ほんとはは11/24にみに行ったんだけど、しばらく日記さぼっていたら11月の日付いれられなくなっていたので12/1付で書きます(汗)

『八陣守護城』の主人公は加藤正清、もちろんモデルは加藤清正。
毒を盛られたら、それを根性でこらえたり、えーと…
すいません、また半覚半睡で見ていたところがあるのでよくわかりません(泣)
もーやめとけ文楽ファン…とか言われてもしかたないか。
でもパンフのあらすじ読んでいても、やっぱりぐだぐだしてよくわかんないし。

『鑓の権三重帷子』は、前にも一度みた演目で、筋も面白く期待していました。休憩挟んでこちらは問題なく一気に鑑賞。いやー、やっぱり不条理でいい話です。
家中でも有名な文武両道かつ超男前、な青年権三。周囲の期待も高く、前途は洋々。それが、出世のためにすこーしばかり計算高い動きをしたのがあだになり?してもいない姦通を疑われ、女仇として討たれることに…
じっさい出てきたばかりの権三は二枚目二枚目と言われててもなんとなく魅力のもの足りない所謂のっぺり美男。だが、上司の奥さん・おさゐのちょっとしたヒステリーから起きた騒動で全てを失い、ハラをくくったとたんに、めっちゃ男の色気と悲哀のただようイイ男に変身する。なんなんだあれは…(うっとり)…
そして、実際には追ってきた上司などあっさり斬り捨てられるであろう剣豪なのだが、結局何の申し開きもせず命を投げ出す。あれはおさゐへの哀れみなのか。
愛してもいない、もちろん本当に愛されているわけでもない女のために、一切の弁明を諦める権三には、なんだか自己犠牲の美しい陰りがまとわりつき、忘れがたいキャラクターになっている。
まあ前回もあれこれ書いたので(http://13374.diarynote.jp/201407312356344328/)、今日はこのくらいで。とりあえず今日はヘンな所で笑うヘンな客がいなくて良かった。

劇場から出ようとすると、廊下で、知らないオッチャンが連れの女性に割と大きい声で「権三、可愛そうやったな」と喋りかけていた。
まあ、これに尽きますね。
よい芝居でした。権三は勘十郎さん、おさゐは和生さん。

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索