睦月けい著。

二巻目になってもなかなか異世界から戻ってこれないヒロイン。とはいえ、1巻のことを思えば理解者も増えてるし、元の世界のお菓子を再現してみよう作戦が楽しげでよろしい。美味しそうなのは大歓迎。異世界転移の裏には案外ヘヴィな何かが隠されてそうでもあるけれど…。
めげないヒロインの三巻目、いつになるのかな。待ってます。

シェリー・プリースト著。

スチームパンクというか。天才発明家の発明品の暴走で、南北戦争期のシアトルは特殊な毒ガスとゾンビの群に満ちた死の街と化す。発明家の未亡人プライアは、閉ざされた町シアトルに消えた十代の息子を救うべく、命がけで街に乗り込むが…

息子パートと母親パートが交互に来て、とりあえずはスリリングに読み進められる。スチームパンクにゾンビを足したのが新味なのかな?
分厚い一冊、終盤はちょっと盛り下がってきたが、中盤は面白かった。
「ドズワース in Tokyo」 と、おはなし会。
ティム・イーガンの絵本に出てくるネズミのドズワースは、「ピンクのれいぞうこ」で一念発起?して旅に出て、、「ドズワースの世界めぐり/ニューヨークぐるぐる」でニューヨークを駆けまわる。
日本ではこの二冊しかシリーズは訳されていないのだが、ドズワースの旅は、しっかり続いているようで、パリ、ロンドン、ローマなど他にも様々な国を訪れているらしい(本国では出版されている)。そしてなんと、東京を舞台にした一冊も…

たまたま府立図書館が一冊持っているらしいとわかり、借りてみました。原書ですが、絵本だからやさしい英語。しかし、うーん、ちょっと残念なデキでしたね。日本があまり日本ぽくなくて(ありがち)。
手におえない相棒、アヒルのダックンも、ここでは中途半端にお行儀がよい。ニューヨーク篇は結構感動したのだが(こんなアヒルをも、心から愛して心配してくれる人がいるのである!)、これはちょっとなあ…

とはいえ、邦訳の出ている他の二冊の価値が減じるわけではない。
「ピンクのれいぞうこ」、小学校のおはなし会で、高学年の読み聞かせに使ってみたが、なかなかいい感じで聞いてもらえた。
ふしぎな冷蔵庫から、お楽しみがどんどん出てくるワクワクの前半から、終盤には一転して「がっくり」な展開が待っている。だがその肩すかしは、やがてドズワースの"回心"を呼び、彼の生き方を変えてしまう、すばらしい奇跡なのだ。

聞く方もがっくりして中途半端な気持ちのままエンディングを迎えることがないように。前半はテンポよく読み、冷蔵庫がからっぽになったところからは、もう丁寧に丁寧に、ゆっくりと心をこめて読んだ。自分の思い入れもあり、それがある程度伝わったと感じられたので、一日その余韻に自分自身もひたっていた。とはいえ、朝から3クラス読んで、手ごたえは尻上がりによくなって…というか、ごめん最初のクラス。久しぶりだったから最初のクラスはやはり緊張して進行とか一番ぎこちなかったよ。(うーん修業が足りない…)

でもこの絵本、来春にはひとつの旅立ちを迎えるキミたちへの、応援歌といってよいテーマを秘めていると思う。そんなキモチが、ほんのりとでも届いてくれたら、嬉しいな。


http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Denglish-books&field-keywords=A+Dodsworth+Book%E3%80%80Egan&rh=n%3A52033011%2Ck%3AA+Dodsworth+Book%E3%80%80Egan
有川浩著。
ボランティアで「ご近所限定正義の味方」を始めた、定年前後のおっさん三人組(武闘派2人+工学系頭脳派1人)。
有川さんだからやたらすらすら読めて、気が付くと夜中の三時だった。やばいよ。
まあ、だいたい想定内なことばかりなんだけどね(笑)
ジョン・スコルジー著。シリーズ5作目は、それまでの主人公ジョン・ペリーの友人で、コロニー連合軍兵士だが技術屋のハリー・ウィルソンを中心とした連作短編集形式。
こじれたコロニー連合軍と地球との関係、さらにコンクラーベとの関係。
ペリー以上に皮肉屋で口の減らないハリーはニヤリとさせるセリフの連発で楽しめる。
しみじみしたものや苦味のきいたものもまじっていて、妙にバラエティにとんでいるが。
やっぱり一気読みしてしまったな…
陰謀が中途半端なところで終わっているので、★は減らすが面白いよやっぱり。
榊一郎作。

シリーズ7巻目は短編集。
しかし、妙にノリがよくてあっというまに読んでしまった。
主人公のだらだらたらたらした語り口のせいか、長編はなんとなく読んでてスカスカした気分になるところもあるのだが、これは短いぶんむしろ集中できていい感じ?
バカバカしい話が多いが、「水着回」の話が、オチもきいてて出来が良いと思った。
8巻目に期待できるキモチになった(笑)
二階堂くんが表紙。ああ二階堂くん…がんばれ…
橘公司著。
七罪篇つづき。いやもう、安定の好シリーズになりましたね。まだまだ世界観出きってないようで長く楽しめそう。七罪の後ろ向けっぷりは笑えました。気の毒だけど(笑)
幸村誠著。
奴隷編が終わって、フツーのお兄さんに(一見)なったトルフィンの再出発。わりとフツーな感じの一冊だが、いつになくガサツなヒロインの登場から、次巻は案外荒れるかも、という予感が。でもなかなか出ないんだろうなあ次巻。しくしく。
青池保子著。

オド先輩とファルコ、修道院の武闘派二人は、一族惨殺事件の謎にいどむことに…
ファルコを追っかけてきて隣の尼僧院に入ってしまったフィリスがいい味出している。
軽いけど、天然ものの優しさと、愛すべきたくましさを備えていて、いい子だなあ(子って年でもないけど)。
ファルコももう少し優しくしてやれは、って、できないだろうけど、いい子だよほんとに(笑)
浅井ラボ著、短編集です。
ぼちぼち、ちょっとずつ読んでいる。

前に読んだものも多いけど、やっぱり最後の新作「白球を追って」が最高に楽しかったので満足。
ガユスとジヴの結婚を許してもらうためにと、急造チームでジヴ父のチームとベイルズ(ほぼ野球)の試合をする話。ダウナー系な「され竜」だけど前向きで可笑しくて、さあ14巻ももう出てるんだよね。楽しみだ。
和田誠著。
昔読んだはずだけど、図書館で借りてみて、また読み返し。
何度でも何度でも読めちゃう、和田さん。
榊一郎著。
しばらく読まずにおいてたうち、11巻くらいまで出ていたようす。ほわほわした語り口だが、今回は結構オタクにとっても痛い展開。なんやかんやいっても侵略者側な、主人公はこれからどうなっていくのやら…。

最後の演説は笑った。前半の元ネタは知っているが、後半はなんだっけ。あんな演説で何とかまとめちゃうのが可笑しいし、それなりに筋も通っていますね。
嵐の前の静けさ、良い天気。
タップのレッスンに行って、職場に半日いって(勿論今日はほんとは休みなんであるが)、こーゆーどうでもいいお笑いラノベを読み始めて、ゲームもして。

明日も仕事なんだが頑張れ鉄道会社。帰りはどうなるかな。もちろん無理されても困るけど…
(JR西日本はすでにして明日夕方運休に入るなんて言ってるが、さすがに早すぎないか?)
女性によるテログループVS機龍警察。少女兵たちが含まれ、戦術として自爆テロを使う彼女らと戦うのはこれまでの戦いとはまた違った辛さがあって…
今回は意外にも、由紀谷メイン(そして城木も。城木かわいそすぎる…)。

警察内部の駆け引きや軋轢、戦闘シーンなど皆、厚みのある描写で引き込まれる。
まあパトレイバーのようなものなのだがこの重さが(本も重いが)いとしい。
諫山 創著。図書館で待ってボチボチと読んでいる。

いやー6巻、7巻、8巻と、巻が進むごとに、巨人のいる世界の「謎」のレベルがぐいぐいと深まり、人死にのすごさと並行して目が離せないスリリングな物語になってます。
キモイけどちょっと面白い(緊迫感が独特)、程度に思いつつ読み始めましたがこれはそう簡単に終わらないなあ(笑)

アルミンがめっちゃ成長している!!エレンちょっと負けてるぞ。
分隊長のハンジさんが、ヘンタイチックだったけどカッコいい!(個人的にはリヴァイ曹長より、知性派でびみょーに中性的なハンジさんが好みだ)
大食いサシャにもこんな過去が…。彼女のがんばりにもほろっときました。
羽海野チカ著。ハチクロで大ヒットだったようだが読んでいなかった。
図書館でみつけてトライ。

主人公が17歳の少年棋士だけど、それほど将棋の部分はでてこない。主人公は将棋が本当に好きなのかどうか多分自分でもわからないっぽい。
囲碁将棋は当然違うが、「花とゆめ」の囲碁少女マンガ「星空のカラス」のほうが、盤にかけるアツい思い!という点では上だと思う。
まあ、書きたい部分は将棋そのものじゃないんだろう。そもそも主人公は、色々奪われた上に将棋を頼りに新しい道へ進んだらさらにもっと奪われていった子だからなあ。コミカルな演出、ほのぼの人情もあるけど、主人公は一巻ではまだまだ心の芯まであったまっていない。
必ずしも好みの絵・描きかたでもないし…
まあお話はこれからってことでしょうね。

しかし、ぽっちゃりむっちり暑苦しい自称ライバル・二海堂くん。
おいそれ「聖の青春」?…と思ったらやっぱり…うしろの方のミニコラムに村山聖九段の話が書いてありました。
なんか応援しちゃいたいキャラです。お気に入り。
最終巻。まったりのんびり読んでいたのに、ふと気づくといっぱいあとに予約者の列ができていた。9/13から、急に何人も続けざまに。

…なにかあったんだろうか…

大河ドラマに、義輝が出てきてカッコイイ場面でもあったとか。
昔の本に急に何件も予約が付くのは、TVかラジオで取り上げられた時と相場が決まっております。

誰かおせーて。急いで読んじゃわないといけなくなったよ…
さわやかです。
逃げも隠れもしない剣豪に育ちました。
おしのびで剣の修行旅って、ありえるのか!まあ室町終盤の将軍て、存在感ないけど。

ちょっとモバノブで忙しくて時々しか読んでないけど。
週が変わって、義輝将軍引退しちゃったしねウチの軍団から(笑)

先週も今週も、同じ人に一位をおさえられていて、くくくく…
来週こそはリベンジしたいな。
宮本昌孝著。

室町幕府第十三代将軍足利義輝。(第十四代が室町最後の将軍義昭)
実は塚原卜伝に剣を学んだ、稀にみる剣豪でもあったという…
上巻は彼の少年時代を、錯綜する戦国の畿内事情を概観しつつ、ロマンたっぷりに辿ってゆく。11歳で将軍位についても周囲からは子供扱いで蚊帳の外。はかない恋、武道への精進、特殊な立ち位置の少年の成長が、戦国の有名どころをカメオとしてちりばめつつ、さわやかに描かれる。

…もしかしてもしかすると、昔読んだことがあるのかもしれない気も、ちょっとだけするが…

…いや、いやいやいや、「猿」と呼ばれる少年が駆け回ってて、そこらへんで主人公と行き違うくらい、戦国モノの歴史小説にはあまりにもありがち!な情景だよな(笑)
きっと他の小説だ、そう思いたい…(爆)


実はゲーム「モバノブ―信長の野望―」で先週、そこそこ強い武将として、義輝(カード)も使っていた(笑)
特技(必殺技)の名前が『卜伝の教え』。
カードの組合せの関係、軍団のコスト等諸般の事情で今週はスタメンから外したのだが、なんだか残念で、こんなものを読んでいる。
義輝けっこうルックス好みなんだもーん(爆)
ハイソ感のにじむ口髭、微かに眉をひそめた、男性的な中にもノーブルさ漂う表情…

ううーん…彼とペアを組ませられる適正コストな武将が手に入ったら、またスタメンに戻してもいいかなと思うのだが。
どうでもいいが、彼の代わりに入れてみてる武将・十河一存も、この小説に出てきた。
あたりまえか(笑)

< 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 >

 

お気に入り日記の更新

日記内を検索