牙をむく都会(上) (講談社文庫)
2009年11月13日 読書 コメント (10)
逢坂剛著。
ノベルズ版下巻の表紙にウィドマーク様がいるらしいというだけで手を出すこの節操なし。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4125007942?ie=UTF8&tag=boatswascot-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4125007942
アマゾン画像は小さいけど現物を見るとどうみても「ワーロック」。手ケガしてるし。
でもこの文庫版にも、上下巻共にウィドマーク様が隠れていました(映画パンフ柄)。
著者の作品によく主役を張ってるらしい"岡坂神策"氏は著者の分身なのだろうか。ハリウッド・クラシック映画祭の企画にひっぱりこまれたりスペイン内戦がらみのイベントに巻き込まれたり、初めて読むシリーズなのでノリがまだよくわからない。最初は店先でレアビデオの取り合いになってから、後を付け回されたりするので、ビデオテープに機密のマイクロフィルムでも隠されているのかとか思ったが、さすがにそれはないか(笑)
岡坂氏が、あまりにも逢坂センセイのエッセイ中に書いてたことと同じよーなことばっか呟きまくってるあたり(またそのウンチク量がえらく多い)「それでいいのか?」とツッコミを入れたくなるが、自分もクラシック映画好きウィドマーク好きとかぶる要素多大なため、素直にツッこむこともできずに居心地が悪い。
だいたいファーストシーンからして、中古ビデオ屋に米軍基地流れ品の米版ビデオ"Road House"を発見して手を伸ばす主人公(2000年の作だからまだDVDあまりないしインターネットで右に左に輸入盤買いまくるなんてこともない)。
「それじゃ、字幕無しですね」
「うん、どっちみち、筋は関係ない。ウィドマークさえ見れば、気のすむ映画だから」
とかって、…うーーーーーー…気恥ずかしい。なんか気恥ずかしい。
クラシック映画祭に備えて非A級な佳作ラインナップを選ぼうだとか、なんかひたすら趣味的な出足である。逢坂さんだからいずれはサスペンスとか冒険とかなにかそーゆー方向へ行くと思いたいのだが、なかなかウンチクから話が離れない。はてどうなるか。うんうん唸りながらも読み進めつつあるが、ある意味疲れる…多分同族嫌悪であろうが。
ノベルズ版下巻の表紙にウィドマーク様がいるらしいというだけで手を出すこの節操なし。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4125007942?ie=UTF8&tag=boatswascot-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4125007942
アマゾン画像は小さいけど現物を見るとどうみても「ワーロック」。手ケガしてるし。
でもこの文庫版にも、上下巻共にウィドマーク様が隠れていました(映画パンフ柄)。
著者の作品によく主役を張ってるらしい"岡坂神策"氏は著者の分身なのだろうか。ハリウッド・クラシック映画祭の企画にひっぱりこまれたりスペイン内戦がらみのイベントに巻き込まれたり、初めて読むシリーズなのでノリがまだよくわからない。最初は店先でレアビデオの取り合いになってから、後を付け回されたりするので、ビデオテープに機密のマイクロフィルムでも隠されているのかとか思ったが、さすがにそれはないか(笑)
岡坂氏が、あまりにも逢坂センセイのエッセイ中に書いてたことと同じよーなことばっか呟きまくってるあたり(またそのウンチク量がえらく多い)「それでいいのか?」とツッコミを入れたくなるが、自分もクラシック映画好きウィドマーク好きとかぶる要素多大なため、素直にツッこむこともできずに居心地が悪い。
だいたいファーストシーンからして、中古ビデオ屋に米軍基地流れ品の米版ビデオ"Road House"を発見して手を伸ばす主人公(2000年の作だからまだDVDあまりないしインターネットで右に左に輸入盤買いまくるなんてこともない)。
「それじゃ、字幕無しですね」
「うん、どっちみち、筋は関係ない。ウィドマークさえ見れば、気のすむ映画だから」
とかって、…うーーーーーー…気恥ずかしい。なんか気恥ずかしい。
クラシック映画祭に備えて非A級な佳作ラインナップを選ぼうだとか、なんかひたすら趣味的な出足である。逢坂さんだからいずれはサスペンスとか冒険とかなにかそーゆー方向へ行くと思いたいのだが、なかなかウンチクから話が離れない。はてどうなるか。うんうん唸りながらも読み進めつつあるが、ある意味疲れる…多分同族嫌悪であろうが。
コメント
私たちには、大いにわかる内容でしょう。これは、万人向けではなく、趣味で固めた作品と見ました。私たちには大いに楽しめる内容ですね、たぶん。
>「それじゃ、字幕無しですね」「うん、どっちみち、筋は関係ない。ウィドマークさえ見れば、気のすむ映画だから」とかって、…うーーーーーー…気恥ずかしい。なんか気恥ずかしい。
こんなの、まるで私たちの普段の会話のようではないですか・・・
筋は関係ないなんてことないけど(爆)
(しかし、ウィドマーク様が誰なのかわからないヒトには、すごくわかりにくい話なのでは・・・)
逢坂センセ、私たちのために、もっと、趣味に走って本書いてくださいね(^^♪
ボースン様、お読みになったら、私も借りよっと!
>筋は関係ないなんてことないけど(爆)
そう、そこがかえって痛いんですね(爆)
でも上巻はほぼ読了しました。話はなかなか動かなくて、映画の話ばっかりしてます。誰でもいつでも見れるような古典をあえてちょびっと外したレア佳作を選んで映画祭だなんて(しかもセレクトを任されるだなんて)、こんなクラシック映画ファンに都合のいい展開が実現するかぁぁぁぁーー!と、絶叫したい気分です。自分がこんな自虐的なところがあったとは初めて知りました(笑)
私たちの気持ちを代弁してくれてると思うと、うれしいです。逢坂センセが発起人になってくれて、そういう映画祭が実現してくれたらなあ・・・(ウィドマーク映画祭・・・ありえないか・・・)来場するファンの年齢層が以上に高そうですが(爆)
まあ複雑とかいいつつどんどん読んでます。
『カディスの赤い星』以外は、殆ど読んだ事は有りませんが・・・。
今日初めて知ったのですが谷恒生は、亡くなっていたのですね。
伝奇ものを書くようになってからは疎遠になっていましたが初期の海洋ものは結構好きでした。
いま予約つけて待っているのは「凶弾」。「禿鷹狩り」の後日談らしいので。
あのヘンなキャラ、どっかいつまでも尾を引きますね。私、彼がとても恋しいです(爆)
逢坂センセの「青春の陽だまり」はこないだ借りて読みましたが、あの中には、けっこうウィドマーク様が(似顔絵まで)登場してうれしかったです。懐かしいTVや映画の話も多くて楽しく読みました。「てなもんや三度笠」の写真も懐かしく見ていたのですが、そのすぐ後で、藤田まこと氏の訃報が・・・。ああ、あの頃活躍していた人がどんどんいなくなっていくのがほんとにさびしいです・・・
「青春の日だまり」も読まれましたかー。楽しめるエッセイ集ですが、アレを読んでから「牙をむく都会」を読むと、「そのまんまやないかい!」と突っ込みたくなるのが唯一の難点(笑)
藤田まこと氏の訃報にはびっくりしました。そんなに体悪かったのか…残念です。
まるで、高校時代に趣味の合う友達と書いてた「交換小説」のノリだ・・・なのに、どんどん読み進めていける読みやすさが悔しいです(爆)
なおかつ自分とどんだけ違いがあるんだー、とか考えると冷や汗が出てまいります(笑)
とにかく、頑張って下巻まで読破しちゃってくださいね♪