銀輪の覇者 下 (ハヤカワ文庫 JA サ 8-2)
2010年12月8日 読書
やー、面白かった。一気に読んじゃいました。
伏線がどんどん畳まれていく中には、あと一行くらい補足しといてよ、というのもありましたが、レース最後の日の急転直下ぶりは、ごちゃごちゃしているけれども同時にしっくり来ましたね。大きな何かが終わる時ってこんなものかもしれません。
心を熱くした戦いを、淡々とした文章で締めくくった着地もよかった。
グッジョブ!
伏線がどんどん畳まれていく中には、あと一行くらい補足しといてよ、というのもありましたが、レース最後の日の急転直下ぶりは、ごちゃごちゃしているけれども同時にしっくり来ましたね。大きな何かが終わる時ってこんなものかもしれません。
心を熱くした戦いを、淡々とした文章で締めくくった着地もよかった。
グッジョブ!
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銀輪の覇者 上 (ハヤカワ文庫 JA サ 8-1)
2010年12月7日 読書
斎藤 純著。
昭和9年の日本縦断自転車レースを描く、スポーツ冒険小説。
主催者もスポンサーもさまざまな参加者たちも、片っ端からウラだの過去だの謎だのを抱えて参加する。群像冒険小説とでもいいますか。少しずつ少しずつ明かされる各人の背景が楽しいです☆
とりあえず前半読んだ限りではおおいに満足。
素敵なエンディングが待っていますように…
昭和9年の日本縦断自転車レースを描く、スポーツ冒険小説。
主催者もスポンサーもさまざまな参加者たちも、片っ端からウラだの過去だの謎だのを抱えて参加する。群像冒険小説とでもいいますか。少しずつ少しずつ明かされる各人の背景が楽しいです☆
とりあえず前半読んだ限りではおおいに満足。
素敵なエンディングが待っていますように…
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1952年、ハワード・ホークス監督作品。モノクロ。
バーナビー・フルトン博士(ケイリー・グラント)は老化に効く薬を開発中。思う程の効果がなかなか得られず苦闘するうち、ある日檻を逃げ出した実験動物のチンパンジーが薬品に悪戯したところ、偶然に激烈な効果を持つ薬ができてしまった。
誤ってこの薬品を飲んだバーナビーと愛妻エドウィナ(ジンジャー・ロジャース)は、すっかりココロが若返ってしまって騒動を起こす(視力等も回復するが、精神的なモノが大きい薬のようです)。夫婦間の潜在的?危機や、製薬会社の老社長(チャールズ・コバーン)の思惑がからんでドタバタは雪だるま式にふくれあがり…
…って、それだけといえばそれだけのオハナシでした(笑)
しょっぱなからビン底メガネでぼうっとして、いつになく冴えない風情のグラント。さすがに少しトウがたってきたかな、のロジャース。それが怪しい薬の効果で20代、10代、それ以下?の行状を繰り広げるハイテンション・コメディ。二人とも上手いんですが、本筋にあとひと息締まりがないので、一番得をしたのは、小さい役だが社長秘書役のマリリン・モンローかも。見るからにオツムの足りなそうな、観賞用秘書として場を和ませます。なんにもしてないんだけど(笑)
隣家から迷いこんできた赤ん坊を見て、「夫がココロだけでなくカラダまで若返ってしまった!」と妻が誤解するくだりはブットビ感があって一瞬期待したのですが、結局、だらだらと終わってしまったかなあ…ちょっと残念。
私ってホークス・コメディとの相性イマイチなのかしら。「赤い河」や「リオ・ブラボー」は好きなんだけど…
あと、どうでもいいけど序盤、パーティに出る準備をしていた所が急に家で夫婦のんびりする事になっちゃって、急遽エプロンドレスを付けた妻が真後ろから見るとお尻丸出しに近い格好になってたのに気づいて慌てて来客の目からお尻を隠そうとするグラントの小芝居は良かった。「赤ちゃん教育」でもグラントが、キャサリン・ヘップバーンの裂けたドレスのお尻を隠してやろうと奮闘する場面があったのを思い出す。
ああ、あの続きを見たいなあ…この映画は、だいぶ昔に、VHSで録画したけどミスで最後まで入っていなかったので諦めたまま見そびれている。次何かネットレンタルする時は、「赤ちゃん教育」も一緒に借りようっと。
バーナビー・フルトン博士(ケイリー・グラント)は老化に効く薬を開発中。思う程の効果がなかなか得られず苦闘するうち、ある日檻を逃げ出した実験動物のチンパンジーが薬品に悪戯したところ、偶然に激烈な効果を持つ薬ができてしまった。
誤ってこの薬品を飲んだバーナビーと愛妻エドウィナ(ジンジャー・ロジャース)は、すっかりココロが若返ってしまって騒動を起こす(視力等も回復するが、精神的なモノが大きい薬のようです)。夫婦間の潜在的?危機や、製薬会社の老社長(チャールズ・コバーン)の思惑がからんでドタバタは雪だるま式にふくれあがり…
…って、それだけといえばそれだけのオハナシでした(笑)
しょっぱなからビン底メガネでぼうっとして、いつになく冴えない風情のグラント。さすがに少しトウがたってきたかな、のロジャース。それが怪しい薬の効果で20代、10代、それ以下?の行状を繰り広げるハイテンション・コメディ。二人とも上手いんですが、本筋にあとひと息締まりがないので、一番得をしたのは、小さい役だが社長秘書役のマリリン・モンローかも。見るからにオツムの足りなそうな、観賞用秘書として場を和ませます。なんにもしてないんだけど(笑)
隣家から迷いこんできた赤ん坊を見て、「夫がココロだけでなくカラダまで若返ってしまった!」と妻が誤解するくだりはブットビ感があって一瞬期待したのですが、結局、だらだらと終わってしまったかなあ…ちょっと残念。
私ってホークス・コメディとの相性イマイチなのかしら。「赤い河」や「リオ・ブラボー」は好きなんだけど…
あと、どうでもいいけど序盤、パーティに出る準備をしていた所が急に家で夫婦のんびりする事になっちゃって、急遽エプロンドレスを付けた妻が真後ろから見るとお尻丸出しに近い格好になってたのに気づいて慌てて来客の目からお尻を隠そうとするグラントの小芝居は良かった。「赤ちゃん教育」でもグラントが、キャサリン・ヘップバーンの裂けたドレスのお尻を隠してやろうと奮闘する場面があったのを思い出す。
ああ、あの続きを見たいなあ…この映画は、だいぶ昔に、VHSで録画したけどミスで最後まで入っていなかったので諦めたまま見そびれている。次何かネットレンタルする時は、「赤ちゃん教育」も一緒に借りようっと。
畠中恵著。
最近姉妹編だか続編だかが出たようなので読んでみた。
が、ちょっと中途半端かなあ。お江戸の病弱おぼっちゃまが主役の「しゃぱけ」シリーズは好きだが、この著者独特の"かわいらしさ"が御一新後の明治の青年たちとか成り金事業家では…なんだか…
全然面白くないわけではないが、時々違和感がきざしてちょっと残念な出来でした。
最近姉妹編だか続編だかが出たようなので読んでみた。
が、ちょっと中途半端かなあ。お江戸の病弱おぼっちゃまが主役の「しゃぱけ」シリーズは好きだが、この著者独特の"かわいらしさ"が御一新後の明治の青年たちとか成り金事業家では…なんだか…
全然面白くないわけではないが、時々違和感がきざしてちょっと残念な出来でした。
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海外からまたまた到着、DVD。
疲れた一週間でぐったりと爆睡していたが、こういう内容で郵便屋さんに起こされるのは、めでたいといってもいいか。
例によって日本未公開のドナルド・オコナー作品を、今度はeBayで買ってみた。
44年の"Chip off the Old Block"。商品ページの写真はコレだけだけど説明の中にオマケつき二枚組、とか、50年の"The Milkman"もペアだ、とか書いてあった(多分)。おお、"The Milkman"も日本未公開オコナー作品ではないか。これもそのうち、と思ってた作品。オトクだ。…と、click!
届いたのは二ケース。ところが、開いてみると、それぞれに、無印なDVD-Rがもう一枚ずつ同封されている?なんだろ?DVDカタログか?とこれもドライブに入れてみると、一枚目。ン、モノクロ映画?
…最初に巻き戻してタイトルを確認すると、
"A Tree Grows in the Brooklyn"。へ…「ブルックリン横丁」?カザンの?
二枚目はタイトル見てもすぐわからなかった。主演ジーン・ティアニー、共演ヴィンセント・プライスとウォルター・ピジョンはともかく…私ティアニーには特に詳しくはないんで。
"Dragonwyck"。…ぐぐってみると、「呪われた城」。ほほおお…
…二作品にそれぞれオマケつきって意味だったんだろうか…
オマケの方がどう考えてもメジャーな映画な気もするが(笑)
とはいえ、「ブルックリン横丁」は日本盤のDVDもVHSもあるはずだから、やっぱそっちで先に一度みておこうかな(未見だったので)。字幕なしは愛と根性と時間が要ります。
「呪われた城」は難しいかなー…キャスト的にはともかく、ネタ的にはゴシック・ロマンスぽいので嫌いじゃないジャンル。そのうちヒマができたら頑張ります(笑)
とりあえずオコナー作品を頑張ったあとで♪
しっかし、画質はともかく、送料込約14ドルで四作品て凄いな…(画質イマイチは想定内)
実はもう一件、CDですが魔がさして同じ日に買ったブツがある。いつ来るかな~♪
疲れた一週間でぐったりと爆睡していたが、こういう内容で郵便屋さんに起こされるのは、めでたいといってもいいか。
例によって日本未公開のドナルド・オコナー作品を、今度はeBayで買ってみた。
44年の"Chip off the Old Block"。商品ページの写真はコレだけだけど説明の中にオマケつき二枚組、とか、50年の"The Milkman"もペアだ、とか書いてあった(多分)。おお、"The Milkman"も日本未公開オコナー作品ではないか。これもそのうち、と思ってた作品。オトクだ。…と、click!
届いたのは二ケース。ところが、開いてみると、それぞれに、無印なDVD-Rがもう一枚ずつ同封されている?なんだろ?DVDカタログか?とこれもドライブに入れてみると、一枚目。ン、モノクロ映画?
…最初に巻き戻してタイトルを確認すると、
"A Tree Grows in the Brooklyn"。へ…「ブルックリン横丁」?カザンの?
二枚目はタイトル見てもすぐわからなかった。主演ジーン・ティアニー、共演ヴィンセント・プライスとウォルター・ピジョンはともかく…私ティアニーには特に詳しくはないんで。
"Dragonwyck"。…ぐぐってみると、「呪われた城」。ほほおお…
…二作品にそれぞれオマケつきって意味だったんだろうか…
オマケの方がどう考えてもメジャーな映画な気もするが(笑)
とはいえ、「ブルックリン横丁」は日本盤のDVDもVHSもあるはずだから、やっぱそっちで先に一度みておこうかな(未見だったので)。字幕なしは愛と根性と時間が要ります。
「呪われた城」は難しいかなー…キャスト的にはともかく、ネタ的にはゴシック・ロマンスぽいので嫌いじゃないジャンル。そのうちヒマができたら頑張ります(笑)
とりあえずオコナー作品を頑張ったあとで♪
しっかし、画質はともかく、送料込約14ドルで四作品て凄いな…(画質イマイチは想定内)
実はもう一件、CDですが魔がさして同じ日に買ったブツがある。いつ来るかな~♪
ランブリング・カレイド <星穹の女帝>戦 (ファミ通文庫)
2010年12月1日 読書
高瀬彼方原案、黒鉄アクセル著。
カレイドアーツ。少女たちがパートナー“彼士(かれし)”の能力(美形度・頭脳・運動能力その他)と二人の心の絆から引き出す、魔法の如き技で戦う格闘競技。カレイドアーツの名門校に入学したヒロインの運命は…
ははは、彼氏じゃなくて彼士なんですと。
えーかげんな設定ですが、スポ根です。なにせ高瀬さんですから、熱さは期待どおり。こんな設定にもかかわらず?、ついつい息をのんで一気読み。
お調子者ヒロインのズッコケ会話もいいです(笑)
なんで続き出ないのかなあ…いや、出ないのムリないのかもしれないけど、好きだなあ高瀬さん。
カレイドアーツ。少女たちがパートナー“彼士(かれし)”の能力(美形度・頭脳・運動能力その他)と二人の心の絆から引き出す、魔法の如き技で戦う格闘競技。カレイドアーツの名門校に入学したヒロインの運命は…
ははは、彼氏じゃなくて彼士なんですと。
えーかげんな設定ですが、スポ根です。なにせ高瀬さんですから、熱さは期待どおり。こんな設定にもかかわらず?、ついつい息をのんで一気読み。
お調子者ヒロインのズッコケ会話もいいです(笑)
なんで続き出ないのかなあ…いや、出ないのムリないのかもしれないけど、好きだなあ高瀬さん。
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出張先でサービス残業して遅く帰ってきて、そこで作って出した書類にミスがあるのを発見。
…出張先に、忘れ物をしてきたのも発見。
明日、早起きしてソコに寄ってから職場行くしかないかしら(涙)
なんかもー認知症になりかけてるとしか思えん。しくしく。
…出張先に、忘れ物をしてきたのも発見。
明日、早起きしてソコに寄ってから職場行くしかないかしら(涙)
なんかもー認知症になりかけてるとしか思えん。しくしく。
職場の自転車置き場を掃除していたら、自転車に枯れかけた葉っぱが二枚ほどくっついていて、それを手ではたき落そうとしたら、びょーんと飛び上がった!ぎゃあ。
地面に落ちた葉っぱをよくみると、げげ、なんか足があるみたい…
昔図鑑とかでみた擬態するタイプの虫に遭遇したようです。
いやーびっくりしました。
こんなの、山奥とか異国のジャングルとかにしかいないと思ってたんですが…
大阪市内の、それも自転車置き場なんかで出会えるとは予想外(初めて見ました)。
なので、ポケットにあったケータイで撮っておきました。
ほんとに、枯れ葉二枚にしか見えなかったですよー。自然て凄いな。
だからどうってこともないんですが、うーむ。
地面に落ちた葉っぱをよくみると、げげ、なんか足があるみたい…
昔図鑑とかでみた擬態するタイプの虫に遭遇したようです。
いやーびっくりしました。
こんなの、山奥とか異国のジャングルとかにしかいないと思ってたんですが…
大阪市内の、それも自転車置き場なんかで出会えるとは予想外(初めて見ました)。
なので、ポケットにあったケータイで撮っておきました。
ほんとに、枯れ葉二枚にしか見えなかったですよー。自然て凄いな。
だからどうってこともないんですが、うーむ。
1949年、プレストン・スタージェス監督作品。カラー。
美人女教師はお尋ね者?
トンデモ展開が得意なスタージェスにしても荒っぽく感じられちゃう西部コメディ(^^;)
日本未公開だがWOWWOWから録画してたものを鑑賞。
酒場の歌姫にして拳銃の名手フレディ(ベティ・グレイブル)は、賭博師ブラッキー(シーザー・ロメロ)に夢中だが、彼が他の女といちゃつくのを見てカッとなって発砲、誤って弾を判事のお尻に命中させたため逮捕される。妹分コンチータ(オルガ・サン・ファン)と共に逃げ出した彼女は他の町で女教師になりすまし、不良生徒を銃で脅して心酔させたり鉱山主の息子(ルディ・ヴァレー)に求婚されたりと調子よく…行きそうに見えたのだが、お尋ね者となった彼女をブラッキーが訪ねあてて…
とまあ、このへんまではそれなりに笑えるのですが、終盤の銃撃戦の中のギャグがイマイチ泥臭いのはなぜ。
やっぱり都会こそ似合うライター(兼監督)なんでしょうかスタージェス。
そして、「ああ、やっぱり」な着地。
そりゃまあコメディというのは、意外さで笑わされる場合と、ある程度予測のつく方へ状況が流れていく、想定内だけど「そうこなくっちゃ」と思える納得の笑いと、二種類があると思う(そして、最終的なまとまり次第で、どちらが上とも決められないと思う)。しかし、このラストは「そうこなくっちゃ」というより、「ああ、結局そうきたか」と思えてしまった。
スタージェスにしては並なコメディでした(^^;)
グレイブルは2曲ほど歌う。悪くないが、どちらかというとおとなしい芸風だと思うな。やっぱり「フツーっぽさ」が人気のカギだったのかしら。
オルガ・サン・ファンは、先日見た「Are You With It?」ではドナルド・オコナーと歌い踊っていたが、ここでは特になし。この人はカルメン・ミランダ二世という扱いらしいですが(笑)、ヒスパニックの筈が行きがかりで途中からは先住民のふりをして三つ編み姿。彼女とロメロというキャスティングは、40年代の南米ブームの流れなのかしら。ブラッキーがかなり性格悪く見えるのはちょっとねえ。最後は改心したようではありますが…
そしてルディ・ヴァレー。「結婚五年目」同様のお坊ちゃん役ですが、この人見ていて若い頃の田淵幸一選手を思いだすのは私だけ?賛同者いませんか?
美人女教師はお尋ね者?
トンデモ展開が得意なスタージェスにしても荒っぽく感じられちゃう西部コメディ(^^;)
日本未公開だがWOWWOWから録画してたものを鑑賞。
酒場の歌姫にして拳銃の名手フレディ(ベティ・グレイブル)は、賭博師ブラッキー(シーザー・ロメロ)に夢中だが、彼が他の女といちゃつくのを見てカッとなって発砲、誤って弾を判事のお尻に命中させたため逮捕される。妹分コンチータ(オルガ・サン・ファン)と共に逃げ出した彼女は他の町で女教師になりすまし、不良生徒を銃で脅して心酔させたり鉱山主の息子(ルディ・ヴァレー)に求婚されたりと調子よく…行きそうに見えたのだが、お尋ね者となった彼女をブラッキーが訪ねあてて…
とまあ、このへんまではそれなりに笑えるのですが、終盤の銃撃戦の中のギャグがイマイチ泥臭いのはなぜ。
やっぱり都会こそ似合うライター(兼監督)なんでしょうかスタージェス。
そして、「ああ、やっぱり」な着地。
そりゃまあコメディというのは、意外さで笑わされる場合と、ある程度予測のつく方へ状況が流れていく、想定内だけど「そうこなくっちゃ」と思える納得の笑いと、二種類があると思う(そして、最終的なまとまり次第で、どちらが上とも決められないと思う)。しかし、このラストは「そうこなくっちゃ」というより、「ああ、結局そうきたか」と思えてしまった。
スタージェスにしては並なコメディでした(^^;)
グレイブルは2曲ほど歌う。悪くないが、どちらかというとおとなしい芸風だと思うな。やっぱり「フツーっぽさ」が人気のカギだったのかしら。
オルガ・サン・ファンは、先日見た「Are You With It?」ではドナルド・オコナーと歌い踊っていたが、ここでは特になし。この人はカルメン・ミランダ二世という扱いらしいですが(笑)、ヒスパニックの筈が行きがかりで途中からは先住民のふりをして三つ編み姿。彼女とロメロというキャスティングは、40年代の南米ブームの流れなのかしら。ブラッキーがかなり性格悪く見えるのはちょっとねえ。最後は改心したようではありますが…
そしてルディ・ヴァレー。「結婚五年目」同様のお坊ちゃん役ですが、この人見ていて若い頃の田淵幸一選手を思いだすのは私だけ?賛同者いませんか?
カエルにちゃんとキスをする
2010年11月23日 読書
サラ・ムリノフスキ著。
ハイスクール・魔女ライフならぬ「魔女の姉ライフ」第二弾。
パパの婚約者をどう撃退するか、というそれなりにシビアな問題が大きかった前作に比べると、ジコチューヒロイン(そうはいっても、誰でもそれを否定しきれないような素直なワガママさ)の前に山積する問題はたいしたものではないのかもしれないが、あいかわらずテンポが良いのと、最終的には、ちょっと成長したヒロインが頑張って妹や母のためにあれこれ動いたり、自分を抑えて周囲のための決断をしてゆくあたりが、読後感スッキリで終始楽しく読めました。
どうやら第三弾もあるみたいなので楽しみだなあ。
今日は、家族サービス?で紅葉狩りにつきあって、足が棒のよう。
昨日の雨のあとなぶん、京都は山並みが間近に迫って見え、確かに紅葉は美しかったが…歩きすぎと食べ過ぎ(笑)で、しんどいよう。
ハイスクール・魔女ライフならぬ「魔女の姉ライフ」第二弾。
パパの婚約者をどう撃退するか、というそれなりにシビアな問題が大きかった前作に比べると、ジコチューヒロイン(そうはいっても、誰でもそれを否定しきれないような素直なワガママさ)の前に山積する問題はたいしたものではないのかもしれないが、あいかわらずテンポが良いのと、最終的には、ちょっと成長したヒロインが頑張って妹や母のためにあれこれ動いたり、自分を抑えて周囲のための決断をしてゆくあたりが、読後感スッキリで終始楽しく読めました。
どうやら第三弾もあるみたいなので楽しみだなあ。
今日は、家族サービス?で紅葉狩りにつきあって、足が棒のよう。
昨日の雨のあとなぶん、京都は山並みが間近に迫って見え、確かに紅葉は美しかったが…歩きすぎと食べ過ぎ(笑)で、しんどいよう。
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When the Legends Die
2010年11月22日 映画 コメント (76)
ドナルド・オコナー未公開映画を求めてeBayにさまよいこんだあと、リチャード・ウィドマークの未公開映画"When the Legends Die(1972)"のDVDがスペインで出ているのに気がついた。
(英米アマゾンのマーケットプレイスなどで入手可能)
うーん。
コレはそこそこの評価もあるらしいけど。
字幕ないしなあ。人間ドラマは字幕ないとしんどいかなあ。
ウィドマーク様も飲んだくれの元ロデオスターだというので、痛々しい役なのかも。見てしんどくなるのかも。
うーん。
http://www.amazon.co.uk/When-Legends-Die-Richard-Widmark/dp/B0034GJ79W/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1290383517&sr=1-2
しかし、ウィドマーク様ってスペイン語圏で愛されてるのねー…
スペイン語盤でしか(私に)発見されていないDVDって、「海の男」とか「あしやからの飛行」とか、けっこう色々あります。
(英米アマゾンのマーケットプレイスなどで入手可能)
うーん。
コレはそこそこの評価もあるらしいけど。
字幕ないしなあ。人間ドラマは字幕ないとしんどいかなあ。
ウィドマーク様も飲んだくれの元ロデオスターだというので、痛々しい役なのかも。見てしんどくなるのかも。
うーん。
http://www.amazon.co.uk/When-Legends-Die-Richard-Widmark/dp/B0034GJ79W/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1290383517&sr=1-2
しかし、ウィドマーク様ってスペイン語圏で愛されてるのねー…
スペイン語盤でしか(私に)発見されていないDVDって、「海の男」とか「あしやからの飛行」とか、けっこう色々あります。
36時間 -ノルマンディ緊急指令-
2010年11月21日 映画 コメント (4)
1965年、ジョージ・シートン監督作品。モノクロ。
以前から気になって、見たいなあと思っていた、ちょっと変わった戦争サスペンス。いやー面白かった!もっと早く見ればよかった。
1944年、ノルマンディ上陸作戦前夜。米軍情報部のパイク少佐(ジェームズ・ガーナー)は、任務中に薬を盛られて敵側に拉致された。やがて同盟軍の病院内で意識を取り戻した彼は、白くなりかけた髪や霞む目、何よりも1950年の日付入り新聞に愕然とする。
知らないうちに、6年もの時間が過ぎているというのか?
しかし実は、ここは、彼を騙して情報を引き出すべくドイツ軍がしつらえた、偽の病院だった!「記憶喪失の治療にあたるアメリカ人軍医」になりすましたガーバー少佐(ロッド・テイラー)の誘導は、同盟軍の上陸作戦詳細を、うまうまとパイクから引き出してしまうのか?
ストーリーを細かく書くとだいなしだろうから我慢しますが、「スパイ大作戦(Mission Impossible)」の先鞭をつけるような、コンゲーム風の着想がすばらしい。
どこでパイクが気がつくか、気がついたとしてどう出るか。じりじりしながら見るわけですが、見ごたえを増しているのは何と言ってもガーバー少佐の人物設定だろう。彼はドイツ軍人ながら、拷問を嫌ってスマートな知能戦で情報を得ようとしているのだが、親衛隊の傲慢でサドな大佐が「こっちで尋問(=拷問)したい」と横槍を入れてくるので苦い思いをしている。そのへんちょっと見る方も少し共感してしまう。
「36時間」というタイトルは、36時間で情報を引き出せなければ親衛隊が引き取るぞ、と大佐が強要したことによる。
敵ながら誠実さをかいまみせるガーバーは、パイクと一時心を通わせすらする。その助手である看護婦アンナ(エヴァ・マリー・セイント)に秘められたハードな背景もいい。単なるアイデアストーリーに終わらない厚みを感じさせてくれる脚本だった。
ドイツ側の人物、特にガーバーの描き込みが濃いぶん、終盤の逃亡劇はちょっと物足りなく感じたりもするのだが、最後までひとひねりあるキャラ作りにつとめる監督(脚本もシートン)の心意気に打たれる佳作。小味な"昔の映画"らしい良さ満載で、オススメです。
ロッド・テイラーって濃すぎるカンジであまり好きな俳優ではなかったが、今回は良かった~。見直しました(笑)
ガーナーも、相変わらずの、ちょっと緊張感のユルいまったりしたところが、受ける芝居で映えていたと思う。ガンガン攻めの姿勢に入っちゃう俳優だとバランスが逆に悪くなるよね。
以前から気になって、見たいなあと思っていた、ちょっと変わった戦争サスペンス。いやー面白かった!もっと早く見ればよかった。
1944年、ノルマンディ上陸作戦前夜。米軍情報部のパイク少佐(ジェームズ・ガーナー)は、任務中に薬を盛られて敵側に拉致された。やがて同盟軍の病院内で意識を取り戻した彼は、白くなりかけた髪や霞む目、何よりも1950年の日付入り新聞に愕然とする。
知らないうちに、6年もの時間が過ぎているというのか?
しかし実は、ここは、彼を騙して情報を引き出すべくドイツ軍がしつらえた、偽の病院だった!「記憶喪失の治療にあたるアメリカ人軍医」になりすましたガーバー少佐(ロッド・テイラー)の誘導は、同盟軍の上陸作戦詳細を、うまうまとパイクから引き出してしまうのか?
ストーリーを細かく書くとだいなしだろうから我慢しますが、「スパイ大作戦(Mission Impossible)」の先鞭をつけるような、コンゲーム風の着想がすばらしい。
どこでパイクが気がつくか、気がついたとしてどう出るか。じりじりしながら見るわけですが、見ごたえを増しているのは何と言ってもガーバー少佐の人物設定だろう。彼はドイツ軍人ながら、拷問を嫌ってスマートな知能戦で情報を得ようとしているのだが、親衛隊の傲慢でサドな大佐が「こっちで尋問(=拷問)したい」と横槍を入れてくるので苦い思いをしている。そのへんちょっと見る方も少し共感してしまう。
「36時間」というタイトルは、36時間で情報を引き出せなければ親衛隊が引き取るぞ、と大佐が強要したことによる。
敵ながら誠実さをかいまみせるガーバーは、パイクと一時心を通わせすらする。その助手である看護婦アンナ(エヴァ・マリー・セイント)に秘められたハードな背景もいい。単なるアイデアストーリーに終わらない厚みを感じさせてくれる脚本だった。
ドイツ側の人物、特にガーバーの描き込みが濃いぶん、終盤の逃亡劇はちょっと物足りなく感じたりもするのだが、最後までひとひねりあるキャラ作りにつとめる監督(脚本もシートン)の心意気に打たれる佳作。小味な"昔の映画"らしい良さ満載で、オススメです。
ロッド・テイラーって濃すぎるカンジであまり好きな俳優ではなかったが、今回は良かった~。見直しました(笑)
ガーナーも、相変わらずの、ちょっと緊張感のユルいまったりしたところが、受ける芝居で映えていたと思う。ガンガン攻めの姿勢に入っちゃう俳優だとバランスが逆に悪くなるよね。
沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下) (新潮文庫)
2010年11月20日 読書
うーん。
こういうラストなのね…
会長室篇は、恩地を認めてくれる理想主義的な新会長がやってくるので(利権をむさぼる連中に激しく反発されるものの)、結構面白く読めたが、いやーきびしいですね。勝ったと見える黒い連中の足元にもようやく穴があきかけてはいるが、「地球上で最も危険で獰猛な動物」の警句はダテじゃない。
読み応えはありましたが、しばらく山崎豊子は休もう(^^;)
…そしてもう寝よう…ココロは元気だが体力限界ぽい。無理はすまい…
こういうラストなのね…
会長室篇は、恩地を認めてくれる理想主義的な新会長がやってくるので(利権をむさぼる連中に激しく反発されるものの)、結構面白く読めたが、いやーきびしいですね。勝ったと見える黒い連中の足元にもようやく穴があきかけてはいるが、「地球上で最も危険で獰猛な動物」の警句はダテじゃない。
読み応えはありましたが、しばらく山崎豊子は休もう(^^;)
…そしてもう寝よう…ココロは元気だが体力限界ぽい。無理はすまい…
ダイアルAを回せ (KAWADE MYSTERY)
2010年11月18日 読書
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クライム&ダイヤモンド
2010年11月15日 映画
2001年、クリス・バー・ヴェル監督作品。
珍しくも最近の映画。さる筋から「映画好き(特にクラシック映画好き)には、オススメ!」とのことで手を出して(レンタルして)みました。
カメラやフィルムなどの映画的小道具をあしらったクレジットタイトル。なんだか60年代のB級スリラーかTV番組みたいな主題曲。おお、今時らしくなくて期待できるかも…?
クレジットが終わったとたんに、映像は、雨の中ずぶぬれのオードリー・ヘプバーン!?アレレ?と、思いきや。
ガラすきの映画館内、うるんだ目で「ティファニーで朝食を」のラストシーンに見入る男(ティム・アレン)。彼の正体は、実は殺し屋“毒舌ジム(Critical Jim)”だった。
重度の映画マニアな彼は、マフィアの依頼で捕らえた男タウト、実はフィンチ(クリスチャン・スレイター)に、近頃の映画はなっていないと愚痴る。
「昔の映画はいい。ストーリーがある」
「僕にもある」と答えた犠牲者に、殺し屋は言う。では話してみろ、処刑の最終指令を待つ間。
話が面白ければ、ポケベルが鳴っても無視してやるかも…
そこでフィンチはジムには捕まるまでの込み入ったいきさつを語り始める。それはダイヤモンド泥棒と脱獄とマフィアの追撃と、そして恋の物語だった…(回想場面つき)。
いやー、面白かったです!
なんてったって「映画愛」のお話なのがいいですね。しかもクラシック映画寄りなので、派手な流血や爆発や濡れ場なんかはお呼びでない、とことんファンタジックでロマンチックでクラシック。奇術師でもある泥棒(リチャード・ドレイファス)は、通行人に夢を振りまく片手間にダイヤをかっさらって逃げてくし、通信手段というと、イマドキ鳩だ!(笑)
「そんなんで大丈夫か?(リアリズムじゃないんじゃない?)」と思う人はいるかも。ユルい所も多少ある。が、“素敵場面作り”優先のストーリーは、私の好みにはバッチリ合っている。ロマンチック・コメディといってもいいかな。
ジムは様々な映画からの引用を口にしたり、語りの手法(?)についてツッコミを入れつつ「素晴らしい結末」を期待してフィンチの「物語」に聞き入る。まさに映画ファンの典型だ。リアルを映画的至福に変えてしまいたい、そして時には映画の中の展開をあわよくば自分好みに変えてしまいたい、と望む、映画ファンの抜きがたい習性をオノレの心のおもむくまま、我儘放題に発揮するジムに、映画好きは何度でもニヤリとせずにはいられないだろう。
ふふふふ…
ラストまで、完璧にヤられました。最後の最後まで、キモチのいい映画。
オススメに従ってよかった~♪ありがとうございました!m(__)m
「近頃の映画」でも、たまにはこんなのがあるんですね(笑)最近の映画なのに驚いて★多め。
そうしょっちゅう使える手でもないでしょうが…
エンドタイトル、ジムの口にした映画の数々について、いちいち表記してるのもいいですね(笑)
邦題は手抜きな気がしますが、かといって中身を語らずにうまくタイトルつけるのも難しそう。
でもせめて、ロマンチスト向きな映画であることが分かるといいのにな…。
まあ、原題からして何だかわかんないんですが。⇒"Who Is Cletis Tout? "
<追記>
あとで、エライことがわかりました。
モノクロ映画と思って見ていたのですがカラーだったんですね!(爆)
たまたまその日だけ、プレイヤーのケーブルがゆるんででもいたのかなあ。なにしろ私のみる映画はモノクロ率結構高いので全然不思議に思いませんでしたよ、やれやれ。
それともまさかDVDが不良品とか、いやそれはないか?レンタルだったんで今ではもうわかりませんが(笑)
モノクロって上品だなーと思いながら観ていたワタシ…
珍しくも最近の映画。さる筋から「映画好き(特にクラシック映画好き)には、オススメ!」とのことで手を出して(レンタルして)みました。
カメラやフィルムなどの映画的小道具をあしらったクレジットタイトル。なんだか60年代のB級スリラーかTV番組みたいな主題曲。おお、今時らしくなくて期待できるかも…?
クレジットが終わったとたんに、映像は、雨の中ずぶぬれのオードリー・ヘプバーン!?アレレ?と、思いきや。
ガラすきの映画館内、うるんだ目で「ティファニーで朝食を」のラストシーンに見入る男(ティム・アレン)。彼の正体は、実は殺し屋“毒舌ジム(Critical Jim)”だった。
重度の映画マニアな彼は、マフィアの依頼で捕らえた男タウト、実はフィンチ(クリスチャン・スレイター)に、近頃の映画はなっていないと愚痴る。
「昔の映画はいい。ストーリーがある」
「僕にもある」と答えた犠牲者に、殺し屋は言う。では話してみろ、処刑の最終指令を待つ間。
話が面白ければ、ポケベルが鳴っても無視してやるかも…
そこでフィンチはジムには捕まるまでの込み入ったいきさつを語り始める。それはダイヤモンド泥棒と脱獄とマフィアの追撃と、そして恋の物語だった…(回想場面つき)。
いやー、面白かったです!
なんてったって「映画愛」のお話なのがいいですね。しかもクラシック映画寄りなので、派手な流血や爆発や濡れ場なんかはお呼びでない、とことんファンタジックでロマンチックでクラシック。奇術師でもある泥棒(リチャード・ドレイファス)は、通行人に夢を振りまく片手間にダイヤをかっさらって逃げてくし、通信手段というと、イマドキ鳩だ!(笑)
「そんなんで大丈夫か?(リアリズムじゃないんじゃない?)」と思う人はいるかも。ユルい所も多少ある。が、“素敵場面作り”優先のストーリーは、私の好みにはバッチリ合っている。ロマンチック・コメディといってもいいかな。
ジムは様々な映画からの引用を口にしたり、語りの手法(?)についてツッコミを入れつつ「素晴らしい結末」を期待してフィンチの「物語」に聞き入る。まさに映画ファンの典型だ。リアルを映画的至福に変えてしまいたい、そして時には映画の中の展開をあわよくば自分好みに変えてしまいたい、と望む、映画ファンの抜きがたい習性をオノレの心のおもむくまま、我儘放題に発揮するジムに、映画好きは何度でもニヤリとせずにはいられないだろう。
ふふふふ…
ラストまで、完璧にヤられました。最後の最後まで、キモチのいい映画。
オススメに従ってよかった~♪ありがとうございました!m(__)m
「近頃の映画」でも、たまにはこんなのがあるんですね(笑)最近の映画なのに驚いて★多め。
そうしょっちゅう使える手でもないでしょうが…
エンドタイトル、ジムの口にした映画の数々について、いちいち表記してるのもいいですね(笑)
邦題は手抜きな気がしますが、かといって中身を語らずにうまくタイトルつけるのも難しそう。
でもせめて、ロマンチスト向きな映画であることが分かるといいのにな…。
まあ、原題からして何だかわかんないんですが。⇒"Who Is Cletis Tout? "
<追記>
あとで、エライことがわかりました。
モノクロ映画と思って見ていたのですがカラーだったんですね!(爆)
たまたまその日だけ、プレイヤーのケーブルがゆるんででもいたのかなあ。なにしろ私のみる映画はモノクロ率結構高いので全然不思議に思いませんでしたよ、やれやれ。
それともまさかDVDが不良品とか、いやそれはないか?レンタルだったんで今ではもうわかりませんが(笑)
モノクロって上品だなーと思いながら観ていたワタシ…
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戸梶圭太著。
見当たり捜査官。指名手配中の犯罪者を、街を歩いて目だけで確保する、孤独な刑事…
警視総監賞をもらったこともある優秀な見当たり捜査官のはずが、ここのところ主人公はスランプと不運のスパイラルの中にいた。意地と根性で挽回はなるのか?
ヘンな本を書く人が(女装警官とかサド女医とか…いや、読んだことなかったんだけど、そーゆーのを書いてるんでしょ)、ちょっと真面目なハードボイルドを書いたのかと思って読んでいたらジリジリジリジリとヘンな方向へ。というか、この不幸っぷりはフツーじゃないでしょ。それでもラストだけは一応妙な解放感、なような気もするが、うー。
…とはいえ、一気に読んでしまいました(^^;)
見当たり捜査官。指名手配中の犯罪者を、街を歩いて目だけで確保する、孤独な刑事…
警視総監賞をもらったこともある優秀な見当たり捜査官のはずが、ここのところ主人公はスランプと不運のスパイラルの中にいた。意地と根性で挽回はなるのか?
ヘンな本を書く人が(女装警官とかサド女医とか…いや、読んだことなかったんだけど、そーゆーのを書いてるんでしょ)、ちょっと真面目なハードボイルドを書いたのかと思って読んでいたらジリジリジリジリとヘンな方向へ。というか、この不幸っぷりはフツーじゃないでしょ。それでもラストだけは一応妙な解放感、なような気もするが、うー。
…とはいえ、一気に読んでしまいました(^^;)
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プリンセスハーツ―初恋よ、君に永遠のさよならをの巻
2010年11月10日 読書
出張からなんとか帰着。しかし、雨ばっかでほんとに悲しかったです北陸地方…。
列車の中でやたらと仕事をしていましたが(すごく色々と進んだのは嬉しいような悲しいような…)、一応、本も持ってった。しかしウッカリしていた…ラノベの、しかもこのテの表紙の本だと、知り合いが一人もいないとはいえ、同業者があつまってる所ではなんか読みづらい(爆)
高殿円著。
あいかわらず、ギャグか?というようなサブタイトル付ですが、珍しくルシードがキメてくれましたね。やっぱイイ男だルシード。錯綜する人間関係をさっぱりと料理し、謀略合戦も逆転また逆転で面白く読めました。しかしキャラクター増える一方だなあ。かなり長引くのでしょうかねこのシリーズ…。
列車の中でやたらと仕事をしていましたが(すごく色々と進んだのは嬉しいような悲しいような…)、一応、本も持ってった。しかしウッカリしていた…ラノベの、しかもこのテの表紙の本だと、知り合いが一人もいないとはいえ、同業者があつまってる所ではなんか読みづらい(爆)
高殿円著。
あいかわらず、ギャグか?というようなサブタイトル付ですが、珍しくルシードがキメてくれましたね。やっぱイイ男だルシード。錯綜する人間関係をさっぱりと料理し、謀略合戦も逆転また逆転で面白く読めました。しかしキャラクター増える一方だなあ。かなり長引くのでしょうかねこのシリーズ…。
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