「アルカサル」の主人公、カスティリヤのドン・ペドロ一世の愛した城アルカサルのあるセヴィリヤ。
そして、コーエーの「大航海時代」をプレイするとたいがいリスボンから最初に目指す港セヴィリヤ…コロンブスのお墓もここにあるそうです。
今回、いくつかの都市を回りましたが、最初から私のド本命はここセヴィリヤでした。
ホテルも大聖堂とアルカサルのすぐ近く。アルカサルはネット予約済、準備万端です。

朝はまず、大聖堂の隣のインディアス古文書館(大航海時代のあれやこれや特別な古文書が展示されてるそうなのです)をちょっと見ようかと思ったのですが、大晦日は休館していました(´Д`)
あと、スペイン広場も見ものだ!ってんで、ぶらぶら歩いていきます(以外に遠かった)。なるほど!大きな広場にどかーんと半円状に、宮殿のごとく立派な建物が。円の中心部の大きな噴水はたっぷりの水を噴き上げ、虹をたなびかせています。(グラナダやコルドバでは噴水はたいてい超節水状態だったのに…冬だからか?)
ウキウキと写真を撮ったあと、滅多にないしと時間の節約もかねて観光馬車にのって大聖堂付近まで戻りました。セヴィリヤはなんと、自動車の行き交う大通りをがんがん馬車が走っていました。バスターミナルならぬ馬車のターミナルが観光スポットの近くに点在し、純正欧州調の無蓋馬車が本気で観光客の足に。いやー雰囲気あるわーセヴィリヤ。たまに面妖な香りもするけれど…お馬さんの…(笑)

急いで戻ってよかった。大聖堂も半時間ほど並びました。こちらもネット予約すべきだったかも…アルカサルの予約時間までぎりぎりになっちゃった。
スペイン最大級の立派なもので、コロンブスの墓所もここにあります。四人のスペイン王に棺をかつがれています。

さて、アラブ文化圏の発想では、庭は建物の内側に作るもの。お洒落な中庭、これに尽きます。
セヴィリヤのアルカサルはアラブ趣味のドンペドロ王が愛した城ですから(もちろんそれ以降の様々な改築増築もあるわけですが)、入ってみると、まずは中庭!そして。ちょっと進むとまた中庭!こちらへ出ると、さっきの中庭の上へ出るかな?と思ったら、また別の中庭!螺旋状に次々と違う中庭に出会えてしまいます。それぞれに泉水や花壇が迷路のように配置され、刈り込まれた植え込みも愛らしく、恋人たちがキャッキャウフフと戯れるのにこれほど向いてる城があろうか!と、呆然としてきました。
アルカサル背後の庭園(外にあるのでアラブ風とは少し違いますが)も素敵で、こーんなロマンティックなお城、見たことない!

お庭のテーブルでお茶もいただき、ゆったりと堪能しました。
しかし、夕方の列車で、次はバルセロナに行かねばならない。今日は大晦日。大晦日や元日はお店も観光地も早じまいかそもそもお休みしちゃう所が多いので、少しでも大きい都市で迎えないと…。
後ろ髪をひかれつつホテルをチェックアウトすると、フロントのお兄さんが「日本語でNewYearのあいさつは何って言うの?」と聞くので「あけましておめでとう」ですと答えると、「アケマシテオメデトウ!」と笑って見送ってくれました。
いやー素敵な街ですわセヴィリヤ(*^^*)

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