BINGO!

2008年1月30日コメント (2)
BINGO!
職場の新年会。

ビンゴもあった。私はこーゆーのはまず当たらないのだが、フシギ極まりないことに、今回は、当たった。
一等じゃなく「特別賞」ですが、いやービックリ。
ただし三人同時ビンゴ。じゃんけんして、というところで、あと二人は、なんか微妙に引いてた。私もこの商品は個人的にはイランな(オイ)、と思ったが、次男(小学生)なら喜ぶかも、とハッと気がついた。

じゃんけんも、やはり、気合である。

赤星選手のサイン&タイガースグッズげっとー!(笑)

会場、系列のホテルだったんでアル。
帰ったら家族はちゃんと盛り上がってくれたので、メデタシメデタシ☆
印刷ではないのか〜?とか疑りの発言もあったが。
プロ野球選手の一流ドコロって、年にどのくらい自筆サインを製造するのかなあ。ちょっと気になる(笑)
借り物。

うーみゅ、まさかアレもアッチ側だったとわ。
オドロイタ。やれやれホント先が読めないなあ。

ISBN:4757521758 コミック 荒川 弘 スクウェア・エニックス 2007/12/22 ¥410
ちょっと風邪気味。
かなりコンタクトの調子が悪い。

おかげであまり本も読まず録ったスカパーも見れやしない…
いつもなら月曜は休みだが、明日は研修があるから、しくしく…

今日は家族の買い物につきあって日本橋。新しいPCを相方が購入。調子に乗って予定より5万も高価いのにしたくせに(ただしXPのミニノートです。Vistaの人柱になってもらってもいいと思っていたのだが)、帰って来てもついに箱も開けやしない。信じられん…
どうしたんだ!神坂一!

…といいたいくらいノリがイマイチだった。
三つの短編、あとへいくほど少しずつ持ち直したが、最後のすぺりおぅるで、また…

マグリッドさんのキャラが悪いのか。あの決着のつけ方は中途半端にデキがいい気がして。

いや、細かいところは笑えなくもないのだが…(マグリッドさんとリナが引っ掛かる悪魔的な罠とか)
「ドアーズ」で全てを出し尽くしたのか?

…まあ、次の巻を待つか…

ISBN:4829132582 文庫 神坂 一 富士見書房 2008/01 ¥588
朝から驚いた。
ヒース・レジャーがなくなったって?若いのに。

「ロック・ユー!」って馬上槍試合映画の主人公だったがために(ブロークバックではなく)、最近の俳優の中では私には印象の強い人。ご冥福をお祈りします。
この映画はあえて時代背景や音楽をいろいろ現代風にアレンジしているので、歴史映画好きの私には百%賞賛はしきれないのですが(だからこそ入りやすかったという声もよく聞くので判断は悪くないのでしょうが)、とにかくイマドキ馬上槍試合!なのは感動だったなあ。うーん。

とかいいながら「ブラザーズ・グリム」をヒコーキの中で見たときは、兄弟のどっちがヒースかなかなか分からなかったって体たらくなんですが(苦笑)

http://news.yahoo.com/s/ap/20080122/ap_on_en_mo/obit_ledger

ロバータ

2008年1月22日 映画
「フレッド・アステア自伝」も読み終わったしと、正月に録った「ロバータ」(1935年)を見る。初見♪

アステアの役は例によって歌って踊ってのバンドマン。ピアノも披露してくれる(それも曲弾き気味なのがカッコイイ♪)。仕事を探しにパリに来て、元貴族とのふれこみで舞台に立つジンジャー・ロジャースとコンビを組む。その友人ランドルフ・スコットは、朴訥なスポーツマンなのに伯母の一流服飾店「ロバータ」を引き受けることになり、伯母の第一助手だったアイリーン・ダンとロマンスが…と、二組の恋愛が進行する。
ま、ストーリーはどうってことないけど、それはお約束。
ちなみにジンジャーのはただの「ハッタリ」だけど、ホンモノのロシアのプリンスやプリンセスもちゃんといる。しかも勤労青年貴族である(でもロシア料理店へ行ったら、帝政ロシア国歌を演奏してもらえたりはする)。
「ニノチカ」でも思ったけど、戦前のパリって、亡命貴族なんか掃いて捨てるほどいるっての、もはや常識だったんですかねえ…

しかしアイリーン・ダンて、こんなに歌えたのかー。知らなかった〜。
「煙が目にしみる」は泣かせます。

ダンスは勿論だけど、ハッタリで貴族を名乗ってるけど、実は昔はアステアの隣に住んでたというジンジャーの明るいチャッカリ娘ぶりも魅力的!

ラントルフ・スコットは、もちろん歌も踊りもなし。絵に描いたような朴訥系二枚目で、元恋人が出てきてロマンスが一時迷走して友人諸氏何とかしようと走り回ってという、物語を進める狂言回しというか狂言回されというか…。ま、イヤミがないのが取り柄だ。
露出的なデザインは嫌、という性格が笑えます(似合ってるし)。

そしていい意味で十年一日というか、三十代のこの頃からまったく変わらず優雅で完璧なアステアの踊りだ〜。煙が…での踊りと、バンド・ワゴンの「ダンシング・イン・ザ・ダーク」の踊りの本質に差がないのが凄いよねー。十年一昔じゃないのよ、念のため。
終盤の“ミュージカル・ファッションショー”の、友人の穴を懸命に埋めて、ドレス紹介をとうとうと、歌うが如く語るアステアのMCぶりにもウットリです。

ファッション界が舞台で、ある意味では「パリの恋人」を連想させるところのある作品ですね。
今となっては、30年代のモードはあまりピンと来ない部分があるけれど(笑)
(50年代の先端ファッションをピンと来させてしまうオードリー・ヘプバーンの凄さも凄いのでしょうが)

むきー!

2008年1月20日
ウチのHDDレコーダーからは、コピーワンス番組はCPRM対応のDVD-RWへしか移動(コピーじゃなくムーブ)できないというのは、スカパーに入って割とすぐに確認した。
まあそれはそれで諦めたが、更に、ウチのレコーダーでは、最初から永久保存と思っている番組でも、イキナリCPRM対応DVD-Rへ録画しようとしても出来ないのだと、今日はじめて知った。orz

…むかつく…。
十枚組をひとパック買っちゃってるよCPRM対応DVD-R!まあ、地上波やVHSからのコピーには一応使えるが。最近のデッキなら焼ける筈なんだろうね。店頭には、CPRM対応のDVD-RWなんかわずかで、CPRM対応のDVD-Rばっかなので騙された…。
うちの機種は、少々古すぎだったということか(涙)

冷え込みも最高だが、ますます心が寒くなってしまったよ。
DVDボックスも二箱出てるんですね〜(^^;)

朝から、うちそびれてたインフルエンザの予防接種にいくのと(既に職場のヒトの親戚が罹ってるそうなんで、いつ感染するやらだし)、シャープのダビングと昼寝とですぐ1日がたってしまった…

とりあえず、やっと2話まで見ました。

ナポレオン戦争時代の英国陸軍、下層の生まれながら、戦場でウェリントン将軍の命を救ったことがキッカケで将校に取り立てられた男の活躍!
とはいえ、フランス軍だけでなく、階級意識に凝り固まった無能な上官の偏見や悪意とも戦わないといけない。何せ当時の英国陸軍の将校の階級は、フツーに金で売り買いされていたというのだ。そりゃ無能な高級将校がいくらでも生まれるよね。
「自分たちの階層」から飛び出したってんで部下(平民出身な兵卒たち)の冷淡と戦わねばならない時もある。
…イギリスだなあ…

シャープ役のショーン・ビーンは、原作のような黒髪じゃないけど、悪くない。
二枚目と言えなくはないが年のワリにシワが多くてアゴの張った、野生的な面構えはなかなか合ってる感じ。ハードボイルドで、そのくせたまに純朴なところもある主人公だもんね(女性の前のみちょっと可愛いときアリ☆)。

「陸のホーンブロワー」とも言われるドラマ(作ったとこも同じBBC)。
が、怒られるかもしれないが(誰に?)、正直言うと、わたしゃドラマに限ってはシャープのほうがいいなあ。
ドラマのホーンブロワー君(ヨアン・グリフィス)は、オトナ好みな私には、ちょい青すぎるんだよね〜。こちらのBoxセットも全部買ったのだが、未見が何枚か…。オイ…(爆)
映画の、グレゴリー・ペック版ホーンブロワーの方が好きだし(笑)

ウェリントンもなかなかイメージ通りかな。
あとは、…原作読んだの結構昔なので…、適度に忘れていて気持ちよく見てる(爆)
かなり面白く読んだのだけど、十年以上前のはずだしね(^^;)

そして、音楽も、かなり気に入った!
ちょっとトラディショナルな感じで渋くてとてもイイです。
全14話。こう長いシリーズだと、最後まで見れるのはいつになるかわからないけど、とにかく全話録画だ!

あと、おかしかったのは、私がコレを見てると、相方が突然、うーんコイツどこかて見た気がする!見たことある!とウダウダ言い始めたこと。そんなに映画詳しくもない筈なのに。それでなくても主役張ってる映画ってそんなに多くはないよねショーン・ビーン。
ところが…実は、つい2日ほど前に、夜中にスカパーで「チャタレイ夫人の恋人」をやっていたので、残業続きで疲れて遅く帰ってソファでへたっていた彼は、ウッカリダラダラ見てしまったそうな(私は見てない)。調べてみると、この映画でショーン・ビーンは森番(!)役だったそうですね。
うーん奇遇な(笑)

DVD ハピネット・ピクチャーズ 2006/03/24 ¥22,050

やっと週末!

2008年1月18日
仕事も予約録画も忙しくてここんとこ息切れ気味。
それでも明日はやっと休み!珍しく土日とも休み!

しかし、職場でひとり倒れたぽいので(まさか、インフルエンザではあるまいな?)、ひょっとすると代わりに日曜出ないといけないかも。まあ、格別な用事はないから構わないが。…それに、週明けまでの宿題もあるし…ちーとも休みじゃないな(苦笑)

やれやれ、トシ食って責任増えて、視力落ちて、いいことないなあ。
図書館で、そのうち予約しよう予約しようと思っていたのを、ひょいと見つけた。他人が返却したところを、横からさらう。ラッキ♪

まだ少ししか読んでいないが、書かれた時期はだいぶ前みたいだ。
1959年というから、1899年生まれ(19世紀だ!)のアステアは60になったかどうかってところ?あと20年は現役、ミュージカルで主役をはらないまでも何本も映画やTVに出演しているし、タイミング的には彼の全てが書かれているわけではないだろうが、先が楽しみ楽しみ〜♪

ISBN:4791762983 単行本 篠儀 直子訳 青土社 2006/10 ¥2,940
えっとー、昨日は、着々とムダにトシを重ね続ける私に(中身はちっとも成長しなくて!)、様々なかたから暖かいお言葉をいただきました。
本当に有難うございました♪

録画の「飛べ!フェニックス」を見たあとは、ケーキを食べてスカパーの古いひょうきん族を見て、いやーやっぱ懐かしいなーと次の放映を確認して予約入れたりして、ああああああハードディスクがまたどんどん無くなってく〜!

今日からはミステリチャンネルで「炎の英雄 シャープ」をやるのに!
一回1時間40分番組を、十何回だっけ?毎日連続放映なのに!あうあうあう…
いつ見るんだって悩みとどこに録るんだって悩みで、クラクラしてます。
まあ、先週あわててディスクを更に20枚買い足しては来たんですが…

15チャンネル分のセットしか契約してないのに、スカパーって、忙しすぎだよ〜(泣)

DVD ハピネット・ピクチャーズ 2006/02/24 ¥29,400
石油会社の輸送機がサハラ砂漠を横断中、砂嵐に遭い不時着。無線は壊れ、灼熱の砂漠を歩くことも不可という極限状況の中、航空技師ドーフマン(ハーディ・クリューガー)は輸送機を単発機に改造して飛ばすことを提案。はじめはとりあおうとしなかったフランク機長(ジェームズ・スチュアート)だが、やがてそれしか生存の道はないことを悟り…

極限状態の男たちの意地の張り合いとサバイバル。

スチュアートもだいぶトシくってて、ベテランパイロットといえば聞こえはいいが、もうロートル。あと、リチャード・アッテンボロー、アーネスト・ボーグナイン、ピーター・フィンチ、クリスチャン・マルカン、ジョージ・ケネディなど、渋く実力あるオッサン役者がズラリ揃い踏みです。女っ気、見事なまでにゼロ。
女性がいれば、オッサンどもも、むしろもっと格好付け合うのかもしれませんが(こじれる危険もあるけどね)、極限状況に男だけ、国籍も色々とあって、かなり身もフタもなく各人の個性がぶつかりあいます。
見ながら何度、オイそこまで言うか!そこで殴るか!と、内心突っ込んだことやら(笑)

機長は自分を責めるのに忙しくて意外と役立たず。最初は気弱で酒に逃避気味だった副長アッテンボローが、途中から頑張りを見せ「希望を捨てちゃだめだ、力やアイデアを出し合わせないと」モードに入って機長と技師の仲介役に。いい味出してましたねぇ。この人は鼻が短く独特のベビー・フェイス。こういうルックス、のっぺり二枚目よりむしろ好きかも知れません私。有名なのは「大脱走」の脱走組織のリーダー役かな?体格は中背で平凡ですが、今回と違い、堂々として実にカッコよかったです。

フランス人の真面目な医師(クリスチャン・マルカン)、仕切りたがりだが非常に意志も責任感も強い立派な英軍将校ピーター・フィンチなども印象的(将校のテーマのように時々、チラリと流れる曲はリリブレロ?…昔「バリー・リンドン」でも聞いた気が)。が、立派だから助かるとも限らないハードな状況。次第に上官の頑張りについてゆけなくなる軍曹ロナルド・フレイザーの存在なんか実に皮肉で、骨太のドラマになっていました。

そして何たってオイシイのは、孤高のドイツ人技師ハーディ・クリューガーか。
最初っから「この若造が」という目で機長が見てるせいで余計に、というのはあるんでしょうが、自分の世界自分の執念にひたりきってその分モノ凄いパワーを発揮する。機長含めて皆が呆然となる中、誰よりも早く自分なりに「どうしたら脱出できるか」の計算を始めていた男。機長曰く「人間コンピュータ」…プライドが高くてあくまもでクール、皆を助けることより「自分の計算が正しいと証明すること」にこそ燃えているような男。
普段からコレだったら「かなりヤな奴」だが、彼の合理主義精神と知性と執念がなければ、脱出の可能性はゼロ以下だった、という、ちょっとダークサイド寄りのヒーロー?

しかも銀縁メガネの、まさにオタキッシュ!な風情が、妙に現代的な味わいがあってナイス(*^^*)
オタクの語が生まれるまでに、あと四半世紀はあるのですが(笑)
「シベールの日曜日」の戦争で心に傷を負った青年役とは対照的な傍若無人ぶりですが、いやー演りがいあったでしょうなあ。

あれこれ道具も工夫して(その工夫は寝る間も削って技師がやってるんですが)、水や食物(そして体力)が無くなるまでのカウントダウンしつつの、全員での突貫工事。
大改造が完成して、いよいよ明日は、という時に、技師の勤務先の詳細が判明して(別に隠していたとかではないんだけど)、機長&副長ヒソカに愕然、というのも凄いシナリオでしたねー(笑)。
さすがにこれで誰も助からないってのは無いだろう、と思いつつ、最後の30分は手に汗握りっぱなしで見てしまいました。

技師にやられっぱなし、終盤までいいとこなしだった可愛そうな機長が、土壇場「ベテランならではの着想」でやっと1ポイント(でも大きな1ポイント)稼いでくれて、ホッ。
あれだけモメましたが、ラストはさっぱりと気持ちよくエンディング。
やー、面白かったです。

リメイクでは、この技師、何人になってるのかな…(見る気はないが)
多分、ドイツ人じゃないんだろうな。カンですが。
映画の中で、技師に対して他の乗客が「お前みたいなのがいたのに何でドイツは戦争に負けたんだ」と揶揄、「従軍はしなかった(若すぎて)」「なるほどな」なんて会話がありました。60年代ならでは、ですかね。

DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2006/11/24 ¥2,990
忘れていたので、読んでみた。浦沢「Pluto」の続きに備えて。
うーんやはり手塚治虫は手堅く面白いよなあ今でも。

ウランちゃんもこんなに活躍?する話だったんだな…
しかし、浦沢ウランがアトムのパンツ一丁で飛んだら、犯罪だなきっと…

と、どうでもいいことを考えられるのはシアワセである。
土日とも仕事だったので、明日はやーっとオヤスミだ。
タイマー予約録画したスカパー番組はたまりすぎていてなかなか見切れそうにないが、明日1日だけは仕事のことを忘れたい。…いや、ほんとは宿題も持って帰ってるんだけども。やれやれ。

ISBN:4063740730 コミック 手塚 治虫 講談社 2007/11 ¥600
今月下旬に予定されてる研修に事前課題が出されてしまった。
CS研修、クレーマ対応研修とあって、「あなたの印象に残っているクレーマー対応体験を書いてください」とな…

いやだー!!
そんなもの記憶の奥深くに沈めて忘れるようにしてたのに、心の平安のため。
課題を書き上げたら、クレーム追体験ができてしまってとても疲れた(涙)。

そういう時は、なるべくオバカなマンガに限る。
暴れん坊本屋さん。…ついに完結。
職種的にも近いものがあって好きだったのだが残念(苦笑)

ISBN:4403670288 コミック 久世 番子 新書館 2006/10/25 ¥672
正月に録った、のだめスペシャル2日分。前半1日分だけ見る。
前半は千秋の指揮者コンクールが中心。連続ドラマの時のマンガちっくなノリをそのまま生かしつつ(外国人留学生たちや審査員なども全部「あえて」日本語。ウェンツとか日本のタレントは当然として、審査員等も日本語なのか、あるいは吹き替えか?でも確かに話はとんとん進んで、分かりやすいもんね)、サスペンスフルなコンクールも見ごたえ聞きごたえがあって良かった♪
指揮の演技も、大変だったろうなあ。なかなか格好よく決まっていたよ。

ISBN:B0010VFW2E 雑誌 ヤマハミュージックメディア 2007/12/17 ¥1,000
古今東西の珠玉の名画を通して、多様な住まいと住まい方に触れる本。映画の中の素敵なインテリアやかっこいい住まい方などを、場面や状況の詳しい解説とともに紹介

DCPさま、素晴らしい本のご紹介ありがとうございました!

面白いです。
日本の住環境も、すっかり洋風になったように見えて、やっぱり抜きがたい違いがあるのは、あまりに当然のことですが、欧米と日本では伝統や生活習慣の細部がやっぱり大きく違うからなのだ。
玄関と鍵の構造から、扉の向きから、家具の集め方から、なにかと納得のいくオハナシばかりで、まだ半分ほどしか読んでませんがひじょーに楽しいです。

あまつさえ私も「私専用の素敵椅子が欲しい〜!」という気にさせられてしまいました。

ただ…よく考えると、専用の椅子、だと、あいにくとPCを触るのには向いていません。
今のところ、何かというととりあえずPCの前へ行っちゃう私は、PCの前のヘボ椅子(事務所の椅子みたいなえーかげんな奴です当然)が一番くつろげているような。

TVの前のソファも最近買ったので気に入ってはいるのですが、私はかなり目が悪いしで、良い映画だと、ついつい乗り出して画面を見てしまい、ゆったりもたれて見るというのが意外とできずにいます(したいのですが)。読書というのが一番my椅子には合う娯楽ぽいですが、本当にのめりこむほど面白い小説だと、気がつくと私は身を硬くして流し台の下扉に背を押し付けて床に三角座りでページを繰っていたりします。
デスノのLなみに、座る姿勢悪いです。ネットサーフ中も、たまに先に言った事務所椅子の上でL座りしてる時がありますし(頭の中身は別問題として)。

…やはり、インテリアは、住む人を如実に反映してしまうのですね。
「素敵な家」には縁遠い人間かもしれません…私。
くすん…

ISBN:4643970723 単行本 渡辺 武信 読売新聞社 1997/10 ¥1,785
待ちに待ったルビッチ監督代表作(の一つ)、1942年作品。
年末届いたDVDが漸く見れました。お得意の艶笑喜劇と抗ナチサスペンスの奇跡の融合!噂にたがわぬ面白さに満足。

1939年、ボーランドの首都ワルシャワ。
前触れもなく、平和な街角にあらわれたヒトラー総統と随行員の姿にどよめく市民たち。ところがコレは、実は次のオリジナル作品を稽古中の劇団員たちなのだった!(ヒトラーのそっくりさん俳優はコレで一発当てようと考えたらしいが…)

さて、劇団の座長はジョゼフ・ツラ(ジャック・ベニー)。妻は美貌の看板女優マリア・ツラ(キャロル・ロンバード)だが、彼女がいささか浮気性とあって苦労は絶えない。
が、彼女の浮気や彼の嫉妬など当然膾炙することなく、やがて戦争は勃発する。あっと言う間にナチスドイツにワルシャワは蹂躙される。マリアの浮気相手の若い空軍将校(ロバート・スタック)は一旦英国に亡命したものの、ナチのスパイを追って(彼女への慕情も手伝って)、危険を冒してワルシャワへと舞い戻ってきて…
大義名分もあるとはいえ、明らかに間男(笑)を匿うマリアにカリカリしながらも、祖国のため、自分がスパイをやっつける!と、ジョゼフは仲間の劇団員ともども立ち上がる。情けなさ可笑しさと「妻に振り回されてても、最低限の男の意地は貫きたいぜ」のけなげさのブレンドが何とも♪
ゲシュタポに支配されたワルシャワで、己の武器は演技力のみ。劇団事務所をゲシュタポ本部に見せかけ、なんとかスパイを騙して連れ込んだ!しかし…?

とにかく笑えて、とにかくサスペンスフル!!たまりません。
事態の流動にあわせて役柄も演技もシナリオもアドリブで変わってゆく。ほとんどノンストップコン・ゲーム状態と化した終盤に、団員の一人グリーンバーグ(フェリックス・ブレサート)が叫ぶ「ヴェニスの商人」の名セリフが…「くすぐられたら笑うだろ?傷つけられたら、復讐するだろ?毒を盛られたら、死ぬだろう?…どこが違う?(一部略)」ナチスの兵士達に面と向かって命がけで投げつけられると、ほんとどーんと胸に迫ります。実は元々このセリフは彼の好きな物らしく劇中三度目にもなるんですが。

ドイツ出身、ユダヤ系のルビッチが、ヒトラーとナチの所業を憎まないわけがない。それでも、自分の言葉そのものでなくシェークスピアを使い、それも三回も使うことで逆にある種のユーモアをにじませて緩和と強調を同時にやってのけるという、手の込んだやりくちが流石です。反ナチな主張を込めても「演説」なんか可能な限り避けてあくまでも艶笑喜劇とからめ続けるのが、きっと監督の美学なんだろうなあ。

主人公が、基本的には善人だろうけど、あくまでもどこまでも俗っぽい男として描かれるのも、多分そう(ラストは、あーやっぱりって感じでけちょんけちょんです(笑))。しかし噂どおり、キャロル・ロンバードってカッコいいな〜初めて映画で見ましたが。セクシーであると同時に頭の回転もいかにもよさげで。マリアのワガママ勝手もたくましさも、そのまんま愛すべき存在として肯定されちゃってます。

そして、ルビッチ自身の言葉を拾うと「私たちの目標は幸福な世界を作ること」と偉そうに言うナチのスパイに、マリアが「不幸になりたい人には居場所がない世界だわ」と返す所かな。お見事。「幸福な世界」は押し付けられるべきものじゃない。
堪能しました。

…ただ…字幕が時々ヘンだったのだけ、残念だった(「〜ですわ」って女言葉じゃないのか。それとも爺言葉として当てたのか。とにかく引っ掛かっただけで有罪。惜しい)1500円だからって…

それとついでに開巻早々、ゲシュタポ芝居の場面で、「ハイル・ヒトラー!」の大合唱に迎えられて部屋に入ってきたヒトラー役者が「ハイル・マイセルフ!」と返した(そして、しょーもないアドリブ止めろと演出家に怒られる)のには吹いた。
…コレかいメル・ブルックス!「プロデューサーズ」のクネクネヒトラーの歌「ハイル・マイセルフ」の元ネタは!!
いやきっとそうだ。絶対そうだ。そもそも「生きるべきか死ぬべきか」をリメイクした奴なんだもんなブルックスは(「メル・ブルックスの大脱走」)。

うーん、「メル・ブルックスの大脱走」(1983年)も、見たくなってきたな…
きっとルビッチ師匠のより泥臭くなってるには違いないけど(笑)

DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2007/12/13 ¥1,500

PLUTO (1)

2008年1月6日 読書
今頃ですが読み始めてみた。

原作が鉄腕アトム。
それを料理しまくって、謎の犯人(犯ロボ?)に狙われるいろんな有名高性能ロボットの話がオムニバスみたいに進行中。今のところヨーロッパ舞台、ロボット刑事が主役なのでちょっと「Monster」風かな。ノース2号は泣けます。

ブラック・ジャックも実在する世界なのかも。それになんか「羊たちの沈黙」みたいな場面(笑)も。色々遊びもあるようで先行きますます楽しみ♪まるきり浦沢風にお色直しデザインなアトム君が出た所で1巻は終わってしまった…

私は勿論子どもの頃に「地上最大のロボット」を読んだ筈なのだが、細部はきれいに忘れてるなあ。めちゃくちゃ強いロボットとの対決ということでは、青騎士の方が印象は強いような。青騎士は変身するんだよね。少年バージョン美女バージョン…読み直したほうがいいかなあ、どうかなあ。これも迷います(笑)

ISBN:4091874312 コミック 浦沢 直樹 小学館 2004/09/30 ¥550
ビリー・ワイルダー監督作品(1970年)。
とにかくワイルダーにはハズレがない。
大傑作でなくても決して損はしない。

ワイルダーには珍しく、カラー&ワイドスクリーンで描いた名探偵ホームズの冒険と私生活。ホームズを演じるのはロバート・スティーヴンス。あまり他の作品で見たことはない。そのぶん垢もついていないが、微妙に長めで茶色がかった髪に、ホームズとしてはどこか柔らかく「フツー」な印象がある。
Dr.ワトスン役はコリン・ブレイクリー。ホームズと並ぶと背は低いし、立派な口ヒゲと丸みをおびたおデコが、帽子をかぶるとちょっとポワロを思わせる(脱げば、ハゲてないのでポワロ風味は消える)。さてこのワトスン先生、意外と軽くて女好きで序盤から結構笑わせてくれる。ホームズに言わせれば「小説にする際、結構好きなように脚色してる」とかで、二人のやりとりはとても可笑しい。ワイルダー映画の会話がユーモアとウィットに溢れて楽しいのはいつものことだが、バレエ鑑賞後のパーティで四人の白鳥と腕組んで踊りまくる先生の姿はますますもって爆笑モノ♪
軽いようでも底流にある人の良さ、ホームズとの友情と信頼の絆は確かなのだが。

霧のロンドン、重厚な建築と独身男たちの気楽な下宿、そして美しい依頼人(ジュヌヴィエーヴ・パージュ)と共に訪れるスコットランド・ネス湖周辺の自然と、英国情緒満載に加え、ホームズを導く様々な手がかりが(死んだカナリアや小さな棺や)、どことなくお洒落?感があるのもよろしい。じっくりゆっくり描かれる世紀末の風景と華麗な小物類をのんびり楽しみましょう。ついでに兄のマイクロフト(クリストファー・リー!)がえらくスマートでカッコイイ。もっと太ってると思ってたんだがお兄さん。

ただ、意外な真相とさらに意外なその結末を見てみると、事件の性格にもよるのだが、必ずしもホームズ大活躍〜!という印象は強くない(いかにも鋭くウィットにも富んだ魅力的な人物として描かれてはいるのだが)。
むしろ、事件が終わったあとの、しっとりとした情感、ほろ苦いロマンティシズムこそが、見終わった後にどーんと残ります。なにせ原題は“THE PRIVATE LIFE OF SHERLOCK HOLMES”ですものねえ。
そして、ほのかな退廃と憂愁の翳りが、世紀末の魅惑とノスタルジーをいっそう盛り上げるエンディング。

ホームズという神話に心からの愛と敬意を表しつつ、なおかつワイルダー独自の切り口で料理した素敵なホームズ映画でした。監督が撮ったフィルムのうち、実はかなりの分量がカットされてるらしいのですが(残念!)。

まあ、ホームズに対して思いいれや思い込みの強い人には、ひょっとしたら不満が残るかもしれませんが。超人的ヒーローが快刀乱麻の事件解決!というより、ここにあるのはひとりの人間・ホームズのロマンスですし。誤謬ひとつない「ホームズ神大活躍」のみを期待すると、ちょっと評価は微妙になりそうです。あと一時間くらいかけて(ノーカットで♪)前半にもうひとつくらい別の事件やって完璧解決してくれてたら両方の要素をフルにやれてサイコーだったのかも?
多分、今一番主流なホームズ像はジェレミー・ブレットのクールな(人間的でないわけでは決してないけど)ホームズだと思うので、それに比べるとスティーヴンスは意外なくらいウェットな印象。でもこの映画では、それも納得かな。そして軽いようでもやっぱりDr.ワトスンはイイ奴だ…!

私はスカパーで観たが、正規版DVDには、カットされた部分が一部収録されているらしい。こだわる人はDVD買うほうがいいかな?

DVD 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント 2005/09/30 ¥4,179

(おまけ)
そんなこんなで、とっても見ごたえがあるけれど、ちょっと惜しいところもあるので…ホームズ・パスティーシュ映画としては、実はこれって「No.2」。私の一番のオススメは「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」なのでした。
コカイン中毒を治療してくれるフロイト(!)を交えて素敵な冒険を繰り広げるホームズとDr.ワトスン。これもスカパーでやらないかなあ。ニコール・ウィリアムソンのホームズと、ロバート・デュヴァルのワトスン。アラン・アーキンのフロイト、全員カッコよかったです♪音楽も良かったし♪
会議は九時前まで続いた。(-"-;)

帰宅して、おせちの残りを片付け、夜中過ぎてもまだスカパー全チャンネル無料視聴期間が続いていたので(多分四日か五日までか?と踏んでいたが)、ラッキー!とスター・チャンネルの予約を追加でセットする。スタチャンはオトクな「セット」に組み込まれていないので、余分なお金を払ってまで継続視聴する気がないのだ(「スター・チャンネル・クラシック」だって、言うほどクラシック映画やらないし)。映ってる今がラストチャンス。

正月期間にスタチャンから録ったのは「飛べ!フェニックス」「情婦」「シャーロック・ホームズの冒険」。完全に未見なのは「飛べ!」のみで、他のはTV放映見たことあるのだが、多分カットもあっただろうと思うのでチェック。それにしても私がろくに新作映画を見なくなったここ10ン年で、ずいぶん色んな映画がリメイクされてるのには驚きだ。「飛べ!」リメイクは知ってたけど、4日深夜やってた「ロンゲスト・ヤード」もバート・レイノルズと思ったらリメイクだったし、年明けに「南極物語」と思ったらなんとハリウッドでのリメイクだった。特に南極はびっくりしたなあ、もう(死語)。犬の名もマックスとか何とか言ってたぞ。ハスキー犬みたいだし。なんともはや…

シアターチャンネルから録ったアステアの「ロバータ」「空中レビュー時代」やのだめスペシャルもあるので、この調子ではあっという間にHDDが一杯だ〜。まあ、来週からはこんなに録りたい映画続かないからなんとかなるとは思うが。
それ以上に、時間がもっと必要だね。

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