疲れが腰にきたようです。あぅ。いや、全身痛いです。
心身の疲れがたまってくのを、心の方のケアはそれなりにやれていたのだがその分睡眠時間とか削ってたもんなあ。

今日は一日休めるはずだったのに、会議の日程を勝手に今日に変更してくださいました誰かさん、呪われて下さいまし(とりあえず敬語使っとく)。
柳広司著。今度はマルコ・ポーロだ。
牢内で退屈している囚人たちに、新参のマルコが「かつてフビライ・ハーンに使えていた時の話(もれなく謎付き)」を物語る。短い話ばかりで13篇。パズル性が強いがとりあえず面白い。この人の書くものにはセカイの広がりがあって好きだ。
1974年、メル・ブルックス監督作品。西部劇パロディ。
十ン年ぶりに見ました。…かなりネタバレです。すみません。

西部劇というと鉄道建設。鉄道建設となると地上げを考えるワル=鉄道会社の重役ヘドレー(ハーヴィー・コーマン)も出てくる。
ならず者どもを乱入させるのはお約束だが、黒人の保安官を送り込むことで町の人々(ほとんど白人)のやる気をなくさせよう、なんていうのはギャグにしてもキツーい設定だよねぇ(しかもソレが結構有効というのがなんともはや)。もちろんこの保安官が、がんばって悪を打ち砕くのだが。

ブルックスですから、ひじょーにベタなドロ臭いギャグがてんこもり。監督自身は今回はおバカな知事役でちらっとしか出てませんが…
ただ、音楽がらみのギャグはいつものようにイイ感じ…オープニングの主題歌が、ムチ音つきフランキー・レインの熱唱で、本格的すぎるほど本格的なのがまず嬉しい。また冒頭の鉄道工事現場で、現場監督が黒人and東洋人労働者たちをどやしつけようとするうち、なぜか歌合戦になるくだりとか。ワケもなくカウント・ベイシー楽団が出てくるギャグとか。

そして、映画に対する愛の表現があまりにも濃い。クライマックスの大乱闘は、激化のあまりスタジオから飛び出した末に、なんとグローマンズ・チャイニーズ・シアターの決闘!
グローマンズ・チャイニーズ・シアター!
知ってますか皆さん!
ハリウッド・スターの証明、大スターと認められたら外の歩道に手形足形、のあそこですよ!

その他、黒人保安官を籠絡させるべく送り込まれるディートリッヒもどきな“ドイツの歌姫”とか、“昔は凄いガンマンだったが今は飲んだくれ”とか、映画マニア向けのお約束が色々と。お約束を色々取り入れてはその度いちいちそれをズラしていくブルックスのこだわりが、実はマニア向けの映画だったりするのでした。
今回は、ムスコはネタ分からない部分も多かったらしい…

しかし、久々に見たら、覚えていた以上に、機転のきく黒人保安官役のクリーボン・リトルが長い手足でカッコいい!しかも彼と意気投合して協力する、いつもなら神経症的に早口のジーン・ワイルダー(元早撃ちガンマン役)が珍しくもゆったり口調でこれまた案外カッコいい!
初めてみたときの衝撃はさすがに薄まっていたが、やっぱり懐かしいノリでした。
ブルックスのようなタイプのコメディ作家は、やっぱりあんまりいないわなあ。


<追記>
Movie Unlimitedのサイトに充実した関連記事が出たのでリンクを。
そっかーオスカーノミネーションまでされてたんだ。
http://www.moviefanfare.com/talkin-the-oldies/blazing-saddles-ten-things-to-know-about-the-movie/
海の男
海の男
海の男
1949年、ヘンリー・ハサウェイ監督作品。モノクロ。(春に感想書きそびれてたので再見)
「死の接吻」以来極悪人役4連発のあと、ついに初の「善人」役をゲットしたリチャード・ウィドマーク、名優ライオネル・バリモア、当時の人気子役ディーン・ストックウェルという地味ながら達者揃いのキャスティングによる海洋劇です。

1887年、杖をついた捕鯨船の老船長(バリモア)が、孫のジェド(ストックウェル)と共に港に降り立つ。行く先は小学校、学力テストを受けさせるためだ。船上でもちゃんと教育を進めていると証明しないと、他に身寄りがなくても孫を一緒の船に乗せ続けることはできないのだ(なるほど!)。テストの出来は悪かったが、校長は祖父と孫の強い絆を絶つに忍びずパスさせてくれる(うーん、古き良き時代…)。老船長はあと一回は捕鯨航海に出、孫の養育と老後のための蓄えを強化するつもりだが、もう70歳、万一に備えて、と、スポンサーの鯨油会社は補佐として選定した若手航海士ダン(ウィドマーク)の同乗を強要する。

子供の頃から海に出ている、叩き上げの老船長にとって、「学校で航海術や海洋生物学や海洋工学を学んだ」船乗りなどピンとこない。そもそもダンの存在自体、己の老いに対する周囲の不信の象徴である。だが、学校出というからには…と、船長は孫の教育係を「手すきの時でいいから」とダンにまかせる。軽視されている上に余分な仕事か…と最初ダンは不満に思うが、ジェドは次第にダンの知性に心服し、すっかり彼になついてしまう。

しかし、船の老コック(セシル・ケラウェイ)から「船長の敵対心には嫉妬もあろう、老人から孫を奪うような事だけはするな」と忠告されたダンは、心ならずもジェドと距離を置こうとする。そんな時、ジェドの乗ったボートが霧にまかれて行方不明になる。船や他の船員を危険にあわせるわけにはいかない、と船長は捜索を出すことを禁じるが、自室で一人祈る船長を見て、我慢できずにダンはボートで霧中の捜索に出る。漂流していたジェドや船員たちを無事連れ戻ったダンに対して、船長は心から感謝しつつも「重大な命令違反者を一等航海士の職につけておけない」と彼を解任する(勿論港に着くまでは下船できないが)。この措置をダンは理解し甘んじて受けるが、ジェドは「冷たい分からず屋!顔も見たくない、僕も次の港で降りる!」と激怒し祖父と冷戦状態に。
やがて老船長は過労で体調を崩し、「こうなれば君に任せるしかない」と急遽ダンに指揮権を渡して病床につく。ダンは船長の健康を案じ、捕鯨活動を切り上げ故国へ戻ることにするが、悪天候と氷山が彼らの前に立ちふさがる…

船長という立場で船上にある限り、とことん筋を通そうとする老船長。そのためには孫への愛すら押し殺さざるを得ない、その覚悟の凄みを理解した一等航海士は彼に深い敬愛の念を抱く。また老船長も、次第に一等航海士の有能さと誠実さを認め、喜んで船と孫とを託すようになるのだ。こうした登場人物たちの心情の推移が丁寧に描かれて、ハートウォーミングな海洋劇に仕上がっている。悪人などただの一人も登場しない。

特にバリモア、流石の強烈な存在感はお見事としか言いようがない。ただ威厳があるってだけでなく、ダンの最新知識についていけず、でも孫の前で「わからない」とは言いたくなくて夜中にこっそり辞書引いてみたり、非常にカワイイ。貫録とユーモアのブレンド自由自在。これじゃほとんど老船長が主役だ。
もちろん、勉強より海が好き!のストックウェル少年もカワイイ!達者な子役というのはなんか有無を言わせないところがありますね。

そして最後に…、達者な子役と老練な名脇役を相手に丁々発止と切り結び、なおかつ「強烈な悪役」を期待する客の前で「100%善人」を演じて納得させるというのはなかなか大変な仕事であろうが、当然!ウィドマークも静かな熱演を見せてくれる。有能かつ真面目な一等航海士、というのは、ある意味面白みのない役柄なのだが、ここで彼が印象づけるのはバリモアとは対照的な、その繊細さだ(デビュー以来の悪役続きでこの作品まであまり見せる機会のなかった芸風である)。ジェドを突き放してみたもののその辛さに心揺れるさまや、船長の決断(解任!)の正しさを認めながらも無為の時間を過ごさざるを得ない辛さなど、こまやかな演技で鮮やかに伝わってくる。
口を歪めちゃ悪党を演じ続けてきた人だが、元々デコが広く鼻筋通った知的な風貌の持ち主である。祖父に酷い口をきいたものの病気ときいて心配顔になったジェド少年に向かい「それだけでは足りない、あの人の偉大さを君こそが理解しなくては!」と熱く語る場面など、その面差しは豊かな知性と感性に輝くばかりだ。
…って、ファンの贔屓目も入ってるかもしれません、が…、この映画で「世紀の悪役」ウィドマークが、「それだけ」ではない、と、固定化イメージをある程度ねじふせ、世間を納得させるのに成功したのは確かだろう(珍しく金髪にちょっとウェーブをつけているあたりにも、イメージ転換に苦慮してる気配あり)。以後のフィルモグラフィーを見ると、明らかに彼の立ち位置は「ヒーロー・悪役ともに演じられる幅広い演技力のスター」に変化しているのだから。
 
バリモアの豪放、ウィドマークの繊細、ストックウェルの無縫、三者のみごとなアンサンブル。その他の船員たちも手堅くいい雰囲気出している。アルフレッド・ニューマンの音楽も特筆に値する出来で盛り上げる。(3/20日記参照http://13374.diarynote.jp/200903202343069200/)
…いーい映画なんだけどなあ。本国でもDVDは出てない…(なんでや)。特にウィドマーク・ファンには垂涎の、記念すべき路線転換の一作なのに。(その分★甘くなった(笑))

考えたなー、とは思います。極悪人役で一躍有名になった彼、知的だがラブロマンスの似合う甘めのルックスではない。で、子役を交えてのしみじみヒューマン・ドラマ(アクションつき)という方向性で過去四作と対照をつけたわけですねえ。
ただ、日本では逆にこの映画が、彼の出演作品の最初の公開作だったらしい(まぁ、戦後まもなくの混乱期だから)。それではかえって話題にならなかったろうなぁ…

2009年夏現在、YouTubeで全編視聴可能(13分割されている)。字幕はないけど。
http://www.youtube.com/watch?v=ZH2NK22_KrE

帆船映画なので本サイトにも記事アップ。

熱砂の秘密

2009年7月12日 映画
1943年、ビリー・ワイルダー監督作品。モノクロ。

息つく暇もない戦争サスペンス。いやー、期待しないでみたら死ぬほど面白かった。いや、ワイルダーだから期待しないのもおかしいのだが。通ぶる人には「ルビッチほどじゃない」なんて言われちゃうこともあるが、サスペンスには隙がない、か?

北アフリカ戦線、敗走する英軍戦車からこぼれ落ちたブランブル伍長(フランチョット・トーン)は半死半生で砂漠の町へたどりつく。だがそこへロンメル将軍以下ドイツ軍が…。ブランブルは咄嗟に空襲で死んだ筈のホテルのウェイターに化けて身を隠そうとする。ところがこのウェイター、実は独軍のスパイだった(ただしロンメルやその部下には面が割れていない)ため、話はさらにややこしくなる。正体を隠し、綱渡りにつぐ綱渡りを続け、ついでに独軍の機密を探りだしてカイロの英軍に届けようとする彼だが…

スピーディな展開の中、危機また危機をどう誤魔化し、切りぬけ、生き延びるか。ワイルダーらしい、凝った小道具の活かし方がとにかく面白い。「おおッ!うまいッ!」と手を叩きまくり(笑)認識票をああ使うか…。
これは絶対、何も知らずに見る方がいい映画だ(だからなるべく書かずに我慢する)。頭脳戦が好きな人には超オススメ。地味だけど。そして、ラストは好みが分かれると思うけど。
ロンメルのエリッヒ・フォン・シュトロハイム、メイドのアン・バクスター、ホテルの主人のエイキム・タミロフ、皆それぞれにイイ味出してる。小味だが見どころ多き一作である。

しかし、フランチョット・トーンなんて地味な二枚目を(失礼)、かっこいいと思う日がくるとは思わなんだよ!(爆)アカデミー賞ノミネートの「戦艦バウンティ号の叛乱」ではちっとも何ともおもわなかったのにな。
ただ、私は基本的に知的な男優がお好みなので、このえらく機転が利くアタマのいい伍長のキャラクターに幻惑されたのであろう。足の悪いウェイターに化け、背を丸めてヘンな歩き方をしてる所が何とも素敵だ(変ですか私?)。知的だがびみょーな草臥れ加減、てのがいいのだ。
次は「ダンシング・レディ」をレンタルしてみようっと(アタマのいい役かどうかはわからないが。アステアも出てるから多分損はしない筈)。
今日も忙しい一日。休みでも用事に出かけて、帰ってきて歯の検診にいったら虫歯が見つかって、次回は麻酔と言われてしまった。
まあ…検診にいってよかったんだけど(全然痛くなくて気付かなかった)…よくないなぁ。くすん。
そんなこんなで忘れかけてたオークション。ハッと気づくと二分前、しかも高値更新されてる!一分前に慌てて再入札し、あわやというところで間に合い&逃げ切れた。
…ふっ。(^-^)v 
くやしかろうそうだろう二位の方。私もそーゆー思いは何度もしてます。

忙しいが、とりあえず良かった。1300円くらいまでなら出してもいいと思ってたのに(スタジオクラシックスだもん)、500円台で済んだし。
実は今回本編でなく、特典映像が見たいというヘンな買い方なので安くて済んで嬉しい。
ふふふふふふふふふふふふふふふふ。
1981年、メル・ブルックス監督作品(主演もブルックス)。

やっぱり疲れ切ってるときは、うんとオバカなコメディがいいよね。メル・ブルックスの笑いはベタだが結構好きだ。下ネタ全開だけど、なんか前向きというかまっとうというか、基本的に映画への愛をストレートに感じさせるパロなのが良いよね。ユダヤジョークは「もっとものの分かったヒト」が見ればドス黒いのかもしれないが、とりあえず笑っとこう。そして、ミュージカルへの愛はさらに露骨だ。

「ツァラトゥストラはかく語りき」の曲をバックに(ありがち~!)スグ終わる人類創生篇でスタート。石器時代篇、旧約聖書篇、ローマ帝国篇、スペイン宗教裁判篇、フランス革命篇、そして次回PART2予告篇からなる(勿論PART2など作られていない)。
宗教裁判篇はミュージカル仕立てらしいってんで、とりあえずココだけでモト取れるかなと思っていた私だったが、ローマ帝国篇でも、なんとグレゴリー・ハインズが出てきてタップを踊ってくれた。ローマ帝国篇は自称「即興哲学者」で登場するブルックスが、やってることはスタンダップ・コミックのしゃべくり芸人てところがいいね。
宗教裁判篇は、ミュージカル好きならとりあえず楽しい筈。新旧「プロデューサーズ」でも明らかなように、ブルックスのミュージカル志向は年季の入ったホンモノだ。ミュージカルに縁のない長男(大学生)も横で見て笑っていたからやはり完成度の一番高いパートだろう。音楽は例によってジョン・モリスで、ジョン・ウィリアムズのパクリとしか思えぬ堂々たるオープニング曲が笑えるが、レビューの曲はきっとブルックスが書いてるんだろうな。たま~に「プロデューサーズ」を思い出させるフレーズがチラつく。
しっかりエスター・ウィリアムズまで取り入れているあたり(パチパチ火花を散らしながら水中から出現するネタは感涙モノ…)、やっぱ分かってるねぇと、クラシックミュージカル好きはウンウンと頷くのであった。でも、とんぼ返りはさすがに吹き替えかも?(笑)
予告編も短さが幸いして?なかなかイイです。

下ネタ下半身ネタの嫌いな人にはおすすめしないが、少なくともところどころは笑えるし、ミュージカルパートは素敵だし、一応は満足。笑えるところが減ってはいけないので細かいことは書かずにおきましょう。
助演男優賞は、馬。

疲れた。

2009年7月8日 日常
疲れた疲れた疲れた。
…お休みもっと欲しい…

かくあるべし

2009年7月6日 日常
映画見て(DVDだが)、絵を描いて12時までにサイト更新できた。
オフタイムはかくありたい。
…でも、昼寝しそびれたのはヤバイかも?

まあ、なんか昨日急にちょっとこみあげるものがあったから。やはりこみあげるものがないとイラストは描けないし(笑)

1952年、アンソニー・マン監督作品。モノクロ。
こんな有名西部劇をずっと見そびれていたので、オフタイムの本日鑑賞(レンタル)。

ドッジ・シティ。千丁に一丁の特別なライフル、ウィンチェスター銃を賞品に開かれた射撃大会に腕自慢たちが集まってくる。決勝に残ったリン(ジェームズ・スチュアート)とダッチ・ヘンリー(スティーヴン・マクナリー)の間には深い因縁が…。
仇であるダッチ・ヘンリーを追うリン、そしてウィンチェスター銃も一度は彼に奪われたるのだが、その後転々と様々な人の手へと渡ってゆく。非常に転変の激しいスピーディなシナリオが面白い。射撃大会を仕切るワイアット・アープ(ウィル・ギア)から始まって、抜け目のない武器屋(ジョン・マッキンタイア)、インディアンとの追いつ追われつ、そして戦闘、最後はもちろん決闘と盛りだくさんで飽きさせない。仇と銃とヒロイン(シェリー・ウィンタース)との三者と、リンが微妙なタイミングで次々とスレ違いめぐり会い続ける流れは実に鮮やか。誰かが話が薄味とかいってた気がするが、どこが~?

ちょっと崩れた、でも根は純情なヒロインをウィンタースは好演。ジミーは本人がえらく純情そうなので、おミズ系のヒロインと合わせるのも似合うよね。「砂塵」のディートリッヒもそうだったけど。悪役はマクナリーと、その友人の悪党ダン・デュリエ。デュリエの妙に明るくクレイジーなノリを見ていると「ウィドマーク様が演ってくれたらもっとよかったのに」と無理なことを考えてしまった。Foxじゃなくてユニヴァーサルだから仕方がないが(笑)
砦の騎兵隊は新兵メインで頼りなし、てなところで、あ、と目がいった可愛らしいのはトニー・カーティスだった(売れる前なので名前表記がアンソニー!)。売れる前のロック・ハドスンも出ていたが、インディアンの若酋長なのでなかなかわからなかった。やはりペイントしちゃうとねえ。ガタイの立派さは納得だけど…

この映画も約一時間半。ささっと見れて充実感。50年代の映画はいいなあ。
やっぱり映画はヘタに二時間超えちゃだめだよね。よほど良くできた超大作なら仕方がない?が。

逆襲の地平線

2009年7月5日 読書
逢坂剛著。

「アリゾナ無宿」に続く逢坂西部劇第二弾。
10年前コマンチにさらわれた少女を探しに行く三人組。前の本よりは出だしは快調に思える。この調子でいってくれ~

≪追記≫
最後まで捜索・追跡劇として筋が通っているので結構ハラハラ楽しく読めた。ただ、やはりこの著者、女性キャラはあまりうまく書けないのね。ジェニファにはだいぶ慣れたが、エドナもエミリもちょっと唐突な動きをする感じ…
楠木 誠一郎著。

ね…念写探偵?(汗)
…と思ったので読んでみた。
中古ライカ専門店のヘンな店主が探偵役で、たしかに念写の超能力があるんだけど、せいぜいヒントかとっかかり程度にしか使っていないのでむしろ安心して読める作品になっていたかも。千利休の死の謎と中古カメラを買いにきた客の殺人事件の謎をカブらせて解くある意味盛りだくさんというか凝ったミステリーなのだが、とにかく軽い。ゴスロリ店員とか、オタク刑事とか、キャラも軽い人が多い。会話のテンポはよいので一応楽しく読めました。苦笑しながら、いちいちはいはい、と念写探偵の手足になって動いちゃう旧友の推理作家のキャラが素直なのでまあ読後感は悪くない。ユーモア・ミステリとして時間つぶしにはナイス。
亡くなったらしい。
うーん、先週「あの高地を取れ!」を見たばかりなのに…合掌…。
いや、あんまりあれこれこの人の作品を見てるわけではないけれど、ご贔屓ウィドマーク様の親友だったらしいので…(^^;)

「地獄の戦場」でも追悼の心で見なおそうっと。<結局ウィドマーク様がらみか!
…といっても、上記二作のほかにも「死の接吻」「西部開拓史」監督作「Time Limit」と、彼との共演作ばっかりが手元にある、というか、しかないというか(笑)
代表作は「欲望と言う名の電車」や「波止場」なんでしょうが、ブランド嫌いなんですよ私(爆)
2007年、ウィル・スペック;ジョシュ・ゴードン監督作品。
レンタルで視聴。おおおおおお、新しい…
でも内心これはロードショー時にちょっと「行きたいな」と思ってたのでした。おバカだ下品だ下ネタ下半身ギャグだと言われつつ…。だってひところ結構フィギュアスケート見てたんだもん~。アイスダンス>男子フリー>ペア>女子フリーという好みだったけど。

ワイルド・マッチョ系のチャズ(ウィル・フェレル)とナヨっとした王子様系のジミー(ジョン・ヘダー)は米国男子フィギュア界の二大スター。タイプも逆な上犬猿の仲の二人は、国際大会の表彰式でつかみ合いの大喧嘩をやらかし追放となるが、「追放された部門」以外なら規約のスキ間をついて復帰可能!てんでペアに転向することを考える。だからといって(そして大会申込締切までに、簡単にペアの相手となる女性が見つからなかったからといって…)史上初の男子ペア誕生、というのはあまりにも馬鹿馬鹿しい展開(笑)
でも、この馬鹿馬鹿しさがいいんですよ~。

男同士でべったりくっついて滑るのがやっぱりヤだな~の表情が笑える二人が繰り出す、強引に考え出された「男ペアならでは」の特殊技の数々。男女ペアではありえないジャンプやリフトの高さ(リフトは股間を持ちあげるからこその高さなのだが…うーん…)は迫力だが、「それって確かに男女ペアじゃ無理だし、観客総立ちだし凄い!ような気がするけど、美しいのかホントに?」なビミョーなものが多くて困っちゃう(笑)しかし、いがみあってた二人の気持ちが近づいていく過程や、登場人物たちがそれぞれ心に抱えた問題やら傷やらが、それなりにきちんとちりばめられているので、一生懸命な二人を見てると応援したくなる。勿論お約束の「ライバルの妨害」も強烈だ。
コメディだけど、良質なスポ根に必要なものはたいてい揃っているのである。

最初にかなり覚悟していたせいか、思ってたほどお下劣じゃなかった。むしろ、作る側が結構気を入れて作ってるのが伝わってきて…元有名フィギュア選手がゴマンとカメオ出演してるしねぇ。現役のサーシャ・コーエンまでいた。解説者役スコット・ハミルトンなんか出番も相当多いし、フィギュアの好きな人は見たら楽しいよ。衣装もどれもこれも素敵でそれっぽい!

選手たちのすべる演目も、みなあえて濃すぎるくらいの演出。最後のライバル・ペアの滑る「ケネディ&モンローの真実」のネタは是非フルレングスで見たかった!ハイライトシーン紹介にとどめられていたけど、七年目の浮気なワンピの"モンロー"が薬を飲みながら電話したり"ケネディ"がそれを吐かせたりってどんな振付だ~(笑)
こういうスポーツの祭典に必須なマスコットキャラが、やたら不幸な目にあってたのがまた死ぬほど笑えた。そう、なんだか必ず生まれるんだよね、ヘンなマスコットキャラ…あるある、って感じの「TV番組による紹介」をうまく組み込んでるところにもセンスを感じた。

主要登場人物のスケーティングは特訓プラスワイヤーアクションらしいです。ジャンプは凄いけど、スピンのスピードは物足りないかな。でも特別スケート経験のない俳優さんたちがこれだけやってたら十分立派だとも思う。
しかし、もうあえて細かいことは書かずにおきます。おバカ系のコメディで細部を前もって知りすぎるのはよくないと思うので。

とにかくフェレル、ヘダー両名ともバッチリな上、非常に性格の悪い凶悪な姉弟ペアを熱演したウィル・アーネット&アニー・ポーラーも大変良かった、この二人って実生活では夫婦だとか。
フィギュアがある程度好きで、おバカ系のコメディが好きな人なら最高に楽しめるはず☆
疲れた心にリフレッシュ♪
どっと雨が降るとCSアンテナの調子が悪くなるようだ。せっかくスカパーで「アラモ」をやってたのにカクカク画面だった。いや、DVD持ってるから、別にスカパーで見れなくても痛くもかゆくもないのだが…
今日も実家へ行って役所回りしたので疲れた。今日くらいは今日中に寝よう。明日から仕事だし。

いつも上天気

2009年6月28日 映画
いつも上天気
1955年、スタンリー・ドーネン&ジーン・ケリー監督作品。スカパー録画で視聴。

ようやく第二次大戦が終わり、除隊してきた三人の兵士、テッド(ジーン・ケリー)、アンジー(マイケル・キッド)、ダグ(ダン・デイリー)。最後の夜を飲み明かし踊り明かし(ミュージカルだから!)、なじみのバーで、「10年後に再会だ、10年後もきっと親友さ!」と別れてゆく。

さて10年後。それぞれ、10年前の夢とはズレた人生を送っている三人は、期待や不安を抱きつつ約束のバーにやってくるが、再会は、期待したほど楽しくない。
大学出で、政治家か弁護士になる!とぶちあげていたテッドは、戦時中に婚約者に逃げられたこともあり、ギャンプルで手に入れたボクシングジムの経営者という意外にヤクザな暮らしをしている。画家になる夢を諦めたダグは広告会社の重役として裕福にはなったが妻との仲はギクシャク中で胃痛に悩まされている。一流シェフを目指したアンジーは「コルドン・ブルー」という名のハンバーガーショップを経営、子沢山で一番幸せそうだが財政的には一番貧しそう。生活環境がかけはなれたため話も弾まないが、なによりも、三人とも夢破れた今の自分に不満や悔いを抱いていることが、輝かしかった筈の友情に影を落としているのだ。

そんな彼らの『感動の再会』を、テレビ局が生番組のネタにしようとする。サプライズゲストとしてスポットを当てられた三人は憮然とするが、その日の試合で行われるはずだった八百長を止めたテッドに仕返ししようと、業界の黒幕と手下が会場に乱入!大乱闘となる中、三人の元戦友は昔のように、力を合わせて戦う。
あらためてお互いの心情を知り、友情を確かめ合った彼らは、さらなる再会を約して、ふたたび別れ行くのだった…

ほろ苦いリアリズムと、ミュージカルならではの底抜けの楽しさがバランスよく同居した得がたい後味の作品だった。
こりゃ、オハナシ自体は「雨に唄えば」よりいいんじゃないか!!

男の友情がテーマとあって、アステア派の私も、こういう話ならケリーだなぁ、と納得である。
ワイドスクリーンを跳ねまわるケリー、キッド、デイリーの身長差が楽しい。男三人ではっちゃけて踊りまくる(足にはゴミ箱の蓋をはいて)、というようなのはやはりケリーの領分だ。冒頭のGIスタイル三人のダイナミックなダンスはもちろんだが、三人がそれぞれに再会の落胆を歌ったり踊ったりの場面はワイド画面を三分割。57年の「パリの恋人」の観光シーンでも使われたテクだが、ワイドスクリーンはロケで大作感を打ち出すのに使うよりは、こういう小技で使うほうがミュージカルにはいいと思うなあ。少なくとも私は。

振付師としてより有名になったキッドはキレのいい動きでケリーに迫っているが、ドナルド・オコナーほど個性の差が感じられないのは惜しい。ダン・デイリーは体格差だけで並べる意義があるし、歌なら三人の中で一番かな、と思いつつ見てたが、酔っ払ってディナーの席で暴れまわるソロでも結構イケる。やっぱり50年代の皆さんはみな達者だわ~。
この作品で一番有名なのはケリーがローラースケートはいて踊る場面だろう。なに、スケート靴ならアステア様だってもっと前にはいて踊ってるさ、とは思ったが、ここでは「彼女が僕を好き、だから僕も僕を好きになれる」と、作品テーマにも意外と直結した歌曲が配されていたのに感心した。映画全体で見たほうがより感動のナンバーだったのね。
女性陣はまず、才色兼備の番組担当者ジャッキー(シド・チャリシー)、クールな美貌でケリーと丁々発止のやりとりをかわすが、直接彼とじっくり踊る場面がなかったのはちょっと残念。そのくせボクシングジムのオッサンたちとは踊るのだが。あと、生番組のホステス・マデリン(ドロレス・グレイ)は番組内のショーということでステージで二曲も歌い踊る。パワフルなショウマンシップだが、凄い美人てほどじゃない…舞台から来た実力派?

結局は、男どうしの踊りがメインでしたな。だってテーマが男の友情だし。

男の友情は永遠か?人生も夢もままならないけど、救いはどこに?
オトナのおとぎ話、というけれど、「オトナの」部分にも十分説得力のあるオハナシになっていました。随所に皮肉がきいていながら、結局は前向きなメッセージを訴えているのが嬉しい。
初期(当時の、ですが)のTV局の内幕話も盛り込んだところも新鮮。ピンチを脱するのにTVの力も利用するのね。そんなところも、「雨に唄えば」とある意味比肩できる作品と呼べるかも。
いやーよかった。予想を超えて(笑)…予想超えた分つい★おまけしちゃった。

なんでこんないい作品が国内ではDVDもVHSも出てないのかしらん(海外では出てる)。
とりあえず、日本アマゾンで買える輸入版VHSリンクだけ書いておきます。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/6301969111?ie=UTF8&tag=boatswascot-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=6301969111
逢坂剛著。

西部劇です。
トム・B・ストーンなる賞金稼ぎ(Tom.B.Stone という洒落である)と、記憶のないサムライと、口のへらない小娘の三人が、賞金稼ぎの旅をする。
面白い、というには、うーん…ビミョー。
女の子視点はやめたほうがいいんでは、剛爺。
1986年 フランク・オズ監督作品。Gyaoの無料動画で視聴。

さえない貧乏青年シーモアは、ヘンな植物を育て出したことがキッカケで有名になり、お金が入り、憧れの女の子ともうまくいくように…ただし、ヘンな植物は実は宇宙から来た吸血モンスターだった!というホラー・ミュージカル・コメディ。

もう少し昔のもののほうが好きとはいえ、元々ミュージカル好きだったせいか、何気なく見だすとつい最後まで見ちゃった。とりあえず50年代ノリの音楽はなかなかよろしい。ホラーのパロディっぽいブラックな笑いも悪くない…私の好みには悪趣味すぎる場面もあるが(サドの歯科医スティーブ・マーティンは笑える設定だがだんだんヘキエキしてきた。特にマゾ患者とのやりとりは…)。貧民街や花屋のセットは舞台的だが素敵。コーラスガール三人組も、ヒロイン(エレン・グリーン)や気弱な主人公(リック・モラニス)も、いいノドを聞かせてくれます。でも、マゾ患者を見て、トム・ハンクス?と思った私はやはり今の映画界を知らない浦島花子(ビル・マーレイでした。でもなんとなく雰囲気にてる気がするのだが…私だけか)。

何で「つい」見ちゃったかというと、実は、少し前にスカパーの「俺たちひょうきん族」再放送で、この話のパロをやってたのを見てたから。タケちゃんマンドラマで赤信号小宮、珍しくも主役!なんか元からの容貌がすごくシーモアだったんですよねー(笑)メガネでたよりなげで。
サド歯科医はもちろん、明石屋さんまです!(ひょうきん族の頃の彼は若くてカッチョイイ…)
こんな理由でこの映画を見る私っていったい…
あの高地を取れ
あの高地を取れ
あの高地を取れ
1953年、リチャード・ブルックス監督作品。字幕なしDVD-Rで鑑賞。
VHSもDVDも国内外ともに出てないようなのでネタバレで…。

テキサスの新兵訓練所。一糸乱れず行進し駅へ向かう部隊と入れ替わりに、もぞもぞと落ち着かぬ様子でやってきた若者たちを、指導教官ライアン軍曹(リチャード・ウィドマーク)が一喝する。
"You will never make it!"

絵に描いたような鬼軍曹である。右も左もわからぬ若者たちを罵り、嘲り、叱咤して、彼らの恨みを一身に受けつつ規定の16週間をしごきまくり「とりあえず一人前(戦場に送れる状態)」にするのが彼の仕事。映画のファーストシーンは歩兵部隊の先頭に立って高地を攻め陥とすライアンの雄姿(物語の2年前)であり、当人は何度も前線への異動希望を出しているらしいが、「16週間しかないのだから」と、今の職務への打ち込みも本物。
物語は、主として新兵たちの訓練風景と、彼らの物覚えの悪さやいい加減さや悪戯(マジメな者もいるが)にかんしゃくを起こしまくるライアンとの掛け合いで進んでゆく。本物の戦闘シーンはもう出てこない。

千変万化する表情と声音(ラジオドラマ出身なだけはある)、いつものキビキビした身ごなしをさらに徹底させて押しまくるウィドマークがまさに快演、カンシャクを時には景気よく爆発させ、時にはぐっとこらえながら、身を捨ててまでのコワモテで「漢のド根性を見せ付ける」ことで新兵たちを引っ張ってゆく。教育係の軍曹は訓練中は基本怒っているし意地悪だ、というのは、「フルメタル・ジャケット」等で昨今の観客は皆ご承知だろうが、ここでのウィドマークの爆発は時にニヤリとさせる可笑しみをにじませるし、どうにかこうにか「仕上げられ」る新兵たちは、最後には、耐え抜いたぞという思いに嬉しそうに胸を張っている。男っぽいさわやかさが漂う作品といえよう。

特に、新兵たちの中でも一番口の減らない道化者ラス・タンブリンとのやりとりは、まるで漫才のよう。出てきた時からツッコミを待つが如き妙な柄のセーターを着た彼は、お得意のバック転なども披露して目立つ役どころ。その一方で真剣に落ち込んだりノイローゼになる新兵もいる。怒鳴っても罵っても動かなくなった一人は終盤ついに脱走を図る。勿論出口近くには渋い顔のライアンがしっかり先回りしている。が、脱走兵として厳罰が!と思いきや、彼はただ「人生を棒にふる覚悟が本当にあるのか?」と諭し、新兵をキャンプに連れ戻るだけだ。いぶかる相手に彼は「自分の父も脱走兵だった」と告げる。ぽつりと、「俺の"red wagon"かな…いや、何でもない」と呟く鬼軍曹に人間的な陰影がさして、作中屈指の素晴らしい場面のひとつだ。

調べると"fix one’s red wagon"=誰々(one)に仕返しをする、という俗語的表現があるらしい。類推するとここでは、背負っていかねばならない重荷、十字架、そういう意味にでもなるのだろうか。自他に対し常に厳しくあたり続ける(冒頭の高地占領時ですら、そう嬉しそうな表情ではなかった)ライアンの人間像に、新しい光が当たる一瞬でもある。あとはただ、煙草片手に黙々と歩いてゆくウィドマーク。渋い、渋すぎる…!(T^T)

さらに脇筋として、ライアンの補佐兼友人ホルト(カール・マルデン)と、「兵隊を漁ってる」と評判の悪い美貌の未亡人ジュリー(エレイン・スチュワート)との軽い三角関係と友情の一時的なこじれが描かれるが、この脇筋のほうはどうもよろしくない。いや、私のヒアリング能力不足が全ていけないのだろうが(こちらの描写は訓練風景に比べて死ぬほど聞き取りにくい)、何考えてるんだか微妙なところが全員ちっともワカランです。誰か字幕か吹替えつきで見たことある人是非教えてください~!

ホルトはすぐジュリーに夢中になり、ライアンはジュリーの過去や悪い噂を聞いて気に入らない(らしい)…のだが、彼女が気になり尋ねていくと強引にキスしてしまったり。そして、イライラがつのるライアンとホルトは仕事でも衝突し、はては訓練中に殴り合いの喧嘩という情けない一幕も勃発する。ホルトのほうが温情的な気質の持ち主で、演習途中に一休みして水を飲んだ新兵の扱いをめぐって言い合いが始まるのだが、どうも話中ジュリーについてライアンがきつい皮肉でも飛ばしたのかなあという感じである。最後には殴られたライアンのほうが謝っていたから…。だが、冒頭場面の戦場で、水を飲もうと気を緩めた兵隊が撃たれる姿を彼は目の前に見ているのだ。水筒を取り上げて叱り飛ばす彼の真意は決してただのイジメではないことが、ホルトらには分からずとも見る者には察せられる。それだけにどういう「言いすぎ」をやらかしているのか分からないのが実に残念…

そして、エンディング。訓練所から出る列車の駅へと誇らしげに行進してゆく“元”新兵たち。ライアンは新たに入所してきた新兵たちに、「あれが軍団だ!」"You will never make it!" と、16週前と全く同じように怒鳴りつけている。16週周期で、全く同じことが繰り返されるわけである。
「フルメタル・ジャケット」と違って(と言っても訓練シーンしかそっちは見てないが)、お気楽さと、陸軍宣伝臭さは否めない。が、男集団ならではの熱血でおおらかな味わいは見ていて楽しい出来栄えである。
このライアンの「二度め」を見る頃には、大抵の人がこの怒りっぽい軍曹に何だか親しみと痛快さを感じているだろう。

脇筋に欠点はあるが、自分としては大変楽しめた一作。つい、熱く語ってしまいました(笑)
こうして、ほぼ諦めていた作品を見るチャンスを得られるのは(字幕なしでも)、本当に本当にシアワセなことです…(*^^*)…でも、日本語字幕つきのDVDで出てほしいな!…出ないだろうけど…(時代がずいぶん違うし…)
タメイキ。

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