「神様」ヒッチコックには、なぜかあまり興味がわかない。
ある程度は見ているが、これほど情報もDVDも出回っているのに見逃しているものも多い。

コレもスカパーでやったのを録ってから数カ月もたって、まあ多分コレなら比較的ふつうに楽しめるのではないか、と見始めたら。

ダンナが「結婚前に一緒に見たよな」と言う。

…へ?

全く記憶にないし、初見だと思い込んでいたのだけど。

「多分「ロープ」と二本立てで見た。」
とか、奥さん(ドリス・デイ)がどんなセリフ言ってたかの記憶まで結構あるようだ。えええええ?

彼はクラシック映画には特別興味がないので(映画ファンなわけですらない)、「知りすぎていた男」はともかく「ロープ」なんか普通出てこないと思う…
他のご家庭だと「エッ、じゃ誰と見に行ったのよ、キー」という展開になりうるかもしれないが、ウチは双方実に飾り気のない淡泊夫婦な上に、モノがモノだけにそれはなさそう。
そういえば、いっときヒッチコック映画がいろいろリバイバルされていたという記憶はある。
あるけれど…

とりあえず一時間ほど、何か思い出すか、と見てみたが、これがまた全く思い出さない。なまじ情報が流布しまくっているので、ストーリーはだいたい知ってるし(大好きな和田誠さんなんかもヒッチコックファンだしなあ)、「この展開は知ってる」と思っても「ここ見た記憶が」とならない。

どーなってるんだ!

そう思いながら見たせいかどうか、一時間見て「やっぱ記憶が戻らないなあ」と止めて他のことを始めた。もう夜中の0時になったし。

半分まで見て止めることができてしまう点で、やはりヒッチコックは私の琴線に触れないんだろうな。
…だからといってこんなにきれいさっぱり…orz。

というわけで、日を改めて後半を見るかどうかも、またナゾのまま残されているのであった。
まさかアのつく病気ではあるまいな…?

ちなみに「ロープ」を見たという記憶もない。多分ない(爆)
彼曰く「ロープ」はあまり面白くなかった、ということなので無理ないのかもしれないが。



<追記>
次の日たまたま用があって実家へ行き、眠っていた昔の日記を出してみると、なんと!
やはり「知りすぎていた男」は二人で見に行ったらしい(日付まで判明した)。
さらにパラ見してると、ほかにもポロポロ「え、コレ見てたっけ?」というタイトルが出てきたのには参った。
もはや自分の記憶など信じないことにしよう。1990年前後から、しばらくパッタリ映画を見ていなかった時期があるしなぁ。日記自体も結婚してから書かなくなってた。2001年からはずっとコレ、だいありぃのーと。

今のブログ日記同様、映画と本の事以外ろくに書いてない(しかも今以上にミーハーで短い)。
しかし、結構色々見ているものだなあと感心。いや、TVで結構イイもの(古いもの)を連日やっているのに感心。う、うらやましい…
忘れないようもっと詳しく書けよ自分。

そのうち読み返してみようかな?
中学に入るか入らないかの頃から断続的に書き続けていて、十数冊あるのだが…(汗)。

コメント

nophoto
なにわすずめ
2009年11月16日11:17

ご主人様とご覧になった映画館とか、ごらんになった季節とかも謎ですか?
詳しくお尋ねになれば、ああ、あのときの・・・と言う感じでよみがえってくるのでは・・・(^_^;)
私も、見た映画の内容は思い出せないことは多々ありますが、見に行った時の状況はなんとなく覚えてます。
確かに、ヒッチコックの作品は、私も印象が薄いのですが、大昔、TVで見た「鳥」だけは、強烈に記憶してます。こわかった~

nophoto
たけだ
2009年11月16日11:52

一時版権の問題が有ってヒチコック作品の多くが上映できない時期がありました。
それが解決して一斉に再上映が始まったのが1984年頃です。

私はこの作品は1985年に東京で『めまい』と二本立てで観ました(独りで)。

ヒチコック作品の出来は主演女優に大いに左右されますね。
この作品のドリス・デイは悪くないと思いますが、ヒチコック女優としてはいささか「庶民的」過ぎる?

ボースン
2009年11月16日17:37

>なにわすずめ様
たぶん、彼も“状況”の方は、とんと覚えていないことと思います。いつも、「以前に何かで出かけた時の状況」について「鞄に読みかけの本『××』を入れてた」とか、「△△を食べた」とか私が思い出して言うと、いつも「よくそんなこと覚えてるなぁ!」と叫びますから。
でももう、バカにできないなあ。
動かぬ証拠(アナログ日記)が出てきちゃったし。

>たけだ様
おお!ちょうどそのくらいの時期だと思います。私の日記にも(月日のみで年が書いていないのですが)、“ヒッチコック第二弾、「知りすぎていた男」と「めまい」の二本立てに行った、「めまい」のほうがずっと好みだ”というようなコトが書いてありました(それで「知りすぎ…」だけ記憶から消えたのか?)。
そういや、“「ロープ」でなく「知りすぎていた男」と「めまい」の二本立てだったかもしれない”とも、彼は申しておりました。

その少し前のページには彼と「裏窓」を見に行った記述もありましたから、「ロープ」は「裏窓」と二本立てだったのかも…。「ロープ」、日記にも書いてもらえないほどつまらなかったのかしら(とりあえず「ロープ」には、主演女優もいませんしね)。それとももっと後のほうのページに出てくるのかしら。
もう何が出てきても動じませんわ、ははははは。

nophoto
なにわすずめ
2009年11月16日22:36

昔の日記を今も大切に保存されてるのはすごいですね。私は、日記自体が続きませんでしたし、残ってるものは恥ずかしくてみんな処分してしまいました。(落書きの絵が特に・・・・ウィドマーク様いっぱい描いてたんですが(^^ゞ)
ほんとうに昔のTVは、今と違って、キラ星の如くいい映画を毎日放送してましたよね。古いキネマ旬報の別冊映画年鑑の宣伝ページがあって、ゴールデン洋画劇場などのラインアップ見てましたらすごいですよ。(そもそも、TV放送内容が宣伝ページに大きく出ていたこともオドロキデスが)

ボースン
2009年11月16日23:19

あはは、大切に保存なんかしてないんですけどね。
実家の納戸部屋に私の古いマンガや文庫本の本棚とか勉強机があるんですが(この机は父が趣味の模型制作作業に使っていた模様)、その棚にぽんと並べたまんま、幾星霜。埃を払って読みました(笑)
内容も、親に見られてもほとんど問題なしというか…日記には落書きしない主義でしたし(爆)

それにしても処分とはもったいない…ウィドマーク様の絵…うう…
まあ日記なんて、続けても続けなくてもいいモンなんだと思うんですよね。
書きたい日だけ書きゃいいし。そう決めると、もちろん毎日は書いてないけど、いくらでも日記は続きました。

映画や本で楽しかったことウケたことを書きつけておくと、あとで読み返すと楽しかった気持ちがちょっと甦って、癒しになります、私には。
なのでまだまだ当分はこのWeb日記も続いていくと思われます。ヨロシク。

nophoto
だぶるえんだー
2009年11月19日9:39

日記とはちょっと違う気がしますが・・・・・ぼくは病院にいったあと簡単な記録をつけることがあります。どんな症状だったか。なんという病院にいったか。どんな助言をもらったか・・・・・などを書きとめておくのです。あまり役に立ちませんが、お薬手帖みたいな感じでなんとなくつけております。それから大きな買い物したときとか・・・・
「〇×書店で取り寄せ頼んだら一ヶ月以上待たされた!!」
ですとか。日常の雑事を書き残しておるのです。

やはり、これは日記ではないですね。

ボースン
2009年11月19日19:53

あはは、それを言えば私のこの日記も日記じゃないですよ。
実用的な、実生活の記録は最低限ですもん(笑)

でもそのほうが、読み返すと読みふけってしまいませんか?

nophoto
だぶるえんだー
2009年11月19日20:20

実用的な記録は日記とは別物、などと堅苦しく考える必要はないのでしょうか。あ、それから切り抜き帖もつくっております。新聞や雑誌の記事、資料のコピーなどをどこぞでもらってきたフリーペーパーに貼りつけて・・・・・あまり実用的ではありませんが、自分の興味の方向がわかるのです。

ボースン
2009年11月21日10:41

自分が日記と思えば日記かなと、私は簡単に考えています(笑)
切り抜き貼も作っておられるのですか?その切り抜き貼も、あとで振り返って自分の発送や興味やなにやの流れ楽しめるという点で、私にとっての日記にとても近い位置にありそうですね。

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