My Pal Gus
うおー。届きました、DVD。英国から。
でも、23日時点ではまだ半分も見れていないので、やはり感想アップはちょっと後日…

1952年製作のモノクロ・日本未公開作品。ウィドマーク様、初のコメディ。
リチャード・ウィドマーク・ファンクラブ仲間(イギリス人!)のご好意で、この度見ることか出来ました。なんて太っ腹なレディ、ありえないような幸運。普通にしてたら日本人の私が見るチャンスなど皆無だった筈。しかも英語字幕もないからとわざわざシナリオまでタイプしてメールで送ってくださいまして…めちゃ幸せです。まこと、持つべきものは海外の友人です!m(__)m
今日休んで、明日は半日出勤にしようと思っていたのだが、シゴトが終わらないので今日半日出ることにして、明日その半日代休を取ることにした。

…半日ずつなんて、やすまらないなあ。ちぇ。
日曜もムスコの試合応援に行かないと可哀想かな〜だからやすまらないし(^^;)

で、休まらないと物欲に負けたりする。現在私に打ち寄せている最新の波は、「ニュールンベルグ裁判」の海外盤DVDだ。日本盤はVHSしかないのよね(昔見たことあり)。まあ英語字幕ついてることは確認ずみだし…
まあ、注文は、せめてひと晩寝かして、いや寝てからにしよう…

VHS ワーナー・ホーム・ビデオ 1990/09/14 ¥15,750
久々のクーンツ。ぶっとい二巻本。
不幸と戦う少女と美女、私立探偵、逃げる少年。
二百ページ以上読んだけど、彼らがどう絡み合うのかまだ見えてこない(苦笑)

ISBN:4062757834 文庫 ディーン・クーンツ 講談社 2008/01 ¥1,200
何度か見た映画だけど、やっぱり哀しいこのラスト。うう…

参考人として連行する筈だった男に銃を奪われ逃げられた刑事マディガン(リチャード・ウィドマーク)とボナロ(ハリー・ガーディノ)。敏腕刑事コンビとの呼び声も高い二人だったが、まさかの失態に、必死になって犯人を追う!

脇筋として潔癖症の警視総監(ヘンリー・フォンダ)と親友の本部長(ジェームズ・ホィットモア)のうだうだした人間模様をちりばめてヒラ刑事マディガンと対比させてる。清濁併せ呑むけど一線は譲らない(らしい)マディガンの人間性がいい味出てます。安月給3Kヒラ刑事という職業に不満気味な奥さん(彼がなかなか夜帰ってこないから余計かも)に辟易して、なじみのGFに癒してもらいに行ったりするけどやはり一線は譲らない…?(^^;)
困った奥さんだけどいかにもありそう。美人なのに、惜しいです。
ボナロんちは夫婦円満そうでいいねえ。まあ、子供もいるしなぁ。
刑事モノだけど、アクションそのものよりキャラクター描写に見ごたえあるオハナシ。フォンダも手堅いしね…出てくるとつい『マディガン出せよ』とは思うけど。
まあ、あの哀しいラストも、思い切りがいいといえばとてもいいのですが。
「ある刑事のスケッチ」として、密度の濃い映画だと思います。

とはいえ、ファンというのは、思い切りの悪いモノです(^^;)

最近、海外のウィドマーク・ファンクラブで、映画の少しあと、1972年に作られたTVシリーズ版マディガンのDVDを売り出してくれ〜とお頼みするサイトが紹介されていたので(「たのみcom」の海外・TVドラマ版ですね)、念のため私も登録&投票してきました(無料だし)。どうせリージョン1だろうけど、英語字幕付きで出てくれたら買ってもいいですよ。結構本気♪

興味があるかたは、こちらのリンクからご登録&投票を(笑)
タイトルは、“Madigan”でサーチして下さい♪

http://www.tvshowsondvd.com/

DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2005/11/25 ¥980
久々に続き読んでます。
相変わらず終わらないなあ…しかし、目が戻ってよかったね有利。せめて目くらいはね。

ISBN:4044452180 文庫 喬林 知 角川書店 2007/12/01 ¥480
今日くらい久々にゲームもしたいなーとか思っていたが、昼の三時過ぎまで寝てしまった。
…まあ体が要求したんだから良かろう。休むのも意義アリ。
滞っていたサイト更新と、この映画を見て今日は終わり。

エルンスト・ルビッチ監督の「生きるべきか死ぬべきか」(1942年)をリメイクしたこの映画。メル・ブルックスは今回監督はやってなくて主演と製作のみ。ヒロインは実の奥様アン・バンクロフト。イイ年の筈だがそれなりにゴージャスな雰囲気をちゃんと出してるのは感心だ(笑)

オープニングのタイトルバックは、ブルックス演じる座長ブロンスキーと妻アンナ(バンクロフト)の、劇場用手描きポスターの数々。クラシックな雰囲気がイケてます。
しかし、冒頭しばらく字幕なしなままポーランド語で主役二人がケンカを始めて??と思ってると、どこからともなく「皆様の理解と正気を保つため、映画ではこの先ポーランド語を用いません」の声(と字幕)が。あからさまにホッとした表情で、英語で会話を始める二人…てなあたりは、いかにもメル・ブルックス的なベタなメタギャグだよなあ。

元々の「生きる…」の脚本が凄すぎるので、ストーリー自体は、ほとんどそのまんま。ただ、ブルックス自身がヒトラーのそっくりさんまで演じるのはさすがにムチャじゃないかと苦笑。「生きる…」ではヒトラー専門の役者がいたからね。ブルックスの役柄自体ジャック・ベニーよりもコメディアン寄りな設定になっていますが、あれで騙されるってのは、ないでしょう。

ただ、リメイクで新味な部分はというと、なんたってブルックスのミュージカル・センス。
開巻早々奥様と『スイート・ジョージア・ブラウン』てのもいいよね(これはスタンダード曲、「お熱いのがお好き」でも使ってたな)。そしてもっと楽しいのが、ヒトラーの扮装で『フランスを一切れ、ベルギーを一切れ、デザートはロシア?』と歌い踊るナンバー。少々クネっとしたヒトラーは、「プロデューサーズ」にまんま通じてます。これと中盤の『Ladies』はブルックスの作詞作曲らしい。『Ladies』は「Dames」のもじりかな?ワーナーの古い30年代ミュージカルの…。振り付け自体はカラー映画なせいもあってMGMusical調の小味なもの。冒頭のショーのポスターも“Bronski Follies”だ(笑)
出かけようとするスパイをゴマカし引き止めるため、ピアノに飛びつき歌いまくるアン・バンクロフトのシーンもイイ。「奇跡の人」だの「卒業」だのでコワいオバサンなイメージが強いけど、考えてみると映画デビュー作「ノックは無用」じゃホテル専属の歌手の役で、歌いまくっていたのだった。一曲目がYou and the Night and the Music なのも個人的に嬉しかったり…(笑)大好きな「バンド・ワゴン」で、舞台が難航する時にコミカルな使われ方をしたけれど、マジメに引けば濃厚で情熱的な素敵な曲だ♪ここでも微妙にコミカルな使われ方だな(笑)

それ以外で、「生きる…」にない場面で(あまりないが)良かったのは、劇場地下に匿ってたユダヤ人も一緒に脱出すべし、のサスペンスかな。かなり動揺していた人がいて疑惑を引きかけたのを、ちょっとした機転で誤魔化したあたりは上手い!と叫んだよ。
かなり皮肉の効いた手なんだけど…。
1942年に製作したルビッチは、戦争中ということもあったろうし本人の美学もあったろうしで、あまりストレートにユダヤ人迫害の要素には触れてなかった。そこは現代の方が自由がきくしなぁ。

総評としては、完成度は「生きる…」が格上。品もあるし知的でもある。ただしショー場面が楽しい「大脱走」も、決して価値がないわけではない。元々の「よく出来た話」は素直に取り入れて、メル・ブルックスの得意技をちょこちょこっとまぶし、オリジナルへのリスペクトがちゃんと感じられる落ち着いた作品になっていたと思う。

「生きる…」については1/7日記もご参照ください。
(http://13374.diarynote.jp/200801071200540000/)

DVD 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント 2006/03/10 ¥995

明日は休み、だが…

2008年2月17日
はあぁ今日もよく働いた。寒いのに汗までにじんだ。が、休みは1日こっきり。
いかに効率よく休息しかつ遊ぶか、計算を間違わないように気をつけねば。
やりたい事はありすぎる位だから、スケジュールを考えながら寝るか…(爆)
少しずつ、ずっと読んでいるのだが、とにかく激しく長いのでなかなか終わらない。面白いのはとても面白いのだが。…登場人物多すぎて、時々混乱しそうになるけどね(笑)
最初のほうの巻の中身はだいぶ忘れたし。
ある意味とっても昔ながらのスペオペ。講談調がお気楽で楽しいです。

ISBN:4150116431 文庫 デイヴィッド・ウェーバー 早川書房 2007/11 ¥1,029
もちろん鉄道ファン向け書籍にあらず。阪急、それも今津線車内(宝塚〜西宮北口間)にしぼった連作短編集。
「決戦!日本シリーズ」(かんべむさし著)以来の今津線小説です(笑)。
ちょっとずつ登場人物や事件が重なってる連作短編集を輪舞形式といったりするそうですが、電車なので、西宮北口で「折り返し」。
…行けよ、ちゃんと、終点今津まで!乗り換えればいけるらしいんだからあ!…というのは冗談ですけどね、一応。

今をときめく有川浩なので、軽快でささっと読める、様々な恋の話と恋以外の話(笑)。恋以外には、誇りを持って人生を送ろう!のエール要素がまじってますね、この人らしく。
一番気に入った登場人物は「漢字の読めない社会人の恋人」(笑)
えーやっちゃ!

私、西宮生まれ夙川育ち(西宮北口の西隣の駅)ですので、ありすぎずなさすぎず程度に土地勘があります。小学校の遠足は甲山や仁川ピクニックセンターだった。中学で引越したけどずっと関西だし…
確かに阪急は、私鉄王国関西の数ある電鉄中でもダントツでオシャレっぽいイメージ。
そのせいか、いつもよりおとなしめの有川浩です。
次作はもっと、パンチをきかせてほしいな(^^;)

ISBN:4344014502 単行本 有川 浩 幻冬舎 2008/01 ¥1,470

どうでもいいが、朝つい魔が差して米アマゾンで“The Tunnel of love”の米盤ビデオをOne-Click注文してしまった…まずい…字幕もないのに…疲れてるからだな。

時々TCMで見てるトレイラーが余りに素敵なんだもん(爆)←DデイorRWファン限定。
http://www.tcm.com/mediaroom/index?cid=13468
時間がない。
ああ…
休み欲しい。

早く来い来い月曜日。今週も土日出勤さ。遊ぶのは夜中しか…?
1948年ウィリアム・A・ウェルマン作品。
グレゴリー・ペックとアン・バクスターの…だが、私にとってはリチャード・ウィドマーク様の初西部劇ってんで購入(笑)
物語は、アルフレッド・ニューマンのえらく景気のいい勇壮な曲とともに始まる。

銀行を襲撃し、金を奪って砂漠へと逃げ込んだ六人の男。暑さと渇きで死にかけつつ、辿りついたのはゴーストタウン。
ところが、廃墟と見えた炭鉱町にも、老人と孫娘がひっそりと暮らしていた。二人が金鉱を掘っていると気付いた六人は金塊の横取りをたくらむが…

強盗団のボスがグレゴリー・ペック。面白半分に強引なキスで鉄火娘アン・バクスターに迫るのだが、やがて本気になってしまって、悪事から足を洗う気になる。登場時は悪党っぽく髭面なのだが、彼女の眼を気にして綺麗に髭を剃った途端にもう「良い役」にしか見えなくなるのが二枚目ペックならではで可笑しい。急に自分の生い立ちを彼女らに語って「両親はカタギだった」とか「子供の頃は教会に毎週通わせられた」だの、『そんなに悪くないんだよー』と上目遣いで売り込むのが、まるで育ちすぎた子犬のようだ。うん、犬型だなあ、この人(笑)。

対するウィドマーク(強盗団のNo.2)は、やはり猫系?隙のない身ごなしといい、どんな時でも自分のペースでひっそりとアレコレ探ったり企んだり、妖しさ不気味さを漂わせている。荒くれたちの中、ただひとりビシッと黒っぽい三つ揃い(ベストは柄付き)でキメてる洒落者なギャンブラー。タバコの吸い方などあいも変わらずカッコよろしい。
胸の古傷に弾丸が残ってるからとか言って一人だけ重労働には加わらないチャッカリぶりもヘンでよろしい(笑)。西部劇も似合うというのはこの映画で明らかになったわけだけど、まだどこか、フィルムノワールのノリを引きずってる感じもするな。
この映画、モノクロ映像がとてもシャープで、西部のおおらかさより、仲間割れのサスペンスの方が勝っているし…。

バクスターに惚れて正道に戻りたくなったペック。とにかく金を掴みたいウィドマーク。金もだがバクスターをもモノにしたい暴れ者のジョン・ラッセル。この三者を軸に、互いに腹の探りあいを続けていた強盗団はやがて完全な仲間割れを起こします。
クライマックスは、無人の酒場で三つ巴の決闘。
カウンターの陰に身を潜めるウィドマーク、靴を脱いで忍び寄るラッセル、匍匐前進で酒場へ近づき、一気に飛び込むペック!…のガンファイトが、銃声だけで経過を絵で見せてもらえないってのは、いささか残念無念。
そして、斃れた金髪のウィドマークの手元から、砂金がさらさらとこぼれ落ち、勧善懲悪のお約束をスタイリッシュに表現する。
風流ではあるんですけどねえ、実にサスペンスフルでもありましたがねぇ、
…そりゃないよ!

最後は改心したペックと強盗団の生き残りが銀行にお金を返しに行って、いいんか?ってくらい、ほのぼのハッピーエンド。
まあ、結構楽しめました。よかったよかった。

DVD ジュネス企画 2008/01/25 ¥5,040
10日出がけにスカパーで録画していて、字幕で、えッ!という所があったので、予定を変えて今日はこちらを見ました。
字幕の件はまたあとで…

えー、西部劇の王者、ジョン・ウェイン。
…私としては、特に好きなスターではないけれど、「赤い河」の彼はイイです。彼の西部劇の中で、また西部劇全体の中でも、この作品は一番好きなもののひとつ。

さて…
青年ダンスン(ウェイン)は、自分の牧場を持つため幌馬車隊から別れ、未開のテキサスを目指そうとする。同道するのは相棒のグルート(ウォルター・ブレナン)のみ。
その彼を、呼び止める娘(コリーン・グレイ)がひとり。一緒に連れて行ってと懇願するのだが、「女には無理だ、後できっと呼び寄せるから」と、母の形見の腕輪を与えて去ってゆくダンスン…
辛い別れに立ち尽くす恋人の、風にはためく白いドレスが目にも鮮やかな、詩情あふれるオープニングである。

しかし、この後すぐ、幌馬車隊はインディアンに襲われ全滅してしまうのだ。
唯一生き残った少年マットを連れて、ダンスンらはテキサスへ。

14年後。
艱難辛苦を乗り越え大牧場主となったダンスンは、戦後の不況を切り抜けるため、一万頭の牛を隣のミズーリ州まで連れてゆく決意をする。頼もしい片腕に育ったマット(モンゴメリー・クリフト)とグルート爺さんは勿論、近隣の中小牧場主やガンマンのチェリー(ジョン・アイアランド)も同道する。
前人未到の長い距離、行く手を阻む厳しい自然、インディアンや野盗も警戒せねばならない。困難な旅は次第に、ダンスンを頑迷固陋な独裁者へと変えてゆき、彼の行き過ぎに耐えられなくなったマットはついに、怪我をしたダンスンを置き去りにして、他の仲間たちと牛を連れアビリーンの町へと先行する。――「追いついたらお前を殺す!」ダンスンの誓いを背負いながら。

雄大な自然、キャトル・ドライブ、ガンファイト、男の意地、家族(擬似的家族でも)の情愛と葛藤。西部劇ならではの魅力に骨太の人間ドラマがガッチリ噛み合わさって最高です。そして、…とてもとても男っぽい作品に見えて、実は恋――というか「女」の役割が実は大きいのもよろしい。

新リーダーとなったマットは、途中で勝気な娘テス(ジョーン・ドルー)に出会い恋に落ちるが、すぐまた発ってゆく。残されたテスと、マットを追ってきたダンスンとの出会いが素晴らしい。全ての事情を知っていながら、マットを追いたい、一緒に行かせて欲しいとダンスンに言う彼女。映画が進むにつれ鬼の形相となっていたダンスンが、置いてゆかれる辛さを嘆くテスの言葉に、反射的に「ナイフで切り裂かれるような」とつぶやく。それは昔、ダンスンが置き去りにし、死に別れた恋人が別れの日に発した言葉。
こんな頑なな男になってしまったダンスンが、それでもあの恋を、あの別れを心の底に深く刻み付けていたという哀切が…この一言でちょっと彼を「許してもいいかな」という気にさせる(あんなに色々と酷い振る舞いをしていたのにね)。
そしてテスも即座に気付く「あなたも同じように恋人と別れたことがあるのね?」
鋭いにも程がある(笑)…凄い女だわほんと。

二人の心が一瞬リンクし、今よりもまだずっと柔らかい心を持っていただろう過去のダンスン、本来のダンスンの蘇る気配が閃くのだ。結局ダンスンはテスが付いてくる事を認めてしまう。まだまだ「マットを殺す」というつもりではいるのだが、もはや観客の眼には、二人の和解の可能性がぐっとふくらんできている。
…実際、ラストでは、テスの猛然たる横槍が、ダンスンとマットの最後の意地の対決を綺麗に粉砕してしまうのだ(笑)

地べたにへたり込んだまま、呆然とした顔でマットに「お前、あの娘を嫁にしろ」と言うダンスンの可愛らしいったら!!!
意外に女心にジャストミートする西部劇なのでした「赤い河」!

ウェインはとにかく素晴らしい。どういうわけか、たまに老け役をすると普段と違うイイ味出すんですよねーこの人。また、大らかでパワフルなヒーローが一番多い役どころでしょうが、苛烈壮絶な鬼な役って意外と合うし。「捜索者」も凄かった。
ウェインの西部劇で好きなのというとコレと「リオ・ブラボー」あたりが一番かな。おや?両方ハワード・ホークス監督だし両方「ライフルと愛馬」だ…(笑)

クリフトはねー、この人もあまり好きではないし、この役もなんかちょっと西部男な香りが不足なんだけど、ウェインとのバランスとしては合っているかなあ。あまり頼もしすぎてもアレですもん。最後の殴り合いも、ウェインが一発撃たれていて丁度いいとか巷では言われているけど同感。
そのぶんそのライバル兼友人なチェリー役ジョン・アイアランドがいかにも西部男的にカッコよくていい味出てる。ちょっと濃い目でチョイ悪臭いイイ男って感じで。最後ウェインに手を出して一蹴されるのは気の毒すぎるけどまあ必要なんだろう、あの一発が…(^^;)
ウォルター・ブレナンはいつも通りに笑いを取って、ナレーションでドラマ演出にも一役かって、達者です。
ヒロイン二人はそれぞれにたくましく(死んだ方も)、女というものを「生きることの素晴らしさ」の象徴のように描かれている。イメージ的には似ているのだが、真っ白な衣装のコリーン・グレイと、黒っぽいジョーン・ドルー、服装で描き分けているのもいい感じ。

…で…最初に言ってた字幕の件。
なんと、オープニングの恋人との会話、字幕に「ナイフ」のナの字も出てこない。
うそォ!(恋人の最後のセリフ、確かにナイフがむにゃむにゃと言ってたのに…)
それじゃ、1時間以上もあとになってウェインがナイフがどーたら言ったからといって、それで彼の「昔の悲恋」がわかってしまうジョーン・ドルーは霊能者なみだよ!あ、いや「ナイフ」は観客しか聞いてないのか。じゃ観客も霊能者なみになれというのか。
確かに聞き取りにくいけど、それに字数が入れにくかったのかもしれないけど…
許せん〜(泣)

考えたら私が以前見たのは、TVで吹き替えだったんだろうな。だから、ちゃんと、ナイフで心を刺されるようにとかなんとか、厳密にではないけど「ナイフ」をはっきり聞いて覚えていて、しかも印象深かったわけなんです、が…
はああああ…
すごく、すごく、思いいれのあるシーンだったんですが。でも字幕は清水俊二とあった。うーんベテラン大御所の一人ですねえ。今売ってるFOXのDVDもこの人の字幕?

…吹き替え、付いてないのかなあ…

テ○な家族旅行。

2008年2月11日
10日は江ノ電に乗って、11日は大宮の鉄道博物館。
しかし、メチャ混んでいて期待したアレコレはあまり出来なかった。それより何より一番印象に残ったのは、見てる途中に火災警報が鳴り出して、でもちっとも職員の指示とかなくって、しばらくするとコドモがイタズラで触ったからだったと分かったのだが、この自動放送がまた、職場のと全く!おんなじなのだよね。そのせいもあって早くから「誤作動じゃないのか」と感じずにはいられなかったし〜。
で、確かに誤作動だったのだが、もう少し早くスタッフも誤作動だとお客に周知してほしかったなあ…。「コドモのイタズラらしい」てのもこちらから警備員に聞いてみて分かったのだった。
そして午後は銀座に繰り出して、…天○堂という知る人ぞ知る模型ショップをのぞく。
店内には椅子もあって、いかにも「家族orBFの付き合いで来ました」とゆー女性が複数座っていました。私も座りました。連休に○賞堂で、生活に疲れた風情の女性を見たかた、私と接近遭遇していたのかもしれません(爆)

行きも帰りもそれなりに疲れていて眠かったので、オナー・ハリントンも上巻しか読み終えられませんでした。ちぇ。
わずかに薄いので(数ミリ)、こちら持って行くことに決定。上下巻だしさすがに読み終えて無聊をかこつことはあるまい。
では行ってきます。

ちなみに行き先はリニューアルなった交通博物館、ちがった鉄道博物館。テツだなあ(テツっ気ないのは家族中で私だけ)。
東下りざます(笑)

ISBN:4150116423 文庫 ディヴィッド・ウェーバー 早川書房 2007/11 ¥1,029

雪。

2008年2月9日
なんと珍しく大阪で、うっすらですが雪がつもりました。
出勤だったけどさすがにお客は少なくて滞貨なアレコレが結構進んだ。ワタシ個人のシゴト以外は…
まあいいか…

明日明後日は家族サービス旅行。何の本持っていくか、二つの候補を前にお悩み中。ディーン・クーンツの新作か、オナー・ハリントンシリーズの最新刊か。どちらもぶっとくて読みごたえあるはず…
布団の中で考えよう。ふぅ…
あれだけあったけど、いがいとホノボノと明るい第六巻。やっぱ楽しいねーこの世界観、この会話のキャッチボール。
いかなる「笑顔の別れ」が用意されているのかはわからないが…どうも、もう七巻出たみたいだしまだまだ先か?(笑)
それにしてもちょっと意外な要素が入ってきたな彼らの旅。

ISBN:4840241147 文庫 支倉 凍砂 メディアワークス 2007/12/10 ¥599

つかまった。

2008年2月4日 読書
catch a cold って言うけれど、「つかまっちゃった!」って感じだな。
体力温存のために昼寝して、読むのは「Pluto」二巻目だけにしておく。イロイロ予約が届いてるのだが。

…アトム君激カワ。
しかしそんな凄かったの、天満博士の技術力…
1巻に比べれば、アトム描写と色々な伏線を張り巡らすだけで忙しい巻って感じですね。もちろん楽しめたけど(アトムの涙の意味は〜!?)。あーあ早く三巻届かないかな。

ISBN:4091874320 コミック 浦沢 直樹 小学館 2005/04/26 ¥550
ふふふ。
マリウスの長広舌の次はヴァレリウスの長広舌。確かにパロ人の舌は他国人より長いのだろうと思わせる楽しい展開でした。
リンダのあららら〜な反応も。求婚者も増えたし(笑)
しかし「絶滅危惧種」はないだろうヴァレさんよ(^^;)

ISBN:4150309116 文庫 栗本 薫 早川書房 2007/12/07 ¥567
高殿円が時々地雷と感じられるのは、少女小説ぽく一種子どもっぽいまでの表現と、バリバリにハードな謀略が同居してたりするからだ。フシギなバランスだが、奇怪なバランスになることもあるのである。
このオハナシも微妙なラインかなあ。主人公たちに襲い来る魔手と、氷の知略で対決するヒロインの戦いぶりが結構壮絶なのに、何だかヒロインに言い負かされ続けのヒーロー(暗い過去&有能な武将なはずなのだが)があまりに情けなげなせいだろうか。
二人とも大ボケのドンカンだし。
まあそれでも、スリリングはスリリングだし、二人の気持ちは最初よりは近づいてるっぽい。

次の巻が楽しみである。
ただ、仮面夫婦(笑)と腹心のそれぞれの悲願を、もうちょっとあかしといてくれてもいいのになあ。
それとこの絵、激しく可愛い系の絵柄はちょっと勘弁してほしいなあ…
「意外とハード」なこの人の中世風ファンタジーは、遠征王シリーズの麻々原絵里衣が一番イケてたと思うんだけどなあ。舞台もパルメニアだし。残念。

ISBN:4094520090 文庫 高殿 円 小学館 2007/05 ¥540
ジェリーは妻のルーシーに嘘をついて一晩家を空けるが、何とルーシーも外泊していたことが発覚。平然と帰宅した彼女を彼は咎めるが、逆に自分の嘘を暴かれてしまい…。

ぜーはーぜーはー仕事が終わらない〜!
今日は休館かつ停電なため、出来る仕事も限られてるから、半休を取って帰ろうと思っていたのだが、片付いたのはなぜか三時前。お昼も食べずに頑張ったのに(涙)

こういう時は、シャレたコメディ。
帰りに買った美味しいデニッシュにかぶりつきながら、スカパーで録ったクラシック映画「新婚道中記」を見ました。

ケイリー・グラントとアイリーン・ダンの夫婦が、ちょっとしたキッカケから離婚だ!といきまいて、それぞれ別の相手を見つけようとしたりするんだけど、…ラストは勿論皆様のご想像どおり。

人の出入りで笑わせるのは、ひょっとして元が舞台劇?
困ったタイミングで困ったことをしてくれる愛犬の活躍?も。
結構ドタバタ・コメディでもあるけれど、ケイリー・グラントが演じると、どんなドタバタも何ともキュートでスマートだ。
適度に品のある愛嬌と、目に心地よい男っぷりとで、いつも一定の満足を与えてくれる。こんな俳優は、今はいないよなあ。

アイリーン・ダンのほうは、「ロバータ」でも見たが、あまり私の好みのルックスではない。でもまあゴージャスさはあるかな。終盤は思いがけなく体を張った?大胆なヨッパライ演技で笑わせてくれました。ちょっとだけ歌う場面もあり、歌はやっぱ上手い♪「都会のお洒落で優雅なカップル」としては釣り合い取れてると思います。

これも所謂スクリューボール・コメディのうちかな?でもテンポは割とゆるやかな(少なくとも前半はゆるやか)、男女の機微をじっくり描いた、オトナのドタバタ・ラブコメディ。
しかしいい家に住んでるなあ、アヤツら…マジ、有閑階級です(笑)
それと結局ジェリーは外泊してナニしてたんだろ?分からずじまい(^^;)
問題はソコじゃないってんですかそうですか。

ちなみにこの映画、アカデミー監督賞も取っているとか(レオ・マッケリー)。

DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2007/01/24 ¥2,990

< 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 >

 

お気に入り日記の更新

日記内を検索