幸村誠著。全四巻。
宇宙開発が今よりもう少し進んだ近未来。(主に2070年代)
小さい数人乗りの個人の宇宙船で宇宙デブリ(古い人工衛星や事故ったロケットの破片など宇宙に投棄されたまま漂うゴミ)の回収業に就く主人公の青年は、最新の木星探査船の乗員になるべく一念発起するが…
とにかく遠くに行ってみたい、という夢、何もかも投げ捨てて夢に身を捧げたいという熱望、あまりにも大きい宇宙に対して人の心はどう反応するのかという追及。
「ヴィンランド・サガ」作者の旧作だけはあります(^^;
そして、タラタラした表情での登場から一転、猪突猛進型に変身する主人公の脇に、「愛が足りなーい!」と叫んで割って入ってくる(宇宙デブリ回収業の)後輩の女の子が一人。うむむ、ヴィンサガの、愛についての容赦ない考察でクヌート王子の人生観を変える神父さんを思い出したぞ。最近はあまりそういうの出てきてないけど、作者のテーマだったんだなあと得心。
ただ、古い作品のせいか、特に最初の方この娘があまり可愛くない(笑)
出てきた時は男の子かと思った。
まあそれでも、四冊かけて、主人公だけでなく周辺の人たちの挿話もじっくり描いて、読み応えありました(^-^
特に女船長フィーの兄の話は悲しかった…
パワフルすぎるほど行動的な人が多いので、自分の在り方には全く寄せられないですが、それもまた読書の醍醐味ではあるわな。
夢っていう一見明るい話だけでなく、醜い偏見や無理解や不公平や戦争や、いろいろ入ってます。
https://amzn.to/3bjBXXg
宇宙開発が今よりもう少し進んだ近未来。(主に2070年代)
小さい数人乗りの個人の宇宙船で宇宙デブリ(古い人工衛星や事故ったロケットの破片など宇宙に投棄されたまま漂うゴミ)の回収業に就く主人公の青年は、最新の木星探査船の乗員になるべく一念発起するが…
とにかく遠くに行ってみたい、という夢、何もかも投げ捨てて夢に身を捧げたいという熱望、あまりにも大きい宇宙に対して人の心はどう反応するのかという追及。
「ヴィンランド・サガ」作者の旧作だけはあります(^^;
そして、タラタラした表情での登場から一転、猪突猛進型に変身する主人公の脇に、「愛が足りなーい!」と叫んで割って入ってくる(宇宙デブリ回収業の)後輩の女の子が一人。うむむ、ヴィンサガの、愛についての容赦ない考察でクヌート王子の人生観を変える神父さんを思い出したぞ。最近はあまりそういうの出てきてないけど、作者のテーマだったんだなあと得心。
ただ、古い作品のせいか、特に最初の方この娘があまり可愛くない(笑)
出てきた時は男の子かと思った。
まあそれでも、四冊かけて、主人公だけでなく周辺の人たちの挿話もじっくり描いて、読み応えありました(^-^
特に女船長フィーの兄の話は悲しかった…
パワフルすぎるほど行動的な人が多いので、自分の在り方には全く寄せられないですが、それもまた読書の醍醐味ではあるわな。
夢っていう一見明るい話だけでなく、醜い偏見や無理解や不公平や戦争や、いろいろ入ってます。
https://amzn.to/3bjBXXg
コメント