2013年、ジェフ・ワドロウ監督作品。

行事のダブルヘッダーという過酷な一日をのりきり帰宅、ふらふらになってソファに座り込んだままうっかり最後まで見てしまいました。寝たの三時。いかんなあ…

第一作「キック・アス」でモノホンな戦闘少女ヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)とともに、壮絶な戦いをくぐり抜けたなんちゃってヒーロー、キック・アスことデイヴ(アーロン・テイラー=ジョンソン)。ヒーローは一旦引退したはずが、またウズウズしてきて鍛錬を始め、ネットで仲間を探し、スターズ・アンド・ストライプス大佐(ジム・キャリー)を中心としたヒーローグループを結成する。悪徳マフィアの息子クリスが父の仇!と暴走し付け狙っているのも気づかずに。
一方ヒット・ガールことミンディは新たな保護者(亡父の親友)の意向もあり、フツーの女学生として生きることを目指すが、スクールカーストもまた苛酷極まりなく、悩みは尽きない。ま、ミンディの学校での苦労が一番のみどころかな。

相変わらず、流血がひどいので時々目をそらしながら見る。どこまでコメディでどこまでがスプラッタなんだか…というあたりが今風なのかなあ。

柳原良平氏訃報

2015年8月19日 日常
アンクルトリスの生みの親、柳原良平氏の訃報が飛び込んできて驚いた。
私はさすがにアンクルトリス世代ではないが、氏は船と海を愛したイラストレーターでもある。
今はなき「なにわの海の時空館」には柳原氏の絵やグッズや収集物(当然フネ関係)のコレクションがあった。時空館や、アノ83年大阪世界帆船まつりの絵もあった。ついでに絵本もけっこう描いていらっしゃる(フネもそれ以外もある)。
親しみを覚えざるを得ない…
このコレクションは、実は、回りまわって現在大阪市立図書館に収蔵され、一部は館内に展示されたりもしているのだが。

合掌。

http://www.yomiuri.co.jp/culture/20150819-OYT1T50097.html?from=tw

お墓参り

2015年8月16日 日常
三重県まで行って、ちょっとぐったり。

息子(社会人)もぐったりしたのか不機嫌で、先週ロシア&ドイツへ旅行にいってたのにちっとも土産話を披露してくれない。
まあいろいろ大変だったらしくはあるのだが(ケータイまで失くしたらしい)。
10巻目。政府はバカだし異星人は理解に苦しむし、味方のはずのあっちからもこっちからも危険なちょっかいをかけられて、気の休まるまもないギアリー元帥。
ものすごい名作とは思わないけど(あまり文章もよくないような?)読まされる。
こつこつと問題解決しながら進んでいくのが、ここちよくなってきました。
短編集も快調♪

覇王戦決勝

2015年8月7日 ゲーム
なんと!初めて覇王戦で、決勝までいけました「モバノブ」。
さすがに覇王は取れなかったが(相手の方、はじめて間がなさそうなのに、なんちゅー豪華な陣容…いくらかけてんだ…私は無課金だゾ)、興奮したし、嬉しかった。
準優勝は小判30両だしねえ。
準決勝で、思い切って陣組替えて、それがうまく当たったのがいまでも嬉しい。普通なら勝てる相手ではなかったし。いろいろ考えて替えたんだよ~
興奮したねえ。ウキウキ♪
うーん、ちょっと半端な…
話はおわってないが直江と景虎が半端な…
またまた景虎から挑発してるしな。まあ続きを待ちましょう。
ナオミ・ノヴィク著。
オーストラリア編。

流刑地オーストラリアへ流されるローレンスとテメレア。
あいかわらずドSな展開でハラハラと読むのを止められない。
新しく誕生した竜たちも個性的。
次はアメリカへ行くのか?ホントに?
ふろしきをどんどん広げてたたむ気配もないのがやや心配だけど(苦笑)
羅川 真里茂著。
津軽三味線のマンガ。珍しい。
天才肌の主人公が意外にも巻を重ねるにつれて高校の三味線同好会に入ることになってびっくり。でも、ふつーの高校生たちも丁寧に描かれていて面白い。
だんだん登場人物が増えて先が楽しみ…
夏休をとるつもりがとれなくて、会議とか出張とか行ったあとに行きました。
ふう。

詳細後日…
諌山創著。
なんとも言えないこの表紙。
エルヴィン団長の秘めていた闇も明らかに。ダークな三人、そして物語はまたどんどん斜め上へと展開していく。いやー、目が離せないですね。
城平 京 原作, 彩崎 廉 作画, 左 有秀構成。

結局、4巻までまとめて古本ワゴンで買ったものの続き、ヤフオクで買いました。
しかし5-10巻なんて買い方するより、全10巻を買う方があきらかに安かったので、最初の4巻だぶっちゃった。ブックオフにでも持っていこうかなあ…邪魔だ。

本筋は9巻までで終わるが、もりだくさんな後日談短編集の10巻が嬉しい。左門こんな奴だったのか。そして真広ちょーグッジョブ。

推理要素入りファンタジー魔法バトルマンガ、コメディつき。絵がカワイイのもいいです。葉風も愛香も可愛いし、オトコノコたちも可愛い。
渋い中年がいないのが惜しいが、楽しめました。

しかしもー忙しくて、帰宅後はぐったりだらだらして、モバノブやって、仕事でミスったと言っては「ぎゃぼー!」と叫んだりして、ああ忙しい。
なにより暑い(泣)
今年の夏の名作劇場は、ひとつの作品を2部3部にどんと分けるという趣向。
すれ違い恋愛メロドラマだよ!との触れ込みの時代もの。
いかにも涼しげな蛍狩の場面から始まり、ヒロイン深雪はあっという間に困ったところを助けてくれた阿曽次郎と恋に落ちる。
が、深窓の令嬢のはずがなんとも情熱家なヒロインは、思う相手と裂かれると思うと家を飛び出して、とんでもない落魄の道をたどってしまう。人買いに廓に売られ、そこを逃げ出すも失明し、女乞食となって子どもたちにもなぶられる。
前半ラストは、はるばる彼女を探しに来た乳母・浅香(和生さん)との再会だが、またまた悪者の手に落ちそうになった彼女を救おうと、浅香が仕込み杖を抜いて大立ち回り。
これがカッコイイ!ぞくぞくするほどカッコイイのです。興奮しました!
浅香はもともとイイ女だったが、もはや悲運のヒーローのようだ。
ずーっと寝不足だから、冒頭はちょこっと船漕いでしまったんですけども。いやもう、もったいないもったいない(泣)
とった座席も、1列目だけど横っちょのほうで、萩の祐仙(勘十郎さん)の滑稽な動きとか見にくかったしなあ。
深雪は一輔さんで、今日の最後の段だけ蓑助さん。はかなげで哀れで何ともいえんです。

しかし阿曽次郎(玉男さん)、なにやってんでしょうねえ、美女に迫られるだけで何の役にも立たないじゃない。

あー、早く続きが見たい(キップは買ってある)。
…それまでにちゃんと寝不足解消できるんだろうかしかし。

昨日も今日も休みなのに職場にも行った、でも終わらない…しくしく。
浅井ラボ著。
長い…
じきに一冊千円台に突入するのではなかろうか。

あの手この手あの手この手あの手…と何やってもなかなか仕留められないアザルリ。長い長いバトルの末に、そうか裏切り者って…うーん…
いちおうこの話は決着つくけど、いいのかこんな決着で(汗)
バトルシーンははらはらして一気に読まされるけど。
とりあえず、次巻ストラトス君が出てきてくれるよう期待することにしよう。
幸村 誠著。
そろそろでは…と本屋に立ち寄った際探したら、ばっちり出てた(先月でたようす)。

冒険商人(開拓者となるための)としての新たな人生を歩み始めたトルフィン。
逃げた花嫁を船に乗せたり、あかんぼの世話をしたり、けっこう明るい調子で旅が始まるが、トルフィンの過去と罪、そして苦悩は勿論彼から去ったわけではなく…
巻末の怒涛の展開に痺れるが…このまま半年待てってか(泣)

それにしてもシグルドが微妙に可笑しいキャラ。
人相は悪いし(笑)、父親の重圧にガチガチに固められているけど、根っこは何か育ちのよさというか憎めない部分があるんだろうね。部下のような仲間のような連中が、彼を見るなまあたたかいまなざしが素晴らしい。
いつかトルフィンやグズリーズと心をつなげられるといいのだが…
完結したはずのものの、後日談というか中日談というか。
舞台はアメリカ。だが回想シーンとして江戸で彦馬と織江がすれ違い続けていた頃を入れる。サービス精神たっぷりだ。あいかわらず軽いけど。
十二巻で完結したと思っていたら短編集が。
面白いけど、やっぱり明久と誰がステディになるか確定したぶん大人しくなっちゃったと言えるかも。
最終話はサプライズかな。意外な方向に走っていました(笑)
風野真知雄著。

七夕を待たずして、シリーズ完結編読了。
もちろん彦馬と織江は…

最後はトントンとあえて省略したところを、どうも後からスピンオフ、続編として出したみたいなので、まだ読むところはあるようですが、もういいかなあ。
雁二郎出てこないような気もするし(笑)
小椋春歌著。
アラビアンナイト風ファンタジーラブコメ、シリーズ二巻目。

「恋する王子」シリーズの破壊力には及びませんが、やはりこの著者、会話のテンポ、ギャグの切れ、前回とまた違う天然なヒロインのホノボノ感など、楽しく読めます。
どうもあと一作しか出ないみたいな…

老兵は死なず

2015年7月2日 映画
老兵は死なず
老兵は死なず
老兵は死なず
1943年、マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督作品。カラー。
スカパー!録画で鑑賞。

邦題は、マッカーサーと関係あるのか?と誤解を生みそうな所はあまり良くないが、内容からすると必ずしも良くないわけではない。うまく付けたと言ってもいいかも…
原題は“THE LIFE AND DEATH OF COLONEL BLIMP”、英国では、プリンプ大佐とは尊大・頑迷固陋な軍人(や役人)の通称らしい。では主人公は尊大・頑迷固陋な軍人なのか?

若い者からするとそうだ。1943年は戦時中。映画冒頭、元将軍のクライヴ(ロジャー・リヴゼイ)率いる市民防衛隊と正規軍との演習が計画されるのだが、入浴中を若い将校に急襲されたクライヴは、彼の老いや古臭い口髭を嗤う若手将校に対して「何も知らずに!」と一喝する。
一転そこから、1902年に時はさかのぼり、本筋と言うべき、意気軒昂たる若手将校クライヴの人生絵巻がスタートする。南アフリカの戦場で勲章も得た彼は、英国軍についてデマをとばすドイツ人に怒ってベルリンで騒動を起こし、独軍将校テオ(アントン・ウォルブルック)と決闘する。だがそれは、2度の大戦にも揺るがぬ、長い友情の始まりでもあった…。

戦争場面もあるが、それ以上に人間ドラマ。根が素朴な正義漢のクライヴは、次第に過去の遺物とされてゆくが、たやすく変わることなく愛すべき存在でもある。
それにつけてもリヴゼイの老け役が見事すぎて…、別人が演じてるのかと思った…
(ちゃんと見たらいやおうなく少しずつ老けてゆくのがわかって誤解はとけるが。
この2枚めのりりしい画像と3枚めのジーサンが同じ俳優・主人公ってすごいよね)

また、敗戦とナチスの勃興に苦しめられるテオの、亡命申請の一幕にも泣かされた。
アントン・ウォルブルックの端然とした演技とたたずまいには惚れ惚れしました。
立ち姿が実に美しい…老いてなおカッコイイ…

オープニングは、出演者やスタッフ名がタペストリーに織り上げられた凝ったものだが、映画の縦糸が「人生と戦争」なら、横糸はロマンス。これがまた結構心に沁みる…
クライヴとテオを魅了する美女たち=三役をデボラ・カーが演じているのだが、ずいぶん魅力的で驚いた。いつものお澄まし・貴婦人タイプのみならず、珍しくもおきゃんな女性兵士を演じて実に新鮮!
いやーこういうのもできたのね…(*^^*)

戦時中だし、戦意高揚的な部分もどうしてもあるが、できるかぎりの公正さと、絵的な工夫、語り方の技巧を凝らした、心あらわれる名作だった。
なかなか最近、録っても録っても映画見れないのだが、やはり、映画はイイ…


ところで、スカパー!ではテクニカラーの素晴らしい色彩が楽しめたが、驚いたことにそのへんで売ってるワンコインDVDにはモノクロで入っているらしい。
気を付けてください。

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