ジャック・キャンベル著。

外伝。シンディック反乱軍篇デター!

ミッドウェイ星系でギアリーと手を結んだイケニ司令官。
志をおなじくする、というよりも多少とも信用できそうかな、な陸上軍のドレイコンと組んでクーデターだ!

それにしても、女性(イケニ)の一人称が「あたくし」というのは、訳者の趣味か。それともなにかどこがビミョーに英語が「I」とは違うのか?なんで「私」じゃだめなんだろう。
やっぱりイマイチ人物描写に個性が足らん気はするが、それでも次はどうなる、どうなる、と、そこそこ読まされます。

本編の女性副大統領リオーネの一人称も「あたくし」だったなあ。女性艦長デシャーニは「わたし」だったか「わたくし」だったか…
やっぱ趣味かな。

まあまだ読み始めたばかりだけれど(笑)
1951年、アルフレッド・ヒッチコック監督作品。モノクロ。

列車の中で声をかけてきた“見知らぬ乗客”ブルーノ(ロバート・ウォーカー)に、交換殺人のアイデアを持ちかけられたテニス選手のガイ(ファーリー・グレンジャー)。冗談でしょうと適当にいなして別れるが、ブルーノは離婚係争中のガイの妻を勝手に殺し、代わりに自分の父親を殺してくれ、とガイにつきまとい始め…

公私とも忙しくてなかなか映画を見る余裕がなかったが、どうした気まぐれか、未見のヒッチ映画を見てみることに。
いやー、どうしてどうして面白かったですね。ヒッチ信仰が全くない私ですが、なんとなく、この映画はするっと見れてしまいそうな気がして衝動的にスカパー放映を録画した。キャストは軽めだが若々しいし、小味でテンポがいい。もちろんクラシック映画ですから、100分程度と長さもお手頃。

ロバート・ウォーカーの「危ない人」っぷりがなかなか。グレンジャーはのっぺり美男だがテニス選手らしい雰囲気はあり、役には合ってる。彼の恋人がルス・ローマン、その父親の上院議員がこれはヒッチ作品におなじみレオ・G・キャロル。
ブルーノの悪巧みをとめに早く行きたくて、勝ちを急ぐガイのテニス試合のシーンはそれだけでもスリルがあるし(そこにさらにカットバックが…)、遊園地でのクライマックスなど、かなり画面的にも動きが激しい、ダイナミックな物語展開でハラハラドキドキの楽しいスリラーでした。

誰にでもオススメできる佳作。
いやー結構楽しかったなー、と満足しつつ、すかっと録画は消去しちゃいましたが(笑)
荒川弘著。
ハガレンの荒川さん、北海道の農家の出身だったんですね。1、2巻を人に借りて一気読み。
牛乳は私も好きですよー。牛乳、ジュースがわりに飲む自分(笑)
しかし、農家の子って大変だよねさすがに。「チャンネルはそのまま!」のヒロイン(TV会社勤務)も北海道の農家の出ということで、ちょっと思いだしたりしました。年中無休。
小椋春歌著。

シリーズ三作目、意外にもイキオイが落ちない。
一作目で恋愛的には既に一応のエンディングを迎えているのにね。周囲になかなか認められないなかで主人公たちが互いの気持ちを確かめあい、少しずつ周囲を納得させてゆく。それだけで結構楽しめる。
とはいえ、…まさかの地下鉄乗りすごしをしてしまったよ(笑)

一歩間違うとただのストーカーに落ちかねない王子様を、ギリギリ嫌な奴にせずに描いているのがおみごと。幼少期に、惹かれたからイジメる『最悪の出会い』をした二人の、恋のリターンマッチ。彼から逃げだし、魔道により彼を「忘れ」、しばらく「男の子」をやってた女子力不足なヒロインの妙なノリや、周囲のおかしな面々(続々と新キャラ登場!)の会話もテンポよく笑える。王子アレクの、重くて深くてハタ迷惑な愛(笑)を、魔道によるビジュアルで周囲に見せつけるクライマックスはなかなかの盛り上がり。
まだ何冊かは続くらしくて楽しみだ。
カレントアウェアネス
ついったーにも書いたけど、「マジメな心で」「勉強になるかと」フォローをしている国会図書館カレントアウェアネスのサイトで、趣味的に悶絶するようなネタが上がっていたのでここでも紹介。
クラシックシネマ好きならば、のぞいてみてソンはない!

http://current.ndl.go.jp/node/24142

よーするに、米国のパブリックドメインになった映画雑誌やラジオ雑誌の記事がWebで読めるようになりましたって…(全てじゃないだろけどそれなりの種類があった♪)
パブリックドメインだから当然、もっぱら20世紀も前半部分です。

http://lantern.mediahist.org/

ソッコー検索かけに行きました。素敵サイトです…(*^^*)

これだからついったーは、…とりあえず読んでてソンはないなあ。
「マジメな心で」「勉強になるかと」しているフォローはこれ(@ca_tweet)以外ほとんどないし、ムダに時間つかっちゃったりするし、自分じゃあまりつぶやかないけど。

しかし、Richard Widmark で検索して127ヒットしたので喜んだが(もちろん、名前だけ一瞬出てきただけのものも含まれる)、その次に Donald O’Connor で検索して、1225ヒットあったのにはのけぞりました。子役出身とはいえ、すご…。

テルマエ戦記

2013年8月15日 読書
ヤマザキマリ著。
ブログ本らしい。軽い内容だ。とはいえ、こちらもへろへろ状態。だらだらと楽しんでいる。
テルマエロマエがこんなに売れるとは想像もしていなかったころからの文章がいろいろ。
田中啓文著。

章題が、「茶坊主の童心」「茶坊主の秘密」「茶坊主の醜聞」などなど。おともの大男な僧の名前は腐乱坊。もちろんどこかの神父をパロった命名だが、謎の茶坊主とは、関ヶ原から数十年後、“実は生きていた”石田三成。主命でそれを斬るべく追ってくるのは柳生十兵衛。でもなんとなくまったりのんびりしたノリで、各地でナゾを解いてゆく、ユーモラスな時代劇ミステリ。

はっちゃけると「落ちつけ!」と思い、落ち着いてると「もっとはっちゃけろ!」と思う私はワガママな読者です(笑)
ジャック・キャンベル著。

せっかく故郷アライアンスの星系へ帰ってきたのもつかのま、異星人の宙域へ索敵と外交(の可能性)のために送りだされたギアリーの艦隊。
7巻で謎の異星人(これ、1巻めからずーっと『謎の異星人』と呼ばれ続けていますので固有名詞と考えてもらっていいです…)と再戦したあと、この巻ではなんとそれ以外の異星人にも出会うし盛りだくさん。いかにもSFらしい、ミリタリースペオペらしい、手堅い楽しさのシリーズですな。しかしこうも手を広げて、次の巻はどうすんのかな~
北海道、わずか三日の夢でした
北海道、わずか三日の夢でした
今日は旭川から9時半出立と、比較的余裕。ただし午前中は、秘境駅めぐり。上白滝とか旧白滝とか奥白滝とか、しらたきしらたき連呼してるとなんだかグツグツとあつくなってくるような秘境駅群を回る。いやまあ、今日もピーカン晴れで気温はかなり高かった。旭川は内陸気候で気温の上下がかなり激しく、夏はしっかり暑いのだそうな。

方向が近いというので次は普通に観光…と層雲峡へ。かなり昔一度来た事があったのだが、なんだかイメージより人出も控えめでマイナーな感じになってて少し驚いた。お昼を食べた店の人によると工事でトンネルができたり、周辺の木が育ちすぎ?て滝や渓谷が昔より見にくくなったとのこと。
それでも「双瀑台」なる展望台に根性で上って銀河・流星の両滝をまとめてみると見ごたえがあった。10分か15分か険しい山道を上った終点は、展望台といっても数畳くらいの狭さだが、払った努力には見合う展望が楽しめます。

空港着いたら空弁が売り切れていたのには脱力した…
6時前に売り切れないでほしいなあ(泣)
話の種にANAの有料メニューを頼んでみる。
といっても小市民だから500円のブイヤベーズ。

ブイヤベーズというよりブイヤベーズ・スープという程度のごく軽いボリュームだったが、おいしいのはおいしかった。添えられたチーズパンも、クッキー程度のミニサイズだったが、スープにひたして食べると非常に良く合っていた。
空港で買った洋風ドラ焼きをデザートとして夕飯終了。
まあ、朝はバイキングでたくさん食べたし昼ごはんも遅めだったから、いいや。
本気で空腹な方にはおすすめしませんが(笑)

関空につくと、おなじみのムシムシ熱気が四方八方から…
あーあ、これだよね。これが日常さ(爆)


二日目。既に死にそう
二日目。既に死にそう
朝5時すぎにおきて6時すぎに宿を出て礼文島へのフェリーへ。
二時間たらずの船旅で礼文島についてから観光バス、本土へ戻るとスーパー宗谷に乗りこみ旭川まで約三時間半(午後八時半着)。

…やっぱり、旅行計画を人にまかせきりにするのはやめよう(爆)
テツオタは乗り物に乗ればのるほど元気になると錯覚してプランニングしてしまう。
それなりに美味しいものもちょこちょこ手出したのだが、乗り物に乗ってる時間が長いせいかいささかおなかが張ってばかりいて、少し食の幸せが目減りした。

お天気は終日素晴しく、景色は見ごたえがあったのだが。

ちなみに旭川駅、初めて降りたが、なんだかホームが妙にヨーロッパの駅のように見えたのは私だけ?ドームっぽい無機的な屋根や柱、標識など…高架駅のホームから降りて構内に出るとぜんぜんそんなんではないのだが。

あと、偶然、礼文で観光バスを降りると港に自衛艦がとまってて一般公開していた。
電車の時間まちの間に、ミサイル艦「わかたか」に乗ってみた。海軍さんの白い制服はカッコイイねえ(海軍じゃない!)。有川浩の小説を思い出した。

ほっきゃいどう

2013年8月3日 旅行
ほっきゃいどう
毎日毎日暑すぎる。

ということでこの夏の家族サービス、家族旅行の行き先はまたも北海道になりました。宗谷岬に落ちる夕日with利尻富士は美しかったよ~

そして期待通り?昼はいいけど夜はかなり寒いです。さすが道北…
せっかく八巻が出たのに、ちっとも七巻の内容が思い出せないので読み返し。

ちと空しいが、やはり結構面白い。

やたら大人数出てくるキャラ(軍人たち)の個性がちょっと弱いのだが、次々と主人公を襲う難題連発が、読まされるなあ。負けるなブラック・ジャック・ギアリー!
田中啓文著。

大坂奉行所にやってきた大兵肥満の新奉行、大鍋食う右衛門。いや大邊久右衛門。
超食いしん坊でマイペースな奉行と、頼りないようなそれなりにしっかりしているような…のとっぽい同心勇之介の、まったりと笑えて食欲をそそる連作ユーモア時代劇。
用人の喜内が微妙にオイシイので今後の活躍をお祈りしております。
まずまず一般受けする程度にいつもの遊び心を押さえてバランスを整えた、気軽に読める捕物帳でした。お行儀がよいと、もっとハジけても…と思ったりもするけど、ただしホラーはなしね(笑)

もうすぐ続編も出るらしいので楽しみです。

意味も無く

2013年7月25日 日常
なんかもー、仕事が煮詰まってしかたがないので、そして毎日見つかる自分のポカにへこんでへこんでしかたがないので、午前中のカイギが終わったあと、今日は意味も無く午後から数時間だけ時間休をとった。めずらしく、わりと人員がいたから。夏休みだって今年は取りきれない気がする今日この頃なので…(今年は欠員埋めてもらってないからなぁ)

昼からパッと帰りたかったけどずるずるいって意味も無くイタメシ屋にいって2時半くらいに駆け込みでランチたべて、タカシマヤでケーキを買って、帰ってからはしばらく足元にルンバを走らせながらネトゲにひたってるとすぐ夕飯つくらないといけない時間になった。やれやれ。
でも、時々はだらだらしないとね。
遅くに帰ってからだらだらすると、すぐ寝るのが2時すぎとかになってしまうんだもの。今日は夕方にちゃんとだらだらしたから、たぶんちゃんとした時間に寝る、寝られる、はず…

それにしても、多少とも「やた!」と思える事柄って最近、ネトゲくらいしかないからさびしいね。
今月、ふと魔がさして別サーバで所属勢力とか別に作りなおして「Bravery Default Praying Brage 」を再開したら、なんと三日で垂涎の“忍者”アスタリスクが出るわ、十日するとやはりかなりレアな“ソードマスター”アスタが出るわ、2週間でSRキャラもガチャで引けてしまった。りっぱな?社会人なので1日にそんなに長時間もできないしかも無課金での話である。
ネトゲで運を使い切るのもどうかと思うが、それでも少しくらいは日常のうるおいになるかな。

とにかく、もっと時間を!もっと休みを!
自分の仕事に対しては、恵まれているほうだと思うが、それでも人間は仕事だけでは生きていけないんだよネ。
叫んだって手に入るわけないけれど、心折れずに夏を乗り切りたいもんだ。
…ちょっとやさぐれ気味です。ぷぅ。
田中啓文著。

巻頭をかざるホームズ・パスティーシュ「スマトラの大ネズミ事件」をかわきりに、大石りく(内蔵助の妻)、小泉八雲、アルセーヌ・ルパンなど、さまざまな有名人が探偵する短編集。
なかでも、世界一萌えない探偵小説タイトル!といえるのは「名探偵ヒトラー」であろう(爆)

けっこうホラー寄りで、5作中3作で生首が飛び交うが、オチは脱力系のダジャレだったりする。まあ田中さんだからな。ホラー&ホラ。勿論例外もあるけど。
小泉八雲の話が一番余韻があってよかったかな。でも私、ホラ耐性は十分だがホラーはやや苦手なので、期待ほどではなかった。

田中さんって結構好きで、先日も図書館で開かれた講演会を聞きに行ってきたのだが(笑)
月曜は休みだったので、国立文楽劇場へ夏休み文楽特別公演の第二部「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」を見に行く。
内容は「なんちゃって大化の改新バナシ」である。(うんと雑駁に言うと、ラスボスが蘇我入鹿)

いろいろたまっていたので、少し出勤してから行く(涙)

疲れもたまっていたのに朝寝しないで録画した映画を見てからいったのも悪かったのだろう。
舞台はほんとうに素晴らしく楽しかったのに、ほんの少しだけ途中で船こいでしまった。
凄く前の方のいい席だったのに!ごめんなさい技芸員さん!
というよりお金はらっていっているのにもったいなさすぎる。

すごーくよかったので、できたらもう一度行きたいのだが…あと二週間しかないしー、目の悪い私は前の方の席がとれないと、と思うとやっぱり無理だよなあ。
そもそも来週の月曜(休み)は、第三部の切符とってあってこちらもいかなきゃならないし。
くそー、次は絶対絶対、ちゃんと朝寝とか昼寝とかして体力を完璧にしてから行くぞ…
まあ良い浄瑠璃からはアルファ波が出ていて良質の睡眠がとれてしまうという説もかなり強力に流布しているらしいのだが(あの「あやつられ文楽鑑賞」の三浦しをんさんまで言ってた…)。たしかにちらほら他にも途中で船こいでいる人はいた。
高齢者けっこうおおいですしね(笑)
舞台は一期一会、ちゃんと見なきゃな。

なのであれこれ語るのもおこがましくて、今回は省略。
酒屋で井戸掃除後の裸のオッサンたちが踊り狂う所なんか楽しかったなあ。
続いて白面貴公子のヒーローを、深窓の姫君とおきゃんな町娘が取りあう三角関係場面。町娘が勘十郎さん。ちょっと勝気で積極的なお三輪、ちょー可愛らしい。「新版歌祭文」で遣った“おみつ”と似たキャラですね。なんでこんなに可愛らしい娘さんになれちゃうんだろう。
可愛いのに、いじめ抜かれていたぶられて、思う人とも結ばれず、悲しい悲しいヒロインなんだけどね…
(まあ、むちゃやん!というような設定や展開は文楽にはてんこもりのようですけどさ)

勘十郎さん、八重垣姫のまさに神がかりな狐遣いにノックアウトさせられて以来、なんかファンです~。

だいぶ大夫さんや人形遣いさんの顔がわかるようになっちゃったし、どのくらいの位置の席が自分にとって好みなのかは一年かけてだいたいわかった。(去年のサマーレイトショーが私の文楽初体験だった)

2007年、マーク・ローレンス監督作品。

スカパー録画で視聴。Diarynoteの各所で(局所で?)高評価らしいので、割と最近の映画だけれど見てみました(笑)

昔(80年代)は一世を風靡した超人気グループ“PoP”のボーカル。でも今は、“懐かしのスター”としてドサ回り仕事しかないアレックス(ヒュー・グラント)のもとに、カリスマ歌姫コーラ(ヘイリー・ベネット)の新曲を依頼されるという起死回生の大チャンスが転がり込んだ。観葉植物の水やりバイトに来たソフィー(ドリュー・バリモア)のつぶやきにピン!ときたアレックスは、彼女に作詞を依頼する。それぞれ過去に囚われた二人は、曲作りを通じて次第に親しくなってゆくが…

ひねりすぎることもなく、すっきりまとまった、小味なラブコメ。
80年代の洋楽など一切わからんのですが、きっとそれらしいんでしょうね。
(当時の自分は、ガーシュインだのコール・ポーターだのの古い歌ばかり追っていました(笑)あ、ポーターに関するクスグリがあったなこの映画にも)
腰振りダンスで腰やら股関節やらを痛めるネタには苦笑したけど、シリアス・ギャグ含め音楽場面がみな丁寧に、気合い十分に作られてるので、けっこう楽しめました。

80年代洋楽シーンを語れないので、書くことはあまりない…
ヒュー・グラントはわりといい感じだった。「わりといい」止まりだけど。
ドリュー・バリモアにはあまり興味を惹かれなかった。
ちなみに、二人とも初見(爆)
ただ、映画そのものは、最初の所だけ見ようかと思ったら最後まで一気に見ちゃった。
やっぱ映画はこのくらいの長さがいいねえ。長ーいクレジットタイトル入れても1時間40分台。
青池保子著。

いやー、いつのまにか(って何年もたってるんだが…)、本編完結後、外伝集も出ていたんですねー。
気づいてなかった私のバカバカ。
なじみの天○堺書店の古本ワゴンに、わずか120円で、しかも美品で出てたのを衝動買い。

本編12巻から、最終巻の13巻まで、13年もの休載機関がはさまりとてつもなく間が空くという不遇な歴史漫画の大傑作「アルカサル」。それも、休載直前の未刊行原稿の量が中途半端だったから最終巻出してもらえないという不条理な理由だったらしいし…
今度終われなかったらもう無理かも、と、ちょっと強引に一気に“完結編”にまとめらあげれた(そして13巻を出すに余りあった)最終話は、ちょっぴりかけ足だったので、この外伝集は素晴らしく楽しく豊かで、日々の多忙に疲れた心をすごく癒してくれました(*^^*)

一話目はドン・ペドロの二女、英国へ嫁いだ王女コンスタンシアの半生記。本編13巻と同じような抑えた筆致の渋めの作品。あのチョーサーが語り手なのがちょっとおいしい(笑)
二・三話目は最盛期のドン・ペドロや側近たちがバリバリ出てくる素敵なお話。少女漫画的(作者談)にホロリとさせる二話、修道士ファルコとも再会できる明朗歴史娯楽活劇という、あまりに美味しすぎる三話で、もう満腹です。三話目では、いつもポーカーフェイスのマルティン・ロペスの意外な表情(といってもポーカーフェイスだけど)が素晴らしい。またまた剣を取らされてしまったファルコとの見事なバディぶりには、驚かされました。いやー、こんなにイイヤツだったのね~☆

そういやプリンセスゴールドに、最近またまた「修道士ファルコ」の新作が発表されているようです。読みっぱぐれているのが何冊もあるのでは、という気がしてきました。ちょっと調べてみないとなぁ!
コニー・ウィリス著。

途中経過。

ここ数日読んでいて、面白くないわけじゃないけどなかなか終わらない。
やっぱりウィリス、引っ張って引っ張って…な上に、今回は特に登場人物たちが、他の人を思いやってなゆえとはいえ、やたら勝手に秘密を持ってひとりの判断で動き回るのが、ちょっとイラッとする(笑)
ダンワージー先生のあんな姿は見たくなかったなあ。

やっと半分くらい。後半、もうちょっと爽快にまとめてくれるのだろうか。


<読了後>
サー・ゴドフリー…格好良すぎ。
コリン…王子様っぷりがタダゴトでない(笑)

…ポリーちゃんこんなにもモテるんだ…SFよりロマンスが書きたかったのかと思えば、引っ張って引っ張って引っ張ってにあれだけかけるのが納得がいかないでもないが、それでも、三人そろっての最後の場面が甘甘ですばらしいとはいっても…長いよねあまりに(^^;)
教区牧師も、出番少ないけどおいしいなあと思ってたら…ロマンスとしての後味は予定調和で良いけど、ほんとうに大傑作なのかどうかは私的にはビミョーです(笑)
あー、やっぱりウィリスの何かが、私と合ってないんだろな。
力作だけどさ。ハラハラ読まされるけどさ。
よーやく使用感レポです。

意外に、まだあまり回数使えていないです。
いや、不満なんじゃないです忙しすぎる…しかも、なぜか家族は全くといっていいほど使ってみようとしてない。

なんでだ。

まあ、確かに、そんなに頭がいいとは思えない。吸い残しもある。がっつんがっつん家具に当たってる。特に、ソファの足、逆T字型の焦げ茶色の足の厚みが、ちょうど乗り越えられそうで乗り越えられないくらいの高さなのか、けっこう激しく当たるのが眼もあてられない(黒っぽいものは認識しにくいらしいし)。

だが、勝手に掃除してくれるってだけで愛い奴じゃないか!ぎこちなくたよりなくフラフラ移動するだけで、カワイイやつ…と思ってしまう私。(フラフラ移動するのは、いろんな方向から吸うためらしいので、馬鹿だからというわけでもないそうな)

むしろ、カーリングの選手のように、ルンバの周囲にホウキを持ってつきしたがい、吸いやすい位置にホコリを掃き寄せてやりたいと思う私のほうが馬鹿なのかもしれない。

考えてみれば、自分で掃除機かけたって、それなりに家具の足や壁のすみに、ガシガシ掃除機をぶつけている(私は大雑把な人間なので)。自分で掃除機かけたって、そんな100%きれいに吸いとれるってわけでもない。四角い部屋を丸く掃いてしまうのはルンバと一緒。

よりちゃんと綺麗にしようと思ったら、ルンバをかける前後に部屋にハタキをかけてみたり、ルンバのとどかない隅っこや家具の足元にクイックルワイパーをしゃかしゃかっとかけてやればいいのだ。そもそもハタキなんか以前はほとんどかけたことがなかった(ヒドイ)。
そのようにルンバの弱点を補ってやりつつ、ルンバがうまくホコリを吸ったり、ホコリをさっと避けて進んでしまったりに一喜一憂する。お掃除に、なんとはなしに娯楽性とギャンブル性がアップする(爆)

まあそんな風に、納得できちゃう大雑把な人なら、ルンバを買っても悔いなし、でありましょう。
質より量、だと思う。たぶん。かけないよりは、マシ。と。
だって、こうしてWeb日記かくのと掃除機かけるのと、同時にはできないもん~♪
(現在ウチのルンバは、キッチンの向こうの端でガツガツと音を立てながら掃除をしています)

買った店の人は、「留守中に使うのが一番」と言っていた。まあ、それなりに掃除機らしい音がしますからね。でもまあ、いながらにして使うのもそんなにわるくないよ。まだまだ暫くは、そんなに信用しないほうがいいかもしれないしね。

そして、だいぶ古びていたんでるキッチンの椅子とテーブルを、買い買える時はルンバにも認識しやすい、明るめの色あいのものにしようと考えているのだった。
…すでに、ルンバに洗脳されているなあ…(笑)

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