小野不由美著。

そういえば読みそびれていた…と、短編集を手に取る。

暗い…(爆)
いや、読み心地はジックリマッタリとして良いのですけど。
表題作のラストは美しくて良かったが。
まだ、長編の続きは出ないんかなー…
泰麒はどうなったんだ、泰王は結局どうなんだ…

待ちます、待ちますけどね…


風野真知雄著。

スピンオフ作品で、「姫は、三十一」というのがあるらしい(江戸時代は今より若くして結婚するのが普通なのに…男運の悪い姫らしいw)。
そちらのタイトルに笑ってしまい、本編を手に取ってみた。人気あるようだし。

星が大好きで、田畑を売ってまで天体望遠鏡を買ってしまう「変人」平戸藩士の彦馬。突然結婚話が持ち上がり、新妻織江と心満ち足りた新婚生活を始めたのもつかのま、彼女は突然失踪してしまう。実は彼女は平戸藩を探っていたくノ一だったのだ。彦馬は彼女を探すべく江戸へと旅立つ。
変人と言われているが、誠実素朴な彦馬に、彼女のほうも恋してしまい、内心再会したいと焦っている。さて二人の恋と謀略のゆくえは…

いたって軽くて読みやすい。戦闘力は織江の方が上だろうが、世渡り下手でも彦馬は鋭い観察力・推理力を備えていて、何かと事件を解決したりもしている。
とりあえず先を読んでみようか。なんだか江戸のくノ一世界へ戻った織江が、カイシャのOLみたいなのが可笑しいが…
橘公司著。

時をさかのぼり、鳶一折紙を絶望から救おうとする士道。
ひとつの悲劇を防いだことで、フツーの乙女な折紙が登場するのだが、えーと士道くん、ほんとに、もとの、痴女折紙にしちゃっていいのか~?(笑)

あいかわらず面白かった。
でもそろそろ終盤にはいってきたか?
田中芳樹著。

4巻を読むために再読中。
しかしほんとに私は3巻まで読んでいたのだろうか。ちーとも中身が記憶にない(笑)
2巻までは絶対読んでいたと思うのだが…
浅井ラボ著。

新章がやっとスタート、合同事務所スタイルでガユスが多数の中のリーダー的立ち位置を本格的に始めるわけですが、さて…

クーデターで国を追われた不幸な王女と彼女を愛する将軍…
いつになく一見ロマンチックな事案だが(もちろん例によって王女サマは半端なく酷いことになってるんだけどね)、半端な状況のまま次の巻へ続いてしまった。
どうなるのやら。

ガユスの社会人としての成長を描く話になっちゃったってんじゃないだろうな(爆)
ピエール・ルメートル著。

いやー面白かった。
このミスで海外部門のトップ。
誘拐されて死にかける女のサバイバルと、
捜査する警察と、
交互に描写されるのがじりじりする。

なんて書くとすごくふつーで面白くなさそうだが、そうではない。物語が進むにつれて、女には次々と新しい光があたって、物語はその姿を何度も変化させる。
そして、捜査側の小柄な警部と、その仲間たちの脇筋にもなんともいえない味がある。警部はかつて自分の妻を誘拐・殺害されたという悲劇の人。仕事には復帰したものの、誘拐事件などいっさい手を出す気はなかったのだが…
イラチな彼と、彼を気遣う部下や上司らのやりとりは微笑ましい。

(ところで奥さんの悲劇のところを読んで、「多重人格探偵サイコ」を思い出したのは私だけだったろうか?www)
岡野玲子著。

人に貸してた(忘れかけてた…)ものが久々に帰ってきた。
こういう時って、ついムダに再読しちゃうんだよね。
時事ネタは今の人にはわかりにくいかもしれないが、やっぱ面白くて止まらない。

最初の頃は80年代トーキョーの青春ライブ、
修行僧ライフで有名なマンガだけど…
安道やすみち著。

好きになった相手は、ナゼかいつでも「犯罪者だった」というオチになり…
有難迷惑な特異体質を持つ女刑事・花田米子。
もうすぐ三十、職務のかたわら婚活に励む彼女の明日はどっちだ!

軽いドタコメ。米子の根っこには健全な正義感が燃えているので、読後感は良い。
二冊目も出てるようなので読んでみようかな。
望月守宮著。
ええ、そう来るの。まあそうかなあという感じではあったが。最終巻を読む前に少しバックナンバーを復習したほうがよいかなあ…

それにしても無謀すぎるぞ秋津に遥に相原…全員。
すぐふらふら出歩いては捕まったり殺されかけたり、なんやかんやと…

キサマら無謀伝や!(ベタもいいとこ)
諌山創著。

図書館で借りたのを少しずつ読み進めてる。ゆっくりゆっくり。
しかし話の展開はえらく早いな。伏線を回収する前に次の展開が追い越していくくらいだ。面白い。
ああ、巨人がいっぱいだ…

ちなみに、私のお気に入りは、ハンジ分隊長です。(^^♪
なんかオタクなところがいい…(巨人オタク!)
珍しくも中性的で眼鏡くん?で、ヘンタイ的ですらあるけど、知的でいざとなればそーとー肝も据わってる。
女性説と男性説と両方あるらしいけど、個人的には男性希望(笑)

巷の一番人気はリヴァイ兵士長らしいけど。いやそれもすでに古びた情報かもしれませんがね。
田中啓文著。

器が大きいんだかなんなんだか、胃袋は大きいだろうが。な、鍋奉行こと大邉久右衛門。シリーズも四巻目。
さらさらと読めて美味しい気分に。青年同心勇太郎の恋模様もちょっとは進展しそうで…
とかいってると、じき五巻も出るそうな。はやいな…
田中啓文著。

おふざけはほどほどで大坂歴史ミニ知識もまじって、誰にでもすすめられるシリーズになってますね。この人のものとしては「無難」なのだけどどんどん読まされる。
おいしいことはいいことだ。

講座もなんとか恰好がついたか。さあ次は会議のために死のロードだ…
アイリーン・コルウェル著。再読。
おはなしを語ること、具体的なアドバイスだけでなく、心がわくわくし、うっとりあたたかな気持ちになる、なるほど名著です。
田中啓文著。
いろいろたいへんな一日だった。ちょっとはいやされたい。

おいしいものは心をいやしてくれる。
おいしいものを食べる描写も、かなりいやしてくれる★

「大蛸に教えられ」はいいなあ。
多和田葉子著。

プロテスタントの、なんだかあまりシューキョーくさくない尼僧院に取材?で滞在する日本人女性。個性豊かな中高年の尼僧たちとのやりとりは不思議に魅力的な時空を編み上げる。時にユーモラスで時にファンタジック。院長は不在…どうやら駆け落ち失踪したようなのだが?
後半第二部に入ると突然話の勢いが変わって、失踪した院長が己(とその恋)を語る。

面白かった。

きつね月

2015年4月10日 読書
多和田葉子著。

時々詩のようになる、幻想的な小品集。
なんとなく心にかかって、次々と読み進めた。アマゾンの評価がえらく悪いので意外…
そういう自分も、純文学を評価できるタマではないが、イメージ的には好みなような。
人魚に書いたような詩ってどんな。
水の中の月に抱き抱かれ沈んだ僧侶って。

この著者、あとすこし現実らしい所からスタートしてもの狂おしくなってゆくような話より(「かかとを失くして」とか「三人関係」とか)、ちょっと浮き世離れした寓話風の感じのもののほうが私の好みにあうようだ。
多和田葉子著。

夜行列車で、世界中あっちへこっちへ旅する“あなた”。
いつのまにか回想の中の「若い頃の」旅になってたりもする。
あまり純文学は読まないんだけど、夢幻的で、不安が渦巻いて、それでもユーモラスな、ぽんぽん言葉が浮遊する不思議空間は、結構楽しく読めました。
“理由はあとになってわかった”とか書いておきながら、なんだか忘れ去られてたりするあたりも、限りなくすべてが夢に近い。
夜行列車から落ちるあたりの描写のノリのよさは、夢だろ、夢だよな絶対夢いかにもな夢…
すごく納得した。
海堂尊著。いやー知らなかった、田口センセが戦車オタクだったとは…

なんだかわからないうちに話が進む。会話や独白が可笑しいのでそれでも読まされてしまうのだが。いや、読んでるどこじゃないのだが。

今日は、引継準備も荷づめも一日じゅうやっていたのだが、終電だった…
最後には机の中の残りをさかさにして箱に入れて新部署に送った。よりわけたらまた返そう(オイオイ…)
田中芳樹著。
綺麗に細部を忘れているので、そこそこ楽しく読める♪

しかし、アマゾンで見る、四巻と五巻の評価は…大変不安にさせられますな(笑)
月村了衛著。
短編集。

いろいろハードなものがあるのに、一番官僚的な宮近の、家庭への気ィ使い話が面白かった。娘のピアノの発表会に間に合うようにシゴトで完徹するのだが…応援しちゃったよ…はははは。

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