右目の眼帯はずしにいって、とりあえず完了続きは地元の眼科で、とのこと。
やっぱりというか結局というか、外してみたら左目より右目の方がすこしよく見えているみたいで、また右左の相克とゆーか、だぶって見えるのは続くようです。まあそんなには期待してなかったし。
二週間脇役においやられていた右目が急に中途半端によくみえるようになったせいか、手術前以上に、視界のズレが気になるような気もしないでもない…
まあ、慣れるまで仕方がないのか…
とりあえずスマホやPCや本に取り組んでいる分には、すっかり前より楽になったんですけどね。自己完結してる時間内はぜんぜん無問題(ますます廃人化が進みそうだ)。
あーーー、また一週間、右目を掻かないよう頑張らねば…
やっぱりというか結局というか、外してみたら左目より右目の方がすこしよく見えているみたいで、また右左の相克とゆーか、だぶって見えるのは続くようです。まあそんなには期待してなかったし。
二週間脇役においやられていた右目が急に中途半端によくみえるようになったせいか、手術前以上に、視界のズレが気になるような気もしないでもない…
まあ、慣れるまで仕方がないのか…
とりあえずスマホやPCや本に取り組んでいる分には、すっかり前より楽になったんですけどね。自己完結してる時間内はぜんぜん無問題(ますます廃人化が進みそうだ)。
あーーー、また一週間、右目を掻かないよう頑張らねば…
エルス・ペルフロム著。
内戦で荒れた1930年代のスペイン、アンダルシア地方の貧しい少年クロは、大家族を支える手助けに学校も中途でやめ、働き続けている。彼の8歳から16歳までを描く児童文学。
昔のことだから本当に貧しい者に救いがなくて、どんなに働いても貧乏からは抜け出せず、地主や金持ち(修道院長含む)、警官などの横暴に耐え続けるしかない一家だが、貧しくとも譲れない思いもある。家族の絆と誇り、貧しいなりに楽しい歌や祭りなどの風俗、周囲の人々の辿る様々な人生、万民に平等に与えられる自然の美しさ。
「~だったんだ」「~だったんだ」と、主人公の回想で、淡々と語られる重たい物語だが、一瞬の輝きやユーモアも散りばめられ、一読忘れがたい文学的な香りが確かにある。
過酷な日々のうちにも、初めて女性を知り、すべてが輝いて見える16歳の彼が、ふと両親の老いに胸を突かれ時を感じる終章にしみじみ…
実は、コロナ直前にスペイン旅行をし、アンダルシアも少し回った。日本にはないほどに真っ青な空、雪をいたただいて迫る山並みなど思い出すと、ほんと更にしみじみします(泣)。
内戦で荒れた1930年代のスペイン、アンダルシア地方の貧しい少年クロは、大家族を支える手助けに学校も中途でやめ、働き続けている。彼の8歳から16歳までを描く児童文学。
昔のことだから本当に貧しい者に救いがなくて、どんなに働いても貧乏からは抜け出せず、地主や金持ち(修道院長含む)、警官などの横暴に耐え続けるしかない一家だが、貧しくとも譲れない思いもある。家族の絆と誇り、貧しいなりに楽しい歌や祭りなどの風俗、周囲の人々の辿る様々な人生、万民に平等に与えられる自然の美しさ。
「~だったんだ」「~だったんだ」と、主人公の回想で、淡々と語られる重たい物語だが、一瞬の輝きやユーモアも散りばめられ、一読忘れがたい文学的な香りが確かにある。
過酷な日々のうちにも、初めて女性を知り、すべてが輝いて見える16歳の彼が、ふと両親の老いに胸を突かれ時を感じる終章にしみじみ…
実は、コロナ直前にスペイン旅行をし、アンダルシアも少し回った。日本にはないほどに真っ青な空、雪をいたただいて迫る山並みなど思い出すと、ほんと更にしみじみします(泣)。
魔術師ペンリックの使命
2022年1月22日 読書
ロイス・マクマスター・ビジョルド著。
だいぶ前に出た「魔術師ペンリック」の続編。
もう30になったらしいが20代前半にしか見えないペン君。ヒロインに「不公平だわ」とぼやかれるようなジェンダーレス男子(違)
事故的になっちゃった魔術師で学者で神官…のはずが、今回はほぼスパイの役回りだ。
ただし、亡命させようとした将軍の妹(未亡人)に恋してしまったこともあり、必要以上に山あり谷ありの大冒険になってしまって…なにしろ将軍も妹も結構てごわい。ちょっとひねったロマコメファンタジーアドベンチャー(なんだかわからない)。
波乱万丈で楽しめます。
…しかし、ほんとビジョルドって、未亡人て立ち位置が好きだね!!(マイルズもそうだった)
だいぶ前に出た「魔術師ペンリック」の続編。
もう30になったらしいが20代前半にしか見えないペン君。ヒロインに「不公平だわ」とぼやかれるようなジェンダーレス男子(違)
事故的になっちゃった魔術師で学者で神官…のはずが、今回はほぼスパイの役回りだ。
ただし、亡命させようとした将軍の妹(未亡人)に恋してしまったこともあり、必要以上に山あり谷ありの大冒険になってしまって…なにしろ将軍も妹も結構てごわい。ちょっとひねったロマコメファンタジーアドベンチャー(なんだかわからない)。
波乱万丈で楽しめます。
…しかし、ほんとビジョルドって、未亡人て立ち位置が好きだね!!(マイルズもそうだった)
1961年、ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品。フランス映画。モノクロ。
大好きなジャン=ポール・ベルモンドの、昨年の死去直後に追悼でやってた「モラン神父」。文芸映画なのでしばらく手が出ず置いていたが(基本彼のアクション・コメディが好きなもので)、デッキの調子が悪く(BDに焼けなくなった)交換直前だし、休みだしとちょろっと見てみた。
…一気に最後まで見てしまったよ…
第二次大戦中、アルプスにも近いフランスの町。イタリア軍の占領下では住民はあまり変わらず暮らしていたが、駐屯するのがドイツ軍に変わると、ユダヤ系住民や共産主義者はゲシュタポを恐れて子どもに洗礼をさせたり逃亡したりと動き出す。
そうした世情不安のなか、無神論者/共産主義者の若い未亡人バルニー(エマニュエル・リヴァ)は、幼い娘(父親はユダヤ系と思われる描写あり)をよそに預けて通信教育の会社で働いていたが、ある時、教区の教会の神父に、気まぐれに無神論的な議論をぶつける。これがモラン神父(ベルモンド)との出会いだった。
教会関係者など権威主義なだけと思っていたのに反し、質素で知的、改革志向で紳士的なモラン神父との会話はバルニーにとっては興味深く心地よいものだった。
以来、バルニーは神父に教会のキリスト教関連書籍を借りたり、定期的に話しに行くようになる。神父がバルニーの家を訪問することもあった。
親しくなった二人はもっぱら信仰について話をするだけなのだが、やがてバルニーは神父への恋心を自覚する。一挙手一投足にムダに意味を求め、彼にキスされる夢まで見てしまう。
だが、神へ純潔を誓うカトリックの神父との恋愛がかなうことはあり得ない。
「もしあなたが神父でなければ…」耐えきれず、ついバルニーが投げかけた、禁じられた問いを神父ははねつける…
モノクロならではの繊細な映像で(ただし台詞はかなり絞って)、とても丁寧に描かれた物語だが、フランス語を解さず時代も違う日本人の私には、細部の読み取りは結構難しい(他の映画DB記事も参照した)。だがそれでも、その時代ならではの様々な立場の人々の思惑が並行して描写されるさま(身の安全を求めファシストにすり寄る人々も、別に断罪されたりはしない)、そして宗教談義が結構面白いのがこの映画の凄いところ。
決して押しつけがましくはしないのだが、全身全霊で相手の心をスキがあればとらえて信仰へ導こうと身構えている若々しいベルモンド神父の「献身的な宗教者」っぷりの(魅力的な)圧と言ったら…。これは改宗されるか恋に落ちるかどちらかしかないね。周囲に若い男が殆どいない時代だし…。宗教って怖いね(笑)
まあ、信仰というのは、自分でどうともできないような他動的に陥るものであるというのはグレアム・グリーンなどの他のカトリック小説でも語られていましたから…。
うん、「情事の終わり」とか思い出したぞ。
そして、淡々とした描写の中にも、じりっじりっと盛り上がっていってしまう女の情念。神の国へと導こうと彼女の家の食卓に座って言葉を連ねる神父の面前で、ふっと意識が(恋愛感情のため)逸れる彼女の手元に包丁がある、あの異様な緊迫感にはしびれました。
そして、「神父を誘惑しようとした」彼女にモラン神父は「告解に来なさい。(全て知っている私になら却って)出来るだろう」と言います。ウワーそう来たか!
そして実際、告解を行った彼女は少しだけ気が楽になります(とナレーションが)。
まあ色々と、うわーそう来たか!というような会話や描写がすずなりなんですが(特に後半)、これ以上は、やっぱり書くのは我慢しよう。
未見のかたはぜひご自分でドキドキしてください。いや、過激なところは全然ない、静かな映画なのですが。
見た人と、アレはねー!アレはきっとこうなんだよねー!いや、まさかこうくるとはねー!とか語り合ってみたい映画です。
ヒロインはともかく、モラン神父の方は、基本的に「内心何を考えているのか」が一切わからないように描かれているので、ある程度は見る側にまかされているのかもしれませんし。
あの態度は「神父じゃなかったら」って言われて少しは図星だったんじゃ、とか、いやー本当に全く頭になかったから驚愕したんだよ、とか、いろいろ言い合ってみたい。
いつか二人は天上で再会するのだろうか、天上で再会したらどうなるのだろうか…
心を揺さぶられて、映画で久々に、ちょっぴり涙がにじみました。
とにかく、予想をはるかに超えて、知的で刺激的で情念たっぷりの映画でした。
エマニュエル・リヴァは清楚な美しさで、でも終盤苦しみに顔がやつれていくのが辛かった。ベルモンドともども主演二人の演技に文句なし。
早く見ればよかった(苦笑)
大好きなジャン=ポール・ベルモンドの、昨年の死去直後に追悼でやってた「モラン神父」。文芸映画なのでしばらく手が出ず置いていたが(基本彼のアクション・コメディが好きなもので)、デッキの調子が悪く(BDに焼けなくなった)交換直前だし、休みだしとちょろっと見てみた。
…一気に最後まで見てしまったよ…
第二次大戦中、アルプスにも近いフランスの町。イタリア軍の占領下では住民はあまり変わらず暮らしていたが、駐屯するのがドイツ軍に変わると、ユダヤ系住民や共産主義者はゲシュタポを恐れて子どもに洗礼をさせたり逃亡したりと動き出す。
そうした世情不安のなか、無神論者/共産主義者の若い未亡人バルニー(エマニュエル・リヴァ)は、幼い娘(父親はユダヤ系と思われる描写あり)をよそに預けて通信教育の会社で働いていたが、ある時、教区の教会の神父に、気まぐれに無神論的な議論をぶつける。これがモラン神父(ベルモンド)との出会いだった。
教会関係者など権威主義なだけと思っていたのに反し、質素で知的、改革志向で紳士的なモラン神父との会話はバルニーにとっては興味深く心地よいものだった。
以来、バルニーは神父に教会のキリスト教関連書籍を借りたり、定期的に話しに行くようになる。神父がバルニーの家を訪問することもあった。
親しくなった二人はもっぱら信仰について話をするだけなのだが、やがてバルニーは神父への恋心を自覚する。一挙手一投足にムダに意味を求め、彼にキスされる夢まで見てしまう。
だが、神へ純潔を誓うカトリックの神父との恋愛がかなうことはあり得ない。
「もしあなたが神父でなければ…」耐えきれず、ついバルニーが投げかけた、禁じられた問いを神父ははねつける…
モノクロならではの繊細な映像で(ただし台詞はかなり絞って)、とても丁寧に描かれた物語だが、フランス語を解さず時代も違う日本人の私には、細部の読み取りは結構難しい(他の映画DB記事も参照した)。だがそれでも、その時代ならではの様々な立場の人々の思惑が並行して描写されるさま(身の安全を求めファシストにすり寄る人々も、別に断罪されたりはしない)、そして宗教談義が結構面白いのがこの映画の凄いところ。
決して押しつけがましくはしないのだが、全身全霊で相手の心をスキがあればとらえて信仰へ導こうと身構えている若々しいベルモンド神父の「献身的な宗教者」っぷりの(魅力的な)圧と言ったら…。これは改宗されるか恋に落ちるかどちらかしかないね。周囲に若い男が殆どいない時代だし…。宗教って怖いね(笑)
まあ、信仰というのは、自分でどうともできないような他動的に陥るものであるというのはグレアム・グリーンなどの他のカトリック小説でも語られていましたから…。
うん、「情事の終わり」とか思い出したぞ。
そして、淡々とした描写の中にも、じりっじりっと盛り上がっていってしまう女の情念。神の国へと導こうと彼女の家の食卓に座って言葉を連ねる神父の面前で、ふっと意識が(恋愛感情のため)逸れる彼女の手元に包丁がある、あの異様な緊迫感にはしびれました。
そして、「神父を誘惑しようとした」彼女にモラン神父は「告解に来なさい。(全て知っている私になら却って)出来るだろう」と言います。ウワーそう来たか!
そして実際、告解を行った彼女は少しだけ気が楽になります(とナレーションが)。
まあ色々と、うわーそう来たか!というような会話や描写がすずなりなんですが(特に後半)、これ以上は、やっぱり書くのは我慢しよう。
未見のかたはぜひご自分でドキドキしてください。いや、過激なところは全然ない、静かな映画なのですが。
見た人と、アレはねー!アレはきっとこうなんだよねー!いや、まさかこうくるとはねー!とか語り合ってみたい映画です。
ヒロインはともかく、モラン神父の方は、基本的に「内心何を考えているのか」が一切わからないように描かれているので、ある程度は見る側にまかされているのかもしれませんし。
あの態度は「神父じゃなかったら」って言われて少しは図星だったんじゃ、とか、いやー本当に全く頭になかったから驚愕したんだよ、とか、いろいろ言い合ってみたい。
いつか二人は天上で再会するのだろうか、天上で再会したらどうなるのだろうか…
心を揺さぶられて、映画で久々に、ちょっぴり涙がにじみました。
とにかく、予想をはるかに超えて、知的で刺激的で情念たっぷりの映画でした。
エマニュエル・リヴァは清楚な美しさで、でも終盤苦しみに顔がやつれていくのが辛かった。ベルモンドともども主演二人の演技に文句なし。
早く見ればよかった(苦笑)
1939年、ロイド・ベーコン監督作品。モノクロ。
1/13に見たけどもう一度ちょろちょろっと見た。
大晦日にTVでやってたのの録画。
いやーNHKBS、やるではないの。
このクラスのクラシック作品はむしろレアだよー♪
(大作だ名作だと語り継がれるほどでもない。ただし実力あるキャストが固めたA級の正統派西部劇だ)
1893年米国。クリーブランド大統領は民意?に負けてオハイオ州チェロキー・ストリップ一帯の土地を開拓民に開放することとし(先住民には保証金を与えて追い出す)、夢にあふれた白人開拓者たちが(もちろん悪党たちも)続々と押し寄せ、解禁の日を待つ。開拓地は広いが、当日は決まった時間にダッシュでそれぞれ目指す場所に一番乗りしたものがそこの土地をゲット、というルールだった。
チェロキーには保証金の入った袋も届く。それを悪党マッコード(ハンフリー・ボガート)一味が襲うが、更に横合いからそれを強奪したのが無法者「オクラホマ・キッド」(ジェームズ・キャグニー)だった。キッドは開拓者グループの中心人物らに軽く(好意的な?)チョッカイを出してから姿を消す。
やがて開拓地は大きく発展するが、賭場・酒場の顔役として町の暗部に食い込んだマッコードは、公正な市長・判事ら邪魔者の排除に動き出す。実は市長の息子だったキッドは、父を救うため戻ってくるが…
1時間半くらいの中に、西部劇に必須な案件さまざま=駅馬車強盗に撃ち合い、陰謀にリンチ騒ぎに復讐に、と盛りだくさんな流れがテンポよく語られる。
キャグニーVSボガート、というギャング映画ぽいキャスティングにも関わらず、キャグニーの飄々と明るいキャラクターで楽しいシーンも多くて飽きさせない。ミュージカルもできる人ですからね。
開拓ダッシュ前夜のキャンプファイアーで踊る人の輪にとびこんで、兄貴のガールフレンド・ジェーン(ローズマリー・レイン)の手をとるキャグニー、酒場のピアノに合わせてひとふし歌うキャグニー、赤ん坊のお守りをさせらせるキャグニー!彼にはレアな西部劇スタイルなのも併せて、キャグニー好きにはこたえられません(≧▽≦)
小柄だけどたくましくて(猪首)腕っぷし強そう。でも無骨じゃなくて愛嬌あって頭の回転早そう。こんなチンクシャ顔なのにスターになっちゃうのも、仕方がないよね(笑)
ラストは陽の当たる世界に戻ってきてしまいますが、父親の代表する正義正論の中の矛盾に倦んで家を出た、国だの社会だの自分は関わりたくない(今度の開拓だって形ばかりの保証金で先住民の土地を奪ってるだけ)、と嘯くキッドのキャラクターもいいよね。おおスザンナに合わせて楽しく踊りまくる開拓者たちに、すぐノセられて気分が楽しくもりあがってしまうのですが(西部劇ならではのイイ音楽シーンです)、ひとりくらいちゃんと考えてる人がいるのは良い。無法者だけど。だから別に奪った保証金を先住民にあげたりとかもしないけど(笑)
そんなこんなで、短い作品なのですが、いろいろ満足でした。
これって、現代人にも素直に楽しみやすいクラシック西部劇なのではないでしょうか。(1939年作だよこれ!)
あとジェーンの父の公正な判事がドナルド・クリスプ。うんうん、この人が出ているだけで大抵の映画の☆がひとつランクアップしそうですよ。
マッコード一味の下っ端にどっかで見た…と思えばワード・ボンドもいてた。
なわけでユーモアもしっかり入って大衆娯楽活劇の見本みたいな感じでした♪
1/13に見たけどもう一度ちょろちょろっと見た。
大晦日にTVでやってたのの録画。
いやーNHKBS、やるではないの。
このクラスのクラシック作品はむしろレアだよー♪
(大作だ名作だと語り継がれるほどでもない。ただし実力あるキャストが固めたA級の正統派西部劇だ)
1893年米国。クリーブランド大統領は民意?に負けてオハイオ州チェロキー・ストリップ一帯の土地を開拓民に開放することとし(先住民には保証金を与えて追い出す)、夢にあふれた白人開拓者たちが(もちろん悪党たちも)続々と押し寄せ、解禁の日を待つ。開拓地は広いが、当日は決まった時間にダッシュでそれぞれ目指す場所に一番乗りしたものがそこの土地をゲット、というルールだった。
チェロキーには保証金の入った袋も届く。それを悪党マッコード(ハンフリー・ボガート)一味が襲うが、更に横合いからそれを強奪したのが無法者「オクラホマ・キッド」(ジェームズ・キャグニー)だった。キッドは開拓者グループの中心人物らに軽く(好意的な?)チョッカイを出してから姿を消す。
やがて開拓地は大きく発展するが、賭場・酒場の顔役として町の暗部に食い込んだマッコードは、公正な市長・判事ら邪魔者の排除に動き出す。実は市長の息子だったキッドは、父を救うため戻ってくるが…
1時間半くらいの中に、西部劇に必須な案件さまざま=駅馬車強盗に撃ち合い、陰謀にリンチ騒ぎに復讐に、と盛りだくさんな流れがテンポよく語られる。
キャグニーVSボガート、というギャング映画ぽいキャスティングにも関わらず、キャグニーの飄々と明るいキャラクターで楽しいシーンも多くて飽きさせない。ミュージカルもできる人ですからね。
開拓ダッシュ前夜のキャンプファイアーで踊る人の輪にとびこんで、兄貴のガールフレンド・ジェーン(ローズマリー・レイン)の手をとるキャグニー、酒場のピアノに合わせてひとふし歌うキャグニー、赤ん坊のお守りをさせらせるキャグニー!彼にはレアな西部劇スタイルなのも併せて、キャグニー好きにはこたえられません(≧▽≦)
小柄だけどたくましくて(猪首)腕っぷし強そう。でも無骨じゃなくて愛嬌あって頭の回転早そう。こんなチンクシャ顔なのにスターになっちゃうのも、仕方がないよね(笑)
ラストは陽の当たる世界に戻ってきてしまいますが、父親の代表する正義正論の中の矛盾に倦んで家を出た、国だの社会だの自分は関わりたくない(今度の開拓だって形ばかりの保証金で先住民の土地を奪ってるだけ)、と嘯くキッドのキャラクターもいいよね。おおスザンナに合わせて楽しく踊りまくる開拓者たちに、すぐノセられて気分が楽しくもりあがってしまうのですが(西部劇ならではのイイ音楽シーンです)、ひとりくらいちゃんと考えてる人がいるのは良い。無法者だけど。だから別に奪った保証金を先住民にあげたりとかもしないけど(笑)
そんなこんなで、短い作品なのですが、いろいろ満足でした。
これって、現代人にも素直に楽しみやすいクラシック西部劇なのではないでしょうか。(1939年作だよこれ!)
あとジェーンの父の公正な判事がドナルド・クリスプ。うんうん、この人が出ているだけで大抵の映画の☆がひとつランクアップしそうですよ。
マッコード一味の下っ端にどっかで見た…と思えばワード・ボンドもいてた。
なわけでユーモアもしっかり入って大衆娯楽活劇の見本みたいな感じでした♪
ひっさびさにふぉとしょでお絵描きというか色塗りをした。
思ったほどすごくよく見えてはいないが術後の裸眼でできた…うれしい…
手書き下絵スキャナで取り込んだが、ペンタブが無い。マウスのみ。
やっぱ塗りにくい。不自然にしかぬれない。筆圧感知もないもんね。てきとうに色つけてから、もっぱら「指先ツール」でぐりぐりして少しでも自然なふうに伸ばしてごまかす。
指先ツール凄い、凄すぎるよ…あらためて感動した( ゚Д゚)
でももちろん新しいペンタブ欲しい!
左右の焦点の合い方には不満と不安が残るが、手術自体はしてよかったと思う。
(この焦点のずれ=複視は、元々必ずしも手術で直る保証なかったです。それでも近いところでは、少しましかな)
年末に録った「オクラホマ・キッド」も見た、これはつい片目ずつで見てしまったな。明日あたり感想をあげるべし。
思ったほどすごくよく見えてはいないが術後の裸眼でできた…うれしい…
手書き下絵スキャナで取り込んだが、ペンタブが無い。マウスのみ。
やっぱ塗りにくい。不自然にしかぬれない。筆圧感知もないもんね。てきとうに色つけてから、もっぱら「指先ツール」でぐりぐりして少しでも自然なふうに伸ばしてごまかす。
指先ツール凄い、凄すぎるよ…あらためて感動した( ゚Д゚)
でももちろん新しいペンタブ欲しい!
左右の焦点の合い方には不満と不安が残るが、手術自体はしてよかったと思う。
(この焦点のずれ=複視は、元々必ずしも手術で直る保証なかったです。それでも近いところでは、少しましかな)
年末に録った「オクラホマ・キッド」も見た、これはつい片目ずつで見てしまったな。明日あたり感想をあげるべし。
昨日左目の白内障手術をして、今日病院で眼帯をはずした。
(手術自体はキモチ悪いだけで痛くないが、緊張して超疲れた)
期待したほどではないけど(感動的に良く見えるようになる!と言ってた経験者は多いが)、一応前よりはよく見えてる。お医者さんによると少し時間がたってから視力がもう少し上がるケースもあるそうだけど緑内障もあるしなあ。右の手術がすんでからが本番?
白緑あわせて山のような目薬を差したり、しばらく触れるのもゴミチリ入るのも厳禁だから保護用のゴーグルをかけたり(掻いちゃダメ!)、面倒くさいけど、がむばる…
テストだしと言って少しずつ本読んだりスマホゲーもしたり溜まってた映画の録画みてみたり、エンピツにぎって落書きしてみたり…やりすぎか?
でも目を休めろとは言われてない。明日は半日だけ出勤する予定。
なんといってもまず、心置きなく水で顔を洗えるように早くなりたい。
(今はおそるおそる、滅菌コットンで目のそば避けて周辺ふいているだけ)
(手術自体はキモチ悪いだけで痛くないが、緊張して超疲れた)
期待したほどではないけど(感動的に良く見えるようになる!と言ってた経験者は多いが)、一応前よりはよく見えてる。お医者さんによると少し時間がたってから視力がもう少し上がるケースもあるそうだけど緑内障もあるしなあ。右の手術がすんでからが本番?
白緑あわせて山のような目薬を差したり、しばらく触れるのもゴミチリ入るのも厳禁だから保護用のゴーグルをかけたり(掻いちゃダメ!)、面倒くさいけど、がむばる…
テストだしと言って少しずつ本読んだりスマホゲーもしたり溜まってた映画の録画みてみたり、エンピツにぎって落書きしてみたり…やりすぎか?
でも目を休めろとは言われてない。明日は半日だけ出勤する予定。
なんといってもまず、心置きなく水で顔を洗えるように早くなりたい。
(今はおそるおそる、滅菌コットンで目のそば避けて周辺ふいているだけ)
Long way home
2022年1月8日 コンピュータ近年いろいろ忙しくなった上に、阿呆なmicrosoftのおかげでWindowsのバージョン上がったらスキャナ使えなくなったりタブレット使えなくなったりの積み重ねで(スキャナの方はプリンタと合体してるのが当たり前の時代になったのでもういいが)、すんごく長い間、10年くらいPCでのお絵描き(というか塗り絵)やってなかった。前の前の春には仕事が軽くなるはずだから…と、ある程度のスペックある新PCを買ったのだが無情なコロナのおかげでやっぱり予想以上に多忙…
でも今年こそ…と、PCを顧みたらば、買って一年以上たつのにまだふぉとしょをインストしていなかったというていたらく(もちろん持ってるのはかなり古いバージョンCS2だが)。
そもそもマウスじゃ全然まともに描けないし、今月白内障の手術が無事終わったらペンタブ買いに行こう♪と、逃避気分でインストしたら、あらまぁさすがはSDD、軽いじゃないですか~!
ただ、表示の文字や記号が小さい…こんな小さかったっけ…orz
もちろん先々代のPCに色々探して入れてたプラグインも入ってない。えーと色塗りの時どんなレイヤわけしてたっけ(覆い焼とか乗算とか)。
たしかまとめて十組以上のレイヤ(肌用とか髪用とか服用とかいろいろ)作ってくれるアクションプラグイン入れてたと思うけどあれどーすんだっけ。
古いPC開けてみないとだめかな。
老眼に加えてそれ以外でもだいぶウラシマになってたのが判明してうーんと唸った。
私の少女マンガ絵なんか、コミスタに頼んだ方がいい時代なのかもしれないけど…
コロナ多忙がおさまってくれないとおちおち絵も描けないよ…
(そして手術、効果が良く出ますように…個人差はあるそうだから。
いよいよ手術前専用目薬の点眼が始まって、カウントダウン開始です)
でも今年こそ…と、PCを顧みたらば、買って一年以上たつのにまだふぉとしょをインストしていなかったというていたらく(もちろん持ってるのはかなり古いバージョンCS2だが)。
そもそもマウスじゃ全然まともに描けないし、今月白内障の手術が無事終わったらペンタブ買いに行こう♪と、逃避気分でインストしたら、あらまぁさすがはSDD、軽いじゃないですか~!
ただ、表示の文字や記号が小さい…こんな小さかったっけ…orz
もちろん先々代のPCに色々探して入れてたプラグインも入ってない。えーと色塗りの時どんなレイヤわけしてたっけ(覆い焼とか乗算とか)。
たしかまとめて十組以上のレイヤ(肌用とか髪用とか服用とかいろいろ)作ってくれるアクションプラグイン入れてたと思うけどあれどーすんだっけ。
古いPC開けてみないとだめかな。
老眼に加えてそれ以外でもだいぶウラシマになってたのが判明してうーんと唸った。
私の少女マンガ絵なんか、コミスタに頼んだ方がいい時代なのかもしれないけど…
コロナ多忙がおさまってくれないとおちおち絵も描けないよ…
(そして手術、効果が良く出ますように…個人差はあるそうだから。
いよいよ手術前専用目薬の点眼が始まって、カウントダウン開始です)
田中啓文著。
冒頭に「アガサ・クリスティーに」と書いてあります。
本能寺の変とその後を決めた清須会議の間におこったある「できごと」。
それは…
死んだはずの信長を名乗る者の手紙によって孤島(三河湾の)に集められた、羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、徳川家康。(+接待役にも数名の戦国有名人)
そこで繰り広げられる、不気味なわらべ歌にのせた連続「見立て」殺人事件。
戦国ミステリは結構あるが、このメンツは凄い(^^;
何考えてんねん、という世界を力技で「エッ、つじつま合ってんじゃないの!」って風にもってく。
決着の付け方もなるほど~でした。
あいかわらず濃ゆい著者でした。
前半はちょっと入りにくかったけど(名古屋弁(たぶん。個々に少しずつ違うが中部地方の方言に私は詳しくない)が凄すぎたせいかも)、後半は文句なく楽しめて、最初から伏線を見直しに行きました。開巻すぐからボツボツ埋められていたので、「この作者ならいくらでもトンデモな展開をするはず」とか言って探したら気が付くのかもいれませんが、普通に読むほうがいいですよ。
ちゃんとできたミステリーは二度目が楽しめる。
クリスティーはまあ勿論だけど亡き〇〇〇〇にもオマージュを捧げていたのねえ。
でもそっちは絶対書けないもんね(ネタバレに通じる)
Amazonに盛大なネタバレレビュー書いてた人がいたが(私は本編読了後に見たからまだしも)、あれ何とかならないのか。一行目に「ネタバレが含まれています」って太字で書いてあっても、絶対同時にネタバレ内容が目に入るよ。
畳まれて目に入らない様に改行入れて下の方にずらすとか、そのくらいの気遣いもできないのかね。
要らないところで不快になった私でした。
冒頭に「アガサ・クリスティーに」と書いてあります。
本能寺の変とその後を決めた清須会議の間におこったある「できごと」。
それは…
死んだはずの信長を名乗る者の手紙によって孤島(三河湾の)に集められた、羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、徳川家康。(+接待役にも数名の戦国有名人)
そこで繰り広げられる、不気味なわらべ歌にのせた連続「見立て」殺人事件。
戦国ミステリは結構あるが、このメンツは凄い(^^;
何考えてんねん、という世界を力技で「エッ、つじつま合ってんじゃないの!」って風にもってく。
決着の付け方もなるほど~でした。
あいかわらず濃ゆい著者でした。
前半はちょっと入りにくかったけど(名古屋弁(たぶん。個々に少しずつ違うが中部地方の方言に私は詳しくない)が凄すぎたせいかも)、後半は文句なく楽しめて、最初から伏線を見直しに行きました。開巻すぐからボツボツ埋められていたので、「この作者ならいくらでもトンデモな展開をするはず」とか言って探したら気が付くのかもいれませんが、普通に読むほうがいいですよ。
ちゃんとできたミステリーは二度目が楽しめる。
クリスティーはまあ勿論だけど亡き〇〇〇〇にもオマージュを捧げていたのねえ。
でもそっちは絶対書けないもんね(ネタバレに通じる)
Amazonに盛大なネタバレレビュー書いてた人がいたが(私は本編読了後に見たからまだしも)、あれ何とかならないのか。一行目に「ネタバレが含まれています」って太字で書いてあっても、絶対同時にネタバレ内容が目に入るよ。
畳まれて目に入らない様に改行入れて下の方にずらすとか、そのくらいの気遣いもできないのかね。
要らないところで不快になった私でした。
明けましておめでとうございます
2022年1月1日 日常
謹賀新年。
昨年はお正月、実家に泊まることも遠慮して日帰り挨拶にとどめましたが、まあワクチンも打てたし(3回目が始まりそうですが)、息子たちと一緒に実家行ってお泊まりの三が日です(*^^*)
今年の抱負:もっと日記書くゾー★
今年の祈念:みんなで健康体大事に(自分はとりあえず今月に決まった白内障手術が無事かつ効果出て完了しますように)!
少しスマホゲーは控えたほうがいいかな(目に悪いのは分かってんだけどやめられない)
昨年はお正月、実家に泊まることも遠慮して日帰り挨拶にとどめましたが、まあワクチンも打てたし(3回目が始まりそうですが)、息子たちと一緒に実家行ってお泊まりの三が日です(*^^*)
今年の抱負:もっと日記書くゾー★
今年の祈念:みんなで健康体大事に(自分はとりあえず今月に決まった白内障手術が無事かつ効果出て完了しますように)!
少しスマホゲーは控えたほうがいいかな(目に悪いのは分かってんだけどやめられない)
白銀の墟 玄の月 第四巻 (十二国記)
2021年12月27日 読書
さすがに、三巻の後半あたりからはぐんぐん話が進みだして、どうしても読むのをやめられませんでした。
あうあう、年賀状が、年賀状が…
25日中くらいにはと思っていたが添え書き等全部すませたのは、読み終えてからの26日深夜。やれやれ…
まあしかし、覚悟はしていましたがたくさん死ぬこと死ぬこと…
〇〇とか〇〇とか〇〇とか〇〇とか、耐えられませんよ…
一度希望が出てきてから、思いっきりドン底まで叩き落す。さすが小野さん(泣)
戴麒、すっかり黒キリンと化して…捨て身が凄かった。
ただ、どうしてもすっきりしない所もあるので、後日談とか解説的短編とか早く出してほしいです。
特に、琅燦が立ち位置わけわからん。前作読み返したらわかるのだろうか…
あうあう、年賀状が、年賀状が…
25日中くらいにはと思っていたが添え書き等全部すませたのは、読み終えてからの26日深夜。やれやれ…
まあしかし、覚悟はしていましたがたくさん死ぬこと死ぬこと…
〇〇とか〇〇とか〇〇とか〇〇とか、耐えられませんよ…
一度希望が出てきてから、思いっきりドン底まで叩き落す。さすが小野さん(泣)
戴麒、すっかり黒キリンと化して…捨て身が凄かった。
ただ、どうしてもすっきりしない所もあるので、後日談とか解説的短編とか早く出してほしいです。
特に、琅燦が立ち位置わけわからん。前作読み返したらわかるのだろうか…
クリスマスイブ、混みすぎ~
2021年12月24日 日常イブ。仕事帰りにケーキを買いに百貨店に行くと、もうあの店この店それぞれに凄い列が…
ホールじゃなくシングル買うだけでしばらく並んで。
いい加減時間使ったし惣菜買って帰ろうと総菜売り場へ行くと、ここも意外なくらい列だらけ…
ひえー…
…なのだが、なんだか、おこわ弁当とか和風のとこだけすいていた。
そうか、クリスマスだと夕飯も洋風にしたいと皆思うのか。
でも私、けっこうおこわとか好きだしね、クリスマスにチキンとか食べなくていい!
並ばないのは正義!
さくっとおこわ弁当買って帰りました。美味しかった。
もちろん、デザートのケーキも美味しかった。
ホールじゃなくシングル買うだけでしばらく並んで。
いい加減時間使ったし惣菜買って帰ろうと総菜売り場へ行くと、ここも意外なくらい列だらけ…
ひえー…
…なのだが、なんだか、おこわ弁当とか和風のとこだけすいていた。
そうか、クリスマスだと夕飯も洋風にしたいと皆思うのか。
でも私、けっこうおこわとか好きだしね、クリスマスにチキンとか食べなくていい!
並ばないのは正義!
さくっとおこわ弁当買って帰りました。美味しかった。
もちろん、デザートのケーキも美味しかった。
白銀の墟 玄の月 第一巻 (十二国記)
2021年12月20日 読書
小野不由美著。
幾星霜。
…むちゃくちゃ長い年月をはさんでようやく出たこの戴国篇、図書館でもむちゃむちゃ予約付きそうだったので、とりあえずしばらく置いておこう、と思ったら三年たっていました(爆)
忘れていたわけではないが、ふと見るとようやく予約したらスッと届く状況になってたので読み始めました。けっこー忘れていますが…(ネタバレもいやなので十二国記からずっと遠ざかっていました)
戴国ほんとにどんだけ哀しいことになっているの。
簒奪した奴はいったいなんでこんなにも国をほったらかしているの…
重厚なみっしりした描写で十二国独自の(ファンタジーだもの)国難がじわりじわりとゆっくり描かれる第一巻(全四巻)。
…四冊かけて、しかも結局まだ見つからなかったりしても驚かないぞ私は…
幾星霜。
…むちゃくちゃ長い年月をはさんでようやく出たこの戴国篇、図書館でもむちゃむちゃ予約付きそうだったので、とりあえずしばらく置いておこう、と思ったら三年たっていました(爆)
忘れていたわけではないが、ふと見るとようやく予約したらスッと届く状況になってたので読み始めました。けっこー忘れていますが…(ネタバレもいやなので十二国記からずっと遠ざかっていました)
戴国ほんとにどんだけ哀しいことになっているの。
簒奪した奴はいったいなんでこんなにも国をほったらかしているの…
重厚なみっしりした描写で十二国独自の(ファンタジーだもの)国難がじわりじわりとゆっくり描かれる第一巻(全四巻)。
…四冊かけて、しかも結局まだ見つからなかったりしても驚かないぞ私は…
オンボロやしきの人形たち
2021年12月2日 読書
おもちゃの人形たちは、人間が見ているときは絶対に動きませんが、見ているものがいないときは、遊んだり踊ったり、たのしく過ごしているのです…
7歳の少女シンシアの人形の家は、祖母から受け継いだもの。古くて、手入れも修理もしてもらえなくてボロボロになっていましたが、そこに住む人形たちは、苦難にもめげず、いつも明るく前向きで、楽しく暮らしていました。ある日シンシアが、新しいピカピカの人形の家(と新しい人形たち)をもらってからは、こんなもの!と廃棄されそうになるのですが、彼らの心根の素晴らしさを愛する妖精たちの助けを得て、再び幸せな暮らしを手に入れます。
(そもそも語り手が妖精の女王様なのです)
読んでいるあいだじゅう、こちらもなんだかニコニコしてしまう、優雅で心あたたまるクラシックな佳品。
100年も前に書かれた童話ですが、今年出会った児童書の中でもトップクラスの読後感でした♪
著者は、フランシス・ホジソン・バーネット。
え?と思ったそこのアナタ!
そうです、「小公女」のバーネットです。
いやーこんな素敵なのも書いていたのね。ビックリ。
(ビンボーでもくじけない!ってテーマはちょっとかぶるかな?)
7歳の少女シンシアの人形の家は、祖母から受け継いだもの。古くて、手入れも修理もしてもらえなくてボロボロになっていましたが、そこに住む人形たちは、苦難にもめげず、いつも明るく前向きで、楽しく暮らしていました。ある日シンシアが、新しいピカピカの人形の家(と新しい人形たち)をもらってからは、こんなもの!と廃棄されそうになるのですが、彼らの心根の素晴らしさを愛する妖精たちの助けを得て、再び幸せな暮らしを手に入れます。
(そもそも語り手が妖精の女王様なのです)
読んでいるあいだじゅう、こちらもなんだかニコニコしてしまう、優雅で心あたたまるクラシックな佳品。
100年も前に書かれた童話ですが、今年出会った児童書の中でもトップクラスの読後感でした♪
著者は、フランシス・ホジソン・バーネット。
え?と思ったそこのアナタ!
そうです、「小公女」のバーネットです。
いやーこんな素敵なのも書いていたのね。ビックリ。
(ビンボーでもくじけない!ってテーマはちょっとかぶるかな?)
青春鉄道 2022年度版
2021年11月24日 読書
久々に、鉄道擬人化シリーズの新作を貸してもらった。
私以外の家族は全員鉄道マニア、しかし息子らが家を離れちゃったから見せて楽しめないなー…
相方はどうせこんなん見せてもピンとこないだろうし…
「なんで軍服ぽい恰好なんだ」とか、どーでもいいことから聞いてきそうだ。
ひとりだけデジタル音痴だし。関係ないか。
ちなみに私は山陽さん推し。あんまり出ないけど…
(どうしても関東や東日本主体だよね青春。私は関西から出たことないんだが)
私以外の家族は全員鉄道マニア、しかし息子らが家を離れちゃったから見せて楽しめないなー…
相方はどうせこんなん見せてもピンとこないだろうし…
「なんで軍服ぽい恰好なんだ」とか、どーでもいいことから聞いてきそうだ。
ひとりだけデジタル音痴だし。関係ないか。
ちなみに私は山陽さん推し。あんまり出ないけど…
(どうしても関東や東日本主体だよね青春。私は関西から出たことないんだが)
初の4枚抜き!(ロマサガRS)
2021年11月23日 ゲーム
ロマサガRS。次々新ガチャが来るし、結構ガチャ用の石ももらえるけど、今回のサガステエレンガチャはあまり興味のないキャラが多くてスルーしていた。
(フルブライトさんの新スタイルは出ないのか!…出ないよなあ…)←弱気
が!ブラックの新技、画面に帆船が現れるビジュアルなのに気づいて、ちょっと欲しいかなーと30連だけしてみたら、三十連目でなんと初の四枚抜き!いや、エレンが二枚かぶったので三人分なんだけど。(ブラックとエレンとミューズ)
ちょっと嬉しい(*´∀`*)
…たぶんブラック以外使わないけども…
(フルブライトさんの新スタイルは出ないのか!…出ないよなあ…)←弱気
が!ブラックの新技、画面に帆船が現れるビジュアルなのに気づいて、ちょっと欲しいかなーと30連だけしてみたら、三十連目でなんと初の四枚抜き!いや、エレンが二枚かぶったので三人分なんだけど。(ブラックとエレンとミューズ)
ちょっと嬉しい(*´∀`*)
…たぶんブラック以外使わないけども…
目が悪い以外は、結構健康には自信があった。
相方が毎年職場の健康診断ごとに、中性脂肪ガー、コレステロールガー、尿酸値ガー、とブツブツ言ってるのを見下していた。
が、ついに?ここ数年、悪玉コレステロール値のみですが、私もボーダーラインに乗ってきちゃった(ノД`)シクシク
流石に最近は、牛乳(大好き!)を一部低脂肪乳(嫌だけど)におきかえてみたり。あんなに嫌だったのに、豆乳、色んな種類でてるし飲める味ないか試してみようかな?と思っちゃったり。私は豆腐も嫌いなんですけどねー!
んななか最近の豆乳飲料って、信じられないくらい種類があって、その中に「杏仁豆腐」味があった。これは驚き。
私は杏仁豆腐ダーイ好きなもんですからね。杏仁豆腐は名前は豆腐でも中身全然豆腐じゃないし。
…そして、試してみた所、案外許せる味だった!
週に何度か買って飲んでます。
杏仁豆腐は…豆腐じゃないけど、杏仁豆腐豆乳は一周回ってぐんと豆腐に近づいたんだなあ、と、不思議なエニシにしみじみしています。
それ以外の豆乳はやっぱり怖くて手を出し辛いけど、チャイティー味ってのだけ、飲んでみたらこれもそこそこイケた。キッコーマンは20種類くらい作ってて、普通の「紅茶」味もあるけど、あくまでチャイティー味をプッシュ。
この2種類(特に杏仁豆腐味)、売ってる店が私の周辺にあまりないのだけが残念。
効果がどれだけあるかは、来年の健診までわからないかなー(笑)
相方が毎年職場の健康診断ごとに、中性脂肪ガー、コレステロールガー、尿酸値ガー、とブツブツ言ってるのを見下していた。
が、ついに?ここ数年、悪玉コレステロール値のみですが、私もボーダーラインに乗ってきちゃった(ノД`)シクシク
流石に最近は、牛乳(大好き!)を一部低脂肪乳(嫌だけど)におきかえてみたり。あんなに嫌だったのに、豆乳、色んな種類でてるし飲める味ないか試してみようかな?と思っちゃったり。私は豆腐も嫌いなんですけどねー!
んななか最近の豆乳飲料って、信じられないくらい種類があって、その中に「杏仁豆腐」味があった。これは驚き。
私は杏仁豆腐ダーイ好きなもんですからね。杏仁豆腐は名前は豆腐でも中身全然豆腐じゃないし。
…そして、試してみた所、案外許せる味だった!
週に何度か買って飲んでます。
杏仁豆腐は…豆腐じゃないけど、杏仁豆腐豆乳は一周回ってぐんと豆腐に近づいたんだなあ、と、不思議なエニシにしみじみしています。
それ以外の豆乳はやっぱり怖くて手を出し辛いけど、チャイティー味ってのだけ、飲んでみたらこれもそこそこイケた。キッコーマンは20種類くらい作ってて、普通の「紅茶」味もあるけど、あくまでチャイティー味をプッシュ。
この2種類(特に杏仁豆腐味)、売ってる店が私の周辺にあまりないのだけが残念。
効果がどれだけあるかは、来年の健診までわからないかなー(笑)
シャーロック・ホームズたちの新冒険
2021年11月13日 読書
田中啓文著。
様々な有名人が探偵役をつとめる短編集「シャーロック・ホームズたちの冒険」の第二弾。
エラリー・クイーンを知るものなら“新冒険”のくだりにニヤリとするはず。
(短編集に「エラリー・クイーンの冒険」と「エラリー・クイーンの新冒険」てのがある。まあ原題はAdventure of ~、と、New Adventure of ~ で全くフツーなのだけど直訳すると順番変だよね)
前作「冒険」はもちろん読んだんだけど、「新」が出たのを見落としてたのに気づいて手に取りました。
トキワ荘の人々とか明智小五郎とか黒後家蜘蛛の会とか子規と芭蕉とか今回ももりだくさんだったけど(まあ前作に出てきたヒトラー探偵ほどのインパクトはないが)、最後の「ホームズ転生」が特に良かった。ホームズと下宿を共にすることなく老境に入った孤独なワトスン医師が、たまたま聞きに行った演奏会で殺人事件と不思議な老バイオリニストに出くわす、言わば異世界バージョン。うわー、やっぱり二人は出会わなきゃだめだよー!!!ワトスンがいてこそホームズが輝いたんだよ!と、アツイ思いがわきあがり、二度読み直してしまいましたね。
(最近仕事がらみで児童文学やYA向けばかり読みがちだったのであまり日記にも書いてなかった…パロディ系だけど、久々に大人向け小説です(笑))
様々な有名人が探偵役をつとめる短編集「シャーロック・ホームズたちの冒険」の第二弾。
エラリー・クイーンを知るものなら“新冒険”のくだりにニヤリとするはず。
(短編集に「エラリー・クイーンの冒険」と「エラリー・クイーンの新冒険」てのがある。まあ原題はAdventure of ~、と、New Adventure of ~ で全くフツーなのだけど直訳すると順番変だよね)
前作「冒険」はもちろん読んだんだけど、「新」が出たのを見落としてたのに気づいて手に取りました。
トキワ荘の人々とか明智小五郎とか黒後家蜘蛛の会とか子規と芭蕉とか今回ももりだくさんだったけど(まあ前作に出てきたヒトラー探偵ほどのインパクトはないが)、最後の「ホームズ転生」が特に良かった。ホームズと下宿を共にすることなく老境に入った孤独なワトスン医師が、たまたま聞きに行った演奏会で殺人事件と不思議な老バイオリニストに出くわす、言わば異世界バージョン。うわー、やっぱり二人は出会わなきゃだめだよー!!!ワトスンがいてこそホームズが輝いたんだよ!と、アツイ思いがわきあがり、二度読み直してしまいましたね。
(最近仕事がらみで児童文学やYA向けばかり読みがちだったのであまり日記にも書いてなかった…パロディ系だけど、久々に大人向け小説です(笑))
ずるずる引き延ばしてた感じもあるけど、ついに白内障の手術にむけて、紹介された病院に診断予約をいれた。
眼をさわるのコワイけど、まあ皆やってる?結構確立された術式だろうから何とかなるか。親や、同僚で経験のある人に話を聞いてたら割とすぐ通常営業に戻せそうだ。
まあそして、あまり眼を酷使しないよう…だらだらスマホいじるのもう少し自粛しよう。すべき。できるといいな。いいトシなんだし。
んで、日記ももうちょっと復活させよ(^^;
眼をさわるのコワイけど、まあ皆やってる?結構確立された術式だろうから何とかなるか。親や、同僚で経験のある人に話を聞いてたら割とすぐ通常営業に戻せそうだ。
まあそして、あまり眼を酷使しないよう…だらだらスマホいじるのもう少し自粛しよう。すべき。できるといいな。いいトシなんだし。
んで、日記ももうちょっと復活させよ(^^;
R.I.P. ジャン=ポール・ベルモンド様
2021年9月8日 映画久しぶりの日記が訃報…(/_;)
結構昔から追っかけていたベルモンド様。ていうか見る前から好きだった、とかいうのは、平井和正のウルフガイ・シリーズに中学生の頃からハマっていたからです。少年ウルフガイじゃなくて大人のほうの犬神明ね。ひょろりとやせっぽちで「ベルモンド崩し」てな容貌…という設定でした。「リオの狼男」って巻もありましたねえ。これはこれで懐かしい…
やがてTVで「リオの男」を見ることができ、その飄々としたたたずまいと愛嬌と、トンデモないアクションをかるがるこなす運動神経に夢中になりました。
ヌーヴェル・ヴァーグ?いやいやそんなの面白くない…(ともすれば「勝手にしやがれ」とかばかり取り上げられるけど)。スラプスティック・アクションと、渋さやペーソスも漂わせるフィルムノワールが好きでした。まあたまには文芸モノとかもね。
気が付いたら何でもできる名優でもあった…
うう…さみしいです。
結構昔から追っかけていたベルモンド様。ていうか見る前から好きだった、とかいうのは、平井和正のウルフガイ・シリーズに中学生の頃からハマっていたからです。少年ウルフガイじゃなくて大人のほうの犬神明ね。ひょろりとやせっぽちで「ベルモンド崩し」てな容貌…という設定でした。「リオの狼男」って巻もありましたねえ。これはこれで懐かしい…
やがてTVで「リオの男」を見ることができ、その飄々としたたたずまいと愛嬌と、トンデモないアクションをかるがるこなす運動神経に夢中になりました。
ヌーヴェル・ヴァーグ?いやいやそんなの面白くない…(ともすれば「勝手にしやがれ」とかばかり取り上げられるけど)。スラプスティック・アクションと、渋さやペーソスも漂わせるフィルムノワールが好きでした。まあたまには文芸モノとかもね。
気が付いたら何でもできる名優でもあった…
うう…さみしいです。