文學界新人賞受賞作「サイドカーに犬」と芥川賞受賞作「猛スピードで母は」がカップリングされた長嶋有の第1作品集。
ファンなのに、読みそびれていたので読んでみた。
さすがにデビュー作である(芥川賞作だけど。サイドカーも候補になったらしい)、なんか物語のリズムが、あまり長嶋有ぽくない。最近の作品より早口、ハイテンポだ。
両方主人公子ども視点なのにもビックリした。
しかし子どもだからどうだとかではなく、最近の作品群の、まったりと癒しの伝わる独特のリズムのほうが好きなんだな〜私。
まあまた新作書いてくださいナガシマさん。
ISBN:4163206507 単行本 長嶋 有 文藝春秋 2002/02 ¥1,300
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