西部開拓史 特別版 2〜5話
2007年6月4日 映画 コメント (28)
午後からは、こっちの続き(昨日の続き)も見てしまいました。
本サイトの夏用トップ絵とかも描きたかったけどネタ思いつかなかったし(爆)
…えー、二話めは次女リリス(デビー・レイノルズ。レイア姫=キャリー・フィッシャーのおっかさんです。似てないが)の物語。
ゴールドラッシュの時代。
両親の死後、長女一家とも離れ、歌手として舞台に立っていたリリス。最初っから「西部なんて…」と言ってた娘ですが、ひょんなことからカリフォルニアの金鉱を遺産として譲られることになり、西部を目指す幌馬車隊に加わります。それを追ってきたのが、明らかに(笑)彼女の遺産目当ての賭博師クリーブ(グレゴリー・ペック)。大自然やインディアンと闘いつつのハードな長旅は、二人の心を近づけますが、辿りついた鉱山はすっかり掘りつくされたあとで…
グレゴリー・ペック、やっぱり華のある男優だなあ!と痛感。
これじゃ詐欺師の一歩手前ですが、端正なルックスと長身に愛嬌をにじませて、女心に忍び込んじゃう。リリスは、マジメで頼もしくて小金持ちですらある幌馬車隊のリーダー(ロバート・プレストン)にも求婚されるのですが、イマイチ心が動かないんですよね。いや、この隊長も「美人なだけじゃなくて、心も体も丸太のように丈夫だ!」とか、ホメ方が即物的すぎるんですが…
ペックって謹厳実直タイプと思い込まれてる気がしますが(多分「アラバマ物語」や「仔鹿物語」の理想的パパ役のせいでしょう)、実はこの映画のようなちょっとワル入ってる役柄でも魅力を発揮してます。「白昼の決闘」の、兄と女を取り合う不良次男役なんかいい例だし、あの「ローマの休日」だって、最初は王女を丸め込んでスクープゲット!しか考えてないチャッカリ男。
誠実・謹厳なだけでは女心はまだモノ足りない。謹厳・誠実を絵に描いた顔をさらにユーモアや愛嬌で崩す上級技があってこそ!です。
ファンというほどではないんだけど、やっぱり目に楽しいスターだ☆
ちなみに、幌馬車隊でリリスと同じ馬車に乗ることになったおばちゃんアギー(セルマ・リッター)。リリスが歌手に戻ってからも何故か一緒に楽屋にいたりする。実は「イブの総て」でも、ベティ・デイヴィスの付き人役だったので今日はセルマ・リッター・デイだ。まあ、50年代ハリウッドのおばちゃんというとこの人にトドメを刺すんで仕方ないか(おばちゃん役一筋でアカデミー助演女優賞候補六回!)。
今回は珍しく?ズボンをはいて幌馬車を駆る鉄火なおばちゃん。鉄火だけど亭主募集中☆いいなあ。
ここで前半終了。デビーの歌もあり、やっぱ前半のほうが派手ですね(爆)
後半のほうが時代的にもどうしても苦味があるし…
後半三話は皆、長女夫妻の息子ゼブ(ジョージ・ペパード)の物語。このド派手キャストな一族のトリとは、ペパードよっぽどこの頃MGMに期待されてたんかなあと思いますが、その割にはビッグにならなかったような…(^^;)ペパードって言われて思い出すの結局コレと「ティファニーで朝食を」くらいだもんね。
第三話。南北戦争開始。農場暮らしがイマイチだったゼブは、母の嘆きをよそに「栄光を求め」出征してゆきますが…。少年が戦場でオトナになる話が甘いわけがありません。出番は短いけどシャーマン将軍・グラント将軍・リンカーンに、それぞれジョン・ウェインとハリー・モーガンとレイモンド・マッセイをあて、一番短い話だけれどさりげに豪華。この話だけ監督がジョン・フォードで、評価も高いようです。
第四話は、すっかり一人前になったゼブと鉄道の話。戦後故郷に戻っても両親が既に亡くなっていたと知り、ゼブは騎兵隊に入って西へ。鉄道建設会社と先住者であるインディアンの間にたって折衝をしますが、鉄道会社側は白人の都合(カネの都合)しか考えず、協定は破れ、建設現場は襲撃されます…。
ゼブが協力を頼む猟師がヘンリー・フォンダ、鉄道のことしか考えない現場のボスにリチャード・ウィドマーク。前者が白人の中に残る良心のかけらとしたら、後者は時代の悪を体現しているのでしょうか。馬鹿ではない筈なのに、自分の利益の前には、他人の都合は捨てて省みない資本主義の非情な精神…
襲撃後、死屍累々の鉄道駅周辺。親の死体のそばで泣き叫ぶ幼児の声に、「あんたはこの光景に耐えられるのか」とボスに詰め寄るゼブ。しかしボスは「これは泣き声じゃない。新時代の叫びだ」と言い放ちます。ゆっくり前進してゆく機関車のカウキャッチャーに立ち、鉄面の無表情で前を見つめるウィドマークの姿とともに、この挿話は実質終了。鉄道=白人側を悪として描いているのか、必要悪として描いたのか微妙なところですが(公開当時は必要悪的解釈が強かったくさいな)、鉄道による強引な西部開拓は、歴史を俯瞰する上で避けて通れない要素ではありそう。この話(だけ)の監督はジョージ・マーシャル。ウィドマーク様のいとも現代的な非情さ、やっぱハマリ役です。キッチリ仕事してます(^^;)
第五話は、「銃の時代の終わり」がテーマ。騎兵隊を辞め、民間人となった(妻子もできた)元保安官なゼブが、因縁のギャング(イーライ・ウォラック)の列車強盗を阻む話。といっても「もう時代が違うんだから、俺の町じゃ騒ぎを起こすなよ」と友人の保安官リー・J.コップにまでガミガミ言われながらなので、イマイチ爽快さがない。
ちょっとこの話だけ、キャスティング的にも弱いよなあ…それでなくても苦味のある展開なのに。アクションメインの話ではあるが。
ペパード一枚看板では、他の四話に比べ結局厚みがたりないってことか?
一、二、五話の監督はヘンリー・ハサウェイでした。
まあ、最初四話の豪華キャストで、クラシック映画好きは、それなりには楽しめるデキ。西部開拓のロマン(もしくは胡散臭さ)については、今となってはどうしても多少ハスに見ちゃうけど(苦笑)
わざとらしく最後に現代の西部の映像を見せるのも苦笑するしかない。
音楽はモンクなく良いけど。
本サイトの夏用トップ絵とかも描きたかったけどネタ思いつかなかったし(爆)
…えー、二話めは次女リリス(デビー・レイノルズ。レイア姫=キャリー・フィッシャーのおっかさんです。似てないが)の物語。
ゴールドラッシュの時代。
両親の死後、長女一家とも離れ、歌手として舞台に立っていたリリス。最初っから「西部なんて…」と言ってた娘ですが、ひょんなことからカリフォルニアの金鉱を遺産として譲られることになり、西部を目指す幌馬車隊に加わります。それを追ってきたのが、明らかに(笑)彼女の遺産目当ての賭博師クリーブ(グレゴリー・ペック)。大自然やインディアンと闘いつつのハードな長旅は、二人の心を近づけますが、辿りついた鉱山はすっかり掘りつくされたあとで…
グレゴリー・ペック、やっぱり華のある男優だなあ!と痛感。
これじゃ詐欺師の一歩手前ですが、端正なルックスと長身に愛嬌をにじませて、女心に忍び込んじゃう。リリスは、マジメで頼もしくて小金持ちですらある幌馬車隊のリーダー(ロバート・プレストン)にも求婚されるのですが、イマイチ心が動かないんですよね。いや、この隊長も「美人なだけじゃなくて、心も体も丸太のように丈夫だ!」とか、ホメ方が即物的すぎるんですが…
ペックって謹厳実直タイプと思い込まれてる気がしますが(多分「アラバマ物語」や「仔鹿物語」の理想的パパ役のせいでしょう)、実はこの映画のようなちょっとワル入ってる役柄でも魅力を発揮してます。「白昼の決闘」の、兄と女を取り合う不良次男役なんかいい例だし、あの「ローマの休日」だって、最初は王女を丸め込んでスクープゲット!しか考えてないチャッカリ男。
誠実・謹厳なだけでは女心はまだモノ足りない。謹厳・誠実を絵に描いた顔をさらにユーモアや愛嬌で崩す上級技があってこそ!です。
ファンというほどではないんだけど、やっぱり目に楽しいスターだ☆
ちなみに、幌馬車隊でリリスと同じ馬車に乗ることになったおばちゃんアギー(セルマ・リッター)。リリスが歌手に戻ってからも何故か一緒に楽屋にいたりする。実は「イブの総て」でも、ベティ・デイヴィスの付き人役だったので今日はセルマ・リッター・デイだ。まあ、50年代ハリウッドのおばちゃんというとこの人にトドメを刺すんで仕方ないか(おばちゃん役一筋でアカデミー助演女優賞候補六回!)。
今回は珍しく?ズボンをはいて幌馬車を駆る鉄火なおばちゃん。鉄火だけど亭主募集中☆いいなあ。
ここで前半終了。デビーの歌もあり、やっぱ前半のほうが派手ですね(爆)
後半のほうが時代的にもどうしても苦味があるし…
後半三話は皆、長女夫妻の息子ゼブ(ジョージ・ペパード)の物語。このド派手キャストな一族のトリとは、ペパードよっぽどこの頃MGMに期待されてたんかなあと思いますが、その割にはビッグにならなかったような…(^^;)ペパードって言われて思い出すの結局コレと「ティファニーで朝食を」くらいだもんね。
第三話。南北戦争開始。農場暮らしがイマイチだったゼブは、母の嘆きをよそに「栄光を求め」出征してゆきますが…。少年が戦場でオトナになる話が甘いわけがありません。出番は短いけどシャーマン将軍・グラント将軍・リンカーンに、それぞれジョン・ウェインとハリー・モーガンとレイモンド・マッセイをあて、一番短い話だけれどさりげに豪華。この話だけ監督がジョン・フォードで、評価も高いようです。
第四話は、すっかり一人前になったゼブと鉄道の話。戦後故郷に戻っても両親が既に亡くなっていたと知り、ゼブは騎兵隊に入って西へ。鉄道建設会社と先住者であるインディアンの間にたって折衝をしますが、鉄道会社側は白人の都合(カネの都合)しか考えず、協定は破れ、建設現場は襲撃されます…。
ゼブが協力を頼む猟師がヘンリー・フォンダ、鉄道のことしか考えない現場のボスにリチャード・ウィドマーク。前者が白人の中に残る良心のかけらとしたら、後者は時代の悪を体現しているのでしょうか。馬鹿ではない筈なのに、自分の利益の前には、他人の都合は捨てて省みない資本主義の非情な精神…
襲撃後、死屍累々の鉄道駅周辺。親の死体のそばで泣き叫ぶ幼児の声に、「あんたはこの光景に耐えられるのか」とボスに詰め寄るゼブ。しかしボスは「これは泣き声じゃない。新時代の叫びだ」と言い放ちます。ゆっくり前進してゆく機関車のカウキャッチャーに立ち、鉄面の無表情で前を見つめるウィドマークの姿とともに、この挿話は実質終了。鉄道=白人側を悪として描いているのか、必要悪として描いたのか微妙なところですが(公開当時は必要悪的解釈が強かったくさいな)、鉄道による強引な西部開拓は、歴史を俯瞰する上で避けて通れない要素ではありそう。この話(だけ)の監督はジョージ・マーシャル。ウィドマーク様のいとも現代的な非情さ、やっぱハマリ役です。キッチリ仕事してます(^^;)
第五話は、「銃の時代の終わり」がテーマ。騎兵隊を辞め、民間人となった(妻子もできた)元保安官なゼブが、因縁のギャング(イーライ・ウォラック)の列車強盗を阻む話。といっても「もう時代が違うんだから、俺の町じゃ騒ぎを起こすなよ」と友人の保安官リー・J.コップにまでガミガミ言われながらなので、イマイチ爽快さがない。
ちょっとこの話だけ、キャスティング的にも弱いよなあ…それでなくても苦味のある展開なのに。アクションメインの話ではあるが。
ペパード一枚看板では、他の四話に比べ結局厚みがたりないってことか?
一、二、五話の監督はヘンリー・ハサウェイでした。
まあ、最初四話の豪華キャストで、クラシック映画好きは、それなりには楽しめるデキ。西部開拓のロマン(もしくは胡散臭さ)については、今となってはどうしても多少ハスに見ちゃうけど(苦笑)
わざとらしく最後に現代の西部の映像を見せるのも苦笑するしかない。
音楽はモンクなく良いけど。
コメント
「荒鷲の翼」にR・ウイドマークが出ている表示が映画検索サイト最大手(名前は忘れましたオール・シネマなんとか?)にあり、そんな馬鹿な、からスタートし「ゴースト・タウンの決闘}に入り、ここに到着した次第です。
高校の頃(S37〜39)、ダブル・デートで確かクリスマスの時期に京橋にあったテアトル東京でシネラマで「How THe West Was Won」観ました。ゴーストにしてもHow Theにしても最早話題にしても分かってくれる人が少なく、とても感激し嬉しく思います。毎晩、PCで寝不足なので(今月は270時間になっています)今日は失礼致しますが時間をかけてじっくり読ませて頂きます。今後とも宜しくお願い申し上げます。(DCPは本当は田園調布の。。。なのですがここ数日音楽や映画の皆さんのブログに投稿しましたら、即、田園調布・・で出ているのでビックリし何も悪い事をしているのではないのですが改名したのです。何しろ浦島太郎なので驚きました)
なんと、大好きなウィドマークだの西部劇だのの話がバシバシできそうなかたに来ていただいてとっても嬉しいです!(*^^*)
謎の「荒鷲の翼」、私も見ましたよ〜!時々「何か出てないかな」とウィドマークで検索かけるので。さすがにダマサレはしきませんでしたが(笑)
ウチのDiaryNoteのシネマ記事は、非常にウィドマーク率の高い特殊なものになっていますが(笑)、ご寛恕よろしくお願いしますm(__)m
いや〜なかなか、この程度の古さのものでも、話相手にはこと欠きがちですものねえ、私もそれなりのトシなんですが(^^;)
いつでも遊びにいらしてくださいね〜。
大歓迎です。
それにしても、羨ましいです!ナマでご覧になられてるとは。やはり大画面を見せるためな作りですし「西部開拓史」。
今ではクラシック映画もかなりDVDで手が届くようになっていますが、逆に、自主上映などで(小さいとはいえ)スクリーンで見るチャンスは激減してる気がします。
学生の頃のように時間は自由にならないのですが、悩ましいところです…
「ゴースト・・」は完全にR・テイラー(この人の剣豪ものも良く観ましたっけ)を喰っていましたね。J・スタージェスの決闘3部作の中では一番好きです。ガンヒル、OKはちょっと暗くないですか?。
「西部開拓史」はこの世にmotion pictureなるものが出来て以来、ある種アメリカ映画史に残る作品と考えますが私だけでしょうか。それまで「観光映画」に近かったCINERAMA(全部観てます)が生かされて。
この映画の公開当時、東京・池袋の西武百貨店で火災があり、数日後の復旧バーゲンでしたっけね、「西武買拓」だ何て。そんなこんなの44年も前のお話。オソマツ。
OK牧場の決闘は、神格化された「荒野の決闘」があるぶん不利ですよね。「荒野の七人」は「七人の侍」の翻案とはいえ、これはこれで♪の楽しさ横溢でしたが(一応スタージェスつながりで)。何人かは死ぬけど、「荒野の七人」や西部劇じゃないけど「大脱走」はなんだか明るかったので、私には、イメージ的には明るいめの監督さん。
うーん、いろいろ連想が広がっていきます。
ちなみに私が最初にウィドマークを見て、いいなと思ったのは「太陽に向かって走れ」でした(TVでだけど…)。
「拳銃の罠」は大昔にこれもTVで一回見たきりです、残念。「男の罠」って題は、何か他に映画がありませんでしたっけ?(笑)
最近はカタカナばかりで無闇に長いタイトルが多いですが…短くて気の利いた邦題が好みです。
昔なら何でもよかったなんてわけでは、決してないんですが…
がんばれ配給会社。
たった今、セブンイレブンのネットで「西部開拓史」を注文しましたよ。期間限定で7月6日までとありましたが、良いのかなーエラーにならずに済んだ。税込み980円。ウソみたいな値段。これじゃープラズマ+5.1サランドも欲しくなる、ガマンガマン。もうドキドキ、少年だね。
早く届くといいですね♪
まあ良心的な作品と改めて感動。製作年からすると「建国200年記念映画」かとばかりの自国賞賛かの政府推薦映画か。公開時からもうじき2分の一世紀近くなるんですね。
家族愛どころか叔母さんと甥との愛まであるんだから羨ましい限りですよ。当時は気が付かなかったがブリジット・バズレン、リー・バン・クリーフ(多分)、ヒュー・オブライエンまで出てるんだ。
楽曲は文句の付けようがないほどのデキ。次回はまともなTVで観ます。
リー・バン・クリーフはウォルター・ブレナンの配下の一人でしたよね!あと二人はわからなかったです(^^;)
私も、順番はアルファベット順だろうと思います。まあほんとに綺羅星のようなキャストでした…
ついでに実際にシネラマで観た者として言いたいのは、最初に幌馬車隊の静止画で楽曲でスタートする訳ですが本来はカーテンが開かず本編に入る前の期待感ワクワクなのだから無画像にしてもらいたいとこ。まあそうすると音声だけでDVDプレイヤーの故障と勘違いされると困るからは分かるけど。本編直前のターナー・プロダクション?企画ごときのほんの数十秒も除去したい。うるさい人ってWBに言われそう。
「Turner」のロゴもなぜあそこに?という気はしましたねえ。
何でしょう。TCM(Turner Classic Movies)と関係あるならトクベツに大目に見てやってもいいですが…
TCM、たまにサイト見に行って楽しんでます。日本版があればなあ(無理)
もし未見でしたらアドレスはこちら→http://www.tcm.com/index/
今日、帰京しました。ちょっと気になるところがあり「西部・・」チョッと観しました。どこかと言うとJ・ペパードが一旦帰郷し弟と親父がクマと戦う昔話をする場面でJ・ステュアートの喋り方のモノマネする、ホント似てましたね。実際似てるんで弟が大笑いするではありませんか。このシーンも私、好きなんですよ。たどたどしいと言うかドモルと言うか不器用な話し方の特徴をペパードよく理解しているような。
久々に会えたのに、またすぐ別の道を行くことになる兄弟。可笑しいんだけどせつない良いシーンでした。
J・ステュアートも、この映画いつも以上に癖のあるしゃべりかた(訛り?)をしてたような気もします。ディープな山男。
でかい、横約180センチ、高さ100位。メカはどんな場合でも一通り取り説に眼を通し業者に頼まないタチだしサランドの配線もあったしそれも床に配線を見せたくないからカーペットをはがし何だかんだで3時間かかった。設置場所が気に入らなくてももう絶対に一人では移動は不可能。全部こみこみなら90キロはあろうか。否、100キロか。
当然ナニを真っ先に観るかと言えば言わずもかな。
スゲーっ、キレー、そして奥行き感がなぜかある。フラットなのに。バッファローは右の更に更に右からやって来る。この部屋でほこり立てんなよ。貨車の丸太がこぼれ落ち下敷きになりそうだ。伍長が手紙を配達に来た。そうでなくても撮影レンズの影響で息子二人は母さんの遥か後方に見えるのがもっともっと遠くにいるように見える。音声も文句の付けようなし。合唱は人数まで分かる位の繊細さ。8人だ(これはウソ)。最後のバトルの所で汽笛が後ろから聞こえてくる、ポッポー、ポッポー。高速道路のインターチェンジでは眼が回るよ。一気観だからノー・トイレ。さすがPANASONIC。動きの速いものにはやはりプラズマで液晶ではないのを実感。
残りのまともな映画DVDは「九月になれば」、「ダイアモンド・ヘッド」、「ラスト・サムライ」。プラズマ65で観るほどでなし。少しずつ集めるかー。
責任はとりませんよ(笑)
ぴゅッ!(逃げる)
はじめは100インチのプロジェクター式にしようかと思案。されど完全に真っ暗にしないと納得出来ず。で、プラズマ。正解でした。真昼間から観る事ありき。小雪にも感謝。
そしてSF映画…難しいですよねー。ピカピカの未来技術をウソ臭くならずに映画にするのは。比較的扱いやすいのはタイムトラベル・テーマでしょうか。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」はじめとして、このジャンルのSFなら佳作が結構多い気が。どっちにしてもスタージェス監督には向かない気がしますが(笑)
まず、あまりの色の鮮やかさにびっくり。公開当時よりキレイなのでは?
鮮明すぎる画面なので、出演陣の大半が鬼籍に入ってるようにはとても思えませんでした。ここに、ジョニー・ディップがひょっこりまぎれていても、違和感無いかも(爆)。難点は、40インチ程度のTVだと、画面が小さすぎることでした。
横長TVの中にさらに上下に帯が出ますからね。それにロングのシーンが多いですから、ウィドマーク様のもっとアップが見たいと思いましたね。
これこそ、劇場で、当時のままシネラマで見てこそ価値がありますね。
リアルタイムでこれを見れたかたがほんとうにうらやましいです。
…じっさい、まだ生きている方って誰なんでしょうね。比較的若かった筈なのは女優陣?デビー・レイノルズは存命だったと思うけど、あとはどうかなあ(^^;)
それにしても、40インチTVでも小さすぎるんですか。うーん…ぜひ欲しいと思っているんですが、それ聞くとちょっとおじけます(笑)