公の心の動きや彼に驚かされつづける周囲とのギャップの可笑しさはしっくりはまる。リメイクとはいえ、ダテにオスカーは取ってない。20世紀も後半の観客に合わせた、シナリオの細やかなカスタマイズが効いているのだ。
そして何といっても、雲の上で見え隠れに腕立て伏せするビーティの可愛さバカさ。
とはいえ、「幽霊」にも当然見るべき価値はある。「こっちが先だから」ってだけじゃない。
主役はビーティが上と思うし、トンデモ悲鳴の悪妻ダイアン・キャノンと落ち着いた美しさのジュリー・クリスティの対照の妙もいい(旧作ヒロインズもそう悪くはないのだが、ちょっとおとなしい?)。トレーナー役はウェットな新ジャック・ウォーデン、ドライにぶっとんだ感じの旧ジェームズ・グリーソンどちらもそれぞれに味があると認めよう。
だが!
天国勢は、ハッキリ言って旧作の方が上!!
まず、ダメ天国よりの使者・ホートン。ルビッチ映画で、アステア・ミュージカルで、長年様々な名画に出演しては「アホの脇役」として“ポカをやらかす”ことで物語を転がしつづけてきた彼だ。「この人がいて、何かポカをやらかさないわけわない」という抜群の安定感に、バック・ヘンリーごとき(失礼)がかなうわけがない。
そして何より、上司のクロード・レインズが素晴らしすぎ。「天国」ではジェームズ・メイスンが演じた係官ジョーダン氏、そりゃメイスンも名優の誉れ高い俳優だし(ただし私の好みではない)、決して悪い演技じゃないと思うが、レインズの品のよいユーモアといぶし銀の風格爆裂にはどうにもこうにも、及ばないのである。
流れるように画面を動いてゆく姿、慈愛と厳格を縦横に放射する微笑、波打つ粋なロマンスグレイ…
元々レインズは割と好きな脇役だったのだが、約1時間半のこの映画、ずーーーーーーーーっとひたすら、レインズに見とれておりました。
思い出して欲しい(知らない人はちょっと聞いて欲しい)。
この映画の原作戯曲も、「天国から来たチャンピオン」も、英語タイトルは“Heaven can wait”だ。なのだが、なぜか「幽霊紐育を歩く」のタイトルだけは違う。どんなかと言うと…
“Here Comes Mr.Jordan”
コレである。
…無理ないよなあ、と、嘆息するしかない私であった(笑)
スカパー録画で視聴。Foxシネマにしては画質もいい(爆)
チャンプへの挑戦を夢見るボクサー、ジョー(ロバート・モンゴメリー)。
ところがある日事故にあった彼は、天国からの新米使者(エドワード・エヴェレット・ホートン)の勇み足で、まだ寿命があったのに魂を回収され、ミスだとわかった時には肉体は火葬に付されてしまっていた。使者の上司の係官(クロード・レインズ)はジョーに対して、代わりの肉体の提供を申し出る。ジョーはとりあえず、不仲の妻(とその愛人)に殺された富豪の死体に入って蘇り、不幸な女性(イヴリン・キース/「風と共に」のスカーレットの妹!)を助けようとするが…
そうです!ウォーレン・ビーティの「天国から来たチャンピオン」のモトになった映画がコレ。
ビーティがアメフト、オリジナルのモンゴメリーはボクシングと、競技ジャンルは違えど、予想以上に「そのまんま」なリメイクシナリオにちょっとビックリ。役名までもかなり同じで、70年も昔のこの元映画の、着想がいかに斬新だったかがよくかる。「肉体を変えても自分と観客には同じ顔」のアイディア、事故後に雲の上を歩いてくる場面などイメージ的にも旧作で既に「できあがって」る。オリジナリティを買ってか、Imdbのランキングでも、リメイクを上回る高得点。
…個人的には、映画全体としては「天国」が好き、と思うけどね(^^;)。
リメイク版「天国から」の方が、マイペース主人公の心の動きや彼に驚かされつづける周囲とのギャップの可笑しさはしっくりはまる。リメイクとはいえ、ダテにオスカーは取ってない。20世紀も後半の観客に合わせた、シナリオの細やかなカスタマイズが効いているのだ。
そして何といっても、雲の上で見え隠れに腕立て伏せするビーティの可愛さバカさ。
とはいえ、「幽霊」にも当然見るべき価値はある。「こっちが先だから」ってだけじゃない。
主役はビーティが上と思うし、トンデモ悲鳴の悪妻ダイアン・キャノンと落ち着いた美しさのジュリー・クリスティの対照の妙もいい(旧作ヒロインズもそう悪くはないのだが、ちょっとおとなしい?)。トレーナー役はウェットな新ジャック・ウォーデン、ドライにぶっとんだ感じの旧ジェームズ・グリーソンどちらもそれぞれに味があると認めよう。
だが!
天国勢は、ハッキリ言って旧作の方が上!!
まず、ダメ天国よりの使者・ホートン。ルビッチ映画で、アステア・ミュージカルで、長年様々な名画に出演しては「アホの脇役」として“ポカをやらかす”ことで物語を転がしつづけてきた彼だ。「この人がいて、何かポカをやらかさないわけわない」という抜群の安定感に、バック・ヘンリーごとき(失礼)がかなうわけがない。
そして何より、上司のクロード・レインズが素晴らしすぎ。「天国」ではジェームズ・メイスンが演じた係官ジョーダン氏、そりゃメイスンも名優の誉れ高い俳優だし(ただし私の好みではない)、決して悪い演技じゃないと思うが、レインズの品のよいユーモアといぶし銀の風格爆裂にはどうにもこうにも、及ばないのである。
流れるように画面を動いてゆく姿、慈愛と厳格を縦横に放射する微笑、波打つ粋なロマンスグレイ…
元々レインズは割と好きな脇役だったのだが、約1時間半のこの映画、ずーーーーーーーーっとひたすら、レインズに見とれておりました。
思い出して欲しい(知らない人はちょっと聞いて欲しい)。
この映画の原作戯曲も、「天国から来たチャンピオン」も、英語タイトルは“Heaven can wait”だ。なのだが、なぜか「幽霊紐育を歩く」のタイトルだけは違う。どんなかと言うと…
“Here Comes Mr.Jordan”
コレである。
…無理ないよなあ、と、嘆息するしかない私であった(笑)
シャーロック・ホームズの決闘
2012年9月6日 読書 コメント (2)
伊吹秀明著。
ライヘンバッハの滝で宿敵とともに死んだと思われていたホームズ、彼の身を助けたのは日本の武術『バリツ』の素養だということである(ドイルの“原典”に書いてある)。
その『バリツ』を中心にホームズのかかわった事件を描くパスティーシュ短編集。
格闘家としてのホームズを描く、というので、アクションまたアクションかと思ってたらそうでもない。特に2作目以降は、ホームズの時代の実在の有名人や事件や流行を取り込み、読者をニヤリとさせてくれる。軽いがハメをはずしすぎず、バランスのとれた感じの楽しい読み物。
これもご紹介さんきゅでした、だぶるえんだーさま☆
ライヘンバッハの滝で宿敵とともに死んだと思われていたホームズ、彼の身を助けたのは日本の武術『バリツ』の素養だということである(ドイルの“原典”に書いてある)。
その『バリツ』を中心にホームズのかかわった事件を描くパスティーシュ短編集。
格闘家としてのホームズを描く、というので、アクションまたアクションかと思ってたらそうでもない。特に2作目以降は、ホームズの時代の実在の有名人や事件や流行を取り込み、読者をニヤリとさせてくれる。軽いがハメをはずしすぎず、バランスのとれた感じの楽しい読み物。
これもご紹介さんきゅでした、だぶるえんだーさま☆
Webふぉとぎゃらりー
2012年9月4日 コンピュータ旅行中の写真をHPにどう出そうかの方針がなかなか決まってなかったが、「コメント多めのアルバム」てな感じにしようと、とりあえず決定。以前の旅行の時より、余裕も時間もないのに写真はずっと多い。ただし全て、データ化まではされている(デジカメ+ケータイ+銀塩写真はカメラ屋でCDに焼いてあるのでスキャンの必要なし)。
PhotoshopCS3のWebフォトギャラリー機能で、作業を自動化してこなそうと思ったのだが、なんでまた、こんな帯に短しタスキに長しなテンプレートしかないのかしら。テンプレート自体は二桁あるのに、どうしてprev⇔nextのリンクがはれるのがごく一部なの?どうしてコメントがつけられるものがごく一部なの?どうして…
フリーソフトも見て回った。すなねいる、ってのがシンプルでよさそうだなあ。ただ、写真のリサイズはふぉとしょの方がうまいんじゃないかという気がするので、途中まではふぉとしょを使うか?
それに、XPまでは保証済みだがVISTAは「たぶん大丈夫です」って…うーん…
結局やっぱり、ページの背景色を変えようとしたら必ずフリーズするのが分かった(爆)
いいよもう、白で。はいはい。
しかし、写真を見ているだけで(数が多すぎて、どれを使おうかなと悩む)、時間がどんどんたってゆくなぁ…ヤバイ…
PhotoshopCS3のWebフォトギャラリー機能で、作業を自動化してこなそうと思ったのだが、なんでまた、こんな帯に短しタスキに長しなテンプレートしかないのかしら。テンプレート自体は二桁あるのに、どうしてprev⇔nextのリンクがはれるのがごく一部なの?どうしてコメントがつけられるものがごく一部なの?どうして…
フリーソフトも見て回った。すなねいる、ってのがシンプルでよさそうだなあ。ただ、写真のリサイズはふぉとしょの方がうまいんじゃないかという気がするので、途中まではふぉとしょを使うか?
それに、XPまでは保証済みだがVISTAは「たぶん大丈夫です」って…うーん…
結局やっぱり、ページの背景色を変えようとしたら必ずフリーズするのが分かった(爆)
いいよもう、白で。はいはい。
しかし、写真を見ているだけで(数が多すぎて、どれを使おうかなと悩む)、時間がどんどんたってゆくなぁ…ヤバイ…
プリンセスハーツ 大いなる愛をきみに贈ろうの巻 (ルルル文庫)
2012年8月31日 読書
高殿円著。
いやー、思いのほか長いシリーズでありました。ちょっとかけ足な気もしたけど、最終巻ではこれまで伏せられていた様々な謎が片っ端から解きほぐされてさっぱりすっきり。もしかしたら忘れている謎もあるかもしれませんがそれは自分のせいかな(爆)
最近お約束の冒頭脇役大独白はもちろんリドリス。ところがそのあともう一段、意外な人物の人生語りが。というか、こいつ(だけじゃないけど)の背景がそんなんだったとわー!スケールの大きさと、らぶらぶと、何かと可愛そうな人々にはホロリと、盛りだくさんで「完結編」に相応しいよみごたえでした。
そして強引にでも笑いをぶちこむエピローグにホッ。(*^^*)
確かに食い意地死ぬほど張ってたよな、彼女…
いやー、思いのほか長いシリーズでありました。ちょっとかけ足な気もしたけど、最終巻ではこれまで伏せられていた様々な謎が片っ端から解きほぐされてさっぱりすっきり。もしかしたら忘れている謎もあるかもしれませんがそれは自分のせいかな(爆)
最近お約束の冒頭脇役大独白はもちろんリドリス。ところがそのあともう一段、意外な人物の人生語りが。というか、こいつ(だけじゃないけど)の背景がそんなんだったとわー!スケールの大きさと、らぶらぶと、何かと可愛そうな人々にはホロリと、盛りだくさんで「完結編」に相応しいよみごたえでした。
そして強引にでも笑いをぶちこむエピローグにホッ。(*^^*)
確かに食い意地死ぬほど張ってたよな、彼女…
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デイヴィッド王の宇宙船 (ハヤカワ文庫 SF 557)
2012年8月30日 読書 コメント (2)
ジェリー・パーネル著。
広大な星々に散った人類。が、“分離戦争”後、中央と隔てられ文明の退化した星も多かった。そうした星は高度な科学技術を有する銀河帝国に“再発見”されると、低級な植民地惑星として再併合される運命にあった。ただし、科学技術のレベルに従い扱いは微妙に変わってくる。
飛来した宇宙軍の鼻先で、“サミュアル王子の惑星”の人々は、運命を少しでも耐えられるものに変えるべく、大きな賭けに出るのだった。
この惑星の技術レベル、イメージとしては飛行機以前、19世紀あたりか。
そんな、クラシックな星の天才的軍人マッキニーが、「近隣のもっと退化した星に埋もれた“図書館”」から、宇宙軍の目を盗んで科学技術情報を引出し持ち帰るミッションを受け、特命チームを率いて宇宙へと旅立つ。少しでも大きな自治権を得るには、宇宙船の自力開発が必要!
(現時点では庇護者ヅラの宇宙軍をだまくらかし、星間貿易商人に同行させてもらうのだが)
痛快SFアクションでありつつ、宇宙軍との騙し合いのサスペンスも楽しめて、一気読み。
1984年初版とあって、図書館で借りたら紙は茶色で字は小さくて薄くなりかけだったが(笑)
戦闘シーン自体は未来的技術皆無なので、SFアクションというより冒険小説的風味が強い。
帆船で海戦をやらかすのも帆船ファンの私には嬉しいし、“野蛮人”が数を頼りに襲撃してくるのを、戦術の差(これは文明の格差でもある)で打ち破るのも爽快。
以前に読んだ戦術史の本をもろに思い出さされたりもするけど(笑)。
考え抜かれたグッドエンディングへの着地もスッキリおみごと。
楽しい作品のご紹介を、ありがとうございました~♪、だぶるえんだーさま!
広大な星々に散った人類。が、“分離戦争”後、中央と隔てられ文明の退化した星も多かった。そうした星は高度な科学技術を有する銀河帝国に“再発見”されると、低級な植民地惑星として再併合される運命にあった。ただし、科学技術のレベルに従い扱いは微妙に変わってくる。
飛来した宇宙軍の鼻先で、“サミュアル王子の惑星”の人々は、運命を少しでも耐えられるものに変えるべく、大きな賭けに出るのだった。
この惑星の技術レベル、イメージとしては飛行機以前、19世紀あたりか。
そんな、クラシックな星の天才的軍人マッキニーが、「近隣のもっと退化した星に埋もれた“図書館”」から、宇宙軍の目を盗んで科学技術情報を引出し持ち帰るミッションを受け、特命チームを率いて宇宙へと旅立つ。少しでも大きな自治権を得るには、宇宙船の自力開発が必要!
(現時点では庇護者ヅラの宇宙軍をだまくらかし、星間貿易商人に同行させてもらうのだが)
痛快SFアクションでありつつ、宇宙軍との騙し合いのサスペンスも楽しめて、一気読み。
1984年初版とあって、図書館で借りたら紙は茶色で字は小さくて薄くなりかけだったが(笑)
戦闘シーン自体は未来的技術皆無なので、SFアクションというより冒険小説的風味が強い。
帆船で海戦をやらかすのも帆船ファンの私には嬉しいし、“野蛮人”が数を頼りに襲撃してくるのを、戦術の差(これは文明の格差でもある)で打ち破るのも爽快。
以前に読んだ戦術史の本をもろに思い出さされたりもするけど(笑)。
考え抜かれたグッドエンディングへの着地もスッキリおみごと。
楽しい作品のご紹介を、ありがとうございました~♪、だぶるえんだーさま!
危機感にとらわれて、先月文楽に行ったけど(そして予想以上に良かったけど)、ウカウカしてると市長に潰されるモノはいくらでもある。
帆船「あこがれ」。
セイルトレーニング体験。
トシだし~で流れてしまいそうになっていたが、やっぱり今のうちに申し込もうか。
ところが次の、申込可能な一日セイルトレーニング日は、出勤日になっていた。ぎゃふん。
ほんとは今度の週末もやっていたのだが、実施日の一週間前で締め切られてたとか…不覚。
くそーどうしてくれようか…次の次は、えぇーっ、冬頃まで適当なの無いの~…orz
一泊二日のならあるけど、それはさすがに、家庭&仕事持ちとしてはキツイです。
ま、地方回ってのセイルトレーニングもやってるので「あこがれ」忙しいのはしゃーないです。
いま、一般市民(老若男女問わず)がセイルトレーニング体験を気軽に申し込める船って、日本中探しても「あこがれ」だけなんですよ!
HPの予定表に入ってる以外にも、鹿児島行ったりいろいろ予定あるみたい。
http://www.akogare.or.jp/
「他都市のもってない何かを大阪市が持ってる!」というのは、私にとっては誇らしいことなんですが、誰かさんにとっては違うようなので、残念です…
文楽もそうだし、音楽団もそうだし…
帆船「あこがれ」。
セイルトレーニング体験。
トシだし~で流れてしまいそうになっていたが、やっぱり今のうちに申し込もうか。
ところが次の、申込可能な一日セイルトレーニング日は、出勤日になっていた。ぎゃふん。
ほんとは今度の週末もやっていたのだが、実施日の一週間前で締め切られてたとか…不覚。
くそーどうしてくれようか…次の次は、えぇーっ、冬頃まで適当なの無いの~…orz
一泊二日のならあるけど、それはさすがに、家庭&仕事持ちとしてはキツイです。
ま、地方回ってのセイルトレーニングもやってるので「あこがれ」忙しいのはしゃーないです。
いま、一般市民(老若男女問わず)がセイルトレーニング体験を気軽に申し込める船って、日本中探しても「あこがれ」だけなんですよ!
HPの予定表に入ってる以外にも、鹿児島行ったりいろいろ予定あるみたい。
http://www.akogare.or.jp/
「他都市のもってない何かを大阪市が持ってる!」というのは、私にとっては誇らしいことなんですが、誰かさんにとっては違うようなので、残念です…
文楽もそうだし、音楽団もそうだし…
週末はちょっと実家に行っていて、何もできなかった。
さて、明日提出しないといけないモノがあるげど、できてない。できないよー。
眠いし…(午後、タップのレッスンに行ったからでもある)
明日起きぬけに、できるかなー…遅番だし…
できるといいなー…(棒読み)
あまりに危険だが…
さて、明日提出しないといけないモノがあるげど、できてない。できないよー。
眠いし…(午後、タップのレッスンに行ったからでもある)
明日起きぬけに、できるかなー…遅番だし…
できるといいなー…(棒読み)
あまりに危険だが…
リトル・ダンサー BILLY ELLIOT
2012年8月23日 映画 コメント (6)
2000年、スティーヴン・ダルドリー監督作品。スカパー録画で視聴。
一種のダンス映画だということで、新しいけど(けど?)、見てもいいかなと(笑)
ふとしたことからバレエに興味を抱いた11歳のビリー(ジェイミー・ベル)。時は1984年、町は炭鉱労働者たちの労働争議で揺れ動いており、頑固な炭鉱夫の父(ゲイリー・ルイス)も兄(ジェイミー・ドレイヴン)もバレエなと「女のすること!」と断じ、理解してくれない。
内緒でレッスンを受け続けるビリーに、バレエの先生は(ジュリー・ウォルターズ)は「ロイヤル・バレエ学校のオーディションを受けてみたら?」と言いだすのだが…
サクセスストーリーとしてではなく、閉塞感に満ちた社会と家庭の描写をズシっとからめて描かれるのが今風。親友がゲイへの道を進んでいくのも、バレエの先生の娘さんとあけすけな会話をするのも今風。そして、田舎町から夢のためローティーンで一人旅立っちゃうことの「ほろ苦さ」もしっかり入れてて明るい作風じゃないけれど、ユーモラスなやりとりもチョコチョコとはさんでるので飽きない。バレエに夢中になるうち、気弱を絵に描いたような主人公がほんの少しずつ逞しくなってるのもお約束だがイイ。
後半、ビリーの本気に打たれた父親が、一転これまで放置気味だった次男のため渾身の手助けをしようとするのが泣かせる。後半はすっかり家族愛ものですねー。乱暴者っぽい兄も、認知症気味の祖母も次男を心から愛してる。
読めるっちゃ読める展開だけど、ダンスや音楽がキチンと盛り上がるように入っているので、最後まで真剣に見てしまいました(笑)
先生と家族の板挟みになったイライラが狂騒的なステップにつながって走り出すビリーとか、体育館で、チュチュ着た友達(♂)とふざけている所を父親につかまり、覚悟の決まったビリーがいきなり踊り出すところとか。
しかし、ラストは私みたいにそんなにバレエ詳しくない人間、ぐぐらないとわかんないすよ(笑)
結構有名な演目なのね?
一瞬トロカデ…むにゃむにゃ…かと思った(逝)
バレエ踊る男なんてゲイだろ?必ずしもそうじゃないわ、って、主人公と先生の娘が話していたのを思い出すと笑える。「必ずしも」って、否定しきれてないし~(笑)
序盤で、早死にしたビリーの母親のことを祖母が「あのコはアステアのファンでねー」というと、「トップ・ハット」の映像が流れるのは大サービス(私への)。個人的には、アレで最後まで見ちゃったかも(笑)。
実際には音楽もロック(らしい)が多いのも、ダンスが必ずしもバレエ一辺倒じゃないのも、今の観客向けなのかな。「バレエの技術は入学してから。オーディションでは自分をダンスで表現できるかの素質を見る」という先生の話で、レッスンでもバレエでない踊りもしてるんだけど、路上や体育館で踊りまくる場面はかなりタップが入ってた。ビリー君、アステア映画も見てたのかしら。まあ、ダンスは色々なジャンルがあるけど、根底では結構つながってるもんね。
ダンスを習って、できないコトが悔しくてこそっと家で練習してみたりして、少しずつ出来ることが増えてくる楽しさは、すごく納得できる。最近あまり家でタップ練習できてないけど、私もがんばろ♪
一種のダンス映画だということで、新しいけど(けど?)、見てもいいかなと(笑)
ふとしたことからバレエに興味を抱いた11歳のビリー(ジェイミー・ベル)。時は1984年、町は炭鉱労働者たちの労働争議で揺れ動いており、頑固な炭鉱夫の父(ゲイリー・ルイス)も兄(ジェイミー・ドレイヴン)もバレエなと「女のすること!」と断じ、理解してくれない。
内緒でレッスンを受け続けるビリーに、バレエの先生は(ジュリー・ウォルターズ)は「ロイヤル・バレエ学校のオーディションを受けてみたら?」と言いだすのだが…
サクセスストーリーとしてではなく、閉塞感に満ちた社会と家庭の描写をズシっとからめて描かれるのが今風。親友がゲイへの道を進んでいくのも、バレエの先生の娘さんとあけすけな会話をするのも今風。そして、田舎町から夢のためローティーンで一人旅立っちゃうことの「ほろ苦さ」もしっかり入れてて明るい作風じゃないけれど、ユーモラスなやりとりもチョコチョコとはさんでるので飽きない。バレエに夢中になるうち、気弱を絵に描いたような主人公がほんの少しずつ逞しくなってるのもお約束だがイイ。
後半、ビリーの本気に打たれた父親が、一転これまで放置気味だった次男のため渾身の手助けをしようとするのが泣かせる。後半はすっかり家族愛ものですねー。乱暴者っぽい兄も、認知症気味の祖母も次男を心から愛してる。
読めるっちゃ読める展開だけど、ダンスや音楽がキチンと盛り上がるように入っているので、最後まで真剣に見てしまいました(笑)
先生と家族の板挟みになったイライラが狂騒的なステップにつながって走り出すビリーとか、体育館で、チュチュ着た友達(♂)とふざけている所を父親につかまり、覚悟の決まったビリーがいきなり踊り出すところとか。
しかし、ラストは私みたいにそんなにバレエ詳しくない人間、ぐぐらないとわかんないすよ(笑)
結構有名な演目なのね?
一瞬トロカデ…むにゃむにゃ…かと思った(逝)
バレエ踊る男なんてゲイだろ?必ずしもそうじゃないわ、って、主人公と先生の娘が話していたのを思い出すと笑える。「必ずしも」って、否定しきれてないし~(笑)
序盤で、早死にしたビリーの母親のことを祖母が「あのコはアステアのファンでねー」というと、「トップ・ハット」の映像が流れるのは大サービス(私への)。個人的には、アレで最後まで見ちゃったかも(笑)。
実際には音楽もロック(らしい)が多いのも、ダンスが必ずしもバレエ一辺倒じゃないのも、今の観客向けなのかな。「バレエの技術は入学してから。オーディションでは自分をダンスで表現できるかの素質を見る」という先生の話で、レッスンでもバレエでない踊りもしてるんだけど、路上や体育館で踊りまくる場面はかなりタップが入ってた。ビリー君、アステア映画も見てたのかしら。まあ、ダンスは色々なジャンルがあるけど、根底では結構つながってるもんね。
ダンスを習って、できないコトが悔しくてこそっと家で練習してみたりして、少しずつ出来ることが増えてくる楽しさは、すごく納得できる。最近あまり家でタップ練習できてないけど、私もがんばろ♪
中欧―ポーランド・チェコ・スロヴァキア・ハンガリー (世界の歴史と文化)
2012年8月20日 読書
歴史から地理から文化から言語から料理から、色々な切り口から色々な人がコラムを寄せた、寄せ集め的な本。少し古くもあるが(1996年)、意外とカラー写真も多くて読みやすい。
チェコへ行ってきたから借りてきたのだが、もう少し予習してから行けばよかったかな。
もう一度行きたくなって困ります。ハンガリーも行きたいな。
アンドラシー通り!ダヴィゼーニャ!(←アリステア・マクリーン・ファンなら分かって下さいネ)
チェコへ行ってきたから借りてきたのだが、もう少し予習してから行けばよかったかな。
もう一度行きたくなって困ります。ハンガリーも行きたいな。
アンドラシー通り!ダヴィゼーニャ!(←アリステア・マクリーン・ファンなら分かって下さいネ)
大魔王は笑わない!! ~おやすみなさい、騎士サマ~ (ビーズログ文庫)
2012年8月19日 読書
甲斐田紫乃著。シリーズ完結編。
ついた通り名が「呪殺令嬢」。顔の造作は悪くないのに、口下手で怖がりなため、他人と口を聞こうとしたり笑いかけようとすると緊張で引きつって超コワイ表情になっちゃう気の毒ヒロイン。
しかも「貴女は大魔王の生まれ変わり」と魔物たちにつきまとわれて、素敵な王子様(聖女の生まれ変わり)からは天敵!と断じられる。
き、気の毒…(^^;)
びみょーな出来のファンタジー・ラブコメだったが、この三巻目にいたって、急に各種伏線がばしばしと畳まれ、新キャラ・ヒロイン兄のインパクトも鮮やかで、テンポよく楽しめる話になっていました。いやーびっくり。最後まで読んでみるもんですね。
王子様の地味兄も予想外の大活躍で、兄ちゃんズグッジョブ!
とにかく二巻目まで出ていたキャラたちのほとんどが、新しい表情を見せてくれてナイス。
今ごろになって、終わるのが急に惜しくなるほどの楽しさでしたね。
もっとこのへん書きこんでも、ひねって使ってもいいのに…という所を残している駆け足ラストの残念さも、ある意味余韻とも感じられて悪くない。
思わぬところで「タイトル」の真意も明らかになり膝を叩く。
これからだんだん上手くなるかなこの著者(たま~にヘンな日本語がないではないがギリギリ許せる程度)。
ビーズログ文庫は、漫画のようにチャラい作品が多い軽いレーベルのようだけど、やはり時には「当たり」が出ますね、軽いなりに。
いやー、めげずに読み続けて良かった(*^^*)
ついた通り名が「呪殺令嬢」。顔の造作は悪くないのに、口下手で怖がりなため、他人と口を聞こうとしたり笑いかけようとすると緊張で引きつって超コワイ表情になっちゃう気の毒ヒロイン。
しかも「貴女は大魔王の生まれ変わり」と魔物たちにつきまとわれて、素敵な王子様(聖女の生まれ変わり)からは天敵!と断じられる。
き、気の毒…(^^;)
びみょーな出来のファンタジー・ラブコメだったが、この三巻目にいたって、急に各種伏線がばしばしと畳まれ、新キャラ・ヒロイン兄のインパクトも鮮やかで、テンポよく楽しめる話になっていました。いやーびっくり。最後まで読んでみるもんですね。
王子様の地味兄も予想外の大活躍で、兄ちゃんズグッジョブ!
とにかく二巻目まで出ていたキャラたちのほとんどが、新しい表情を見せてくれてナイス。
今ごろになって、終わるのが急に惜しくなるほどの楽しさでしたね。
もっとこのへん書きこんでも、ひねって使ってもいいのに…という所を残している駆け足ラストの残念さも、ある意味余韻とも感じられて悪くない。
思わぬところで「タイトル」の真意も明らかになり膝を叩く。
これからだんだん上手くなるかなこの著者(たま~にヘンな日本語がないではないがギリギリ許せる程度)。
ビーズログ文庫は、漫画のようにチャラい作品が多い軽いレーベルのようだけど、やはり時には「当たり」が出ますね、軽いなりに。
いやー、めげずに読み続けて良かった(*^^*)
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旅行中の日記を書くのに忙しい(笑)
diarynoteの日が飛んでるのが嫌で遡って少し書いてるが、こんなん氷山の一角なのさー(爆)
親サイト用完全版も…
diarynoteの日が飛んでるのが嫌で遡って少し書いてるが、こんなん氷山の一角なのさー(爆)
親サイト用完全版も…
大いなる遺産 上 (河出文庫)
2012年8月14日 読書 コメント (2)
チャールズ・ディケンズ著。
語り手であるピップは、ごくごくフツーの貧しい少年。向学心もあれば虚栄心もある。自省の心もあるが自己弁護や偽善も脱ぎ棄てられない。悪い子じゃないけれど、「フツー」はやっぱりそんなもの。モノ凄い説得力です。
癖の強い周囲の人間たち(そして、わずかだが、純な心の人間たちも…)に振りまわされたり流されたりしながら、いったい彼がどんな大人になってゆくのか、古めかしいながらも皮肉で普遍性ある人物描写の積み重ねに、次第にひきこまれてゆきます。
謎の恩人により、紳士階級に引き上げられたピップの運命は…?
ドキドキ(笑)
語り手であるピップは、ごくごくフツーの貧しい少年。向学心もあれば虚栄心もある。自省の心もあるが自己弁護や偽善も脱ぎ棄てられない。悪い子じゃないけれど、「フツー」はやっぱりそんなもの。モノ凄い説得力です。
癖の強い周囲の人間たち(そして、わずかだが、純な心の人間たちも…)に振りまわされたり流されたりしながら、いったい彼がどんな大人になってゆくのか、古めかしいながらも皮肉で普遍性ある人物描写の積み重ねに、次第にひきこまれてゆきます。
謎の恩人により、紳士階級に引き上げられたピップの運命は…?
ドキドキ(笑)
フランクフルトの空港で買ってきたチョコスプレッド「ヌテラ」で、毎朝バナナ食べてる私。
バナナ本体がヘタレて斑点が増えて味がボケてきても、ヌテラぬってればとりあえずイケる。
毎朝がチョコバナナって、ヘルシーなんだかなんなんだか!?
でも美味いので、やっぱり買ってきてよかった。…帰りの空港で売ってたのが一番高かった(4..8ユーロ)というのは心に傷痕を残したが…
あああああ、ハノーヴァーのスーパーで2.7ユーロってのは夢かマボロシだったのか~
でもそんな初日から持ち歩く軽さじゃないしさ(涙)
しかし通販見ると1000円越えてるとこもあるんだな。ヒドイ。
まさか、以前700円台で買えた成城石井も、値上がりしてるんではあるまいな。心配。
それともアレはもうワンサイズ小さい奴だったんだろうか…
(既に、食べ終えた後を心配している私であった)
あ、買ってきたのは750g入り。結構デカイです♪
バナナ本体がヘタレて斑点が増えて味がボケてきても、ヌテラぬってればとりあえずイケる。
毎朝がチョコバナナって、ヘルシーなんだかなんなんだか!?
でも美味いので、やっぱり買ってきてよかった。…帰りの空港で売ってたのが一番高かった(4..8ユーロ)というのは心に傷痕を残したが…
あああああ、ハノーヴァーのスーパーで2.7ユーロってのは夢かマボロシだったのか~
でもそんな初日から持ち歩く軽さじゃないしさ(涙)
しかし通販見ると1000円越えてるとこもあるんだな。ヒドイ。
まさか、以前700円台で買えた成城石井も、値上がりしてるんではあるまいな。心配。
それともアレはもうワンサイズ小さい奴だったんだろうか…
(既に、食べ終えた後を心配している私であった)
あ、買ってきたのは750g入り。結構デカイです♪
犬飼六岐著。
かわら版の読み売り・才助は、元武士で物書き(かわらばんの記事を執筆する)の青山孫四郎と共に、幼馴染の利吉が変死した事件を調べ始めるが。時代ミステリ?
えーと、パンチのきいた作風がお気に入りで、しかも落ち着いたものも書けるようになってきて…と、毎回注目していた犬飼氏だが、今回はちょっと落ち着きすぎたかなあ。
口から生まれてきたような若者・才助と、茶ばかり飲んでる勿体ぶった中年・孫四郎のやりとりはなかなか味があるが、話そのものはなかなか盛り上がらず、盛り上がってきたと思ったらちょっと物足りない着地で終わった。意外なところにつながるのはこの人らしくてうまいんだが…
それに私は女だし~、気の毒な女性たちのことを考えると、悪役の設定にもなんとなくスッキリしないかなー。
このコンビ、シリーズ化をもくろんでるのかもしれないが、シリーズなら吉岡清三郎シリーズをどーにかして続き書いてほしいなあ。
渋さ爆裂なくせトボけた所もある孫四郎はそこそこ魅力があるが、調子のいい江戸っ子にはあまり興味が持てないよ…
ま、次作に期待。
かわら版の読み売り・才助は、元武士で物書き(かわらばんの記事を執筆する)の青山孫四郎と共に、幼馴染の利吉が変死した事件を調べ始めるが。時代ミステリ?
えーと、パンチのきいた作風がお気に入りで、しかも落ち着いたものも書けるようになってきて…と、毎回注目していた犬飼氏だが、今回はちょっと落ち着きすぎたかなあ。
口から生まれてきたような若者・才助と、茶ばかり飲んでる勿体ぶった中年・孫四郎のやりとりはなかなか味があるが、話そのものはなかなか盛り上がらず、盛り上がってきたと思ったらちょっと物足りない着地で終わった。意外なところにつながるのはこの人らしくてうまいんだが…
それに私は女だし~、気の毒な女性たちのことを考えると、悪役の設定にもなんとなくスッキリしないかなー。
このコンビ、シリーズ化をもくろんでるのかもしれないが、シリーズなら吉岡清三郎シリーズをどーにかして続き書いてほしいなあ。
渋さ爆裂なくせトボけた所もある孫四郎はそこそこ魅力があるが、調子のいい江戸っ子にはあまり興味が持てないよ…
ま、次作に期待。
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寝不足が治らないよー
2012年8月10日 日常 コメント (2)
帰ってきたら仕事でヒーフー。
家族がデジカメで撮ってた分は先に見てたが、銀塩カメラにこだわる夫が撮った分は金曜の晩にやっと見ることが出来た。
…いや、…さすがだな。夜景や建物の中なんかはデジカメが素早くうまくとれるけど、ある程度条件の整った、屋外の風景はさすがに銀塩一眼レフでとったものがみごと。いや、デジカメも一応一眼レフデジカメだけども。
まあそれに、さすがに経験の差もあるんだろうな(笑)
デジカメで撮ってたのはもっぱら息子のほうだから。
…見てたらまた凄く寝るのが遅くなった…うううう…土曜は休みだが日曜からまた仕事なのに…
※…ヴェルニゲローデ城の写真(中庭から建物を見上げたところ)を貼ってみました。
今回は、写真屋で銀塩写真もCDに焼いてもらったからネットへのアップがちょっと楽♪
家族がデジカメで撮ってた分は先に見てたが、銀塩カメラにこだわる夫が撮った分は金曜の晩にやっと見ることが出来た。
…いや、…さすがだな。夜景や建物の中なんかはデジカメが素早くうまくとれるけど、ある程度条件の整った、屋外の風景はさすがに銀塩一眼レフでとったものがみごと。いや、デジカメも一応一眼レフデジカメだけども。
まあそれに、さすがに経験の差もあるんだろうな(笑)
デジカメで撮ってたのはもっぱら息子のほうだから。
…見てたらまた凄く寝るのが遅くなった…うううう…土曜は休みだが日曜からまた仕事なのに…
※…ヴェルニゲローデ城の写真(中庭から建物を見上げたところ)を貼ってみました。
今回は、写真屋で銀塩写真もCDに焼いてもらったからネットへのアップがちょっと楽♪