密偵ファルコの新刊だー!わーい。まだ、読み始めたところです。

しかしアナクリテス、オマエそこまで腐ったヤツだったのか。
某所の闘技場では、おや?意外と…と思ったのになぁ。それとも…?

ISBN:4334761755 文庫 リンゼイ・デイヴィス 光文社 ¥660

(追記12/2)それにしても随分旅なれちゃったなあファルコたち(笑)
旅先で捜査、ってのと、家族親族入り乱れて捜査ってのが二大柱ですが今回は両立させてます。公私ともに、というけれど、ブリタニアくんだりまできて、何人いるんだ私的関係者〜(笑)
タイトルも今度は、クイーンの国名シリーズ風だ。「オランダ水牛の謎」のほか、エジプト猫だのイギリス雨傘だの。
ほのぼのタッチで、やっばクラスメートの野山さんと一緒の話のほうがいいな(笑)彼女の出ない話もあるけど…

ISBN:4488012221 単行本(ソフトカバー) 松尾 由美 東京創元社 ¥1,680
第四弾では、主人公・仁の過去(妹の話)がぽろりぽろりと出てきます。
別に最初から強かったわけでもなんでもない。
いろんなことを積み重ねてきて今の仁がいるし、メイゼルやほかの女の子たちとの関係だってそうです。
そして巻き込まれちゃった学級委員長・寒川紀子さん。お疲れ様とゆーかなんとゆーか…
二学期の寒川さんはどうなるー!

前半のメイゼルの「飛ばし」っぷりにも笑えました。戦闘シーンは少し難解ですが(でも新鮮)、普段の会話はますます快調です。
ますます面白くなってきてるけど、ああ…なんだかまだナゾ残ったまま終わってるよ…
んで来年まで待てと(あとがきによると)。
はーそうですか、待ちゃいいんでしょちくしょ。

ISBN:4044267065 文庫 長谷 敏司 角川書店 ¥580
やっと最新刊♪
ターニャ、いいなあ…腹壊してもダイエットに成功したら甲斐があるよなあ!(それだけかっ?)

それにしても、今日出勤したら、「熱下がらなくておなかこわれてて休ませてください」と電話があってひとり年休になった。
私の周囲に、またひとり…
いやーそこらじゅうでマンエンしていますわ腹壊し系。
みなさんおナカは大事にしましょう。

ISBN:406340613X コミック 二ノ宮 知子 講談社 ¥410
しのぶセンセシリーズ第二弾というか完結編。
一作目で小学生だったワルガキコンビが、中学生になってもしのぶセンセにからんで前以上の活躍ぶり。
適度に軽くていいです♪

ISBN:4062634120 文庫 東野 圭吾 講談社 ¥620

膠着

2006年11月19日 読書
糊の会社につとめるペーペー社員の話です(笑)

表紙とタイトルがある意味一番笑えるわけですが、冒頭いきなり主人公がミスって取引先に注文の十倍の量を卸しちゃったのを、口先三寸でそのまま買わせてしまった先輩が凄いよ〜。
丸め込んだあとで「ああ、久々に燃えたぜ」
いや、悪徳社員じゃないんですが…営業マンてモノすごいのね(^^;)
公務員の私には理解の外です。

それから新開発の糊がじつは「糊なのになぜかくっつかない失敗作だった!?」ってことで会社は大騒ぎ。
会社乗っ取りだのスパイ疑惑だの、ユーモア企業小説として、小味ながら結構楽しい出来でした。
普段は警察小説と格闘技小説がメインのこの作者、「とせい」といい、意外と懐が広いのかな。

…一番凄かったのは結局最初の十倍注文のエピソードかもしれませんが(笑)

ISBN:4120037789 単行本 今野 敏 中央公論新社 ¥1,733
ええー、表紙出ないんですか?小林智美絵なのに、もったいない…

ロマサガミンソンの時代よりずっと以前が舞台の、外伝です。
だから今まで読まずにいたけど、読んでみるとなかなか(*^^*)

ゲーム中、クリステルシティのパブで聞けるのは「女ばかりの親衛隊をもつピーピング・レリア四世」(笑)の歌ですが、その真実は…という話。
陰謀と暗殺者が横行するのはバファル帝国の伝統だったというのがよーくわかります。幼くして帝位についた、孤独な『傀儡皇帝』のハードな日々と、彼を守ろうとするやはり孤独なひとびとの心のふれあい。そして、ゲームの世界観や小道具がなかなか上手いこと取り入れちりばめられていて、思いのほか気持ちよく読めました。
「命数」って、うまいこと言うなあ…(LPを指すらしい)
普通の意味でのハッピーエンドとはちょっと違うねって感じですが、皇帝という特殊な主人公からするとむしろ納得かも。
…やっぱ、食わず嫌いはいけませんな(笑)

とはいえ、詩人さんの歌でもよくわからなかった、ローザはあんなに皇帝に忠実だったのに、その子孫はなんでか勝手?に王家を名乗って帝国とも張り合ってるのは何故?というのは、わからずじまいでした(笑)
いいんか子孫〜!
まあそれだけ、伝説になっちゃってる古い話だということなんですかね。

ISBN:4757515421 新書 妹尾ゆふ子 スクウェア・エニックス ¥980
前から一度読みたいと思っていた、ヨット・サスペンス。

外洋ヨットでハネムーン中、海で若い遭難者を拾ったことから、主人公夫妻は地獄の戦いを強いられる!
…って。
結構いきなりな展開と無愛想な書きぶりだ。でもサスペンスフルではある。うーんどうなるのかな〜☆

ISBN:4594030009 文庫 チャールズ・ウィリアムス 扶桑社 ¥740
あああああ。
終わってしまいました(涙)
三巻だけちょっと太かったけど、もっと読んでいたかったのに…

高校から陸上を始めた新二も、いよいよ三年。
最上級生としていやさ部長として、周りを引っ張る立場に。
そして実力のほうも、ひたむきに重ねてきた練習にいよいよ経験と知識の裏打ちが伴い始めた。あんなに遠かった連や仙波の背中が、少しずつ、少しずつ、近づいてくる。

そして、四継(一人100m)とマイル(一人400m)という、二種のリレー。
個人中心といっても、選手層がそう厚くない学校ゆえ、団体競技にも出る。チームならではの大変さとやりがいと喜び…やっぱ泣かせますようん。

やはり最近の傑作駅伝小説「風が強く吹いている」は、スポーツ小説だけど実は成長小説としての側面は意外と強くなかった(「今回だけの駅伝」と割り切っているメンバーが多いので…)。そこがまた独特の味でもあるが、対照的に「一瞬の風…」は、高校の部活三年間の中で、主人公が着実に成長していくのが、じわんとリアリティを持って迫ってくる。
良い先生に恵まれた高校の部活(みっちゃん先生、すっげー良いです!)って、いいもんだねえ。仲間もみんないいしねえ…

実はウチの長男も陸上部だった。走りじゃなく投擲だけど。
もう受験勉強に専念してないとイカンのに、時々「体調と精神を整えるため」とか言ってジャージで何十分も走ってきたりして。
そうすると異様にサワヤカな顔になってたりする…やれやれ。

正直私には本気のスポーツ部の経験はないので、イマイチ理解しきれないものがあったのだが、こんな部活だったらやりがいありすぎて勉強どころじゃないかも(オイ)。
そんな風に思えるのは収穫なんだかなんだか(笑)
とにかく、私的にも色々思うものがありました。
どっちにしろ、陸上にカンケイない人もすっかり引き込まれることうけあいの傑作です☆

ISBN:4062136813 単行本 佐藤 多佳子 講談社 ¥1,575

晩夏に捧ぐ

2006年11月7日 読書
前作「配達赤ずきん」があまりに面白かったので飛びついた。
…が、出張してまで取り組む事件がどうもなあ…
同時に借りてる「一瞬の風になれ」の三巻を先に読みたくてたまらない〜(爆)(でも「晩夏」の方が期限が先来るから…予約もあるし)

前のような、日常の中の小さなナゾのほうがよかった気がする。
まあ、まだ読み始めたところだから最終的評価はあと。

ISBN:4488017304 単行本 大崎 梢 東京創元社 ¥1,575
ようやく15巻まで読めました(借りて読んでるから順番待ちです)。のだめ、楽聖全開モード(笑)
まあ、どこ読んでも笑えて癒されてよろしいマンガです。

ドラマも珍しく、続けてみてる。
ついにSオケデビュー!峰くんのハデ弾き、いいねえ。さすがに海外へは行くまいから、千秋が飛行機に乗れるようになるあたりで最終回かな?
良くも悪くも徹底的にマンガの再現につとめてるドラマ作りで、なんちゅーか学芸会なんだけど、ここまで徹してればそれなりに楽しめる。
BGMも全てクラシックなのがいいよね。ラプソディ・イン・ブルーは私も元々好きだから(*^^*)♪

ISBN:406340594X コミック 二ノ宮 知子 講談社 ¥410
うーむ。なるほど。
ヤオイ・BLは私の趣味ではないものの、やっぱり腐女子的(オタク的)要素を持つ身としてはなかなかに、納得のいく論旨が展開されている。
そう、女性が漫画や小説をたっぷりと消費し、様々な対象を嗜好し熱中し、空想妄想を楽しむことは、必ずしも何かの不足を埋めるものではない。ただ、楽しいからである。浮き世の憂さを晴らす効果もある。女性性の否定だなんて、見当違いとしかいいようがない。

とはいえ、女性に限ったことではないがますます格差社会っぷりが進む現代日本の「生きづらさ」をキッチリ分析しつつ、の一冊なので、オマケとして読後「うーんこれからの日本は、ウチの子たちが社会に出る頃どうなるんだろ〜」という、余分な不安も生まれます(苦笑)

ムスコ二人なので、腐女子にだけはならんが。やれやれ…

ISBN:4121502299 新書 杉浦 由美子 中央公論新社 ¥756
二年生になった新二。親友・連の天才っぷり(凄さもモロさも)は相変わらずだが、地道な努力を重ねた自分も、スプリンターとして少しずつ着実に成長してきた…と、思う。

だが、試合当日に届いた衝撃の知らせが…

第二弾。やっぱ盛り上げます。あと一冊らしいのが、淋しいくらいです。くすん。

ISBN:4062136058 単行本 佐藤 多佳子 講談社 ¥1,470
「図書館内乱」とのコラボ恋愛小説(笑)

どんな女性との恋物語かは、「内乱」を知らない人のために伏せます。とかいってもオビに書いてあったっけか。

フツーの、そして著者らしい元気さ前向きさひたむきさをたたえた、よみやすくテンポのいい軽い恋愛小説です。
アクションはないですが(それ着目点が違う…)、スイスイ読めました。

主人公たちが盛り上がる“ちょっと昔のライトノベル”もしかアレか?と思ってたの、最後の参考文献見たらアタリだったかな♪

ISBN:4103018712 単行本 有川 浩 新潮社 ¥1,260
あの「バチスタ」愚痴外来の田口センセと、ロジカルモンス白鳥が帰ってくる!?
帯見ていさんで手に取りましたよ。
でも意外と田口センセすっかり脇役になっちゃってるじゃん(半分過ぎたところまできても未だに)。
うーんこうきたか。思い切った書きぶりですなあ。面白いけど。
メディカルサスペンスなのに派手、というか華があるというか、な作風は新鮮で好感持てます。
前作も、地味な構成のに気にならなかったというのは、いい意味でハッタリのきいた調子の良い語り口によるんだろうな。うんうん。

ISBN:4796654755 単行本 海堂 尊 宝島社 ¥1,680

新庄のコトバ

2006年10月28日 読書
私は関西人だが別に阪神ファンでもないので、新庄選手には詳しくなかったのだが、なるほどなー…
はじけてるなー…(^^;)

引退に際して「十何年間使い続けていた、たったひとつのmyグローブがもう寿命だから」という話で、人々に感銘を与えているようですが、この本によると、チームメートのグローブ借りまくってたらしいですし(笑)

まあ、これでプロ野球選手になれるのだから、もともとの身体的素質も素晴らしいものだったのだろうなあと納得。
あ、イヤミで言ってるんじゃないですよ。素直な心ですよ、ホント。

これからも新庄は新庄だそうなので(それは全くその通りだと思う!)、まあ今後も適宜、人々を笑わせてくれるといいなーと思います☆

ISBN:4062135671 単行本 中田 潤 講談社 ¥1,365
あっかる〜いにわか芸人生活が、ちょっと剣呑な気配に包まれてきた110巻。
やっぱりなかなか、良い話は続かないね(笑)

ISBN:4150308632 文庫 栗本 薫 早川書房 ¥567
商人とは決して後悔しないこと…
(いや本文中に書いてあるんだよ。ほんと)

いやー第三弾もなかなかカッ飛ばしてくれます。
今回のエコノミカルサスペンスは、いよいよホロとの微妙な仲をさらに盛り上げてくれたかな。
満足です☆

ISBN:4840235880 文庫 支倉 凍砂 メディアワークス ¥620
「僕」は昔、地方の高校で吹奏楽部=“ブラバン”にいた。

社会人になり、当時の楽器など触らなくなって久しい頃に、再結成の話が出てきて…
昔のメンバーのつながりをたぐりつつ、高校時代の思い出がぽつりぽつりと思い出されてくる。

方言まじりに、そっけない調子で淡々と語られる“ブラバン”の思い出。
だがページを重ねるごと、80年代初頭の青春が、噛み締めると味わい深く、じんわりと響いてくる。

…まだ半分しか読んでいないが、先が楽しみです(^^;)

そういや自分も実は、いっときブラバンにいたことがある。
中学に入ってすぐ。フルートをやってみたかったが(ありがち〜)数がなくてピッコロを手渡された。しかし、あまりにも毎日毎日練習漬けなので一学期で辞めちゃった(爆)
いや、自分が軟弱だったとは全く思わない。やりたいことはいくつもあるんだ。特に、読書の時間が激減してしまうのは許せない気がした。中学生にだって、自分の時間をどう使うかは自分に権利があると思う…。

中二の夏に転校したら、親しくなった子がブラバンで、人数が足らないから運動会で演奏する時だけでも、と引っ張り込まれて初心者なみなフルートをまた吹いた。結局皆が引退する頃まで引きずられたが、割とお気楽な練習量だったこともあり(人数も20人いたかどうかだ。最初の中学は50人はいた)、苦痛ではなかった。
基本的には、音楽は楽しいけど楽器はちょっとかじれたら私はそれで十分。
今となっては、音楽以外でやりたい事は更に種類が増えているので、再結成と言われても困るかな(笑)

ISBN:4862380271 単行本 津原 泰水 バジリコ ¥1,680
時代はいま、スポーツ小説だ!

なんちゃって。
佐藤多佳子に続き、三浦しをんもまた陸上小説。今度は駅伝だ!
いやー泣かせます。まだ今五区折り返し地点までだけど、目がうるうるしてくるのをとめられません。
最初のウチは、思わずBL臭がないかさがしながら読んでしまいましたが(爆)
…だって主要キャラほとんど男ばっかだもーん☆
冗談はさておき、イイですなかなか。
走ること、私自身はまるでキライですが(*^^*)

ISBN:4104541044 単行本 三浦 しをん 新潮社 ¥1,890

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