梶尾真治著。

太陽のフレア化、これで数年以内に地球はほろぶ…
となった時に。

世代間宇宙船を開発して選ばれた3万人だけをのせ、こそっと172万光年先の居住可能惑星へと旅立ったアメリカ大統領ら。
が、ほうっていかれたとわかった大多数の地球人は、ぎりぎりの所で天才青年科学者により開発された『転送装置』で172万光年先へと決死の先回りをもくろむ。
ほとんど身一つでジャンプした、極限のサバイバル生活で、人種も信仰も違う地球人たちを結びつけたのは、いずれ到着するであろう世代間宇宙船の人々への恨みだった。

うーん、なかなか強烈な設定です(^^;
ぐんぐん読まされる…
そのわりには、少し“新生活”が落ち着いてからは危機感もあるけど思ったより淡々とした語り口。
いろんな時代と切り口での、連作短編集というかんじ。
172万光年先の星をどう選定したとかこまかいことはナシで(笑)

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索