アラモ2007年7月23日 映画 コメント (25)
1836年、テキサスの独立を目指す義勇軍はアラモ砦に立てこもった。西部の勇者デビー・クロケット(ジョン・ウェイン)やジム・ボウイ(リチャード・ウィドマーク)らも義勇軍に参加。かくして13日間におよぶ壮絶な攻防が繰り広げられていく。 アメリカ史上に名高いアラモの戦いをモチーフに西部劇の大スター、J・ウェインが初監督・主演し…
去年、2枚買うともう1枚無料でプレゼントキャンペーンてのをやってたんですよね。
んでまあ、これは、正直いうと「抱き合わせ」で買ったのでした(笑)
だって、リチャード・ウィドマーク様が出てるから!一応(オイ)!
以前に一度TVでは見てたのでどんなのかは大体わかってます。
レックス・ハリスン見たさの「幽霊と未亡人」と一緒に買って、ほんとは一番見たかったのだが店頭に出てなかった「情無用の街」(これもウィドマーク見たさだ)をタダで送ってもらいました。ははははは。意外になかなか送ってこなくて、くそー普通にオンラインとかで買えばよかったか、と思いましたが…(^^;)
えー、ストーリーは上引用の通り。史実とかはね、適当でいいんだと思いますよ。忠臣蔵といっしょで、「男気」をたたえるための話でしょ。
186名中、ジム・ボウイが100人ほど、デイビー・クロケットが30人くらいだか連れてきてて、実は正規軍より義勇兵の方がよほど多かったそうな。
たったそれだけで、7000人のメキシコ軍を相手にする。
厳密には、ヒューストン将軍が編成中のアメリカ軍の準備が整うまで、足止めをする…正規軍の指揮官トラヴィス大佐(ローレンス・ハーヴェイ)は、要求されているのは「勝つ」ことでも「負けない」ことでもなく「時間を稼ぐ」ことだと(正確に)理解し、どこまでも誠実に愚直に従おうとする…
するのだが、彼はどうもボウイ大佐とのソリが合わない。厳格な規律を第一視するトラヴィスには、民間人、それも元有名な冒険家で大酒飲みのボウイが信頼できない。それでなくとも「自分たちの劣勢を兵士たちに知らせるのは、断じて嫌だ。真実を知れば誰が残る?」と言って捨てる孤高の指揮官タイプだから。孤高と言えばいいけど、矜持が高すぎて、タイプの違う他人を頭ごなしに否定してしまうきらいがあるんだな。副官のディキンソン大尉(ケン・カーティス)だってハラハラしながら見てるぞ〜。
信念の人、トラヴィス…だが、イヤミな男なのだ。
…ただ、惚れ惚れするほどのイヤミっぷりがここでは光る!
冷たく整った、貴公子タイプのルックス。軍服の燕尾をひるがえし、純白のズボンでスタスタ歩く姿は絵のようだ。ちょっとした身振り手振りのキザな決まり方が何ともはや…
ローレンス・ハーヴェイ、うっかりするととても腐女子ウケしてしまうのではないかとすら思う私…(「マスター・アンド・コマンダー」が帆船好き腐女子を量産したらしいしね…)
対するボウイ役リチャード・ウィドマークは、今回はむしろ「単純な、ただ熱い男」な役で、彼にしてはあまりヒネリはないです。中盤、家族の悲報が届いた時なんかも、珍しくぼろぼろに悲しみをあらわにする直球演技で通してる。勿論、きっちり仕事はしてますよ。彼のタバコの吸い方の、毎度毎度カッコいいったら…(今回は葉巻!)。
「この土地が好きだ。だから戦う」という、単純明快な義勇軍リーダーを、トラヴィスも何とかもうちょっとうまく使えばいいのにねーという観客の思いを引き受けるのがデイビー・クロケット(ウェイン、いいとこ取りな役です)。
さすがに西部の冒険野郎同士、ボウイとソク友情を結びつつ、トラヴィスからも「国会議員にまでなっただけあり、タダの田舎者じゃない」という評価をうまく取りつけて、いがみ合う二人の緩衝材になりますが…前半は、この三人のバランスゲーム。
そしていよいよ敵の大群が間近に迫る時、あのトラヴィスが初めて、砦を出てゆこうとする人々に「厳しすぎる真実」を明かし、「ここまでありがとう」と真摯な態度で向き合った時、最初に馬から降りて戻ってきたのは…。
思いがけぬ結果と感動に、口元をちょっとひくつかせるトラヴィスがめちゃ可愛い。うーん、結局一番おいしいとこ見せてるの、今回はコイツかも(笑)
あとは物量作戦の大スペクタクルを堪能しましょう。
そして音楽も。ちょっとクドいけど結構いい曲です(^^;)
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2006/11/24 ¥2,990


コメント
私の大好きな映画です!
この値段で出ているんですか…!とはいえ。
(3倍速ではなく)普通速度で録画したビデオもあるんですが…。
べたべたどろどろになりながら、女性も最後まで頑張ったんですよね〜。戻ってきた少年(自称ディビー・クロケットの隣に住む)が驢馬の手綱を曳いて去ってゆく後姿が忘れられません。
はぁ〜哀愁漂ういい映画ですよね。また劇場でしないでしょうか。「大脱走」は去年、やったんですけど。
遅れましてすみません〜m(__)m
感想内容は、「ナニ書いてんだ〜」と言われそうな中身ですけどね。えへへへへ。
>翠雲さま
ハイこの値段で2枚買って3枚ゲットしました(笑)
このキャンペーンはもう終わっちゃったけど、またやってほしいなあこういうの…
でも本音を言うと、安くなくても「私の欲しいの」を出してほしいですよFoxさん(Foxに限らないけど)。同じものの廉価別版出すばかりでなく、ね。
>DCPさま
おお、やっぱりしっかり大画面で見てらっしゃいますね〜!
いいないいな…でも、確かに三時間近かったです。このトシになってから劇場で見ると腰にくるかもしれませんね(苦笑)
>若い奥さん
金髪で、小さい女の子連れてるひとですよね。あれ、トラヴィスの副官ディキンソン大尉の奥さんじゃないですか?トラヴィスとも従姉妹だとか言ってて親しそうでした。
実は3日前まではYOU TUBEに「アラモ」の最初のタイトル部分まであって、「皆殺し」に合わせて観る事・聴く事が出来たのですが無くなってました。
シネコンばやりの昨今、昔の大作ばかりやる劇場くらいないのと言いたいよ。各社よ。
政治的にはタカ派の共和党(the Republican Party)シンパだったそうですもんねえ、ウェイン。…ま、映画は映画、あまり気にしないようにしておりますが(^^;)。
あーそれとケン・カーティスは今回やっと名前を覚えたヒトでした。甘さのないルックスは何となくカーク・ダグラスを連想させますね。「荒鷲の翼」にも出てたのかぁ…あの幻のウィドマーク出演作の(笑)
え〜記憶違いの修正を有難うございました。そういわれればそうだった……。
ウィドマークの従者の黒人(なき奥方の遺言で自由にしてもらったのに"自由に、ここにいる”と最後まで共にした人)のことも覚えてます。なにをとっても、衝撃的な物語でした。
実は、サントラ(LP)持ってるんですこれも(エヘヘ)。で、ライナーノーツを見ると、あの幼女はウェインの娘アリサだと書いてました。家族総動員ですねぇ。
黒人の従者、チル・ウィルスですね。あれでアカデミー助演男優賞にノミネートされたそうです。受賞はしなかったけど。
あの「開放する」のエピソード見て、「あ、南北戦争前だったんだな」とやっと実感しました(^^;)
ちなみにディキンソン大尉の軍服はとても南軍風だなとも思いつつ見てました。トラヴィス大佐は海軍さんみたいだったし(笑)
D・クロケットは「アラモ」が公開されるまでは物語の上での人物かと思っていましたよ。立派な政治家なんですね。はい、今日もお勉強しましょう。
「わずか三つで…」って、金太郎なみの伝説力です♪
ちなみに私がデイビー・クロケットの名を知ったのは、大昔に全集で読んだ手塚治虫の西部劇マンガでした(多分)。
あと、どーでもいいけど忘れられないのは、少女マンガですが、登場人物の一人が「難攻不落、アラモの砦♪」とか鼻歌を歌って他のキャラに「馬鹿、アラモは全滅しただろが!」とツッコまれる場面があったことですねえ(笑)何のマンガだったかなあ。翠雲さまご存知ないですか?木原敏江だったと思うんですが(^^;)
…しかし、読者の何割がアラモを知っていたことやら…少女マンガだし。
ところで、「わ〜ずか三つで熊退治♪」ってディズニー・ランドでは熊(カントリー・ベア・シアター)が歌ってますワ。
最初のさわりのところだけですが…(笑)
あ、それと、J・ウエインの子供で共演…の話で「百万ドルの決闘」では、攫われた"孫"役の少年が、彼の本当の"息子"だという話は聞きました。(末っ子だったのかな?)
祖父ー孫の役柄の通り、その年齢差にはちょっと吃驚した覚えが…。
快挙快挙。
かなり長かった戦闘場面ですが、あれもちょこちょこ削ってあるのかもしれませんね。
ちなみに「アラモ」の撮影現場には時々フォードがやってきて、「代わりに撮りたそうにしていたので、監督ウェインがますますやりにくそうだった」と、ウィドマークが某所のインタビューで語ってましたよ(笑)