山田風太郎著。

数日前家族が「坂の上の雲」を読んでいたのを見て、司馬史観だけでなく山田風太郎を読んでバランスを取れー!とかつい語ってしまったら(私は大学生のころ山田サンに大ハマリしていた)、山田風太郎の明治ものがまた読みたくなって、まだ読んでない(かもしれない)作品を数作冊借りてきた。

「明治断頭台」、とりま図書館の書架にあったのでトライ…
でもこれ一度読んでたような気がしてきた…細部はきれいに忘れているから一気に読んだけど。
偽悪的なくらいドロドロしたところと理想に憧れるピュアで哀しいところとが共存する、実はエモい風太郎ワールドは、昔と変わりなく私を魅了しました。(/_;)
最終章タイトルが「正義の政府はあり得るか」
熱さと暗い予感の横溢する、胸に迫る章題です…
次は「地の果ての獄」を読む予定。こっちは読んでないはず…

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コメント

nophoto
だぶるえんだー
2020年7月30日23:44

  そういえば山田風太郎はまるで読んでいない。ぼくも一冊読んでみましょうか。入口として最適な作品は・・・・・・・・簡単には決められませんよね。とりあえず短篇を探します。
  前にも紹介したでしょうか。明治ものですと、東郷隆の、香水という短篇が泣かせました。散り際に華やぎを求めるせつない男心。

ボースン
2020年8月2日0:18

こんばんわ。なんと、意外です!
明治ものだと、「幻燈辻馬車」か「警視庁草子」からをおすすめしたいです!(文庫2冊ずつの長編ですがw)
前者のほうが少しファンタジー入っていて華やか?かな?
(東郷隆は未読です。そのうち探してみますね(´- `*))

それと、忍法帖もすんごい面白いですよ。「柳生忍法帖」の風太郎版柳生十兵衛は飄々としたとこが超カッコよくて好きでした(*´∀`*)ポッ

ボースン
2020年8月2日0:28

あ、警視庁草紙、でしたっけ。
短編もいいけど、「浪漫」の語にふさわしい華があるので長編にチャレンジしてくださるといいなあ、と思いまして(´- `*)

nophoto
だぶるえんだー
2020年8月10日9:01

  おすすめありがとう。とりあえず
「明治十手架」
を手に取りました。山田先生警察系が得意だったのでしょうか。
  江戸時代警察官が十手を使ったことは広く知られています。ただ、身分の高い警察官は十手の携帯を嫌がったそうです。なんとなく不名誉に思えたのでしょうか。

ボースン
2020年8月10日10:48

こんにちわ!
警察系が、というか…山田さんの明治ものには、初代警視総監川路利良がよく出てきます。きっと大量に資料も集めてあったのでしょう。但し心は基本権力と真逆側…
光をあぶり出すにも影が濃くないとってのもあるかもですね。

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