オンボロやしきの人形たち
おもちゃの人形たちは、人間が見ているときは絶対に動きませんが、見ているものがいないときは、遊んだり踊ったり、たのしく過ごしているのです…

7歳の少女シンシアの人形の家は、祖母から受け継いだもの。古くて、手入れも修理もしてもらえなくてボロボロになっていましたが、そこに住む人形たちは、苦難にもめげず、いつも明るく前向きで、楽しく暮らしていました。ある日シンシアが、新しいピカピカの人形の家(と新しい人形たち)をもらってからは、こんなもの!と廃棄されそうになるのですが、彼らの心根の素晴らしさを愛する妖精たちの助けを得て、再び幸せな暮らしを手に入れます。
(そもそも語り手が妖精の女王様なのです)
読んでいるあいだじゅう、こちらもなんだかニコニコしてしまう、優雅で心あたたまるクラシックな佳品。

100年も前に書かれた童話ですが、今年出会った児童書の中でもトップクラスの読後感でした♪
著者は、フランシス・ホジソン・バーネット。
え?と思ったそこのアナタ!
そうです、「小公女」のバーネットです。
いやーこんな素敵なのも書いていたのね。ビックリ。
(ビンボーでもくじけない!ってテーマはちょっとかぶるかな?)

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