ベン アーロノヴィッチ著。
ピーターやレスリーは相変わらず魔法関連の授業をホグワーツ扱いしては上司をムカつかせるが(笑)、今回はテムズの神々からの手紙について「『炎と氷の歌(ゲーム・オブ・スローンズ)』の観すぎじゃない?」などとのたまう。

そーかそーかやっぱり「ゲーム・オブ・スローンズ」は世界的に受けているのか…。

続き見ないとなあ…(爆)
7月になっても、「モバノブ信長の野望」には、引き続きハマっていた。

…こんな話題誰も求めていないと思うが、自分が求めてるので…(笑)

もちろん、安東くんが奇跡的に引き続きウチに来てくれたことが、とても大きい。
(7月1日日記参照→http://13374.diarynote.jp/201407020231205448/)

5週間もマジメにやってたら、華麗に感じた安東くん(ゴールドランク)のステータスよりもっとキラビヤカなプラチナランクの武将が何人もいることも、プラチナを入れずに上位に行くのはまあムリだろうというのもよくわかったが、やっぱり私のモチベーションは安東くん…(逝)
ゲームって、最初の方、それも色々わかってき始めた頃というのが一番面白く印象深いものなのだよウンウン。

主に安東くんとみっちゃん(最上義光)の奥州タッグで1週目2週目と順調に上位リーグへ駆けのぼり、よっちゃん(今川義元)らイベント戦闘でゲットして3週目から加入した中部トリオの火力と内政力で、3週目のリーグも尻上がりに調子をあげて2位通過。

先週はなんと最上位リーグで戦っておりました。

最上位の天下一リーグはさすがにすごいデッキばっかでしたが(どこのチームにも中部トリオ+それ以外のプラチナ武将が何人もいるよ…)、結果は3位。意外と善戦したともいえるが2位までしか最上位リーグに残れないので、今週は上から二番目の戦国リーグへ降格。

ところが、今週の方が先週よりしんどかった…組合せにもよるんだろうけど。
やはり中部トリオの一角、追撃持ちのヒナちゃん(朝比奈泰能)の抜けた穴が大きかったか。アブラギッシュな面構えなので使ってるうちは嫌いだったのだが、いなくなるとその存在感を痛感し、今頃愛称をつけてしまった…
ガチャ運はそれなりにあって強い武将も来るのだが、所属はまちまちだしコストオーバーで組合せに悩む毎日であった。強いカードを使うには、コスパの良いカードも集めておかないといけないんだね。奥深いぞ。
「勝てるかよりも楽しいか、だ。安東くんを大将にしておけばもういいや(爆)」と肚をくくってからちょっと落ち着いて最終5位(16チーム中)。

さて、明日は休戦日。週が変わって各武将のステータスも変わる。
新たなステを見つつ、デッキの組み直しだ。
みっちゃんも今季でピーク過ぎるので、奥州タッグは仲良く同時引退だ。
よっちゃんはあと2期はエースを張れるだろうが。

来季のスター(自分にとっての)は誰かな~
愛着のわくキャラがいないと、ゲームっていまいち盛り上がらないからなー。
全体攻撃が好きなので、カズ(滝川一益)とかマツ(松永久秀)の成長を期待する。Gランクの高コストな二人だが、今季は少し期待外れだった。
あと、敵が使ってるのを見て気を引かれていたよしりん(島津義弘)もさっきガチャで引いたので、使っていきたいな♪
ガラっとメンツを変えて、九州勢とか集めるのもいいかもね。

安東くんともそろそろ(二度目の)お別れ…
また、いつか会えたら登用するね。
運営さんの力で、プラチナ安東愛季にレベルアップしてから来てくれたらさらに嬉しいぞ~(爆)

(いや、ほんとに、GランクでいたのがPで、SでいたのがGで出直しとか、あるんですよ。運営さんプリーズ!!!)


<追記>
週が明けてみると、今期の戦国大名リーグは、信じられないくらい、ぬるい。
どうみても放置な軍団がいくつも…先週とえらい違いである。
一日5戦すべて3タテ。放置でない所も3タテ。まあ、プラチナ4ゴールド2シルバー3ブロンズ1というゴージャスな編成なせいもあるが。(本当はコストオーバーで、出したいゴールド武将を1人控えにおいてる…)
面白いようなつまらないような(爆)

ネットで見ると、武将が盛衰するのでずっとは使えない仕様をギャンギャンdisってる人が多数。そこがいいんだけどなあ。そこが頭の使いようでさ。「俺屍」といっしょだよ。いや、俺屍ほんとはやったことないけど…

不人気で過疎ってくる前兆だったら、いやだなあ(^^;)
幡大介著。

大富豪同心、あいかわらず軽く楽しめる。ときたま気まぐれにやる気?を出す卯之吉、野次馬根性が出た時だけ動くのであった。今回は比較的自分で動いてる。
金と人脈とラッキー(と伊達と酔狂でかじった各種技能ちょっとずつ)で、凄腕同心キープ中。

Music Air

2014年7月17日 映画
スカパーのMusicAir で、伝説のコンサートてな番組をやっていたので、フランク・シナトラとビング・クロスビーの回だけ録ってみる。

コンサートのライブ映像ってのでなくて、適当に古い映像(唄入り)を切りばりしたものだった。映画の一場面も多かったが、曲名だけでなく映画名もテロップ出せばいいのに…
画像もひじょーに悪くて安上がりな番組だなあ(爆)

とかいいながらひとわたり全部聴いてしまったが。

明日はオフ日。
…明日こそは映画を見るぞー…
節電。
いや、やらないとイカンだろうけど、死ぬわ私…

職場で、いよいよ予算的にヤバイから、お客さんの入るところ以外はビシバシに電気消しまくる、と、総務から宣言されてしまった。

だが、私は暑さにめちゃくちゃ弱いのだ。熱中症になるかもしれん…
(実は去年既に、ウチの職場で何人か、屋内なのに熱中症で倒れているのである…。
これはシャレではない。繰り返す。これはシャレではない!)

夏場は基本的にカットソーとかブラウスとか一枚しか服着てない。冷房がききすぎているからと追加の一枚をひっかけるなんてことはどこでもまずやった記憶がない。
(周囲じゃたいていの人が長袖の薄手事務服をひっかけているのだが、私は!無理!)

また、暑さでノーミソがとろけると、当然仕事が終わらない。
でも残業時間帯は冷房を入れないとか言われているんだ(T^T)
今日も、夕刻、閉館時間になり上の階の事務室へ戻ったら電灯も消されていた。窓の光と液晶のバックライトで見ろてか。蛍の光窓の雪…

何もかも、家に持ち帰ってやるしかないんだろうか…
冷房の入っている時間帯はカウンターローテーションがある。カウンターでそんなに内職できないのよ。

どどどどどどどうしたら…(涙)
幡 大介著。

主人公は山育ちの少年忍者、ただしもはや泰平の世になってて、ケイコをつけてくれる養父からして「忍びなんて得になることなど全くないからな」とまずクギを刺してくる。それなりに鍛錬はしているが、弱冠十七歳の田舎者は、急に白河の山奥から江戸へと召し出されて、ひたすら右往左往するばかりである。そんな彼の内実をしらず、「忍びなんかすたれた世の中」ゆえ、忍者が江戸へやってきたときいて、すわどう対応したらいいんだ!殺られる!怖ろしい、おぞましい…と過剰反応する周囲が笑える。
そんななかで、世のため人のため自分のため「忍び」に邪魔者(田沼意次)を暗殺させようと、結構本気な江戸屋敷の若君が、これまたヘンテコ。

なんだかとてもヘンなノリのユーモア忍者小説。
すごーく面白いというわけでもないが、どう決着をつけるのか。続き、早く出ないかな。
キース・トムスン著。

誘拐されたアリスをとりもどすため、父親のあやしい記憶と常人離れした反射神経を何とかかんとか引き出しながら、爆弾探しを続けるチャーリー。
今回はチャーリーを追う側、利用する側の描写も増えてかなり錯綜したストーリーテリングとなる。面白くないことはないが、あれよあれよという感じで読めた一作目「ぼくを忘れたスパイ」にくらべると落ちるかな…
アルツハイマー・スーパー・スパイというワンアイデアも、あまり繰り返し使ってもねえ。
著者もそう思ったらしく終盤はチャーリーのひとりだち大アクションだが…

複雑ならいいというわけではないのだ。

媚薬

2014年7月8日 映画 コメント (4)
1958年、リチャード・クワイン監督作品。カラー。
スカパー録画で(ン十年ぶりに)鑑賞。
キム・ノヴァクが最高に輝いていたソフィスティケイテッド・コメディ!…という記憶は、今回見直しても完全にそのとおりだった。

クリスマス・シーズンのニューヨーク。原始美術工芸品店の主ギリアン(キム・ノヴァク)は、上の階に越してきた編集者シェップ(ジェームズ・スチュアート)と出会う。長身で真面目そうなごくフツーの男。一方のギリアンは、実はフツーの人間ではなく、人間界に隠れ住む魔女なのだった。いい感じ、と思ったシェップが大学時代の同窓で仇敵(当時険悪な仲だった)マール(ジャニス・ルール)と婚約しており明日には結婚式予定、と知ったギリアンは、使い魔のシャム猫に呪文をささやく。シェップは急にギリアンから目を離せなくなり、熱烈なキス、そして彼女にプロポーズ!だがギリアンは、彼を魔法で惑わしたことが次第に後ろめたくなり、ついには真実を告げてしまう。シェップは激昂するが…

「魔女であること」にちょっと飽きているヒロインの、アンニュイで神秘的な魅力をキムが最高に体現している。猫系の顔立ちはいかにもだし、黒を基調としたオシャレなパンツスタイルは今でもそのまま使えそう。
ラストは誰でも想像がつくでしょう。ロマンチックな軽いラブコメでほっこりと見終われる。でも演者の魅力でとてもいい気分になる。ギリアン同様魔法が使える弟ニッキー(ジャック・レモン)とおばクイーニー(エルザ・ランチェスター)、ベストセラー量産中のオカルト研究家(アーニー・コヴァックス)ら、脇を固める面々もみな存在感たっぷり。レモンはいつもの「いい人一本槍」じゃなく、金儲けをたくらみ身勝手に周囲をふり回すし、クイーニーは悪気なくビシバシ物事をぶちこわすタイプ(笑)。

魔女は泣かない、恋をしない…などの設定が物語のカギとなるが、真実の恋にめざめたラストの彼女がちょっとダサくなってるあたり、残念なようで、これは鋭いところがあるよね。結局フツーになってくれる方が男としては嬉しいの?とはいえ、自分ひとりのためにちょっとダサくなってくれる(それまでの自分を変えてくれる)…というのはポイント高い献身には違いないのかな。

雪のNYのロマンチックさ、ちょっとビートニクな魔女たちのたまり場(レモンはボンゴを叩いてる!)、自宅も事務所もおしゃれなインテリアで目に楽しい、撮影もバッチリ決まっています。時にジャジーに、トリッキーに、時には甘く…のジョージ・ダニングの音楽も素敵。実は昔TVで見たあと、サントラ盤を買い込んでいます。

どうしても私は好きなスターというと男優がほとんどになるけど、好きな女優をとなるとキム・ノヴァクが上位に食い込むのはやっぱりこれと「めまい」の魅力のせいですね。作品を全部見たわけじゃない上、もっさりしてあまり魅力的に見えない時も確実にあるのですが、役にハマるとすごい破壊力。「めまい」も前半で“前世が魔女で”とか言ってたと思います。私見ですが、クールで神秘的な路線を狙うと、合うんだけどそれが百パーセントは決まらなくて、ところがそこからハミでた肉感的な何かがこぼれて、熱いのか冷たいのかわからない独特の魅力に結実するようです。「ピクニック」とかフツーの可愛い娘さんを演じるとつまらない…
監督リチャード・クワインも、都会派コメディが持ち味なんでしょうが(ブレーク・エドワーズの先輩格?)、評価は微妙なところのようです(私はそんなに悪印象はないですけどね)。でもこの作品は当時恋人だったらしいキムを最高に魅力的に撮って素敵な仕上がりです。

うーん、やっぱりよかった。うっとりでした。


ついでに思い出したこと。
ヒッチコック好きで知られるブライアン・デ・パルマの「フューリー」。カーク・ダグラスを助ける超能力者の少女が、エイミー・アーヴィング演ずる“ギリアン”でした。魔女→「めまい」、キム・ノヴァク、「媚薬」、の掛け合わせてでこのネーミングになったのではと勝手に思う私。
アーヴィングも猫系美女でしたね。ブロンドじゃないけど。
キース・トムスン著。
「ぼくを忘れたスパイ」の続編。
ジョン・スコルジー著。

タイトルからして人を食っています。
SFを読む人ならだれでも「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を連想するに決まってます。

直接のかかわりは全然ないといっていいのですが、本歌取りってヤツでしょうか。
うすーく薄くP.K.ディックを連想させるガジェットも入れたりしながら、明るくメリハリのきいたユーモア冒険SFに仕上がってるあたり、うまいねスコルジー。

何百もの知的種族が共存する銀河系の、科学技術レベルとしては下の方の地球人類。同盟を結んでいるけどちょっとだけ格上のニドゥ族との関係が悪化して一触即発の危機に。この危機から逃れるため、ニドゥ族の求める特殊な「羊」を探す任務を請け負ったのが、敏腕ハッカーにして元兵士のハリー・クリークだった。羊探しはなぜか、美女を守って地球上を駆けまわり宇宙へ飛び出す大アクション絵巻へと変転し…

「老人と宇宙」「レッドスーツ」同様、テンポのよい掛け合いや、すっとぼけた語り口が楽しい。かなり「おいおいおい…」と突っ込みを入れたい無茶展開もたくさんあるし、点景として登場するさまざまな種族の生態がまた笑えるバカバカしさに満ちて、おもちゃ箱をひっくり返したようなにぎやかさだ。571ページと分厚い作品だが4分の3ほどいったところで「えーもう終盤なの??」と残念に思った。

出来のいいイマドキのSF映画、って趣があります。
イマドキのSF映画って私はろくに見ていないんだけど(笑)
さて、週が変わって、「モバノブ -信長の野望- 」のリーグ戦が再開されました。
週ごとの公式戦は月曜スタート。早く手放したほうがかえってまた早く会えるかな、と、日曜の晩に安東くん(6月26日日記参照→http://13374.diarynote.jp/201406270249264121/)を手放して、ガチャで引き当てた新武将を数人組み入れて新チームを結成しました。

今週は意外にヒキが良くて、無料通常ガチャで、内政能力激高のプラチナカード武将をゲット!それとは別に先週までのイベントで強力な戦闘向けプラチナカード(よっちゃんこと今川義元)と内政向けカードももう1枚ずつゲットしてあったので、安東くん(ゴールドカード)の抜けた穴は埋まってあまりあるくらいの勢い。
あ、リアルでノブナガに負けてるからって、あんまりよっちゃんをバカにしてはいけませんよ。
「東海一の弓取り」で、桶狭間はまさかの大番狂わせだったんですから。
そんなこんなで月曜火曜と、先週よりはいい感じでリーグ戦の上位につけております。
絶好調です。無課金のわりには。(あくまでも主義として無課金な私)

そして、週一回だけ使える、無料だけどちょっとランクの高めのカードのでるガチャチケットってのがあって、今回届いてたのが、引けるの7/2限定ってんで、7/1火曜の真夜中をすぎたらさっそく引いてみましたところ…

げっ。

あああああ安東くんが、そこに!

いやーびっくりした…

とりあえず喜んで登用しましたですが…

本音をいうと、あと一週間あけてから来てくれると、もっとよかったかも…(爆)
(チームの成長とかバランスとか考えると)

月火とたった二日間しか留守?をしなかった、安東くんでした。
こんなことあるのね。

とはいえ、花の命は短くて、三週間ポッキリ…の安東くんなので、
今週来週来来週、と戦闘させたら、その次の週はまた手放さなきゃ、なんですが(笑)

モノすごく選手層が厚くなってしまったので、しばらくガチャしなくていいかも…
1972年、キャロル・リード監督作品。
スカパー録画で視聴。

結構人気作のようですが(DVDは特典だらけな模様)実はまだ見てなかった。主題曲も可愛いし有名ですね。
ストーリーは他所で知っちゃってたので、全く知らずに見たらどんなんだったかなー…

チャールズ(マイケル・ジェイストン)は、生まれもよく財力も教養もある英国紳士。近頃家を空けて出歩いてばかり、気もそぞろな様子の若妻ベリンダ(ミア・ファロー)に不審を抱き、探偵事務所に浮気調査を依頼する。が、尾行を開始した探偵(トポル)は、1人でやみくもに街を歩き回るベリンダの孤独を見て取って、陰の存在たるべき探偵にあるまじき?行動に出ていた…

ベリンダはカリフォルニア出身の、ヒッピーくさい小娘。世界を放浪中にチャールズと出会って恋に落ちた。お国も育ちも価値観も生活も、あらゆる点でかけ離れた男女が、愛し合って結婚したのに、いつのまにか心がすれ違ってしまっている…まー主として男の側の無神経ですが…

変わり者の探偵がチャーミング。
夫はいかにもイギリスっぽ、って感じだなー。頭の固い人の役だからあってるけど。
物語の語られる段取りも結構凝ってて、もとが舞台劇だったのがよくわかる。
英国映画の大御所キャロル・リードによる作品だが、当時としてはナウい素材を巧くまとめたもんだなと感心。95分と短くコンパクトなのもむしろ好感もてる。

最近はストーカー被害の話をいっぱい聞くし、今だとなかなかこんなの成立しないかもしれません。ヒッピー文化はなやかなりし1970年代だからこそついていける展開なんでしょうね。でもまあ、かわいらしい小品でした。
結婚したらそれで終わりじゃない、結婚した後も互いの宝物(大事なモノ、大事な思い)を見せ合って新鮮な喜びとともに毎日を送りたい…という、妻の願いは共感できるよね。
1964年、スタンリー・キューブリック監督作品。モノクロ。
スカパー録画で視聴。十代の頃TVで見て以来の再見。
昔見た時は、ブラックな笑いに満ちた展開とピーセラのドタバタに凄いすごいと笑いこけていたと思う。

おいおい!いくのか!そこまで!!
…と顎を落とすようなネタバレはとりあえず避けておきますが。

冷戦の真っただ中、米軍基地の将軍(スターリング・ヘイドン)が突然、ソ連国境近くを常に飛んでいる爆撃隊へ、ソ連邦への核攻撃命令を下すと同時に、基地を閉鎖して外からの情報を遮断してしまう。将軍が狂っていると気付いた副官(ピーター・セラーズ)や
、核戦争など始める気はない大統領(セラーズ二役)と政府・軍部の首脳陣は、それぞれ爆撃隊を止めようとするが、なかなか果たせない。万一の時の報復用”に準備された核爆弾搭載爆撃機が核戦争の引き金を引けば、当然、ロシアにも準備された“報復用”の核兵器が発動して全面核戦争になること必定。何人かの“ヘンな人”、いくつかの“ヘンな小道具”やヒステリーから噴出するブラックなギャグ場面をのぞけば、全ては地味ぃーに、モノクロのリアリズムで進行してゆき、「未知への飛行」や「駆逐艦ベッドフォード作戦」等同様、冷たい気味の悪さとじりじりするような焦燥感とともに話は進行していく。上層部がどうあれ、末端で武器を握る兵卒たちは基本あくまでも誠実に倒れてゆく。


そう、ブラックな笑いは、周囲をリアリズムでかためればかためるほど効果が上がるのだ。
とことん冷え切った感じのカンファレンスルームに、軍備担当のストレンジラブ博士on車椅子(セラーズ三役)が登場し、ナチス式敬礼を(勝手に?)したがる右手をむぎゅぎゅぎゅと抑え込みながら対策について一席ぶつ場面。気持ち悪さは最高潮に達する。しかしこうして見直すと、実はこの映画、ギャグの多くは、イケイケでタカ派なダージドソン将軍を演じたジョージ・C・スコットが担っていたのに改めて感嘆させられた。昔見た時は気が付いていなかったのかな。いやーしかしさすがに上手いです。偏見に満ちた激ダメ人間なのにどこまでも陽性で愛嬌すらある…
この愛嬌が、ナチの亡霊とも言える博士のメンタリティにすごく自然に親しみ繋がっていくあたりのコワさと説得力がまた、どす黒いモノを感じさせていい感じ(この言葉は合わないかもだが)。

だいたい、1人が狂っただけで全面核戦争が引き起こせる体制ができちゃってたりする時点で地球ダメかも。そして、現実にしっかりできちゃってそうな感じで…実際には冷戦が終わっててホントによかった…
とはいえ冷戦だから、とか、人は狂うことがあるから、じゃなく、人間てバカだから、何度でも自分の墓穴を掘るんだろうなあと思わせるこの物語。古びてないですよね。
(“昔のハイテク軍備”とか、レトロ心をくすぐるものではありましたが…)

最近「パットン大戦車軍団」の一部をチラっとスカパーで見て、これまで苦手だったスコット(だってむちゃ押しが強そうなんですもん)が気になりだした、というキモチもあって再見したこの映画。

はい、やっぱ名優ですなあ…

ピーセラよりもスコットに目を奪われてしまいました。

パットンも録ったから近々見よう。
これもそーとー困った軍人さんだと思われますが…(^^;)


<7/2追記>
冷戦が終わっててほんとにヨカッタ、って書いたけど、冷戦終わってるのに、日本は今頃こんなにキナ臭くなってきてるの…なんでだ。
いやだなあ。
お恥ずかしい話ですが、まさかの展開なんですが…

けっこう「モバノブ -信長の野望-_」にハマっています。
まさかスマホでゲームするとは思わなんだ。
あ、もちろん無料でやる範囲でですけどね。

コーエーは「大航海時代」があればもう十分(大昔の「ロイヤルブラッド」は別格として)。
かの有名な「信長の野望」には全然キョーミもなかったんですけどね…。
スマホ用なんで短時間ですませようと思ったらすませられるゲーム。
多彩な、各種ステータスや特技や成長パターンやら色々様々な、武将カードをガチャで集めてデッキを作り、あとは自動戦闘、リーグ戦。
こちらは準備を整えておくだけ…
とはいえそれなりに、ステータスの合計数字だけ高めてもうまくいかない(各人の兵種や特技の組合せがイマイチだと結局勝てないとか、同じ勢力の連中を集めるとステータスにボーナスがつくので補正で見かけと変わってくるとか)、という「工夫のしどころ」があり、配置を考え始めると結構面白いのである。(私は反射神経ないので、色々考えるゲームが好きなのだ)

二軍含めて手元に置いておける人数(カード枚数)が結構控えめで、新人を入れるには誰かを放出するしかないし、強い軍団ができても武将は数週間成長したあと今度は一気に老衰?して弱くなるので、結局入替を進めてゆくしかないとか、緊張感を解かさせないつくりはナカナカ考えられている。

運も勿論あるが、考えて決めた組合せがハマってデッキが強くなってゆくとキモチがよい。


…が、頼もしく感じる武将を愛称で呼び始めたら、もう腐っていますかね…(爆)

のぶりん、とかね…(長曾我部信親。全体攻撃の特技が嬉しい)
期待の大型新人、みっちゃん。(最上義光。特技は単体攻撃だが威力は瞬殺級)

なかでも、現在お気に入りは、タイトルロールの信長(一応開始時に全員、信長か信玄か毛利元就かという強いカードをどれか一枚もらえる)を凌ぐ戦果を挙げ続けている、

安東くん。(敬意のあまりくん付け)

ものスゴい地味顔とは裏腹に、華麗なステータス、特大威力の全体攻撃「羽後の斗星」を持ってるので、コレが複数回発動すると劣勢でも結構逆転勝ちを収めるというスバラシイ武将なんですね。最近は信長は内政に回して(まー内政力で兵数が決まるからそれもアリ)、大将は安東くんにつとめさせている。

でも安東くんは、早熟型の盛衰パターンを持つので、三週間目の今週が終わるともうステータスが衰えてゆくのである。即戦力即エースだったが、その分花の盛りが短いのだ…。
昨日のアップデートで、成長曲線が具体的に見えるようになって愕然。こんなに別れが近いとは…
(晩成タイプだと6週目くらいまではゆるーーく上昇して下がらない)

来週には普通の人になって、さ来週には使えないレベルになるのかなー…
早く手放したほうが、万が一の再開のチャンスもあるのだろうか。
手放した武将は、ガチャでさっそくリストアップに顔を出してくる。
ただ、安東くんは、Gカードなので、そう簡単には出てこないだろう…
(武将カードは、Pプラチナ>Gゴールド>Sシルバー>Bブロンズという四段階の強さランク=レア度が設定されている)

何日ぶんか貯めたポイントで無料ガチャを押しまくって、初めてウチに来てくれたG武将であったよ安東くんは…。(あと、信長もG)
三週間連続サクサクと上位リーグ昇格を進められたのも彼の力。(とはいえ4つめの最上位リーグ入りは、さすがに課金しないとムリな気がするが…)

うーんせつない。

明日は休みなので、せめてゆっくりじっくり安東くんの雄姿を堪能するようにしよう。
(いつもは朝早くに戦闘させまくって出勤し、昼休みにパンを買いに出た道々でちょっと様子をチェックし、夜遅く帰ってまた戦闘させまくっているので、せわしない)


彼の本名は、安東 愛季(ちかすえ)。 出羽国の戦国大名だそうな。

正直、このゲームするまで聞いたことなかったよ(爆)。

信長の野望、マニアックだなあもう。
(ただし時代は幅があり、祖父父子とありえない三代同時雇用とかもおこる)

手放したらまた、ガチャで来てね安東くん…

私が飽きてゲームをやめてしまわなかったらだけど(笑)

http://mobanobuz.wiki.fc2.com/wiki/%E5%AE%89%E6%9D%B1%E6%84%9B%E5%AD%A3
2001年、ジェームズ・マンゴールド監督作品。スカパー録画で視聴。

タイムスリップ・ラブコメ。
厳密には、ヒロインの元恋人の時間旅行研究のとばっちりで、19世紀から来た英国の公爵がヒロインの前に現れるんですが…

どうなんでしょう、評価高いのかな。
好きな人ごめんなさい。
公爵の言動を始め、シナリオにはつっこみどころが余りにも多いし、バリバリのキャリアウーマンなヒロインはどこが魅力的なのかよくわからないし、メグ・ライアンとヒュー・ジャックマン自体、ルックス的に特に好みではないし。
(見始めた時は、ジャックマンて変な顔、と思った。いやーこの人の映画初めて見るもん)

時間旅行モノは好きなので、心の中で色々な突っ込みを入れつつとりあえず最後まで見ましたが。
どうカタをつけるのか、夜中なのに最後まで見てしまった。

あと一個でもいいからラストに何かオチがあればとエンドタイトルも最後まで流したけど、そういうのもやっぱり無かったなあ…
シナリオ、もう少し練ればいいのに…

タイムトリップ・ラブのエンディングは結局、

①どっちかが自分の時代を捨てて相手についてゆく。
②相手の「生まれ変わり」で妥協する(前世の記憶の有無は問わない)
③来世を誓って別れて生まれ変わる(前世の記憶の有無は問わない)

この3パターンくらいしかないんだから、勝負は細部に宿っている。

ヒュー・ジャックマンの英国貴族ぶりは悪くなかったが(堂々としたダンスとか。確か踊れる人なんだよね)、いきなりTシャツとか着ちゃイカン。現代の服装だとしっかり違和感が出るようじゃなきゃイカンわね。いくら発明家やっていたりの変わり種としても、お貴族様がいきなり自分で料理するのもイカン。美味しそうだけどさ。
1876年ではなく、せいぜい1976年から来た魅力的な英国の公爵、にしか見えない。
(テレビを知らない事以外は(笑)

まあそれでも、観終わったあと、ああやっぱり、たまには映画をみなきゃなー、と、明るいキモチになったのはよかった。
もう2か月近く見てなかったんだが、7月は何とか時間を作って見よう。
だらだらゲームして遅くなるより映画見て遅くなるほうがいいわね。(就寝3時だったが)

明るいキモチになれたので、オオマケして★3。
小椋春歌 著。

最終巻の1コ前。
てんで主人公側大ピンチ状態のまま終わる。あのマーシュですら一時は茫然自失してるという大ピンチ。
とはいえ、この作者の持ち味で、ほのぼのした新キャラ(小さい役だが…)も配され、主人公たちの絆もずいぶん強まったよなー、うんうん、と、気持ちよく終わる。

あと一冊だなんて残念だ。
コニー・ウィリス著。

傑作SF中短編集。ということになっている。
特にタイトル作、何個も賞を受賞しまくりだし。

…うーん、やっぱりウィリスって、どこかなじめないわー。うまい人なんだが。
長編とか読んだ日には、どんどんどんどんページを繰らされる、パワフルな駆動力を持ってて読まされる、それは読まされるのだが。

タイトル作以外はSFコメディ。
ウィリスのコメディって、どたばたしてるばかりでイマイチ私は笑えないんだ。前に、どたばた状態を語る空気やテンポが、関東の人は関西のそれとはちょっと違うのかなあ(大笑いできる場合でも)、と、あるユーモア・エッセイ集を読んだ時に思ったのだが、それをもっとずっと拡大した感じの違和感が私の中に残る。疾走しまくりでちっとも「間」ってヤツをはさもうとしないからだな。コメディ映画ってやつは(少なくとも古典的なやつは)、ギャグのあと、観客が笑うだけの呼吸、間を取れるよう編集されてるが、それがないと思う。
特に「スパイス・ポグロム」なんかは、私も大好きウィリスも大好き(なはず)な、クラシック映画ネタが多数ちりばめられていて、ああコレわからん人多いかもなあと思いつつ(子役志望の悪ガキのタップダンスシーンの振付もワカル )、…にもかかわらず、残念な何かが私の中に残る…

まあコメディは好き嫌いもあろう。
「最後の…」は誰でも泣くらしいし、ずしんと来るシリアスということでこちらは期待していたのだが…
いや、ものすごく複雑で緻密な伏線と描写の、時間軸を自在に行き来しての組み立てにうならされるのだが。


…ずしんと来るし、うならされるけど…

ごめん。
ウィリス、そろそろ諦めます。撤退~(^^;)


<追記>
あとからふと思いついた。
世間から絶賛されているのにそのコメディセンスに違和感を感じるというと…もう一人いる。

ハワード・ホークスだ!(以前にも書いたが、私、巨匠ホークスのラブコメは「私の求めるものと何かが違う…」と思うことが多いのである)。

そういや解説に作者はホークスの「赤ちゃん教育」が大好きと書いてあった。

そうだそれでか…!!!!
それでウィリスのラブコメシーンは、やたらテンポが早くてザワザワとやかましいわけだ。
すんごい納得できる…

「SF界の(女流)ハワード・ホークス」という称号を贈ろうと思う(個人的に)。

きっと、本人もファンも納得してくれるでしょう(笑)むしろ喜ぶかも?

私自身は、ラブコメ以外のホークスが好きなんだけどね(笑)
ロバート・A・ハインライン著。

とある星のとある広場。奴隷の競り市にかけられた痩せこけた少年を、1人の乞食がなけなしの金で買い取る。ただしこの男、見た目通りの卑しい人物というわけではなかった。引き取られた少年ソービーは、彼に教導され次第にたくましく成長し、自らの出自を探しつつ宇宙を駆けるようになるが…

ジュブナイルではあるけど、500ページ近く、仕事から帰ってから一気読みしてしまった。土日とも仕事なのに、バカだ…
ただし、ハインラインのジュブナイルはただのジュブナイルではない。ハインラインの通常作品よりたぶん少しシンプルめに書かれているが、そこらの児童読物と思ってはいけない…
子どもだって、過酷な社会の壁文化の壁バカの壁に、容赦なく翻弄されまくるのだ。そのへんの描写は「骨太」の一語に尽きる。

図書館でスコルジーの「老人と宇宙(そら)」の続編を借りようとしたけど棚に残ってなかったのでこちらを借りた。さすがに一定の古めかしさはあるし、主人公が魅力的かというと特にそういうわけでもない。“賢者”バスリムは、たいへんかっこいい大人だが。
あと終盤がちょっとはしょり気味なのが惜しい。
それでもやっぱり馬力が違うというか、ついついグングンページを繰らされる。
恐るべしハインライン…
しかしジュブナイルだからだろうか、夜中の1時くらいにはもう読み終われていた。500ページ近いにしては早く読めた。ラノベが一般小説より少し早く読めるのと同じかな。

ン十年前からずっとハヤカワ文庫で出ていたのは知っていたが未読だった作品。しかし、ン十年たつうちに、表紙絵がすっかり今風にカッコよくなっているのに笑った…ラノベの一歩手前ではないかこれ。
ベン・アーロノヴィッチ著。ロンドン警視庁特殊犯罪課の三冊目!

たらたらした独特のテンポで続く、伝統の英国ファンタジーというにはポップでエスニックで大胆なポリス・ミステリファンタジー、なんかやめられなくなってきました。

オバマに似てると揶揄されるハーフ・アフリカ系英国人警官のピーター。上司のナイティンゲール警部のもとで魔術を修業しながら、フツーの捜査チームとの連携をピリッと皮肉なユーモアをまじえて語ってゆく。これはなかなかナイスですよー。立ち位置のわかりにくい川の女神連はあまり出てこなくて警察の捜査のほうに重点がいってるので、そこがイイ。とかいってもまだ最後までは読んでないんだけど。一巻目で大変な目にあったレスリー嬢も相変わらず頭が良くて口が悪くて(荒っぽいという意味ではない)、イイ味だしてます。

もう、ついていきますよーこのシリーズ…
気が付くと一週間あいてしまっていますな。

読み切れた本もないし、映画もみてないし、毎日どうにも遅くて忙しい、やれやれ。
といって仕事しかしてないわけじゃなく、遅くに帰ってちょっとずつダラダラとゲームしたりしていますが。よけい悪いかな。

あきれたことに、大航海時代Onlineとモバノブにまで手を出していたり(笑)
ストレスだよね。遅くにお菓子食べまくって2~3キロ太ったし。

今日は昼まで寝ました。健康のため。明日はお仕事…

とりあえず、遊ぶのはともかくとして変な時間のお菓子(特にポテチ)だけは断とうと思います。
がんがる…

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