オシゴトのあと、ムスコの行ってる親子キャンプにかけつけて合流。ふぅ。
宿泊先のK市は実は、私が行ってた高校のあるところ。駅前はずいぶん綺麗になって変わっていたが(その割にヤマトヤシキが生き残っていたのが意外(笑))、駅前から乗ったバスの窓からちらっとグラウンドと校舎が見えた。
ちょっと感慨(笑)

帰りは団体だし当然無理だろうと思いつつやっぱり鞄に入れてた一冊「闇の城、風の魔法」を、電車の中で一気に読んだ。先祖代々の呪いに苦しめられる一家の長男ジャロードと、現代に生きる魔女の卵ケイト(二人とも高校生)が、呪いを解くべく時を越えて奮闘する話。それぞれに孤独やコンプレックスやを抱えてる二人の気持ちが微妙に近づいたり離れたりの描写はわりとリアルではらはら読ませる。でも、なんか結局はコバルトでハーレクインなノリでしたね(^^;)
あとちょっと、敵役の設定に深みがあればよかったのに!

ISBN:4198620059 単行本 メアリアン・カーリー 徳間書店 2005/04/16 ¥1,890
各方面そりゃもー危機だらけってな一冊。
なんかイシュトが少しだけ落ち着いたみたいなのでほっとした。
別に好きなわけではないが彼が落ち着いたほうが周囲が助かるからなあ(笑)
んにしてもグインとスカールのコンビってシリーズ屈指の渋さ炸裂っぷりだなあ。あ、カメロンを足してトリオにすると完璧なのか…。
カメロンどうしているのかなあ(遠い目)。

ISBN:4150307997 文庫 栗本 薫 早川書房 2005/06/09 ¥567
なぜか近所の本屋、どこに行っても並んでないのでなかなか読めずにいた。
しかたないのでウッドハウスのついでにアマゾンに頼んだ。
ここ数冊の中ではおとなしい(スイートポテトやブレイクディスティニーより少し落ちる)が、やはり楽しい。
地下鉄の行き帰りでさくさくと読了。

地下鉄でどこ行ったかというと、ひさびさに会う職場の元先輩やもと同期と、梅田でオイシイモノ食べてきゃいきゃいとしゃべくってきたのだった。
なんか全然みんな変わってないなー…
私だけ少し太ったのが判明。くそ。
気をつけねば。

ISBN:4829117109 文庫 神坂 一 富士見書房 2005/04/20 ¥546
ゴーストハンターの名推理がうなる!

…では全然なくて、ゴーストハンターの振ったところにボール投げちゃう敵ボスに大爆笑。
ラストはベタすぎるお約束展開(あの椅子って!)と、無責任なぱかりのスペクタクルとスプラッタ。シリーズ中でも屈指のノリの良さです!
作者みずからアッパー系というだけの楽しい出来(あんなに死者でてるのに楽しいと言っちゃイカンか?)。
平成陰陽師もアレだったけど、あっけらかんと大惨事を書けちゃう著者は、やっぱし鬼才としかいいようがないですね。

そして夜遅くまでかかってようやく、ロマサガお絵かきが片付いた!!
自分の魂に斧を打ち込んだような手ごたえを感じた(爆)
…なーんて大昔の表現、だれか分かりますかねぇ(笑)
しかし今回の絵は楽しかった。なんだかうるさい絵に仕上がってしまってるのかもしれないが。
でも、何でもあり・玉石混淆盛りだくさんなノリがサガの味ではとも思いますので、これでいいことにしよっと♪
さあ明日から、二周目開始だーーーー!わーい♪
読み始める。オビに爆笑。
いつから倉阪氏が本格になったんだーーーーー!(笑)
これはゴーストハンターシリーズの最新刊。
つまりスチャラカ・ホラー。…の筈だ。
そりゃまあ流血もしっかりあるだろうしラストに大スペクタクルとか大どんでん返しがあってもそれはそれで歓迎だけど。
おまけに誰だよ表紙のお耽美系…(更笑)
とにかく今回の造本は、いろいろみょーである。
編集者変わったとか?
つい勘ぐってしまう。ぷぷぷぷ。

ISBN:4061824368 新書 倉阪 鬼一郎 講談社 2005/06/07 ¥966

それにしても絵がなかなか完成しない…五人も描くとやっぱ時間かかるなあ(^^;)
しかも土日出勤予定だし。ちぇ。
スーパー従僕・ジーヴスもの第二弾読了。

短編をまとめて長編化したらしい第一弾「比類なきジーヴス」に比べると立ち上がりがゆったりしているが、後半の怒涛のごとき笑いはやっぱり凄い。なにげに踏みつけにされている主人公は、今度もなんとも愛すべき御馬鹿さん。

…そして。
そろそろ腹をくくることにした。
文藝春秋から出ているジーヴスもの(ウッドハウス選集1。国書刊行会のこれはウッドハウス・コレクション…)も、注文するべ。
ダブるの分かってるけどもういい。
ウッドハウスに全てを捧げまする。

しかし、どーしてまた、ある程度大きい出版社どうしで、カブる企画がこんなにも気づかれないまま、同時進行できたんですかねえ。
謎だ…

ISBN:433604676X 単行本 P.G.ウッドハウス 国書刊行会 2005/06 ¥2,310

ラノベの定義。

2005年6月30日 読書
高瀬彼方の「ディバイデッド・フロント」に似ているがこちらもデキがよい、ときいたので手を出してみました。

突然ふってわいたモンスター軍団と戦う少年少女たち(少女のほうが多数)、先の見えない国家的混乱。なるほど設定似た部分が。
それともガンパレードマーチのほうがイメージ?(いや、ガンパレプレイしてませんけどね私(笑))

うーんと、しかし、こちらのほうがよほどライトノベルですね、学園風景とか。うまく言えないけど。
やっぱり「ディバイデッド」の、独特の熱っぽさが私は好きだなあ。この熱っぽさで、実は高瀬彼方はラノベじゃなくて、ただ「高瀬彼方」なだけなんだ、とか思えちゃうので。トシだからか?

ちなみに舞台は西宮から尼崎にかけてのあたり。
西宮で育った私には、「甲山に埋めに行く(死体を)」とか、ツボに来る地名込みセリフがあってよかったです。
でも第一章で、あまりにも関西弁の気配がないのはヘンな気がしたよ。二章でちょっとフォローが入りはしましたが…
いちおう二巻目も読もうとは思います。

ISBN:4840228396 文庫 伊都 工平 メディアワークス 2004/10 ¥641
ウルフ・スタルクの自伝風短編シリーズ四冊目、最終巻。
二、三巻は恋への憧れ関連の話が多かったのだが、この本収録の二作は、一冊目「うそつきの天才」に直接つながる、「モノ書きへの道」テーマの作品で、実に鮮やかな着地を決めてくれる。
キレの良いユーモアたっぷりの文章に、はたこうしろうのイラストも凄くよく合ってる。大好きだー!

ISBN:4338133082 単行本 ウルフ・スタルク 小峰書店 2005/05 ¥1,260
アマテラス母星へ!
って大転換点なのだろうがあまり面白くなかったかも。
このまま沈んじゃわないでくださいねー(^^;)

ISBN:4840230498 文庫 水野 良 メディアワークス 2005/05 ¥557
ちょっとあいてるけど下巻。
上巻、疫病に悩まされ、がくりと人員が減ってしまった不運なレパード号を、さらに襲う危機また危機のつるべうち!
荒れに荒れまくる高緯度の海を、明らかに優勢な敵艦に追われて命がけのデッドヒート。これはついつい「マスター・アンド・コマンダー」の映像がちらちら脳裏を走ってしまいます。なんか、かなりオーブリーのビジュアルがクロウにのっとられてきました(笑)
しかもオーブリーたちを追い詰める敵は、フネだけじゃない!!

そんななかで、逆境に追い込まれれば追い込まれるほど輝きを増す、天性の指揮官オーブリーに脱帽。
いやーここまで凄い人だったとは。
なんかホーンブロワーを超えたような気すらします(^^;)
んで、こんなところで終わってくれるのかよう。
くそーいつ出るんだ次の邦訳は(涙)

ISBN:4150410844 文庫 パトリック・オブライアン 早川書房 2005/05 ¥735
流血女神伝、最終章突入。
うーん、バルアン思ってた以上に王様体質だったのね(-"-;)
そんなんでいいのかオイ!
そして二度めの出産を迎えるヒロイン。ちっともコバルトらしくないスケールのでかさがこのシリーズの美点です☆

ISBN:4086005972 文庫 須賀しのぶ 集英社 2005/06/01 ¥520
パトリック・オブライアンのオーブリー&マチュリンシリーズ最新作。遅ればせですが読みつつあります。

陸上生活の描写から入れば、どう見ても四方八方からカモられまくりの艦長ジャック・オーブリー!そんな彼に控えめな忠告とかしてサポートを心がけながらも、自分の襟飾りにはやはり値札がたなびいているDr.マチュリン!!
ああ、なんて愛すべき二人でしょうか。
今回もそれなりに苦難が待ってる筈ですが、きっと見事にのりきってくれるはず。わくわく。

ISBN:4150410836 文庫 パトリック・オブライアン 早川書房 2005/05 ¥735
アイルランドの酔いどれミステリ(ミステリなのか?)第二弾。
あいかわらず、ヘンなノリの文章が味わい深くて読まされる。
酔いどれ探偵というのはそこそこ世間に流通しているようだけれど、これほど酔いどれ度が高くて探偵度が低い人は少ないだろう。
今回も皮肉な結末で、誰にもオススメとは言えない本だけど、とにかく個性の…味のあるシリーズ。
なんでこんなにダメダメなのに、主人公ソコソコもてるんだろうなあ…やはり実は読書家というのが異色のオーラをかもしだしているのか。

ISBN:4151750525 文庫 ケン・ブルーウン 早川書房 2005/05/25 ¥777

…それにしても首と腰が痛い。ヤヴァイ。
海洋冒険小説の主人公としては破格のだらしなヒーロー。
帆船小説好きの知り合いの間では不評気味。でも、主人公のダメっぷりやちっとも航海しないらしいという前評判を聞いていたので、逆に冷静に読んだらそれなりに面白かった。あまりに情けない奴だけど、語り口には独特のユーモアが漂って、ついついプッと吹きだしてしまうことが何度もあった(少なくとも後半は)。
臆病だし、弱いくせに大酒飲むからつぶれてばかりだし、時間は守れないし、とにかく基本的に運が悪くて間の悪い時に間の悪いことばかりやっちゃうし。でもまあ、根は悪い奴じゃないんだよね。ストイックさは薬にしたくも無いけど、虚飾もなくて自然体。二巻目も出たら読もう。
歴史ユーモア・ミステリと思って読むのがコツ。密偵ファルコほどの大傑作じゃないけれど…(笑)

ISBN:4150410801 文庫 エドウィン・トーマス 早川書房 2005/04/21 ¥945

最近話題の

2005年6月3日 読書
瀬尾まいこ。「図書館の神様」を読む。
前から少し気になってた本なので。
読みやすくて、あっというまに読了。短編は前ふたつほど読んだが長編ははじめてだ(といっても中篇に近い長さだが)。

癒し系なのかな…ただ、そこそこ面白くてしみじみしてるのに、何かあとひと息、ものたりない。重いモノもさりげなく練りこんである話なんだけど、「うまくまとまった少女マンガ」的な軽さがちょっと…。
あ、こういうとマンガに失礼か。
「もっとうまくまとまった少女マンガ」も、世の中にはちゃんとあるんだからねえ、あとちょい成長してください。
たぶん、「あまり現実にいそうにない行動やキャラの魅力」が、現実的でないなあ、という気分を呼びすぎる時があるからだろう。

たった一人の文藝部部員(この少年のキャラはナイス!)と、突然思いついて学校図書館の書架を整理するところなんて、「んじゃ普段は誰が図書館管理してるんだ?だいたい、十進分類法じゃ分かりにくいっていうけど、新しい分類排架法をいきなり生み出してしかも皆にわかりやすいと喜ばれるってのは凄すぎて信じられんがどんなんなんだ!」と気になってしょーがない…のは、私が公共図書館づとめだからなのかもしれないが。
…そうです、この本が気になってたのはタイトルのせいもありました(笑)

ISBN:4838714467 単行本 瀬尾 まいこ マガジンハウス 2003/12/18 ¥1,260
東京のどこか。なぜかダンジョンの中に学校や商店街やらがあって、登校するのもいのちがけな世界。だというのに、転校生の永井のりこは方向音痴だった!毎日迷子〜!でもなぜか、運だけはいいのだ彼女。

この著者好きなんだけど、なぜか読みそびれていたものを見つけたので読む。
火浦功の笑いは、実は古ネタが多い。ラノベなはずではあるが、そのファン層は結構年くっているはずだ(自分がそうだからって断言するか?)。
いや、「ヒットポイントが150トン」なんて目次を見ると、それだけでうれしくてしかたがない私なもんで…(「幸せの黄色い半魚人」もいいなあ←これはわかりやすい)
ひーひー笑って、ちょっと心のお洗濯♪
でもガルディーンとかは続き出ないんだろうか…

ISBN:4041627125 文庫 火浦 功 角川書店 2002/03 ¥600
憧れのシゴトはバイキング。日常茶飯にトロールをお見かけし、家族ぶんのほかに妖精用のお粥を用意する、大昔の北欧が舞台の児童向けファンタジー、「トロール・フェル」。
意外に面白かった。上下2巻だが一気に読んでしまった!

孤児になったせいで、無茶苦茶横暴乱暴欲深な叔父たちに引き取られ、こき使われながらトロール王に売り飛ばされる日を待つ不幸少年ペール。叔父さんズに迷惑こうむりまくりの近所の娘、勝気でしっかりものの少女ヒルデ。
二人のがんばりにはほんとに心をうたれます。
語り口もみごとにスリリングで、拾い物でした♪

ISBN:4251065816 単行本 キャサリン・ラングリッシュ あかね書房 2005/02 ¥1,365
中編集。表題作が一番面白かったかな。元暗殺者のスペシャリスト根性。二作目以降は敵役?がアホすぎて興ざめ。

ISBN:4125008906 新書 茅田 砂胡 中央公論新社 2005/03/26 ¥945

なっつかし〜!

2005年5月27日 読書
いや、まだやってる番組ですけども。
もう十七年目なんですかぁ関西発長寿人気バラエティ。
「探偵!ナイトスクープアホの遺伝子」。
副題がアレな割に骨太な味わいもある好著です。まだ全部は読んでないけど。

ISBN:4591085511 単行本 松本 修 ポプラ社 2005/04 ¥1,200

北の豹、南の鷹

2005年5月25日 読書
急転直下、マリウスびいきになってしまったヴァレリウス君が笑える。ほんとに急だなあ(笑)

ISBN:4150307954 文庫 栗本 薫 早川書房 2005/05/10 ¥567

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