L.M.ビジョルド著。

マイルズ・ヴォルコシガン・シリーズ、ついに完結ー!
とあったので、いささかショックを受けた。まだもう少し残ってると思ったのに。
まあ後書き読んだら、少しは中編とか残ってるみたいなので少しほっとしたけれど。

えーと、あらためて、マイルズは重度ファザコンであることを痛感した。出木杉な両親のもとに生まれたら多少とも仕方がないことかもしれないが、たぶん障害を持って生まれた(しかも両親を標的としたテロによるせい)ことが、父親の誇れる息子になりたい…という思いに追い打ちをかけている。

無鉄砲ばかりしていた「提督」の時代は終わり、愛し愛される家族を得、足が地に着いた生活がマイルズを待っている。確かに完結するべきところまで来たのかもだけど・・・・

もしかしたら、マーク主役の外伝くらいはまだ長編が出るかもしれないな。マイルズに匹敵する素質を持ちつつ(クローンだもの)、なんだかだいっても愛情に満ちた家庭で育ったマイルズとは違う歪みを持たざるを得なかったマーク。

でもやはり、「戦士志願」からの一連の、デンダリィ傭兵隊時代のはねっかえりマイルズが一番輝いていたと思う。そんな彼も大人にならざるを得ない時が来たわけだけと・・・・
ありがとう、マイルズ。

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