阿部智里著。
烏に姿を変えることができる人々?の、ちょっと平安朝な感じのファンタジー世界。
若宮(皇太子)の后選びのために集められた東西南北四家の姫たち。ライバルである彼女らは互いにやきもきしながら若宮の訪れを待つが、やがて事件が…

前半のみやびっぽいファンタジーから一転して、なんだか感じのワルイ事件と謎解きになだれこむ後半。
どんでん返しのための強引な展開…な感じもあって(初登場時のイメージから、キャラクターたちの印象が二転三転していくのが必ずしも楽しくない)、少し微妙な読後感。若い著者が「これでどうだっ!」と力んでる感じで…
何冊もシリーズ出てるから、だんだん良くなっていくのかな?

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