1970年、ジーン・ケリー監督作品。でも西部劇(コミカルタッチだが)。
二か月ぶりに観た映画がコレ(笑)
スカパーでやってくれたので録画した!
テキサスで牛を追っていた初老のカウボーイ、ジョン(ジェームズ・スチュワート)は、弟が亡くなったという知らせと弟が経営していた店を遺産として引き継いでほしい…という弁護士からの手紙を受け取り、はるばるシャイアンへと旅立つ。カウボーイ仲間で10年来の友人ハーリー(ヘンリー・フォンダ)も、何となく?一緒にくっついてきた。事業家として新しい人生に踏み出すとあって、ちょっぴりわくわく気分のジョンだったが、到着してみると弟の店は、まさかの「西部一の高級娼館」!
口下手、朴訥な性格のジョンは「娼館経営など自分には無理!」と、閉館を目論むのだが、そのとたん、友好的だった娼婦たちや住民たちからは総スカンを食い、しかも、館に反感を持つ悪党バニスターの一家と対立するハメに…
いやー、噂には聞いていましたが、なかなか楽しめました。
大スター二人なんだけど、今回はヒーローでもなんでもなくって、アテ書きかと思うくらいにあわあわと状況に乗り遅れ続けるトーヘンボクなジョン=スチュワートと、いつもどーでもいいことをダラダラダラダラくっちゃべってる、金魚のフン・ハーリー=フォンダ。この二人のユルくて抜けた掛け合いが素晴らしい。一か月くらい馬で旅してから「おいオマエ、なんでついてきてるの?」ってジョンのズレっぷりとか。調子にのって服を新調しちゃったりする相棒に「ありゃりゃー、ついていけないかなー」という途方にくれた目でそっと距離をおいてみたりするけど、いつしかチャッカリ娼婦たちと仲良くなってるハーリーのマイペースぶりとか。
男の友情って、このくらいユルくてユルくて仕方がないくらいが納得いきますね。
ハーリー曰く「ライフルはまだしも拳銃なんてからきし」の二人、それでも終盤は西部劇らしく銃撃戦もあるのだけど、見どころはむしろシャーリー・ジョーンズ率いる美女軍団にもみくちゃにされる老優二人(笑)
まあ老優とかいっても、まだここではせいぜい60代なんですけどね。
なぜかフォンダの方が少し若く見えるけど(実際は3つ年上)。
1970年前後は、ユルくて楽しい西部劇コメディが、まだ結構あった。
たいして中身がある話でもないけど、やっぱり、すっかり、ほっこりしました。
ここんとこずーっとシゴトシゴトで気が抜けなかったもの。いや、あんまり状況は変わってないんですが…(爆)
あー、映画はいいなあ。
クラシック映画は…
★四つもあげる映画じゃないけど、マケとこっと(^^♪
再生しおわると、TVにパッと出たリアルタイム放映番組は「ブロークバック・マウンテン」。
…カウボーイ二人組といっても、最近(でもないか?)は、せちがらいというか生きづらいですかね~(^^;)
ブロークバックは観ていないんだけど、何の話かは知っている(笑)。
二か月ぶりに観た映画がコレ(笑)
スカパーでやってくれたので録画した!
テキサスで牛を追っていた初老のカウボーイ、ジョン(ジェームズ・スチュワート)は、弟が亡くなったという知らせと弟が経営していた店を遺産として引き継いでほしい…という弁護士からの手紙を受け取り、はるばるシャイアンへと旅立つ。カウボーイ仲間で10年来の友人ハーリー(ヘンリー・フォンダ)も、何となく?一緒にくっついてきた。事業家として新しい人生に踏み出すとあって、ちょっぴりわくわく気分のジョンだったが、到着してみると弟の店は、まさかの「西部一の高級娼館」!
口下手、朴訥な性格のジョンは「娼館経営など自分には無理!」と、閉館を目論むのだが、そのとたん、友好的だった娼婦たちや住民たちからは総スカンを食い、しかも、館に反感を持つ悪党バニスターの一家と対立するハメに…
いやー、噂には聞いていましたが、なかなか楽しめました。
大スター二人なんだけど、今回はヒーローでもなんでもなくって、アテ書きかと思うくらいにあわあわと状況に乗り遅れ続けるトーヘンボクなジョン=スチュワートと、いつもどーでもいいことをダラダラダラダラくっちゃべってる、金魚のフン・ハーリー=フォンダ。この二人のユルくて抜けた掛け合いが素晴らしい。一か月くらい馬で旅してから「おいオマエ、なんでついてきてるの?」ってジョンのズレっぷりとか。調子にのって服を新調しちゃったりする相棒に「ありゃりゃー、ついていけないかなー」という途方にくれた目でそっと距離をおいてみたりするけど、いつしかチャッカリ娼婦たちと仲良くなってるハーリーのマイペースぶりとか。
男の友情って、このくらいユルくてユルくて仕方がないくらいが納得いきますね。
ハーリー曰く「ライフルはまだしも拳銃なんてからきし」の二人、それでも終盤は西部劇らしく銃撃戦もあるのだけど、見どころはむしろシャーリー・ジョーンズ率いる美女軍団にもみくちゃにされる老優二人(笑)
まあ老優とかいっても、まだここではせいぜい60代なんですけどね。
なぜかフォンダの方が少し若く見えるけど(実際は3つ年上)。
1970年前後は、ユルくて楽しい西部劇コメディが、まだ結構あった。
たいして中身がある話でもないけど、やっぱり、すっかり、ほっこりしました。
ここんとこずーっとシゴトシゴトで気が抜けなかったもの。いや、あんまり状況は変わってないんですが…(爆)
あー、映画はいいなあ。
クラシック映画は…
★四つもあげる映画じゃないけど、マケとこっと(^^♪
再生しおわると、TVにパッと出たリアルタイム放映番組は「ブロークバック・マウンテン」。
…カウボーイ二人組といっても、最近(でもないか?)は、せちがらいというか生きづらいですかね~(^^;)
ブロークバックは観ていないんだけど、何の話かは知っている(笑)。
もう一度、2週間お試し体験サービス!?(スカパー)
2014年3月1日 映画ようやくオフタイム。昼まで寝て、しばらく前に録画してた文楽入門番組を見て、引退を表明なさった住大夫師匠をしのび(?)、ダビングをセットしてたら、ふと目に飛び込んだTVCMにビクリ!とする。
スカパー「もう一度2週間お試し体験サービス」受付中~♪、とな?
えええ、ほんとに?!
あわててスカパーのHP見て確認する。
デッキ買ったとき2週間、ほぼ全チャンネルが見れて、色々録りまくった。もちろん今は、基本セットにWOWWOWを追加、という割とゴージャスな契約にしているが、それでも見れないチャンネルに時たま心動かされる放映はある。そもそも私の心を動かす昔の映画はそんなに放映されないんだけど、衛星劇場がたまーにだが質のいいクラシックシネマを入れる。
2月3月は、エロール・フリン「サン・アントニオ」をやってる筈。
映画数は多いがWOWWOWに比べるとDVDになってるものの放映がほとんどかな、と思っているスタチャンも、タダで見れるなら録りたいものが時々ある。
特に!ちょっと気になる「炎と氷の歌」のドラマ化「ゲーム・オブ・スローンズ」は、スターチャンネルだけなのだ。うおー、3月にはまた、一挙放映があるぞ!!
…てんで、さっそく各チャンネルの放映予定を確認しまくりつつ、「もう一度」の申し込みをしました。
2月はゼンゼン映画見れなかったし、だいたいあまりいい映画やってなかったのだが、あらためて3月の予定を見ると、契約済チャンネルにもぼちぼちとイイものがある。よっしゃ3月は頑張ろう(^^♪
…しかし…
なかなか見れる状態にならないぞ…
何時間かかかる、とか、はじめての2週間お試し体験より時間かかるとか書いてあるが、どうもおかしい。
まさか…
無料体験をしたけど、結局スカパーに入らなかった人だけのサービスなのか?
興奮しただけに…
うーん…
ダメだった場合、いっそWOWWOWを退会してスタチャンに乗り換えようかしら。
最近のWOWWOWは、全然いい映画をやらないし。去年の春にパウエル&プレスバーガー特集をやっていらい(私的には)泣かず飛ばず。
今日久々にスタチャンのラインナップをじっくり見たら、前よりはクラシック映画や未DVD化作品も入ってきていた感じだし。
「ゲーム・オブ・スローンズ」は、かなり気になるんだ実際…
スカパー「もう一度2週間お試し体験サービス」受付中~♪、とな?
えええ、ほんとに?!
あわててスカパーのHP見て確認する。
デッキ買ったとき2週間、ほぼ全チャンネルが見れて、色々録りまくった。もちろん今は、基本セットにWOWWOWを追加、という割とゴージャスな契約にしているが、それでも見れないチャンネルに時たま心動かされる放映はある。そもそも私の心を動かす昔の映画はそんなに放映されないんだけど、衛星劇場がたまーにだが質のいいクラシックシネマを入れる。
2月3月は、エロール・フリン「サン・アントニオ」をやってる筈。
映画数は多いがWOWWOWに比べるとDVDになってるものの放映がほとんどかな、と思っているスタチャンも、タダで見れるなら録りたいものが時々ある。
特に!ちょっと気になる「炎と氷の歌」のドラマ化「ゲーム・オブ・スローンズ」は、スターチャンネルだけなのだ。うおー、3月にはまた、一挙放映があるぞ!!
…てんで、さっそく各チャンネルの放映予定を確認しまくりつつ、「もう一度」の申し込みをしました。
2月はゼンゼン映画見れなかったし、だいたいあまりいい映画やってなかったのだが、あらためて3月の予定を見ると、契約済チャンネルにもぼちぼちとイイものがある。よっしゃ3月は頑張ろう(^^♪
…しかし…
なかなか見れる状態にならないぞ…
何時間かかかる、とか、はじめての2週間お試し体験より時間かかるとか書いてあるが、どうもおかしい。
まさか…
無料体験をしたけど、結局スカパーに入らなかった人だけのサービスなのか?
興奮しただけに…
うーん…
ダメだった場合、いっそWOWWOWを退会してスタチャンに乗り換えようかしら。
最近のWOWWOWは、全然いい映画をやらないし。去年の春にパウエル&プレスバーガー特集をやっていらい(私的には)泣かず飛ばず。
今日久々にスタチャンのラインナップをじっくり見たら、前よりはクラシック映画や未DVD化作品も入ってきていた感じだし。
「ゲーム・オブ・スローンズ」は、かなり気になるんだ実際…
1939年、マイケル・カーティス監督作品。カラー。
鉄道開通とともにグンと発展し、それにともない悪党たちも流れ込んで跳梁跋扈、のカンサスの街、ダッジ・シティ。平和と秩序を取り戻すため、テキサスから牛を運ぶ家畜業者のウェイド(エロール・フリン)は周囲に請われて保安官となり、町を牛耳る悪党サレット(ブルース・キャボット)と対決する。
テクニカラーが華やかな、フリンの初西部劇。とはいえ、ヒロインにオリヴィア・デ・ハヴィランド、ワキにアラン・ヘイル(いつでもイイ味だなあ)、と、全てこれまで通りのノリの娯楽作。そんなに目新しくは感じないのだが、製作年度を考えると娯楽大作かなあ。スクリーンプロセスで誤魔化す所も時々あるが、西部の風景自体はとても美しく撮られている。
フリンの保安官も割とマジメな描かれ方で、終盤逮捕したサレットの手下の殺し屋(ヴィクター・ジョリー)に対して、町の住民らが「早く吊るせ!」とリンチムードに入ると、裁判はちゃんと受けさせないとと別の街へ密かに護送しようとする。このへんの展開は少し意外だった。善良な一般市民たち、だんだん荒れてきてるんじゃん。それで、クライマックスは走る機関車内での闘いになる。ここはなかなか迫力だった。
新聞社主のフランク・マクヒューや酒場の歌姫アン・シェリダンも印象に残った。アラン・ヘイルと並ぶフリンの相棒役グィン・“ビッグ・ボーイ”・ウィリアムスは、いわゆるB級西部劇に主演してきた人らしく、コミカルに、しかしアラン・ヘイルには出せない濃厚な「西部劇臭さ」をトリオに与えてくれている。
このDVDは「エロール・フリン・シグネチャー・コレクション」の一枚で、結構特典が豊富。
同じディスクに「Sons of Liberty」という短編映画が入ってたので、どーせアニメかな、と思いつつ確認してみたら、おっとビックリ、主演がクロード・レインズ、監督はマイケル・カーティスである。ワキにはゲイル・ソンダーガード、ドナルド・クリスプなんかまで。テクニカラーだし短編の割にお金かかってるのかな?
困ったことに字幕はスペイン語のみで、英語の聞き取りはあまり十分に出来なかったが、やっぱりレインズ、カオを見ているだけで飽きない(美男という意味ではないが「人格者」の顔をみごとに美しく作ってる)。20分程度で駆け足で終わるが、アメリカ建国の英雄たちの一人、といっても日本ではマイナーなのではという気がするが、ハイム・サロモンの半生を描いたものであった。独立を目指す秘密の会合に出たり、英国軍に追われる政治犯を逃がしたり、そのせいで投獄されたり、脱獄したあとはワシントン将軍のための資金調達に励んだり。とかゆーよーな貢献をした人(ユダヤ系の)らしかった。珍品に出会えて幸せだ。
やっぱりレインズは名優だよね~
あとで米Wiki見てみたら、アカデミー短編映画賞をとってるように書いていた。
英軍に追われる所なんか普通に「ロビン・フッドの冒険」とかのカーティスのコスチューム・アクション映画と同じ手ごたえだもんね…
en.wikipedia.org/wiki/Sons_of_Liberty_(film)
…
…ようやく…
ようやく、仕事おさめとあいなりました。机の上はひどい状態のまま帰ってしまったが…
さすがにもう行きたくないよ、職場。持ち帰り仕事は少しあるけど、諦めよう(爆)
だからだから!久々に、映画(DVD)を見たのさっっっっ♪
ほんとにもう、1カ月ぶりだよ…
鉄道開通とともにグンと発展し、それにともない悪党たちも流れ込んで跳梁跋扈、のカンサスの街、ダッジ・シティ。平和と秩序を取り戻すため、テキサスから牛を運ぶ家畜業者のウェイド(エロール・フリン)は周囲に請われて保安官となり、町を牛耳る悪党サレット(ブルース・キャボット)と対決する。
テクニカラーが華やかな、フリンの初西部劇。とはいえ、ヒロインにオリヴィア・デ・ハヴィランド、ワキにアラン・ヘイル(いつでもイイ味だなあ)、と、全てこれまで通りのノリの娯楽作。そんなに目新しくは感じないのだが、製作年度を考えると娯楽大作かなあ。スクリーンプロセスで誤魔化す所も時々あるが、西部の風景自体はとても美しく撮られている。
フリンの保安官も割とマジメな描かれ方で、終盤逮捕したサレットの手下の殺し屋(ヴィクター・ジョリー)に対して、町の住民らが「早く吊るせ!」とリンチムードに入ると、裁判はちゃんと受けさせないとと別の街へ密かに護送しようとする。このへんの展開は少し意外だった。善良な一般市民たち、だんだん荒れてきてるんじゃん。それで、クライマックスは走る機関車内での闘いになる。ここはなかなか迫力だった。
新聞社主のフランク・マクヒューや酒場の歌姫アン・シェリダンも印象に残った。アラン・ヘイルと並ぶフリンの相棒役グィン・“ビッグ・ボーイ”・ウィリアムスは、いわゆるB級西部劇に主演してきた人らしく、コミカルに、しかしアラン・ヘイルには出せない濃厚な「西部劇臭さ」をトリオに与えてくれている。
このDVDは「エロール・フリン・シグネチャー・コレクション」の一枚で、結構特典が豊富。
同じディスクに「Sons of Liberty」という短編映画が入ってたので、どーせアニメかな、と思いつつ確認してみたら、おっとビックリ、主演がクロード・レインズ、監督はマイケル・カーティスである。ワキにはゲイル・ソンダーガード、ドナルド・クリスプなんかまで。テクニカラーだし短編の割にお金かかってるのかな?
困ったことに字幕はスペイン語のみで、英語の聞き取りはあまり十分に出来なかったが、やっぱりレインズ、カオを見ているだけで飽きない(美男という意味ではないが「人格者」の顔をみごとに美しく作ってる)。20分程度で駆け足で終わるが、アメリカ建国の英雄たちの一人、といっても日本ではマイナーなのではという気がするが、ハイム・サロモンの半生を描いたものであった。独立を目指す秘密の会合に出たり、英国軍に追われる政治犯を逃がしたり、そのせいで投獄されたり、脱獄したあとはワシントン将軍のための資金調達に励んだり。とかゆーよーな貢献をした人(ユダヤ系の)らしかった。珍品に出会えて幸せだ。
やっぱりレインズは名優だよね~
あとで米Wiki見てみたら、アカデミー短編映画賞をとってるように書いていた。
英軍に追われる所なんか普通に「ロビン・フッドの冒険」とかのカーティスのコスチューム・アクション映画と同じ手ごたえだもんね…
en.wikipedia.org/wiki/Sons_of_Liberty_(film)
…
…ようやく…
ようやく、仕事おさめとあいなりました。机の上はひどい状態のまま帰ってしまったが…
さすがにもう行きたくないよ、職場。持ち帰り仕事は少しあるけど、諦めよう(爆)
だからだから!久々に、映画(DVD)を見たのさっっっっ♪
ほんとにもう、1カ月ぶりだよ…
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秘密諜報機関 [DVD]
2013年12月2日 映画 コメント (4)
ディスク・オン・デマンドって、…Amazon.co.jp いつのまに始めてたんだ…
というより、外国映画枠で37本しかまだないのに、この時点で、コレが入ってるとは。
喜んだけど驚いた(^^;)
日本製VHS(当然字幕あり)は持っているし、それをDVD-Rにダビングしたイマイチ画質のものも持っているし、字幕無しDVD(海外のTV録画だが画質はまずまず)のコピーも持っている。
となると3900円は高価い、でも…
まあ、英語字幕と日本語字幕が両方あるというのはイイかもしれん。
心がワクワクドキドキする。
というより、外国映画枠で37本しかまだないのに、この時点で、コレが入ってるとは。
喜んだけど驚いた(^^;)
日本製VHS(当然字幕あり)は持っているし、それをDVD-Rにダビングしたイマイチ画質のものも持っているし、字幕無しDVD(海外のTV録画だが画質はまずまず)のコピーも持っている。
となると3900円は高価い、でも…
まあ、英語字幕と日本語字幕が両方あるというのはイイかもしれん。
心がワクワクドキドキする。
1957年、スタンリー・ドーネン監督作品。
地味な本屋の店員ジョー(オードリー・ヘップバーン)が、ファッション誌のカメラマン、ディック(フレッド・アステア)と女編集長(ケイ・トンプスン)に見いだされてパリでモデルデビューと恋をする、というシンデレラストーリー。オードリーにジバンシー、というのが定着した作品でもある。
話は軽いが(登場人物全員、けっこう無責任…)、さすがオードリー、そしてアステア。ファッショナブルで明るくカラフルな画面、そして曲はガーシュイン。楽しくないわけがない。ミュージカル女優としてのオードリーはもちろん「ご愛嬌」レベルだが(可愛いのは可愛い)、ケイ・トンプスンのパワフルな歌と芸達者ぶりには満足させられる。
誰よりも女性を美しく踊らせるアステアが、最高に女性を美しく撮るファッション・カメラマン役というのもハマっていてよろしい。
スタンリー・ドーネンだから演出もMGMミュージカルの手なれたタッチ(パラマウントだけどね)。
映画館の大スクリーンで見れるというので、ムリにムリを重ねて出勤前に見てきた(遅番だったので…)。
大きい画面で、踊るアステアを見る。こんな至福があるだろうか。
予想以上に小さいコヤだったので(100名も入らないよここ…でも椅子は良かった)、目の悪い私、久々に最前列の真ん中に陣取った。ほんとに大きいスクリーンだとダメだけど、こういう小さいところで最前列だと映画ひとりじめ感があってイイ。
ほんとは先月もっと近くのコヤで便利に見れる筈だったのに、ヨレヨレだった私は日を間違えていて逃してしまった…リベンジである。行ってる場合じゃない職場状況だがソコで行ってしまうのが私だ。残念な人間でごめん。
アステアのミュージカルとしてはもっと出来の良いものもあろうが、なんたってこの映画(のTV放映)で私はアステアを知ったんだからねー!懐かしさはひとしおだ。
ヘップバーンの歌は御愛嬌、だが、暗室でアステアが“Funny Face”を歌い始めて軽くステップを踏むと、もうすっかり「来てよかった~」だ。3人が三分割されたスクリーンでパリ名所を観光して回りながら歌う能天気な“Bonjour,Paris!”もいつ聞いても楽しいし、“Let’s kiss and make up”の闘牛士風タップは、アステアとしてはフツー程度なんだろうけど、はじめて見た時はほんとに驚いたな~(*^^*)
オードリーが尊敬するフランスの哲学者(ミシェル・オークレール)宅に潜入するため、つけひげつけて哲学かぶれに変装したアステアと、ベレー帽とベストの赤黒コーディネイトがかっこいいトンプスンのデュエット“Clap Yo’ Hand”も、やはり何度見てもノリノリでイイ。ほんとはコレが一番スゴいナンバーなんじゃなかろうか。
明日が心配だが、とにかく今日頑張って見に行ってよかった。
明日は…考えまい…
地味な本屋の店員ジョー(オードリー・ヘップバーン)が、ファッション誌のカメラマン、ディック(フレッド・アステア)と女編集長(ケイ・トンプスン)に見いだされてパリでモデルデビューと恋をする、というシンデレラストーリー。オードリーにジバンシー、というのが定着した作品でもある。
話は軽いが(登場人物全員、けっこう無責任…)、さすがオードリー、そしてアステア。ファッショナブルで明るくカラフルな画面、そして曲はガーシュイン。楽しくないわけがない。ミュージカル女優としてのオードリーはもちろん「ご愛嬌」レベルだが(可愛いのは可愛い)、ケイ・トンプスンのパワフルな歌と芸達者ぶりには満足させられる。
誰よりも女性を美しく踊らせるアステアが、最高に女性を美しく撮るファッション・カメラマン役というのもハマっていてよろしい。
スタンリー・ドーネンだから演出もMGMミュージカルの手なれたタッチ(パラマウントだけどね)。
映画館の大スクリーンで見れるというので、ムリにムリを重ねて出勤前に見てきた(遅番だったので…)。
大きい画面で、踊るアステアを見る。こんな至福があるだろうか。
予想以上に小さいコヤだったので(100名も入らないよここ…でも椅子は良かった)、目の悪い私、久々に最前列の真ん中に陣取った。ほんとに大きいスクリーンだとダメだけど、こういう小さいところで最前列だと映画ひとりじめ感があってイイ。
ほんとは先月もっと近くのコヤで便利に見れる筈だったのに、ヨレヨレだった私は日を間違えていて逃してしまった…リベンジである。行ってる場合じゃない職場状況だがソコで行ってしまうのが私だ。残念な人間でごめん。
アステアのミュージカルとしてはもっと出来の良いものもあろうが、なんたってこの映画(のTV放映)で私はアステアを知ったんだからねー!懐かしさはひとしおだ。
ヘップバーンの歌は御愛嬌、だが、暗室でアステアが“Funny Face”を歌い始めて軽くステップを踏むと、もうすっかり「来てよかった~」だ。3人が三分割されたスクリーンでパリ名所を観光して回りながら歌う能天気な“Bonjour,Paris!”もいつ聞いても楽しいし、“Let’s kiss and make up”の闘牛士風タップは、アステアとしてはフツー程度なんだろうけど、はじめて見た時はほんとに驚いたな~(*^^*)
オードリーが尊敬するフランスの哲学者(ミシェル・オークレール)宅に潜入するため、つけひげつけて哲学かぶれに変装したアステアと、ベレー帽とベストの赤黒コーディネイトがかっこいいトンプスンのデュエット“Clap Yo’ Hand”も、やはり何度見てもノリノリでイイ。ほんとはコレが一番スゴいナンバーなんじゃなかろうか。
明日が心配だが、とにかく今日頑張って見に行ってよかった。
明日は…考えまい…
1999年、和田誠監督作品。
NHKBSで録画してたぶんを視聴。
都会の夜。ジャズ・トランペッター守山(真田広之)が、次の出番待ちの空き時間に屋上にあがると、すぐ隣のビルの駐車場では殺人事件が起こっていた。彼は、殺人を目撃してしまった外国籍ホステス、リンダ(ミッシェル・リー)の逃走を手助けするハメになる。次のライブの時間(真夜中)には、NYから憧れのジャズマンが来店する筈とあって、守山は、なんとか時間までに店に戻ろうとあがきつつ、リンダと夜の繁華街を駆け回るが…
半日もない、ほんの数時間の逃避行+自分の身を助けるための「証拠」探し。全編ジャズが流れ、どこへいってもネオンや蛍光灯が幻惑的な、人工的な輝きに満ちた夜の町の描写がとにかくスタイリッシュ。小味な佳作、というのをあきらかに狙って、そしてちゃんと小味に仕上がってるところが万能の才人・和田カントクですね(^^;)
名作とか大傑作とか問題作とか狙ってコケるんじゃなく、あくまでも自分の「映画好き」ゴコロを満たす作品を自分で作ってみよう、という、内向きのスタンス(たぶん)だが、和田さんほどセンスが良い人にかかると見てソンはない作品に仕上がってしまうのがすごいなあ…
そして和田組映画の例にもれず、むやみにカメオ的出演メンバーが豪華。斎藤晴彦、大竹しのぶ、唐沢寿明、もたいまさこ、小松政夫、名古屋章、その他大勢…三谷幸喜までいた。ちなみに三谷が作中で見てるTVの白黒映画、あれは「素晴らしき哉人生」だと思うのだが如何。
もちろんメインキャストもちゃんと力のある人ばかりだから安心して見られるけどね(主演女優はよく知らないが)。
真田広之は、和田誠作品三本目の主役。長編は全部真田広之なの?そんなに評価してるの?(笑)
今や彼、ハリウッドでも評価されるくらいになってるし、無理ないのかもですけどね。
素顔は特別頼もしくも理想主義的でもない、フツーの、ボーッとしてすらいる男だけど、ペットを吹いてる時はガゼン格好良く見える。そして、ひたすら駆け回る運動神経の良さ。確かにキャスティングとしては正しいよね。追いかける岸辺一徳は、悪役やらせるとやっぱりうまいしね。柄本明は、私ならこういう設定にしとくな、と思いつつ見てたら和田カントクもその通りの設定にしていたので笑った(笑)
凄いアクションとか、凄いどんでん返しとか、凄い大ロマンスとか、凄い人間的成長とか、凄い出世物語とか、凄い特撮とかの「凄い」ものは入っていない、でも、なんだか楽しく見れてしまう…派手ではないけど、まさに「小味な佳作」でした(笑)
サスペンスに適度なユーモアきっちりはさんで、男女のちょっとした心のふれあいとかあって。
ジャズ好きなら、特に楽しめたりするのかなーとも思います。
NHKBSで録画してたぶんを視聴。
都会の夜。ジャズ・トランペッター守山(真田広之)が、次の出番待ちの空き時間に屋上にあがると、すぐ隣のビルの駐車場では殺人事件が起こっていた。彼は、殺人を目撃してしまった外国籍ホステス、リンダ(ミッシェル・リー)の逃走を手助けするハメになる。次のライブの時間(真夜中)には、NYから憧れのジャズマンが来店する筈とあって、守山は、なんとか時間までに店に戻ろうとあがきつつ、リンダと夜の繁華街を駆け回るが…
半日もない、ほんの数時間の逃避行+自分の身を助けるための「証拠」探し。全編ジャズが流れ、どこへいってもネオンや蛍光灯が幻惑的な、人工的な輝きに満ちた夜の町の描写がとにかくスタイリッシュ。小味な佳作、というのをあきらかに狙って、そしてちゃんと小味に仕上がってるところが万能の才人・和田カントクですね(^^;)
名作とか大傑作とか問題作とか狙ってコケるんじゃなく、あくまでも自分の「映画好き」ゴコロを満たす作品を自分で作ってみよう、という、内向きのスタンス(たぶん)だが、和田さんほどセンスが良い人にかかると見てソンはない作品に仕上がってしまうのがすごいなあ…
そして和田組映画の例にもれず、むやみにカメオ的出演メンバーが豪華。斎藤晴彦、大竹しのぶ、唐沢寿明、もたいまさこ、小松政夫、名古屋章、その他大勢…三谷幸喜までいた。ちなみに三谷が作中で見てるTVの白黒映画、あれは「素晴らしき哉人生」だと思うのだが如何。
もちろんメインキャストもちゃんと力のある人ばかりだから安心して見られるけどね(主演女優はよく知らないが)。
真田広之は、和田誠作品三本目の主役。長編は全部真田広之なの?そんなに評価してるの?(笑)
今や彼、ハリウッドでも評価されるくらいになってるし、無理ないのかもですけどね。
素顔は特別頼もしくも理想主義的でもない、フツーの、ボーッとしてすらいる男だけど、ペットを吹いてる時はガゼン格好良く見える。そして、ひたすら駆け回る運動神経の良さ。確かにキャスティングとしては正しいよね。追いかける岸辺一徳は、悪役やらせるとやっぱりうまいしね。柄本明は、私ならこういう設定にしとくな、と思いつつ見てたら和田カントクもその通りの設定にしていたので笑った(笑)
凄いアクションとか、凄いどんでん返しとか、凄い大ロマンスとか、凄い人間的成長とか、凄い出世物語とか、凄い特撮とかの「凄い」ものは入っていない、でも、なんだか楽しく見れてしまう…派手ではないけど、まさに「小味な佳作」でした(笑)
サスペンスに適度なユーモアきっちりはさんで、男女のちょっとした心のふれあいとかあって。
ジャズ好きなら、特に楽しめたりするのかなーとも思います。
うぉぉぉぉぉぉぉ男シリーズが!
2013年11月1日 映画 コメント (5)
思わず夜中にオタケビをあげてしまいました。
どうしたんだイマジカ!
凄すぎる11月。
「リオの男」!
そして「カトマンズの男」!!
夢にまでみた男シリーズ、日本では未DVD化な、ジャン=ポール・ベルモンドのスーパーアクションコメディを、両方やってくれるというじゃないですか(涙)
フランス盤買おうかと何度も何度も思っては諦めつつ待ってたかいがありました。
さらについでに、「ファイナル・オプション」もやってくださるとな…
これはたいした映画じゃないんだけど、ウィドマーク様が素敵な国務長官役でカメオ出演してるのである。VHSで持ってるけど(DVDは一度出たが今は絶版)、綺麗な画像でBD録画できるとなるとそりゃもー嬉しいです♪
わーいわーいわーいわーいわーい♪
…しかし、ちかごろCSBSでちっともいいモノやらないので油断していました。寝る前に「そうだ時々チェックしないと…」と電子番組表を開けてみたら、1時間後に「リオの男」をやる!とわかった時の私のショックときたら…
ほんとあぶなかった…(まあ来週以降も再放送するけどさ)
http://www.imagica-bs.com/program/episode.php?prg_cd=CIID135263&episode_cd=0001&epg_ver_cd=06&epi_one_flg=index.php
どうしたんだイマジカ!
凄すぎる11月。
「リオの男」!
そして「カトマンズの男」!!
夢にまでみた男シリーズ、日本では未DVD化な、ジャン=ポール・ベルモンドのスーパーアクションコメディを、両方やってくれるというじゃないですか(涙)
フランス盤買おうかと何度も何度も思っては諦めつつ待ってたかいがありました。
さらについでに、「ファイナル・オプション」もやってくださるとな…
これはたいした映画じゃないんだけど、ウィドマーク様が素敵な国務長官役でカメオ出演してるのである。VHSで持ってるけど(DVDは一度出たが今は絶版)、綺麗な画像でBD録画できるとなるとそりゃもー嬉しいです♪
わーいわーいわーいわーいわーい♪
…しかし、ちかごろCSBSでちっともいいモノやらないので油断していました。寝る前に「そうだ時々チェックしないと…」と電子番組表を開けてみたら、1時間後に「リオの男」をやる!とわかった時の私のショックときたら…
ほんとあぶなかった…(まあ来週以降も再放送するけどさ)
http://www.imagica-bs.com/program/episode.php?prg_cd=CIID135263&episode_cd=0001&epg_ver_cd=06&epi_one_flg=index.php
1955年、アレクサンダー・マッケンドリック監督作品。カラー。
ブルーレイで観賞。1500円て、特典も満載なのにお買い得すぎ…
ひとり暮らしの老婦人(ケティ・ジョンソン)宅に下宿人としてやってきた、どこかアヤしいマーカス教授(アレック・ギネス)。友人たちを呼んで合奏の練習もしますが構いませんか?と礼儀正しく申し出るが、実は彼らはプロの強盗団だった。何も知らぬ老婦人をも利用して、見事に現金輸送車から大金を強奪したものの…ブラック風味な犯罪コメディの古典。
大昔、深夜のtv放映で見て以来。なぜかモノクロだと思い込んでいたが(後半の夜の場面が印象深かったためか??)、一応カラーでした。
ギネスはメイクにも凝る人だが、今回は特に変な髪型、変な口つき(ねずみ男のようだ)で頼れるような頼れないようなリーダーを演じる。黒スーツに白タイ、どうみても殺し屋スタイルなハーバート・ロムもとてつもなく濃くて笑わせる。バイオリンケースを小脇に抱えて登場するが、機関銃を抱えているようにしか見えない…。強盗団の残りのメンバーは退役軍人風の一見紳士なセシル・パーカー、まだ若くて軽薄そうなピーター・セラーズ、ちょっとニブそうな大男ダニー・グリーン。
てんでマイペースな可愛い(でも弱々しいくせ変に一徹なところもある…)、おばあちゃんに振りまわされつつも、5人組の巧妙な強奪計画は無事完了。ところが老婦人に犯罪を感づかれ、口をふさぐしか!というところで、英国映画ならではのトンデモ展開へ移行する。極悪人のくせして、5人とも、自分の手でおばあちゃんを殺すのは何かヤだ…と互いになすりつけあい、仲間割れが始まってしまうのだ。
血で血をあらう闘争の勝者ははたして!?
…やっぱりイギリス映画はいいなあ。
この色気のなさかげん、ありえないよ!他国では(笑)
おっさんたちとおばあちゃんたちしか出てこないよマジで。
抑制の効いた的確な語り口。ウィットと品と洒落っ気があり、ブラック以外の色気がない(笑)
すばらしい。
…久々の映画鑑賞でした(笑)
特典でイーリングスタジオ小史なんか見ると、ますます、もっとクラシック英国映画が見たくなります。
ブルーレイで観賞。1500円て、特典も満載なのにお買い得すぎ…
ひとり暮らしの老婦人(ケティ・ジョンソン)宅に下宿人としてやってきた、どこかアヤしいマーカス教授(アレック・ギネス)。友人たちを呼んで合奏の練習もしますが構いませんか?と礼儀正しく申し出るが、実は彼らはプロの強盗団だった。何も知らぬ老婦人をも利用して、見事に現金輸送車から大金を強奪したものの…ブラック風味な犯罪コメディの古典。
大昔、深夜のtv放映で見て以来。なぜかモノクロだと思い込んでいたが(後半の夜の場面が印象深かったためか??)、一応カラーでした。
ギネスはメイクにも凝る人だが、今回は特に変な髪型、変な口つき(ねずみ男のようだ)で頼れるような頼れないようなリーダーを演じる。黒スーツに白タイ、どうみても殺し屋スタイルなハーバート・ロムもとてつもなく濃くて笑わせる。バイオリンケースを小脇に抱えて登場するが、機関銃を抱えているようにしか見えない…。強盗団の残りのメンバーは退役軍人風の一見紳士なセシル・パーカー、まだ若くて軽薄そうなピーター・セラーズ、ちょっとニブそうな大男ダニー・グリーン。
てんでマイペースな可愛い(でも弱々しいくせ変に一徹なところもある…)、おばあちゃんに振りまわされつつも、5人組の巧妙な強奪計画は無事完了。ところが老婦人に犯罪を感づかれ、口をふさぐしか!というところで、英国映画ならではのトンデモ展開へ移行する。極悪人のくせして、5人とも、自分の手でおばあちゃんを殺すのは何かヤだ…と互いになすりつけあい、仲間割れが始まってしまうのだ。
血で血をあらう闘争の勝者ははたして!?
…やっぱりイギリス映画はいいなあ。
この色気のなさかげん、ありえないよ!他国では(笑)
おっさんたちとおばあちゃんたちしか出てこないよマジで。
抑制の効いた的確な語り口。ウィットと品と洒落っ気があり、ブラック以外の色気がない(笑)
すばらしい。
…久々の映画鑑賞でした(笑)
特典でイーリングスタジオ小史なんか見ると、ますます、もっとクラシック英国映画が見たくなります。
歌って踊ってハリウッド!~ミュージカル映画の歴史
2013年10月21日 映画スカパー(ザ・シネマ)でやっていたドキュメンタリー(2008年/108分)。録画で観賞。
まだ2回くらい再放送するみたい。
まあ、「ザッツ・エンタティンメント」から、何度もこういうのはやったら見ているので70年代くらいまではまあわかっているのだが、自分が映画そのものから少し遠ざかっていた80年代以降をまとめて勉強できたのはタメになったかもしれない。個人的には前半、50年代までのだけでかまわないんだけど(笑)
すっかりすたれたかと思われたミュージカルというジャンルがディズニーで息を吹き返した(らしい)というのは、知らなかったなあ。
チラっとだけだけど舞台「マイ・フェア・レディ」でのジュリー・アンドリュースの映像が出たのとかは面白かった。映画そのものだけでなく撮影風景がまあまあ入ってるのもいいね。
何をとりあげて何をとりあげなかったかは、まあ好き嫌いを言ってもしかたがないところがあるんで自粛。
メインの語り手はシャーリー・ジョーンズだったが、デビー・レイノルズだのリタ・モレノだのチャキリスだのシャーリー・マクレーンだのライザ・ミネリだのジョエル・グレイだのパット・ブーンだのジョン・トラヴォルタだの、そして私があまり知らない80年代以降の監督たちだの(笑)、けっこういろんな人がコメンタリーを寄せていました。
http://www.thecinema.jp/detail/index.php?cinema_id=02385
まだ2回くらい再放送するみたい。
まあ、「ザッツ・エンタティンメント」から、何度もこういうのはやったら見ているので70年代くらいまではまあわかっているのだが、自分が映画そのものから少し遠ざかっていた80年代以降をまとめて勉強できたのはタメになったかもしれない。個人的には前半、50年代までのだけでかまわないんだけど(笑)
すっかりすたれたかと思われたミュージカルというジャンルがディズニーで息を吹き返した(らしい)というのは、知らなかったなあ。
チラっとだけだけど舞台「マイ・フェア・レディ」でのジュリー・アンドリュースの映像が出たのとかは面白かった。映画そのものだけでなく撮影風景がまあまあ入ってるのもいいね。
何をとりあげて何をとりあげなかったかは、まあ好き嫌いを言ってもしかたがないところがあるんで自粛。
メインの語り手はシャーリー・ジョーンズだったが、デビー・レイノルズだのリタ・モレノだのチャキリスだのシャーリー・マクレーンだのライザ・ミネリだのジョエル・グレイだのパット・ブーンだのジョン・トラヴォルタだの、そして私があまり知らない80年代以降の監督たちだの(笑)、けっこういろんな人がコメンタリーを寄せていました。
http://www.thecinema.jp/detail/index.php?cinema_id=02385
デジタル上映らしいが、大阪でもコヤにかかるらしい。
うーん気になる…
見に行けないかなー。遅番時の午前中なんかむりかな。アステア様~
http://cinema.pia.co.jp/theater/am-27-162994
うーん気になる…
見に行けないかなー。遅番時の午前中なんかむりかな。アステア様~
http://cinema.pia.co.jp/theater/am-27-162994
1960年、ジョン・キラーミン監督作品。モノクロ。
KEEPのワンコイン英国クラシック映画DVDのうち、いまだにこれ1点だけ、タップダンススタジオの近所の某店に売れ残っていたので、これは運命か…と買ってみました。
先日の「生きていた男」で、リチャード・トッド、ちょっといいなーとか思ったもんですから…(爆)
うだつのあがらない中年セールスマンのジョニー(トッド)は、仕事のために無理して買ったばかりの車を盗まれて愕然とする。ローンもたっぷり残ってるのに、保険もケチって掛けていなかったのだ。車を失った途端に仕事もうまくいかなくなる。若いチンピラたちを集めて窃盗団を組織している自動車修理工場経営者のメドウズ(ピーター・セラーズ)が犯人だが、確たる証拠はなかなか掴めない。車を失ったために職も家族も失いかけたジョニーは、やけになってメドウズのところに殴りこむ…
英国映画の割に、ちっともアタマを使わない展開なのが残念。のちに「タワーリング・インフェルノ」など超大作までこなしたギラーミンが、珍しく脚本まで自分で手掛けてる、意欲作なのかも?、と期待したのだが。雇い主に見放され、家族にまで見放され、苦悩しまくる主人公の「男の意地」が見どころということなのかもしれないが…。しかし、どうみても弱々しい主人公が青筋をたてて悩んで悩んでついに殴りこみ、待ちかまえていた凶暴な悪役と、殴りあったら意外にいい勝負をするのは何なんだろう…
メドウズのほうも、むしろもっと堂々としていたらシラを切りきれたんじゃないかと思うのだが、「単純にキレやすい馬鹿な悪党」だったようである。ジャケットにはピーセラが珍しくも悪役を!というのが売り文句としてやけに強調されていた。だが、喜劇役者には二通りあると思う。弱々しくてお人良しで、他人に振りまわされる姿で笑わせるタイプと、天然で傍若無人、他人を振りまわし迷惑かけて笑わせるタイプと。クルーゾー警部が当たり役なピーセラは後者だから、悪役を演じてもあまり違和感なくて面白くないわー。
まあ力演は力演みたいだが、全く予想通りに、「なんちゅーか凄い感じ悪い奴」というだけであった。(だから、あんまり気が進まなくて今まで手出してなかったんだよね)
肝心のトッドは役柄のせいもあって、クールでカッコよかった「生きていた男」とは一変して、たいへん情けなくも老けこんで見えた。冒頭は変な眼鏡かけてて、ヘラヘラ喋って、別人かと思った。鬱屈した横顔はまあまあ良いが、…役者だなあ…
もっと他の映画見れないかなー…という思いばかりが膨らんで終わった。でも、そもそもあまりたくさんビデオ出てないですよねこの人。
とりあえず図書館に(ケチ)、「舞台恐怖症」VHSがあったので、予約をしてみる。
ジャンル的には戦争モノの「暁の出撃」なんかがよさそうな気がするんだけど…
「ヴァージン・クイーン」「ロビンフッド」などのコスチュームものも気を惹かれるなあ。
そういや「聖処女ジャンヌ・ダーク」にも出ていた筈だが、これは奇矯な王太子シャルル役のウィドマーク殿下にばかり気を取られていたので、トッド氏全然印象に残っていないよ(笑)
そんなんなんで、一気に見たのは見たけれど(短いし)、まああんまり人様にオススメはいたしません。(爆)
KEEPのワンコイン英国クラシック映画DVDのうち、いまだにこれ1点だけ、タップダンススタジオの近所の某店に売れ残っていたので、これは運命か…と買ってみました。
先日の「生きていた男」で、リチャード・トッド、ちょっといいなーとか思ったもんですから…(爆)
うだつのあがらない中年セールスマンのジョニー(トッド)は、仕事のために無理して買ったばかりの車を盗まれて愕然とする。ローンもたっぷり残ってるのに、保険もケチって掛けていなかったのだ。車を失った途端に仕事もうまくいかなくなる。若いチンピラたちを集めて窃盗団を組織している自動車修理工場経営者のメドウズ(ピーター・セラーズ)が犯人だが、確たる証拠はなかなか掴めない。車を失ったために職も家族も失いかけたジョニーは、やけになってメドウズのところに殴りこむ…
英国映画の割に、ちっともアタマを使わない展開なのが残念。のちに「タワーリング・インフェルノ」など超大作までこなしたギラーミンが、珍しく脚本まで自分で手掛けてる、意欲作なのかも?、と期待したのだが。雇い主に見放され、家族にまで見放され、苦悩しまくる主人公の「男の意地」が見どころということなのかもしれないが…。しかし、どうみても弱々しい主人公が青筋をたてて悩んで悩んでついに殴りこみ、待ちかまえていた凶暴な悪役と、殴りあったら意外にいい勝負をするのは何なんだろう…
メドウズのほうも、むしろもっと堂々としていたらシラを切りきれたんじゃないかと思うのだが、「単純にキレやすい馬鹿な悪党」だったようである。ジャケットにはピーセラが珍しくも悪役を!というのが売り文句としてやけに強調されていた。だが、喜劇役者には二通りあると思う。弱々しくてお人良しで、他人に振りまわされる姿で笑わせるタイプと、天然で傍若無人、他人を振りまわし迷惑かけて笑わせるタイプと。クルーゾー警部が当たり役なピーセラは後者だから、悪役を演じてもあまり違和感なくて面白くないわー。
まあ力演は力演みたいだが、全く予想通りに、「なんちゅーか凄い感じ悪い奴」というだけであった。(だから、あんまり気が進まなくて今まで手出してなかったんだよね)
肝心のトッドは役柄のせいもあって、クールでカッコよかった「生きていた男」とは一変して、たいへん情けなくも老けこんで見えた。冒頭は変な眼鏡かけてて、ヘラヘラ喋って、別人かと思った。鬱屈した横顔はまあまあ良いが、…役者だなあ…
もっと他の映画見れないかなー…という思いばかりが膨らんで終わった。でも、そもそもあまりたくさんビデオ出てないですよねこの人。
とりあえず図書館に(ケチ)、「舞台恐怖症」VHSがあったので、予約をしてみる。
ジャンル的には戦争モノの「暁の出撃」なんかがよさそうな気がするんだけど…
「ヴァージン・クイーン」「ロビンフッド」などのコスチュームものも気を惹かれるなあ。
そういや「聖処女ジャンヌ・ダーク」にも出ていた筈だが、これは奇矯な王太子シャルル役のウィドマーク殿下にばかり気を取られていたので、トッド氏全然印象に残っていないよ(笑)
そんなんなんで、一気に見たのは見たけれど(短いし)、まああんまり人様にオススメはいたしません。(爆)
休みの日だったので、先日調子の悪かったリーフリDVDプレイヤーをいろいろ試して確認した。
どうも、S映像出力端子がまずいようだ。赤黄白の一番ふつうのAV接続ケーブルならいけるのだが、S端子から…と思うと映らなかったり白黒になる。
悪いのがリーフリプレイヤー側の端子か、DVDデッキの端子(普段はコレにリーフリをつないでる)ではないと、とりあえず解析できただけでも進歩ではあるけれど…
コンポーネント出力⇔D端子のケーブルも、前にドンキで見かけて買ってみたのがあるのだが、これはこれで、やっぱり白黒になってしまう。こちらはもっと謎。まあコンポーネント出力端子、これも今までまったく使ってなかったしなあ。
それでもフツーのAV接続ケーブルより映像が綺麗なような気もするので、モノクロ映画の時だとこっち使ってみようかな???(貧乏性)
そういえば、これもしばらく前に、思ったより安かったのでPC接続のBDドライブも買ってみたのだが、Vista機でBD見ようとすると、どうにも重くて映像がカクカクするのだった。
…
…やっぱり…
リーフリBDプレイヤーのHDMI出力付きを買うのが一番いいだろうか…
い、いや、BDはそれほどリージョン気にならないので(ヨーロッパ盤BDはダメだが米盤BDは日本とリージョン同じなので)、リーフリDVDプレイヤーHDMI出力付きで十分だろうか。
それなら5~6千円で何とかなりそうなんだけど(BDもとなると一万円越えそう)。
そもそも、いいかげんにこのPC、もう時代にというか周辺機器においてかれかけている…買い換えた方がいいのだろうか。
なかなか一発で起動しなくなってきてるし…
悩みは尽きない。
まあそんなに本気で困るところまでは、まだいってはいないのだけどサ。
どうも、S映像出力端子がまずいようだ。赤黄白の一番ふつうのAV接続ケーブルならいけるのだが、S端子から…と思うと映らなかったり白黒になる。
悪いのがリーフリプレイヤー側の端子か、DVDデッキの端子(普段はコレにリーフリをつないでる)ではないと、とりあえず解析できただけでも進歩ではあるけれど…
コンポーネント出力⇔D端子のケーブルも、前にドンキで見かけて買ってみたのがあるのだが、これはこれで、やっぱり白黒になってしまう。こちらはもっと謎。まあコンポーネント出力端子、これも今までまったく使ってなかったしなあ。
それでもフツーのAV接続ケーブルより映像が綺麗なような気もするので、モノクロ映画の時だとこっち使ってみようかな???(貧乏性)
そういえば、これもしばらく前に、思ったより安かったのでPC接続のBDドライブも買ってみたのだが、Vista機でBD見ようとすると、どうにも重くて映像がカクカクするのだった。
…
…やっぱり…
リーフリBDプレイヤーのHDMI出力付きを買うのが一番いいだろうか…
い、いや、BDはそれほどリージョン気にならないので(ヨーロッパ盤BDはダメだが米盤BDは日本とリージョン同じなので)、リーフリDVDプレイヤーHDMI出力付きで十分だろうか。
それなら5~6千円で何とかなりそうなんだけど(BDもとなると一万円越えそう)。
そもそも、いいかげんにこのPC、もう時代にというか周辺機器においてかれかけている…買い換えた方がいいのだろうか。
なかなか一発で起動しなくなってきてるし…
悩みは尽きない。
まあそんなに本気で困るところまでは、まだいってはいないのだけどサ。
1961年、フィリップ・ド・ブロカ監督作品。仏盤DVDで観賞(英語字幕あり/日本語字幕なし)。
18世紀フランスの“義賊”を、ジャン=ポール・ベルモンドが演じた時代アクション。
スリの青年ドミニク(ベルモンド)は、パリの悪党たちの元締めマルショー(マルセル・ダリオ)の暴虐に嫌気がさして一味を抜け、ほとぼりをさますため軍隊に入る。もちろん軍隊でも、将軍たちの身勝手さは酷いもだった。お洒落で器用なモール(ジャン・ロシュフォール)や大力のジェントル(ジェス・ハーン)ら気の合う仲間とともに、軍用金を盗み出したドミニクは、可愛い女スリのヴェニュス(クラウディア・カルディナーレ)も連れてパリに舞い戻り、マルショーを倒して自分が新たなボスとなる。
人殺しはしない、金持ち貴族しか狙わない、ドミニク=義賊カルトゥーシュはパリの庶民の人気者になるが、宿敵・警察長官の高貴な妻イザベル(オディール・ヴェルソワ)に恋したことから長官のワナにはまり…
50年代、ヌーヴェルヴァーグやフィルムノワールの監督たちの寵児としてスターになったベルモンドの、意外やこれこそが初のコミカル・アクション路線。ベルモンドとブロカ監督の共同作品第一作なのだ。この映画はまだ結構ロマンティックなのだが(ド・ブロカ監督は意外やロマンティックなところもある…)、次の「リオの男」では、完全にスチャラカ・アクションの快作で、その後のフィルモグラフィを見ても、なんか本人はそういうのが一番好きだったのかしらという感じ(笑)
前半三分の二くらいまではかなりのお気楽コミカルタッチで話が進む。コスチューム・アクションの華やかさ、ベルモンドのアクションのカッコよさ、そして何よりカルディナーレが初々しくてとてもカワイイ。そんなに好きな女優じゃないけどコレは文句なしに良い。なんで他の女に目うつりするのか…。とはいえ身分の高さにもかかわらず傲慢さのない、高貴で誠実なイザベルは、それだけにカルトゥーシュの求愛にこたえるわけもなく、その手の届かなさ加減こそが、いつまでもコドモっぽさの抜けないドミニクを惹きつけたろうことは理解できる。こうした男のロマン的な愚行も、ベルモンドはほんとにバカ可愛く魅せてくれるが。
ラスト、宝石をつめこんだキラキラの馬車、愛する人をおくる月夜の葬列で、ロマンティックは最高潮に達する。達したところで、いきなり終わる。
いさぎよいにもほどがある…
こうなったらもう、あとは、大人になるしかない。泥棒の末路は死刑台と、認めるしかない。
能天気アクションから始まって、ほろにがいロマンティックで終わる、大人の童話(アクション童話?)、でした。
ベルモンドのコスチューム・アクションとしては「コニャックの男」の方がドタ・コメながら最初から歴史観等大人の視点が入った映画で、個人的にはそちらの方がより好きなのだが、フランス製コスチューム・アクションは、やっぱりベルモンドにトドメをさすなあ…(すいません、ジェラール・フィリップは好みじゃないもんで。)
18世紀フランスの“義賊”を、ジャン=ポール・ベルモンドが演じた時代アクション。
スリの青年ドミニク(ベルモンド)は、パリの悪党たちの元締めマルショー(マルセル・ダリオ)の暴虐に嫌気がさして一味を抜け、ほとぼりをさますため軍隊に入る。もちろん軍隊でも、将軍たちの身勝手さは酷いもだった。お洒落で器用なモール(ジャン・ロシュフォール)や大力のジェントル(ジェス・ハーン)ら気の合う仲間とともに、軍用金を盗み出したドミニクは、可愛い女スリのヴェニュス(クラウディア・カルディナーレ)も連れてパリに舞い戻り、マルショーを倒して自分が新たなボスとなる。
人殺しはしない、金持ち貴族しか狙わない、ドミニク=義賊カルトゥーシュはパリの庶民の人気者になるが、宿敵・警察長官の高貴な妻イザベル(オディール・ヴェルソワ)に恋したことから長官のワナにはまり…
50年代、ヌーヴェルヴァーグやフィルムノワールの監督たちの寵児としてスターになったベルモンドの、意外やこれこそが初のコミカル・アクション路線。ベルモンドとブロカ監督の共同作品第一作なのだ。この映画はまだ結構ロマンティックなのだが(ド・ブロカ監督は意外やロマンティックなところもある…)、次の「リオの男」では、完全にスチャラカ・アクションの快作で、その後のフィルモグラフィを見ても、なんか本人はそういうのが一番好きだったのかしらという感じ(笑)
前半三分の二くらいまではかなりのお気楽コミカルタッチで話が進む。コスチューム・アクションの華やかさ、ベルモンドのアクションのカッコよさ、そして何よりカルディナーレが初々しくてとてもカワイイ。そんなに好きな女優じゃないけどコレは文句なしに良い。なんで他の女に目うつりするのか…。とはいえ身分の高さにもかかわらず傲慢さのない、高貴で誠実なイザベルは、それだけにカルトゥーシュの求愛にこたえるわけもなく、その手の届かなさ加減こそが、いつまでもコドモっぽさの抜けないドミニクを惹きつけたろうことは理解できる。こうした男のロマン的な愚行も、ベルモンドはほんとにバカ可愛く魅せてくれるが。
ラスト、宝石をつめこんだキラキラの馬車、愛する人をおくる月夜の葬列で、ロマンティックは最高潮に達する。達したところで、いきなり終わる。
いさぎよいにもほどがある…
こうなったらもう、あとは、大人になるしかない。泥棒の末路は死刑台と、認めるしかない。
能天気アクションから始まって、ほろにがいロマンティックで終わる、大人の童話(アクション童話?)、でした。
ベルモンドのコスチューム・アクションとしては「コニャックの男」の方がドタ・コメながら最初から歴史観等大人の視点が入った映画で、個人的にはそちらの方がより好きなのだが、フランス製コスチューム・アクションは、やっぱりベルモンドにトドメをさすなあ…(すいません、ジェラール・フィリップは好みじゃないもんで。)
2001年、岡本喜八監督作品。
岡本カントクの遺作になるらしいコミカル時代劇。NHNBSで録画観賞。
上州の田舎から上京する途上、たまたま仇討の助太刀を頼まれ、以来「助太刀」にハマってしまった天涯孤独の青年助六(真田広之)。趣味と実益を兼ねた“助太刀屋”、イキなヤクザ者を気取った彼が7年ぶりに戻ってきた故郷では、ちょうど一個の仇討が行われる所だった。さっそく助太刀をと思ったが、関八州の役人が総がかりで助けるというので助六の出番はない。
が、討たれる侍片倉(仲代達也)はどうやら悪代官(岸辺一徳)らにハメられただけ。しかも、彼は本当は助六の…
とぼけたナレーション(岸田今日子、遣り手婆も演じてる)はキハチ映画のデフォルト。
そして、ダイナミックに飛び跳ねまくるカメラと、お調子者の主人公と。真田広之の運動神経の良さがあってこそだが、しゃべりまくり、跳ねまわりまくりの主人公像は見るものによっては引くかもしれない。ある意味舞台劇的でもある。
まあ、カメラの激しい動きも、アクション性を高め、大御所なのに大御所くさくないキハチ映画らしい個性を印象付けるものだし、一応楽しめる作品だった。山下洋輔のジャズ音楽が時代劇らしくなく魅力的で、一方ベテラン勢は皆ひとくせあって時代劇の香りをちゃんと伝えていた。冒頭の助六の助太刀歴の説明映像には、天本英世だの佐藤允だのおなじみの面々がカメオで出てきて嬉しい。
事情を何でも知ってるらしい小林桂樹の桶屋はちょっとクドい気もしたけど。何回指を鎚で打ったら気が済むんだ(^^;)
おさななじみのヒロイン・鈴木京花は、どこがいいのかあまりわからなかった…
奇策中心の助六の戦い(相手は侍や腕の立つ助太刀浪人だから…)をしっかり共闘したり、面白い役なのだが。
あとでWiki見たら、原作も本当は岡本カントクだったらしい(ペンネームで描いた漫画とか…)。
岡本カントクの遺作になるらしいコミカル時代劇。NHNBSで録画観賞。
上州の田舎から上京する途上、たまたま仇討の助太刀を頼まれ、以来「助太刀」にハマってしまった天涯孤独の青年助六(真田広之)。趣味と実益を兼ねた“助太刀屋”、イキなヤクザ者を気取った彼が7年ぶりに戻ってきた故郷では、ちょうど一個の仇討が行われる所だった。さっそく助太刀をと思ったが、関八州の役人が総がかりで助けるというので助六の出番はない。
が、討たれる侍片倉(仲代達也)はどうやら悪代官(岸辺一徳)らにハメられただけ。しかも、彼は本当は助六の…
とぼけたナレーション(岸田今日子、遣り手婆も演じてる)はキハチ映画のデフォルト。
そして、ダイナミックに飛び跳ねまくるカメラと、お調子者の主人公と。真田広之の運動神経の良さがあってこそだが、しゃべりまくり、跳ねまわりまくりの主人公像は見るものによっては引くかもしれない。ある意味舞台劇的でもある。
まあ、カメラの激しい動きも、アクション性を高め、大御所なのに大御所くさくないキハチ映画らしい個性を印象付けるものだし、一応楽しめる作品だった。山下洋輔のジャズ音楽が時代劇らしくなく魅力的で、一方ベテラン勢は皆ひとくせあって時代劇の香りをちゃんと伝えていた。冒頭の助六の助太刀歴の説明映像には、天本英世だの佐藤允だのおなじみの面々がカメオで出てきて嬉しい。
事情を何でも知ってるらしい小林桂樹の桶屋はちょっとクドい気もしたけど。何回指を鎚で打ったら気が済むんだ(^^;)
おさななじみのヒロイン・鈴木京花は、どこがいいのかあまりわからなかった…
奇策中心の助六の戦い(相手は侍や腕の立つ助太刀浪人だから…)をしっかり共闘したり、面白い役なのだが。
あとでWiki見たら、原作も本当は岡本カントクだったらしい(ペンネームで描いた漫画とか…)。
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他のことの都合で久しぶりにリージョンフリーDVDプレイヤーに電源を入れてチャンネルを合わせると(デッキの外部入力1につないでるので普段は全く見ない)、白黒画面になってた…
…うー…
知らん間にこわれてたのか??忙しくてとても海外盤DVDとかまで見れてなかったのだが…
しょっく…
もう潰れてるメーカーのだから修理は無理なんだよね。
引っ越し後、AVまわりのケーブルつないでちゃんとうつるか点検した時は問題なかったはずなんだけど。あれから3カ月ほどたってはいるが…しょっく…
<追記>
その後、D端子なしのケーブルに替えて直接TVにつなぐとちゃんと見れた。(TVにD端子がないので…)
DVDデッキにつないで(D端子あり)たのがうまくうつらなくなってたわけなので、デッキのD端子の接続が悪くなってるのか、最初に使ったD端子付きケーブルが悪くなってたのか…
まあ、ちょっとほっとした。
ただ、やっぱ32Vとかにつなぐと、この赤黄白のケーブルではイマイチ美しくない。
だんだん古くなってはきてるし、HDMIケーブル接続のリーフリプレイヤー(今はそういうのもあるようだ)の購入も、頭においといたほうがいいかなあ(爆)
…うー…
知らん間にこわれてたのか??忙しくてとても海外盤DVDとかまで見れてなかったのだが…
しょっく…
もう潰れてるメーカーのだから修理は無理なんだよね。
引っ越し後、AVまわりのケーブルつないでちゃんとうつるか点検した時は問題なかったはずなんだけど。あれから3カ月ほどたってはいるが…しょっく…
<追記>
その後、D端子なしのケーブルに替えて直接TVにつなぐとちゃんと見れた。(TVにD端子がないので…)
DVDデッキにつないで(D端子あり)たのがうまくうつらなくなってたわけなので、デッキのD端子の接続が悪くなってるのか、最初に使ったD端子付きケーブルが悪くなってたのか…
まあ、ちょっとほっとした。
ただ、やっぱ32Vとかにつなぐと、この赤黄白のケーブルではイマイチ美しくない。
だんだん古くなってはきてるし、HDMIケーブル接続のリーフリプレイヤー(今はそういうのもあるようだ)の購入も、頭においといたほうがいいかなあ(爆)
1958年、マイケル・アンダーソン監督作品。モノクロ。
あの伝説のどんでん返しが、ついにーーー!(笑)
父と兄亡きあと、女相続人として、南アフリカからスペインの瀟洒な別荘へ移り住んだキム(アン・バクスター)。そこへ、「実は生きていたのさ」と、事故死した兄を自称する男(リチャード・トッド)がやってくる。容貌からして違う、兄の遺体は自ら確認した、馬鹿なことを!とキムは警察を呼ぶが、男の持つ書類は完璧で、追い出すことができない。やがて彼は得体の知れない仲間を呼びこんで…
冒頭で、キムについて下調べ中の「兄」たちの姿を映し出しているので、ヒロインが精神的に不安定要素を抱えているらしいにもかかわらず、全編彼女と「兄」の対決として映画は展開する。“偽者”により陥れられるスリラーは他にもあるだろうが、主人公から見ると、刺青等の身体的特徴はともかく「顔を似せてすらいない」というのがかなりインパクト大。「明らかに別人なのに」それを証明するのは難しい…この大胆さがドキドキを更に盛り上げる。
「どんでん返しがみごとな作」として、ずいぶん昔に「お楽しみはこれからだ」の和田誠さんにオチを明かされてしまっていたのだが、それでも語り口のうまさに引き込まれ、大いに楽しめた。夜の別荘の無気味さと美しさ、風光明媚な海浜リゾートの鮮やかな色彩(モノクロなのに!)をともに伝える撮影も良いし(アーウィン・ヒリアー、「カンタベリー物語」の)。思いのほか甘くせつない系の音楽も、強引な物語展開に不思議な情感を添えている。
「兄」のリチャード・トッド、甘さのない二枚目ぶりがイイ感じ。地元警察のハーバート・ロムも相変わらずアクが強くてイイ感じ。無国籍なようできっちりと漂うイギリス映画臭がやはり私の好みに添うのか…
アン・バクスターはアメリカ娘にしか見えないし、実はあまり好きなタイプではないが、追い詰められる一方の可哀想なヒロインというのとはちょっと違う不透明感が面白くて、やはりよかった。まあトッド氏はニヤリと笑ってつっ立っていればそれで済むので、バクスター嬢が巧いんでしょう。
ちなみに、ロムと一緒に冒険活劇の傑作「絶壁の彼方へ」に出ていたダグラス・フェアバンクス・Jr.がプロデューサー。
うまく出来たお話は、古くても面白い、という見本のような映画でした。
DVDは出てないのですが、さる方のTV録画をダビングいただき、見ることができました。ありがとうございました!
あの伝説のどんでん返しが、ついにーーー!(笑)
父と兄亡きあと、女相続人として、南アフリカからスペインの瀟洒な別荘へ移り住んだキム(アン・バクスター)。そこへ、「実は生きていたのさ」と、事故死した兄を自称する男(リチャード・トッド)がやってくる。容貌からして違う、兄の遺体は自ら確認した、馬鹿なことを!とキムは警察を呼ぶが、男の持つ書類は完璧で、追い出すことができない。やがて彼は得体の知れない仲間を呼びこんで…
冒頭で、キムについて下調べ中の「兄」たちの姿を映し出しているので、ヒロインが精神的に不安定要素を抱えているらしいにもかかわらず、全編彼女と「兄」の対決として映画は展開する。“偽者”により陥れられるスリラーは他にもあるだろうが、主人公から見ると、刺青等の身体的特徴はともかく「顔を似せてすらいない」というのがかなりインパクト大。「明らかに別人なのに」それを証明するのは難しい…この大胆さがドキドキを更に盛り上げる。
「どんでん返しがみごとな作」として、ずいぶん昔に「お楽しみはこれからだ」の和田誠さんにオチを明かされてしまっていたのだが、それでも語り口のうまさに引き込まれ、大いに楽しめた。夜の別荘の無気味さと美しさ、風光明媚な海浜リゾートの鮮やかな色彩(モノクロなのに!)をともに伝える撮影も良いし(アーウィン・ヒリアー、「カンタベリー物語」の)。思いのほか甘くせつない系の音楽も、強引な物語展開に不思議な情感を添えている。
「兄」のリチャード・トッド、甘さのない二枚目ぶりがイイ感じ。地元警察のハーバート・ロムも相変わらずアクが強くてイイ感じ。無国籍なようできっちりと漂うイギリス映画臭がやはり私の好みに添うのか…
アン・バクスターはアメリカ娘にしか見えないし、実はあまり好きなタイプではないが、追い詰められる一方の可哀想なヒロインというのとはちょっと違う不透明感が面白くて、やはりよかった。まあトッド氏はニヤリと笑ってつっ立っていればそれで済むので、バクスター嬢が巧いんでしょう。
ちなみに、ロムと一緒に冒険活劇の傑作「絶壁の彼方へ」に出ていたダグラス・フェアバンクス・Jr.がプロデューサー。
うまく出来たお話は、古くても面白い、という見本のような映画でした。
DVDは出てないのですが、さる方のTV録画をダビングいただき、見ることができました。ありがとうございました!
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1951年、アルフレッド・ヒッチコック監督作品。モノクロ。
列車の中で声をかけてきた“見知らぬ乗客”ブルーノ(ロバート・ウォーカー)に、交換殺人のアイデアを持ちかけられたテニス選手のガイ(ファーリー・グレンジャー)。冗談でしょうと適当にいなして別れるが、ブルーノは離婚係争中のガイの妻を勝手に殺し、代わりに自分の父親を殺してくれ、とガイにつきまとい始め…
公私とも忙しくてなかなか映画を見る余裕がなかったが、どうした気まぐれか、未見のヒッチ映画を見てみることに。
いやー、どうしてどうして面白かったですね。ヒッチ信仰が全くない私ですが、なんとなく、この映画はするっと見れてしまいそうな気がして衝動的にスカパー放映を録画した。キャストは軽めだが若々しいし、小味でテンポがいい。もちろんクラシック映画ですから、100分程度と長さもお手頃。
ロバート・ウォーカーの「危ない人」っぷりがなかなか。グレンジャーはのっぺり美男だがテニス選手らしい雰囲気はあり、役には合ってる。彼の恋人がルス・ローマン、その父親の上院議員がこれはヒッチ作品におなじみレオ・G・キャロル。
ブルーノの悪巧みをとめに早く行きたくて、勝ちを急ぐガイのテニス試合のシーンはそれだけでもスリルがあるし(そこにさらにカットバックが…)、遊園地でのクライマックスなど、かなり画面的にも動きが激しい、ダイナミックな物語展開でハラハラドキドキの楽しいスリラーでした。
誰にでもオススメできる佳作。
いやー結構楽しかったなー、と満足しつつ、すかっと録画は消去しちゃいましたが(笑)
列車の中で声をかけてきた“見知らぬ乗客”ブルーノ(ロバート・ウォーカー)に、交換殺人のアイデアを持ちかけられたテニス選手のガイ(ファーリー・グレンジャー)。冗談でしょうと適当にいなして別れるが、ブルーノは離婚係争中のガイの妻を勝手に殺し、代わりに自分の父親を殺してくれ、とガイにつきまとい始め…
公私とも忙しくてなかなか映画を見る余裕がなかったが、どうした気まぐれか、未見のヒッチ映画を見てみることに。
いやー、どうしてどうして面白かったですね。ヒッチ信仰が全くない私ですが、なんとなく、この映画はするっと見れてしまいそうな気がして衝動的にスカパー放映を録画した。キャストは軽めだが若々しいし、小味でテンポがいい。もちろんクラシック映画ですから、100分程度と長さもお手頃。
ロバート・ウォーカーの「危ない人」っぷりがなかなか。グレンジャーはのっぺり美男だがテニス選手らしい雰囲気はあり、役には合ってる。彼の恋人がルス・ローマン、その父親の上院議員がこれはヒッチ作品におなじみレオ・G・キャロル。
ブルーノの悪巧みをとめに早く行きたくて、勝ちを急ぐガイのテニス試合のシーンはそれだけでもスリルがあるし(そこにさらにカットバックが…)、遊園地でのクライマックスなど、かなり画面的にも動きが激しい、ダイナミックな物語展開でハラハラドキドキの楽しいスリラーでした。
誰にでもオススメできる佳作。
いやー結構楽しかったなー、と満足しつつ、すかっと録画は消去しちゃいましたが(笑)
カレントアウェアネス
2013年8月16日 映画 コメント (2)
ついったーにも書いたけど、「マジメな心で」「勉強になるかと」フォローをしている国会図書館カレントアウェアネスのサイトで、趣味的に悶絶するようなネタが上がっていたのでここでも紹介。
クラシックシネマ好きならば、のぞいてみてソンはない!
http://current.ndl.go.jp/node/24142
よーするに、米国のパブリックドメインになった映画雑誌やラジオ雑誌の記事がWebで読めるようになりましたって…(全てじゃないだろけどそれなりの種類があった♪)
パブリックドメインだから当然、もっぱら20世紀も前半部分です。
http://lantern.mediahist.org/
ソッコー検索かけに行きました。素敵サイトです…(*^^*)
これだからついったーは、…とりあえず読んでてソンはないなあ。
「マジメな心で」「勉強になるかと」しているフォローはこれ(@ca_tweet)以外ほとんどないし、ムダに時間つかっちゃったりするし、自分じゃあまりつぶやかないけど。
しかし、Richard Widmark で検索して127ヒットしたので喜んだが(もちろん、名前だけ一瞬出てきただけのものも含まれる)、その次に Donald O’Connor で検索して、1225ヒットあったのにはのけぞりました。子役出身とはいえ、すご…。
クラシックシネマ好きならば、のぞいてみてソンはない!
http://current.ndl.go.jp/node/24142
よーするに、米国のパブリックドメインになった映画雑誌やラジオ雑誌の記事がWebで読めるようになりましたって…(全てじゃないだろけどそれなりの種類があった♪)
パブリックドメインだから当然、もっぱら20世紀も前半部分です。
http://lantern.mediahist.org/
ソッコー検索かけに行きました。素敵サイトです…(*^^*)
これだからついったーは、…とりあえず読んでてソンはないなあ。
「マジメな心で」「勉強になるかと」しているフォローはこれ(@ca_tweet)以外ほとんどないし、ムダに時間つかっちゃったりするし、自分じゃあまりつぶやかないけど。
しかし、Richard Widmark で検索して127ヒットしたので喜んだが(もちろん、名前だけ一瞬出てきただけのものも含まれる)、その次に Donald O’Connor で検索して、1225ヒットあったのにはのけぞりました。子役出身とはいえ、すご…。
ラブソングができるまで
2013年7月22日 映画 コメント (2)
2007年、マーク・ローレンス監督作品。
スカパー録画で視聴。Diarynoteの各所で(局所で?)高評価らしいので、割と最近の映画だけれど見てみました(笑)
昔(80年代)は一世を風靡した超人気グループ“PoP”のボーカル。でも今は、“懐かしのスター”としてドサ回り仕事しかないアレックス(ヒュー・グラント)のもとに、カリスマ歌姫コーラ(ヘイリー・ベネット)の新曲を依頼されるという起死回生の大チャンスが転がり込んだ。観葉植物の水やりバイトに来たソフィー(ドリュー・バリモア)のつぶやきにピン!ときたアレックスは、彼女に作詞を依頼する。それぞれ過去に囚われた二人は、曲作りを通じて次第に親しくなってゆくが…
ひねりすぎることもなく、すっきりまとまった、小味なラブコメ。
80年代の洋楽など一切わからんのですが、きっとそれらしいんでしょうね。
(当時の自分は、ガーシュインだのコール・ポーターだのの古い歌ばかり追っていました(笑)あ、ポーターに関するクスグリがあったなこの映画にも)
腰振りダンスで腰やら股関節やらを痛めるネタには苦笑したけど、シリアス・ギャグ含め音楽場面がみな丁寧に、気合い十分に作られてるので、けっこう楽しめました。
80年代洋楽シーンを語れないので、書くことはあまりない…
ヒュー・グラントはわりといい感じだった。「わりといい」止まりだけど。
ドリュー・バリモアにはあまり興味を惹かれなかった。
ちなみに、二人とも初見(爆)
ただ、映画そのものは、最初の所だけ見ようかと思ったら最後まで一気に見ちゃった。
やっぱ映画はこのくらいの長さがいいねえ。長ーいクレジットタイトル入れても1時間40分台。
スカパー録画で視聴。Diarynoteの各所で(局所で?)高評価らしいので、割と最近の映画だけれど見てみました(笑)
昔(80年代)は一世を風靡した超人気グループ“PoP”のボーカル。でも今は、“懐かしのスター”としてドサ回り仕事しかないアレックス(ヒュー・グラント)のもとに、カリスマ歌姫コーラ(ヘイリー・ベネット)の新曲を依頼されるという起死回生の大チャンスが転がり込んだ。観葉植物の水やりバイトに来たソフィー(ドリュー・バリモア)のつぶやきにピン!ときたアレックスは、彼女に作詞を依頼する。それぞれ過去に囚われた二人は、曲作りを通じて次第に親しくなってゆくが…
ひねりすぎることもなく、すっきりまとまった、小味なラブコメ。
80年代の洋楽など一切わからんのですが、きっとそれらしいんでしょうね。
(当時の自分は、ガーシュインだのコール・ポーターだのの古い歌ばかり追っていました(笑)あ、ポーターに関するクスグリがあったなこの映画にも)
腰振りダンスで腰やら股関節やらを痛めるネタには苦笑したけど、シリアス・ギャグ含め音楽場面がみな丁寧に、気合い十分に作られてるので、けっこう楽しめました。
80年代洋楽シーンを語れないので、書くことはあまりない…
ヒュー・グラントはわりといい感じだった。「わりといい」止まりだけど。
ドリュー・バリモアにはあまり興味を惹かれなかった。
ちなみに、二人とも初見(爆)
ただ、映画そのものは、最初の所だけ見ようかと思ったら最後まで一気に見ちゃった。
やっぱ映画はこのくらいの長さがいいねえ。長ーいクレジットタイトル入れても1時間40分台。
カリフォルニア・ドールズ
2013年6月17日 映画 コメント (14)
1981年、ロバート・アルドリッチ監督作品(遺作)。カラー。
大昔、映画館で見たことがある。特別面白いとも何とも思わなくて印象に残って無かったのだが、今みると割に世評も高いようだし…と、スカパーでやってたので再見してみた。
…
…あれれ?
結構ひきこまれるじゃん(^^;)…と、最後まで見てしまいました。
ドサ周りの女子プロタッグチーム“カリフォルニア・ドールズ”とマネージャーのハリー(ピーター・フォーク)。強くて演技もうまくて何より美人ペアだよ!と売り込み中だが(実際そこそこ美人さん二人なんである。美人過ぎてもちょっと現実味がなさすぎるので、そのへんのバランスはちょうどいい感じ)、どこへ行っても不況な世間はなかなか厳しくて…。
それでも、ついに彼らが大舞台に上がる日がくる。リノのホテルのクリスマス・イベントで全米チャンピオンに挑戦するのだ。きれいごとだけではやっていけない、心を打ち砕かれて何度も涙しながら、それでもまた立ちあがって歯を食いしばりながら、夢のために日々戦う彼らの姿は、なんとも美しく切なく心に残る。
前半は、かなりうらぶれた調子で、ド田舎のイベントばっかりまわってる。このうらぶれ感、ぐだぐだ感が昔はピンとこなかったのかな。飄々とした中年男フォーク、姉妹のようなアイリス(ヴィッキ・フレデリック)とモリー(ローレン・ランドン)、三人が身を寄せ合ってのロードムービーは、ボロ車でフォークがかけている音楽が、意外や?イタリア・オペラの曲ばかりというのが、品良い画面になってセンスを感じさせる。
どうしようもない田舎ばっかり回っているのが、少しずつ、少しずつチャンスをモノにして、最後のビッグ・マッチでは、ここぞとばかりに演出やら色々がんばっちゃう主人公たちがなんとも愛おしい。引き分けでも負け、なレスリング・マッチは時間との戦い。ハラハラさせながらの最後の盛り上がりはすばらしかった。
いやー、なんで全然印象に残って無かったんですかね自分~(笑)
日本盤のDVDも出てなかったのね。気がついてなかった。
そういやこれと「合衆国最後の日」と、まとめて去年見るチャンスが数か月前にあったのに、過労で死にかけていて結局行かなかった。
いっときゃよかったなあ(「合衆国…」も…)
大昔、映画館で見たことがある。特別面白いとも何とも思わなくて印象に残って無かったのだが、今みると割に世評も高いようだし…と、スカパーでやってたので再見してみた。
…
…あれれ?
結構ひきこまれるじゃん(^^;)…と、最後まで見てしまいました。
ドサ周りの女子プロタッグチーム“カリフォルニア・ドールズ”とマネージャーのハリー(ピーター・フォーク)。強くて演技もうまくて何より美人ペアだよ!と売り込み中だが(実際そこそこ美人さん二人なんである。美人過ぎてもちょっと現実味がなさすぎるので、そのへんのバランスはちょうどいい感じ)、どこへ行っても不況な世間はなかなか厳しくて…。
それでも、ついに彼らが大舞台に上がる日がくる。リノのホテルのクリスマス・イベントで全米チャンピオンに挑戦するのだ。きれいごとだけではやっていけない、心を打ち砕かれて何度も涙しながら、それでもまた立ちあがって歯を食いしばりながら、夢のために日々戦う彼らの姿は、なんとも美しく切なく心に残る。
前半は、かなりうらぶれた調子で、ド田舎のイベントばっかりまわってる。このうらぶれ感、ぐだぐだ感が昔はピンとこなかったのかな。飄々とした中年男フォーク、姉妹のようなアイリス(ヴィッキ・フレデリック)とモリー(ローレン・ランドン)、三人が身を寄せ合ってのロードムービーは、ボロ車でフォークがかけている音楽が、意外や?イタリア・オペラの曲ばかりというのが、品良い画面になってセンスを感じさせる。
どうしようもない田舎ばっかり回っているのが、少しずつ、少しずつチャンスをモノにして、最後のビッグ・マッチでは、ここぞとばかりに演出やら色々がんばっちゃう主人公たちがなんとも愛おしい。引き分けでも負け、なレスリング・マッチは時間との戦い。ハラハラさせながらの最後の盛り上がりはすばらしかった。
いやー、なんで全然印象に残って無かったんですかね自分~(笑)
日本盤のDVDも出てなかったのね。気がついてなかった。
そういやこれと「合衆国最後の日」と、まとめて去年見るチャンスが数か月前にあったのに、過労で死にかけていて結局行かなかった。
いっときゃよかったなあ(「合衆国…」も…)