ハウザー艦長にくっついてるの、誰かと思ったらお母さんなんですか。
里帰りしたら一族郎党せいぞろい。そして、様々な「お約束」を引き連れて進む番外編♪
執事のセパスチャンとか〜、「お父さんと呼ばれる筋合いはない!」とか〜。
しかし、某所で起こっていた騒ぎが、弟のお株を上げるために(厳密に言えば母親を満足させるため…)姉たちがでっち上げた八百長じゃないかと、かなり終盤まで疑っていた私は…多分考えすぎじゃないよねこのねーちゃんたちの凄さからすると。

外伝第二弾、とだけしか書いてないところを見ると、まだナニか外伝出るのかもしれないな。次は地球側か?タイムパトロールとか?

ISBN:425777066X 文庫 笹本祐一 朝日ソノラマ 2006/02/28 ¥520
十九才男と三十九才女。どっちが著者には遠いのかな?(若そうだが)
青年視点の不安定な恋物語。細部は面白いのだが(女性作家だからか?タイトルにもかかわらず、ベッドシーンがなまぐさくない)、なんとなく芯のところでこちらの十分な共感を呼びきれずに終わっちゃったような。

同時に文藝賞を取った、「野ブタ。をプロデュース」みたいに、とても面白いのだが読後感がちょっと…というのと、どっちがいいかなあ(爆)

ISBN:4309016847 単行本 山崎 ナオコーラ 河出書房新社 2004/11/20 ¥1,050
恩田陸さん初読み。
これがフツーの恩田さんテイストかどうかはギモンだけど。

実を言うと、「チョコ…」はまさに「ガラスの仮面」だ!という感想を読んだので手を出してみた。
うわーほんとにそんな楽しさだよ。
オーディションのひねったお題に、あの手この手の工夫で応える俳優たち。おなじ舞台が、ちょっとした演技・演出の変化でがらりと違うものに生まれ変わるドキドキサスペンス。

「ガラスのリンゴ」をうまく「奪って」ニタリ、の部分では、ついついガラかめの“逃げた小鳥”のマイムを思い出しちゃった。
そうアレです。初心者のマヤが小鳥を目で追う見事なマイムをしたあとに、亜弓さんが鮮やかに小鳥を「つかまえて」籠にもどしちゃうアレ。

もちろん様々なタイプの天才さんたちが登場するわけで、そして決してマヤや亜弓さんを直接連想させるタイプは作らずにお話を展開させているのですが、ラストがまだラストにならないあたりまで同じなのはいいのか?(笑)
続編て、出るんでしょうかね…(^^;)

ISBN:462010700X 単行本 恩田 陸 毎日新聞社 2006/03/15 ¥1,680
そこここで好評っぽい「狼と香辛料」を読む。

いやー面白かった。
ラノベなのに経済ミステリーというか何というか。
まさかこういう切り口な電撃文庫が存在するとは…

行商人である主人公ロレンスの心情や行動(そして中世風の経済活動の描写)に大変説得力がある上に、彼に絡む“豊作を司る賢狼”ホロのキャラが素晴らしい。見た目は狼の耳と尻尾を持った美少女だが、老獪さと可愛らしさの二刀流で、読むもののハートをばったばったとなぎ倒す。そして時々ちらりと見せる孤独の翳が、ロレンスのそれとも共鳴し、なんとも印象的な物語世界を作り出している。

世界設定に説得力があるだけに、サスペンス…というか事件は小粒で地味なカンジもするが、ロレンスとホロの会話を追うだけでそりゃもう楽しくて面白くて仕方がない。

作者は経済学部か文学部(史学科)かと思ったら、物理のヒトらしいですからますます、その懐の広さといったら大したものですね。
オトナだなあ(どうせ私よりは余程若いだろうけど)。
次はどんな作品を書くのか楽しみ。待ってますよ♪

ISBN:4840233020 文庫 支倉 凍砂 メディアワークス 2006/02 ¥620
リィが出ないのがいっそすがすがしい(笑)、ナシアスとバルロのお話。バルロはお子様でナシアス主役といってよし。
久しぶりですが結構たのしかったです。
しかし、彼が彼に剣を振り上げたところに黄金の…の場面、実は完全に状況を忘れ果てていたってのはナイショ(^^;)

ISBN:4125009392 新書 茅田砂湖 中央公論新社 2006/03/24 ¥945
武装司書シリーズ(っていうのか?)第二弾「戦う司書と雷の愚者」を読む。

いやあ!
イケるじゃあーりませんか二冊目も。
クセの強い世界観を、前作とはまた別の方向からきっちりドラマにしてみせてくれるし。今度は、意外なくらい普通っぽい武装司書見習い少女を正面に立たせてすっきりした読み心地に。うーん予想以上に器用じゃないですか。
クライマックスの戦いでは、ちょっとじわっときちゃったくらいだよもう。
ハミさんがどれだけ困った人なのかは、まだまだ十二分な理解に至りませんが、第三弾には、真面目に本気で期待することにします。
ふふふふ楽しみ♪

ISBN:4086302764 文庫 山形石雄 集英社 2006/01/25 ¥580

海猿 (1)

2006年3月31日 読書
小森 陽一原作しかも海難救助マンガってところで双子マンガ?な「トッキュー!(久保ミツロウ)」と比べてみようかなと読みました。
うーん、一巻だけじゃ…一巻だけじゃ、やっぱトッキュー!(「ブラックジャックによろしく」は名作だけど)
久保ミツロウのキャラクター造形能力はやっぱ凄いと思うし。
でもまあ、もっと何冊も読まないと海猿のほんとの実力はわからないかな?

ISBN:4091523617 コミック 佐藤秀峰 小学館 1999/05 ¥530
絵本ですな。
いやーしかし、異様に面白かったんで(^^;)

ケーキ職人の主人公は、賢くて芸もできちゃう白ネズミのティナと仲良しこよし♪
そんなある日、王様のケーキコンテストに、砂糖菓子で作ったカワイイ白ネズミ人形をいっぱいのせて飾ったケーキを出品したものの、並べる途中で、砂糖ネズミが一体コワれてしまう。
これじゃ飾りつけのバランスが台無しだ。とっさに、ポケットの中にいたティナに頼んで、砂糖人形のふりをしてもらうのだが…

ケーキの審査は長引いて、主人公はティナを取り戻そうとするのだがなかなか果たせない。審査員の振り下ろすナイフ、ネズミケーキを狙うネコのツメ、降りかかる危機また危機に、はたしてティナの運命やいかに!スリルとサスペンスと笑いが爆発だー!
いやー思いがけなく夢中になって読みました(笑)

ほのぼの系の「どろんこハリー」で知られるジーン・ジオンとグレアムの絵本。
こんなストーリーテラーでもあったとは知りませなんだ。

ISBN:4752003198 大型本 マーガレット・ブロイ グレアム アリス館 2006/01 ¥1,470

おまけのこ

2006年3月25日 読書
ますますイイ男になってきましたねえ、若旦那♪
…しかし、栴檀は双葉よりかんばし。
ちっちゃい頃の若旦那が更に激カワです☆
屏風のぞきの活躍も意外で楽しかったです。

ISBN:4104507040 単行本 畠中 恵 新潮社 2005/08/19 ¥1,365
今頃回ってきた。
ますます戦争の進み具合がゆっくりになってきて、少ししんどいかな。
戦場の過酷さは増すばかりだし。反撃は次号?

ISBN:4829117478 文庫 豪屋 大介 富士見書房 2006/01/20 ¥546
テンポの良い導入が期待を持たせます。
ハードボイルド調にしゃべる不定愁訴担当医って…ふふ。
まだまだこれからだけど、伊良部(in奥田英朗の「イン・ザ・プール」)以上のぶっとび医師が活躍すると聞いたので楽しみ(間違ってる?)。

ISBN:4796650792 単行本 海堂 尊 宝島社 2006/01 ¥1,680
図書館で、友人が返却しようとするところを横からさらって借りた本。ちと気になってたんだタイトルからして。
友人もそのまた友人も途中で挫折したというのだが…(ちなみに関係者全員リアルで司書だ)

…一気に読めた。
いや。面白いよこれ。
面白いというか…死者の魂が『本』になる世界で、それを介して時を越えた恋が成立するというこの物語。人物や魔法方面の設定等はあまり深く書きこまれてはいないけど、特殊な世界観と純愛がぴったりマッチして素敵ぢゃないか!
結構好きなのよねこういうの。

世界最強の武装司書が、シャツの胸にウサギのアップリケというのも良い。異世界でも不滅だねミッフィー!
最近第二弾が出たようで、“恋物語”以外にこの特殊な世界観をうまく生かす展開がちゃんと出来るのか、多少不安だけれども期待しよう。予約だー!(笑)

ISBN:4086302578 文庫 山形 石雄 集英社 2005/09 ¥600
若い頃バージョンのリチャード物語をやっと読み始める。
第一幕が海尉任官試験です。あの(!)マーチン・ダンサーと共に受験だ。

字が大きいのは見やすいとして、文章がとてもわかりづらいのは哀しい。視点がコロコロ飛ぶ割に主語がしょっちゅう消えてるからねえ。
英語に問題があるのか、日本語(訳)がヘタなのか?(後者に一票!)

高速ADSLはまだつながらない。有線でならネットできるけど、無線でだとどうもあと少し出費が不可避な気がしてきた。ちぇ〜!

ISBN:4150411042 文庫 アレクザンダー・ケント 早川書房 2006/01 ¥567
脱力系のコミカルなデジタルエッセイ。
著者の本業は舞台(演出)らしいけど、とにかく気持ちよく脱力できてよろしいです。(情報量とかを求めてはイケマセン)

著者はMac使いなんだけど、Mac信仰を振りかざしていない、シャイなMac使い。そのへんがWin派な私にも嬉しいし。
いや、私もWin派とかじゃなくて世の中の大勢にしたがってWin使ってるだけなんですが、普段Win使ってる人間が、パソコンショップの店頭でMacをさわってみると、やっぱり何だかワカラナイ。Macのほうがカンタンでユーザーフレンドリーだってホントか?って思っちゃうのは、単に「誰だって慣れてるもののほうが使いやすい」ってことな気がしますよね〜。ソフトのインストールやアンインストールがMaの方が楽らしいことは羨ましいけど。

…あ、でも「右クリック」!コレだけは、文句なくWindowsの偉大な工夫だと思いますが。ふふふふ。

ISBN:4756147089 単行本 宮沢 章夫 アスキー 2006/01 ¥1,470
この一冊だけですが職場のヒトに貸してもらいました。

うわーーーーーー。
絶望先生とまったく同じだあああああーーーーー!(笑)

ただしキモノ着てるのはほぼ表紙だけですが。

ISBN:4091261752 コミック 久米田 康治 小学館 2002/03/18 ¥410
古代から現代に至るまでの(ヨーロッパ中心ですが)、恋愛観の歴史的変遷を、神話や宗教、芸術作品等を通じて語る。
ちょっと皮肉で軽快な語り口が、思いがけず楽しい本でした。大げさに言えば、恋愛をキーワードにしてヨーロッパ精神てヤツを覗き見しましょって感じで。

ここんとこ、「全然わからないが妙に熱くて面白い」という「素数の音楽」と取り組んできたので、いい骨休めです(笑)

ISBN:4121502051 新書 上村 くにこ 中央公論新社 2006/02 ¥777
あのスキーヴが借金踏み倒し中!?
まさか、そんな筈は!と、相棒オゥズと仲間たちは、独自に調査を開始するが…

しかし、心配かけないように本人に言わずに調べるって…
最近「ウラとってなかったばかりに事態がエスカレートした」って話ばっかり続いてた気がするんですけどね(^^;)
大丈夫かな〜?

ISBN:4150204101 文庫 ロバート・アスプリン 早川書房 2006/02 ¥882

素数の音楽

2006年3月5日 読書
「博士の愛した数式」を読んで、数学者が数に対して抱く特殊なロマン(笑)にちょっと心引かれたので、今少し話題になってるっぽい、この数学の本を借りてみた。
素数をキーに数学史・数学者たちのエピソードがつらつらと語られて、意外と読みやすい。私はバリバリ文系な人間で、受験の時だけよくわからないながら虚数だの無理数だのを足したり引いたり操作していたけれど、「わかるヒト」って面白いんだなあ。外からそれが感じられるというのが面白いです、この本。

まあ、今まだ百ページ少々しか読んでないから、後半まで読み続けると息切れしないという自信はないけど(^^;)

ISBN:4105900498 単行本 マーカス・デュ・ソートイ 新潮社 2005/08/30 ¥2,520
リギアをさしていけしゃあしゃあと「ぼくの奥さんに似てる」なんて言うマリウス君に苦笑。
いやーたくましくなったよなあ、コドモの頃を思うと。
それだけ。

ISBN:4150308349 文庫 栗本 薫 早川書房 2006/02 ¥567
お江戸妖怪ミステリ?「しゃばけ」シリーズが楽しいこの著者。
現代もので、“議員センセイにタメ口のモト不良の若い事務員”が主役というので読んでみた。だって面白そうな設定じゃん。

…なんだけど…
なんでかなあ。なんか微妙に、納得できない細部がちらちらと…(なんでソコほっとくんだ!追求せーよもう少し!とか、そんなヤツおれへんで〜←大木こだま風に!とか、常設の秘書ならまだしも実力のうちだろうが臨時の助っ人事務員の力で当選してどうすんねん、とか。)
起こる事件があと少し魅力的なら、もうすこしなんとかなったのかもしれないが。
おかしいなんでこんなに盛り上がらないんだ…との焦りから、途中からは凄く走り読みになってしまった。残念です。

ISBN:4408534870 単行本 畠中 恵 実業之日本社 2006/01/14 ¥1,680

< 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 >

 

お気に入り日記の更新

日記内を検索