野ブタ。をプロデュース」を読む。
読み出したらテンポのいい軽快な文章にぐんぐん引っ張られて笑いこけながら読んだ。だが…

外に見せる自分はすべて演技、と、自意識過剰なスマートな高校生修二が、いじめられっこな太っちょ転校生小谷信太(=野ブタ)を「プロデュース」してやることになる。が、あれもこれもが図に当たって得意満面の彼(修二)を襲う暗転…

この終盤が、前半のノリが非常に軽快なだけに死ぬほど痛い。
ここまで気の毒なことにならなくても…と、とにかくはがゆい。
ヘンなプライドにこだわってないで、もっと真剣に謝ったり言い訳したり、ちゃんと足掻けばいいのに〜!!!!
しかも、ラストの彼の選択はどう考えてもハズレである。
空しく哀しい幕切れである。
この結末は、作者の計算かもしれないがちとかわいそすぎ(&懲りなさすぎ)…
「外見」へのイジメよりも「中身」への嫌われのほうが対処が難しいんだよ?ほんとにそれでやり直せると思ってるの?
根はそこまで悪いヤツでもないのにぃ〜、と思うとちょっと泣ける(多少ワガママではあるが)。

………でもまあそんなふうに、プライドの張り方を間違えてぐちゃぐちゃに潰れていくのも、
…それもリアルなせーしゅんの一形態かも…(爆)
「イマドキの自意識過剰な高校生」の一描写としては、十分に鮮やかな痛さではある。
できれば次作はも少し前向きにまとめてくれたらもっといいなあ。
ギャグセンスなんかとてもいいもの持ってんだから。
そういう意味では芥川賞より直木賞狙ってエンタメって欲しいね。
たったの21才だそうだから、現在より将来を楽しみにしよう。

ISBN:4309016839 単行本 白岩 玄 河出書房新社 2004/11/20 ¥1,050

あ、やっぱし…

2005年2月2日 読書
こんなふうに終わってしまったか「バッテリー〈6〉」(笑)
ぼかして突き放して、とんっ、と終わる。
(でも「回る」というからにはか○○○なんかな?)

いつのまにか、巧と豪のバッテリー中心というより、悩み多き三年生ズと個性豊かな同級生ズがそれぞれに美味しい場面を披露しまくる群像ドラマになっちゃってたこのシリーズ。
悩んだり、突き抜けたり、新しいコトに気づいたり…
それでも皆が、野球ってサイコーに面白いぜッ!という思いに盛り上がりまくっていい感じで終わったのは確かかも。
それにしても終盤、曲者瑞垣を悩ませる、海音寺のナチュラルな天敵ぶりは実におみごとでありました(笑)
ぜひとも外伝「高校篇」が読みたいものだ…(爆)

ずっとまってた完結編なんで「犬は勘定に入れません」はちょっとお休み(^^;)

ISBN:4774606367 単行本 あさのあつこ 教育画劇 2005/01/07 ¥1,680
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」を読み始める。
とっつきは読みにくいけど過去に行ったら少し面白くなりかけてきた。
やっぱりコニー・ウィリスって、クラシック映画好きだなあ。
ま、先は長いが。

ISBN:4152085533 単行本 コニー・ウィリス 早川書房 2004/04/17 ¥2,940
気になりながらもまだ一冊もまともには読んでなかった『蹴りたい』田中啓文の「笑酔亭梅寿謎解噺」を読む。
キョーレツな師匠に呆然、謎解きに唖然。
でも結構しっとりした人情モノな味もある。
なかなかだあ(*^^*)

しかし…きみはコナン君か竜二?(読んだ人にはわかってもらえると思うが…)

ISBN:4087747239 単行本 田中 啓文 集英社 2004/12 ¥1,890
ラヴゼイの新作「絞首台までご一緒に」を読み始める。
英国の古いが有名なユーモア小説「ボートの三人男」の筋にそってまき起こる、テムズ河畔連続殺人事件を追うクリッブ&サッカレイ&女子校のオンナのコ(&地元のイケメン巡査)!
この女の子が可愛くて楽しい。
ラヴゼイは「時々読む」って程度のおつきあいですが、ほんわかのんびりした時代モノミステリです。

ちなみに、これも読もうと取ってあるコニー・ウィリスの「犬は勘定に入れません」も、「ボート…」を下敷きにした話らしい。
大昔に読んだような気がするのだが、元ネタも確かめてみようかと図書館で探すと、大・O阪市の図書館網全体でも一冊しかないぞ?意外。
まあ古い本だから…かなあ…。

ISBN:4150747210 文庫 ピーター・ラヴゼイ 早川書房 2004/10 ¥798
百巻目まであと二冊、と。
「蜃気楼の旅人―グイン・サーガ 98」読了。
前巻あたりじゃどうなるかと思ったが、意外にグインのオツムのビョーキも回復早そうである。
ちょっと驚いた(笑)が、めでたしめでたし。

ISBN:4150307733 文庫 栗本 薫 早川書房 2004/12 ¥567
しずるさんと底無し密室たち」を読む。
シリーズ二作目。
なかなか明かされないしずるさんのウラ設定…
でも一作目より今度ののほうが面白かったかな?
するするっと読めました。
「調停士」EDシリーズも新作出たし、なんか忙しくなってきたな〜☆

ISBN:4829162848 文庫 上遠野 浩平 富士見書房 2004/12/09 ¥567
別に新シリーズだなんて言わなくとも。
たんに「続き」なだけでないかい?
ともかく、天使ズよりむしろ赤黒ゴジラ夫婦主体の話なので、気軽に気持ちよく読めました(爆)

ISBN:4125008779 新書 茅田 砂胡 中央公論新社 2004/11/25 ¥945
上下本である。ふぅ。
望んでというよりシゴトで読んでいる。
だいたいでいいから評価をせにゃぁならんのよ。下巻の半分くらいまでやっと到達。
波乱万丈だが、世界の作りこみがちょっと甘いよなあ。
機械文明と魔法が共存し、人間以外の種族が存在する世界。
これってほんとは結構難しいと思うんだがなあ。
ファンタジーにはやっぱり、子供向けでも大人が納得できるだけの、きっちりした世界観が欲しいと思うぞ。

ISBN:4835582519 単行本 伊藤 英彦 文芸社 2004/09/30 ¥1,470

ぷつり。

2005年1月18日 読書
「つづくオン・マイ・オウン」フルメタ最新刊。
いや、去年のうちに出たヤツなんだが、図書館で予約しておとなしく待ってるとそこそこ待たされるのだ。
いつにないほどカッチョイイ林水先輩に、お?と思うまもなく、えらくまたハードな展開がソースケその他関係者各位を襲う!
わーん続きはいつ?(シリーズもののお約束ですな)

…それにしても、昨日約一ヶ月ぶりにゲームをしたらば、何かがプツリと切れたのでせうか?張り詰めていたものが?
一日中、めっちゃめちゃ!眠かったですよ〜。
毎晩遅いのは遅いのだけど。くすん。

ISBN:4829116595 文庫 賀東 招二 富士見書房 2004/10 ¥546

風雲キュー〜!

2005年1月16日 読書
「王狼たちの戦旗」下巻も後半になるとますます、展開がものすごくなってきました。
めっちゃ胸を痛めつつドキドキと読んでいます。
まさか○○が?まさかね?実は―なんじゃないの?そーだと言ってだれか!とかさけびつつ。
それにつけても、愛にめぐまれないティリオンがかなりいとしいです(容姿がコビトさんだからといっても)。
誰か彼を本気で助けてやって〜!あんなに頑張っているのに〜!

土日出勤のラストで、帰りにホームセンター回りという過酷な一日を過ごしました。
くそー明日(休み)は遊ぶぞ!もう私を止めることはできないぞ!
とにかく一日の半分くらいは絶対遊ぶぞ〜〜〜!
…こんなタイトルつけても反応する人はわずかだろうなあ。ロイヤルブラッドは古すぎる。
「王狼たちの戦旗 」ようやく下巻へ。今度の表紙は誰?プラン?

それはまあともかく、『仇敵』ラニスター家の一員ではあるが、ティリオンはやっぱりいいキャラである。ルックスはあのマイルズ・ヴォルコシガン以下(!)だが、頭脳といい皮肉を利かせた饒舌といい、そして意外に?愛すべき人柄といい、他の点でもマイルズを思わせる優秀さだ。
特にキングズランディングに入ってからの彼の綱渡りの鮮やかさには、スターク家の面々をすらしのぐ魅力がある…かも。
(イケメンより個性派好みだからなあ自分)

ISBN:4152085983 単行本 岡部 宏之 早川書房 2004/11/10 ¥2,940

アリアちゃん?

2005年1月10日 読書
「氷と炎の歌」ようやく新巻へ。
この表紙はやっぱりアリアちゃんか?

一日中読みたい本だが、一日中片付けと買い物をしていた。
ふぅ…

お仕事開始。

2005年1月4日 読書
七王国の玉座」ようやく下巻突入。
うーんやっぱ面白い。

それにしても、今日から普通におシゴトなのはともかく、それがまだ火曜日だというのはせつないなあ(涙)

ISBN:4152084588 単行本 G.R.R.マーティン 早川書房 2002/11 ¥2,940

ガッツだッ!

2004年12月30日 読書
昨日は家のエアコン工事だ電話やDVDレコーダー買いにいこうだで死ぬほど忙しくて、今日はさすがに昼前までおきられなかったが…
どーにか年賀状を、今朝(今昼?)作って夕刻投函し終える。
ガッツだッ!

『氷と炎の歌』の二巻が出たので読もうとしたが、まるきり一巻の細部(というか人名)が思い出せなくてザセツする。
大河ドラマだからなあ。
しょーがない、一巻目から復習だ(ちゃんとキープしていたゾ)。
…しかし、面白いなーやっぱり一巻(爆)…「七王国の玉座〈上〉―氷と炎の歌〈1〉」。
枕本だがやはり読みごたえ満点。

ISBN:415208457X 単行本 岡部 宏之 早川書房 2002/11 ¥2,940

唐獅子源氏物語

2004年12月28日 読書
御用納め。
でも帰ったら更に過酷な荷解きの続きが(苦笑)
寝る前にうっかり「唐獅子源氏物語」(丁度図書館で今日見かけたので)を手に取ったらついずるずる立ち読みしてしまった。うーん懐かしいなあ。
栗林警部補が結構好きです☆

ISBN:4101158118 文庫 小林 信彦 新潮社 1986/02 ¥420
今野敏著「とせい」を読み始める。
昔気質な義理と人情の、小さいが誇り高き?ヤクザ一家が、つぶれかけた出版社の建て直しに乗り出すことになって…てなお話。

昔、小林信彦の「唐獅子株式会社」シリーズは全巻買ってたものでした。ああいう楽しい(?)ヤクザ屋さんじゃないかと期待☆

ISBN:440853465X 単行本 今野 敏 実業之日本社 2004/11 ¥1,785
荷物の山がどうにもならない。難民状態だ。
しかし、とりあえずADSLは開通したらしいのでひと安心。
書き込んでるヒマなぞないのだが(^^;)

面影小町伝」読了。
いやー意外なほどに、めぐる因果な伝奇風味であった。面白かったけど…
かなり実在人物の登場も多いので、より江戸好きさん向けかな。
さいごでちょっとだけのほほんな人々をお見かけして少しホッ。
文庫版のあとがきが畠中恵だったのには唸った(笑

面影小町伝

2004年12月18日 読書
「退屈姫君伝」の天狗娘のお仙ちゃんが、ちょっと育って美人になったら、今度は陰謀話のヒロインに。こちらはちっとものほほんではなく(そもそも彼女、くのいちだしな…)、謎が謎を呼ぶスリリング路線。はてどういうふうにオチをつける気かな作者?

それにしても明日は引越し屋さんが来て荷造りをしてくれるのだが…我が家はいまだに汚部屋モドキだ。あーあ、もう少しなんとかしておきたかったのだが。本なんか読んでる場合じゃないって!
でも一番悪かったのは、土曜日だというのに仕事だったってことだ。
くそー今日ちゃんと休めてさえいればっ!!!(頼んだのにー…)

ISBN:410126533X 文庫 米村 圭伍 新潮社 2003/09 ¥700
外伝その3。
いかに美人で巨乳(やれやれ)とはいえ、やっぱりラクウェルのムコになるのは大変そうだ。

ああ、引越しまであとわずか…
…でも、今日も死者の宮殿を十五階ほど降りてしまった私は…
…逃避してんな…(爆)
ま、少なくとも25階までは行くつもりだし。
新居でだか旧居でだかは不明だが。

ISBN:4829116587 文庫 榊 一郎 富士見書房 2004/10 ¥546

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