「死の接吻」“Kiss of Death”(1947年)
2007年11月5日 映画 コメント (32)ついに見ました。Screen Legend な一作を。
時々一時停止させて辞書は引きつつですが(UK版なんで英語字幕のみですから)。
セミ・ドキュメンタリー調、というか、音楽(BGM)もごく控えめにして、渋く展開するサスペンス。
愛する家族を思うがゆえに密告者となる(バレれば当然狙われる)、根は善人な前科者ヴィクター・マチュアの脅えっぷりが意外に良かったです。結構息を呑んで鑑賞。
それだけ殺し屋リチャード・ウィドマークが、怖いんですが…(笑)
デビュー作なせいか、いつも以上にキレてるというか、声音も遥かにハイトーンで作ってて、ちょっと吃驚。のべつまくなしにcrazyにクスクス笑い、目はキラキラさせ(ギラギラというべきか?)、過剰なほど快活な癖に、たまに本気で物陰から睨む眼がまた迫力。
ナイトクラブで嬉々として自分の「最近のコロシ」を語るトミー・ユードー(ウィドマーク)の異様なまでのハイテンション演技には、「痴人の愛」の超落ち着きのない悪女ベティ・デイヴィスをふと思い出しました。
メイクも普段よりホラー寄り?
知的に見えてはイカンとかで、彼本来の広すぎるデコを隠匿するべく(ハゲではなく、広いだけ。念のため)、この映画じゃヘアピースで生え際のラインを変えたって話も聞きます。二作目の「情無用の街」では悪役とはいえ殺し屋やチンピラじゃなく、組織のボスに役柄がランクアップしたので、ヘアピースも無用になったそうな(爆)…よかった…
とにかく、まだ若く(30代半ば)、見るからにほっそりした中背のウィドマークが、その明るい邪悪さ凶悪さでもって、逞しい大男マチュアを圧倒するさまは、実に見もの(今時の映画と違って、ナマの暴力や流血描写はごく控えめなのに…!)。
もう、強烈そのもの!
私なぞ彼のファンになってから見たからアレですが、確かにコレをイキナリ見せられたら伝説にもなるよな…ははははは…(^^;)
やりすぎ一歩手前とも見えますが、コレで衝撃の映画デビューを果たした彼は、二作目以降、その狂気や狡知や凶暴さ具合を自由自在に調整して演技できることをアッサリキッチリ証明してみせるわけで。
やがてはブキミ笑いを、タフなヒーローの不敵笑いに転用するまで、そんなに時間はかからなかったのですよね。
いやーよかったよかった。
…そして「死の接吻」の話に戻ると…。
最後、捨て身の挑発でもって、殺し屋ユードーと対決する主人公。
肉を切らせて…とはいえ、至近距離であんなに撃たれてホントにいいのか?軽く苦笑。
防弾チョッキ持ってたわけでも何かサラシに巻いてたわけでもなさそうなのだが(^^;)
あと、どうでもいいけど主人公と結ばれるヒロイン(コリーン・グレイ)はなかなか清純でGoodでした。軽い役だけど。
そして、ブラヴォUK版!
なぜか、リーフリDVDプレイヤーにかけると、特典映像のウィドマーク・インタビューにも字幕が表示されたし♪←11/3日記参照(http://13374.diarynote.jp/200711032249540000/)
それに、14ページになんなんとする解説リーフレットもついている。
ウィドマーク・ファンは勿論、このテの映画(アメリカ製ノワール)の好きな人は、頑張って海外版を買おう!ちなみにUS版だと、特典内容がまた違う。
…も少し頑張ってよ日本版…高価な癖に特典皆無(涙)
http://www.dvdbeaver.com/film/DVDReviews19/kiss_of_death_dvd_review.htm
…そして。
その後、リーフリ機出してたついでだし♪とまた「襲われた幌馬車」US版DVDをドライブに入れると…なぜか、シネスコ画面の、上下切って全体を映す設定だったはずなのに、テレビサイズに左右が切れてしまう。
セットアップ画面で繰り返し設定し直しても直らない。なんでや〜(涙)
(追記)サポートセンターに電話すると、「送ってくれたほうがいいですね〜」と。手放した途端に待ち焦がれたUS版「地獄と高潮」が届いたら悲惨なので、むしろ早く修繕に出したほうがいいかなあ。一週間程度と言ってたし、着払いだし…(-"-;)
DVD ジュネス企画 2006/05/25 ¥5,040
時々一時停止させて辞書は引きつつですが(UK版なんで英語字幕のみですから)。
セミ・ドキュメンタリー調、というか、音楽(BGM)もごく控えめにして、渋く展開するサスペンス。
愛する家族を思うがゆえに密告者となる(バレれば当然狙われる)、根は善人な前科者ヴィクター・マチュアの脅えっぷりが意外に良かったです。結構息を呑んで鑑賞。
それだけ殺し屋リチャード・ウィドマークが、怖いんですが…(笑)
デビュー作なせいか、いつも以上にキレてるというか、声音も遥かにハイトーンで作ってて、ちょっと吃驚。のべつまくなしにcrazyにクスクス笑い、目はキラキラさせ(ギラギラというべきか?)、過剰なほど快活な癖に、たまに本気で物陰から睨む眼がまた迫力。
ナイトクラブで嬉々として自分の「最近のコロシ」を語るトミー・ユードー(ウィドマーク)の異様なまでのハイテンション演技には、「痴人の愛」の超落ち着きのない悪女ベティ・デイヴィスをふと思い出しました。
メイクも普段よりホラー寄り?
知的に見えてはイカンとかで、彼本来の広すぎるデコを隠匿するべく(ハゲではなく、広いだけ。念のため)、この映画じゃヘアピースで生え際のラインを変えたって話も聞きます。二作目の「情無用の街」では悪役とはいえ殺し屋やチンピラじゃなく、組織のボスに役柄がランクアップしたので、ヘアピースも無用になったそうな(爆)…よかった…
とにかく、まだ若く(30代半ば)、見るからにほっそりした中背のウィドマークが、その明るい邪悪さ凶悪さでもって、逞しい大男マチュアを圧倒するさまは、実に見もの(今時の映画と違って、ナマの暴力や流血描写はごく控えめなのに…!)。
もう、強烈そのもの!
私なぞ彼のファンになってから見たからアレですが、確かにコレをイキナリ見せられたら伝説にもなるよな…ははははは…(^^;)
やりすぎ一歩手前とも見えますが、コレで衝撃の映画デビューを果たした彼は、二作目以降、その狂気や狡知や凶暴さ具合を自由自在に調整して演技できることをアッサリキッチリ証明してみせるわけで。
やがてはブキミ笑いを、タフなヒーローの不敵笑いに転用するまで、そんなに時間はかからなかったのですよね。
いやーよかったよかった。
…そして「死の接吻」の話に戻ると…。
最後、捨て身の挑発でもって、殺し屋ユードーと対決する主人公。
肉を切らせて…とはいえ、至近距離であんなに撃たれてホントにいいのか?軽く苦笑。
防弾チョッキ持ってたわけでも何かサラシに巻いてたわけでもなさそうなのだが(^^;)
あと、どうでもいいけど主人公と結ばれるヒロイン(コリーン・グレイ)はなかなか清純でGoodでした。軽い役だけど。
そして、ブラヴォUK版!
なぜか、リーフリDVDプレイヤーにかけると、特典映像のウィドマーク・インタビューにも字幕が表示されたし♪←11/3日記参照(http://13374.diarynote.jp/200711032249540000/)
それに、14ページになんなんとする解説リーフレットもついている。
ウィドマーク・ファンは勿論、このテの映画(アメリカ製ノワール)の好きな人は、頑張って海外版を買おう!ちなみにUS版だと、特典内容がまた違う。
…も少し頑張ってよ日本版…高価な癖に特典皆無(涙)
http://www.dvdbeaver.com/film/DVDReviews19/kiss_of_death_dvd_review.htm
…そして。
その後、リーフリ機出してたついでだし♪とまた「襲われた幌馬車」US版DVDをドライブに入れると…なぜか、シネスコ画面の、上下切って全体を映す設定だったはずなのに、テレビサイズに左右が切れてしまう。
セットアップ画面で繰り返し設定し直しても直らない。なんでや〜(涙)
(追記)サポートセンターに電話すると、「送ってくれたほうがいいですね〜」と。手放した途端に待ち焦がれたUS版「地獄と高潮」が届いたら悲惨なので、むしろ早く修繕に出したほうがいいかなあ。一週間程度と言ってたし、着払いだし…(-"-;)
DVD ジュネス企画 2006/05/25 ¥5,040
コメント
意外にもコメントが着いていないですね。
今、ジュネス企画のDVDを見終わったところです。
約30年ぶりの再見。
改めて思ったのは、ベン・ヘクトの脚本なのにけっこうしょうもない映画だったということ。ヘンリー・ハサウェイの演出はかったるいことが多いのですがこれはその典型かも。
ご指摘のように終盤近くレストランのカーテンのわずかな隙間から見えるウィドマークの光る眼を捉えたショットは秀逸ですね。
ウィドマークとコリーン・グレイは、良かったです。
>改めて思ったのは、ベン・ヘクトの脚本なのにけっこうしょうもない映画だったということ。ヘンリー・ハサウェイの演出はかったるいことが多いのですがこれはその典型かも。
公開当時は、素材としての新鮮さがもう少し強く観客にアピールしたのでは。
でもウィドマークがらみの場面以外は、ちょっとだらだらしてわかりにくい所がありますね…前半など特に。ナレーションの女性の声は誰だろうとしばらく首をひねったりしました(グレイでしたが)。後半のサスペンスの盛り上げは悪くなかったと思っています。
おお、わずか一分差!
>このデビュー作のおかげで、しばらく彼は、あらゆる場所で、あの、笑い方とキャラクターを披露せざるを得なくなります
ウィドマーク作品は日本ではイマイチ本国公開順な紹介のされ方をしなかったので、何だか色々とソンしている感じで、そのへんも気の毒ですよね。なぜ「海の男」から輸入するんだ~…
『海の男』は、いわばヒューマンドラマですからOK。
『街の野獣』などもGHQ占領が終わった1951年以降の公開ですね。
この作品は、ドキュメンタリータッチ、フィルムノワール、ニューロティックサスペンス、潜入捜査官ものなどの混合体で結局犯罪者の更生映画ですね。
ボイスオーバーの主がグレイだと解った時点で最後は一種のハッピーエンドであろうとの予測がつきますのでマチュアが撃たれても、死なないだろうとおもいました。
というか一旦死んで、真人間として蘇生したということでしょう。
題名の『死の接吻』もそういった意味なのではないでしょうか。
戦中だけでなく戦後も一定期間、自由に外国映画の輸入公開ができなかったことは。でも、数年のことなのでせめて古い順に…とか思うのはミーハーファンなせいですね。紹介のされ方が不運なことになってる作品や監督やスターは他にもいくらでもいるわけなんですが(笑)
あとあるジャンルの代表作が余り公開されていないという例も80年代前半くらいまではありました。
前者の例としては、ヘディ・ラマー、ジュディ・ガーランド、ベティ・グレイブルなど。
後者としては、フィルムノワール、スクリューボールコメディーなどが有りました。
ウィドマークは、殆どの作品が公開されているからむしろ恵まれていませんか。
『死の接吻』が日本公開最初の作品だったら案外拒絶反応が強かったかもしれませんし・・・・。
「海の男」や、「情無用の街」が公開されたときのリアルタイムの映画雑誌の記事は読んだことがありますが、「死の接吻」の日本での公開時の映画評を目にしたことがまったくないです。「海の男」では、新人としか書かれてなくて、あまり彼の演技については触れられていませんでしたし、「情無用の街」の映画評では、青臭い演技という酷評でした(怒)・・・・おそらく、「死の接吻」の映画評もあまり私たちにとっては、うれしくない内容な気がします・・・なんとなく・・・
>『死の接吻』が日本公開最初の作品だったら案外拒絶反応が強かったかもしれませんし・・・・。
そうでしょうか?なんだか「彼は悪役の方がいい」とかいう人が妙に多く感じるのですが(笑)
>おそらく、「死の接吻」の映画評もあまり私たちにとっては、うれしくない内容な気がします・・・
映画自体はたいしたことないがトミー・ユードーは一見の価値ありというのが一般的な評価だと思いますよ。ちなみに公開は52年。遅れてきたデビュー作なので、私の見た古雑誌でも取り上げ方は控えめでしたが。
「海の男」は、元々地味な映画ですが海洋劇なのが余計に不利なんですよね。日本では海洋モノは(島国のくせに)当たらない、興味を呼ばない、という伝統がミャクミャクと流れていたそうで。「パイレーツ・オブ・カリビアン」?あんなモン正統的な海洋モノじゃないですよ。「ワンピース」もね(マンガだけど)。
7本の未公開作品には例のDestination Gobiも含まれている訳でしょ?
『深夜の銃声』『復讐鬼』あたりは結構秀作だと思いますがやはりGHQ占領時期の作品ですね。
ウィドマークの悪役は私も好きですが、敗戦後2年目の日本の観客にユードーは、ちょっとキツいと思います。
昔の映画評はごく一部を除くと「画面をちゃんと見ていない」評論ばかりですからご立腹はもっともですが、笑い飛ばしましょう。
『情け無用の街』のボス役は、そもそもあの若さのボスという設定がちょっと??なわけで、青臭いのも当然と言えば当然ですよね。
自分たちの組織運営を「科学的」と誇って新しさを強調していましたしね。逆に言うと若々しさを必要とする設定のギャング団と言えましょうか。でも確かに「ちゃんと見てないのか?」という映画評は時々見かけますね。当時の状況は分かりませんが…
まああと、ギャング映画というと扱いがぐっと低かったというのもあるでしょうね。今だと「ノワール」と呼ばれて妙に格が上がり、ある種の人気ジャンルになっていますが…(実は個人的にはそんなにノワールが好きなわけではありません。西部劇は結構好きですが…まあこちらも、「扱いは低めだが人気のジャンル」→「忘れられたジャンル」へと変化してってる感じですね。くすん)。
とにかく、実際に見てみて、これはやはりブッ飛びました。強烈でした。
ビクター・マチュアって割と好きなスターなんですが、それでもウィドマークが出ていない場面が続くと「マチュアじゃなくて早くウィドマークを出してくれ」と心の中で叫んでしまうのでした。
確かに車椅子の女性を突き落とすところの不気味な笑いも名場面ですが、その後で、マチュアとジャズクラブみたいなところに行き、バンドに合わせてジャズを口ずさむところが特に好きですね。
デビューでこれだけ強烈なキャラクターを演じたのに、それだけで終わらなかったウィドマークがすごいと、改めて思ってしまいました。ファンになる前、ウィドマークのことをただ“怖い顔の人”という認識で見ていた私ですが、強烈な悪役の「死の接吻」や、たとえば限りなく“普通の人”な「ノックは無用」を見るにつけ、その演技の幅広さに、ますますいろいろな出演作が見たくなったのです。
やっぱりヒーローの役ほうがいいですしね、ミーハーとしては(*^^*)
演技の幅広さについては、ひたすら尊敬ですが、ミーハー心はまた別物で。私はこの人を最初に意識した作品でファンになってしまったものですから…それも「太陽に向って走れ」です。(さすがに名前は知ってましたが)
でもヒーロー役と言えば、IMDBのウィドマークさんのページから「暗黒の恐怖」が丸々全部視聴できるページにリンクがつながっていて、思わず全部見てしまいました(字幕なしですけど)。ヒーロー役でカッコ良かったです。登場するなり子どもと一緒に日曜大工している、良きパパ役でした。
「暗黒の恐怖」というと、良きパパ・夫シーンに加えて、銃で殴られて絶叫する場面が忘れられません。手違いでホントに殴られたんだそうですね(涙)…許すまじジャック・パランス!
きょうTVちらっと観たら和歌山の方で(勿論日本人)、6~70年代のウィドマーク様によく似た御仁が映ってました!ちょと立ち止まってあんぐり!でした!
関係ない話で済みません。
大塚周夫さんの吹替えだけではわからないこの小技(笑)
>きょうTVちらっと観たら和歌山の方で(勿論日本人)、6~70年代のウィドマーク様によく似た御仁が映ってました!ちょと立ち止まってあんぐり!でした!
あ、見たかったです~(^^;)いいないいな…
話が飛びますがジョージ・サンダースによく似た御仁(勿論日本人ですが)は、就職したてのころ通勤列車でよくおみかけしており、なんとなくココロの癒しにしていました(サンダースで癒しにする人はあまりいないかもしれませんが)。いまも息災なのでしょうか…
>いまも息災なのでしょうか…
…さんはきっと英国紳士タイプでしょうか。ふむ。
追いつきませんがぼちぼち観ますので、よろしくお願いしますー。
やっと「死の接吻」見ました。
もうあんなことしていいんでしょうかね。車いすの女性を二階から突き落とすなんて。一般には、ウィドマークのにやにや笑いに女性の悲鳴と車いすの音がかぶさる。(つまり、落ちる様子は観客の想像に任されている)それからカメラが壊れた車いすを見せるって流れでしょう。ところがこの作品車いすの転がり落ちるシーンを全部見せちゃいました。怖いですよ。ウィドマークも怖いけどあのシーンを演出したハサウェイも怖いですよ。
私もカーテンの隙間からマチュァを見つめるシーンが好きですね。獲物を捕らえて放さない目ですよね。ハイエナなンて失礼な。パンサーかチーターと言ってほしいです。
それから、帽子をかぶって銃を右手に持ち小首を傾け斜め前にポーズをとっている写真がとても好きです。あのまなざしに漂う寂寥感。隙をみせたらどん底に落ちてしまう恐怖や強がりの中にあるもろさ・・そんなものが詰まっているまなざしだと思います。ウィドマークは善人を演じてもその瞳の奥に寂寥感をのぞかせていた人だと思います。
ハサウェイのインタビューを読んだら、ウィドマークに演技を抑えるように指示したって言ってましたね。
「死の接吻」、前半のけっこう軽い調子で罰あたりな所業を繰り広げるトミー・ユ-ドーと、終盤の底深い狂気のまなざし。鮮烈なデビューですよね!
>ウィドマークは善人を演じてもその瞳の奥に寂寥感をのぞかせていた人だと思います。
同感です。コワモテでありながら、同時に傷つきやすい繊細さを漂わせるあの個性が、なんとも魅力的…。ヒーロー役時のラブシーンでよく見せてくれる、ギュッ!としがみつくように女性をかきいだくしぐさには、不器用なまでの純愛が伝わってきて、母性本能をくすぐられます(^^;)
(「拾った女」の、ビンタとキスのめくるめくセクシー波状攻撃は、またちょっと違いますが…)
>ハサウェイのインタビューを読んだら、ウィドマークに演技を抑えるように指示したって言ってましたね。
映画出演の1本目ですもんね。彼もテンション上がっていたのでしょう。
埃まみれで汗臭そうだし、血は流れるし、もうだめです。だから本当はウィドマークとは縁がないはずなのに惹かれるんですよね。
TVで「ワーロック」見て子供心に「わーこの人いいわ」って雷に打たれたようにショックを受けたのでした。その後多くの俳優を追いかけ結局彼に戻ってきました。なんか初恋の人に同窓会で会った気分です。
しかし、「ワーロック」で雷に打たれる子供って、なかなか渋好みでいらっしゃいますね!
私は「太陽に向かって走れ」で打たれました。高校生の時くらいかなあ。
私は小説読むのも、英国伝統の冒険小説とか好きなので、あれは最初から好きなジャンルでしたが…(ロイ・ボールティング監督もイギリス人!)
ちなみに私も、1990年くらいから、しばらく映画観賞そのものから遠ざかっていました(ゲームにはまってたとか、子育てとか、いろいろで)。やけぼっくいに火がついたのは、ビデオで再見した「長い船団」でした…(コスチューム・アクションも好きなんです。このジャンルはウィドマーク作品、滅多にないですが)
素晴らしい俳優さんが、ふだん苦手なジャンルへの入り口を広げてくれる。
素敵なことですよ。
ジョゼフコットンが出ているので見た(実はコットンはどうでもいい役でした)「合衆国最後の日」でウィドマークに惚れ直しました。白髪なのになんてかっこいいんでしょう。
それで彼の人となりを調べたらこれまたいい人だとわかりDVD を見まくっています。奥が深いわ。あの方は。
私は小さいころシャーロックホームズに夢中になったせいか、イギリスが大好きです。TV「シャーロックホームズ」でおなじみのジェレミーブレットは「マイフェアレディ」でレックスハリスンと共演してますね。
わたしのお気に入りのパトリックマッグーハンもイギリスの舞台TVで活躍した人です。日本では「コロンボ」「プリズナーNO6」でおなじみです。
私の思い込みによれば、イギリスの俳優さんは立ち居振る舞いがとても優雅、上品なんですね。物事万事よゆうがあるというのでしょうか?滑舌もいいしやはり演技がうまいです。
「太陽に向かって走れ」もトレバーハワードが出てきて俄然おもしろくなりましたよね。
>わたしのお気に入りのパトリックマッグーハンもイギリスの舞台TVで活躍した人です。日本では「コロンボ」「プリズナーNO6」でおなじみです。
マックグーハンも、イギリス俳優らしい知的な雰囲気がありますね。実はほとんど作品を見てはいないのですが。いわゆる「英国紳士タイプ」のスターたちがしばしば魅せてくれる、知的かつ品のある身ごなしを、このかたも会得してらっしゃるのでしょうか。
ああ、イギリス…いいですよね!!(さすがに英国紳士タイプは絶滅危惧種かとも思いますが…)
アマゾンUkで調べてもボーナスなしばかりなのですけど・・・
vision plusという方の動画に「魅惑のウィドマーク」とでも言いたい動画がたくさん投稿されてますね。「黄金の賞品」のラブシーン集もあります。
「黄金の賞品」はDVD化されていないので貴重な動画です。
私もウィドマークをとことん追いかけます。何しろ、お年を召しても素敵なので。