忙しい…

2009年1月3日 日常
お昼は親戚ミニ新年会。
夕方から実家へ。
忙しい…
バイキングの朝食はすばらしかった。おせちをふくめて品数が凄かったが、洋食系ばかり食べていた私。

まずは島原城。
キリシタン迫害はかなり凄惨な話が残っていて、あまり真剣に展示物を見ると辛い。赤石路代の「Amakusa 1637」(現代の高校生たちが島原の乱のちょっと前にタイムスリップする話)を思い起こし、うーんまた読み返してみたいな、などと考えて歩いてた。絵柄はいかにも少女マンガで大甘で特に好きな人ってわけじゃないが、ダイナミックなストーリーテリングは一流だと思う。
お天気は上々だったが、島原鉄道の写真を撮りに寄り道したり、相変わらず道路の一部が通行規制残っててまわり道させられたりで、あとは飛行機の時間まで長崎市内を(主として大浦天主堂)ちょっと見て、というだけで、最終日はあっという間に終了。

唯一の未練、平戸のパンフに載っていたナゾの南蛮菓子「カスドース」も、どこに売ってるのかわからないまま諦めかけていたのだが、帰阪の土壇場、長崎空港の売店でいきなり発見されてめでたしめでたし(日記タイトルは長崎県中どこでもやたら貼られてた「まぼろしの邪馬台国」ポスターにもちなんで)。
カステラに卵や砂糖をまぶした、まぁカステラのフレンチトースト仕立てって感じでした。大甘だけど悪くない。

今年の年末休みは、いつもより長い筈なのだけど、旅行してるとスグ終わってしまうなぁ。
困ったものである。
しかも、いつもより、仕事に復帰するのが辛い気がするのはなぜ。

ちなみに、今回の旅のおともはダイアナ・ガバルドン「時の旅人クレア」でした。念のため全三巻全部持って行ったけど、二冊でも良かったかも(二冊目は帰りの飛行機内で読了しました)。タイムスリップ・ジェットコースー・ロマンス。評判通り面白いです。

もうひとつの旅のおともiPod Shuffleには、今回は「八十日間世界一周」と「オリエント急行殺人事件」のサントラを追加していきました。いやー、やっぱ名曲だわこれらも。
あけましておめでとうございます。(後から書いてるけど)
我ら家族には、2009年は平戸の宿で明けました。

やっぱりぱらついています。…もはや完全に雪です。
凍結のためあちこちに通行制限も出ている様子。最初は雲仙岳へ行くという案もありましたが、レンタカーにスノータイヤなど持ってないので、平戸観光後はまっすぐ大人しく長崎市内へと決定(長崎経由で二泊目の島原まで行く)。

亀山神社に初詣に寄ってから隣の平戸城へ上がる。港と町が一望できる見晴らしを楽しんだあと、売店でホットコーヒーを頼んで人心地を取り戻す(だって吹雪いてますし…)。新年のみのくじ引きをしたら家族四人とも当たりで売店の金券が2000円分も当たっちゃったこともある。ここで今年の運を使いきったなんてのはありませんように(^^;)
通行制限のため回り道をして、長崎到着は予定より遅くなった。
午後は流石に天候も回復していたが、中華街でちゃんぽんを食べた後(ふるーつ大福の店も見つけて食べた。皆違うものを注文し、特にレアチーズが美味かった。ふるーつじゃない気がするが…)、じっくり見たのはほぼ出島だけ。実は下の子以外は長崎は何度か来ているせいもあり、長崎のメジャーどころへの拘りが少ない。

出島は修学旅行で(!)見て以来だが、建物が多数復元され、各種展示物が飾られ、充実の歴史体験施設になっていたのに感心。「復元計画の途中」というが既に見ごたえ十分、施設の概略を伝えるミニシアターもスッキリ良くまとまって面白く見ることが出来た。ミニ出島の特大模型しかなかった昔とは偉い違いだ。
オランダ国旗が掲揚されているのは、切って据えた帆船のマストのてっぺん(それも途中に檣檣あり)。特に説明はなかったが、当時もそういうものだったのかもね。帆船好きにはちょっと嬉しい体裁。
ちなみに出島のオランダ商館は平戸から移されたもの。
平戸→長崎出島、妙に筋の通った旅程である。

http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/dejima/main.html

帰りにもう一度中華街に寄り、上の子の発案で店頭売りの角煮饅頭を何軒か回って食べ比べ(彼は四個も食べた。さすが体育会系)。中華はやや苦手で、ちゃんぽんも皿うどんも敬遠の私もコレは美味しかった。路面電車マニアな下の子は初めて長崎市電に乗れたのが特に嬉しかったようだ。
そんなことをしていると旅館着が八時を回った。お食事会場には我々だけ。すんません…
年末年始旅行・初日
今回の二泊三日の旅は長崎。より正しくは、平戸&島原。
とりあえず長崎空港まで飛んだあとは、車で佐世保まで移動。なんか九州とは思えないくらい寒くて、たまにぱらつく雨が今にも雪になりそうだったけど、九十九島めぐりの観光船に乗ってみた。

佐世保というと、かわぐちかいじとか自衛隊とか自衛隊とか自衛隊とか(笑)いうイメージが強い。
のだが、港に浮かんでいたのは、思いがけず純帆船チックなデザインの“パール・クイーン号”であった。寒いのを堪えて甲板に出てみると、艤装も結構本格的なような…?当然全て縮帆されてエンジン航行だが、張り巡らされたシート(索具)は違和感ないし、お飾りのヤード(帆桁)ならマストに固定だろうが風で微かに揺れてるし、中央部にシートが巻いてあるのを見ると吊上げたり下げたりもできそうだし…。あとで乗組員さんにきいてみると、一応「本物」です、使わないけど、とのこと。なんでも竣工時に一度だけ展帆し、それっきりだという(惜しい…)。
さらに面白いのは、後部甲板に立つと結構高い位置から船全体を見降ろせること。両手を広げてタイタニックごっこだって出来る(長男がやってた)。
九十九島は結構密集しており、船体を少々傾斜させての急旋回(大袈裟)が数回ある。一番高い位置に立って進行方向を見ていると、結構スリリングで、本物の帆船に乗っているような気分になれる。寒くて甲板に出ている人が少なかったせいもあるかもしれないが、ワクワクさせられた。帆船好きにはこれは大穴の穴場ではなかろうか。

土産物コーナーにも帆船グッズがいくつか並んでいた。ちゃちな帆船模型が、ビクトリー、カティサーク、サンタ・マリア、コンスティテューションと四隻あったが、なぜかコンスティテューション号だけ説明が横になかった。…気の毒に…まあ、日本での知名度はコレが一番下かも知れんけど、それだけに説明をつけてあげてほしかったなぁ。米海軍創成期(独立戦争時)の一番有名な帆走軍艦なんですが。

…てなわけで、思わぬ興奮の50分航海であった。侮れんです九十九島。


旅館では、珍しくもお食事時間中に「ショーがありますから」ということで、魚の活け造り実演や演歌のあとに出てきたメインが中国雑技団。
TVで見ると「ふーん」ですます軽業芸も、離れた席からとはいえナマで見ると、ついつい素直に拍手してしまう。やっぱり相当な鍛練や練習がいるんだろうしなあ。

という感じで、意外な見物・拾い物が続いて、初日はなかなか充実感があった。
今日から旅行です。初の試み。
おせちを作らなくていい!ヤホー!ということで、大掃除が念入りに出来たかといえばちっともそんなことはなく…困ったものです。
二泊三日、じき帰ってきますから、旅行記はそのあとかな?
携帯だと書き込みしにくいので…


なにはともあれ、ここを通りがかる皆々様、今年もお世話になりました。
また2009年も、よろしくお願い申し上げます!m(__)m
近藤史恵著、ビストロ名探偵シリーズ第二弾。
今回は後半三作のみ、いつもの語り手のものではない。
最終話あたりは、三舟シェフのフランス時代がわかっていい感じだが、できたらいつもの語り手と店に戻って欲しいな。
「事件」の当事者が語り手だと、どうも深刻になりすぎがちでいけない。それに羅列されるだけで嬉しくなるフレンチメニューの数が減ってしまうもの。
紫堂恭子著、全六巻。冬休みに一気読みです。

カワイイ絵柄の割に主人公はオトナ、青年が多いかなというこの著者の、意外に珍しい、少年が主人公のFT(勿論印象的なオトナキャラがちゃんと周囲にいますが)。

王位継承をめぐって、伝説の秘宝「王国の鍵」探索の旅にかりだされた王子アーシャ。剣よりも本が好きな「頼りないボンクラ王子」(この酷評は、戦死したばかりの兄王子が文武両道のデキた人だったこともある)と思われていた彼は、過酷な旅や渦巻く陰謀の中で、否応もなく成長してゆく…。
竜と竜使いの伝説、敵か味方か謎の存在「竜人」、隣国との打ち続く戦いなど、事態はなかなか錯綜していて、コトの全貌が分かるまでには結構時間がかかる。作品によってはこの著者、「面白いが最後がちょっと駆け足だったかな」というものがあるんだけど、「王国の鍵」は最後の余韻までじっくりと描き込まれた逸品です。最終巻の盛り上がりがすばらしい。王子が山を降りるシーンは泣けたなー。

ちなみにタイトルに関連して。全く関係のない話なのですが、「王国の鍵」というのは、グレゴリー・ペックのデビュー映画のタイトルと一緒ですね。若い神父だか牧師だかの話で未見だけど、写真で見た若いペックがいかにもサワヤカだったので印象は悪くない。良いタイトルですね。聖書の言葉かも知れん。
大掃除のアイマの休憩にボチボチと。

無限回廊はクリア直前で脱出・クリアしなおして松葉杖二本ゲット。二周目初回マップでウィルスキラー取って二番目に強い銃もゲットしたので、シナリオバトルはますますラクラク。デピール三人衆、こんなに弱かったっけ?
シナリオで印象深かったのは、ギブソンとルウのケーキパーティ。いいなぁ(笑)
無限回廊放っておけば、ラスボスまですぐ行けるかもしれないけど、アイテムはあるていど集めたいし、年末年始出かけるから、お正月クリアはムリかな。
はああああーー! やーっと、仕事納めだ!
何と言う開放感!(年賀状も終わってるし)

クラッシュ・ブレイズの新作はシェラが行方不明になる話。
容姿がよく似た男の子の偽物に仕立て上げられたのでは?というのでリィとルウが某財閥の大型船に乗り込むが…
宇宙船がカッポし人工頭脳に人格(簡単なものでも)がある時代なのに、なぜ顔が似てるだけの人間がバレないんだろう。DNA鑑定や網膜判定なんか今でもできるんだけどな。指紋すら見もしないのか…
銀河をゆるがす秘密情報もしょーもないし(説明不足なため、そこまでしてかばってやる必要性が理解できない)、読み終わってちょっと脱力する話だった。最近は「ちょっと脱力する読後感」がデフォになってるなぁこのシリーズ…。いい加減に、読むのやめよかな。
12月26日だから。
やはり今日はウィドマーク映画を見なきゃ(お誕生日だから、94回目の)。
…ということで、未見のままだった「ガンファイターの最後」をロード。

1969年アレン・スミシー監督作品(実はロバート・トッテンが撮ってて途中でドン・シーゲルが引き継いだとか)。
西部のとある町。凄腕のガンファイターである保安官パッチ(リチャード・ウィドマーク)は、ある晩見回り中に、彼に恨みを抱いていた住民から闇討ちを食う。「やめろ、俺に撃たせるな」と叫びつつ、結局射殺してしまうのだが、正当防衛なのに住民たちの目は異常に冷たい。
勤続20年、住民のことなら何でも知っている(知りすぎている)古風な保安官の存在が、いつしか住民たちには煙たくなってきている。町のお偉方はこぞって「あんな奴がいると町の発展にも差支える」と「いかにパッチを追い払うか」を審議する。が、解雇通知をパッチは破り捨てる。
パッチはただ、今の職、今の暮らしに留まりたいだけなのだが。

銃の腕一本で町の秩序を守ってきたというプライドのあるパッチは、「知りすぎている」内容を人に漏らすつもりなどない。しかし住民たちは次第に熱に浮かされたように、パッチへの憎しみをたぎらせる。第二の待ち伏せが発生し、パッチは反射的にそれを撃退するが、それは彼の立場をますます絶望的にするばかりだ。
町はもはや集団ヒステリーの域に達していた。
そんな中、パッチは突然、数少ない理解者の一人、恋人である娼館の女将(リナ・ホーン)にプロポーズする。もう死期が近いと思っての求婚なのか?珍しい一張羅のスーツ姿で、神父(なんとハリー・ケリー・Jrだった!)の前でぎこちなく愛を誓うパッチ。しかし…

買ったけどやっぱり見れずにいた映画。だって、タイトルそのまま、別に悪いこともしてないのに旧式だってだけで保安官が住民たちに惨殺される話と聞いていたんですもの。
もともとドン・シーゲルとかサム・ペキンパーとか(一緒くたにされても困ると言われるかな)、暴力描写の美学とかゆーよーな路線の映画は興味薄いんですよね~。

それでもやっぱウィドマーク様の演技は見ごたえありです。慕ってくれる孤児の若者(マイケル・マグリーヴィ)との、祖父と孫のような渋いしみじみ会話いろいろ。突然のぶっきら棒なプロポーズ、なんと後ろ向いて突っ立ったままの…そして後ろ手に握った手首の先の片手だけがぴょこぴょこ照れくさげに動いてるのが、可愛い!可愛すぎて涙が出ました~!(だって絶望的な中のプロポーズだし。なんでこんな可愛いのに惨殺されるんだ!とか)

ただ、「町に残る」ことに拘るパッチの頑迷もわからない所があるが、何でここまでパッチを消すことに住民たちが拘るのかが、いっそう納得がいかない。死神か厄病神のように扱われ(また言訳を滅多にしないんだね昔気質で)、力で相手を制することしか知らない不器用な男であるが、パッチは根は公正で人間的な男。「最初に、好きなだけ在職していいと約束された」と言う彼に、町の偉いさんたちは「その約束には法的根拠はない」と返す。恥ずかしくないんかいソレ、と、見ているこちらが思っちゃう…
監督交代とかあって、やはり脚本が練りきれてないんですかね。
しかし、脚本が改善されていても、この話は多分私の好みではないです…
渋くて哀しいウィドマーク様を見るためだけの映画です。
クリスマス。やはりクリスマス映画の一本くらいは見なくては。
家族の誰もつきあってくれないので夜中にひとりで鑑賞。
皆が寝静まった中でほっこり見るというのが、クリスマス映画鑑賞法として正しいのかどうかビミョーだがしかたがない。

1951年、シドニー・ランフィールド監督作品。モノクロ。
ボブ・ホープの日本未公開コメディ、しかもクリスマス映画らしきモノが500円DVDで出ていたので買ってみた。原題はデイモン・ラニアンの"Lemon Drop Kid"。
ラニアンはブロードウェイや競馬場を舞台にした短編で知られており(昔短編集を読んだことがある)、「ポケット一杯の幸福」や「野郎どもと女たち」の原作も彼である。しかし、「レモン・ドロップ・キッド」まで映画化されてるとは知らなんだ。「レモン…」は結構苦い話だったと思うのに…という記憶は正しかったらしく、主演のボブ・ホープがレモン・ドロップを常に携帯しているインチキノミ屋であること以外、どうやら全然違う話に脚色されていた(やっぱりね)。まぁそれはいい。楽しい話が見たいのだ、クリスマスだし。

オープニングタイトルは、綺羅綺羅しいクリスマスオーナメント。クリスマス気分を盛り上げる。
そして、物語はというと…インチキノミ屋のキッド(ホープ)はある日競馬場で、ギャングのボス(フレッド・クラーク)に大損をさせてしまい、クリスマスまでに一万ドル返せ、できなかったら殺す!と怖い日限を切られてしまう。
元手を借りることもできず、苦肉の策で、彼は養老院を作るための募金と称して金集めを開始する。知り合いの老婆(ジェーン・ダーウェル)が「クリスマスには旦那が出所してくるというのに“犯罪者の身内だから”と養老院を追い出されてしまった」と嘆くのを見て思いついたのだ。ギャングの持ち物だが只今閉鎖中のカジノの建物を借り、老婆とも馴染みの街のゴロツキたちに協力を頼んで老婆たちが泊まれるよう適当に改装しつつ、皆サンタ姿で募金に立つ。クリスマス・シーズンとあって、人々の心も普段よりは慈善寄りだ。お金は思いのほか景気よく集まってくるが、それを見て別のギャング(ロイド・ノーラン)が横取りをたくらむ。お金も老婆たちも恋人も奪われた。さあ、八方塞がりの大ピンチをキッドはどう切り抜ける!?

ありあわせを集めたムチャクチャなカジノ大改装場面が楽しい。ルーレットテーブルにマットを敷いてベッドに使い、どこからか銅像だの牛だのまで持ち込んでくるおかしな仲間たち!ゴロツキと呼ばれる彼らの示す人情味がまた嬉しいのだ。
ホープと彼に手を貸す恋人マリリン・マクスウェルが歌うシーンもいい(私はミュージカル好きだから…)。昔のコメディアンはよく歌ったんだよね。日本でもだけど(クレージーキャッツとか)。
おやすみなさい♪夢の中ではなんでもできる♪とひとくさり歌って、灯りを消そうとすると、カジノには妙な仕掛けがあって、ベッドが壁ごと動いて隣室へ消えたりとまたまた大騒ぎ(笑)
そして歌といえば、ホープとマクスウェルとサンタ服の募金仲間が歌う『Shilver Bells』がまた嬉しい。この映画で誕生したこの歌は、クリスマス・ソングの定番のひとつだが、なんだか今日一日頭の中で響いていた。いい曲だねぇ♪

しかし、ラスト15分まできてのこの危機の深刻さには驚いた。旧知の老婆を詐欺のネタにしたことまでバレた上、たとえ金を取り戻せても、老婆たちを放り出してその金を持ち逃げしないと自分の命は助からないのだ。どう収めるのか正直全く予想がつかなかったのだが、でも大丈夫。鮮やかなどんでん返しと、ハッピー・エンドが待っている。

ジェーン・ダーウェルはさすがに貫録。「怒りの葡萄」の肝っ玉おっかさんですよね。ロイド・ノーラン、フレッド・クラークら悪役陣も渋く手堅い布陣。
ホープはいかにもな舌先三寸でお調子者の詐欺師にはぴったり。珍道中シリーズのように二枚目=恋の勝利者役を他に譲るわけでもないせいか、久々に見ると思ってた以上にスマートな感じでよかった。それなりに洒落者ぶりを見せる前半と、終盤の体を張ったドタバタ・アクションの対比も良い。
珍道中シリーズを見ても、ついビング・クロスビーより彼を応援してしまう私としては、満足の出来でした。

んで、最後のラブシーンに何故か割り込んでくる牛を押しのけながら、“Quiet, Crosby!”と言ってたように思うのは私だけでしょうか(ヒアリングに自信なし)。字幕じゃ「邪魔するなよ」くらいしか書いてなかったけど(笑)
このテの楽屋落ち、ボブ・ホープのコメディのお約束ですもんね☆
近藤史恵著。

この人もいつの間にか幅広い作風を身につけたものだなぁ。
小さなフレンチ・ビストロのシェフが、身の回りのちょっとした謎や人の心の綾を解く。
ほんとに大した謎でもないのだけれど、激しくオイシそうなので点数はオマケ(^^;)
素浪人スタイル?のシェフ三舟さん、普段は無口で渋い三十代後半と思ってたら、ウチワのネタだと急にべらんめえになっちゃったのは面食らったが。ちなみに片腕ともいうべきスーシェフは志村さん。…黒澤明デスカ?

あーあ、気軽に美味しいフレンチが食べられる店って、身近にあると素敵だろうなー…
吉野真理子著。

夏の課題図書(高学年向)の続編登場!
六年になった純クンは、同学年は自分だけなのに卓球部を頑張って続けていまやキャプテン。入院した顧問の先生の紹介で、凄いコーチに来てもらえることになって喜んだのもつかのま、次々と起こる難題に悩みながらも市大会(ここで上位に入れば県大会!)へ向けて一生懸命…

いやー、可愛いよ純!なんていい子なんだ純!前作でもなんていい子だと思ったが、地味ながら、すっごい優しくて気配りさんで爽やかな少年。いや、その地味さがいいんだよね。
前作の登場人物も何人か登場して、意外な表情を見せてくれたりするが、先の読めない展開にはハラハラ。すがすがしいエンディングも前作以上に「決まった!」感があり、前回ラストに「それで試合はどーなったんだ?」とか不完全燃焼した人にも納得の出来。
児童書ということで活字こそデカいが、大人の私も楽しめました☆
なんと、来年はご贔屓リチャード・ウィドマーク様の年になるらしい。
私の熱愛ぶりをよくご存じの友人諸氏から、がんがん情報が回ってきました♪

Foxjapanが春からDVDの新レーベル「リクエスト・ライブラリー」を出すそうなのだが、現在予定されてる13作品中なんと4作品がウィドマーク出演作。「悪の花園」「折れた槍」「ワーロック」「ニュールンベルグ裁判」と、待ちきれずに海外盤を買ってしまったものばかりだが、素晴らしい朗報には違いない!よほどの特典がついてたら我慢できずに国内盤も買っちゃうかも?税込3990円とちょっと高めなので、特典はよっぽどイイものつけてよね、って所もありますが(笑)

http://video.foxjapan.com/requestlibrary/

夏以降の、まだ決まっていないラインナップにさらなる期待。
聖夜の奇跡か?
ステキな大ニュース、ありがとうございました~☆

流石はアンリ。

2008年12月23日 日常
流石はアンリ。
家族親族のクリスマス会。ただしじーちゃんばーちゃん共ということで和風にスキヤキ+αの忘年会コースを食べに出かけました。
久々のスキヤキも美味しかったが、その前に家で食べたアンリ・シャルパンティエのショートケーキが流石の出来栄えでカンゲキ。

白い円錐形に星と銀ラメ付きの「クリスマスツリー」、ギフトボックスを模した赤い立方体型「プレゼントボックス」、そして小型ブッシュドノエルともいうべき赤いイチゴのミニロール(名前忘れましたが、イチゴがさりげにサンタ帽風になっていてナイス)。一見シンプルな「クリスマスツリー」も中身は複数種類のムースで実は多重構造。
みーんなクリスマスシーズンに特化したデザインで舌にも目にもよろしい出来でした。いやーよかったよかった。
18話のシナリオバトルに行く前に、無限回廊へ行ってみることにした。
レナードさんの二個目のアニメ設定画像もここでしか手に入らないし。
ラッキーにもランダムアイテム武鉱石(1マップ目)と破霊刃(3マップ目)、剣竜の牙(4マップ目)を一発ゲット!お宝発見での松葉杖(4マップ目)は最強ランクの杖だから、あえて一周目クリアをせずに一回戻ってもう一度やろうかなぁ。一周全5マップ連続クリアはしたのだが、4マップ目終了後セーブも別に取ってある。
ただ、アイテムは良いのだが経験値はろくに入らない。4~5マップ目の敵は強いので結構時間かかる。現在、Lv.31が二人30が二人29~26が一人ずつ(マグナ、ネスティ、レナード、ミニスが最後までクラチェン済)。
…どうしようっ、かな。
18話すませてあとちょいレベルアップさせてから行こうかな。やれやれ、クリアは何時だ。

心霊特捜

2008年12月21日 読書
今野敏は意外に?芸風に幅がある。
今回は、怖がりの新米刑事が、心霊特捜R班との連絡係を拝命して…という、ユーモア・ミステリ連作短編集。

神道系、密教系、沖縄ノロ系の三人+霊感皆無だが何事にも驚かない飄々たる態度で彼らを束ねる班長の四人組と、ちょっと腰引け気味の主人公との関係は、特に最初のうちはあまりあたたかみのあるものではない。
特に、何でもまず「何でも霊のせいにするな」と斬って捨てる理論派神道系が凄いよ…(^^;)
実際、霊のせいで起きた事件など、ほとんど登場しないのだが…(霊は登場する)。

心霊×ミステリというと、ホラーでなければセンチメンタルな人情話に寄っていきそうなのだが、「霊能者だから」色々と妙な目でみられたり中途半端な知識や誤解に基づく他人の見当違いな反応にうんざりしつつ、警察という特殊な場で生きてきた彼らのスタンスは、予想外にクール。
人間が冷たいというのでは決してないというのはおいおい分かってくるが、ユーモア部分もオフビートな抑え気味の笑いで、妙なリアリズムとあいまって、なんというか珍しいところを突いた連作集だ。

…ただまあ、このノリ、珍しいのだが、そのぶんテンションがちょっとビミョー?
面白く読んだが、あとひと声、ひと工夫あると更によかったな。
久々のストジャケ。微妙にいろいろ忘れているけど、まあ一応面白く読める。戦闘シーンはやっぱりちょっとグロいですけどね(^^;)
真の敵はまだ少し離れたところにいるけど、カペちゃんに意外な方向から切り込む新キャラ登場で、ああいよいよ着々と終盤に近づいてるかなって感じかな。
ところで序盤で魔族が歌ってるのは、お線香の「青雲」の歌(の替え歌)なのではなかろうか。気になる。

しかし着々と年末にも近づいてってる。いろいろと危機感が高まる今日この頃だ。
(今年は元日配達に間に合うのかッ年賀状!)
知り合いに布教しようとして本棚から出してきたら、一巻目最後まで一気読みしてしまった。(もちろん全三巻全て既読なんだけど)
やれやれ…
やっぱり好きです、高瀬彼方。

予約してあるカラミティナイトの新版も、早くこないかなあ。しかし今度の絵師さんがマリみての人、というのは、吹くしかないな。はははは(笑)
うーん、カメロンのファッション(表紙)が何か海軍提督風なのが笑える。
本編中でも、苦労ばかり多いカメロンですが(イシュトの下で常識人なのは大変だよね)、船に乗る機会はやはりもうめぐってこないのかなぁ。

後半は珍しい、ヨナ視点の旅風景。どこへいくのかよくわからないまま終わる巻。

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