61年ぶりにプロ棋士編入試験を復活させた男として、ちょっと話題の瀬川棋士。関連本は何冊も出ているようだが、ご本人の書き下ろしたこの一冊は、思いがけず胸を打たれる「イイ本」だ。

さまざまな出会いと成長、挫折と苦悩、そして夢に向けての闘い。気弱だった子供時代も、将棋にののめり込んだ少年時代も、そして悔いの残る(最後に巻き返しはできたわけだが)奨励会時代も、各エピソードがあざやかに描きこまれて印象深い。

さらりとしたユーモアをにじませた語り口は読みやすく、しかも上手いし。時の人を引っ張り出しただけのイロモノじゃありません。

ISBN:4062133296 単行本 瀬川 晶司 講談社 2006/04/21 ¥1,575
ますます小道具の描写が濃密になっていくのが楽しいです。
だんだん漫画の線というよりペン画の線に近づいてたりします。

しかし、やっぱりエレノアちゃんが可哀想…
どっこもなんにも悪くないのに!
むしろ普通以上に心根だって可愛いのに!!(ちと幼いが)
ウィリアムがたまたま先にエマに会っていなければ、何の問題も無く普通に結婚していい夫婦になれたのではと思う。
それが父親にまであの扱いというのは、シャレにならないよ…。

という点で、エレノアちゃん救済外伝待ちです。
ほかのキャラはなくてもいいから是非エレノアちゃんを(笑)

ISBN:4757727879 コミック 森 薫 エンターブレイン 2006/05/25 ¥714
えーまた外伝?
と一瞬思いましたが、コレって過去ネタ、今は亡きジオルグ事務所時代のモノぢゃないですかー!

喜んで読みました♪
だってここクリアしてないと本編だって進まないだろうと思ったし。五巻で落ち込むガユスを、通りすがりにさらに精神的にドツいて去って行ったクエロとかさ。

さて…
ジオルグ事務所に拾われたばかりのガユスは、全然実力不足で足手まといだけど(本編ではかなりギギナのレベルに追いついてるが)、馬鹿話をさせたらやっぱり天才的。
この本でガユスが笑わせつつ口説く美人咒式士クエロは、あのジヴに前衛の剛力&咒力を備えた超破壊力。
主人公も若い分ますます、エログロギャグが炸裂してます(笑)
いやー面白いなー。ゲラゲラ笑いながら読みました(グロは遠い目をして斜めに読むのがコツ)。

でもやっぱり読み終わると、かなり「肝心のところ」はぼかして残してたんで、本編はまだまだ進まないんでしょうかね(涙)
あーそれとガユスの家族関係もナニかありそうな気配があったけどこの本では出てこなかったな。次はご幼少ガユス君の妹コン話とかなのかな(汗)

ISBN:4044289085 文庫 浅井 ラボ 角川書店 2006/04/28 ¥700
キリ、ハル神父に主役の座を奪われる。

なんですが、何かこれまでで一番面白かったような(爆)
まあキリちゃんも、これまでちょっと虚勢張ってたナと自覚したんで、この巻あたりからまた物語の風合いが変わってくるのかもしれません。
でも次は(あとがきによると)女神伝出してくれるんだってさー♪

ISBN:4086007630 文庫 須賀 しのぶ 集英社 2006/04 ¥560
第三弾出ました〜☆
今回は新キャラも登場。さあどうなるか。

近年児童向けファンタジーをよく読んでいたのは、児童書をチェックしとかないといけない会議の委員にされていたからだが、年度替りでようやくお役御免とあいなった。ほっとしつつも、面白かったぶんの続編だけはやっぱり読むのさ☆コレみたいに。

ISBN:4751523635 単行本 エリザベス・ケイ あすなろ書房 2006/03 ¥1,995
ファルコ、自費出版請負出版社に狙われる!(爆笑)

あいかわらず現代的な笑いに満ちています。読み始めたばかりだけど騎士階級にあがったらどのくらいどうなるんだろ〜☆

ISBN:4334761682 文庫 L・ディヴィス 光文社 2006/04/12 ¥800
古代ファンタジー第二弾。

今回もスリリングです♪
前の巻で友人になったレンも頑張ってるけど、“狼の弟”ウルフの再登場がめっちゃ嬉しい!
もう、子狼じゃないけどまだまだ可愛らしいウルフちゃんです☆

ISBN:4566024121 単行本 ミシェル・ペイヴァー 評論社 2006/04 ¥1,890
今日もおしごと。
でもお天気が荒れてたので思ったほど忙しくなかった(^-^)v
しかし昼休みにイナビカリ+二〜三秒後ビリビリどッかん!にはビビりました。久々にすごく近くでカミナリ落ちたみたい。

読む本がなくなっちったので、たまたま見かけた昔のパタリロを借りる(図書館で)。
うーん…今読んでも結構笑えるんですけど。パタリロ好きだ〜!
(ついでに言うとパンコランでもマライヒでもタマネギでもなくパタちゃんが好きな私☆)

ISBN:4592880951 文庫 魔夜 峰央 白泉社 2000/06 ¥590
あいかわらず独特の難解っぽい調子で、上巻と続けて読むほうがオススメですが、様々な組み合わせのバトルてんこもりで確かに面白い。
結局メイゼルちゃんは百人斬りの何人目まで行ってるのかよくわかりませんが…(ほとんど斬ったところ見てないよ)。

しかし終盤の水着娘VS裸女のバトルは…かえってアニメ化してもらいにくくなるんではないデスカー(笑)

ISBN:4044267057 文庫 長谷 敏司 角川書店 2006/03/31 ¥580

今日はコドモの日にかこつけられて、オモチャ売り場をうろつきました。
珍しくニンテンドーDSLite入荷!の張り紙もあって、少し気になって見本を手に取ったりする。携帯機ではDSLiteがやっぱり一番画面が大きいようだけどやはり小さい。
ほんとにこんな小さい画面でファイエムやって面白いのかなあ…私ド近眼だしやはりTV画面に映すほうがいい気がするけどなあ(それでなくてもアニメ切って進めることが多かったグラフィック軽視の私)

今日から実家。

2006年5月3日 読書
自分の親んちなので気楽ですが。

他にも持ってきてるけど、とうの昔に読んだ「名誉のかけら」をふと手にすると、止まらなくなってしまって分厚いのを一気読み。
今回は、ロマンスとしてのクォリティの高さに改めてシビレました。
大人の、とてつもなく頭がよく有能な二人なのに、ちょっと不器用な恋愛進行がなんとも素敵。悪い噂の(勿論無実)カレ、敵対的な立場、初めて見せた笑顔が少年のようで胸キュン☆、と、たっぷり盛り込まれたお約束がハードなSFアドヴェンチャー&政争とあいまって、逆に新鮮さを増してます。
ビュジョルドの他の小説の恋愛要素って、むしろヒネリが効いてる事が多いのですが、こういうのもいいよね。…まあ、カレとカノジョの年齢が高めなのはヒネリかもしれませんが…(44と33)

あーくそ、この人の未訳ぶんまだ結構あるはずなのに!
早くマイルズ(このカップルの息子)・シリーズの続き出してくれ〜(-"-;)

ISBN:4488698069 文庫 ロイス・マクマスター・ビュジョルド 東京創元社 1997/10 ¥840
ブギーポップ最新作。
最近の「ロスト・メビウス」とかが、何が何だかよくわかんなかったのにくらべると、スッキリまとまって感情移入もしやすくて○かも。
気がつくとどんどんまずいほうにまずいほうにと転がっていってしまって、それでも最後まで意地を通すことで幸せに(?)燃え尽きることが出来た二人にシミジミ。

しかし、統和機構って正義の味方だったんだっけ、と錯覚しそうになったよ…うーむ。まあ、それをいうならブギーだって正義の味方じゃないけどさ。

あーそれと、ビートのディシプリンのエピローグ「えっ凪どうしたのッ?」なヒキとは全然カンケイない話でした。こっちはどうなるんだろ。
まさかこのままほっとくのはないよね。

ISBN:4840233845 文庫 上遠野 浩平 メディアワークス 2006/04 ¥557
職人芸だよなあ。

昼間家族サービスでト○カ博につきあわされてクタクタになった心を癒してもらいました。
いやー、馬鹿馬鹿しさってのは祝福であります。

ISBN:4829118113 文庫 神坂 一 富士見書房 2006/04/20 ¥546

容疑者Xの献身

2006年4月28日 読書
うーん、やはり上手いね。一気に読まされた。

最近「博士の愛した数式」と「素数の音楽」を読んでいてよかったと思った。リーマン予想とかイキナリ言われてもたじろがなくてすみました(笑)

…しかし…
わかってたけど、かわいそすぎ。
ちょっとかわいそすぎて、後味があまり私好みとは言えないな…

ISBN:4163238603 単行本 東野 圭吾 文藝春秋 2005/08/25 ¥1,680
ふぅ。
カメロン。いい男なのに、…性格も良けりゃ、やればやっただけ何でも上手に出来ちゃう奴なのに、ほんっと気の毒である。なにもイシュトに魅入られなくてもなあ。
巻末じゃちょっとホッとできてるが、さあどうかしら。イシュトなんかホントにあてになるのかなあ…

彼の平安が少しは長く続きますように…

ISBN:415030842X 文庫 栗本 薫 早川書房 2006/04 ¥567
い…いいんかいこんなトコロで終わってて(爆)

まああと『博士』のキャラには引っくり返りました。

また、待つとも成しに待つとしましょう(それほど熱のない待ちかただなあ)。

ISBN:419862139X 単行本 宮部 みゆき 徳間書店 2006/03 ¥1,680
読み始める。
宮部みゆきは苦手なのだが。いや、何冊か読んだのだが、そして読みづらくもなくそこそこ面白いのだが…なかなか世間が熱狂するほどのモノを感じないのだ。
それでも1・2は読んでるから続きを読んでみる。
(1・2は、他のSFとびみょーに違う〜どこかSF者じゃないような気が〜という違和感を感じながら読んだものだった…と思う)

ISBN:419862139X 単行本 宮部 みゆき 徳間書店 2006/03 ¥1,680
思ってたのと全然違う話だったけど、面白かったー。
わはははは。

とても指先が不器用なレオン(小4)が、手芸をやたら重視する変な先生に当たってめちゃくちゃ苦労する。しかも、授業中に生徒が作った作品を勝手に売りさばいてるのではという疑惑も出てたり…。ところが進級のかかった最後のぬいぐるみ製作が完成したとき、先生そっくりに作った人形に何故か魔力が宿っちゃってビックリ仰天!という話。
近くで隠れて先生人形の腕を動かしたりジャンプさせたりすると、ほんものの先生がその通りに動いちゃう(しかもその記憶はないらしい)。
レオンと仲間たちは、この魔法人形で苦手な先生を操って、いつも悩まされてるいじめっ子に仕返しするという、一石二鳥な楽しい作戦を練り始めるが…

細部が楽しい個性的な、ファンタジー「風味」の物語。
中世に行ったりとかはなくて、中世をテーマにした文化祭のような学校行事で生徒たちが擬似槍試合をするだけだったが…
たのしかったからとにかくOK!

ISBN:4488019390 単行本 アレン・カーズワイル 東京創元社 2006/01/31 ¥1,785
児童向けファンタジー。

どこか後の方で馬上槍試合があるらしい!というので読み始めたところ。
スタートは現代のマンハッタンだから…どこをどうすると馬上槍試合になるのかな?ドキドキ。

ISBN:4488019382 単行本 アレン・カーズワイル 東京創元社 2006/01/31 ¥1,785

カミングアウト!

2006年4月18日 読書
ライトノベル作家の高殿円は結構地雷混じりだと思っていたのだが…
純・現代モノで様々な年代の人々を登場させるこのお話は、微妙につながりのある色んなエピソードをぐるりと繋げたロンド形式なのだがまるで破綻なくキレイにスカッとまとまっていて、満足!
ヘタにラノベしないほうがいいのかも。

遠征王とかで、シリアスな政争や恋愛要素と、ギャグの軽さがときどき噛み合ってなくて辛かったのだ。
あれだけシブい人間関係描写を入れながら、「ミンチミンチミンチ!」はなあ。あれウケてる人も多いみたいだけど私には落差がなじめなくて。本来、笑える話は大好きなのだが、笑いとはデリケートなイキモノなのである。

最初のエンコー女子高生話は辛かったが、がんばって読み進んでよかった。あとがきで著者も書いてますが、…スカッとできましたよ。ありがとう。

ISBN:4789727157 文庫 高殿 円 ソニーマガジンズ 2006/02 ¥714
わーい第二弾でました〜。
相変わらずキレのいいメイゼルちゃんがうふふです。過去の場面もやっと少し出てきて満足。
クラスメートをかき回してるところを見て「勝手に改造」の羽美ちゃんを思い出してしまったのはヒミツ。

下巻はまだ発注中なのだ。早く納品されますように。

ISBN:4044267049 文庫 長谷 敏司 角川書店 2006/02/28 ¥540

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