シャーロック・ホームズたちの新冒険
2021年11月13日 読書
田中啓文著。
様々な有名人が探偵役をつとめる短編集「シャーロック・ホームズたちの冒険」の第二弾。
エラリー・クイーンを知るものなら“新冒険”のくだりにニヤリとするはず。
(短編集に「エラリー・クイーンの冒険」と「エラリー・クイーンの新冒険」てのがある。まあ原題はAdventure of ~、と、New Adventure of ~ で全くフツーなのだけど直訳すると順番変だよね)
前作「冒険」はもちろん読んだんだけど、「新」が出たのを見落としてたのに気づいて手に取りました。
トキワ荘の人々とか明智小五郎とか黒後家蜘蛛の会とか子規と芭蕉とか今回ももりだくさんだったけど(まあ前作に出てきたヒトラー探偵ほどのインパクトはないが)、最後の「ホームズ転生」が特に良かった。ホームズと下宿を共にすることなく老境に入った孤独なワトスン医師が、たまたま聞きに行った演奏会で殺人事件と不思議な老バイオリニストに出くわす、言わば異世界バージョン。うわー、やっぱり二人は出会わなきゃだめだよー!!!ワトスンがいてこそホームズが輝いたんだよ!と、アツイ思いがわきあがり、二度読み直してしまいましたね。
(最近仕事がらみで児童文学やYA向けばかり読みがちだったのであまり日記にも書いてなかった…パロディ系だけど、久々に大人向け小説です(笑))
様々な有名人が探偵役をつとめる短編集「シャーロック・ホームズたちの冒険」の第二弾。
エラリー・クイーンを知るものなら“新冒険”のくだりにニヤリとするはず。
(短編集に「エラリー・クイーンの冒険」と「エラリー・クイーンの新冒険」てのがある。まあ原題はAdventure of ~、と、New Adventure of ~ で全くフツーなのだけど直訳すると順番変だよね)
前作「冒険」はもちろん読んだんだけど、「新」が出たのを見落としてたのに気づいて手に取りました。
トキワ荘の人々とか明智小五郎とか黒後家蜘蛛の会とか子規と芭蕉とか今回ももりだくさんだったけど(まあ前作に出てきたヒトラー探偵ほどのインパクトはないが)、最後の「ホームズ転生」が特に良かった。ホームズと下宿を共にすることなく老境に入った孤独なワトスン医師が、たまたま聞きに行った演奏会で殺人事件と不思議な老バイオリニストに出くわす、言わば異世界バージョン。うわー、やっぱり二人は出会わなきゃだめだよー!!!ワトスンがいてこそホームズが輝いたんだよ!と、アツイ思いがわきあがり、二度読み直してしまいましたね。
(最近仕事がらみで児童文学やYA向けばかり読みがちだったのであまり日記にも書いてなかった…パロディ系だけど、久々に大人向け小説です(笑))
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