ひさびさに…文楽「国姓爺合戦」
ひさびさに…文楽「国姓爺合戦」
まん防とか出る前に前売り券は買っていたので。
いつ何時イベント類全部中止になるとも限らない事態になってきたけど、ギリギリ行けた!

ほんとは「国姓爺合戦」は浄瑠璃の時代物に時々ある、忠孝男の意地やりすぎ設定が気になる話なので(以前一度見たことがある)、買うときは少し迷ってたのだけど、今月に入ってから「人間国宝人形遣い蓑助さん引退」の報道が出たから、ほんとチケット買っておいてよかったですよ…

物語のヒーロー国姓爺別名鄭成功は明の元重臣の息子で母親は日本人というハーフ。日本で育ったが明の復興を目指して親子三人で中国大陸へと旅立つ。虎狩りの一行と行き合って、武勇を見せつけ手下にしてしまったりとか強いのは強いらしい。
日本に残した妻とか(サバサバ感のある楽しい奥さんで、最初は夫婦イチャイチャしていたのに~)、大陸の強い将軍を味方につけようとする過程で、たまたま将軍の妻になっていた異母妹を死なせ、「義理がたたない」と母親も自害して、と、色々引っかかるところはあるのだけれど、

…虎かわいいーーーーー!
虎まで心服させて、老母を背中に乗せさせたりするのだ。なんというか、虎の首から肩にかけてのあたりのラインが結構リアルでかつモフっとしていて…
ジャングルの中をフツーの茶色い老人ぽい色目の小袖で歩いてるお母さんも凄いけど。
…もちろん蓑助さん操る異母妹も、なんとも麗しいーー!
(虎が先なんかい!)

噂では刀剣男士コラボの夜の部が人気だそうなのだが(イケメンゲームキャラ風に真剣に着付けした文楽人形が飾られていました)、とりあえず今回はこの昼の部のみ。来れて良かった。
千秋楽は25日。千秋楽まで無事上映できるのかしら…がんばれ文楽…

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索