えーと私んちの掲示板が困ったことになったことは、まあ気にしないと思えば(オイ)思えないこともないです。手のうちようもいくつかあるし、私しだいで何個でも掲示板借り直せるわけですから。

しかーし!

ブックマーク先の(ほぼROMだけど)、クラシック映画BBSが、最近ウチを荒らしたと似たような、リンク先を書き連ねるタイプのスパムカキコに埋め尽くされかけているのを見ると、凄く凄く心配で腹が立ちますー!
特にリンクは張ってないしウチから感染?したのではないとは思うけどね…。
濃いクラシック映画ファンな人々な書き込みや、クラシック映画の発売情報が垣間見られる貴重な映画部門の心のオアシスだったのにー。
たとえばアメリカで「襲われた幌馬車」と「廃墟の群盗」が五月にDVD化されるよんなんて書き込みを読んでは(両方ともウィドマークが出てる西部劇)、勿論字幕も吹き替えもないわけだが“買ってみようか?”と心が揺れたりする…このささやかな幸せを、つぶさないで欲しいよスパム!!
あああああ、どうかどうか、あっちの管理人さんの心が折れませんように〜(涙)

…とかわめいてる間に自分ちの臨時掲示板早く立ち上げろってか(汗)

…土日出勤なんで、月曜くらいまでは待ってくださいねm(__)m
急死した夫の遺体を飛行機で運ぶカイル。しかし、一緒に乗ったはずの娘が、機内で行方不明に…。乗務員や他の客たちは、娘がいなかったと証言。乗客リストにも名前が残っておらず、娘の荷物も消えているという衝撃サスペンス。ジョディ・フォスターが、自分の記憶を信じ、必死に娘を探すカイルを演じる。

誘われて、映画「フライトプラン」を見てきました。
なるべく予備知識はなしで行って、それで正解。

ツッコミどころ満載の楽しい映画でしたー(笑)

「それはナイだろ〜」の展開を、とにかく力技で打開するジョディ・フォスターが実に頑張っていて、最新鋭旅客機を開発した優秀な女性エンジニアとしては驚くべき文武両道、その腕っぷしの強さには爆笑&喝采を送るしかないッ。

何度も「そ、そこまで…(以下略)」を呟きながら(特に「事故じゃないだろ」と言い放つ公安官とか、最後○の□までふっとばしちゃう思い切りのよさとか)、母は強し、いや母は手段を選ばない、というテーマには説得されちゃうなと思わせるサスペンス・アクションでした。

ただ、機内の他の客はともかく、乗務員まで全員が、搭乗したコドモを見た記憶がはっきりしないというのはイタすぎる。
程度はどうあれ人間相手の仕事をする者にとって、「大人の客」と、「コドモ連れの客」は天と地ほど違っている筈だぞ。何につけても、コドモが混じってると想定される必要な気配りや起こりうるトラブルの可能性の幅がドーンと広がるのである。コドモというのは基本的に想定外な動きをするイキモノなのである。
犯人の計画のいい加減さはともかくとして(あまりにいい加減なので、どこまでが当初の計画通りでどこまでがアドリブなのかの判定も難しい)、キャビンアテンダントの記憶が全滅っての、その職種からしてありえないよなあ。全員がグルなら別だが…(この程度のグチならネタバレとまではいくまい)

映画監督やらシナリオライターやらって、サービス業の人間性がピンと来ないのかな?
なんにしろ…とにかく、思い切りのいい映画だったとは言えるかも(笑)

帰りには美味しいイタメシバイキングランチを食して、満足して帰宅しました♪
実は見てないんだけどね(^^;)
シャーリー・マクレーンはそれほど好きじゃなかったし。

しかし、この映画の中の歌が(この歌はそれなりに有名だし知っていた)、「有頂天ホテル」の最後で使われていたので、なんかついつい口ずさんでしまう今日この頃だった。
まあそれはいいけど、「有頂天ホテル」と言おうとしても油断すると必ず「有頂天時代」と口からこぼれてしまう私は困ったものです…

DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2004/09/29 ¥2,090
ここ数年あまりTV見ないから三谷ドラマも実はろくに見てないけど、三谷幸喜はビリー・ワイルダーの信奉者だ、ということくらいは知っている。あの和田誠さんと映画対談するくらいだからクラシック映画にも愛を注いでるのも知ってる。対談集のタイトルからして「それはまた別の話」とか、ワイルダー映画をもじってるからな(ワイルダーの「あなただけ今晩は」のセリフだ)。

だから、久々の邦画、「THE 有頂天ホテル」へ行ってみました。私もワイルダー大ファンだから。「お熱い夜をあなたに」だって昔ちゃんと見てるしさ。
ワイルダー・ファンがどんなコメディを作るのかって、「やっぱ見ておいてもいいかも」って気になるじゃない。小道具の使いまわしかたなんか、さぞかしコダワリを持って工夫してくれてるかもねって…(*^^*)

さて…
舞台の緞帳風デザインのクレジット・タイトル(クラシックでよろしい)が終わると、大晦日で混雑する、シックなホテルのロビーが映し出される。混んでるからこそトラブル頻出。そして副支配人・役所広司の「トラブルのさばきかた」。ホテルで勝負デート中の青年のドジを、ホテル側からムリムリにフォローしてあげようと!いう最初の一発でうまいこと映画のカラーを見せてくれる。たぶん、普通、あれはないよね(笑)日本人にはああいう非常識なまでのサービス感覚…やっぱり昔の(!)ハリウッド映画とかの影響かな。でもああいうウソ臭いまでの楽しさが、私には嬉しいです。

そしてダブダブ。「ワシのダブダブが〜」と叫ぶ老人に、反射的に「アヒルかよ!」と予測をつける、ごく一部の観客向けなこのネーミングは嬉しいですよ。
ドリトル先生んちのアヒルですよダブダブってのは(観客の何割が気づいてるか知らないけど…いやまて、最近エディ・マーフィだかがドリトル先生現代版を演じてたから知られているのか)。とにかくこういうアソビが一杯あって、これはイケそうだねっ、つかみはOK!という感じ。
ありすぎてなかなか全部気づけないくらいに小ネタをぶちこめ!という姿勢はナイス。
あとでパンフみたら三谷氏の顔写真の載った雑誌という小道具もなにげにおかれていたようですが(原ゆたか…?)、これも気づかなかったな…。

細かいこと色々言い出すとキリがないので最終的なまとめ感想を言うと…
面白かったです。いくつか引っ掛かることもあって完璧まではいえないけれど(ワイルダー・ファンは厳しいのだ)。
ホテルマンと政治家の、「最後の決断」の心意気が、微妙に「えーと、それで一番カッコいいのか?」という展開だった気がして…
いや、佐藤浩市のワガママ気障っぷりも魅力的だし、特に二人が裏口で別れる場面はメチャ決まっていましたけどね。アレは素敵だ。あんなに素敵に別れたくせに、なぜかなりゆきでまだ駐車場の佐藤浩市(ED)ってのもばかばかしくて良いですし。

松たか子はうわ意外と上手いなあって感じ。いきなり外国人しゃべりになるとこなんか爆笑で。ただ、津川親子の「耳」は余分だったと思う…あれで少しそがれた気が。
伊東四朗とか、どんなにムチャをさせても大丈夫な芸達者がたくさん出ているので、悪ノリな小ワザの数々も、たいていはうまく画面にとけこんでるんだけどね…

いちばんスッキリまとまって良かったのは、香取慎吾まわりのエピソード。ミュージシャンになる夢をあきらめるつもりで皆に振りまいた小物が、回り回って全て彼のところへ戻ってくるクライマックスはしみじみと良かった。ある意味一番汚れ?ていなくてピュアに可愛くまとめてもらえた役柄だよね。新撰組以来のお気に入りなのか(見てないけど「新撰組」)。

そして「一年にいっぺんくらいイイことしてやる!」(カッコよかったよここの二人。突然のキメセリフで)って、最後のカウントダウンパーティの盛り上げも見事だった。ゆっくりゆっくり流れ始めた歌に、アレ?コレ聞いたことが?と思ったら「スイート・チャリティ」の「今の私を見せたいわ」だったし!
うーん、最後までクラシック映画へのリスペクトをちらちら見せてくれてて嬉しかったな。
今のフツーの人(クラシック映画見ない人)にどういうニュアンスで伝わるのか分からないけど、この歌自体も、やっぱりイイ歌だよ。
微妙に「風俗系な娘が活躍する話」というとこでもカブせてあるし(笑)

ホテルを舞台にした“グランド・ホテル形式”なコメディってことで、ワイルダー作品のように、数人の登場人物たちに集中して書き込まれた脚本じゃないけれど、楽しめた。
「ツクリモノ」なればこその楽しさ。私はそーゆー確信犯なアソビが大好きです。
私をクラシック映画好きへの道へ引きずりこんだのは、たまたま出会った昔の名画そのものや、昔のbut魅力的な大スターたちなんだけど、その道をずんずんずんずん驀進させてしまったのは、やっぱり和田誠さんだったと思う(次点・小林信彦さん)。
学生時代のことだが。
「お楽しみはこれからだ」「たかが映画じゃないか」などなどで、楽しげに語られる思い出の映画(しかも似顔絵付き)、にどれほどワクワクさせられたか…。その頃はビデオすら一般的じゃなかった。昔の映画を見るチャンスは今よりもっと少なかった。TV放映はなかなかノーカットなんてこと無いですし。

もちろん和田さんが「作った」映画の話も楽しいが、やっぱり思い出を「語る」パートが…50年代あたりの話をしていて、“誰か一人語ってください”って言われて、リチャード・ウィドマークを語ってくれちゃったのにはただただ感涙です。はらはらはら。ありがとうございます〜m(__)m
いや、ありがとうってヘンかもしれないんですけどね(ウィドマーク激ラヴの私)、ああ、やっぱり和田さんは応えてくれるなーって感じ〜。

でもまあウィドマークの昔の映画のDVDは、多少は手に入るようになってきました。嬉しいです。アステアなんか全作品揃えるのも夢ではないかもな勢いですし。

それにひきかえ、最近ふと気がつきましたが…あまりの不幸さに涙が出るのはジャン=ポール・ベルモンドですね(思いっきり話変わりますが)。DVD、ヌーヴェルバーグ作品ならあります。フィルムノワールも出てます。
でも、実はベルモンド自身が一番好きなのではと思えるジャンル、スラプスティック・アクション・コメディが日本じゃちーともDVD化されていないじゃあーりませんか。そりゃ「オー!」とかギャング役も素敵は素敵だけどさ。
あれほどまでに体を張って作った「リオの男」「カトマンズの男」そして「コニャックの男」〜!
誰か「男BOX」を企画してくれ〜(涙)

ISBN:4403210872 単行本 和田 誠 新書館 2005/12 ¥1,890
ウチのはSONYの3in1なのだが、ここんとこ予約関係がおかしくなっていた。予約が効いてたり忘れられたり途中までしか入らなかったり。
今日入院てことでサービスマン二人組が来て持って帰ったのだが、引越しの時苦労してでかい本棚の裏を通した延長コードをさくっと抜いてしまった。
ちょっと紐でも通してから抜けばいいのに…
次持ってきた時考えますわ、と帰っていったがホントか?(-"-;)

イマイチ頼りない方々であった。片方、ジェリー・ルイスに似てたしな。
…と、時代ズレした納得をするクラシック映画好きの私。
ブログなんかするような人の大半は、若すぎてルイスなんか知るまいが。
(所詮、私自身の為には予約録画はほとんどしないのでお気楽。大概は家族の予約。古いビデオデッキもあと一台残ってるし…)
ダンナのリクエストで珍しく日本映画。「蝉しぐれ」を見に行く。

劇場に邦画を見に行くのは、岡本喜八監督の「イースト・ミーツ・ウェスト」以来。
ほとんど十年ぶりだ(邦画をあまり見ない私だが喜八ファン)。

最初から最後まで、美しい純日本的風景と「かなうべくもない初恋」で押しきられて目がうるみっぱなし。
しみじみと綺麗に仕上がった佳作と思います。
ヒロイン「ふく」役の木村佳乃もきれいだったし。
「太平の江戸の世に、はじめて人を斬る」殺陣も、実感があってよかった(でも、最後の対決を横で待ってくれている柄本明は…渡り鳥シリーズのお約束を思い出した。それに逃亡時に船に乗るならムシロとか布とか持って乗れば少しでも身を隠せるのに)。

ただ文四郎役の市川染五郎は、実は顔が好きじゃないんだよね…。
子役の子が、最初ぱっとしなかったのが、だんだん父の死とかのりこえてちょっとイイ顔になってきたなと思ったところでスパっと「大人」の染五郎になっちゃったんで少し悲しかったです。
いや、演技じゃなくて顔だけの問題ですけどね…(笑)ミーハーですから。
それにしてもほんとにちっとも似てない子役でした。
あんなにも違う顔でいいのか?(笑)
子役ッたって十代半ばすぎくらいまで演るのに。
おふくのほうの子役は、あまり違和感なかったけど(上手かったし)。

いや、小さい突っ込みはいれてますが良かったですよ全体には。
あと謎が残るのは、文四郎の剣の師匠だな。
能面つけて舞ったりして何者?いや、舞いは吹き替えかもしれんけど。
パンフに載っていなかったが、あれ「矢田さま」だよね…たしか…

それにしても今日は映画館の予告編も、のきなみ泣かす系のばっかりで…
「黄泉がえり」に「三丁目の夕日」に「単騎、千里を走る」「あらしのよるに(アニメ)」。
ただし「あらし…」は泣かすどころかとんでもなく衝撃的だった。

うそー!!うそだろー!
ヒツジのメイって男の子だったの〜?!声が男だよ〜!
私は原作(木村裕一著)読んでずーっと、おっとり系のお嬢さんと思っていたんだよ。
一人称もたしか「わたし」だし。
うーん、驚いた。世の中の人はみんな、メイが男だと、本当に思っていたのだろうか!!!?

オオカミのガブ(♂)とヒツジのメイ(オカマ)の話だったら、…めちゃくちゃ引いちゃうよな…
不敵な眼差し、機敏な身ごなし、苦味走ったその笑顔はちょっぴり爬虫類系…

決して決して美男子などではないのに、不思議な魅力を漂わせる個性派俳優リチャード・ウィドマークは、私が愛してやまない50年代ハリウッド・スター。
先日も彼が出てるからってだけで米戦争映画「地獄の戦場」(’50)のDVDを買っちゃったりしたのでした。
舞台は太平洋戦争だから日本人にはイタい描写とかあるかもしれないけどまあいいや、まだそこそこ若いうちのディック様見るためだから〜なんて思いながら。

予備知識はあまりないまま見始めて、監督もルイス・マイルストンだしマジメ系の戦争映画らしい、ウィドマークは極限状況でがんばる中隊長さんらしいから、ああいつものように?タフでハードで熱いんだろうとだけ思っていたんですが、のっけから意外な場面にでくわしてビックリ。

開巻十分すぎ、最初の登場シーン。
ウィドマーク隊長は軍艦の一室で「もう自分はダメだ病気だ戦場になんか立てない」と訴えるノイローゼ気味の若い部下をなだめるハメになるのですが、部屋にあるチョークを手に取ったところでふっと回想シーンにフェイドアウトすると、なんと!!

どうやら戦前、or 徴兵前。
普通の背広着たウィドマークがチョーク持って、き、教壇に立っている!
(しかも、奇遇にも、件の部下はかつての教え子だったらしい)
それもめちゃくちゃ、信じられない程さらっとおだやか〜なカンジで。
かっ、かわいー…いやそうじゃなくて、なにこれ、こんなにもフツーなウィドマークって…!!!

うーん…やっぱりモノホンの役者さんだったんだあと、なんか凄い衝撃と感動。
いつもの「いかにもクセモノ」な強烈な個性と魅力も、必要に応じて、ぱっと脱ぎ捨てることができるんだねえ。ガ、ガラスの仮面…
普段、スクリーンで見るウィドマークと「さわやか」という言葉は、かなり遠く離れた所にあると思うのだが、この「誠実でおだやかないち教師」は、限りなく「さわやかさん」に近かった。
凄い。

いやぁ、ますます好きになりましたよぉディック様♪
映画自体はまだ最後まで、いや半分も見てないけれど…(爆)
(公も私も、ひとり何役もで忙しいのに、やりたいことが多すぎるんだよねー。続き見れるのいつだろう?)
DVDラッシュ。

先週買ったPD Classicの「永遠に貴方を」&「カンサス騎兵隊」もまだ見ていないというのに、つい魔がさしてオークションで、リチャード・ウィドマークの「地獄の戦場」と、バート・ランカスターの「真紅の盗賊」に入札、いや即決だったんで落札してしまった。
だってけっこー安かったんだもん(T^T)
両方同じとこの出品で、一枚900円って。
「地獄の戦場」なんか、アマゾンで4000円超えてんのよ。版は明らかに違うけど。

「真紅」は昔TVで見てけっこう面白かったし海賊モノというのが「ちょっと買っといても」と衝動的に買ってしまった。DVDになってたとは知らなかったよ。帆船大アクションも良かったが、大男ランカスターのソーゼツな女装シーンなんか忘れられませんし(笑)
ウィドマークは…これ未見だったから…いつもの病気です。ラヴという名の(爆)

あーあ。いつ見るんだよーおい。
先日買った(定価380円)、アイ・ヴィー・シーじゃなくてPD Classicの「痴人の愛」を見る。
冒頭から甘くセンチメンタルなワルツがぶわーと盛り上がっていかにも昔のメロドラマ。クレジット見るとマックス・スタイナーだった。納得。

ただ、ストーリーはモーム原作の悪女小説?だから、なかなかシビアである。
ベティ・ディヴィスのそりゃもー身勝手我儘強気120パーセントの女給さんに振り回される気弱な医学生レスリー・ハワード(「風と共に去りぬ」のアシュレイといえばクラシック映画に興味の薄い人も分かるかな)。
ほんとに人生棒にふりかけるほど迷惑をこうむるのだが、淡々と一方通行の恋(or妄執)を描いてこの映画、しみじみと味わいあり。
ディヴィスはやっぱ迫力ありますねえ。めちゃくちゃ落ち着きの無い表情と喋り方が、タダモノではない(その身勝手さ加減が)雰囲気を漂わせて圧倒的です。

それより何より感動したのは、PD Classic DVDの、意外なほどの画質の良さ!いや、古いから古いなりになのですがこれだけ見れたら十分だ。30年代の作品だもん。しかもこの値段でだよ!
今度HMVに行って、まだ棚に残ってたら「カンサス騎兵隊」(エロール・フリンの西部劇)も買おうかな。
こないだ迷ったけど、一枚画質を見てから、と思って残したのだった。
…でもそれより、エロール・フリンBOXまだ見てないよオイ(^^;)
時間がもっともっと欲しいなあ。

DVD アイ・ヴィー・シー 2002/03/25 ¥3,675
「キャグニー、ハリウッドへ行く」なるクラシック映画のDVDを見る。
少し前、ヤフオクで七百円ほどで入手したのだ。確か日本未公開の筈だが、“Something to Sing About”という原題は、以前にジェームズ・キャグニー自伝「汚れた顔の天使」の中で「気持ちのいい仕事だった」と触れられてた記憶があったから。
しかし、「幻の名画劇場」なんてシリーズが出ていたとは知らなかったなあ。
定価はググって調べると、なんと3,480円だったらしい!が、画質はイマイチ。
映画自体古いからしょーがないけど、デジタルリマスターとかそういった素敵なことはやってない様子です。でも、実際に払った値段からすると十分満足(^^;)

かなり以前、自主上映(だっけ?)で「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ」は一度見たことがあるが、私にとってはこれが二本目のキャグニー・ミュージカルだ。

ダンス・スターがハリウッドに行って映画スターになるが、映画会社の意向や宣伝で恋人との仲がややこしくなったり、といういかにもたわいのない筋立て。
まあ、昔のミュージカルは、筋なんてあってないようなとこがあるから気にしない。
キャグニーがとても嬉しそうに踊ってるのがとりあえず楽しい。
エレガンスよりは、キビキビとしたいなせな動きが魅力で、しいていうならアステアよりジーン・ケリーに近いタイプかな。体型(肩が張ってて筋肉質)からして近いから(笑)
なんにしろ、元々自分はソング・アンド・ダンス・マンなんだ!ギャング役で売れたけど!と、自伝でも強調しまくってるだけあって、ちゃんとキマッてます。

あと、ハリウッドへ移り住んだ主人公宅で働く召使(従僕?)が、日本人(or日系人)でイトーというのがちょっと可笑しかった。チョイ役だけど、ピジンなドヘタ英語でしゃべってぺこぺこしてる…と思ったら実はバシッと綺麗な英語がしゃべれるという、ちょっとだけ印象に残る役。1937年の作品らしいから、ギリギリセーフだったのかね日米関係的には。
ヒロインのイヴリン・ドゥーはよく知らないけど、きゃしゃで美声のファニー・フェイス。やはりあまり背が高くない筈(でもがっしり型)のキャグニーとは似合ってた。

ところで500円以下のお安いクラシック・シネマDVDって、流行なのか最近ちょこちょこあるんだけれど(コズミック出版とか)、こないだまで東日本の人しか買えなかったのがPD Classic!
東日本のキオスク限定で売ったらしいのだ。ところが最近HMVでも置くようになったらしい。
数ヶ月前HMVのサイトみた限りではろくに載ってなかったのに、キャグニーに気をよくして再検索したらば、おお!古い出版ぶんまでちゃんと載ってるぞ通販に。

ただ、一枚380円のPD Classicシリーズに、送料払って通販申し込むってのは、それはそれであんまりだ(送料足しても安いけどさ、送料とどっちが高いかって感じ〜)。
仕事の帰りに寄れそうな場所にHMV店舗があるので電話してみると、PD ClassicのDVDも、予約や取りおきが出来ると分かった!やりィ!
さっそくベティ・デイヴィスの「痴人の愛」を頼んだ。

月末には「永遠に貴方を- Eternally Yours」てのも出るらしい。主演はロレッタ・ヤングだが、共演が若き日のデヴィッド・ニーヴンとな!
よーしこれも買おうっと。
これも1930年代末頃の映画だから、きっとまだフニャフニャに若々しいんだろうなーニーヴン様。
この手のジェントルマンタイプって、ほんとに味が出てくるのは中年になってからだけど、楽しみですわ、ふふふふふ。
さてどうしよう。
パソコンor読書中は、耳が聞こえなくなってしまうんです。
CDとかかけてみても、CD終わっちゃったことになかなか気づきません。だから実はあんまり音楽聴かない人です(笑)
歩きながら聴くってのもしませんねえ。歩きながら読むことはありますが(爆)

学生時代には、山のように映画音楽…サントラ盤を集めていたのですが、押入れに埋もれてますしね(LPだから)。今風の音楽となるとなおさら全く知りません。
バトン向けの人材じゃないです…が、せっかくなんで、ひとさまのフォーム見ながら、一応なんか書いてみましょう。

●Total volume of music files on my computer:
(今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

ゼロ。

●Song playing right now:(今聞いている曲)

聞いてません(笑)

●The last CD I bought(最後に買ったCD)

ゲームの予約特典CDは含まないんでしょうね。
だと、オークションで買った「Royal Blood」。ゲーム曲ですな…

●Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me: (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

“That’s Entertainment”…MGMオールド・ミュージカル名場面集の同名映画で、フレッド・アステアに惚れました。この曲自体は「バンド・ワゴン」の中の曲ですが。高一の頃です。アステアのミュージカルの曲はすべて思いいれがあるといってもいいのだけど、一応これを。

“雨にぬれても”…「明日に向かって撃て!」の主題曲。作曲はバート・バカラック。一本の映画を繰り返し見た回数って、最近「マスター・アンド・コマンダー」に抜かれるまではこの映画が一番多かったなあ。

“大いなる西部”…持ってるサントラの中でも特に脳裏に濃ゆい存在感(古い映画だなあ…50年代…)。話はそんなに好きでもないのですが(グレゴリー・ペックの東部男マイペースすぎ)、とにかく音楽が素晴らしい。実にスケールのでかい悠然たるメイン・テーマ、懐かしくちょっと土臭いワルツ、息づまる決闘シーン。最近生茶のCMにメインテーマ使ってるのはちょっとムカ。西部劇の曲を日本茶に使うな〜!

“女・女・女のマーチ(メリー・ウィドウ)”…一時(というか昔)ウィーン・フォルクスオパーにハマっていました。新婚旅行の自由時間に必死で現地の上演見に行きましたが、お気に入りのペーター・ミニッヒさまの主演日じゃなくて残念…。日本公演では彼主演の「メリー・ウィドウ」を見たのでしたが。レハールはキャッチーな曲を一杯書いてますが、このマーチの無責任で懐かしいノリが大好きです。

“Ronmancing SaGa 3”…曲というよりサントラ盤になりますねゲームの(作曲:伊藤賢治)。ゲーム音楽がこんなにも魅力的というのに驚きました。四魔貴族バトル1が一番好きですが良い曲がいっぱいです。
この作曲家の“SaGa Frontier”“Romancing SaGa Minstrelsong”も勿論大好き。いくらバトっていても厭きないバトル曲の名手ですね。ゲーム脳ならぬゲーム耳に…

●Five people to whom I’m passing the baton (バトンを渡す5人)

バトン落っことしちゃいました。このバトンはここまでです(^^;)

☆結果的に映画にかかわる音楽が多いので、あえて映画テーマに分類しておくことにします。音楽じゃなく…

街の野獣

2005年6月13日 映画
先月買ったのにバタバタしていて見そびれてたDVD「街の野獣」を見る(ああ写真出ないのね。しくしく)。

一攫千金を狙う口先男の夢と挫折、いや破滅…
ミーハーが見るためのストーリーでもキャストでもないのだが、やっばり1950年作。
リチャード・ウィドマークが若いッ!(ミーハーだなぁもう)

まともに働けば、と言われても聞かないで『儲け話』を探すのに夢中なハリー(ウィドマーク)は、いつも金策に走り回ってばかり。あぶない橋をいっぱい渡って掴んだチャンスは、今度こそモノになるかと思われたが、不運にみまわれ結局ついえる。
いや、明らかに、本人のやりすぎのせいもあるんだけどねえ。

そんな、バカでしょーがない(いや、頭はそれなりなんだろうが使う方面が…)ロンドンの一青年をウィドマークが熱く演じます。どうみても危なくて信用できなくて、なんだけど、必死さが母性本能を刺激するのか、意外に女性たちにはウケが良い部分もありというキャラクター。
根はそんな悪い奴でもないし(多分。少なくとも女にはそう思わせる部分があるってことで)?
勿論私もディスプレイの前で悶々と(笑)
顔は爬虫類系ですけどねウィドマークだから…
でも、奇妙にチャーミングなところがあるのよねこの人!
終盤ボロボロになりながら、旧知の老婆に「あと少しだったんだ」と呟くさまなんざ、自業自得なのになんともせつないです。

夜の場面が多く、陰影の効いたカメラワークがいかにも50年代ノワール。
原題も“Night and the City”ですから…
ハリーの夢の設計図が、みるみるうちにコワレてゆくレスリング場面(実質は喧嘩?)も息を飲む迫力でしたね。
監督ジュールス・ダッシンの名はダテじゃないか?(実は他にあまり見てないのだが)

ついでにロンドンのレスリング興行のボス役ハーバート・ロムも結構迫力。
あれが後年クルーゾー警部にコケにされまくるとは…

DVD ジュネス企画 2005/05/25 ¥5,040
いわゆる007シリーズとは製作プロダクションを異にして、スパイ映画のパロディとして作られたコメディ作品。ただし原作はイアン・フレミングの007シリーズ第1作であり、その意味ではこれも立派な007映画ではある。 引退した往年のスパイ、ジェームス・ボンド卿(デヴィッド・ニヴン)のもとへ、英米仏ソの情報機関幹部が集まってきた…


つらつらと半分ほど「007/カジノ・ロワイヤル」を見る。
何年ぶりだろうか、うーむ懐かしい。
最初のクレジット・タイトル画面からして素晴らしい。何と説明しようか、飾り文字がアニメちっくにぴょこぴょこ賑やかに動いてちょー楽しい。
バート・バカラックの音楽も、死ぬほどキュートだ。
当時(60年代末頃)最先端なファッション&デザインの秘密基地と、どーんと豪華な英国のお屋敷(ボンド邸)だのスコットランドの古城だのクラシック・カー(“引退して久しいオリジナル007”はアストン・マーチンではなく古式ゆかしいロールスを駆るのだ)だのが同居して、あらゆる場面が目にも楽しい。

ピーター・セラーズ、ウッディ・アレンと大物コメディアン(アレンはまだそれほどプレイクしてなかった筈だが)がガン首揃えた上に、敵組織の正体などのオチも結構大胆で笑わせる。
やってることは「オースティン・パワーズ」と変わらないくらいおバカなパロディなのだが(さすがに下ネタは控えめだ)、キャストといい舞台といいえらくゴージャスである。
ただ、あの名女優デボラ・カーにあんなドタバタ演技をさせたのはかえって興ざめだったけどねえ。
ラストのパニック・シーンもちょっとダラダラ引っぱり過ぎたと思うし。
デヴィッド・ニーヴンはやはり完璧だけど。

そう…すんごくお楽しみが盛りだくさんなパロディ映画なのだが、結局傑作になりそこねてるのは私も認める。愛してはいるが。
でもまあ「オースティン・パワーズ」には勝ってるかなあ?(低いぞ志が!)
ちょうどあの頃のサイケ系ファッションで、敵組織の女の子たち(無意味に女の子だらけ!)バッチリ決めまくっているので、見比べるのも一興かもですよ、みなさん。

DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005/02/18 ¥995

思わぬ伏兵が。

2005年3月27日 映画
シゴト帰りにソ○マップへ寄る。
パラマウントの廉価版シリーズを何枚買おうか、というところで、思いがけず“二枚で1700円少々”となってるコーナーに「カジノ・ロワイヤル」を見つけてグラリと来てしまった。
おバカ映画だが、デヴィッド・ニーヴン好きの私には嬉しい一枚。
だがもう一枚は?
悩んだ末に、未見だった「ハスラー」と合わせて購入。
学生時代なら今以上にポール・ニューマンへの思い入れが熱かったのでよかったのだが、私的にはちょっと旬を過ぎている(^^;)
…まあ、代表作の一つらしいからこれ見たら再燃するかなあ。
しなかったらオークションで売ってモト取るしか(爆)

そして、同じコーナーにある「死の接吻」「ロードハウス」のジャケットを見ながら、くそータイトル同じなのに何でどっちもリチャード・ウィドマーク主演作やないねんッ!と、しばらく未練がましく無駄な怒りをたぎらせていたために、必要以上に帰るのが遅くなってしまいました(バカ)
レティスの卵も取りにいかねばならんのに(爆)、こんなに時間ムダにばかりしていて、買ったDVDもいつ見るのやらです。

パラマウント廉価版はまた今度。「パリの恋人」「第十七捕虜収容所」「麗しのサブリナ」「サンセット大通り」。うーんこのうち何枚買うべしか、煩悶はさらに続く予定。
予約してるエロール・フリンBOXと、もうじき出るはずのパラマウントの廉価版の数々(「パリの恋人」だのビリー・ワイルダーだの〜)とで私のお財布は風前の灯だ(いやー見つかってほんとに良かった…)。
P.G.ウッドハウス選集だってそのうち次のが出るだろうし…なのに、どうやら5月にはリチャード・ウィドマークの「街の野獣」DVDの日本版が出るらしい〜
わーん嬉しいよー金飛ぶよーしくしく。(T^T)

ところで今日は日曜日、なので、放映中のアニメ「かいけつゾロリ」も録画してみた。
(ちなみに「グラディエーター」も気になっていたが録画し忘れた)

話はだいぶん先に進んでるし、もうネタが残り少ないので引き延ばし気味にやってるらしいというのは知ってたが。
うーみゅ。
主題歌が変わってる…エンディングも…これならまだ前の歌のほうが…くすん。
話が「途中から途中まで」なのはまあ我慢するとしても。いや、我慢してるというのはものたりないんだよなウン。

やはりアニメも開始早々のほうが製作態度気合入ってて、後々のものと差が出ちゃうのは仕方がないのか?やれやれ。
いまどきの小学生(低学年)の読んでる必須アイテム?というとゾロリだが、アニメ版「かいけつゾロリ」の一巻があったんで借りてやったら、息子(小一)は毎日毎日毎日毎日繰り返し見てるんでやんの…
そこまで見るかー?

とはいえ一緒に横目で見ていると、デキはそう悪くない(原作は数冊しか知らないが)。
原作の、見返しやカバー裏にまであれこれちまちまと描きこんでるあのノリも、再現しようと頑張ってるみたい。
主題歌はイマイチだが…ゾロリが道をぶらぶら歩きながら朗々と歌い上げる(笑)いーかげんな歌が私は好きだ(主題歌以外の、音楽そのものは良い…念のため)。

私はあまりアニメは見ないのだが(マンガは大量に読む)、昔「とっても!ラッキーマン」を、毎週「このしょーもなさには癒されるなあ」とビデオに撮ってまで視聴していた頃を思い出す。
原作の泥臭い絵が、アニメだとよりスマートさを増してるところも似てるかもなぁ。
ゾロリは等身が上がって、声優の都合もあってかキザさがアップ!
このキザっぽさはアニメならではの魅力で好感。元々アンチヒーロー「めざせイタズラの王者」な、ヒール寄りのゾロリだが、このキザさが胡散臭さとうまくブレンドされてなんだか妙に楽しいのだった。
ちなみに子分のイシシ・ノシシは、予想外にコドモっぽくなって可愛らしさがアップ!

…二巻目が返却されてくるのが楽しみです(爆)
コスチューム・アクションの大スター(古いけど)、エロール・フリンがBOXで出たーッ!(*^^*)
帆船映画の古典「シー・ホーク」と「海賊ブラッド」がしっかり含まれているのが、もー辛抱たまらん、という感じです私には。

スペシャルディスク含めて6枚組なら、一万円超えててもそう割高くは感じない。(ちなみに残りは「女王エリザベス」「壮烈第七騎兵隊」「無法者の群」。西洋時代劇3:西部劇2という按配だ)
割引目当てに、早々にアマゾンで予約してしまいました…
BOXで二割引は大きいからなあ。
下手するとホーンブロワーBOXより嬉しいかも(爆)←値段は一緒

DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2005/04/22 ¥15,750
今日のオフ日はあまり動かず。
未見だったアステア&ロジャースの「艦隊を追って」を見る。
いくら「元ダンサーで、失恋したので海軍に入った」って設定でも、水兵スタイルのアステアってちょっと違和感(笑)
あれだけ踊れるのだから細いように見えても脱いだらスゴいのかもしれませんけど(筋肉質で)…
また、友人役のランドルフ・スコットがいかにも逞しいアメリカンで、アメリカ製通販カタログの男性モデルみたいだったので余計に…でしたね(苦笑)
それでもラストの燕尾服でのナンバーで、急?にいつものエレガンス全開でホッ(*^^*)
この格好でもう一曲頼むよ〜というところで終わってしまったのは残念?
まあ何にせよ、アステアはいいなあ☆

DVD アイ・ヴィー・シー 1999/08/25 ¥3,675
新しい3in1DVDレコーダーがまだ使いこなしきれていない。
練習がてら、夜中にやる筈の「サムライ」を予約録画しようとして失敗しました…がびーん。
私は地図が読めて予約録画のできるオンナ、のはずだったのにいいい!←傲慢?

まあそんなにひどく惜しい映画ではないのだが…
確かアラン・ドロンが、二枚目度がもっとも高かった頃のではなかったかと思い、中身もほとんど覚えてないからちょっと見てみたかったって程度なのだが…
うーん…ダーバン…セルリガン…(違)

リベンジとして、ドロン映画としては「ボルサリーノ」(ジャン=ポール・ベルモンドも見れるのがポイント)か「黒いチューリップ」(コスチューム・アクションなのがポイント)か「太陽がいっぱい」(やっぱり最初にドロンを見た映画だから)あたりをキボンヌ。

DVD ジェネオン エンタテインメント 2001/02/23 ¥4,935

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