海外のFCに入ったのはいいのだが(10/31日記参照)、なんか海外からのスパムメールが急に増えた気がする。
なので、FCのメーリングリストに、普段使ってないほうのアドレスを使うことにした。GMAILのフィルタをかませて携帯に自動転送、届いたFCメールはあらためて常用アドに転送する。
一日に届くメールは僅かなので手間にはならない。

…数日それでやってみて、スパム少し減ったし昼休みに突然ウィドマーク様の写真が届いたりして嬉しいサプライズだし、ヨカッタヨカッタ♪と思ったのだが、昨日FCで「なんか最近投稿が減っている、グループの行く末が心配だ」とのコメントがあった。効果はテキメン、会員の皆様からバンバン反応があり、今日1日で20通以上のメールが!

うーん、こんなに多いと、ケータイからの転送がメンドクサイんですけど〜(涙)
フィルタの設定の都合上、件名を変える必要もあったりするので。

世の中、ちょうどいいってのは、なかなか無いんだなあ。
ケータイではなく、自動転送専用に使えるメルアドを探し直したほうがいいのかな?
とにかくスパム。スパムさえこの世になければッ!!!
艦長ホレーショ・ホーンブロワー!
だいぶ以前に、TV放映でみて以来だ。
TVだから多少カットもあった筈。これでやっとノーカット鑑賞できるゾ。

ホーンブロワー役にはグレゴリー・ペック。
長身黒髪、男性的だが甘いマスク。誠実そうだがとぼけたユーモアも発揮可能。やっぱり、ハリウッドスターから選ぶならこの人しかいない!いやぁやっぱり華があるなあ。

ただ、今回DVDできちんと見て、ひとつだけ気になった。
艦内で猫背になるのはノッポのホーンブロワーとしては当然だが、陸上や甲板に出た時の姿勢がいまひとつだぞ?
軍人、特に英国の軍人となると、「背筋が命」ぢゃないのか!?
まぁ、バストショットなら全く問題ないのだが(惜しい…)。

他にも、艦内にはびみょーにアメリカナイズされた雰囲気がなくもないが、「戦艦バウンティ号の反乱」の時のように酷くはない。
副長ブッシュ(ロバート・ビーティ)や水兵ブラウンならぬクィスト(ジェームス・R・ジャスティス)あたりのキャストが英国ぽさを強調している。
あまり他の作品を知らないのだが、このブッシュの「艦長に夢中」ぽさはいい感じ♪
制服も、日によってホーンブロワーは一張羅と普段着を使い分けてる。モールの輝く一張羅以外は肘にしっかりツギが当たってたりして、基本は抑えてる。…やっぱり貧乏。
有名な「アー、ハン」は、三倍ぐらい大げさな感じだが、戦闘戦略以外だと不器用な態度をみせがちなホーンブロワーの特性は、いい感じでペックが出せてると思いますよ。
とにかく目に楽しいキャスティング。

レディ・バーバラはヴァージニア・メイヨ。そんなにお高い感じの美女じゃなくて、微妙かな〜と思ってたが、実は横顔のほうがグッと端正で綺麗だと今回気がついた。
…まあ誰でもいいとかいっちゃ駄目かな(笑)

話は「パナマの死闘」から「勇者の帰還」まで、原作の最初の一番おいしいところをてんこもり。
ナディビダッド号への奇襲、正面決戦、そしてフランス基地への決死の突入と、戦闘シーンは盛りだくさんで楽しい。護送馬車からの脱走も原作通りだが、ブッシュの傷が原作より軽いので、マリーの館を省略したまま一気にウィッチ・オブ・エンダー号奪還&帰国とエンディングまでなだれこみ。とーっても調子がいい。
まあ私はマリーさんのファンでもなんでもないので気にしない(笑)

「マスター・アンド・コマンダー」あたりのリアリティ溢れる渋〜い映像美学と比べるのはもってのほか。半世紀の昔、目にも鮮やかなテクニカラー全盛の時代なのだ。
「講談」として楽しみましょう。

あと、音楽、特に可もなく不可もなく感じたが、とっぱなの金管のうなりには、何だかTV版「スター・トレック」のオープニング曲を連想させられた。まあ、宇宙時代のホーンブロワーなんだが…

そんな中で、楽しさを一番阻害してくれるのは、実は字幕だったりする。
字幕がほしくて高い日本版を買ったのだが、開巻そうそう「見せしめのムチ打ちだー!」とか、かなり脱力した。後衛の提督(リア・アドミラル)てのも、うぅ…
艦長というべき所が気を抜くとすぐ船長になるし…(涙)
高橋先生にで良いから監修してもらってほしかった…

英語字幕があれば一番だと思うんだけど、…海外版を買う気があれば。
やっぱり、しょせんはジュネス企画…か(爆)
帆船小説マニアは、字幕を消して観るほうがよいかも。
みおわったあと、しばらくツラツラと字幕消して観てたら、やはり楽しかったです。

DVD ジュネス企画 2007/10/25 ¥5,040

(追記)
ペックの姿勢について愚痴を書きましたが、その後、彼はデビュー前に既に脊椎を痛めていたらしいという話を聞きまして。となると姿勢がイマイチなのは、演技力のせいとも限らないのか。でも残念です。
この週末、秋すっとばして冬みたいに寒くなったぞ。
こないだまで、着て出ても暑くなって脱いで帰ってきてたデニムのGジャンが、家に帰っても脱げないくらい寒い。

さて、紺デニムのGジャンとかけてリチャード・ウィドマークと解く(オイオイ…)。ココロは「ゴーストタウンの決斗」だ。

実はこの映画、スターチャンネルが11〜12月に放送することを、偶然発見した!
いやー、スターチャンネル(とその姉妹チャンネル群)って、名前は「クラシック」枠があってもせいぜい1970年代以降の作品がほとんどだし、とバカにしていたのだが…驚いた。世の中たまにはいい方にも変わるのか。3日見ざれば、のクチか(大袈裟)。
まあ「マンスリー・リクエスト」枠だから、カイシャ側が出したプログラムでもないんだが…

http://www.star-ch.jp//channel/detail.php?movie_id=17618&;;channel_id=1,2,3,4,5,6’

スターチャンネル見るならスカパーかケーブルTV。
色々調べる内、「ザ・シネマ」というアメリカ映画専門チャンネルもあり、ここはマジに古い映画もやってると判明。
アステアのミュージカルを月に三本も放映するとは偉いやっちゃ。

唐突に、スカパー入って見たい熱急騰中。
ただ、DVDレコーダー不調くさいし、リーフリDVDプレイヤー修理からまだ帰らないし、PCはあいかわらずDVDドライブの読みこみがヘタだし(市販の物でも二、三度スタートさせ直さないと見れない。家で焼いたDVD-Rなんか、余程運がよくなきゃ映らない)。
身の回りのDVD環境、なんとかしないと入っても色々困るかも。
どうするどうなる?ああああああ。
前からちょっと気になってた「カーリー」を読む。

時は第二次世界大戦前夜、ところはインドの藩王国の英国人居留地にある、寄宿制女学校。
謎めいた美しいルームメイトは、初恋?の少年になんだか似ていて…
風雲急を告げる時代、イギリスからきた引っ込み思案の少女の上に「運命の恋」は舞い降りる。

いやー、なかなか(*^^*)
時々、高殿さんらしい地雷が顔を出しそうになるのですが(メイドさんとか、盛りだくさんすぎないか?と不安になるスパイねたとか、関西弁とか)、よく踏みとどまって、あとがきで本人の言う王道胸キュン路線を立派に驀進しています。

ただ、あとがきでヴィクトリアンラブストーリーって書いちゃだめっしょ。
本文中では女王様じゃなくて王様だとちゃんと分かってるのに、なんでここだけ?(笑)

ISBN:4757726619 文庫 高殿円 エンターブレイン 2006/03/30 ¥630

人生模様 (1952年)

2007年11月10日 映画
原題が、“O. Henry’s Full House”。
つまりO.ヘンリー原作の短編5篇を集めたオムニバス映画。
モノクロだけど、50年代FOXのそれなりにオールスターな豪華キャストが楽しめます。クラシック映画好きには、ね。
時代設定が今世紀初頭なので、雰囲気ますますクラシック♪
そして、ナレーターでノーベル賞作家スタインベックが出演してるってのも…珍品…?

第一話「警官と賛美歌」
厳しい冬場に、野宿は辛すぎる。老浮浪者ソーピィ(チャールズ・ロートン)は越冬のため、わざと逮捕され入牢すべく作戦を練るが…。

このDVDのジャケットは、このエピソードに出てるマリリン・モンローだけれど、通行人に毛の生えたくらいのチョイ役(かわいいけどね)。
そんなことより、ここは常に達者なロートンの至芸を堪能するところです。
服はぼろでも堂々たる物腰!穴の開いた手袋を脱ぎ着する際の優雅な手つき!
可笑しくも皮肉なラストまで、一話目から、渋いながらもドカンと傑作感が♪
監督はヘンリー・コスタ。

第二話「クラリオン・コール」
リチャード・ウィドマークが「死の接吻」にクリソツなギャング役で登場。
こりゃどう見ても狙ってる!としか思えん。服装も似てるし廃止された筈のヘアピースも使ってるとしか見えん。←11/5日記参照(http://13374.diarynote.jp/200711052348040000/)
…ファンサービスなのか?『トミー・ユードー再臨!』て。

いやまあ、私はミーハー女なので、やっぱりウィドマーク様にはヒーロー演じてカッコよく最後まで生き延びてもらうほうがイイ…と言明していますが、「死の接吻」を見て以来、「ウィドマークは悪役を演ってくれるほうがいいよ!」という人々(結構いる)の気持ちも、少しだけわかっちゃった気がするんですよね(あくまで少しだけですが)。
そんだけ、モノスゴイものがあったですよ…トミー・ユードー…(遠い目)

今回も、姿の見える前からギャハハハハハハ!と思いっきり下品に笑い声を響かせ、ハイテンション・ロウブローな強烈パフォーマンスで登場するなり画面をさらいます。
“Big man!”“My pal!”と、今は警官になってる昔馴染(デイル・ロバートソン)に呼びかける台詞まで、時代背景違う筈なのにトミー・ユードーそのまんま(ちょっと「軽め」にアレンジはしてますが)。だいたい監督も「死の接吻」と同じヘンリー・ハサウェイだもんね。まあ、オムニバス短編ならではのお遊び演出で、作品のオチ知ってる人にも見ごたえ増やしてくれたってことでは。私はオチも忘れていたので、余計に楽しめました(^^;)

第三話「最後の一葉」
有名すぎるお話。売れない画家(グレゴリー・ラトフ)に「前衛的すぎだ。1950年頃には理解されるかもしれんが」という楽屋落ちギャグを言う画商が笑えました。いやそうじゃなく、ほっといても感動せざるを得ない完璧なオチに、ジーン・ピータースとアン・バクスターの美人姉妹がゴージャスに華をそえます。監督はジーン・ネグレスコ。

第四話「赤い酋長の身代金」
身代金目当てに子供の誘拐に手をつけた詐欺師二人組だが、実はその子はそこらじゃ有名な超ワルガキだった…

10才の子供にヒドイ目にあわされるオバカな悪党にオスカー・レヴァントとフレッド・アレン。後者はどこかで見た気がするけど思い出せない。それなりに人気のコメディアンだったのかなあ。レヴァントはいつもの神経質そうなギャグ演技だが、正直この話は五話のうち一番つまらなく感じた。監督は巨匠ハワード・ホークスの筈なのだが…

第五話「賢者の贈り物」
出ました!って感じのネタですな。
クリスマスムードの街に、貧しいけれどアツアツの若夫婦。ファーリー・グレンジャーとジーン・クレインのカップルがえらく初々しく可愛くて好感もてました。どうというヒネリはないけれど、トリには相応しい作品。グレンジャーの職場の同僚に「地獄の戦場」でウィドマーク先生の教え子だったリチャード・ヒルトンがいたのにちょっと驚いた(笑)
まあ、彼に限らず、映画のあっちこっちに、どこかで共演した同士が山ほどバラけて居るんですが。FOXオールスター、ですか(笑)
監督はヘンリー・キング。なんと、三人目のヘンリーだ!!

全体に、納得のいく原作選択。
第四話だって、子供ネタだし田舎ネタだしでバラエティをというのはわかる…

ちなみに私の好きなオー・ヘンリー話で、出来ればとりあげて欲しかったな☆って作品は…(高学年〜中学生の頃よく読みましたから♪)
やっぱり、元金庫破りのジミィ・ヴァレンタインの話ですね!!(スタインベック先生もタイトルを挙げ、推していましたが)
ロマンチックもスリルも人情も兼備。いいと思うんだけどなあ!

DVD ジュネス企画 2007/03/26 ¥5,040
読むものがない〜と、図書館の棚から、とりあえずばばっと拾ってきた一冊。
三浦しをんだから多分…ヒストリカルロマンスも嫌いではないから(そんなに読まないが)多分…、と。

ヒストリカルロマンスを訳してる最中の若い女性翻訳家の恋模様で、小説中の騎士と若い女領主の恋愛と現実の恋愛とが混線する話ときいて期待したのですが、思ったほど序盤のノリはよくなかったなぁ。
二章目に入ったけど、他の本の後回しになってしまいそうです(苦笑)

「風が強く吹いている」はスバラシカッタんですが。
三浦しをんなら、腐女子エッセイ拾ってきたほうが安全パイだったかも?

(追記)一応読了。
動揺のあまりヒロインが捏造したコロンバイン・ロマンスのほうがほろりとしました(芸細かいねコロンバインて。ハーレクインの恋人だよねコロンバイン)。
ヒロインのほうの恋愛模様はなんかピンとこないまま終了。一勝一敗か(爆)

ISBN:4043736010 文庫 三浦 しをん 角川書店 2003/11 ¥620
前作「大征服」で、剣と魔法のバーチャル・テーマ・パーク「バーバリアン・エイジ」へ潜入捜査し、捜査なんか忘れてるとしか思えんイキオイで「一国一城の主」へとのしあがったケイとユリ。
事件をほっぽらかしたまま、一冊終わってしまったのは大笑いしたが、ようやくその続編が。

捜査の対象、謎のハッカーがシステムに改造をかけてきて、フツーに剣と魔法の世界だったテーマ・パークは、ポケモンもどきのモンスター・バトルが幅をきかす世界へと書き換えられる。

うーん…
今風だが、個人的には前のテーマパークの方がいいなあ。まあ、ストーリー的にはよくわかるけど。
生身のからだとからだのぶつかりあい、直接戦闘のほうがいい、とちょっと不満げな“戦士”ケイに思わず賛同(^^;)

まあ、このシリーズは思いっきり軽めにのーてんきなぶつかりあいだけどね。

あと印象に残ったのは、珍しくユリがよく働いていたこと。
そして、串焼き屋のオヤジの名前がカバブって…
わざとか?

ISBN:4152088702 単行本(ソフトカバー) 高千穂 遥 早川書房 2007/10/24 ¥1,260
映画タイトル索引も作ってみました(主なものだけ)。下のリンクへどうぞ。

http://boatswainscot.my.coocan.jp/door/moviediaryindex.html

…自分用かも、コレ…(^^;)
ついに見ました。Screen Legend な一作を。
時々一時停止させて辞書は引きつつですが(UK版なんで英語字幕のみですから)。
セミ・ドキュメンタリー調、というか、音楽(BGM)もごく控えめにして、渋く展開するサスペンス。
愛する家族を思うがゆえに密告者となる(バレれば当然狙われる)、根は善人な前科者ヴィクター・マチュアの脅えっぷりが意外に良かったです。結構息を呑んで鑑賞。

それだけ殺し屋リチャード・ウィドマークが、怖いんですが…(笑)
デビュー作なせいか、いつも以上にキレてるというか、声音も遥かにハイトーンで作ってて、ちょっと吃驚。のべつまくなしにcrazyにクスクス笑い、目はキラキラさせ(ギラギラというべきか?)、過剰なほど快活な癖に、たまに本気で物陰から睨む眼がまた迫力。
ナイトクラブで嬉々として自分の「最近のコロシ」を語るトミー・ユードー(ウィドマーク)の異様なまでのハイテンション演技には、「痴人の愛」の超落ち着きのない悪女ベティ・デイヴィスをふと思い出しました。

メイクも普段よりホラー寄り?
知的に見えてはイカンとかで、彼本来の広すぎるデコを隠匿するべく(ハゲではなく、広いだけ。念のため)、この映画じゃヘアピースで生え際のラインを変えたって話も聞きます。二作目の「情無用の街」では悪役とはいえ殺し屋やチンピラじゃなく、組織のボスに役柄がランクアップしたので、ヘアピースも無用になったそうな(爆)…よかった…

とにかく、まだ若く(30代半ば)、見るからにほっそりした中背のウィドマークが、その明るい邪悪さ凶悪さでもって、逞しい大男マチュアを圧倒するさまは、実に見もの(今時の映画と違って、ナマの暴力や流血描写はごく控えめなのに…!)。
もう、強烈そのもの!

私なぞ彼のファンになってから見たからアレですが、確かにコレをイキナリ見せられたら伝説にもなるよな…ははははは…(^^;)

やりすぎ一歩手前とも見えますが、コレで衝撃の映画デビューを果たした彼は、二作目以降、その狂気や狡知や凶暴さ具合を自由自在に調整して演技できることをアッサリキッチリ証明してみせるわけで。
やがてはブキミ笑いを、タフなヒーローの不敵笑いに転用するまで、そんなに時間はかからなかったのですよね。

いやーよかったよかった。

…そして「死の接吻」の話に戻ると…。
最後、捨て身の挑発でもって、殺し屋ユードーと対決する主人公。
肉を切らせて…とはいえ、至近距離であんなに撃たれてホントにいいのか?軽く苦笑。
防弾チョッキ持ってたわけでも何かサラシに巻いてたわけでもなさそうなのだが(^^;)

あと、どうでもいいけど主人公と結ばれるヒロイン(コリーン・グレイ)はなかなか清純でGoodでした。軽い役だけど。

そして、ブラヴォUK版!
なぜか、リーフリDVDプレイヤーにかけると、特典映像のウィドマーク・インタビューにも字幕が表示されたし♪←11/3日記参照(http://13374.diarynote.jp/200711032249540000/)
それに、14ページになんなんとする解説リーフレットもついている。

ウィドマーク・ファンは勿論、このテの映画(アメリカ製ノワール)の好きな人は、頑張って海外版を買おう!ちなみにUS版だと、特典内容がまた違う。
…も少し頑張ってよ日本版…高価な癖に特典皆無(涙)

http://www.dvdbeaver.com/film/DVDReviews19/kiss_of_death_dvd_review.htm

…そして。
その後、リーフリ機出してたついでだし♪とまた「襲われた幌馬車」US版DVDをドライブに入れると…なぜか、シネスコ画面の、上下切って全体を映す設定だったはずなのに、テレビサイズに左右が切れてしまう。
セットアップ画面で繰り返し設定し直しても直らない。なんでや〜(涙)

(追記)サポートセンターに電話すると、「送ってくれたほうがいいですね〜」と。手放した途端に待ち焦がれたUS版「地獄と高潮」が届いたら悲惨なので、むしろ早く修繕に出したほうがいいかなあ。一週間程度と言ってたし、着払いだし…(-"-;)

DVD ジュネス企画 2006/05/25 ¥5,040

本が、来ない…

2007年11月4日
また、なんだか予約した本がち〜っとも来ない時期に入ってしまった(来る時はムダに固まってくると相場は決まってる)。

家にいるときは、逆に、最近買いこみすぎたDVDがいくらでもあるし(今月数えると、ついに所蔵DVD数が50枚を超えていた!)、たまにはゲームもするからいいけど、わずか30分の通勤時間だって、鞄に本を入れずに歩いていると私は少々不安になるのである(ちなみに今日もシゴトであった)。

ビョーキですかね、やはり?
見ると聞くとじゃ…
UK版「死の接吻」の、特典映像ウィドマーク・インタビューだけ、とりあえず通しで見る。

…うおおお、これは…………!

字幕はないけどインタビューの記事を他所で発見していたから、少しは聞き取りやすくはなってるのも確かだが、インタビュー記事を読むのと、インタビュー映像を見るのとでは、やっぱり感動が大違いだなあ!

2002年の映像。となると当時既に88才(更に計算すると今年93才か)。
最初は、ああさすがにトシのせいで声が昔ほど通らないような、と思ったのだけど、いくつかの質問に答えて次第にノってくると、随所にさらりとユーモアをにじませたスマートな応対は、そらもーカクシャクたるもの☆
強烈な役柄が多いので銀幕そのままと言うのとは少し違うけど、ちょっとした手振りやしゃべりかたに、ああこの人だ!ホンモノだし!という実感がじわりと湧いて、ただ感涙。

悪役でもヒーローでも、そして地味な役柄なら地味なように、どんな役でも「キッチリ仕事」しつつ、そこに毎回ふわりと独自の魅力をまぶしてのけてたウィドマーク様。そんな彼にいかにもふさわしい、クレバーで楽しいインタビューでした。文面で読んだ時は特になんとも思わなかったやりとりが、いちいち凄ーくステキでした。(ただインタビュアー君、バカ笑いしすぎだよー…イギリス英語だから聞き取りにくいしサ、この人)

…ごく一部しか映像化されてないのが、実に残念(約18分の収録)。
買ってよかった、ホントに!!!!!!(日本版買わなくてヨカッタ!)

↓ちなみにインタビュー記事はコチラ(英文)↓
http://www.bfi.org.uk/features/interviews/widmark.html

映画本編は、また、もっと時間がある時に見よう。うふふ♪
おっとお。
親サイト、トップ絵が残暑見舞水泳艦長の絵のまま、11月に突入しちまいました。

…うーん…
ヤバイよなあ…
だが、忙しい上、ここんとこ珍しく頭がゲームより読書より映画(それも古い)だしなあ。

今度の週明けが勝負かッ。
(明日はコドモの試合応援にいかなきゃいけないし、明後日は仕事)

…でも…もしも、このまま12月に突入しちゃったら、それはそれで去年のクリスマス絵使いまわせるんだが(爆)
昨日はまた日記アクセスできなかったなあ…
でも、ここんとこ忙しくて、中途半端なネタしかないし(^^;)

とかいいつつ、実は…海外サイトでRichard Widmarkを検索してさまよっていて、衝動的に、彼のファンクラブに入会申込をしてしまいました(爆)

いやまあ、公式なモノではなく単なるYahoo!Groupsのファンの集まりなのだけど、がんばって英語で「入れて」とメッセージを送ったら承認してもらえて、皆さんの秘蔵の写真とか色々見られるページへ行けて嬉しかったです(*^^*)
意外と?ちゃんとミーハーしてるひとが何人もいて、大層励まされました(オイ)。

実家にウッカリ残してきた1950〜60年代の映画雑誌コレクションから、彼の記事をスキャンしてここにアップしてみたいなあ、などというアホな誘惑にもかられ始めました(そーゆーことをしてるんですよ英語圏のファンが)。マジでアホですかね私…

そんなことをしている間に、アマゾンUKに頼んだDVDも届いていました。「馬上の二人」と「死の接吻」。UK版だからPCにも(何もしなくても)映る♪…ただ、後者の特典映像“ウィドマーク・インタビュー”だけちょっと見てみたら、本編には字幕があるのにインタビューには無くて「ぐは!」と思いましたが。ま、幸か不幸かこのインタビューの内容は、全部かどうかワカランけど載ってるサイトを既に発見済だし、何とかなるでしょ。

ああ、でも、一日休める日はまだ何日も先だ。
ああ、我にもっと時間を!自由を!
海堂氏のぶっとび大学病院シリーズ(違)、スピンオフ。

時代は1988年。グッチー先生なんかまだ学生です(出番はほとんどなし)。
ダンディな古狸・高階院長の若い頃とかが、なかなかよろしい。
まだちょっとだけ青くて素敵です。
いや、視点は若い駆け出し研修医で、「ブラックジャックによろしく」ばりなハナシになってるんですけど…でも影の主役かな、高階氏。
羽目の外し方が(この人にしては)控えめで、「ナイチンゲール」や「螺鈿」のような幻想的な要素もないので、ある意味非常にすっきりさわやかにまとまってるといえるかもしれません。
ゴッドハンドたちの舌戦は相変わらず鮮やかで楽しく、現役時代の藤原婦長とか、おなじみさんの若い頃がちらちら出るのはファンサービスか。

これもまた、夢中で読んじゃいましたよ私は(*^^*)

ISBN:4062142546 単行本 海堂 尊 講談社 2007/09/21 ¥1,680
チュー先生はうでききで、どんなむし歯もたちまちなおしてしまいます。こがらな体をいかして、ちりょうをするので、大きな動物には、とくに人気があります。でも、ネズミですから、きけんな動物のちりょうはしません。ところがある日、キツネのしんしが、いたむ歯をおさえてなきながらやってきました…。

読書の秋です。
「おはなし会」の増える季節でもあります。

今日はコドモがらみで屋外焼肉大会に出かけてて、本など読めてないので、ひそかなお気に入り絵本の話。

チュー先生と奥さんはとってもいい人たちなので、つい気の毒に思って、キツネの治療を開始してあげちゃいます。
でもやっぱりキツネは「歯が治ったら先生を食っちゃいけないかなぁ」なんて考えちゃってて、先生たちもそれを察知するのですが、彼らは途中で逃げ出すのではなく、治療をすませてしかも自分たちも助かる方法を一生懸命考える。凄いぞ。以下二行引用。

チュー先生はきっぱりと、「いったんしごとをはじめたら、わたしはなしとげる。(うおー、カッコいいっす。先生!)
おとうさんもそうだった。」

…ここがまた、なかなか出ないセリフ、古きよき時代な名セリフ!シビれますなぁ(*^^*)

今のコドモがシビれてくれるかどうかはワカランけど。
息子にこう言わせられるような親になりたいもんですね、はは。

キツネとネズミという昔ながらの危険な関係をベースにしつつ、危機回避は職業人としてのプライドを維持しながら…という、意外とオトナな展開の絵本。

大きな動物の治療の際は、滑車やロープの大仕掛けな設備を使って、宙吊りになってドリルをかけるチュー先生。そんな、特別治療室の絵もめちゃ楽しいのですが、ヘタするとオトナの方が嬉しくなるかもしれない、小粋なおはなしでした☆
絵はちっちゃい子も楽しめるけど、話は少し大きい子の方が受けそうです。

画像出ないのは残念なので、表紙の見られるリンク…
http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=1727

ISBN:456600290X 大型本 ウィリアム スタイグ 評論社 1991/05 ¥1,365

艦長ホレーショ

2007年10月26日 映画
予約していた古いホレーショ・ホーンブロワー映画が届きました。
めでたい。でも見るのは週末かな。
(しかし、アマゾンてジュネス企画に恨みでもあるのかね。滅多に画像出ないしメーカー名ちゃんと出ないし…)

ただ、昨日の深夜、米アマゾンから「ご注文のDVDの出荷が予定通りにいきませんでした、出荷できるの多分2008年3月になりますがどーしますか」という、あまりの脱力感にくずおれてしまうよーなメールが届いたばかりなので、そのショックを十分和らげきれるかどうかといわれるとびみょーな程度の嬉しさなのだが…。

実は米アマ損に頼んでいた「地獄と高潮」には、DVDbeaver.comめぐりの際(10/22日記参照)、知らずに注文したのに「死の接吻」より更に凄く個人的には嬉しい映像特典がついてたと判明しており、今か今かと到着を待っていたのだが…(号泣)
米マーケットプレイスに何件も新品があったので、とりあえずソッコーキャンセルしてそっちに頼み直し。ちょっと割高になったけど、それでも送料込みで約20ドル(1ドル115円だよね今)。特典ろくにつけないクセに(画像もイマイチな時がある)、お高価いジュネス企画とは偉い違いだ。ああ、早く来てくれ。
…そういや「死の接吻」の日本版もジュネスだったなあ…

しかし来年3月って、なんだそりゃ…ほんとにもう…。めちゃショックだよ!

DVD ジュネス企画 2007/10/25 ¥5,040
いよいよ闘技会も決勝戦へ!
こういうのって、むやみに引き伸ばされるけど楽しいんだよね。
こういうの、書きたいな♪(ないだろうけど)

タイス篇もいよいよ大詰め…怪我人続出でどうなるんだ脱出は!

ISBN:4150309035 文庫 栗本 薫 早川書房 2007/10 ¥567
神坂一の新シリーズ。
一番最初の「スレイヤーズ!」が好きすぎたせいか、「日帰りクエスト」以外は、この人の新シリーズ!といっても、読んだら結局期待が大きすぎたかなってことも割とあったのですが、今度のはチョット違うぞ。
(日帰りクエストは四冊しかないミニシリーズだが大傑作だ!)

なんかちょっと、実験的というか冒険的というか…
なんか微妙に文体違ってきてるし。
特に第二話、次第に精神的に追い詰められてゆくヒロインの描写は凄かったなあ。電車の中で読んでいて涙が出そうになって困ったよ、笑えすぎて(爆)
作者みずから「一発芸的」とおっしゃる、徹底したナンセンスさが実に楽しい。

スレイヤーズすぺしゃるのように、そう何巻も何巻も書き続けられるネタではないかもしれないが、頑張って欲しいデス!

ところで一昨日、映像特典としてウィドマーク・インタビューが収録されてるってんで脊髄反射的に注文してしまったUK版「死の接吻」ですが、あとで気付いて調べると、どうやら、そのさらに一日前、海外サイト上で見つけてちょっとずつ読んでた(英文だから)彼のインタビュー記事と同じものなような気配が…
うーん…
でもまあ…
ネットショッピングとは決して後悔しないこと…
後悔すると身も心も「諸貧苦」になるだけである(^^;)
早くDVD、来ないっかなっ♪

ISBN:4044146187 文庫 神坂 一 角川書店 2007/08/31 ¥540

白昼の決闘

2007年10月23日 映画
メロドラマティック西部劇大作(1946年)。
ジェニファー・ジョーンズは好みじゃないけど(それにインディアンの血が混じってるということでやや不自然に黒塗りなんだけど)、見始めると結構一気に見ちゃったな。

西部劇の爽快さより家族の悲劇、愛欲愛憎の悲劇って感じが勝っているが、キャストが豪華だからとにかく楽しい。
両親を亡くしたヒロインが引き取られる先の、大牧場の息子たちがジョセフ・コットンとグレゴリー・ペック。
優しく知的な兄がコットン、我儘奔放な色男の弟がペックである。
ついでに兄弟の両親…車椅子に乗った気難しい牧場主がライオネル・バリモア、優しく上品なその妻にリリアン・ギッシュ(サイレント以来の名優コンビだ!)。この二人にも、なかなかのドラマが隠されている。二人の心の行き違いから、夫は真面目な兄を疎んじ不良の弟を甘やかすという良くない状況が生まれた模様。
土壇場になって、彼らの心は再び通じ合うのだが、時は戻らない。
遅すぎた和解に、悲劇は生まれるべくして生まれる。

グレゴリー・ペックって、「いい人」ばっかじゃなく、ちょっとワルの入った役柄やるとかえって味の増すキャラだよなあと、前から思ってた。この作品はその好例のひとつ。
ヒロインは優しい兄に惹かれながら、弟の強引な求愛にはすぐ負けてしまうし(母親も多情な女という伏線がある)「最低の男!」と思っていながら何かあるとつい「あなたしかいない」とペックにしがみついてしまうのだが、それだけの妖しい魅力が、ペックの甘いマスクにはある(笑)

歪みを秘めた家庭で目一杯甘やかされて育ち、規則や人情に縛られるなんてまっぴら!と言って憚らず、倫理観なぞ薬にしたくもないのだが、ふとした時に見せる子供っぽい素直な表情が(子供っぽい表情でダメな行動取ったりもするが)、余計に可愛い。
本気を出せばカウボーイとしての技量もなかなかのもので、きちんと育てられていたら余程イイ男になっていたのだろうに…と思わせるところが、ヒロインをだめんずうぉーかーにしてしまうのだろうなぁ(うぉーかーといってもこのペック1人だけだが)。

ラストは西部劇としても異色の、ペックとヒロインとの決闘(殺し合い)となるのだが(古い映画だし今更ネタバレもなかろう)。壮絶かつ衝撃的な、愛憎の結末だが、まさかと思った彼女に撃たれ、撃ち返したあと、「殺しちゃったか?」と一瞬慌てた可愛い顔になる所とか、もう重傷で自分が死ぬと覚悟した時点で、もはや恥も外聞もなく「こっちへ来てくれ!時間がない!あと一度顔を見せてくれ!」とひたすら哀願の叫びを重ねるあたりも女心をくすぐります。それに応えるジェニファー・ジョーンズも大熱演。
ヒロインに対する行動はもう自分本位としかいいようのないバカ息子なのですが(自分は遊びだと言う癖、彼女に近づく男を情け容赦なく撃ち殺したり)、ちゃんと人を愛するやり方を教えられてこなかったんだろうなあという感じで…。

対する兄コットンが、また意外なくらいイイ感じ。
彼なりの正義感から、父親に批判的な行動を取ったばかりに勘当を食らうのだが、「バカな子(次男)ほど可愛い」モードに入ったきりの父親への愛がないわけでは決してなく、憂愁のかげりをただよわせたインテリぶりがなかなか(*^^*)
なまじヒロインを大事に思っていたがゆえに、不良の弟に横からさらわれ、それを強引に取り返すだけの骨はないのだが、それは要求しすぎかもしれない。
結局恋の相手としては、母親似のロマンティスト(多分)には、彼女は向いていなかったのだろう。
真のインテリは他人だけでなく自分にも厳しい。あえて損な方向へ黙々と踏み込む所は彼なりの筋の通し方である(弟との「決闘」は普通の西部劇ではありえない展開)。
最後の最後、この映画が終わったあとには、ようやく父とも和解し幸せな家庭を築けているのではないかと思われる。それだけの価値のある男として描かれているし、だからこそメロドラマのバランスが美しく整うのだ。

ちなみに唯一、西部劇的な感興を感じられたのは、鉄道会社と牧場主がモメる場面。広大そのものの風景の中、膨大な人数の配下のカウボーイたちが、四方八方から馬を駆ってかけつけてくる。
ディミトリ・ティオムキンのスケールの大きい音楽にのせて、ここはスカッといい感じだった。牧場主の意図自体は偏狭なものなのだが(それで長男ともモメる)。

やっぱり西部劇と家庭悲劇の掛け合わせは、これくらい豪華なキャストが要るのね。
西部劇×家庭悲劇という仕掛け自体に、私は結構そそられるものがある。
なのに、「折れた槍」という、リア王もどきな西部劇(「他人の家」なる現代劇のリメイクらしいが)が、私のご贔屓ウィドマーク様が出てる割に物足らなかったのは、父スペンサー・トレイシーはOKとして、長男リチャード・ウィドマークもまあ多分いいとして(スイマセン)、肝心の三男にロバート・ワグナーというのが格オチしすぎだったのではという気がしますな。せめてモンゴメリー・クリフトとか呼んでこい、です。個人的にはクリフト好きじゃないけど、存在感としてはそのくらいの役者が要るのでは。はは…

DVD ファーストトレーディング 2006/12/14 ¥500
欲しい海外版DVDの字幕有無を調べるため、初めてじっくり見たのだが、DVDbeaver.com の情報量、たいしたものだ。
画質その他のデータだけでなく、スクリーンショットも盛りだくさんで楽しすぎ。

そして色々見て回ってると、「死の接吻」のUK版には、なんと約18分ものリチャード・ウィドマーク・インタビューが特典映像として収録されているらしいと判明した!

いかん、買うべきはこっちか!?
他の四候補の倍以上の値段だが(苦笑)

「死の接吻」がウィドマークのデビュー作にして出世作(アカデミー助演男優賞候補)なのは分かっていたが、未見だったのだ(^^;)

デビュー作だから出番自体はそんなに多くなさそうな予感。そして、悪役度も特にヘヴィらしい(ミーハーなので本当はヒーローを演ってくれる方が嬉しい)。
それに、なんといっても主役のヴィクター・マチュアの濃すぎるルックスに、見る前におなかいっぱい感が!
そんなわけで、何となく敬遠していたのだった。…だが!この特典は凄いぞー!

だいたい海外盤でステキな特典があっても、日本盤になると削られてたりするもんね。
英語字幕もあるようだし。買うならこれと、字幕有りでしかも一番安かった「馬上の二人」。この二枚のまとめ買いだな。

ふふふ。ふふ。ふふふふふふ…

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