ようやく読了。

あまりキャラに魅力を感じないから〜みたいなことを前に書いたが、後半は有名なスピットヘッドやノアの叛乱に主人公がモロに巻き込まれる。
たいがいの帆船小説と違って、准士官という微妙な位置で叛乱を体験する展開は珍しく、さすがに引き込まれて読んでしまった。
そしてまた新たな曲がり角、いや新たなステップに進むラスト。
とにかく次に期待しよう。

…それにしても、年末準備なんもしてないな…
普通ならそろそろサイトのトップ絵をクリスマス仕様にするとかいろいろあるんだが。

ISBN:4150410976 文庫 ジュリアン・ストックウィン 早川書房 2005/10 ¥1,029
予約つけて図書館で待ってると半年もかかるんですねえ(-"-;)
まあいいや。

手に汗握る戦闘。ますます深まるシリアス度。
ワルキュラ近郊は203高地になりかけているような?
軍事ウンチクの量がいやましてきた八巻。オタク用語とのブレンドがなんともいえん雰囲気をかもしております。
嫌がる人は嫌がるかも…?私はいいけど。
ただ、いいけどォ、こんだけ待ってこれだけしか進まないとなるとねぇ…あと少し進行を早めてほしーかなー(主人公の深謀遠慮?の全体像がなかなか見えてこないのはさびしいので)。

イラストが変わったのは、ちょっと違和感あり。前のほうが好きだった。ま、こーゆーのはどうこう言っても仕方がないが。

ISBN:4829116994 文庫 豪屋大介 富士見書房 2005/04/20 ¥588
泣かないでグラーシカ!篇てな感じですね。
カリエも勿論大変だけど、グラーシカが可愛想だよなあ。
ユリ・スカナ篇も結構意外な展開つるべうちでわくわく。
先読めないけど何巻まで行くのかなあ♪

ISBN:4086006669 文庫 須賀しのぶ 集英社 2005/11/01 ¥500
かなり長いので、やっと半分くらいまでしかまだ読めていない。
読めていないのに、予約してあった楽しげな他の本がずんずんラッシュで届くので困っている…
今回はフランス軍の迫るヴェネチアに潜入したりと派手に展開中ですが、あとひと息なんだよなあこのシリーズの魅力って。

無邪気なキッドと繊細なインテリ・レンジのコンビは、ついついパトリック・オブライアンのオーブリー&マチュリン・コンビを連想・対比してしまうし、オブライエンと比べられちゃあ、そりゃー不利でしょキッドたちのほうが(^^;)

レンジとの別れの可能性が急に膨らんできた昨今、キッド一人になったら果たしてこのシリーズの印象がどう変わるのかな?と、複雑な気分でなまあたたかく見守っている私でした(笑)

ISBN:4150410976 文庫 ジュリアン・ストックウィン 早川書房 2005/10 ¥1,029
児童書ですが。
いたずらが過ぎて魔女島を追い出された仲良し魔女二人組が、人間の町へやってきて大騒ぎ♪てな話。

魔女たち、100才超えてるくせして幼いいたずらっ子そのものな人格なのが可愛いね。
一方、人間の町を牛耳ってる恐怖の家政婦(家政婦とは名ばかりで主人を抑圧してる!)の描き方とかは、ロアルド・ダールを思わせるナンセンスっぷり。モトはBBCのドラマだったとかきくとなるほど…な、いい意味TVらしいライトな楽しさのある新シリーズでした。
なんだかすぐ舞台に上がって歌い踊っちゃうあたりは、映像で見るときっと楽しいだろうなー。

ISBN:4338214015 単行本 ケイト・ソーンダズ 小峰書店 2005/09 ¥840
事故にあってから、人の背後霊が見えるようになった「わたし」。
同じ事故で最愛の妻をなくしてすっかり無気力になっていたが、ひょんなことから探偵のまねごとを始める。
普通の失踪人探しと思ったら、事態はあれよあれよとトンデモないことになってきて…

途中、憑依霊がらみのトラブルを素人知恵で解決してやると、先々になってたいした「ご恩返し」を受けちゃったり。セツナイ系かと思ったら(だって「黄泉がえり」や「もう一人のチャーリイ・ゴードン」の梶尾真治だし)、最終的には意外とコミカルな軽い作品になっています。
しかし「そうだ、その手があるのだ」ってオイ!
異能を生かしての探偵は時々ありますが、まさかこんなオチだとは思いませんでしたよ(笑)

ISBN:4104402028 単行本 梶尾 真治 新潮社 2005/09/29 ¥1,680

野獣の薔薇園

2005年11月18日 読書
呪いでライオンにされたペルシァの王子様が、流れ流れてフランスへ渡り、通りかかった旅人を「見逃してやる」のと引き換えに、旅人の末娘を呼び寄せる…

よーするに「美女と野獣」をオトナっぽくまじめに描いた小説です。
それなりに浪漫チックでいい感じ。ただ、ちょっとわからないのはもしやこいつら婚前こ…むにゃむにゃ…

ISBN:4902584131 単行本 ドナ・ジョー ナポリ 2005/10 ¥1,600
竜退治の聖人伝説を、スタルクが彼一流のひねりを効かせて仕上げた童話物語。
この本の主人公は、ちっとも武ばった所がない、優しく無欲で夢見がちな青年。とても自然な、「心のままに」、出会った人々を助け、憧れの王女様を助け…。それでも王女様が本当に愛する人と結ばれるよう、さらりと身を引いてしまう。
助けるヨーランも、助けられる人々も、それぞれとても愛すべき人たちで、せつなくあたたかい読後感はさすがです。

ISBN:475151900X 単行本 ウルフ・スタルク あすなろ書房 2005/09 ¥1,365

聖なる灯を守れ

2005年11月14日 読書
シリーズ最新刊は、ファルコの運勢ちょっと上向き加減で開始?
身分差問題がちょっと進展したみたいですね(*^^*)

とはいえ、古代ローマでも新居探しは大変だ。
なんとも身につまされる展開に涙。不動産屋なんて、だーれも信じられやしないー!(^^;)

ISBN:4334761607 文庫 L・ディヴィス 光文社 2005/10/12 ¥700
フルメタ本編はとんでもなく深刻になっているのだが、短編集はパラレルワールド、学園パラダイス。嬉しいですねー☆

前後編になってるだけあって、巻頭の「約束のパーチャル」が特に面白い。なるべく何も知らされずに読むほうがいいと思うので面白い、としか書きません。オンラインゲームはやらない主義の私ですが(というより無理。そんなもん時間がいくらでもある学生さんかヒッキーさんぢゃないと不完全燃焼になっちゃうのではと思う)、ひとさまのドタバタとして読むにはほんとに楽しい趣向です。
いやー笑えました。

ISBN:4829117400 文庫 賀東 招二 富士見書房 2005/07/20 ¥546
表紙…スナフキンのよーなマリウス君だなあ。
今回はマリウス出ずっぱり。
彼のいいとこも悪いとこも全開だ〜(笑)
しかし、ここまで道徳のユルい人だったとはしらなんだよ(^^;)
まあそれでも、グインを巡るライバル?イシュトよりは、マリウス贔屓だけどね私は。

記憶を失ったことに意外と内心大ダメージな今のグインには、丁度いい相棒だったみたいだけど。そしてラストは…新展開が待つのか?

ISBN:4150308187 文庫 栗本 薫 早川書房 2005/10/07 ¥567
P.G.ウッドハウス選集第三弾。

時には果断に、時には図々しく、とにかく何でも解決しちゃうジーヴズ。今回はさすがの彼でも「ヤバいのでは」と思わせる事態が多々ありますが、なあに、バーティー君が納得してればそれで良いのでしょう(^^;)

短編集の冒頭の一編と最後の一編が、文藝春秋版のウッドハウス作品集「ジーヴズの事件簿」ときっちり重なっていたのはちょっと疲れたけど…いや、ダブる危険わかっていて両方買った私がいけないんですけどね…
最初は国書刊行会、三冊本て言っていたけど、ご好評にお答えして?第五弾までは出ることが決まったらしい。となると、いよいよ、残り少なくなってきた「ダブってない短編」も、最終的には全てダブるんだろうなあ…いや、後悔してはいないけど…

ISBN:4336046778 単行本 P.G.ウッドハウス 国書刊行会 2005/10 ¥2,310
みょーに美しいヨザックが表紙を飾る。
…誰だって思うよね、不吉だ…と…(^^;)

あいかわらずどたばたしながら、それなりに一本道に収束しかかってるようなカンジなので、今度(次の本)こそケリがつくといいなー、としか言えないです。ははは。
それにしてもどこの国でも、おにーちゃんは困った人なんですね。

ISBN:4044452156 文庫 喬林 知著 角川書店 2005/08/31 ¥460
最近BBSで語源本って楽しいという話題が出たところで、こんな人名語源本が新たに出ているのに気がついた。
日本、西洋、東洋と、ひたすら広く考察例示してくれているのが、とても楽しい本。新書だし、広く浅く、なのかもしれないけど、特に東洋方面の名前には、こちらもうといですからもう十分な内容☆

ISBN:4582852955 新書 辻原 康夫 平凡社 2005/10/11 ¥777
たとえ現実にイヤなことがあった日でも、これだけトリップ&笑わせてくれる小説は…ほんとうに有難い。
毎回、ぶっとんだオチが素敵です(最初の話が特に良かった)。
やっぱ無条件に、スレイヤーズにはついていくゾー♪

ISBN:482911763X 文庫 神坂 一 富士見書房 2005/10/20 ¥546

真相

2005年11月2日 読書
ここ数年大人気の、横山秀夫初読み。

…ううう…
ディープだ…(苦笑)

いや、けなしてるんじゃないですよ。心情描写が予想よりさらにみっしり厚く熱く書き込まれていまして、面白いけれど続けてたくさん読むとテンション高くて疲れるかなあとか(笑)
この短編集、辛くてせつない系の話が多かったですし。
いや、最終的には前向きな、救いがあるもののほうが多いんですけどね。

まあ、たまに読めばヨシ、かな(^^;)

ISBN:4575234613 単行本 横山 秀夫 双葉社 2003/05 ¥1,785
ヤバイですよ。
「爆笑エッセー」だなんて。いや、元々有名な人のならともかく、聞いたこともない作者や出版社でだもん。
ふつうそれだけで「つまらなそ〜」と、引くと思う。

…ところが。
この本だけは「当たり」なんだな。
ちゃんと爆笑しました何度も。カナダに限らず、異文化体験を語る部分も面白い。まだ半分しか読んでないけど、拾い物です♪

しかしアマゾンで画像も出るとは思わなんだな(笑)

ISBN:475898011X 単行本 長谷川 真弓 開拓社 2005/09 ¥1,785

男らしさ。

2005年10月23日 読書
「ボストン沖、決死の脱出行 (下)」読了。
いつにないほど、うち続く不運に翻弄されるラッキー・ジャック。
遭難の連チャンはあんまりだ…でも実は、英国海軍の不調の方がもっともっと彼を痛めつけるのでした(^^;)

そのせいもあって、マチュリンが正面に立っての活躍が目立つ本作。アクションあり陰謀?ありで大忙し。(勿論そのマチュリンがヤバくなったら、怪我も病気もなんのその!の頼もしいジャック・オーブリーですが)
そしてダイアナ、血を流しながら窓から飛び込んできたマチュリンを見て「あなたも男だったのね」なぁんて。あーあやっぱりダイアナさん、これまでマチュリンを舐めてたね!優しいだけの男だと(^^;)
自分に見る目がなかったことに気づいてくれたら、それでいいんですが。

ISBN:415041095X 文庫 パトリック・オブライアン 早川書房 2005/09/22 ¥735
第五弾はタズサでもヨーコでもなくじぇんじぇん別の娘視点。
なんか中継ぎっぽいけど、タズサを別の描き方をするというチャレンジかな?ま、どっちにしても氷上のプログラムを文章で楽しませてくれるという美点は、ちゃんと保ってる。
しかし、気がつくともう、フィギュアの世界選手権始まってたのね(^^;)
昔はちゃんとチェックして見ていたのに、最近は、かろうじて終わりがけに気づくというていたらくだ…

ISBN:4086302551 文庫 海原 零 集英社 2005/09 ¥560
「ヴィンランド・サガ」が少年マガジンから撤退して何号目かなあ…
ヴァイキングとあって期待してた自分にとって、必ずしも満足してた作品ではないんだけど(なんとなく絵柄がヴァイキングぽくないんだよね。力入れて描いてくれてるのは伝わってきたが)、やっぱり続きが宙に浮いちゃうと、ちょっとさびしくなってきた。モーニングに載るんだっけか?

いや、主人公の少年やらトールズ父さんやらはどうでもいいんですが。←すでに主人公の名前を忘れている…
アシェラッド。
海千山千のアシェラッドおぢさんに逢いたいよー…(涙)

ISBN:4063635597 コミック 幸村 誠 講談社 2005/07/15 ¥440

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