アレグリアとは仕事はできない
2009年3月16日 読書
津村記久子著。
「三十分で事足りるはずだった。あいつをやるのは。あいつを。」
性悪なコピー機(厳密にはスキャナ・FAX・コピー複合機)品名アレグリアをめぐる、はげしくも荒んだ人間関係。OLの心の叫びが、微妙なユーモアをにじませつつ猛スピードで説得力たっぷりに描かれる。私は機械とは比較的うまくやるほうだと思うけど、逆に主人公がコピー機に感情的に振り回されるさまはよく分かる気がする。うまくてなづけられてサクサク動いてくれるキカイは可愛いし、理解できない動きをするキカイは憎たらしい。しかも、そのことが自分を孤立化させてゆくとなれば、そりゃぁ殺意くらい抱くでしょうよ、キカイにだって。
イマドキの働く人間は、嫌でも嫌でなくてもキカイと付き合わざるを得ない場合が多い。暑苦しいけど面白かった。
同時収録の「地下鉄の叙事詩」は、暑苦しくより読後感がザラついたものがあるが、サスペンス?の盛り上げはなかなか。今後、要チェックですな。…というか、既にコレの後の作品で芥川賞作家になっちゃってる人だけど。
「三十分で事足りるはずだった。あいつをやるのは。あいつを。」
性悪なコピー機(厳密にはスキャナ・FAX・コピー複合機)品名アレグリアをめぐる、はげしくも荒んだ人間関係。OLの心の叫びが、微妙なユーモアをにじませつつ猛スピードで説得力たっぷりに描かれる。私は機械とは比較的うまくやるほうだと思うけど、逆に主人公がコピー機に感情的に振り回されるさまはよく分かる気がする。うまくてなづけられてサクサク動いてくれるキカイは可愛いし、理解できない動きをするキカイは憎たらしい。しかも、そのことが自分を孤立化させてゆくとなれば、そりゃぁ殺意くらい抱くでしょうよ、キカイにだって。
イマドキの働く人間は、嫌でも嫌でなくてもキカイと付き合わざるを得ない場合が多い。暑苦しいけど面白かった。
同時収録の「地下鉄の叙事詩」は、暑苦しくより読後感がザラついたものがあるが、サスペンス?の盛り上げはなかなか。今後、要チェックですな。…というか、既にコレの後の作品で芥川賞作家になっちゃってる人だけど。
コメントをみる |

ヴィンランド・サガ (7) (アフタヌーンKC)
2009年3月15日 読書
幸村誠著。
絶好調なカンジの七巻。
覚醒全開の王子様。謀略全開のアシェラッド。ヒゲそったら意外な素顔全開の神父。なんか最近お笑い担当で可愛さ全開のトルケル。
…あれ?主人公どこいった…(笑)
まぁいいけどね。アシェラッドファンの私は十分満足です。ヤング・アシェラッドの過去ネタもまたひと幕披露されたし。いやーカッコイイですね~(*^^*)
絶好調なカンジの七巻。
覚醒全開の王子様。謀略全開のアシェラッド。ヒゲそったら意外な素顔全開の神父。なんか最近お笑い担当で可愛さ全開のトルケル。
…あれ?主人公どこいった…(笑)
まぁいいけどね。アシェラッドファンの私は十分満足です。ヤング・アシェラッドの過去ネタもまたひと幕披露されたし。いやーカッコイイですね~(*^^*)
コメントをみる |

コーエー25周年記念パック Vol.3
2009年3月14日 ゲーム
最近サイトにいらした大航海時代2プレイ中のかたとおしゃべりしたのがキッカケで、オークションで衝動買いしてしまった。初代「大航海時代」は大昔、ゲームを始めてすぐにファミコンでやったのだが(というか初めて自分が買ったカセット。最初にプレイしたゲームは借り物だから)、コレはPC9801版「大航海時代」の復刻版。
懐かしかったりウームPC版はオープニングが長いな(批判ではない。これはこれで楽しい)とか言いつつキャラメイクして出航。音楽がまたイイんですよこのゲーム!が、出航後たった8日で嵐にあって沈みました(笑)
いや、気が付いたらあっというまにアフリカ沿岸にきていたからいけないんだが(経験者は音楽でわかる!)…しかし、PC版の操作性の悪さというかむちゅかしさに呆然…ま、何事も慣れであろうが。ゲーム機のコントローラってほんとによく出来ているなぁ、今更だけど。
このパック残りの二本は「蒼き狼と白き牝鹿―ジンギスカン―」と「ランペルール」。オルドで有名な蒼き狼にはあまり興味はないが、ナポレオニックゲームの古典として知る人ぞ知る「ランペルール」はそのうちトライしてみよう。難易度は高いらしいのでクリアするどころではないかもしれないが。
…ほんとはそんなヒマはないんだけども。
懐かしかったりウームPC版はオープニングが長いな(批判ではない。これはこれで楽しい)とか言いつつキャラメイクして出航。音楽がまたイイんですよこのゲーム!が、出航後たった8日で嵐にあって沈みました(笑)
いや、気が付いたらあっというまにアフリカ沿岸にきていたからいけないんだが(経験者は音楽でわかる!)…しかし、PC版の操作性の悪さというかむちゅかしさに呆然…ま、何事も慣れであろうが。ゲーム機のコントローラってほんとによく出来ているなぁ、今更だけど。
このパック残りの二本は「蒼き狼と白き牝鹿―ジンギスカン―」と「ランペルール」。オルドで有名な蒼き狼にはあまり興味はないが、ナポレオニックゲームの古典として知る人ぞ知る「ランペルール」はそのうちトライしてみよう。難易度は高いらしいのでクリアするどころではないかもしれないが。
…ほんとはそんなヒマはないんだけども。
女海賊メアリ・リード 第1巻 偽りの天使
2009年3月13日 読書
なんかこんな本が出ていました。海賊とあっては要チェック…
ミレイユ・カルメル著。
メアリー・リードはちょー有名な実在の女海賊なわけですが、フランス製なのもちょっと不安だし、作者がフランスのヒストリカル・ロマンスの人気作家だというのも、かえって不安を増します…が、一応読み始めることに。
さてどうでしょう。どきどき。
(追記)やっぱりフランス人て冒険ロマンに向いてないよなーと思いつつ読む。訳や装丁が悪いのかもしれないが、ジュブナイルみたいなコクのない文章なのに新書サイズ一冊目で(しかもまだ未成年のうちに)女一人男二人と次々、ちゃっちゃと寝ちゃうヒロイン。
フランス人はやっぱり冒険より色事がお好きなんですよきっと。二巻目はどうしようかなぁ。
ミレイユ・カルメル著。
メアリー・リードはちょー有名な実在の女海賊なわけですが、フランス製なのもちょっと不安だし、作者がフランスのヒストリカル・ロマンスの人気作家だというのも、かえって不安を増します…が、一応読み始めることに。
さてどうでしょう。どきどき。
(追記)やっぱりフランス人て冒険ロマンに向いてないよなーと思いつつ読む。訳や装丁が悪いのかもしれないが、ジュブナイルみたいなコクのない文章なのに新書サイズ一冊目で(しかもまだ未成年のうちに)女一人男二人と次々、ちゃっちゃと寝ちゃうヒロイン。
フランス人はやっぱり冒険より色事がお好きなんですよきっと。二巻目はどうしようかなぁ。
コメントをみる |

円環少女 (9)公館陥落 (角川スニーカー文庫)
2009年3月12日 読書
うーー。
こんなにもハードでダークな展開なのに、なんで部分的にこんなにも笑えるんだー。
地底で始まる補習授業。「君」付けで呼ばれて嬉しいらしいヒゲのおっさんには愕然としたし。
みょーに前向き?な愛すべき変態猟犬魔道師…(まさか再登場するとは)。
稀有なシリーズです。
こんなにもハードでダークな展開なのに、なんで部分的にこんなにも笑えるんだー。
地底で始まる補習授業。「君」付けで呼ばれて嬉しいらしいヒゲのおっさんには愕然としたし。
みょーに前向き?な愛すべき変態猟犬魔道師…(まさか再登場するとは)。
稀有なシリーズです。
コメントをみる |

1939年、ジョン・ファロー監督作品。モノクロ。
数百円だったのでレンタル落ちビデオをゲット。画質の酷さは覚悟の上。でも、もともと、ジョージ・サンダースの“セイント”シリーズは一度見てみたいと思ってたんですよね。「イタリア旅行」を見たあとすぐ、ヤフオクで購入。
現代は“The Saint Strikes Back”。
“セイント”というと、アメリカではそれなりに有名な義賊/怪盗紳士なんですが(シリーズ第一作発表は1920年代末頃)、日本ではどうなのかな。ロジャー・ムーアのTVシリーズ版はある程度知られてそうだけど。
邦訳はろくに出ていない。が、なぜかジュブナイル訳は古くから存在し、実は私も小学生のころあかね書房版「あかつきの怪人」でセイントを知り、好感を抱いたものでした。悪人をやっつけて上前をはねたり、元の持ち主に返したり、気が向くと困っている人を助けたり。悪党を倒すため警察と手を組むことすらある。そんな何でもありな冒険がユーモアを交えた軽いテンポで繰り広げられる…。
普段、うさんくさい紳士ヅラの悪人を演じることが多いサンダースが、うさんくさい紳士ヅラのヒーローをキザっぽく演じてイイ感じです。
だいたい、私がこの人を意識しだしたのは、思い起こせば「海外特派員」。主役のジョエル・マクリーの記者仲間で、洒脱で抜け目がなく、意外に肝がすわった活躍を見せる。名前がフォリオット、先祖が革命期に首を斬られたので名前の頭文字が小文字の“f”なんだ、とか言う場面が忘れられません。というか脇役なんだけどこの人のことしか余り覚えてません。というわけで、こういう、ユーモアをにじませつつ、キザに図々しく立ち回る怪盗紳士は私にとっては「待ってました」の役どころ。
話は想像通りに軽い(なんとわずか64分)。
父警部がギャングと癒着していたとの濡れ衣を着せられ自殺した、その仇を探そうとゴロツキを手下にし自身が女ギャングみたいになっちゃってる勝気なヒロイン(ウェンディ・バリー)。彼女を助けるような対立するような、微妙な立ち位置のセイントの手段を選ばぬ捜査(ひっかきまわしてるだけにも見える)はやがて、父親を陥れた真の悪徳警官が誰か、そして名前しかわからない真の黒幕が誰かを明らかにしてゆく…。
ただし悪い奴は割と見え見えだし、主人公たちが陰で聞いてるところで“実は…”と得意そうに吹聴するというお約束なバカだし、終盤とってつけたように(予定時間内におさめるためか?)急にラスボスが判明するのはやはり失笑ものだし。
あくまでも、気軽に楽しめるB級娯楽作として遇してあげましょう(^^;)
サンダースのキザ演技やユーモラスなセリフの掛けあいには何度もニヤリとさせられます。都会調のユーモア・サスペンスが好きな人ならそれなりに楽しめるのでは。
ヒロインはちょい馬顔で、あまり綺麗と思わなかったけど…
むしろ目立ったのはヒロインの手下の一人がバリー・フィッツジェラルドで、ビリングは五番目だけど、ユーモラスな演技でちょこちょこっと場面をさらっていました。ラストシーンにも割り込んでるし(笑)…さすが、後年「我が道を行く」で主演・助演同時ノミネートの快挙をやらかす人だけのことはある(最終的には助演で受賞した)。
あと、NYからSFに飛ぶのに、主人公たちが寝台のある飛行機(個人所有機でなく旅客機)に乗ってる場面があり、ビックリしました。飛行機のワキには“SkySleeper”のロゴが。
ほんとか~?!(いや、疑っても仕方がないのだが)
数百円だったのでレンタル落ちビデオをゲット。画質の酷さは覚悟の上。でも、もともと、ジョージ・サンダースの“セイント”シリーズは一度見てみたいと思ってたんですよね。「イタリア旅行」を見たあとすぐ、ヤフオクで購入。
現代は“The Saint Strikes Back”。
“セイント”というと、アメリカではそれなりに有名な義賊/怪盗紳士なんですが(シリーズ第一作発表は1920年代末頃)、日本ではどうなのかな。ロジャー・ムーアのTVシリーズ版はある程度知られてそうだけど。
邦訳はろくに出ていない。が、なぜかジュブナイル訳は古くから存在し、実は私も小学生のころあかね書房版「あかつきの怪人」でセイントを知り、好感を抱いたものでした。悪人をやっつけて上前をはねたり、元の持ち主に返したり、気が向くと困っている人を助けたり。悪党を倒すため警察と手を組むことすらある。そんな何でもありな冒険がユーモアを交えた軽いテンポで繰り広げられる…。
普段、うさんくさい紳士ヅラの悪人を演じることが多いサンダースが、うさんくさい紳士ヅラのヒーローをキザっぽく演じてイイ感じです。
だいたい、私がこの人を意識しだしたのは、思い起こせば「海外特派員」。主役のジョエル・マクリーの記者仲間で、洒脱で抜け目がなく、意外に肝がすわった活躍を見せる。名前がフォリオット、先祖が革命期に首を斬られたので名前の頭文字が小文字の“f”なんだ、とか言う場面が忘れられません。というか脇役なんだけどこの人のことしか余り覚えてません。というわけで、こういう、ユーモアをにじませつつ、キザに図々しく立ち回る怪盗紳士は私にとっては「待ってました」の役どころ。
話は想像通りに軽い(なんとわずか64分)。
父警部がギャングと癒着していたとの濡れ衣を着せられ自殺した、その仇を探そうとゴロツキを手下にし自身が女ギャングみたいになっちゃってる勝気なヒロイン(ウェンディ・バリー)。彼女を助けるような対立するような、微妙な立ち位置のセイントの手段を選ばぬ捜査(ひっかきまわしてるだけにも見える)はやがて、父親を陥れた真の悪徳警官が誰か、そして名前しかわからない真の黒幕が誰かを明らかにしてゆく…。
ただし悪い奴は割と見え見えだし、主人公たちが陰で聞いてるところで“実は…”と得意そうに吹聴するというお約束なバカだし、終盤とってつけたように(予定時間内におさめるためか?)急にラスボスが判明するのはやはり失笑ものだし。
あくまでも、気軽に楽しめるB級娯楽作として遇してあげましょう(^^;)
サンダースのキザ演技やユーモラスなセリフの掛けあいには何度もニヤリとさせられます。都会調のユーモア・サスペンスが好きな人ならそれなりに楽しめるのでは。
ヒロインはちょい馬顔で、あまり綺麗と思わなかったけど…
むしろ目立ったのはヒロインの手下の一人がバリー・フィッツジェラルドで、ビリングは五番目だけど、ユーモラスな演技でちょこちょこっと場面をさらっていました。ラストシーンにも割り込んでるし(笑)…さすが、後年「我が道を行く」で主演・助演同時ノミネートの快挙をやらかす人だけのことはある(最終的には助演で受賞した)。
あと、NYからSFに飛ぶのに、主人公たちが寝台のある飛行機(個人所有機でなく旅客機)に乗ってる場面があり、ビックリしました。飛行機のワキには“SkySleeper”のロゴが。
ほんとか~?!(いや、疑っても仕方がないのだが)
バブル景気真っ盛りの1988年、東城大医学部剣道部の猛虎、速水晃一、帝華大医学部剣道部の伏龍、清川吾郎、剣の才能を持つふたりの男が、全存在をかけて戦う。そしてその戦いの陰には、帝華大から東城大佐伯外科に招聘された阿修羅、高階顧問の姿があった。医療ミステリーの旗手が放つ、初の青春小説。
意外にもすぐ読む機会があった。ラッキー!
海堂尊、なぜか剣道小説。しかし、レトリックに満ちた彼の文章は剣道にも似合う。
ついつい清川サイドに気を取られる私は少数派か。ちゃらんぽらんだけどにくめない、でも逃げてるばっかでは第一人者にはなれなかったはず、の彼の若き日はやっぱり可愛らしいです。そばにいる人は苦労するだろうけど。ムダ?に素質に恵まれすぎな兄に敵愾心もやしまくりの弟クン、無理ないかも。
「ジーン・ワルツ」の「なまくら刀に斬られるよりは、名刀村正に斬られたまえ」のせりふも納得。ここの「勝ち逃げだけが人生だもの」は更なる説得力だけど(笑)
速水のキャラはなんだか意外に忘れてしまっていたので、ジェネラル・ルージュを一度復習したほうがいいかなぁ。通常は速水ファンが多いと思うが、「ひかり…」の速水はまだまだ真面目一方(講義はさぼるが部活動は真面目)なのである意味ものたりないお子ちゃまである。
おいしいのはむしろタヌキの高階先生か。清川の逃げ道に地雷をまき、速水の限界に劇薬を処方するワザ師ぶりはおみごと。「そのほうが楽しいから」は「そのほうが君たちが成長してくれそうで楽しいから」なんでしょね。
医療方面は皆無だけど、面白かったです。
コメントをみる |

桜宮市・東城大学医学部を卒業、東京・帝華大学に入局した32歳の美貌の産婦人科医、曾根崎理恵―人呼んで冷徹な魔女(クール・ウィッチ)。顕微鏡下人工授精のエキスパートである彼女のもとに、事情を抱えた五人の妊婦がおとずれる。一方、先輩の清川医師は理恵が代理母出産に手を染めたとの噂を聞きつけ、真相を追うが…。
海堂尊著。桜宮~厚生省(田口・白鳥)ラインとはちょっと離れて、でも、その後の著書を見るとびみょーにつながりがある。
不妊治療や代理母問題、いや日本の医療行政によってガタガタにされた産科医療を背負って吹きまくるヒロインは格好いい。格好いいけど、他の妊婦たちにちらりちらりと嫉妬したり、手段を選ばなさ狡猾さには頭脳より「産みたい」本能に燃えるオンナの執念が感じられて、色々と人間的でもある。
それに対する清川医師のキャラクターも面白い。お洒落で女好きで話が(当然講義も)うまく、世渡り上手でお気楽な俗物なのだが、どこか憎めない。少々無責任であっても悪気は薄く、陰で「振られ上手のジゴロ」なんて仇名までたてまつられているらしいが、彼の「軽さ」が、ヒロインの情念と交互に描かれてうまく緩急がついている感じ。
しょっちゅうヒロインに「呆然と」させられてるのが、なんか可愛い(^^;)助演男優賞モノの妙な魅力を発散しておりました(笑)
この作品のあと、意外にも、あのジェネラル・ルージュ速水と剣道対決する青春篇「ひかりの剣」なんてものが生まれたとかいうのも無理からぬところか?うむむむ、「ひかりの剣」予約つけて待っているところだが、ますます楽しみになってしまったよ。
コメントをみる |

六月の新譜は(そのうちの一枚は)「月蒼くして」。
うっわー、嬉しいな~。
昔「お楽しみはこれからだ」で和田誠さんがとりあげていたのを見て以来(目当てはもちろんホールデンでなくデヴィッド・ニーヴン)、ずっと見たいけど諦めていたのであった。ジュネス企画は高いけど、コメディだしやっぱり字幕付き日本盤が一番。
しかし、春から何枚出るんだ私の欲しいDVD。三月にドリス・ディ・ボックス(米盤)、四月以降はリクエスト・ライブラリーが次々と、五月には“Time Limit”米盤が出るし。なんだかおそろしいことになってる…
私は普段質素な人間なので(woman of simple wants(C)Two Rode Together)、小遣いが払底する心配はあまりしていないが、置き場に困るのは必定である。
ははは…(*^^*)
http://www.jk-cinema.com/
うっわー、嬉しいな~。
昔「お楽しみはこれからだ」で和田誠さんがとりあげていたのを見て以来(目当てはもちろんホールデンでなくデヴィッド・ニーヴン)、ずっと見たいけど諦めていたのであった。ジュネス企画は高いけど、コメディだしやっぱり字幕付き日本盤が一番。
しかし、春から何枚出るんだ私の欲しいDVD。三月にドリス・ディ・ボックス(米盤)、四月以降はリクエスト・ライブラリーが次々と、五月には“Time Limit”米盤が出るし。なんだかおそろしいことになってる…
私は普段質素な人間なので(woman of simple wants(C)Two Rode Together)、小遣いが払底する心配はあまりしていないが、置き場に困るのは必定である。
ははは…(*^^*)
http://www.jk-cinema.com/
昨日はメチャ寒くてぞくぞくしてたし、のどが痛くなりだしたので市販のかぜ薬を飲んで就寝。
職場でも午前中、なんだか一時的にぐぁーと発熱っぽい気分を感じて「ヤバイ!今週はインフルエンザにつかまるわけにはイカン!」と危機感にうち震えたが、測ると熱はなかった。でも一日だるかったので夜の送別会でもノンアルコールで通した。かぜ薬とアルコールを併用するとどんなオソロシイことになるか某元大臣が示してくれてるし(笑)
…更年期障害でのぼせ気味だったのだろうか。それはそれで凄くヤだが…女心は微妙。早く寝たいけど今日もはや12時。ふぅ。
職場でも午前中、なんだか一時的にぐぁーと発熱っぽい気分を感じて「ヤバイ!今週はインフルエンザにつかまるわけにはイカン!」と危機感にうち震えたが、測ると熱はなかった。でも一日だるかったので夜の送別会でもノンアルコールで通した。かぜ薬とアルコールを併用するとどんなオソロシイことになるか某元大臣が示してくれてるし(笑)
…更年期障害でのぼせ気味だったのだろうか。それはそれで凄くヤだが…女心は微妙。早く寝たいけど今日もはや12時。ふぅ。
時の彼方の再会〈3〉―アウトランダー〈9〉 (ヴィレッジブックス)
2009年3月3日 読書
コメントをみる |

時の彼方の再会〈2〉―アウトランダー〈8〉 (ヴィレッジブックス)
2009年3月1日 読書
「うしおととら」を読み続けるかたわら、こちらも少しずつ読み進めている。
けっこうサクっと再会した、20年後のクレアとジェイミー。しかし…
男にも女にもモテすぎるハンサム君と添い遂げようと思うと、大変だなあ…
それに、「再会篇」一巻目で思ったが、ガバルドン先生って真性の腐…(以下自粛)
けっこうサクっと再会した、20年後のクレアとジェイミー。しかし…
男にも女にもモテすぎるハンサム君と添い遂げようと思うと、大変だなあ…
それに、「再会篇」一巻目で思ったが、ガバルドン先生って真性の腐…(以下自粛)
コメントをみる |

1950年イタリア製作、ロベルト・ロッセリーニ監督作品。モノクロ。
スカパー放映分を視聴。イタリア語版だったが、声はもしや吹き替えか。それとも?
そして主演女優はイングリッド・バーグマン。そう、噂に高いロッセリーニ時代のものなのですね。
夫と子供を捨ててロッセリーニ監督に走って大スキャンダルだったとかいう。とはいえコレは意外に地味で渋いテーマ、すれ違う中年夫婦の心とその落としどころは、というお話です。
カテリーナ(バーグマン)とアレックス(サンダース)は子供はいないが仲のいい、と見られている中年夫婦。亡くなった伯父が遺産としてナポリの別荘を残してくれたので、それを処分するべく英国からイタリアへやってきた。
結婚後8年、初めて夫婦水入らずで旅行…の筈が、なんだか二人の間はぎくしゃく。
「私と二人でいると退屈?」
自分以外の人間と接している時のほうが楽しそうだ、と、どちらも思う。
別荘の売却より博物館や遺跡めぐりをしたい妻が、亡くなった知人(詩人で夫とは全く違うタイプ)の思い出話をすると、その男が、かつて彼女に求愛していたことを知り、夫はヘソを曲げて「勝手に彼をしのぶ遺跡めぐりでもしてきたまえ、僕は僕で勝手に楽しんでくる」とカプリへでかけてしまう。彼女としてはたぶん何の気なしに出した話題なんだろうけど、それまでのギクシャクが二人の気持ちをエスカレートさせちゃうんだな。
妻は夫の態度にむくれながら一人で遺跡めぐり、夫はカプリで浮気を開始?ついには「離婚」の一語が放たれる。
だがこの二人、別れれば本当に幸せになれるのか?
むしろ、互いの愛を確信しきれないもどかしさがこのギクシャクの底にあるようなのだが…。
なかなか帰ってこない夫を気にして寝付けないバーグマンの演技が説得力たっぷり。そうだよねー、男女で怒り方とかテンションの上がり方とか違うのが、大した喧嘩じゃない筈なのになかなか終結しないズルズル展開にもつれこむんだよね。あるある!そうなんだよ!と、小品だけどいろいろ考えさせられました(^^;)
遺跡に神殿にカタコームに…と、観光を続けるとさすがにローマ帝国の歴史を背負ったイタリア、いたるところで明るい中に死の気配横溢。生のはかなさにあてられて、先に意地が崩れて不安定になり始める妻。意地を張り続ける夫サンダースも、別に悪い奴でも歪んだ奴でもなく、ごく普通の男。
夫婦の心の機微を描いてなかなか面白かった。85分と短いが、このくらい短くてちょうどよい。うだうだした夫婦喧嘩を2時間も見たくないし私は(笑)
中年にさしかかってはいるが美しいバーグマン。でもかなりの長身なので、やはり大柄なジョージ・サンダースとよく合いますね~。悪役や、ひと癖ある役が多いサンダース、今回は珍しく?普通のヒトですが、バーグマンに位負けしてないからOK。知的でスノビッシュで独特の重ったるい軽妙さが結構好きです、ジョージ・サンダース。というか、このキャスティングでなければ、私はこういう映画にはあまり食指を動かさなかったでありましょう。
(あと、ポンペイ遺跡へ行く場面があるってんでそれにも惹かれた。数年前に私も行って楽しんだもんで♪⇒写真つき旅行記は本サイトにあります)
スカパー放映分を視聴。イタリア語版だったが、声はもしや吹き替えか。それとも?
そして主演女優はイングリッド・バーグマン。そう、噂に高いロッセリーニ時代のものなのですね。
夫と子供を捨ててロッセリーニ監督に走って大スキャンダルだったとかいう。とはいえコレは意外に地味で渋いテーマ、すれ違う中年夫婦の心とその落としどころは、というお話です。
カテリーナ(バーグマン)とアレックス(サンダース)は子供はいないが仲のいい、と見られている中年夫婦。亡くなった伯父が遺産としてナポリの別荘を残してくれたので、それを処分するべく英国からイタリアへやってきた。
結婚後8年、初めて夫婦水入らずで旅行…の筈が、なんだか二人の間はぎくしゃく。
「私と二人でいると退屈?」
自分以外の人間と接している時のほうが楽しそうだ、と、どちらも思う。
別荘の売却より博物館や遺跡めぐりをしたい妻が、亡くなった知人(詩人で夫とは全く違うタイプ)の思い出話をすると、その男が、かつて彼女に求愛していたことを知り、夫はヘソを曲げて「勝手に彼をしのぶ遺跡めぐりでもしてきたまえ、僕は僕で勝手に楽しんでくる」とカプリへでかけてしまう。彼女としてはたぶん何の気なしに出した話題なんだろうけど、それまでのギクシャクが二人の気持ちをエスカレートさせちゃうんだな。
妻は夫の態度にむくれながら一人で遺跡めぐり、夫はカプリで浮気を開始?ついには「離婚」の一語が放たれる。
だがこの二人、別れれば本当に幸せになれるのか?
むしろ、互いの愛を確信しきれないもどかしさがこのギクシャクの底にあるようなのだが…。
なかなか帰ってこない夫を気にして寝付けないバーグマンの演技が説得力たっぷり。そうだよねー、男女で怒り方とかテンションの上がり方とか違うのが、大した喧嘩じゃない筈なのになかなか終結しないズルズル展開にもつれこむんだよね。あるある!そうなんだよ!と、小品だけどいろいろ考えさせられました(^^;)
遺跡に神殿にカタコームに…と、観光を続けるとさすがにローマ帝国の歴史を背負ったイタリア、いたるところで明るい中に死の気配横溢。生のはかなさにあてられて、先に意地が崩れて不安定になり始める妻。意地を張り続ける夫サンダースも、別に悪い奴でも歪んだ奴でもなく、ごく普通の男。
夫婦の心の機微を描いてなかなか面白かった。85分と短いが、このくらい短くてちょうどよい。うだうだした夫婦喧嘩を2時間も見たくないし私は(笑)
中年にさしかかってはいるが美しいバーグマン。でもかなりの長身なので、やはり大柄なジョージ・サンダースとよく合いますね~。悪役や、ひと癖ある役が多いサンダース、今回は珍しく?普通のヒトですが、バーグマンに位負けしてないからOK。知的でスノビッシュで独特の重ったるい軽妙さが結構好きです、ジョージ・サンダース。というか、このキャスティングでなければ、私はこういう映画にはあまり食指を動かさなかったでありましょう。
(あと、ポンペイ遺跡へ行く場面があるってんでそれにも惹かれた。数年前に私も行って楽しんだもんで♪⇒写真つき旅行記は本サイトにあります)
Classic Musicals from the Dream Factory, Vol. 2 (The Pirate / Words and Music / That’s Dancing / The Belle of New York & Royal Wedding / That Midnight Kiss & The Toast of New Orleans)
やたー、リージョンオールだったー♪…通常のデッキでもPCでもOKよ☆
vol.1はオールだったと聞いたので期待してたが100%の確信はなかったので(^^;)
廉価版の「ロイヤル・ウェディング」日本盤を買って色の悪さにガッカリしたものだが、コレはデジタルリマスター済。クッキリスッキリしていて嬉しい。
なんと七本も入ってるので、最後まで見終わるのはいつか分かりませんが、よかったよかった。
http://www.amazon.com/Classic-Musicals-Factory-Dancing-Midnight/dp/B000PAAK5K/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=dvd&qid=1235731069&sr=8-3
やたー、リージョンオールだったー♪…通常のデッキでもPCでもOKよ☆
vol.1はオールだったと聞いたので期待してたが100%の確信はなかったので(^^;)
廉価版の「ロイヤル・ウェディング」日本盤を買って色の悪さにガッカリしたものだが、コレはデジタルリマスター済。クッキリスッキリしていて嬉しい。
なんと七本も入ってるので、最後まで見終わるのはいつか分かりませんが、よかったよかった。
http://www.amazon.com/Classic-Musicals-Factory-Dancing-Midnight/dp/B000PAAK5K/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=dvd&qid=1235731069&sr=8-3
バカとテストと召喚獣5 (ファミ通文庫)
2009年2月25日 読書
表紙の新キャラは予想どうり主人公の家族。しかし、これまでのどのキャラとも違う破壊力のある姉だ…
あれほどみなから(露骨に)想われていても気づかない主人公の超鈍感さは、この姉の刷り込みによるものかと納得ではあった。それでもラストはいがいにホノボノ?
まあ今回もかなり笑えたし、バカは癒しである。
タダ券をもらったので、はるか外野席の高みからだが家族でWBCの日本vsオーストラリア戦も見てきた。遅くなってくたびれたがたまにはいいかな。
あれほどみなから(露骨に)想われていても気づかない主人公の超鈍感さは、この姉の刷り込みによるものかと納得ではあった。それでもラストはいがいにホノボノ?
まあ今回もかなり笑えたし、バカは癒しである。
タダ券をもらったので、はるか外野席の高みからだが家族でWBCの日本vsオーストラリア戦も見てきた。遅くなってくたびれたがたまにはいいかな。
コメントをみる |

第81回アカデミー賞授賞式を見逃した場合。
2009年2月24日 映画 コメント (9)いや、その、私は新しい映画をほとんど見ないので「見逃した」というよりハナから見なかったのですが…
ぬかりました。
授賞式では、その年度の物故者のTribute映像が流れるのね…(爆)
http://www.youtube.com/watch?v=JW5XT9cNgZk
最初がシド・チャリシー、トリがポール・ニューマン(えらくニューマンだけ長かった…まあいいけど)。
ウィドマーク様の出番は1分40秒あたり。短いけど、ありがちすぎる車椅子シーンなどではなく、意外でかつ結構素敵なチョイスで驚きでした。
…今更再放送なんてないよなぁ。それでなくても授賞式本編ではないんだし(バカ)。
ぬかりました。
授賞式では、その年度の物故者のTribute映像が流れるのね…(爆)
http://www.youtube.com/watch?v=JW5XT9cNgZk
最初がシド・チャリシー、トリがポール・ニューマン(えらくニューマンだけ長かった…まあいいけど)。
ウィドマーク様の出番は1分40秒あたり。短いけど、ありがちすぎる車椅子シーンなどではなく、意外でかつ結構素敵なチョイスで驚きでした。
…今更再放送なんてないよなぁ。それでなくても授賞式本編ではないんだし(バカ)。
1968年、メル・ブルックス監督作品。
そう、2005年のミュージカル・バージョンの元映画です。
古いコッチの方がいい、と言う人もいるくらいだし(ブルックス監督デビュー作にしてアカデミー脚本賞受賞作)、一度見てみたいと思ってましたがスカパーでやってたので視聴。
…なるほどー。
思ったよりも新作と同じであった。同じセリフや同じ曲も。まぁ、基本的に面白い脚本だから見比べも楽しい。
旧版はミュージカル仕立てではないのだが、舞台をやるからには自然と、オーディションや舞台初日場面に歌や踊りがある程度入ってくる。まあ、「わざとコケる舞台をやろう!」というネタの確かさは動かないし、「ヒトラーの春」で観客総アゴ落ちっぱなし、というのはそりゃもうはずせないですから。
違いはミュージカルかどうかというよりも、60年代テイストの強い旧作(英語の出来ない北欧系セクシー秘書がLPレコードに合わせて超ミニで踊るとか、ヒトラー役者L.S.D.のフラワー・チルドレン的熱唱とか)VS50年代に時代を移してマシュー・ブロデリックがタップ・ダンスしまくりの新作、ということで考えたほうがいいかもしれない。
50年代ミュージカルの好きな私は、やはり新作の盛りだくさんかつクラシックな歌と踊りが嬉しく感じる。旧作には当然“初めて「ヒトラーの春」オープニングを見る衝撃”(笑)がもれなくついてくるのだろうが、新作のクネクネヒトラー(ゲイリー・ビーチ)の「ハイル・マイセルフ」のほうが、L.S.D(ディック・ショーン)のコントっぽいヒトラーより上だと思う。まぁ後発だから上でちょうどいいのだろう(L.S.Dの歌はオーディションでの熱唱の方が良い)。
マックス役、旧作のゼロ・モステルと新作のネイサン・レインはどっちもどっちにイイ感じ。
ただ、ジーン・ワイルダーは!旧版レオ・ブルーム役のワイルダーは素晴らしい。
今風にいうと「ワイルダー可愛いよワイルダー」!てな感じで泣けそうだ。
かなり若いうちの作品だが、マシューより更に病的でなおかつ可愛いのである。
マックスに「昨日喧嘩したときデブって言ってごめん」とか、変に可愛い。そもそも、意図的失敗作上演の片棒をかつがせたいマックスに公園に連れ出されてメリーゴーランドやボートにのせられて籠絡されるって、成人男性としてどうよってくらい可愛いすぎじゃないですか(BLならいざ知らず)。法廷で、自分にとってはマックスが友情の手をさしのべてくれた唯一の人だ、と切々と語る場面も心にしみる。
ああ、レオってこんなにも愛に飢えたキャラだったのよねー!
DVDには老いた(とはいえほんの数年前にミュージカル版をプロデュースしたばかりだが)ブルックスやワイルダーのインタビュー等も収録されているらしい。
うーん、DVDも気になりだしちゃったな…(^^;)
そう、2005年のミュージカル・バージョンの元映画です。
古いコッチの方がいい、と言う人もいるくらいだし(ブルックス監督デビュー作にしてアカデミー脚本賞受賞作)、一度見てみたいと思ってましたがスカパーでやってたので視聴。
…なるほどー。
思ったよりも新作と同じであった。同じセリフや同じ曲も。まぁ、基本的に面白い脚本だから見比べも楽しい。
旧版はミュージカル仕立てではないのだが、舞台をやるからには自然と、オーディションや舞台初日場面に歌や踊りがある程度入ってくる。まあ、「わざとコケる舞台をやろう!」というネタの確かさは動かないし、「ヒトラーの春」で観客総アゴ落ちっぱなし、というのはそりゃもうはずせないですから。
違いはミュージカルかどうかというよりも、60年代テイストの強い旧作(英語の出来ない北欧系セクシー秘書がLPレコードに合わせて超ミニで踊るとか、ヒトラー役者L.S.D.のフラワー・チルドレン的熱唱とか)VS50年代に時代を移してマシュー・ブロデリックがタップ・ダンスしまくりの新作、ということで考えたほうがいいかもしれない。
50年代ミュージカルの好きな私は、やはり新作の盛りだくさんかつクラシックな歌と踊りが嬉しく感じる。旧作には当然“初めて「ヒトラーの春」オープニングを見る衝撃”(笑)がもれなくついてくるのだろうが、新作のクネクネヒトラー(ゲイリー・ビーチ)の「ハイル・マイセルフ」のほうが、L.S.D(ディック・ショーン)のコントっぽいヒトラーより上だと思う。まぁ後発だから上でちょうどいいのだろう(L.S.Dの歌はオーディションでの熱唱の方が良い)。
マックス役、旧作のゼロ・モステルと新作のネイサン・レインはどっちもどっちにイイ感じ。
ただ、ジーン・ワイルダーは!旧版レオ・ブルーム役のワイルダーは素晴らしい。
今風にいうと「ワイルダー可愛いよワイルダー」!てな感じで泣けそうだ。
かなり若いうちの作品だが、マシューより更に病的でなおかつ可愛いのである。
マックスに「昨日喧嘩したときデブって言ってごめん」とか、変に可愛い。そもそも、意図的失敗作上演の片棒をかつがせたいマックスに公園に連れ出されてメリーゴーランドやボートにのせられて籠絡されるって、成人男性としてどうよってくらい可愛いすぎじゃないですか(BLならいざ知らず)。法廷で、自分にとってはマックスが友情の手をさしのべてくれた唯一の人だ、と切々と語る場面も心にしみる。
ああ、レオってこんなにも愛に飢えたキャラだったのよねー!
DVDには老いた(とはいえほんの数年前にミュージカル版をプロデュースしたばかりだが)ブルックスやワイルダーのインタビュー等も収録されているらしい。
うーん、DVDも気になりだしちゃったな…(^^;)
コメントをみる |

狼と香辛料〈10〉 (電撃文庫)
2009年2月21日 読書
支倉凍砂著。ついに十巻目ですか。
ひっぱるなぁ、とは思うが、今回は特に「巻き込まれて」ではなく狼の骨情報を追う立場で頑張るロレンスたちなのでよろしい。終盤のプレゼン(?)のスリルもその分余計に盛り上がる。相変わらず、うまい文章ではないのだが、逆に普通のラノベにはない現実感があるといえよう。
珍しくも、ホロを圧倒するほどの新キャラ登場…というのも新鮮(笑)
ちょっと世界のカラーが変わり、新たな針路も明示された。しかし、どんな針路なのかはまだ教えてくれない。
…ひっぱるなぁ(^^;)
ひっぱるなぁ、とは思うが、今回は特に「巻き込まれて」ではなく狼の骨情報を追う立場で頑張るロレンスたちなのでよろしい。終盤のプレゼン(?)のスリルもその分余計に盛り上がる。相変わらず、うまい文章ではないのだが、逆に普通のラノベにはない現実感があるといえよう。
珍しくも、ホロを圧倒するほどの新キャラ登場…というのも新鮮(笑)
ちょっと世界のカラーが変わり、新たな針路も明示された。しかし、どんな針路なのかはまだ教えてくれない。
…ひっぱるなぁ(^^;)
コメントをみる |

アテネ・フランセ文化センター
2009年2月20日 映画 コメント (2)今日「地獄と高潮」でぐぐってウチへ来た人がふたりもいたので調べてみる。
と…東京で、サミュエル・フラー特集やっているんですね。アテネ・フランセ文化センターなる場所で。昨日は「拾った女」で今日「地獄と高潮」(正確にはそれに更に一本ずつ併映あり。一昨日や明日も別のやってるけどウィドマーク作品じゃないからどうでもいい…)。
うーーーーむ。
どっちもDVDは持ってるけど…(後者は英語字幕のみだが)
いいなぁ(^^;)
でもま、東京に住んでても、家族持ちだとパッと見に行けるとは限らないけどサ。
と…東京で、サミュエル・フラー特集やっているんですね。アテネ・フランセ文化センターなる場所で。昨日は「拾った女」で今日「地獄と高潮」(正確にはそれに更に一本ずつ併映あり。一昨日や明日も別のやってるけどウィドマーク作品じゃないからどうでもいい…)。
うーーーーむ。
どっちもDVDは持ってるけど…(後者は英語字幕のみだが)
いいなぁ(^^;)
でもま、東京に住んでても、家族持ちだとパッと見に行けるとは限らないけどサ。
ザッツ・エンタテインメント PART2
2009年2月19日 映画 コメント (2)
1975年、ジャック・ヘイリー・jr./ジーン・ケリー監督作品。
「ザッツ・エンタテインメント」好評につき僅か1年後に作られた第2弾。
封切時映画館で見た時、一作目で黄金時代ミュージカルにノックアウトされた私は、老いたりとはいえナマのアステアとジーン・ケリーが新たにダンスシーンを撮り足しながらナビゲーターをつとめるという第二作の構成に、やっぱりめちゃめちゃ興奮したものでした。
様々な「パターン」を試しまくるクレジットタイトルからして遊び感覚がいっぱい。ドキュメンタリー色の勝った第一作に比べると少しスタンスを変え「ショー」っぽく作ったのは頭がいいと思う。二番煎じに感じさせないし。
とはいえ、アステアに飢えていた初見時とくらべると、それから幾星霜のうちに完全版でかなりのアステア映画を見まくっているためか「やっぱり老いてたんだなぁ」と今頃にして気がつく自分に苦笑い。妙に映像もくすんで見えるのは、デジタルリマスターなDVDに慣れたからか?
(それと、たまたまだが「ライオンが吼える時」とかぶる映像内容が結構あるのが、久々に見たのに新鮮さを少しそいでしまって残念だった。まぁ仕方がないことでもあるのだが…)
取り上げられた作品群、ミュージカル・ナンバー群の素晴らしさ自体は勿論否定しないけれど、早く来い来い「Classic Musicals from the Dream Factory, Vol. 2」~!!
綺麗なDVDで元映画を見るのさ!結局はそれが一番なのかも♪
そして重ねてムービープラスに怒る。
まーーーーた、途中で自社番組CMはさんでるぢゃないか。ばかもの~!!
「ザッツ・エンタテインメント」好評につき僅か1年後に作られた第2弾。
封切時映画館で見た時、一作目で黄金時代ミュージカルにノックアウトされた私は、老いたりとはいえナマのアステアとジーン・ケリーが新たにダンスシーンを撮り足しながらナビゲーターをつとめるという第二作の構成に、やっぱりめちゃめちゃ興奮したものでした。
様々な「パターン」を試しまくるクレジットタイトルからして遊び感覚がいっぱい。ドキュメンタリー色の勝った第一作に比べると少しスタンスを変え「ショー」っぽく作ったのは頭がいいと思う。二番煎じに感じさせないし。
とはいえ、アステアに飢えていた初見時とくらべると、それから幾星霜のうちに完全版でかなりのアステア映画を見まくっているためか「やっぱり老いてたんだなぁ」と今頃にして気がつく自分に苦笑い。妙に映像もくすんで見えるのは、デジタルリマスターなDVDに慣れたからか?
(それと、たまたまだが「ライオンが吼える時」とかぶる映像内容が結構あるのが、久々に見たのに新鮮さを少しそいでしまって残念だった。まぁ仕方がないことでもあるのだが…)
取り上げられた作品群、ミュージカル・ナンバー群の素晴らしさ自体は勿論否定しないけれど、早く来い来い「Classic Musicals from the Dream Factory, Vol. 2」~!!
綺麗なDVDで元映画を見るのさ!結局はそれが一番なのかも♪
そして重ねてムービープラスに怒る。
まーーーーた、途中で自社番組CMはさんでるぢゃないか。ばかもの~!!