おいおい、そこまでやるのか古泉クン…
絵に描いたような悪役生徒会長との対決で、臨時に文藝部化するSOS団。
このくらいの長さのほうがいいのかも、このシリーズ。

今日は職場より家に近いところで研修だったので、最近では珍しく定時に帰りました。メデタシデメタシ。

ISBN:4044292086 文庫 谷川流 角川書店 2006/04/28 ¥540
プリングズ、よかったね〜なほのぼのオープニング。
その影にはスパイの暗躍とかあって予断を許さないのですが、それよりなにより、ジャックとバカ犬のエピソードに爆笑!
デカくておバカで不器用で愛情深いむく犬君、ジャック本人を妙に連想させて笑えてしかたがないです☆似たもの同士だね、少なくとも陸上では…
海に出さえすれば、ジャックは誰よりも有能な船乗りに変身するんだけど!早く出たまえよ。

ISBN:4150411417 文庫 パトリック・オブライアン 早川書房 2007/05 ¥777
Red Stone サモナー/ビーストテイマー
サポートがそんな数時間で返事もくれないだろうしで、ちょっと試しに、別キャラ作ってあそんでみました。

サモナー/ビーストテイマー。
召喚獣or手なずけたモンスターを戦わせる笛吹き少女。

イラストは可愛いんだけど、作ってみると服が茶色っぽくて地味だし、走り方が少女というよりコムスメでちょっとがっかり。なんでイラスト通りの赤ずきんにしないの〜?

見るからによわっちいのだが、攻略サイトでソロプレイ向きと書かれていただけのことはあった。強いじゃん召喚獣!
笛が遠隔攻撃(弱いが状態異常喚起)なので、召喚獣を前に出しておき、自分は背後で意外に安泰。召喚獣死んだらまた召喚するだけ♪
初期向けイベントの流れを知ってたので数時間でLv.10になっちゃったよ(もちろんここからが長いのだ)。

半日したら、サポートの返事も来ていた。
「その不具合は本サイトにも紹介ずみで、どもなりまへん。規定より少し多くアイテムゲットできると表示が直ってクリアできるはずです」
うそやー。サイト内のFAQとかいろいろ見て回ったが見つけられなかったぞ。ま、それはともかく、古都ブルンネンシュティグに帰るまではいいけど、クリアしようと思ったら往復テレポート代二万G、自腹切るしかないのね…(涙)

結局、手元には既に八万G近くほどあったので、諦めて自腹切りました。くすん。経験値、結構沢山もらえるんだもんこのクエスト。
今度から、クエスト情報のページはよくよく読んでから進めよう…。

二キャラ作ったついでに、先代メビウスにもインストールして、二キャラ同時ログインさせてみました(笑)
ランサー娘がいらない笛拾ってたのでサモナーちゃんに「取引」で手渡してみたり。カタチだけパーティに誘ってみたり。
パーティ組んでるとドロップアイテムが少し良くなるときいたので…
結果は、良くなったような大してかわらないような…

多分、Lv.20過ぎるとガクっと難易度が上がると思われます。
アイテム課金制というシステムは、お金を払えば難易度が下がるシステムなので、さあどのへんまで遊ぶかなあ…
今始めたクエストは、「魔法のカーペット試乗券」がついてきた。
コレでやみつきになったらリアルでお金払ってゲーム内に持ち込むわけなんだろが…

見た目とかはランサーっ娘のほうが好きだし、アシャのクエスト終えるとLv.17まできたので、もちょっとこのファーストキャラで遊びます。
サモナーもいいんだけどなあ…攻撃の仕方とかはむしろ好みなんだけどなあ…Lv.の割に強い気もするし。
ただ、見た目がどーにも哀しいものがある。なんでこんな色にしたの〜?(涙)
Red Stone もう不具合かい!
朝、こそこそと30分ぱかり頑張って、クエストで頼まれてるアイテム集めにはげむ。ちょうど規定個数集めたあたりで周囲のモンスに倒されてしまったので、ゲーム終了してお仕事へ。

晩、依頼人にブツを届けにゆくと…
「材料は全部集めたの?」…へ?
とりつくしまもない。なんでやー!クエスト関連情報が更新しきれてないのかッ?そんなの、朝のばたばたしてる時に気がつくわけがないよー。個数表示自体は10/10個、とか、ちゃんとなってるのに。

しかも、依頼人は遠くの町の人。往復一回分だけもらったテレポート券ではるばる来てるんですよー。
気安くアイテム取り直しになんて戻れない〜(涙)

とりあえず、サポートにヘルプメール。あーあ、やっとLv.15なのにもう不具合かい!(Lv.はフツーに何百といくらしい)
わりと面白かったけど。
どこまで本気かな?(笑)
ちょーちんかな?

ISBN:4778310020 単行本 パトリック・マシアス 太田出版 2006/08/09 ¥1,554
Red Stone めちゃラッキー♪
出勤前に朝早起きしてちょこっとログインしたり。
春先よりは余裕できたかな自分…

…時たま、なんにも悪いことしてないのにしばらく自キャラの周囲が光ったり頭上がキラキラしたり、ってことはこれまでにもあった。
うわー誰かに悪い呪いをかけられたのか!と思ってたのだが、どうも逆だったらしい。もしやコレがウワサのエンヘイ?どっかのパーティが仲間に掛ける一時的能力アップ魔法のとばっちりを通りすがりに受けて光ってたの?

そう思ったのは光りだしてからモンスに殴りかかると、相手が一発で昇天するのに気付いたからだ。普通はよほど差があっても一発とはいかない。そうかラッキーだったんだ。
しかも瞬殺した敵は宝物地図を落とした。しかも場所はすぐそば。早速開けると、なんと例の「400%表示」が起きたぢゃないか!経験値400%?タイムカウンターがついてて、あと何分間、ということになってるようだが、「いつものアタシじゃない」んだよ〜♪

よっしゃ行け行け!さっきまで何度か、クエストで頼まれた弓目当てにエルフ戦士に突撃してはその手前の敵に殺されてばっかだったのだが、今度はサクサクっと倒せてしまったよ!アイテム欄がいっぱいになっちゃったしで大急ぎで弓を届けて、タイムアップまでに短時間でいっぱい敵を狩りまくり。うーんいいな、宝箱。そういや前に400%出たのも、少し前に宝箱があったような気がしてきた…

十分もしないうちにタイムアップはしたけど、それなりに経験値は稼げた。なかなか育たなくなったなと思っていたのがようやくLv.13まできたぞ。
うーんこれはスバラシイ。
パーティプレイしてる連中をみかけたら、なるべく近くを通ってみるのがいいのだろうか?

気を良くしたついでに、古都ブルネンシュティグ脱出!
依頼人にもらったテレポート一回無料券を使ったが、なんか回りの敵はさらにぐっと強そうだなあ。…大丈夫かな(^^;)
普通に今のレベルじゃエルフ戦士すらムリぽかったのに。
まあいいや、オンラインゲームは都合のいいところでリセットリロードはできないから、あんまり「最善」を追いかけないようにしようっと。とりあえず気軽に何でもトライしてみるさ♪
とことんムリなレベルのクエストは、ちゃんと依頼人が取り下げてくれるみたいだしね。

寄生獣 (1)

2007年6月15日 読書
昔読んですごい面白い〜
と思ってたんだけど、実は断片的にしか読めてなかった。
今回一巻目から読む機会があって、うわーこんなにコワい話だったんか、と…(笑)
登場したばかりのミギーって、思いがけず非人間的だし、しかし面白いのは面白い!グロくないと言うのは不可能だけど。

ISBN:4063140261 − 岩明 均 講談社 1990/07 ¥509
くぅ、それってなんか凄く情けないような…

でも、なんだかわからないクエストがあったりなんだかわからない地名があったり…

意外と何個も攻略サイトがあるようです。やれやれ(爆)

とにかくウッカリクエスト欄を埋めきっちゃったので、何とかしたくて…

おかげで薬草使いのオジサンの集めて欲しがってるブツの集めかたがわかりました。こんな広いところで大変だねモノ探しって…
でも、なるべく見ないでやるようにしよっと。
今は槍屋のおばあさんの依頼で大型スコーピオン探し中。なんで変異スコーピオンばっかりなんだー。しかもここらのモンスは、やたら集団で襲い掛かってくるからやり辛いったら…(涙)
一対一なら怖くないのだがうっかりするとすぐ囲まれて三対一くらいでボコられてしまうのだった。くっそーケダモノのくせにー!

案外楽しくソロプレイを続けているのだが、なんかちょっと既視感を感じるなーと思ったら、多分「ティルナ・ノーグ4」に似ているんだね。まあPCのRPGってティル以外もともとほとんどしたことないし(したと言っても体験版だが)。グラフィックの雰囲気とか。それにあちこちでクエストが湧いてくるのをてきとーに選んでこなしていくとことか。
これまでのシリーズ中でも最長か?
今回はなかなか、話の行方が見えてこない…
ちょっとダレ気味。まあそれでも読むのをやめるほどではないが。

ISBN:4044292078 文庫 谷川流 角川書店 2005/08/31 ¥630

Red Stone 2

2007年6月12日 Red Stone
二日目(爆)

とにかくちょっと記録しとくかな。

昨日はほとんど、古都ブルンシュティグと街の西の街道をいったりきたり。
西の街道ぞいにいる「病気のコボルド」が弱くて初心者むけだからだ。
それに、歩いていてもここらじゃ向こうから襲い掛かってこないから気楽。
(もっと強いヤツがいる地域では、向こうから追ってくるとあとで判明…)

それに意外にいいモノ落とすのが♪
特に「イレズミ」系は三桁で売れる。
Lv.1モンスターなのだが、いつまでもファーガソンの依頼を受けなおして、他のクエスト(アリエル一家の連続クエストやアホキャンピングマスターの幼稚な復讐やら)と並行して繰り返し倒してた。
ファーガソンのお礼の「布の服」も、補正がついてて悪くないし。
…自分で着れるLv.になるまで時間かかったけど(^^;)

初めて「死んだ」のは、コボルトから薬を取り返すのに、地下洞窟まで行かなきゃならないのかと勘違いして地下に降りたとき。
意外にペナルティがないのでホッ。それとも、Lv.が上がるとペナルティが大きくなるの?

途中で一時期左上に「400%」という表示が出ていた。
あとで知ったが、コレが出てる間、経験値取得四倍になっていたとか。
うー…十分戦ってたかなあ…知ってたらもっと…
でも、一日でLv.10まで、それほどかからなかった気がする。結局コレのおかげか。

初のメインクエストで「議員からの手紙」が届いたときは久々にワクワクした♪
しかし地下水道ってどこよ??
とにかくマップ広いなあ…

という状況から、二日目の朝は(朝しかでぎなかった)、地下水道をやっとみつけてレッドアイ研究所に。魔道士に瞬殺される(苦笑)
でもまあ、少しクエストの要領がわかってきた、かな…
とか思っていくつか受けるとクエスト欄がいっぱいに。

…クエストも、計画的なご利用が必要か…
「あんたにゃ無理だよ」と、キツすぎる依頼は依頼者から引っ込めるのは親切だと思うけど。
しばらく引っ張っていた任務「橋梁破壊」。
40ターンくらいからあとは、バリスタも機甲兵も片端から、もうーじっくりじっくり捕縛しまくり。いろいろ試行錯誤しながら、敵将グラープの高価な武器防具も無事盗んじゃった♪最後はいいぐあいに捕虜たちがグラーブを足止めしてくれたから…グラーブ将軍、捕虜には手を出さないのね。イイヤツなのね。…強健スキルのせいで捕縛できないから倒しちゃったけど(^^;)

終わるとアグザルとイストバル加入。シロッククラスチェンジ。母を励ますアーサーの言葉に涙し、「やるな、アデル」レオンのセリフにニヤリ。いやー、結構いいと思うんだけどねこのゲーム、こーゆー細かいセリフ回しとか。

Red Stone!

2007年6月11日 Red Stone
やっぱり!コンチェルトゲートは、myPCでは起動できなかった。くすん。
音楽ファイルだけ拾って聞きまわるとアンインストール。
だが…せっかく考えたハンドルネームが勿体無い!(もちろんボースンとかではない)。

と思うとつい、「Red Stone」という別の無料オンラインRPGにその名前で登録してしまった。イラストが割と好み。2Dだがその方がいい。しかも低スペックOKというんで…

MMOとかいってもあまりパーティプレイしたいと思わないので、昔ながらの普通のRPGみたいな感じ。ゲーム自体も、戦闘メインで、生産系のジョブは無い。戦闘スキルの種類が多くて、敵ドロップアイテムもバラエティがあるので、戦闘はそこそこ楽しい。
変身システムてのがあって、一キャラに二つの戦闘ジョブが備わっている。武器が変わるだけのもあるし、凄いのだと狼男とか天使とかに変身してしまう。
私は槍と弓を使い分ける女戦士♪弓のほうがカワイイのだが、矢を消費するのは勿体無い…うーん貧乏性(^^;)
レベル10くらいまで一気に育てちゃったよ…疲れた(爆)
まあしばらく育てたら自然に引退するんだろうな(笑)
いいアイテム買おうとか思うと無料ゲームじゃなくなるし。

ちなみに、遊んでいる途中、相良宗介モドキな名前のキャラをお見かけした。トイレットペーパーはいないのか?(笑)

http://www.redsonline.jp/index.asp
オンラインゲームはそれほど興味なかったんだけど(そもそも時間ないしさ)、無料なのは勿論、音楽がサガの神様イトケン様だと聞いて(スクエニ製で)、とりあえず登録だけしちゃいました(^^;)
まあ、時々音楽きくだけでも、ね…ははは。
サイトで流れる曲聞くと、やっぱイトケン節です。いいなあ♪
グラフィックもそう悪くない感じだし。

しかし、いつやるんだ、こんなん…
それより何より、クライアントソフトのダウンロードがなかなか最後までいかない(当然インストールが未だにできない)。鯖混んでるんだなあ。そもそも動くのかしらんmyPCで(マジ不安)。

http://concgate.hangame.co.jp/teaser/index.nhn
だーれが殺した♪クック・ロービン♪

なんと、かのクック・ロビン音頭は、文庫版でも三冊目に入ってやっと「開発された」のだった。へー、そんなもんだったんだー。
いや、「選集」だから厳密には順番通りじゃないんだろうが…
「へんたい飛行だ」「ぶーん」もここか?
タイムワープ炸裂、バンコランの過去話もあり、この三巻は、読み返し甲斐抜群の一冊です☆

今日も仕事だったし明日は家族サービスで出かけるからあまり休めないが、とりあえずナツ漫で心身をちょっと癒す…

ISBN:4592880730 文庫 魔夜 峰央 白泉社 1994/09 ¥590
おおおおおおー!

エド、めちゃめちゃいいぞ。
いたいけなちびエド(回想)、親馬鹿エド、歌うエド、鳥につつかれるエド。
ここへ来てやっぱりエドなんだねー!
こんなに大変な状況だけど、やっぱり事態はエンディングに向かってるぽい感じはしてきました。あと二冊か…うふふふふ。

ISBN:4086010127 文庫 須賀 しのぶ 集英社 2007/04 ¥560

聖なる暗号

2007年6月5日 読書
エリザベス朝時代に暗号で書かれた謎の手記。
主人公は、その解読を頼まれたとたんに、妙な連中に付けまわされるようになる。こりゃラチられるの時間の問題ね。
いかにも「ダ・ヴィンチ・コード」ブームにあやかって紹介されましたっぽいサスペンス小説です。

しかし、コレ予約したのは、手記を書いた人物は帆船に乗って新大陸へ向かったという話を聞いたから。てなわけで、帆船小説的要素が混じるらしいのが楽しみです。まだ序盤だけど…

ISBN:4150411115 文庫 ビル・ネイピア 早川書房 2006/03 ¥861

(追記)最終的には、期待したほどではなかった。現代の主人公より過去の手記の主人公のほうが気になるんじゃアレだよね。そして、最終的に、二人とも着地点がちょっと、う゛ーん…というカンジでしたし(爆)
午後からは、こっちの続き(昨日の続き)も見てしまいました。
本サイトの夏用トップ絵とかも描きたかったけどネタ思いつかなかったし(爆)

…えー、二話めは次女リリス(デビー・レイノルズ。レイア姫=キャリー・フィッシャーのおっかさんです。似てないが)の物語。

ゴールドラッシュの時代。
両親の死後、長女一家とも離れ、歌手として舞台に立っていたリリス。最初っから「西部なんて…」と言ってた娘ですが、ひょんなことからカリフォルニアの金鉱を遺産として譲られることになり、西部を目指す幌馬車隊に加わります。それを追ってきたのが、明らかに(笑)彼女の遺産目当ての賭博師クリーブ(グレゴリー・ペック)。大自然やインディアンと闘いつつのハードな長旅は、二人の心を近づけますが、辿りついた鉱山はすっかり掘りつくされたあとで…

グレゴリー・ペック、やっぱり華のある男優だなあ!と痛感。
これじゃ詐欺師の一歩手前ですが、端正なルックスと長身に愛嬌をにじませて、女心に忍び込んじゃう。リリスは、マジメで頼もしくて小金持ちですらある幌馬車隊のリーダー(ロバート・プレストン)にも求婚されるのですが、イマイチ心が動かないんですよね。いや、この隊長も「美人なだけじゃなくて、心も体も丸太のように丈夫だ!」とか、ホメ方が即物的すぎるんですが…

ペックって謹厳実直タイプと思い込まれてる気がしますが(多分「アラバマ物語」や「仔鹿物語」の理想的パパ役のせいでしょう)、実はこの映画のようなちょっとワル入ってる役柄でも魅力を発揮してます。「白昼の決闘」の、兄と女を取り合う不良次男役なんかいい例だし、あの「ローマの休日」だって、最初は王女を丸め込んでスクープゲット!しか考えてないチャッカリ男。
誠実・謹厳なだけでは女心はまだモノ足りない。謹厳・誠実を絵に描いた顔をさらにユーモアや愛嬌で崩す上級技があってこそ!です。
ファンというほどではないんだけど、やっぱり目に楽しいスターだ☆

ちなみに、幌馬車隊でリリスと同じ馬車に乗ることになったおばちゃんアギー(セルマ・リッター)。リリスが歌手に戻ってからも何故か一緒に楽屋にいたりする。実は「イブの総て」でも、ベティ・デイヴィスの付き人役だったので今日はセルマ・リッター・デイだ。まあ、50年代ハリウッドのおばちゃんというとこの人にトドメを刺すんで仕方ないか(おばちゃん役一筋でアカデミー助演女優賞候補六回!)。
今回は珍しく?ズボンをはいて幌馬車を駆る鉄火なおばちゃん。鉄火だけど亭主募集中☆いいなあ。

ここで前半終了。デビーの歌もあり、やっぱ前半のほうが派手ですね(爆)
後半のほうが時代的にもどうしても苦味があるし…

後半三話は皆、長女夫妻の息子ゼブ(ジョージ・ペパード)の物語。このド派手キャストな一族のトリとは、ペパードよっぽどこの頃MGMに期待されてたんかなあと思いますが、その割にはビッグにならなかったような…(^^;)ペパードって言われて思い出すの結局コレと「ティファニーで朝食を」くらいだもんね。

第三話。南北戦争開始。農場暮らしがイマイチだったゼブは、母の嘆きをよそに「栄光を求め」出征してゆきますが…。少年が戦場でオトナになる話が甘いわけがありません。出番は短いけどシャーマン将軍・グラント将軍・リンカーンに、それぞれジョン・ウェインとハリー・モーガンとレイモンド・マッセイをあて、一番短い話だけれどさりげに豪華。この話だけ監督がジョン・フォードで、評価も高いようです。

第四話は、すっかり一人前になったゼブと鉄道の話。戦後故郷に戻っても両親が既に亡くなっていたと知り、ゼブは騎兵隊に入って西へ。鉄道建設会社と先住者であるインディアンの間にたって折衝をしますが、鉄道会社側は白人の都合(カネの都合)しか考えず、協定は破れ、建設現場は襲撃されます…。
ゼブが協力を頼む猟師がヘンリー・フォンダ、鉄道のことしか考えない現場のボスにリチャード・ウィドマーク。前者が白人の中に残る良心のかけらとしたら、後者は時代の悪を体現しているのでしょうか。馬鹿ではない筈なのに、自分の利益の前には、他人の都合は捨てて省みない資本主義の非情な精神…
襲撃後、死屍累々の鉄道駅周辺。親の死体のそばで泣き叫ぶ幼児の声に、「あんたはこの光景に耐えられるのか」とボスに詰め寄るゼブ。しかしボスは「これは泣き声じゃない。新時代の叫びだ」と言い放ちます。ゆっくり前進してゆく機関車のカウキャッチャーに立ち、鉄面の無表情で前を見つめるウィドマークの姿とともに、この挿話は実質終了。鉄道=白人側を悪として描いているのか、必要悪として描いたのか微妙なところですが(公開当時は必要悪的解釈が強かったくさいな)、鉄道による強引な西部開拓は、歴史を俯瞰する上で避けて通れない要素ではありそう。この話(だけ)の監督はジョージ・マーシャル。ウィドマーク様のいとも現代的な非情さ、やっぱハマリ役です。キッチリ仕事してます(^^;)

第五話は、「銃の時代の終わり」がテーマ。騎兵隊を辞め、民間人となった(妻子もできた)元保安官なゼブが、因縁のギャング(イーライ・ウォラック)の列車強盗を阻む話。といっても「もう時代が違うんだから、俺の町じゃ騒ぎを起こすなよ」と友人の保安官リー・J.コップにまでガミガミ言われながらなので、イマイチ爽快さがない。
ちょっとこの話だけ、キャスティング的にも弱いよなあ…それでなくても苦味のある展開なのに。アクションメインの話ではあるが。
ペパード一枚看板では、他の四話に比べ結局厚みがたりないってことか?
一、二、五話の監督はヘンリー・ハサウェイでした。

まあ、最初四話の豪華キャストで、クラシック映画好きは、それなりには楽しめるデキ。西部開拓のロマン(もしくは胡散臭さ)については、今となってはどうしても多少ハスに見ちゃうけど(苦笑)
わざとらしく最後に現代の西部の映像を見せるのも苦笑するしかない。
音楽はモンクなく良いけど。
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2006/10/13 ¥2,990 1950年度アカデミー賞作品 / 監督 / 助演男優(批評家アディスン役のジョージ・サンダース) / 脚本 / 録音 / 黒白衣裳デザイン、そしてアーヴィング・サルバーグ賞を受賞。若き演劇少女の大胆不敵な世渡りと野心を通して、人間の醜い欲望を赤裸々に描いていく名匠ジョセフ・L・マンキーウィッツ監督の骨太な人間ドラマである。新進女優のイヴ・ハリントン(アン・バクスター)にアメリカ演劇界最高の名誉であるセーラ・シドンス賞が授与された。壇上の彼女に喝采が贈られる中、数人の者たちだけ、なぜか冷めた表情をしていた。8か月前、大女優マーゴは田舎から出て来た娘イヴを紹介された。イヴの哀しい身の上に同情したマーゴは、彼女を自分の秘書にする。しかしイヴは、次第にマーゴの周囲にこびては取り入りようになり…。


えーと何故でしょうねえ。「西部開拓史」見る予定だったのですが、@nifty動画の無料メニューにあったコレを見てしまいました(笑)

だいぶ前名画座というか自主上映というか(三越劇場だっけ?)で見たことありますが、見はじめるとウッカリ一気に最後までいっちゃった。139分と、決して短くはないのに。おそるべしマンキーウィッツ。

ワガママ大女優マーゴ役のベティ・デイヴィスがやっぱり凄い存在感で、そしてオチを知っているとむしろ可愛らしくも見えるという…。プライドと、そろそろトシだという不安と(そしてワガママだけど根は腐ってなんかいないのよね☆)。そんなマーゴの不安定さを、一見献身的なようでいて、じわじわと煽ってゆくイブ(アン・バクスター)の動きが何とも的確。ひたすら上目遣いの謙遜ぷりにちゃぁんと不気味さがほの見えるような演出が、この娘は次ナニたくらむのかな?とサスペンスを盛り上げる。

そして終盤いい所をさらってゆくジョージ・サンダース。
重ったるいような軽快なような、妙に渋い気障さが結構好きです。黒幕的な役、腹に一物な脇役が多いけど、「海外特派員」なんかじゃ主人公ジョエル・マクリーを助ける記者仲間で、飄々とした口ぶりが割と格好よかったな♪昔は「セイント」とか気障系ヒーローもやっていたそうで、一度見てみたいなあと思いつつ果たせません(だって30〜40年代の話だし)。

昔、独身の頃、いつも乗る通勤JRに時々サンダース似の紳士が時々乗っていて、乗り合わせるとなんとなく嬉しかったのでしたが…今も元気かな?

ハズバンド

2007年6月3日 読書
読了。

いやーほんとになー、こんな「育児理論」を実践なんかすると、壊れるって当然…コドモが。

よく壊れなかったものですよ主人公。
最後までいい感じでハラハラ。夫婦愛サスペンス・アクションでした(*^^*)

ISBN:4150411409 文庫 ディーン・クーンツ 早川書房 2007/04 ¥882
先日買った「西部開拓史」。

全部見ると179分。
とてもじゃないのだが、オムニバス映画なので、とりあえず今日は第一話だけ見る♪

豪華キャストのシネラマ超大作だが、公開年度は1963年。
実はこのころ、娯楽の帝王としての映画の地位は、TVの登場によってすっかり揺らいでいたのであった。てんで映画界は、打開策としてひたすら「超大作」ばかりを追い求めていたのである。そのへんは特典の「メイキング」で色々と解説してくれてこれは映画史理解には丁度よろしい。
また、西部劇というジャンル自体も、そろそろ斜陽の時代に入りかけていた。「原住民を蹴散らして新天地を獲得〜☆」なんて、70年代には正面きって言えっこない。まあそれでも、開拓民の一家四代の年代記というのは、きちんと作れば歴史的感興(ぐっと白人寄りでも)を味わえる。

第一話は、夢を抱いて西への危険な道をたどる開拓民(カール・マルデン)一家の旅。
一家には綺麗なお嬢さんが二人。恋に憧れるロマンチストな長女のイーブ(キャロル・ベイカー)と、元気でちゃっかりして歌のうまい次女リリス(デビー・レイノルズ。「雨に唄えば」のヒロインだもの)。
運河を船で、そしてやがては手作りの筏で川を下りつつ西部をめざす一家が出会うのは、風のように自由な猟師ライナス(ジェイムズ・スチュワート)。1年の大半を大自然のなかでひとり狩りを続け、毛皮を売る時だけ街に戻ってどんちゃん騒ぎ、の、自称「農夫にも夫にも向かない男」。もともと二枚目というにはやや癖のあるスターだが、もうそこそこトシな大物なのに、ひたすら飄々とした猟師のたたずまいには説得力がある(普段以上に飄々演技だ)。新大陸も、うろついてる人間がこーゆーのばかりのうちはインディアンも困らなかっんだろうがな…

イーブの微笑ましくも猛烈なアタックにたじたじの彼は、逃げ腰になりつつもやがて、彼女の内に秘められた強さにうたれて、彼女の愛を受け止めるのだった。
と、川の盗賊のボスにウォルター・ブレナン。普通に一本映画作れるキャストではある(笑)川下りの迫力や開拓民群像もいい感じだ…。

…画面に縦線がなければもっといいんだけどね…

このころ色々連発された「大作化」手法のうち、シネラマってのは三台のカメラで撮った映像を湾曲したスクリーンにつなげて映すものであった。で、つなぎ目が二本、ちらちら見える。くすん…

さて続きはいつ見よう。月曜には第二話見れるかな。

DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2007/05/11 ¥980

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