公私とも今日も忙しい。三回も行った癖に、あーまた休んで西宮TOHO行きたいなーとか思いながらグッタリと仕事をする私(でも今日も明日も明後日も絶対休めないんだな)。

やっぱり人を増やさずに営業日を増やすのはしんどいよ!
それより渋谷シネマヴェーラ、早く九月のタイムテーブル出して下さい(涙)
ナマ殺しは更にしんどい…
1955年、リチャード・クワイン監督作品。日本未公開。

ボブ・フォッシーとトミー・ロールがダンス対決するミュージカルと聞いたのでみてみました(振付もフォッシー)。
トップ・ビリングはジャネット・リーとジャック・レモンとベティ・ギャレットなんですけどね。昔、ロザリンド・ラッセルが姉役をやった同名映画のミュージカル化だそうな…

仲良し姉妹のルース(ギャレット)とアイリーン(リー)は、それぞれ作家と女優の卵。夢を追って上京し、芸術家の街グリニッジ・ビレッジに部屋を借りる。美人で性格も良い妹は常に男性の注目の的。あおりを食って男性にモテたことのないルースは、妹が大好きなのだが、複雑な思いも抱いている。デフォでちやほやされまくりの天然な妹は、人一倍お人よしに育ってしまって、結果的に困ったちゃんになる時もあるし。
そんなルースにもついに雑誌編集長(レモン)とのロマンスの気配が…?

NYでアイリーンに求愛する二人がフォッシーとトミー・ロール。シャイなフォッシーと調子のいいロールのダンス対決がたしかに見所なのかなあ。踊りで身体能力を見せつけ合う二人に、わぁ凄い、なんだけど、やっぱりこういう感じのダンスはあまり私の好みではない(「キス・ミー・ケイト」でも思ったが)。まだむしろ、終盤にその純情さで彼女にアピールできたフォッシーがリーと踊る"There’s Nothin’ Like Love"の方が可愛らしくて好きだなあ。
元気なナンバーでは、酔ったギャレットがリー、フォッシー、ロールを引っ張るように、"空想上の"見えない楽器を持って踊る"Give Me A Band And My Baby"が楽しかった。でも、最後に姉妹が転ぶと男どもは妹にしか手をさしのべないのね(汗)

そんな哀しいお姉さんは、レモン編集長との面談でモテるふりをして突っ張って見せるが、しっかり見抜かれてる。編集長は面白半分?に「大人の付き合いを」と歌って彼女に迫るが…ちょっと面白がりすぎだよねえ。一応本気で彼女を気に入ってはいるようだけど。
レモン、歌うのはこの曲だけだが意外とうまい。が、この役はもう少し大人の余裕あふれるタイプの役者にやらせたかったかも。…確認するとレモンの方が実際年下だし。

そんなこんなで、お姉さん可哀そう(私はデキのいい家族に悩まされたりという不幸は未経験だが…一人っ子だから)、てのもあって、ちょっとイマイチ気分な映画。男って残酷だよね。
ラストのブラジル海軍を巻き込んだ「コンガ」の大騒ぎも、なにやってんだーってところがあるし。キャッチーな曲がないのも残念。
★3にしたけど3マイナス?…フォッシーとか好きな人には必見でしょうけど。


観ながらずーっと、一番思っていたのは、マイ・シスター・アイリーンだの、プライベート・バッカルーだの、こんなレアな日本未公開ミュージカルが日本盤DVD出るんだったら、…「I love Melvin」も日本盤出してくれないかなーーーっ!ということだった(笑)
英語字幕なしの海外盤しか、出てないんだもんね…
でもワーナー(&MGM)ではあまり期待できないかも…
フレイジャー シーズン3 コンプリートDVD-BOX の四枚目。
フレイジャー シーズン3 コンプリートDVD-BOX の四枚目。
フレイジャー シーズン3 コンプリートDVD-BOX の四枚目。
見たこともないアメリカン・シットコムのシーズン3の四枚目だけDVDをレンタルした。
スカパーか何かで放映されたこともあるみたいであるが…。

一枚全部見る予定でもなかったが、そこそこ笑えたので返却日ギリギリに残り全部見てしまった。何度もエミー賞とってるらしいので無理はないのかな?
ラジオで心の健康相談やってるバツイチ中年精神科医(ケルシー・グラマー)と、その周囲のヘンな人たちの話。みょーに神経質なこれも精神科医な弟(デビッド・ハイド・ピアース)が特に可笑しいと思う。

…実は4枚目収録の一話目に、ドナルド・オコナー(既に70代)がゲスト出演していると聞いたので他のモノをレンタルするついでに借りてしまったのだった。一話目だけは今日でなく真っ先に見てて。いやはや。
ええ、とても可愛いおじいちゃんでしたよ。はなはだ奇矯な材木王役。
もちろん主人公を困らせてくれるんだけど(コメディだから)。
まあもう一回行っておけば悔いはなかろうと、西宮まで「雨に唄えば」を追いかけて見に行く。
まあ何といいましょうか、バカでしょうか?(7/17、23と大阪で行ってます)
見ごたえあるミュージカル・ナンバーと笑いがぎゅう詰めって感じの作品なので、それでも飽きません。基本的にはドナルド・オコナーを見に行ってるって感じですが(^^;)

それにしても、オコナー演じるコズモ・ブラウン、「主人公の親友役」というのにこれほど特化していてある意味全く中身がないのに、これほど魅力的というのは結構不思議です。クラシック・ミュージカルには「人間を描く」とかは元々二の次な所がありますが(素晴らしい芸が見れればいい、というのが基本なので…)、親友である主人公ドン(ジーン・ケリー)だけがスターになっちゃって、自分は下っ端のままでもいつもニコニコとドンの求めに応じてそばにいて、ちょっとしたおふざけを連発しては日常を楽しくしてくれたり、何かあると励ましてくれたり、一緒に考えてくれたりアドバイスをくれたり。それも、常に嫌味のないクドすぎない態度で。

いくら親友でもすばらしすぎ。理想的すぎる!
そんなオトモダチ、いるわけがない、主人公のalter egoだろう!(お笑いとか音楽とかでなく心理学の)、とか、主人公にしか見えない存在なんじゃないか、とか言われても否定しきれなかったりするくらいに素晴らしいオトモダチです(^^;)

でもまぁ、フィクション中の人物は、リアリズムに反しても人倫?に反しても、魅力的なら勝ちですしね。寅さんだって無責任男だってファンタジーとして愛されてるし。

あくまでもご都合主義的で明るい筋書きのミュージカル。ケリーとオコナーのダンス(と演技)にも底抜けの明るさが満ち溢れている。
が、ケリーの、地に足のついた「強い」明るさと比べると、オコナーの明るさには妙な透明感がある。ふわりと拡散してゆくそれは慈愛とも、この世のものならぬ儚さとも感じられる。
…人というよりも守護天使のよーな「コズモ」をスクリーンに創りあげてしまったオコナーに乾杯。

ねむい。

2010年7月30日 日常
どうして一日には24時間しかないんだろう…
賀東招二著。

長かった…ついに最終巻が。
といっても、結局上下二分冊で、あと三週間待たされるんですかいッ!
ハードさと、ギャグと、チラチラ素敵場面への期待感(伏線)を交互に組み込んで、…ああ、三週間待ち遠しいです。
お気に入りのシリーズが終わるのって、やっぱり淋しいですが。
リンゼイ・デイヴィス著。

去年出てたのに(あ、出た出たと思ったのに)、なぜか予約をし忘れて読みそびれていた。不覚。
今回もトラベル・ミステリー(笑)、一族郎党(違)でギリシアへ捜査旅行。
ギリシア神話や古代オリンピック関連のウンチクがいっぱい。話の進み方はタラタラしていますが、なんだかだ言っても楽しく読まされます。

でも、半分までいったところで、長男がコレ買ったけど読む?とフルメタ最新刊を持ってきてくれたので(タマには孝行息子)、ちょっと中断かな(^^;)

しかし、毎日毎日暑すぎる…
仕事から帰ってゴハン作るのがしんどいよー。
古代ローマのちょっと中流以上なご家庭なら、ゴハン作ってくれる奴隷がいるのになー(オイオイオイ…)

恋人を家に送って歩く道
日本未公開の"Walking My Baby Back Home"(1953)が、なんと今年3月渋谷シネマヴェーラなる名画座で上映されていたらしい。うーむ、いいなあ、もう少しマイブームofオコナーのピークが早ければ…(いや、無理だったろうこの3月では)
とはいえ、数ヵ月後にまたやる、という説もあるみたい。ホントに?
数ヵ月後って、もう二度目も終わっているのではあるまいな。
できれば早めにキチンと情報をゲットしておきたいものである(行けるかどうかはさておいても)。
昨日今日と休みだったのだけど、やりたかったお絵かき完成しなかったなあ。
ラッシュで届いたDVDを見直しすぎたかもしれない(英語の聞き取りのためもあり)。
寝不足がたまってたから、昼寝しすぎたかもしれない(まぁコレは必要…)。

もう明日から仕事が始まってしまうが、しかたないなあ…
森薫著。

今度はショタ萌えか!
…というのは冗談ですが、相変わらずお話がどーのよりも精緻に精緻に絵を起こすことに熱中している作者のスタンスは「エマ」と一緒ですね。
いや、中央アジア萌えなんですね。きっと。

20歳のやさしくて凛々しい花嫁と12歳の(その割には老成した美少年な)花婿。
老成したタイプならショタもよし。

「エマ」の終盤みたいに、ヒロインのライバルを可愛く書きすぎてヒーローが人非人に見えてきちゃった、なんてウッカリがないよう祈っています(笑)
ドナルド・オコナー@Hollywood Palace
ドナルド・オコナー@Hollywood Palace
ドナルド・オコナー@Hollywood Palace
ヒソカに二度目の「雨に唄えば」に行ってきました。なにわすずめ様、おつきあいありがとうございました!いやー楽しかったです!
とはいえ丸一日は休めず午後から仕事へ。

そして帰宅すると、うっ!もう一枚別のサイトに注文していた、ドナルド・オコナーがホストの回(1964年2月1日放映)のTVショーDVD「Hollywood Palace Volume1」がポストの中に。うーん一日でこんなに濃厚だと、逆にもったいない気分になるのですが…(^^;)。
米盤ですがデッキに放り込むとコレも映りました。リージョンオールだったのね♪字幕はないけど…。それより、コレも一昨日のと同様、WinDVDだとズレが出て、DVDデッキやWMPだと大丈夫なのは何故(爆)

コレは、ホストが自分も芸を見せたり何組ものゲストとその芸を紹介したりゲストの芸にからんだりしながらの一時間番組。ゲストは色々、歌手もコメディアンも中国雑技団みたいなのも出ます。アメリカにも横山ホットブラザーズみたいなのが一杯いるとよくわかる(笑)

モノクロで、予想以上に画像は悪いのですが(ちょっと歪んでる気もする…なんか頭でっかち、というか画面の上の方が伸び気味に見えるような…)、ゲストよりはやはりホスト!?おとといのジュディ・ガーランド・ショウより遥かに満足してしまいました(笑)
"Clap Your Hand"(「パリの恋人」でアステアがケイ・トンプスンと歌うあの曲!)で歌いながら出てきて、タップで"Me and my shadow"もやるし、オペラ歌手と少しデュエットし、終盤は西部劇とかベン・ケーシーとか怒涛のジャンル・パロディ、最後にアステアのパロまで…アステアに関しちゃもっと真面目にやってくれてもいいのになーとも思いつつ大爆笑(だって多分もっとカッコよくもできる筈…)。
いやー、ホント何でもやれちゃう人だなーオコナー。歌上手いし(最近こればっか)。
胸毛だって、なくていいじゃないか!むしろ、あったらダメだ!欧米女性はともかく日本女性の9割は、なくていいと言ってくれると思うぞ…(そういうネタもありまして(笑))。

えーと、あと、CMもまんま入ってるのですが、インスタントコーヒーのCMにバーバラ・スタンウィックが出てきました。別にファンでもなんでもないんですが、…びっくりした(笑)

アステアやビング・クロスビーや、有名どころが色々ホストをつとめた番組のようで、YouTubeにも結構動画が上がっています(アステア、バックダンサーズが彼の持ち歌をゴーゴーで踊ってるのをイヤそうに見てるのが笑えました)。
オコナーのホスト分だけでもまる2回分は上がってるので、各五分割の一本目ずつを紹介しておきます(この2本はカラー)。Imdbによると6回やってるそうだけど。

①(66年2月12日)
http://www.youtube.com/watch?v=ZWrM1eHXll0

②(67年1月22日)
http://www.youtube.com/watch?v=jHpLP1MFEj4

でも、今回買った64年分の方がオコナー率は高い。買ってよかった。私のヒアリングがもっと良ければもっとよいのだけど。


しかし、60年代も半ばになると音楽やダンスのアレンジが50年代までと少々変わってきてて、50年代好きの私にはちょっと残念。当たり前なんですけども。

それと、「雨に唄えば」の後だからというのでもないけど、5~60年代頃のTVショーって(そんなに一杯見た上で言ってるのでもないが)、なんか妙に生番組感が強いんですねー。踊って汗をふきつつ司会してる感じ。映画がトーキーになってヴォードヴィルに戻ってやりなおしたみたいに、TVもヴォードヴィルから始めたんでしょうか。もちろん「生」の臨場感、一期一会感もいいんだけれど、TVだと本当は自分自身はその場にはいないんだから、やっぱり最高のテイクを集めて、汗のカケラもみせないように凝縮したミュージカル映画のナンバーのほうが嬉しいような気もします。60年代に入って、もう私の見たいようなミュージカルは終わってしまっているんだけど(…まあ、そういう未練でTVショウも追ってるんですがね)。

あー、興奮さめやらぬ一日でした(仕事中以外は)。画質が良ければ★5でしたな。

(ちなみに一番上の画像、64年放映分のDVDは、http://www.moviesunlimited.com/ で見つけて買いました。Amazonにばかり頼ってちゃダメなのね…古いモノは)
ドナルド・オコナー@The Judy Garland Show...疲れた。
ドナルド・オコナー@The Judy Garland Show...疲れた。
ドナルド・オコナー@The Judy Garland Show...疲れた。
最近はTV番組にまで手を出している私…(50年代後半からパッタリ映画が減るからなあ、ドナルド・オコナー)
「ジュディ・ガーランド・ショー」、ゲストがオコナーの回(1963年)のDVDを注文してみたのが届きました。二回分のカップリングでもう片方がゲストがバーブラ・ストライサンドとの回だし、ソンはないだろうと…(笑)

リージョン1だと聞いていたけど、まずデッキに放り込んでみる。おお!映る。リージョンALLじゃないか♪
次に、PCに放り込んでみる。あわよくば、字幕はなくともCC(クローズド・キャプション字幕)がないかなーと思って。こちらはハズレ。
(サイトによってR-1だR-ALLだ、CCがある、ない、と色々だった)

残念…と思いながら、少し見ていくと妙に違和感がきざす。
これって、これって…なんかビミョーに歌と口がズレてるぞ…
ひょっとして大損したか?!
ダメモトで色々ためすと、WinDVDが悪いようで、Windows Media Player で開くとバッチリ合うと判明した(バッチリでないとしてもそれが目につかない程度に合ってる)。

…あー疲れた…
そしてやはり、WinDVDで見た時よりWMPで見るほうが踊りのキレが良くてひと味違う♪ごく微妙なズレだけど、やはり大きいのね。
…余分に疲れたから、じっくり見るのは今度にしよう…仕方がない…(涙)
ちなみに、あとで見るとBD/DVDデッキでもちゃんと口と合ってました。


http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005ALM7?ie=UTF8&tag=boatswascot-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B00005ALM7

日本amazon(マーケットプレイス)からも買えるけど、高いので私は海外から直で買いました。

ジュディがリラックスして嬉しそうなのはイイ感じです。子どもの頃から舞台にたってた二人は幼馴染だとか。コミカルな歌の掛け合いが多いので、最後にしっとりしたデュエット"The Old Soft Shoe"が良かった…けど、この歌、少しジュディの声が荒れてる気も?女性ダンサーたちを引き連れて歌い踊るオコナーのソロ"Sing You Sinners"はいつもとちょっと違う感じの激しいナンバー。
映像もリマスター済のようだしOuttake(NG、別テイク?)集まであって豪華な造り。
高殿円著。

エッあの高殿円がハードカバー、それも一般読者向税務署のOL話!と驚き手に取った。
ラノベ書きの中でも、バランスがとても妙な人なので。なんでこーゆー深謀遠慮な陰謀展開と子供じみたギャグ描写とかリアリズムのカケラもないノリが入り混じるんだ…と、毎回地雷の不安にさいなまれつつ読んでいた(読むんだそれでも)。

鬼の上司とヘタレなヒロイン。かえって安心して読めそうな気がする…(^^;)

夏風邪を

2010年7月18日 日常
ひきかけているのか、眠い、眠い。
仕事から帰ってから描きかけの絵を進める気力が…
でもたぶん、なんとか、今月中には。親サイトのトップ絵も長いしな~
…日曜も月曜も仕事だけど(連休ってナニ?それって美味しいの?)

それに今週中は、休みがあったら絵描く間にもういちど「雨に唄えば」へ行きたいし。
夢のような幸せ。~「雨に唄えば」
夢のような幸せ。~「雨に唄えば」
夢のような幸せ。~「雨に唄えば」
「午前十時の映画祭」で、「雨に唄えば」を見に行く。
私は木曜にネット予約していったが、金曜のうちに完売になってた。予想以上の早さだ。明日日曜も予約完売だし月曜祝日も既に8割以上埋まっている模様。連休のせいもあるだろうが、レイトショーとか追加でやればいいのにTOHOシネマズ…(「エデンの東」は追加上映をやっていた)

TV放映はもちろん、大昔に一度くらいはリバイバルか自主上映だかでスクリーンでも見ている筈だが、ドナルド・オコナーに惚れこんでからスクリーンで見るのは初めて。ドキドキワクワクで出かけて行った。

画面もニュープリントだし素晴らしい。
映画自体については以前にも日記書いてるし省略(http://13374.diarynote.jp/200803240018090000)。この頃に目がジーン・ケリーからオコナーに移ったのだが、今年スクリーンで「ショウほど素敵な商売はない」を見てオコナー贔屓が一気にエスカレートしたのだった。

単に「主人公の親友」なだけの役なのだが、画面に居る時間は結構長いし、ダンスはもちろん、ちょこちょこと入るギャグや小ネタも美味しい。社長が"トーキーの「ジャズ・シンガー」が当たったぞ!"と飛び込んでくるとチョロっと「マミー」を歌って見せたり。困るのはケリーが歌うシーンで(特に"You Were Meant For Me"のようなスローなラブソング)、"むしろオコナーに歌わせたいよな"と余計な事を思ってしまうことか。いや、上手いんですよ歌。ダンスはケリーが先輩だが(年齢差12もある)、オコナーの歌は文句なくハイレベル(少なくとも、ダンサーにしてはハイレベルと思う)。なんて書くとケリーのファンが激怒しそうですが、いーじゃん、ケリーの作品なんか大概DVD化されてて見れるんだし!(涙)…オコナーのファンになると、色々と飢えにさいなまれるんですよ。

あと、終盤の"ブロードウェイ・リズム"、撮影が長引いて"貸出期間切れ"にならなかったら、コレにもオコナーは出て踊っていた筈との話も。うーん、観たかったなあ!オコナーは弱小ユニヴァーサルの専属だったから、よそに貸出されないと大作ミュージカルに出れなかったんだよね(そんなだから、子役出身で芸歴長い癖に日本未公開作品ばっかり…(涙))。
そんな彼を指名で借りるジーン・ケリー(監督も兼ねてる)も偉いが…

「ショウ…」二回いっとかなかったの後悔してます。物理的には全く不可能とは言えないけれど、片道4時間以上かかるトコしか残っていない。「雨に…」はもう一度行けるといいな。可愛くて楽しいオコナーを見に…
やっぱり、スクリーンで見るのとTV画面で見るのって、全然違うし!


そして、久しぶりにナンバで美味しいランチ。前菜からデザートまで、そしてパンにはレモンバターとリンゴバター。

珍しく夫と見に行きましたが、文句なく素晴らしい休日でした。

デートと言うには、彼が後から「自分も行こうかな」と言い出したので(指定席予約入れたタイミングが半日ずれたので)、席が離れましたがそれもヨシ。
映画見ながらアレコレ質問してきたりするとこがあるからな、彼(鬼)。


<追記>結局三回行きました♪三回目は⇒http://13374.diarynote.jp/201008012352314635/
ちゃんと全部読んだわけじゃないが、知り合いに関東方面鉄道擬人化(♂)マンガ「青春鉄道」を借りて読んだこともあるのでパラ見してみた。主に地元関西のぶんだけ。

よくある萌え系女の子にデザイン作ってるのだが、私鉄王国関西とはいえ、関西のJR車両…黄色や緑の普通列車は擬人化しているくせ、なんで新快速223系がないんだー!
京阪神の誇る、ちょー豪華高速通勤列車だぞ?乗り心地も良く内装も上品、出来すぎ優等生美女だと思うぞ?まあ、新快速がクリーム色だった昔に比べると外観は地味になったが。
なんか許せん。

(私は鉄ちゃんではないが、残りの家族全員と実の父が鉄…)

あーちなみに、画像は出ないが画像からリンクたどってアマゾンまで行けば表紙画像は見れる。わざわざ見るほどのものでもないが。
1997年、マーサ・クーリッジ監督作品。ジャック・レモンとウォルター・マッソーの黄金コンビであと一本!という高年齢コメディ。日本では劇場未公開?

40過ぎたドナルド・オコナーなど見たくない!とか無茶を叫んでいた私だが、ドンキホーテで300円で売っていたので、ウッカリ買ってしまった(71歳)。勿論主役ではないが、オコナー最後の出演映画なんである。しかも多少は踊るらしい…かえって複雑だ。
まだ数枚、未入手の若い頃の映画とかTVのDVDはなくもないのだが(全て字幕なし海外盤)…迷いに迷った末に結局、この「カリブは最高!」を見るのが一番最後になってもアレかもしれないな、と思い「先に」見ることにした。
どきどきどきどき…
それに、ウォルター・マッソー嫌いなんですが。くすん。


お話は、「例によって」のキャラ設定、つまりマッソーに振り回されるレモン。
不良老年チャーリー(マッソー)は競馬場ですってんてんになり、義弟ハーブ(レモン)を訪ねてゆく。豪華客船の切符を入手したからタマには楽しもうと真面目な男ヤモメのハーブを強引に誘いだすが、切符は実はタダ券ではなく、船内で"ダンスホスト"として働くためのものだった(パーティ続きの船内で有閑マダム達のダンスパートナーをつとめるというオシゴトだそうな。…なるほど…)。
チャーリーはダンスが踊れないので、いざとなれば踊れるハーブにダンスを教わろうとの目論みだ。ハーブは怒るが船は出港してしまい、違約金を払うよりはとダンスホストをつとめることに。一方チャーリーは真面目にダンスホストをやる気すらなく、嫌われ者のリーダー・ギル(ブレント・スピナー)の目を盗み、資産家のふりをしてリッチな女性乗客を引っかけようと大奮闘。詐欺師まがいのハッタリで、リズ(ダイアン・キャノン)に強引に迫る。一方ハーブも、感じのいい未亡人ビビアン(グロリア・デヘイヴン)と親しくなり…

よく言えば人生にアグレッシブな老人ラブコメディですね(^^;)オチはありきたり。
ただ、アクと押しの強いマッソーの得意キャラは、まさに私の一番苦手なキャラクター(大好きなビリー・ワイルダーも「恋人よ帰れ!わが胸に」だけは二度と見たくない)、なのでマッソーがどう頑張ってもイマイチ笑えないし、それなりに綺麗でグラマーなダイアン・キャノンが(超若作りで、60には見えなかった…凄い)何故彼に引っ掛かるのか全く理解できなくって辛かった。レモンはすっかり髪色が明るくなったが、お手の物の「イイ人」役で気持ちよく見れるが。

オコナーはダンスホスト仲間の一人で、もの静かなたたずまいのベテラン。すっかりその他大勢だなー(涙)と思いながら、レモン・マッソーの背後をお客様と踊りすぎるのをついつい横目で淋しく追っていたが、中盤女性インストラクターと皆で踊る時にちょっとだけタップを見せてくれた。おおぉ、まだこんなに踊れるのね!!!終盤酔った女性客を、さらりと踊らせるワンシーンも、短いながらプロフェッショナルの格好良さだ。
しかし…なんと勿体ない…こんだけの使い方なんて…


でも考えてみると、彼にちゃんと踊らせたら、レモンが霞むわなあ…
「ダンスもうまくて優しくて素敵」とか未亡人に言われてるのが嘘に聞こえてはイカンでしょう。
70代に入りレモンもマッソーもちょっと背中が曲がってきている(レモンとデヘイヴンとオコナーは同年生まれ、マッソーが五歳上)。それに比べるとオコナー、顔も丸くなりお腹も少し出てるけど、背筋はシャンとまっすぐで、全身から控えめな品の良さがにじみ出ていた。現役そのもので若々しい。2003年に心臓麻痺で亡くなっているのが、何とも惜しまれる。

…淋しさ半分、嬉しさ半分で、やっぱり複雑な気分で見終わった。
予想通り、というよりは、嬉しさの比率が多少高かったような気もするが…。
(でも、歌も歌ってほしかったなあ!きっと十分歌えたという気がする)

<追記>
まあ、少し時間がたってみると、記憶に残っているのは、オコナーの、ナゾのスーパーダンスホスト?ぶりだけなんで、見て良かったと言えるのだろう(*^^*)
ブルボン小林著。

マンガ談義いろいろ。着眼点、言葉の選び方、区切り方のあちこちに、がやっぱりこの人独自の味が横溢。
テレプシコーラへの思いは「同志!」とすら思うね。いや、ほんとはエライ作家さんなんですが。
1994年、バド・フリージェン, マイケル・J・シェリダン監督作品。
といってもアンソロジーだけど。PART1・2の20年後の3。

そういやパート3も、スカパー録画したのに見忘れていた…と視聴。
最初の二作の感想のときにも書いたように、一作目でクラシックミュージカルにハマってから幾星霜。大人買いしまくれる年だし、コレに出てくる珍しい場面も、ある程度は(特に好きなスターのものは)既に手元にDVD持ってたりレンタルやTVやYouTubeで見たりしちゃってるのだが、それでもボチボチ「へぇ~」っていうのはあるので楽しい。基本的に好きなんだなミュージカルが。
へぇー、エスター・ウィリアムズも彫像と踊った(厳密には泳いだ)ことがあったのかあ(「ショウほど素敵な商売はない」のオコナーを思い出した)とか、ジーン・ケリー、ヘタに気合い入れてバレエやるより新聞紙とカジュアルにタップ踏む方が素敵だなあ(「サマー・ストック」)とか。
なるべく撮影所の裏側とか公開時カットされた映像を見せようという姿勢も楽しめます。

タイトルの文字が邪魔してよく見えない二人のステップを!と「ブロードウェイのバークレイ夫妻」オープニングからタイトル消して見せてくれたのなんか、笑っちゃいましたがファンのツボついてますね。
凄く新味があるってほどでもないけど楽しく見れました。

が、のんびり観てると突然ナレーションが「40年代に入り、ハリウッドは南米ブームに突入!」と…そしてリカルド・モンタルバンやカルメン・ミランダ、加えて偽カルメン(ミッキー・ルーニー!)のクリップが。

なにー!

先日YouTubeで見た"ハリウッド・ミュージカルの歴史"的なナンバーが、創成期⇒バスビー・バークレー⇒アステア⇒?⇒ジーン・ケリー、の流れで、「?」部分がなぜ「ヒート・ウェイブ」だったのかと首をひねっていたのだが…(単に英語が聞き取れなかったせい)。

そーゆーことだったんだーーーー!
(6/27日記参照 http://13374.diarynote.jp/201006272305409464/)

戦争突入で暗い世相がちょー明るそうな南米ムードを歓迎したそうですが、そんなの当事者(戦争相手)な日本人の私たちには、逆にわかんないですもんね。
それでなくても40年代前半の映画なぞ、終戦後に順番ばらばらで(しかも勿論全てではない)入ってくるし。
何事であれ、謎が解けて納得するのは気持ちのよいことです。よかったよかった。
ジャック・リッチー著。

半分読んだばかりだが、ハズレが全くないというそら恐ろしい短編集(笑)
「クライム・マシン」が出た時から読もうと思っていたのに読みそびれていた作家なのだが、さっさと読めばよかった。
二転三転の軽妙なクライム・コメディが多いが、ブラックなようでいて黒すぎない、時にはむしろホッコリできちゃう口当たりのよさがポイント。

半分しか読めていないのは、ムスコの学校の行事説明会に行く時の車中の友に持っていったのだが、うっかりすると乗り過ごしてしまうのではと不安になってきて途中で読むのを止めたから(元々年に一回くらいは、読書に熱中のあまりに駅を乗り過ごすことのある私である)。

疲れたので、今日最後まで読む元気はもうないのだが、とりあえず同著者の他作品にネット予約することにしよう。うんそうしよう。

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