もっぱらフリーバトルと無限回廊ばかりで、本シナリオの印象がうすいよぅ(爆)21話はルヴァイドやイオスも加入する印象的な話なはずなんだが…。
22話ラスト夜会話が最後のED相手を決めるらしいので、ここで無限回廊二周目の最後まで頑張ることにする。やれることはなるべく分岐前にやっちゃえー☆
しかも、22話のミニゲーム(釣り)では、いよいよ待望のレインコートが手に入るのだ。コートでLUC+2、ふしぎな壺でLUC+5、そして大事に取っていた3番アイアンでLUC+3!
これでミニス姫のLUCが90に達して超裏ワザ、パニックゲルニカ100%が実現するゾ!3番アイアンの威力は低いがゲルニカ自体のパワーが凄いので十分すぎる有用さ。消費MPわずか20のゲルニカって凄すぎ…

フリーバトルでアイテム集め兼ねて少し育てて、平均Lv.32で回廊二周目再突入。うわー楽だ~。機界、鬼界とサクサク進んで、霊界でちょっと詰まる。変な形のマップなんだよねぇ…ギザギザ通路は銃撃ちにくいし隘路は進軍を阻む。突出すると魔法攻撃集中されて誰かが昇天(大抵バッフェル。なまじ足あるから…)。
6、7回やり直して、ようやく慎重な進軍で最初の数ターンを無事切り抜けると後はパニックゲルニカでごり押しできた。
MDFの低い人を突出させちゃダメなのね。ここへきてレナードさんの高MDFの有難さが身にしみた~。ローブ着るから魔法系と見まがう高さだし、純魔法系よりDFもHPもずっと高いので肉弾攻撃かまされても元気に撃ち返すし。素晴らしい☆
獣界もごり押しで済ませたが最後の回門の間がまたキツかった。ここは銃士がやけに多い。マップも変形だし銃と魔法で遠くから集中されるとしんどくて、何度もやり直し。
段取りが決まると何度でも勝てるのだが…実はこのマップで「希望の小箱」が取れるという話を聞いていたのでさんざん粘るが出ない。エクスに貰えるフラグ立てちゃってるともう出ないのかなあ…よく考えたら次章で貰えるんだから無理することなかったか。小箱から色々アイテム出してから三周目行くつもりだったのだけど…7-8回クリアして諦める。
それ以外の欲しいアイテムは、ウソみたいに皆サクサク入手できたのに。

最初は経験値がやけに入らない回廊も、一周するとそれなりに育つように出来てるらしく、出てくると平均Lv.36くらいになってた。
しかし、パニックゲルニカ抜きじゃ絶対クリアできないよね、このLv.では…?
回廊三周目は相手のLv.が42以上と跳ねあがる。機界で最強銃が入るしダメモトでと試すと(機界はマップがシンプルだし)、あれ?結構いけるじゃん?経験値の入りも二周目までと段違いだし…と、も少しも少しと進めてると、二周目より簡単に一周しちゃったよー!
とにかく鍵はパニックゲルニカ!…なんだが後半は、銃も弓も最強武器揃ったこともあり、魔法以外でもそれなりに削れるようになってきていた。ダレた気分で22話本シナリオ軟弱バトルをクリアしたあと、無限回廊でソードストーン取ってないと気がついて(無いとルヴァイド用の最強大剣が取れない)、三周目の二度めをやってます。出てきたら平均Lv.40に乗るかな?
お仕事、一月末が勝負なのだが。本当に間に合うのだろうか。ううううう。

疲れてたので、仕事用のファイルは持ち帰ってたのだが、久々の休みの今日はだらだらしてしまった。
とりあえず早寝して明日頑張ろう。
高瀬彼方著。

ハルキ文庫から三巻まで出てポシャっていた「カラミティナイト」ついに復刊!
ただし分冊改稿がそれなりに大きい。いや、筋は変わらないし、大きくないのかもしれないけど、旧作をイラストまで含めて 気に入りすぎていたせいで、私にとっては大きい。

旧作は一巻目がぶっとすぎて、コストパフォーマンス的に分冊しないと出し直してもらえな状態だったそうなのですが、前はかなり終盤まで引っ張って引っ張ってした第五の騎士の真相が、ちょうど半分のオルタナティブ一巻目ラストに来る。分冊の一巻目が鬱どまんなかで(しかも戦闘場面ひとつなしに)終わるわけにもいくまいから理屈としてはわかるんだけど。
そして最大の変更、忍が女の子キャラになっちゃったことも私的にはちょっと。作者の構想段階では最初女の子キャラだったこともあったらしいので仕方がないのかもしれないんだけど。イラストが、マリみてで今をときめくひびき玲音なのは時代がソレを希望してるんか?ナニその時代?

そして、そうなると当然予期すべきだったのかもしれないのに、黒騎士ランスロットまでが女騎士に変わっていた事に、精神的にガツンと衝撃をうけました。ははは…orz

とにかく旧作がどう変わったかの全容はまだ見えきったわけではないので、判断は保留。
分冊向け構成変更のため旧作より「フツーのファンタジー」ぽくなってしまった気はしますけども…。

そして以前の物語より「先までが読める」ということはモノすごーくモノすごーく有難いとおもってはいるのですが、「やっぱ忍は、いやランスロットは男のほ~が~」という思いを振りきれないので、これから旧作を読み返します。くすん。
空中レビュー時代
1933年、ソーントン・フリーランド監督作品。

ドロレス・デル・リオ、ジーン・レイモンド主演のミュージカル(というか音楽映画)だが、言わずと知れた"アステア&ロジャース"のデビュー作(二人の映画デビュー作はそれぞれ別にあるが)。
主人公の友人(バンド仲間)というだけの脇役の二人だが、「カリオカ」を踊るナンバーで映画をさらい、いきなりRKOを代表するスター・コンビに化ける!…というのはそのダンスの実力からしてもう当然の展開。二人とも、さすがにむちゃくちゃ若くていつも以上にピチピチって感じで、いっそ感慨深いものがあります。

ラストの空中レビューは、いくらなんでもそりゃ下界のお客からは見えないんでないかい?と思えてちょっと醒めますが、地上で頑張って歌ってるアステアが可愛いので許すか。
といっても、たしかホテルでショーを開く許可証が間に合わなかったので強引に空中レビューをやった筈なのに、地上で誰か歌ってても許されるのかしら。

映画の本筋の三角関係(アステアは「友人」なので三角形には関与しない)は凄くお手軽だし、妙なワイプアウトを無暗矢鱈と繰り返す編集も恥ずかしいけど、アステア&ロジャースの踊りが(量的にはやや物足りないとはいえ)見られるだけで平均点には達しているはず。

スカパーで以前録画してあったのを見たのですが、画面も意外に綺麗で嬉しかったです。
昔のラジオ番組のアーカイブというのは、意外とたくさんネットで聞けるようです。少なくともアメリカのは。
あれこれ教えてもらったり元々知ってたラジオのウィドマーク様出演番組を、お尋ねがあったのをキッカケに、自分のためにもと改めてまとめてみました。聞いていた場所にもう無くて探し直したものも…ネットはやっぱり流動的。とはいえ、便利な時代になったものだなぁ…。

ラジオドラマは確かな演技力とクリアな発声滑舌で普通に楽しめますが(映画デビュー前はラジオと舞台で活躍していた人なので当然)、ラジオ・ショーへのゲスト出演は、殺し屋役でのブレイクを反映し、有名なハイエナ笑いを過剰なほど聞かせてくれたり(そんなに需要高かったのか…)逆にホストにモノマネされたりで色々と興味深いです。
うーんこりゃ当時は大変だったかもーという感じ(笑)


The Edgar Bergen and Charlie McCarthy radio show (10/16/47)
http://www.archive.org/details/EdgarBergenCharlieMcCarthyEveretteEdwardHorton

George Burns and Gracie Allen (3/3/49)
http://www.archive.org/details/BurnsandAllenImpressingtheneighborsJamesMason

The Jack Benny Show /A Cup of Coffee, a Sandwich and a Murder (11/12/50)
http://www.otr.net/r/jbny/469.ram

Lux Radio Theater
「死の接吻」http://boxcars711.podomatic.com/entry/2009-01-17T12_56_03-08_00
「暗黒の恐怖」http://blip.tv/file/1068752

BFIインタビュー(UK盤DVD"Kiss of Death"の映像特典にあるもののロングver.)
http://www.bbc.co.uk/radio4/arts/backrow/backrow_20020713.shtml

Suspense Radio Show。出演作が一ダースはあるのでページ内検索で。
http://www.obscurehorror.com/suspense.html

他サイトとかぶってるものが多いけど(要ページ内検索)
http://www.escape-suspense.com/movie_stars/

Inner Sanctum Mysteries
http://www.archive.org/details/otr_innersanctummysteries
(4)InnerSanctum-Ep0242-TheManWhoCouldntDie-10-30-1945
(14)InnerSanctum-Ep0268-MakeReadyMyGrave-RicharWidmark-04-23-1946


http://www.archive.org/http://www.otr.net/は、「どの番組を探せばよいか」が分かっていれば凄く強力なサイトで、まだまだ掘り起こせるものが多いと思われます。また、ソレを知ってる人(調査中の人)を知らないでもないですが、私自身はそこまでやる気はないので、とりあえずのリストアップは今日はここまで。
フリーのプラグインフィルタには悪戦苦闘させられたが、昔ヤフオクで魔が差して買った「EyeCandy 4000」はさすがに動いた。そうしょっちゅう使うものでもなし(でもあるとタマに画力不足を誤魔化すのに使える)、おゼゼ払ってるんだからコレくらいはなー(^^;)。
画像があるとは驚いたが(でも絶版)、定価が更に凄いなー。2万5千円て、嘘ッ?…オークションで買った時はせいぜい2~3千円だったと思うんだけど(でなきゃ買わない)。

とりあえずお絵かきは無事完了。

それにしても、今日は昼過ぎまで、全くおなかが減らなかった。いけませんねぇ。

(追記)あとで確認したら6千円ほど払ってた。うーん、オークションに手を出し始めたばかりの頃だし気が大きくなってたかな。それでも相当割安だが。
久々の休日。
PhotoshopCS3で7.0時代に使ってたフリーのフィルタを使おうとしたら(入れ忘れてたので入れようとしたら)、なんだかロクに動かないぞ!なんでだ!
やっぱりCS3はロクなもんじゃないな。だからって早々とCS4出すってのもやめてほしかったが…しないぞ、アップグレードなんか!(涙)

おかげで書きかけの絵の仕上げが、ちっとも進まないじゃないか(-"-;)

夜は、遅い目のお誕生日ディナーということで外食。
フレンチ家庭料理って感じで、パンにレモンバターとりんごバターがつくというのでますます楽しみにして行った。前菜からパスタから魚から肉から全部美味しかったのだが、やっぱりパンも食べすぎて、もう最後は死ぬほど苦しかった(←バカ)
美味しいんだけど、罪作りだよなぁレモンバターとりんごバター(涙)

また行きたい店だけど、次はいっそ昼を抜いていったほうがいいか…
1982年イギリス映画。イアン・シャープ監督作品。

テロリストVS英国空軍特殊部隊(SAS)の対決を描くアクション映画。
主演はルイス・コリンズ(SASの大尉役)。スマートでちょっと馬顔の二枚目。なんでだか田宮二郎を連想させられる面構えだが、もちろん私の興味はそんなところにはない(^^;)。

テロリストたちは米国大使館を占拠するのだが、人質VIP連の筆頭が実はリチャード・ウィドマーク~!(爆)
80年代の映画なので、当然結構な御歳になっており、カメオ出演程度でしょうが、一応、一度は見ておきたい、と。いつか全ての出演作を見尽くす日が来るのかどうか不明ですが(見尽くすとそれはそれで淋しいでしょう)、言うなれば「外堀を埋める」感覚ですね。
それに悪役じゃないのも嬉しい(ビリングは三番目)。

さて、物語は平和運動のデモシーンからスタート。その中に、まともな市民運動家と見せかけて実は過激派のフランキー(ジュディ・デイヴィス)と仲間たちがいた。彼女たちが大きな事件を起こそうとしていると感づいたSASは、内偵のためスケルン大尉(コリンズ)を潜入させる。
スケルンは「政治的な理由でSASをクビになった」と称してフランキーに近づくと、あっと言う間に色仕掛けで彼女を籠絡する(笑)
おいおい…と突っ込みたいほどの鮮やかなジゴロぶり。ところが組織の他のメンバーはそう簡単には気を許さずこっそり監視を続けるので、これまた、おいおいおい…と突っ込みたいほどアッサリSASとの連絡員や妻子の居所がバレ、連絡員は殺されるわ妻子は人質に取られるわ状態で大使館占拠に同行させられる(情が移ってかすぐ殺すには忍びないらしいですフランキー)。連絡員も甘いが潜入作戦中にこっそり妻子の顔を見に行く大尉もアホすぎです。

ところが、大使館を無事?占拠して人質に銃を突き付けつつ政府に交渉…というあたりで、今度はテロリストの素人くささが爆裂。スケルンはスキを見て建物包囲中のSASにメッセージを送り、SASはお得意の空よりの突入作戦を敢行…

てなわけで、最後の突入作戦は迫力があったけど、突っ込みどころの多い映画でした。
感心したのは(?)、楚々としたスケルン夫人がベビーのためにえらく雄々しく戦った場面。
肘打ち、パンチに取っ組み合い。母は強し。実は夫に護身術を習っていたのではとか余計なことを考えてしまった…

とはいえ、米国の国務長官を演じたウィドマーク様はテロリストとの対話シーンもあり能弁と肝の太さと風格をキチンと見せてくれて「カメオ出演としては」一応満足でした。いかにもくたびれたレンタルビデオで鑑賞したので画像イマイチで残念…とはいえDVDの定価約五千円はちょっとなー…絶版だけど。

YouTubeのSAS突入シーンで、チラッとだけお姿を見ることができます。

http://www.youtube.com/watch?v=GCvnm8BExJQ

電化製品列伝

2009年1月16日 読書
いろんな小説に出てくる電化製品について書いたエッセイ。
なんじゃそりゃ、と思われるかもしれませんが、さすがに長嶋有さん、目の付けどころがひと味違います。楽しいブンガク読み物になっています。
ユーモラスで闊達な語り口から伝わってくるえもいわれぬ快感は、ちょっとブルボン入ってるかも(ブルボン小林は著者の別名)。
火浦功著。

ちょっと箸やすめって感じで。

いつもどおり(といっても古い短編集だけど)、スチャラカもあるが、なんだかすっとぼけた中に激しくロマンチックなものもあり。
いしかわじゅんのオンナノコイラストの表紙がいい味なのに出なくて残念。
シリーズ完結。

史上最強最悪の刑事ハゲタカ、ついに退場。
2,3,4巻でひと続きといってもいいかもしれない流れだが、2,3巻に比べれば長さも長いが内容的にも充実していて良かった。
相変わらず何を考えているかわからない冷酷非常の主人公の前に、女ハゲタカともいうべき新キャラ・コワモテ女刑事(とハンサムな部下)が立ちふさがる。前巻で負った怪我もあり、禿鷹と渋六の人情ヤクザたちの前途は更にスリリング。
三巻から登場の御子柴がやっぱりいい味出してる。水間は、ハゲタカに好意的なのか不信感抱いてるのかどっちかハッキリしてくれ(まぁそういう人情ヤクザなところが、逆に危機的状況でのスリルを増すのではあるが)。

ある意味予定調和?なエピローグは、ファンには照れくさい気もするが、まあいいや。
土壇場に新たな謎(笑)もふりまきながら、堂々と舞台を去る禿鷹に乾杯。
ただ、一巻と二~四巻は、それぞれ別モノと考えた方がいいかも。
一巻だけ読むか、全部読むか、どっちかにすべし。

ちなみにこの巻の隠し西部劇ネタは、「ゴーストタウンの決斗」だと思う(第三章ボニータいびり)。
この巻だけなぜか表紙画像が出ないので、Amazonでなく楽天ブックスリンク。
ジェイミーよりも禿鷹の方が気になるのは変だろうか(好きだとまでは言わない)。
シリーズ3・4巻が届いたのでこっちを先に読む。





今回はアクションは意外と少ない。禿鷹のナゾの動きに振り回されるヤクザとマスダと警察。一種の謀略物語なのだろうか。
ラストには、さすがにちょっとビックリした(呆れた、と言ってもいい)。
もはや★のつけようがないので評価はスルー。

しかし…
しかし…
男も女も容赦なくブチのめすのは別に良い。しかし!「タラシ」はやめて!
かんべんして、逢坂センセー(T^T)
こーゆーの、男性読者は喜ぶのかもしらんけど、女性ファンは違うよ。
前巻の、「ドク」と「ケート」(さりげに西部劇ネタなのね)も恥ずかしかったし…。

一気に読んだのは読んだけど(エグい気分をこらえつつ…)。

さあ、怖いけど、あと一冊だ…。
「時の旅人クレア」の続編を読み始めて…おおっ!とビックリ。

開幕唐突に、舞台は現代(というか前作の『現代』からしても未来の1968年)に戻っていて、20代後半だったヒロインはもう19の娘を連れた40代で(それでもやたら「美人だ美人だ」と人から言われてるのが羨ましいというか凄いというか)!
夫フランクとは死別したそうだが、娘ブリトナはジェイミーに激似。

えーと、前作のラストで、「もう現代には戻らない」って決断してたんじゃなかったんですか、ヒロインは。
…ダイアナ・ガバルドンさん、大胆です。
では「18世紀の二人のその後」はどうなったんだ、ジェイミーはどうなったんだ、と思わせられながら150ページほども引っ張る引っ張る。めっちゃ意外な場面からスタートさせて、ニヤリとほくそえんでるのが見えるようです。
五巻の予定が四巻に縮められてしまったーなどときいてショックを受けていたのだが、なんすかこれ。最終巻がぶあつくなるのはラノベのお約束とはいえ、実質まる二冊分くらい入ってませんかこのぎっちぎち造本。

読んでも読んでも終わらなくて、いや面白いんだけど、展開なかなか読めない容赦なさなんだけど、そしてラストはホロリと…
ちょっとほろ苦く異様な隠し味もふくめて、ああああー、須賀しのぶさん、やはりお見事です。
Road House
Road House
1948年、ジーン・ネグレスコ監督作品。モノクロ。
日本未公開だが「深夜の歌声」というタイトルでTV放映されたことがあるらしい。あいにくそんなのにめぐりあえていないので、去年出た米盤DVDで購入・視聴。
例によって英語字幕のみだがわりと分かりやすかった。

「ロード・ハウス」のオーナー・ジェフティ(リチャード・ウィドマーク)は、歌手リリー(アイダ・ルピノ)に惚れこみ、シカゴから引っ張ってくる。この店はバーにボウリング場併設の娯楽場で、リリーの歌も大受けした。しかし、ジェフティが狩猟旅行に出ているうちに、実質店を切りまわしている親友でマネージャーのピート(コーネル・ワイルド)とリリーは恋に落ちてしまう。いよいよプロポーズをと決意して帰って来たジェフティはそれを知って激怒。彼女を連れて町を出ようとするピートに盗みの濡れ衣を着せ、執行猶予となった彼らを国境近くの別荘へ連れだし、プレッシャーをかけていたぶりまくるが…。

リチャード・ウィドマークのデビュー後三作目。ビリングはタイトルより前のスター扱いだが、アイダ・ルピノ、コーネル・ワイルド、セレステ・ホルム(店のキャッシャーでピートの理解者役)の下に並んだ四番目。
初めてギャングでなくフツーの民間人役だが、終盤、嫉妬に豹変し、森の中、狂乱のマンハントを繰り広げる悪役演技がポイントでしょう、やっぱ。

ジェフティ、登場時は明るい目の好青年。というか遊び人のおぼっちゃま(店は父から継いだもの)。しかし、マッチョ男前な親友に彼女のお守をゆだねたまま出掛けちゃうなんて、甘すぎ…というか人の気持ちを忖度することを知らないのかねぇ。最初は遠慮がちなピートもリリーの積極的なアプローチに火がついてしまうのだ。とにかく自分の気持ちを決めるのが先で、リリーに断られることなど考えていないのが明らかな敗因ですね(元々それほど脈ありそうな感触じゃないのに)。人間的に未熟ということか。

「一見好青年」の仮面の下で暗躍し、暗い激情にまかせて銃を片手に逃げる二人を追うクライマックス。ここはもう少しアレコレあってもいいかなーと思ったけど、プロの犯罪者でもないから場当たり的な展開でも仕方ないか。最後、リリーの名を呼びながら倒れ伏すウィドマーク様の表情に、ちょっと胸キュンです。
いや、ヒーローはコーネル・ワイルドの方なんですけどさ。

なんというか、黒髪でマッチョで濃い系二枚目の彼は、金髪痩身のウィドマークとすごく対照的。欧米女性はああいういかにも二の腕太く胸板厚そうなのが好きなんだろうなとか思いますが私の好みではないしな…。たしかよく西洋チャンバラ劇に出てた人なんですが、今回調べたらフェンシングで五輪出場経験もあったとか。うわぁビックリ…

アイダ・ルピノは、ハスキーで軽く突き放すような歌が意外と味わい深い。細い顔、つまんだような鼻、あまり美人とは思わないけど男にはセクシーなのかなぁと思わせる、ちょっと不思議なルックス。タバコを肌身離さず、ツンとクールなたたずまいだが、自分が振りまきたい時は色っぽさ全開で男に迫る。
セレステ・ホルムは、なんだかあまり何にもさせてもらえてなくて気の毒なような。

映像特典も結構あって、解説音声付で見るとか、ルピノやウィドマーク様についての特番があって嬉しいのですが、特典には字幕がないのがタマにキズ。しくしく。何度も聞いたらだんだんわかるようになるかなあ…(-"-;)

Amazon.co.jpにはVHS情報しかない…

http://www.amazon.com/Road-House-Fox-Film-Noir/dp/B001CC7PM6/ref=pd_bbs_sr_2?ie=UTF8&s=dvd&qid=1231341448&sr=8-2

Amazon.comのDVDページなら…

http://www.amazon.com/Road-House-Fox-Film-Noir/dp/B001CC7PM6/ref=pd_bbs_sr_2?ie=UTF8&s=dvd&qid=1231341448&sr=8-2
禿鷹シリーズ第二弾。
夜更かしまでして一気に読んでしまった。

禿鷹氏のヤな奴度は前作より上がっているのだが…。前作では女性関係だけはわりとサッパリしていたのだが、今回は、うーーむむむむ…
やっぱり司書嬢がいないとイカンのね。
そして敵の数、ヤクザより南米マフィアより現職警官(それも悪徳警官)の方が多いぞ。どうなってるんだこのセカイ。

ただ、アクションは前より盛りだくさん。簡潔でテンポのいい文章とアクション場面の切れ味がポイントを稼いでいる。体格的には一見軽量級にしか見えないのだが矢鱈と強い禿鷹。確かに若い頃のウィドマーク様ならこーゆースピード感溢れるアクション演技を見事にキメてくれたであろう(時系列は逆だが)。

困ったキャラだが、とにかく最後まで付き合う覚悟は決めた。三・四巻目予約中。

そしてさすがに、ノワールのウィドマーク様が見たくてたまらなくなった。
いいかげんに未見の“Road House”に手をつけねば…。

禿鷹の夜

2009年1月6日 読書
逢坂剛著。

西部劇ファン、ウィドマークファンとしての逢坂剛氏には当然親しみがあるのだが、小説の方はまるで読んでいなかった。はるか昔、評判がよいと聞いて「さまよえる脳髄」を読み、「もう結構です」という読後感を得た。内容はあまり覚えていないのだが、よほど私に合わなかったらしい。

だから他の作品がどんな風なのか、書名は知っていても(売れっ子作家さんですからね)中身はろくに知らないまま年月が過ぎた。西部劇好きがこうじて?西部劇小説まで書いちゃったと知り、気にはなったがやっぱり手は出せないまま来た。

なので…スーパー悪徳刑事「禿鷹」のイメージモデルがウィドマーク様だということも最近まで知らなかったわけですね(爆)
が、これはさすがに逆らえない(苦笑)と、図書館で借りて読んでみたら。

面白いじゃないか!

いや、文章のそこここにウィド様の影を探してしまうこちらも普通ではないが(著者には失礼かもしれないが、これだけあからさまだと、そのようなヨコシマなミーハーファンも読むと予期してしかるべきだ)、それを抜きにしても、とにかく物語の、アクションのスピード感が素晴らしい。

アンチヒーローというのかピカレスクというのか、主人公「禿鷹」こと禿富鷹秋(とくとみたかあき)のワルぶりは尋常ではない。彼にたかられるヤクザ屋さんたちのほうがよほど常識人で人間的に見える。彼の内面はほとんど描写を省かれており、一方で彼がふるう暴力の容赦のなさと効率(!)の良さはしかし、ここまで鮮やかに描かれるといっそ小気味いいほどだ。お近づきにはなりたくないが…

といいつつ、なぜか彼が心を許した恋人は地味系な図書館司書であった。
司書!
おおおおおー!
いい趣味してるじゃないか!
つい勝ち誇ってしまう私。\(^o^)/(←バカ)
…まあねー、こんなムチャクチャをやり続けていて、堅気の恋人と無事添い遂げ(?)られるわけもないんだけどさ。

とにかく、物語のムチャクチャっぷりも気に入ったので、続編も借りた。
シリーズは四冊で完結しているらしいが…
完結済かぁ。…というとやっぱ死ぬのかな禿鷹(悠々自適の引退はありえまい)。

そのうち、西部劇小説も読んでみよう。
私の逢坂剛アレルギーは完全に払拭されました。

ラストがほんの少しあっけなかったが、ミーハーのゲタも履いて★5つ!
わーい♪

だぃありぃのーと製作者様が、サイト内検索機能をつけて下さいました☆
自作のぐーぐるサイト内検索ページは取り下げます。今後は、必要に応じて、日記左下の検索窓をお使い下さい。Google検索サービス使ってるのは一緒だけど、とりあえず直接検索結果に飛べる分手間は少なくなるわけだし。よかったよかった。

画像も三つまでアップできるようになったらしい。頑張ってくれてますなー。あとはバックアップ機能さえ再装備されたら私は言うことないんですけどねー。うふふ。

奥様は魔女

2009年1月5日 映画
1944年、モノクロ作品。監督は大戦中渡米していたルネ・クレール。

同タイトルのTVドラマシリーズとは無関係。実は「トッパー氏の冒険」のソーン・スミス原作と、見てから知りました。「トッパー」も映画化されてるそうだし、当時は人気あったのねソーン・スミス。

270年前のアメリカで、魔女裁判にかけられ火あぶりになったジェニファー(ヴェロニカ・レイク)とその父親は、告発したウォーリー(フレデリック・マーチ)とその子孫が代々、恋愛運・結婚運の悪さに苦しむようにと呪いをかける。
さて現代。たまたま封印から解き放たれた二人は、魔法の力で再びウォーリー家現当主(マーチ)に悪さをしようとする。彼は知事選挙と美人だが我儘な婚約者(呪いの影響だ)との結婚式とを目前に控えて、まさに人生の岐路にいた。
まとわりついてくる謎の美女にウォーリーは困り果てるが、彼に飲ませるつもりの惚れ薬を間違って自分が飲んでしまったジェニファーは、本気で恋に落ちてしまい…

当時なりの特撮を駆使した、ロマンチックで能天気なファンタジック・コメディ。都合が悪くなると突風で何でも吹きとばしたり、スキャンダル勃発で当選が危ないのを魔法でなんとかしちゃえとか、めちゃくちゃお気楽な展開だ。話が短くて展開が割と単純なのはちょっと惜しい。まだまだ引っ張りよう、突っ込みようはいろいろあると思うのだが、まぁ古い映画だからなのかなあ。魔女ネタはTVドラマや色々でその後どんどん展開してるからなぁ。

「スタア誕生」「我らの生涯の最良の年」など様々な名作に出てる大スターとはいえ、マーチはイマイチどこがいいのか分からないのだが(私が見たのはコレの他「生活の設計」くらいか)、ヴェロニカ・レイクの一種中性的なかろやかさは、時代離れした魔女にするには悪くない。
ライバル=婚約者は若いスーザン・ヘイワードで、我儘勝気とはいえ、こちらもかなり可愛い。

「巨匠」ルネ・クレールは意識せずともよし。気軽に見て笑っておしまいの映画。
後味は悪くありませんが。
とりあえず読了。実はシリーズ一作目の三分冊ってことなので、一応続きも予約をネットで入れておいた。

新婚の夫(といっても戦争による別離が挟まったためビミョーに新婚らしさにヒネリがあるが)を置いて、過去にタイムスリップしちゃうヒロイン。命の危険もあって、そこで別の(魅力的な)男性と結婚するハメに…
コテコテにロマンス小説なのだが、既婚のヒロインは看護婦経験あり、植物と薬草に造詣深く、子ども時代は両親をなくしたあと考古学者のおじについて世界中をあっちこっち回っていたので非文明的生活にも抵抗は薄い。
200年前のスコットランドにタイムスリップする人材(それも女性)としては最強だろう(笑)

その最強ヒロインと新たな恋人(コレも年下だが出来杉君☆)を襲う危機また危機。
それだけなら「ありがち」だが、時代設定や民俗風俗人物描写、八方激しく濃ゆい書き込みがちょっとしたモノ。実にパワフルなタイムスリップ・ロマンスである。ヒロイン・ヒーローが最強キャラすぎて個人的には愛着はわかないのだが、確かに読む手を止められない。

ジャコバイトの乱と虐殺も近い。ヒロインの行動や感性は現代女性のものと同じようだが、実は1945年から「飛ばされ」ている。あえて現代でないのは何故か、どういう隠し玉が伏せられているのか。
続編がどうなるのか楽しみだ♪

< 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 >

 

お気に入り日記の更新

日記内を検索