朝井まかて著。
まだおさない、西鶴の娘が、おとなから台所道具をとりあげられるところから始まる。
母親に仕込まれて自信も十分そうなのに…
というところで、彼女が盲目だったから、というのが分かるのが虚をついてうまい。
井原西鶴には実際に盲目の娘がいたそうで、そこから書き上げた時代小説とのこと。
父と娘の心のすれ違いやふれあいをじっくり描いた人間ドラマだが、美味しそうな香りのただよってきそうな料理シーンもよろしい。
まだおさない、西鶴の娘が、おとなから台所道具をとりあげられるところから始まる。
母親に仕込まれて自信も十分そうなのに…
というところで、彼女が盲目だったから、というのが分かるのが虚をついてうまい。
井原西鶴には実際に盲目の娘がいたそうで、そこから書き上げた時代小説とのこと。
父と娘の心のすれ違いやふれあいをじっくり描いた人間ドラマだが、美味しそうな香りのただよってきそうな料理シーンもよろしい。
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